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44 最近の更新履歴 北海道都市地域学会

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(1)

北 海 道 都 市 44

北海道都市地域学会 2007 年報

「場の記憶」とまちづくりのフレームワーク

太田 清澄(札 幌 学 院 大 学 大 学 院 ) 1 岩見沢市の沿革

吉岡 宏髙(札 幌 国 際 大 学 ) 4

「地域文化プロデユース」の時代 ―地域は「上質な暮らし」をデザインできるのか?― 吉田 順一(北 海 道 大 学 ) 7

『北のランドスケープ』の発刊にあたって ―編集者を代表して―

淺 川 昭 一 郎 ( 札 幌 市 公 園 緑 化 協 会 ) 11

第45回研究発表会 12

2007年次奨励研究 12

第31回北海道都市問題会議報告 13

事務局記録

(1)会員動静 15

(2)2007年次運営体制 15

(3)2007年次事業報告 15

(4)2007年次役員 17

(5)2007年次決算報告 18

(6)2008年次予算 19

北海道都市地域学会2008年次役員 20

北海道都市地域学会2008年次委員会構成 21

「北海道都市」編集規程 22

北海道都市地域学会論文委員会規程 22

北海道都市地域学会ホームページ作成規程 24

北海道都市地域学会会則 24

北海道都市地域学会会員名簿 28

編集後記

(2)

「場の記憶」とまちづくりのフレームワーク

太 田 清 澄

(札 幌 学 院 大 学 大 学 院 教 授 ) はじめに

現在のわが国は少子・高齢時代および経済成長の鈍化、 低迷期を背景とし て「定常型社会」に入り込んだと考えられており、都市構造的に見れば、特 に地方都市は、まさに「まちたたみの時代」を向かえているともいえる。

アーバンデザインの視点からは「まちたたみ」は

①リヴァース ②リストラクチャ ③再自然化④モダン ・ リバイバルに類型 化されるとして、都市の文脈、実現化の手法、空間整備についてそれぞれの 原理の比較が試みられている。

図―1「まちたたみの類型化」

(出典 :「地域開発20066」)

また経済産業省においては、2030 年の域内総生産(GRP)推計結果を踏まえ、「人口減少化における地 域経営の今後のあり方」として、

① 選択と集中による地域経営(競争力のある産業 の重点的振興、フルセット主義からの脱却、都市 構造等の再構築等)

② 経済社会単位での取り組み

③ 地域ごとの実効性・実現性を前提とするアクショ ンプランの策定

等の視点が不可欠であると政策提言を行っている。 この都市別推計結果によると、岩見沢市の域内総生

産は2000年比△25%強、人口は同じく2000年 ※ 表 ―1「人口・経済規模 の伸び率 (20302000)」 比△34%強となり、当市の将来的な背景は、他都市

と比較しても極めて厳しいものとなると言わざるを得ない状況にある。

これらの隘路を打破し、同類の他都市に比して比較優位性を保つためには何をなすべきか。

都市政策においても大きなパラダイムシフトを図らない限り、当市において地域活力の再創出(再創造)

(3)

を実現していく事は極めて困難であると推測される。

それではこの地域活力の再創出 (再創造) に向けたパラダイムシフトの基軸、あるいは変換的視点をどこ におくべきかを考察していきたい。

戦略的手法としてのエリアマネジメント

ベースになるものはやはり都市・地域の固有性、個性の発露であると考える。

「競争」 と言う表現は個人的には決して好きではない言葉であるが、 様々な場面において指摘されている 「選 択と集中」の考え方からしても、「都市間競争」は避けられない現実として捉える必要がある。この意味に おいて近年特に地域再生・再創出の手法として、従来は企業特有な概念とされていたはずの「ブランディン グ」や「マーケティング」が「地域ブランド化」や「地域のマーケティング」として位置づけられ、その有 効性が謳われているのであると理解している。

しかし、 更に思い切ったパラダイムシフトを図ろうとするのであれば、 他都市では余り試みられていない 新規性を持つ戦略的手法を実践していく必要がある。

近年、 エリアマネジメントという都心部の既成市街地における魅力的な街づくりを目指す動きが広がって いる。エリアマネジメントとは行政域としての都市の概念からの脱却を図り、具体的には「都市広域圏」と

「エリアマネジメント」にシフトし、都市・地域をデザインしていくものである。岩見沢市の 文脈からはこのエリアマネジメントに関連する戦略的手法と「創造都市」と言う都市 展 開

デベロプメント

のコンセ プトに注目していくべきではないかと考えている。

「エリア(単位地域)マネジメント」

エリアマネジメントという概念について、 小林重敬氏はエリアマネジメントに注目する理由とエリアマネ ジメントの必要性を次のように位置づけている。

エリアを重視する理由:旧来の制度としての「都市」に代わって、グローバル化に対応する都市化によっ て行政区界を超えて形成された地域全体の「都市地域」と、その中でグローバル化による競争に中心的に、 積極的に対応する「エリア」、また逆に、それに対抗的に機能するローカル化に対応するコミュニティなど を単位とする「エリア」が、都市づくり、まちづくりが実践される場として現れる時代に入っている。

マネジメントを重視する理由:成長都市の時代から成熟都市の時代への移行に伴い、官(行政)による民 間開発に対する規制を中心とした都市づくりから、 民間、 市民を加えた維持管理運営をも中心に据えた新た な仕組みである都市づくりへ移行している。

エリアマネジメントの必要性:これまでの官を中心とした平均的、画一的な都市づくりを改め、積極的に 地域特性を重視した、 競争時代の都市づくりとしてあるいは市民に身近な都市づくりを行っていくことが必 要である。 (出典 エリアマネジメント‐地区組織による計画と管理運営 小林重敬)

「都市広域圏」

現在国による「人口減少時代の国土ビジョン」構想において「二層の広域圏」の考え方が示されている。 この構想では全国におおむね82の都市圏(生活圏域)を設定し、国土を構造化しようと試みている。

また最近、 北海道における大学関係の研究者で立ち上げられたフォーラムにおいては、 一部のメンバーか ら 「第二次保健医療福祉圏」 をベースにした広域圏構想を基本単位として考えるべきであるという意見も出

(4)

されている。

このように「都市広域圏」は地域活力の再創出(再創造)の実現における新たなベクトルとして注視しな ければならない主題であるといえる。

岩見沢の「都市広域圏」と「エリアマネジメント」

先ずは、ここで岩見沢の場合の都市広域圏はどのようにデザインされるべきかを考えてみたいと思う。 後掲の吉岡論文において整理されるように、 岩見沢の都市形成過程を見る限り、 後背地との新たな相互関 係を構築しない限り、自己完結的には増殖していかない事が考察されている。

このためには2006年に開催された夕張サミットにおいて参加した首長間で確認された「集中と選択」およ び「ネットワークの構築」の提言を踏まえ、岩見沢における「場の記憶」をトレースすることにより圏域の 拠点性イメージを確立し、 そこから帰納的に都市広域圏の全体像を描いてみる価値を真剣に考えるべきであ る。

次いで岩見沢のエリアマネジメントの具体像について考えてみたい。

私は岩見沢では2つのエリアマネジメントが求められていくのではないかと考えている。

一つは既成市街地のエリアマネジメントであり、 もう一つは駅周辺の新たな都市空間におけるエリアマネジ メントである。

既成市街地のエリアマネジメントは暮らしを主題に、 カールソープらの提唱するサスティナブル・コミュ ニティを軸にすえたまちのデザインを描いていく事であると考えている。 このエリアはこれまでにも 「歩い て暮らせるまちづくり」 をテーマに様々な試みを実践してきたところであるが、 再度エリアマネジメントの 考え方を重層的に組み合わせていくべきではないかと思う。

駅周辺の新たな都市空間におけるエリアマネジメントは、「都市広域圏」 としての新たな鎧を纏った 「IBA そらち」(※参照事例「IBA エムシャーパーク」 ・ 「ルールゲビート」)構造における拠点もしくは窓口とし て、コンシェルジュ機能を主題に、投資の集中化を図り、 同類他都市との徹底的な差別化を図ったグランド デザインづくりを実践していく事ではないかと考えている。

この上で、 当然のことながら、 今一度確認しておかなければならない事はエリアマネジメントにあって不 可欠なポイントは、そのエリアに関わる多様な主体や、都市における文化や歴史を重視する点である。多様 な主体とは、住民、交通機関関係者、金融機関関係者、事業者、ホテルなど中心市街地に関わる全ての人々 の事を指すとされている。

なかでも特に主体となるべき住民は、 本物のシチズンシップを有した市民に更に成長していく必要があり、 最終的にはそこにソーシャルキャピタルの醸成がなされるか否かが極めて重要となる。 背景として炭鉱地帯 に見られた独特の友子制度等があったことを踏まえれば、 ソーシャルキャピタルの醸成においては他地域よ りも優位性があると言える。

更に岩見沢市の地域特性に有力な地域金融機関の存在があることをあえて指摘しておきたい。

当市の若手事業者で構成する「PFI研究会」の仕掛けの中で、私自身が携わってきた過程において、この ことを強く感じてきた。

有力な地域金融機関の存在は、新たな開発手法であるとわが国においても改めて注目されて来ている RFPの成否決定の決め手ともなる要因であることが指摘されている。

(5)

終わりにかえて 創造都市への 展 開

デベロプメント

の重要性については詳述 するスペースが無いので別の機会に譲る事としたい が、一言付言すれば「事前確定的ではなくインプロ ビゼーション(即興的連鎖反応)がおこるような、 多様な主体の相互作用を育む都市空間への転換」※

「創造都市への展望 後藤和子」を是非ともここ岩 見沢市で、関係者が一体となって実現させてもらい たいと願っていることを強くアピールし、本稿の終 わりとしたい。

※ 図―2「ソーシャルキャピタル」

**********************************

岩 見 沢 市 の 沿 革

吉 岡 宏 高

( 札 幌 国 際 大 学 凖 教 授 )

岩見沢という地名は、1878 年に官営幌内炭鉱(三笠市)を開発するた め道路を開削した際に、労働者休泊所が設けられ川畔で浴(ゆあみ)し たことに由来している。1882 年には、幌内炭鉱の石炭運搬のため幌内鉄 道(三笠市幌内〜小樽市手宮:我が国三番目の鉄道)が全通し、同時に 岩見沢駅が開設され都市形成の端緒となった。谷口の河川合流点でもな く、厚い泥炭層の軟弱地盤という不利な条件にあった場所に都市が成立 したのは、まさに炭鉱と鉄道によるものであった。

その後、炭鉱と鉄道の払い下げを受けた北海道炭礦鉄道が、幾春別炭

鉱(三笠市) ・空知炭鉱(歌志内市)と室蘭港を開発した。岩見沢は、三笠・歌志内の石炭を小 樽港・室蘭港に振り分ける分岐点となり、1904〜1906 年には北炭本社が岩見沢に置かれ、鉄道 の拠点としての基盤が確立された。当時建設された鉄道工場は、現在も JR 岩見沢レールセンタ ーとして活用されており、岩見沢駅ホームから風格ある煉瓦建ての建物に掲げられた五稜星形 の北炭社章を見ることができる。一方で、石炭輸送のために敷設された鉄道は、政府から手厚 い保護を受ける代わりに、開拓民や農産物の輸送の優遇義務を負っていた。そのため、岩見沢 発展のもう一つの要因となる内陸部の農業開発を促進する牽引役ともなった。

1906 年に鉄道が国有化され、北炭が独占していた鉄道線は、全道的な一貫輸送ネットワーク

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に組み込まれた。大手炭鉱が次々と進出し石炭輸送が増大するとともに、道東・道北からの農 林水産物など貨物も増加した。日本海と太平洋へのルートが分岐する岩見沢は、空知の石炭貨 物輸送の拠点だけとしてだけではなく、全道の輸送拠点として、2つの機関区と北日本有数の 操車場(操車能力一日 2,500 車)を持つに至った。

F i g 1 岩見沢市の拠点としての成立過程 このようにして岩見沢は、周辺後 背圏での石炭産業・農業の発展と、 全道的な鉄道貨物輸送の進展 とい う、いわば外的環境によって 押し 上げられながら成長し、やが て南 空知圏域の経済・文化の拠点 都市 としての地位を強固なものにした。

1960 年代に入ると拠点形成の基 盤となっていた外的環境に大きな変化が押し寄せた。石炭産業は、エネルギー革命によって急 激に衰退し、有力な後背圏であった産炭都市の人口が激減した。また、石炭輸送の減少に加え モータぜーションの進展によって鉄道貨物自体が斜陽となり、次第に鉄道拠点としての地位か ら凋落した。さらに農業は、1970 年代に入ると減反政策が打ち出され、稲作中心であった後背 農業圏は大きな影響を受けた。 F i g 2 圏域人口の推移

このような岩見沢自身も凋落し かねない事態を防いだのは、炭鉱 閉山による産炭地域からの人口流 入と、都市拡大による札幌圏から の人口流入であった。例えば 1989 年閉山の北炭幌内炭鉱の鉱員は、 閉山後わずか1年で 11%が岩見沢 に転居している。1975〜1995 年の 市内区域別人口の伸びを見ると、 札幌圏のベットタウンとして開発 された西部地域(幌向・上幌向)

は、全市平均の 14%増を大きく上回る 162%増であった。

しかし、近年に入って、人口流入には陰りが見えてきている。1998〜2006 年の社会増減は年 平均で−51 人であり、特に石狩支庁管内からの転出入は−489 人となっている。空知管内からは

+342 人とまだ比較的高い水準にあるが、空知各都市は人口減少が限界に達しており、今後は ここに多くを望むことはできない。

これまで岩見沢は、外的環境によって拠点都市としての要件が成立し、その環境変化の移 り変わりを自らの変革ではなく他の要素で補償することで乗り切ってきた。しかし、外的 環境からの支援が尽き、いよいよ拠点性を喪失する危機に直面しつつある。そこで、岩見

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沢自体が地域固有のテーマを掲げて自立的な姿を模索するとともに、後背圏を支援し圏域 全体でパイを大きくするような戦略的な取り組みが不可欠な状況になっている。

F i g 3 近年の人口統計

F i g 4 北海道炭礦鉄道時代に建設された工場

■ 参考文献

北炭幌内炭鉱労働組合『組合解散誌 幌労』1991 年 各年次の国勢調査報告書、岩見沢市統計書

(8)

「地域文化プロデユース」の時代

― 地域は「上質な暮らし」をデザインできるのか? ―

吉 田 順 一

( 北 海 道 大 学 観 光 学 高 等 研 究 セ ン タ ー 教 授 )

1.はじめに

成熟消費社会においては、消費者の口も、目も、耳も、感性も、すべての選 択能力が肥えてきている。要するに、この鋭い消費者や生活者の選択眼を満足 させることができないモノやコトは、市場経済への参加権すら与えられなくな ってきているのだ。だからこそ、近年、「経済の文化化・文化の経済化」という テーマが、世界中で議論されている。

さて、「夕張メロンは≪作品」なのか?」、唐突だが、一緒に、頭の体操をし てみたい。答えは、以下の3つのパターンの1つ。さてその答えは?

1. ただのメロンは「製品」である。とくに農産物の世界では、いわゆる『工業化』が進められ、高い生 産性が競争のポイントになっている。そこでの品質/コストの管理をマネジメントと呼び、その能力 が低く、良いモノをより廉く提供できない地域は、国内市場のみならず、世界市場からも退場宣告を 言い渡される。

2. 近年、激しい地域間競争に勝ち残るための次のステップとして、わが町のメロンを『ブランド商品』 に仕立て上げるための手法が導入された。それがマーケティングの地域ブランド戦略である。「物語 り」という情報やイメージを付加して、市場での価値=価格のアップを狙う。しかし、この戦略も全 国各地の商品が同じ手法でブランド化されるため、陳腐化してきている。

3. その次が決定打か。この方法で各地域が切磋琢磨することで、多様で魅力的な「地域文化」が創造さ れ、加えて、各地域の「違い=個性=魅力」が、楽しく共生できる世界がうまれる。ここではメロン が『作品』として認知され、成熟消費者の生活価値意識に訴えかけ、美しい文化力というオーラを放 つのである…。作品づくりの対象は、いわゆる「〇〇さんの作ったトマト」など、農作物や魚だけで はない。「美しい景観」や「その地域の人々の暮らしそのもの(労働も生活も)」まで、目に入り、経 験し、匂いや雰囲気、体感できるすべてが「文化化=作品化」の対象になるのである。これを可能に する方法論を「地域文化プロデュース」と呼ぶ。

結論を先取りすれば、地域の生活文化をデザインするための「地域文化プロデュース」が、これからの地域 再生のキーコンセプトになる。ただし、ここで注意しなければならないのは、とくに行政と地域との関わり方 である。地域文化をプロデュースする、そのためプロデューサーの役割を行政が担うにしても、そこには、こ れまでのような官主導ではなく、民自律という理念のもとに、その地域の市民、住民による主体的・能動的な 文化創造活動が、当然のことながら不可欠になる。行政と地域の関わりにおいて、戦後から現在までの地域振 興における行政スタンスを整理すると、表1のようにまとめることができるだろう。「地域開発」、「地域マネジ

(9)

メント」、そして「地域文化プロデユース」、この 3 つの段階に整理できる。ただ、大きな問題は、北海道のよ うに行政主導の「地域開発」に未だに頼り切っているという住民の非自律性にある。

戦後から高度成長期にかけて、すべての分野で社会資本等の整備に誰もが期待し、莫大な予算の公共投資に 疑問すら感じなかった時代は「地域開発」という明らかな行政スタンスが浮かび上がってくる。だが、ここで 言及しておかなければならないことは、財政支出へのマクロ経済学理論の誤った理解である。とくにケインズ 理論を過信するあまり、社会資本整備という大義名分のもとでは、「税金で集めた巨額のお金を、なんでもいい から行政(国も地方政府)が使うことは、結果的にはGDPを大きくさせる…」と理解して、行政の側にも、 将来に対して大きな過失を犯しているという意識はまったく、このことが現在の国や地方公共団体の危機的財 政状況の原因になっているということについては、ここであらためて議論する必要はないだろう。

成熟する市民社会の21世紀、 地域再生は 「地域文化プロデユース」 という新しい手法の時代に入っている…。 1 地域振興・地域再生における官主導・民自律のスタンス(行政・市民の関係性)

2.EU・オーストリアの事例研究から

Kernoel ― ケアン・エォール。いささか難しいドイツ語の発音だが、地元の人々がそう略して呼ぶ。カ ボチャの種(Kuerbiskern)から搾った、黒色に近い独特の濃い碧色をした食用油(Oel)のことである。そ の産地は、EU の一国、オーストリーの南部地方、シュタイヤーマルク州である。私がこの地域に関係をもっ たのは、いまから30数年前のことだが、当時、このケアン・エォールは「(貧しい人たちを意味する)お百 姓さんが使う安物サラダ油」と言われ、この地方の経済的な貧しさの象徴であった。ところが近年、首都ウ ィーンは勿論、その他 EU の大都会など、世界中の高級食料品店で、最も高価な生搾りオリーブオイルと同じ 棚に並ぶようになっている。

まさに、「田舎の廉価品」が、文化価値創造、地域文化プロデユースという手法で、世界のグルメ愛好家を

地域開発 地域プロデュース 地域マネジメント

目標設定

社会資本整備

地域の文化デザイン

=文化資本と「魅力」の創造

効率的地域振興

行政の役割

官主導の財政支出 富の公平な再配分

地域文化プロデューサとして のコーディネート

産官学協働モデルなど マネジメントによる施策効率化

効果 高度成長期には有効 文化資本が豊かさの源泉

一定の目標達成には民間視点での 効率的発想と手法は有効

限界(課題)

成熟の時代においては弊害大

地域の文化力の差 (民の自律度が 問われる=だが、 差異が魅力の源

泉)

「3セク」に代表されるように 経営志向が有名無実化

行政の行動規範

官が主導

予算配分による主導的立場の確立

市民/行政、市民同士の

「つかず離れず」の関係性 市民と「同じ価値を共有できる」

対等な関係

「産」の支援組織 官の非効率を修正?

合意形成の視座

インター・カルチャー

(官の論理と民の欲求の調整) 画一方向への誘導

トランス・カルチャー 交響的文化創造過程 文化的洗練と卓越の連続モデル

イントラ・カルチャー 意見調整と社会性重視による同化

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うならせるデリカテッセン、超高級食材に変身した。このケアン・エォールという地域ブランドだけではな い、銘柄ワインもそうだし、オーガニック農業の産物もこの地域では絶好調だ。実はここ数年、私は現地に 入って、この地域の洗練した「生活文化をデザインする力」の正体をフィールド調査中である。

この地域文化プロデュースの源泉を一言で表現するなら、私の言葉では「文化密度」という概念になる。 リチャード・フロリダの提唱する「クリエイティヴ・クラス集積論」は、最近、都市研究者の間で有名にな ったが、私は、彼が実証研究を発表する以前、1995 年頃から、 この 「文化密度」 という概念を提唱してきた。 いくつかの機会に発表してきたが、残念なから「経済の文化化・文化の経済化」という文脈にも通じる議論 は、いわゆるハコモノ開発主義を是とするわが国の街づくりの専門家たちには理解されなかった。文化密度 とは、劇場、美術館、映画館など、いわゆる文化施設の数、集積度合いを指しているのではない。文化稼業 人(マスコミ、デザイン、広告、情報コンテンツなど文化創造に従事する職業人)を核とする創造志向のプ ロフェッショナルの集積を意味している。つまり、人間の数、人口密度を超えて、文化創造の人的ポテンシ ャルのことを文化密度と呼ぶことにしている。この概念も、発表当時は「都市」という空間での適応性を機 論していたが、しかし、上に紹介したオーストリーの「地方」にも、この文化密度の概念は拡張可能である ことが明らかになってきたのだ。

私のフィールド研究のエッセンスを簡潔に紹介すれば、ヨーロッパでは、クリエイティヴ・シティーと呼 ばれる大きな都市よりもさらに小型の地方都市が、生活文化をデザインする力(=文化的生活価値の創造)、 生活の質の高さという基準で評価したとき、さらに魅力的な存在であると言えるのだ。その事例として紹介 したいのが、上のカボチャの種油の生産地であるシュタイヤーマルク州の州都(オーストリーの首都、ウィ ーンから南西に約 180 ㎞)、グラーツである。このグラーツとその周辺の事例は、とくに北海道への応用可能 性を考えるとき、極めて大きな意味を持つ。ちなみに、北海道とオーストリーの面積はほぼ同じ。雪のある 気候風土もよく似ている。 また農業や観光がこれからの経済の主役になるという産業構造にも類似性がある。

北海道の「都市」にも共通しているのだが、グラーツでは、都市部とその周りに広がる田園地域、その外 にある農業地域には境界がなく、すべてが一体化した生活文化圏となっている。グラーツはこの国の第二の 都市だが、人口は約 23 万人、周辺地域を含めても約 30 万人、日本の基準では小都市である。グラーツの中 心部、歴史地区はユネスコ世界遺産に認定されていて、2003 年度には全 EU の文化首都にも選ばれている。 この都市を核として周辺の農業地域は、この国のオーガニック農産物の有数の生産拠点である。これらのオ ーガニック農産物は、文化的生活価値意識が極めて高いこの街の市民に消費される。つまり地域内の農業生 産と消費の相互関係が「農業の文化化」を可能にしているのだ。

3.成熟社会と市民の自律性

近年、スローフードやスローライフ、あるいは LOHAS (Lifestyle of Health and Sustainability) とい うような価値意識が日本にも紹介されているが、まさに、文化的生活価値創造の先端地域がここグラーツと その周辺地域なのである。すなわち、特殊な職業グループとしてのクリエイティヴ・クラスの先導的・部分 的集積ではなく、一般市民とその生活を支える周辺地域の農業従事者等の全体が、広く深く「創造的生活者」 という社会的階層を形成している。このグラーツの文化市民層が「共有している価値意識」の高さや洗練度 こそが、この地域の文化密度であり、地域文化プロデュースの源なのでる。

今、日本では「下流社会」という言葉が広がり、「格差のある社会」が問題になっている。「豊かさ」を人々

(11)

は、高級とか高額という概念に結びつけて、「下流」という表現の対極にある「上流社会」との関連でイメー ジしてしまう。しかし、真に豊かな生活とは「上流社会」ではなく、生活価値の高さ、洗練度が問われる「上 質社会」 にあって、 はじめて実現するのではないだろうか。「上質社会の形成」 という方向、 その意味での 「生 活文化デザイン」というテーマを理解できる成熟生活者の集積こそが、「真の豊かさの実現」をめざす地域の 課題でると言える。ヨーロッパでは「リッチ志向」(キンキンピカピカ消費)は、貧しさの裏返しだと思われ るようになってきている。成熟する文化的市民層は、「リッチ・ピープル」の肩書きを拒否して、生活価値の 文化的洗練、生活美学を実践するという意味での「ビューティフル・ピープル」に変身しようとしている。 オーストリー、 グラーツ地域のビューティフル・ピープルたちは、「人生を愉しみ、 美しく生きる…」 という、 真の豊かさについての意味を再発見しているようだ。この「共有された価値」について、そしてそれを具体 化している「文化密度の濃さ=地域の魅力=生活文化をデザインする力」について、新たな文化科学の視点 からのアプローチが緊急課題であるということが、 北海道とオーストリーの地域比較から見えてくるのだ…。 4.結論

「官主導から民自律へ」という文脈の中で、地域文化プロデュースを考えるとき、その地域が許容する「寛 容」や「自由」の度合いが創造性の源泉となる。いわゆる「よそ者」の存在が大事である…、とよく指摘され るが、まさにこれは「よそ者の異なる価値意識」をその地域がどれだけ許容できるのかどうか、という文化創 造の基本課題なのである。自らの、自文化の価値意識からも、また同じ共同体のメンバーが持つ他人の価値規 範からも解放され、それらに対して無色透明、中立的な視座から思考し、行動することで、文化が変容(もち ろんさらに洗練や革新するという方向)すると考えられる。一般的には、そのような自我や他者の価値規範か らの解放のことを、「価値自由」と呼ぶのだが、表1では、「トランス・カルチャー」、すなわち「自分の今の文 化を超える」という言葉で整理している。冒頭で指摘したように、財政の危機的状況のなかで、魅力ある元気 な地域を再生させることは、「自律する地元住民」自

身の課題であり、その時、そこに個性的で魅力的な地 域の生活文化価値が創造さるか否かは、 自らが無意識 に抱え込んでいる「文化=共有された価値」を、自由 闊達にリ・ デザインしていくという創造的破壊にかか っている。

紙幅の関係で、詳しい理論的議論は別の機会に譲 ることにするが、最後に「地域文化プロデュース」 の概念の構造図を、その議論の概略として示してお

きたい。 図1 地域文化プロデュースと「価値コミュニケーション」

(12)

「北のランドスケープ」の発刊にあたって

― 編集者を代表して ―

淺 川 昭 一 郎

( 札 幌 市 公 園 緑 化 協 会 理 事 長 ・北 海 道 大 学 名 誉 教 授 )

退職するまで北大では、 都市の緑や公園と自然公園に関わる制度・課題を 中心とする「公共緑地学」の講義を担当してきました。これまで、近年のグ ローバルな環境問題や身近な自然環境への関心の高まりの中で、 北海道に即 したより総合的なランドスケープについての視点での参考書が必要である と強く感じていました。 しかし、 この広範囲な内容を一人でまとめるのは困 難で、思慮しておりましたが、この度、多様な専門分野の教育・研究者や実 務家の参加を得て一冊の図書として出版することができました。

ランドスケープは一般に「景観」と訳されていますが、地域の自然や社会

経済システムの反映としての意味を強調するため、「景域」と訳されることもあります。表題では後者の意 味も含めて、「ランドスケープ」をそのままを用いています。当然、ランドスケープは地域の土地利用によ って規定されることになるため、便宜的ですが、人為的影響が強く働いている都市地域、 自然の秩序や変化 のプロセスが重視される自然地域、 自然と人為の作用が織りなす農業地域に分けて、 以下のように北海道で の課題や事例を取り上あげています。

第1章では、まず、都市の自然やみどりの特徴を把握し、ついで、制度としての公園と緑のシステムにつ いて述べ、具体的課題として、町並みと景観形成、都市近郊のみどりと管理、ガーデニングとまちづくり、 冬の子どもの遊び場などについて述べています。

第2章では、 農業地域のランドスケープの特性と魅力を概説し、 地域の活性化策としても期待されている グリーンツーリズムについて述べ、 農業地域を歩くことで魅力を引き出すフットパスを紹介しています。 ま た、 生活環境としての農村公園整備や農村の樹林地、 人為によって成り立ち親しみのある自然として評価さ れる、里地・里山や野生の草花の管理について解説し、環境教育にも触れています。

第3章では、 自然の保護と利用に関する制度について北海道における特性と課題を示し、 具体的な保全や 管理に関わる事項を、森林、湿原、海岸、登山道について整理し、また、地域をつなぐエコロジカル・コリ ドーや川づくりの動向についても述べています。

終章では、ランドスケープ評価の基礎となる「好ましさ」について環境心理的側面から概説しています。 今後、さらに事例を増やし、また、河川や道路のように地域をつなぐランドスケープについての記述を補 足し、 河川流域としてのランドスケープの視点などを加えることができればと考えております。 関心のある 方々には、全体を通して、あるいは興味のある章から、美しく豊かなランドスケープ形成への展開につなが るヒントを読み取っていただければ幸いです。

(執筆者;愛甲 哲也、淺川昭一郎、有山忠男、板谷邦夫、岩瀬晴夫、岡田穣、小川巌、柿澤宏昭、金子正美、

(13)

小林昭裕、近藤哲也、斉藤浩二、孫田敏、中井和子、松島肇、村野紀雄、矢部和夫、吉田惠介、笠康三郎、出版 社;環境コミュニケーションズ、発行年;2007年)

**********************************

第 4 5 回 研 究 発 表 会

日 時 : 2007年 9 月 10日 ( 月 ) 14: 30~ 17: 40 会場:北 海 道 大 学 情 報 教 育 館 3 階 ス タ ジ オ 型

多 目 的 中 講 義 室

発表論文(敬称略 ○印は講演者)

【 一 般 研 究 論 文 】 8編

1) 都市近郊農村の地域再生への取り組みについて の研究

○石川満寿夫(はまなす財団)/ 加賀屋誠一

(北海道大学大学院工学研究科)

2) パーソントリップ調査における回収率の低下が 分析に与える影響

○内田絢佳(北海道大学公共政策大学院)/ 岸邦宏(北海道大学大学院工学研究科)/佐藤 馨一(同)

3) AIDMA理論を用いた当別町コミュニティバスの 利用促進策検討に関する研究

○余川雅彦(北海道大学大学院工学研究科)/ 加賀屋誠一(同)

4) 栗山町のバス再編計画について

○千葉博正(札幌大学)/小山茂(札幌大学女子 短期大学部)/山本武(北海道運輸交通研究セ ンター)/ 鈴木克典(北星学園大学) 5) 季節の認知と戸外活動に関する地域比較

○淺川昭一郎(札幌市公園緑化協会)/ 青木陽二(国立環境研究所)/ Christiane Brandenburg(ウィーン生命科学大学) 6) 場所の記憶をつなぐ実験的イベントに関する考

察 ―岩見沢駅舎を事例として―

○鈴木栄基(岩見沢市建設部) 7) 札幌市月寒公民館の実態に関する報告

○小山茂(札幌大学女子短期大学部)/千葉博正

(札幌大学)

8) 本学会改革の軌跡と展望

―権威ある学会づくりに向けて―

○中原宏(札幌市立大学)

【奨励研究論文】 1編

9) 北方都市の都市基盤整備における受益者負担に 関する基礎的研究―流雪溝を事例として―

○大井元揮(北海道開発技術センター)/ 原文宏(同)/ 高野伸栄(北海道大学大学院工 学研究科)

2007 年次奨励研究

1)岡本浩一(北海学園大学)

「コンパクトシティを目指す時代におけるニュータ ウンのあり方を探るための基礎研究:既存ニュータ ウンの特性と居住者の住まい方意識」

本研究は、近年注目されているコンパクトシティ のあり方について、郊外ニュータウンに焦点を当て て探ろうとするものである。成熟社会の中で、多様

(14)

な生活要望を両立化可能か否かを、実際に暮らして きた人々が抱くニュータウンへの評価を調査により 明らかにし、特徴や魅力とともに負担や困り事を明 確化するとともに、住み続けたい意識、都心等への 住み替え意識などについて、その理由がどのような ものなのかを明らかにすることが目指されている。 こうした調査結果により、郊外住宅地は、暮らしの 選択肢として存続可能か、どのようなあり方が存続 に繋がるのかを明らかにすることが目指されている。 都市への人口集中に伴い増大してきた郊外住宅地の いわばライフサイクルを探る研究として、都市学に 貢献するものと思われる。

2)酒井智美(北海学園大学大学院)

「公立文化ホールを中心とした自治体の文化行政施 策の実証研究」

本研究は、応募者がこれまで行ってきた、公立文

化ホールの運営方式についての研究をさらに発展さ せようとするものである。これまでは、部分的に実 態に触れながらも、住民・利用者の参加をどのよう に確保すべきかをめぐるあり方論を中心に考察を行 ってきたが、本研究では、新たに自治体文化政策や 公立文化ホールの運営実態を踏まえた公立文化ホー ルの維持・運営の方向性を

探ることを目的としている。公立文化ホールは都市 の基盤整備の一環として建設されてきたが、経年変 化による立て替えを要する施設も増えてきている。 自治体財政の逼迫に伴いその維持 ・ 運営をめぐって、 指定管理者制度の導入など、さまざまな議論が行わ れている。成熟社会の都市基盤として公立文化ホー ルを維持・運営する方策を、実態に即して探ること は、都市のあり方に一石を投ずる研究と言える。

**********************************

31 回北海道都市問題会議報告

「 地域主権時代における市民主体のまちづくり 」

31回北海道都市問題会議は、102526日に 岩見沢市で北海道市長会、北海道都市地域学会の 共催により開催した。道内各地の市町村長や市町 村議会議員、地域住民、大学関係者、自治体職員 ら約150人が参加した。 講演や市内の施設見学、 パネルディスカッションなどが実施し、まちづく りの在り方について発表・討論を行った。

講演に先立ち、主催者を代表して渡辺孝一岩見 沢市長が「〝市民主体のまちづくり〟は、行政と 地域住民が協力しながらまちづくりを進めている 岩見沢にマッチしたテーマ。岩見沢市のまちづく

りが少しでも参考になればと思う。21世紀のまち づくりに向け、今日の会議が地域の問題解決のヒ ントになるよう全力で臨みたい」との挨拶がなさ れた。

引き続き、北海道都市地域学会佐藤馨一会長よ り、「地域主権時代における市民主体のまちづく り」のテーマ解説および北海道都市地域学会の活 動状況(今年、日本学術会議協力学術研究団体の 認定)の報告が行われた。

会議では、社会資本整備審議会都市計画・歴史 的風土分科会の黒川洸会長の基調講演「わが国の

(15)

まちづくりの進むべき方向」が行われた。 続いてパネルディスカッションが2セッション 行われ、 第1セッションでは北海学園大学法学部の 佐藤克廣教授をコーディネーターに緑が丘共和国 委員会の小川孝成会長やいき・いき北の街フロン ティアの会の平野義文副会長、札幌大学法学部の 武岡明子講師、インタラクション研究所の安田睦 子代表がパネラーを務め、「地域資源の蓄積と活 用によるコミュニティ自治力の強化策を考える」 をテーマにさまざまな意見を交わした。

2セッションでは、 室蘭工業大学建設システム 工学科の田村亨教授をコーディネーターに渡辺市 長、北海道教育大学(岩見沢校担当)佐川正人副 学長、札幌学院大学大学院太田清澄教授、社団法 人北海道開発技術センター原文宏理事がパネラー

となり、「新たな担い手によるまちづくりの推進 と連携強化方策を考える」をテーマにさまざまな 意見を交わした。

また26日には、ぷらっとパークやJR岩見沢駅 前、いわみざわ公園室内公園色彩館、教育研究所 など各施設を見学し、岩見沢市におけるまちづく りの取り組みを参加者に紹介していただいた。

その後、北海道教育大学教育学部札幌校の佐々 木貴子准教授によるセミナー「災害図上訓練(D IG)を用いたまち育て人育て」、及び札幌大学 経営学部の千葉博正教授によるセミナー「中心市 街地活性化の隘路」を行い、閉会した。

(北海道都市地域学会 企画委員会)

(16)

2007 年次事務局記録

(1)会員動静(2007.1.1~2007.12.31、以下敬称略)

○入会(届け出順) 正会員(個人)

山谷 成夫(札幌大学) 武岡 明子(札幌大学)

内田 絢佳(北海道大学大学院) 石川 満寿夫(北海道大学大学院) 齊藤 徹(北翔大学)

余川 雅彦(北海道大学大学院) 高橋 道子(北海道大学大学院) 佐藤 敏雄((株)ドーコン)

○退会(届け出順) 名誉会員

五十嵐 日出夫(北海道大学名誉教授) 理事

野口 孝博(北海道大学大学院) 正会員(個人)

水元 尚也(水元建設) 岩井 洋(酪農学園大学)

杉山 忠和(プランニングワークショップ) 森下 満(北海道大学大学院工学研究科) 山本 充(小樽商科大学大学院商学研究科) 山谷 成夫(札幌大学)

正会員(法人) 深川市

○2006年次会員数(2006年12月31日現在) 正会員(個人) 107名

正会員(法人) 9団体 学生会員 14名 賛助会員 1団体 名誉会員 9名 計 140名・団体

(2)2007年次運営体制(敬称略) 論文委員会

委員長 佐藤克廣(論文担当理事)

委員 千葉博正(理事)、太田清澄(理事)、 高野伸栄、 吉田恵介

企画委員会

委員長 千葉博正(企画担当理事)

委員 佐藤馨一(会長)、小林英嗣(副会長)、 平澤亨輔(副会長)、佐藤敏雄(理事)、

田村亨 編集広報委員会

委員長 筑和正格(編集広報担当理事) 委員 隼田尚彦(理事)、亀野淳(理事)、

小山茂(理事) 総務委員会

委員長 小山茂(総務担当理事) 委員 内田賢悦(会計担当理事)

(3)2007年次事業報告

①年報、論文集、ニュースレターの発行

・2006年次学会年報「北海道都市43」(2007年5月)

・2007年4月現在北海道都市地域学会会員名簿 (2007年5月)

・2007年次学会論文集「都市学研究44」(2007年9月)

・2007年次「ニュースレター第1号」(2007年8月)

・2007年次「ニュースレター第2号」(2007年2月)

②第45回研究発表会

・日時:2007年9月10日(月)14:30~17:40

・会場:北海道大学情報教育館3階スタジオ型多目 的中講義室

・発表論文(敬称略 ○印は講演者)

【一般研究論文】 8編

1) 都市近郊農村の地域再生への取り組みについての研究

○石川満寿夫(はまなす財団)/ 加賀屋誠一

(北海道大学大学院工学研究科)

2) パーソントリップ調査における回収率の低下が分析に 与える影響

○内田絢佳(北海道大学公共政策大学院)/

岸邦宏(北海道大学大学院工学研究科)/佐藤馨一(同)

(17)

3) AIDMA理論を用いた当別町コミュニティバスの利用 促進策検討に関する研究

○余川雅彦(北海道大学大学院工学研究科)/ 加賀屋誠一(同)

4) 栗山町のバス再編計画について

○千葉博正(札幌大学)/小山茂(札幌大学女子短期 大学部)/山本武(北海道運輸交通研究セター)/ 鈴木克典(北星学園大学)

5) 季節の認知と戸外活動に関する地域比較

○淺川昭一郎(札幌市公園緑化協会)/ 青木陽二(国立環境研究所)/ Christiane Brandenburg(ウィーン生命科学大学)

6)場所の記憶をつなぐ実験的イベントに関する考察

―岩見沢駅舎を事例として―

○鈴木栄基(岩見沢市建設部)

7)札幌市月寒公民館の実態に関する報告

○小山茂(札幌大学女子短期大学部)/千葉博正

(札幌大学)

8)本学会改革の軌跡と展望

―権威ある学会づくりに向けて―

○中原宏(札幌市立大学)

【奨励研究論文】 1編

9) 北方都市の都市基盤整備における受益者負担に関する 基礎的研究―流雪溝を事例として―

○大井元揮(北海道開発技術センター)/原文宏(同)/ 高野伸栄(北海道大学大学院工学研究科)

③2007年次奨励研究(敬称略) 1)岡本浩一(北海学園大学)

「コンパクトシティを目指す時代におけるニュータウン のあり方を探るための基礎研究:既存ニュータウンの 特性と居住者の住まい方意識」

2)酒井智美(北海学園大学大学院)

「公立文化ホールを中心とした自治体の文化行政施策の 実証研究」

④第31回北海道都市問題会議(敬称略)

・開催日:2007年10月25~26日

・会場:岩見沢市

・主催:北海道市長会、岩見沢市、北海道都市地域学会

・議題:地域主権時代における市民主体のまちづくり

・基調講演:『わが国のまちづくりの進むべき方向』 黒川洸(社会資本整備審議会都市計画・歴史的

風土分科会会長)

・第一セッション:『地域資源の蓄積と活用による コミュニティ自治力の強化策を考える』 コーディネータ:佐藤克廣(北海学園大学法学部教授) パネリスト:小川孝成(緑が丘共和国委員会会長)

平野義文(いき・いき北の街フロンティア副会長) 武岡明子(札幌大学法学部講師)

安田睦子(インタラクション研究所代表)

・第二セッション:『新たな担い手によるまちづくの推進 と連携強化方策を考える』

コーディネーター:田村亨(室蘭工業大学教授) パネリスト:渡辺孝一(岩見沢市長)

佐川正人(北海道教育大学[岩見沢校担当]副学長) 太田清澄(札幌学院大学大学院教授)

原文宏(社団法人北海道開発技術センター理事)

【2日目】

・テクニカルツアー:岩見沢市がコース企画

・セミナー1:「災害図上訓練(DIG)を用いたまち育て 人育て」

佐々木貴子(北海道教育大学教育学部札幌校准教授)

・セミナー2:「中心市街地活性化の隘路」 千葉博正(札幌大学経営学部教授)

⑤総会・理事会

<第1回理事会> 2007年4月25日(水)

北海道大学工学部A棟A151教室

・入退会の承認

・2006年次事業報告・会計報告

・2007年次事業計画・予算の確認

・各委員会報告

論文委員会:「都市学研究」、「奨励研究の募集」 編集広報委員会:「北海道都市」、「ニュースレターNo.1」 企画委員会「北海道都市問題会議」 等

<第2回理事会> 2007年8月10日(水) 北海道大学工学部A棟A151教室

・入退会の承認

・2007年次中間会計報告

(18)

・2007年次総会・研究発表会について

・2006年次奨励研究の選考について 等

<第3回理事会> 2007年9月10日(月)

北海道大学情報教育館4階 共用多目的室(1)

・入退会の承認

・「都市学研究45」表紙に「日本学術会議協力学術研究 団体」を入れることとなった。

・第32回北海道都市問題会議の開催地を帯広市予定)

・総会の報告・審議事項について

・研究発表会について 等

<通常総会>

2007年9月10日(月)

北海道大学情報教育館3階 スタジオ型多目的中講義室

・報告事項 1)会員動静

2)2007年次奨励研究

3)年報、論文集、ニュースレターの発行 4)2007年次運営体制

5)第31回北海道都市問題会議

・審議事項

1)2006年次事業報告 2)2006年次決算報告 3)2007年次事業中間報告 4)2007年次中間決算報告 5)2008年次事業計画 6)2008年次予算案 7)2008-2009年次役員体制

次期会長 : 小林英嗣副会長が候補者として選出され、 了承。 新役員体制は第4回理事会で決定することで了承。

・奨励研究授与

<第4回理事会> 2007年12月19日(水) 北海道大学工学部A棟A404教室

・入退会の承認

・「都市学研究45」論文応募

・ニュースレターの発行 等

・2008-2009年次役員体制について

・2008年次スケジュール 等

(4)2008-2009年次役員

会長 小林 英嗣 北海道大学大学院工学研究科教授 副会長 平澤 亨輔 札幌学院大学経済学部教授 中井 和子 中井景観デザイン研究室代表

理事 愛甲 哲也 北海道大学大学院農学研究院助教 足達 健夫 専修大学北海道短期大学助教授 飯田 俊郎 札幌国際大学社会学部助教授 石本 正明 北海道大学大学院工学研究科助教 石塚 弘 北海道建設部住宅局建築指導課参事 内田 和男 北海道大学大学院経済学研究科教授 太田 清澄 札幌学院大学大学院地域社会マネジメン

ト研究科教授

押谷 一 酪農学園大学環境システム学部教授 金子 勇 北海道大学大学院文学研究科教授 亀野 淳 北海道大学高等教育機能開発センター

准教授

小山 茂 札幌大学短期大学部准教授 佐藤 克廣 北海学園大学法学部教授 佐藤 敏雄 ドーコン総合計画部技師長 田中 博之 北海道市長会事務局長

千葉 博正 札幌大学大学院経営学研究科教授 中鉢 令児 札幌国際大学観光学部教授

筑和 正格 北海道大学大学院メディア・コミュニ ケーション研究院教授

原 文宏 北海道開発技術センター理事 森 傑 北海道大学大学院工学研究科准教授 安田 睦子 インタラクション研究所代表取締役 監事 佐藤 馨一 北海道大学大学院工学研究科教授

淺川 昭一郎 札幌市公園緑化協会理事長

(19)

(5)2007年次決算報告

200711日~20071231日)

(円)

収入の部 支出の部

費目 予算額 決算額 差額 費目 予算額 決算額 差額 繰入金 266,336 510,415 244,079 事業費 600,000 281,830 318,170 前年度繰越金 266,336 510,415 244,079 編集発行費 300,000 193,830 106,170 研究発表会費 50,000 16,000 34,000 会費収入 751,000 674,000 -77,000 研究奨励費 100,000 50,000 50,000 正会員(個人) 540,000 500,000 -40,000 北海道都市問題会議 100,000 22,000 78,000 正会員(法人) 120,000 120,000 0 北海道都市地域学会セミナー 50,000 0 50,000

学生会員 51,000 24,000 -27,000

賛助会員 40,000 30,000 -10,000 運営費 145,000 112,200 32,800 総会費 15,000 0 15,000 理事会費 15,000 5,700 9,300 編集広報委員会費 55,000 50,000 5,000 その他 100 15,581 15,481 論文委員会費 50,000 50,000 0 預貯金利息 100 581 481 企画委員会費 5,000 6,500 -1,500 日本都市学会 0 15,000 15,000 総務委員会費 5,000 0 5,000

徴収手数料

事務費 230,000 129,780 100,220 消耗品費 5,000 1,960 3,040 通信費 120,000 52,700 67,300 事務用印刷費 40,000 11,550 28,450 雑費 5,000 3,570 1,430 人件費 60,000 60,000 0 予備費 42,436 0 42,436 予備費 42,436 0 42,436

合計 1,017,436 1,199,996 182,560 合計 1,017,436 523,810 493,626 収支残高 1,199,996 -523,810 = 676,186 注1)当決算報告は、2008年次第1回理事会(2008425日)で報告・承認されたもの。

注2)日本都市学会費徴収手数料:本学会所属の日本都市学会員会費の徴収手数料として、会費4000円の15%分を その他収入として計上。

次年次繰越金 676,186 円

(20)

(6)2008年次予算

(円)

収入の部 支出の部

費目 予算額 費目 予算額

繰入金 244,079 事業費 600,000 前年度繰越金 244,079 編集発行費 300,000 研究発表会費 50,000 会費収入 736,000 研究奨励費 100,000 正会員(個人) 525,000 北海道都市問題会議費 100,000 正会員(法人) 120,000 北海道都市地域学会セミナー 50,000 学生会員 51,000

賛助会員 40,000 運営費 145,000

総会費 15,000

理事会費 15,000

編集広報委員会費 55,000

その他 100 論文委員会費 50,000

預貯金利息 100 企画委員会費 5,000

総務委員会費 5,000

事務費 230,000

消耗品費 5,000

通信費 120,000

事務用印刷費 40,000

雑費 5,000

人件費 60,000

予備費 5,179

予備費 5,179

会計収入計 980,179 会計支出計 980,179 注)2007 年次総会(2007 年 9 月 10 日)で承認

(21)

北海道都市地域学会2008年次役員

会 長 小 林 英 嗣 北 海 道 大 学 大 学 院 工 学 研 究 科 教 授 副 会 長 平 澤 亨 輔 札 幌 学 院 大 学 経 済 学 部 教 授

中 井 和 子 中 井 景 観 デ ザ イ ン 研 究 室 代 表

理 事 愛 甲 哲 也 北 海 道 大 学 大 学 院 農 学 研 究 院 准 教 授 足 達 健 夫 専 修 大 学 北 海 道 短 期 大 学 助 教 授 飯 田 俊 郎 札 幌 国 際 大 学 社 会 学 部 助 教 授

石 本 正 明 北 海 道 大 学 大 学 院 工 学 研 究 科 助 教 石 塚 弘 北 海 道 建 設 部 住 宅 局 建 築 指 導 課 参 事 内 田 和 男 北 海 道 大 学 大 学 院 経 済 学 研 究 科 教 授

太 田 清 澄 札 幌 学 院 大 学 大 学 院 地 域 社 会 マ ネ ジ メ ン ト 研 究 科 教 授 押 谷 一 酪 農 学 園 大 学 環 境 シ ス テ ム 学 部 教 授

金 子 勇 北 海 道 大 学 大 学 院 文 学 研 究 科 教 授

亀 野 淳 北 海 道 大 学 高 等 教 育 機 能 開 発 セ ン タ ー 准 教 授 小 山 茂 札 幌 大 学 短 期 大 学 部 准 教 授

佐 藤 克 廣 北 海 学 園 大 学 法 学 部 教 授 佐 藤 敏 雄 ド ー コ ン 総 合 計 画 部 技 師 長 田 中 博 之 北 海 道 市 長 会 事 務 局 長

千 葉 博 正 札 幌 大 学 大 学 院 経 営 学 研 究 科 教 授 中 鉢 令 児 札 幌 国 際 大 学 観 光 学 部 教 授

筑 和 正 格 北 海 道 大 学 大 学 院 メ デ ィ ア ・ コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 研 究 院 教 授 原 文 宏 北 海 道 開 発 技 術 セ ン タ ー 理 事

森 傑 北 海 道 大 学 大 学 院 工 学 研 究 科 准 教 授 安 田 睦 子 イ ン タ ラ ク シ ョ ン 研 究 所 代 表 取 締 役 監 事 佐 藤 馨 一 北 海 道 大 学 大 学 院 工 学 研 究 科 教 授

淺 川 昭 一 郎 札 幌 市 公 園 緑 化 協 会 理 事 長

北海道都市地域学会事務局(2008年1月~200912月)

060­8628 札幌市北区北 13 条西 8 丁目 北海道大学大学院工学研究科 建築都市空間デザイン専攻 空間計画講座建築史意匠学研究室気付TEL:011­706­7891E­mail:ishimoto@eng.hokudai.ac.jp

(22)

北海道都市地域学会 2008年次 会務理事・委員会構成

会務理事

企画担当理事 太田 清澄 編集広報担当理事 小山 茂 論文担当理事 中鉢 令児 総務担当理事 石本 正明

企画委員会 委員長 太田 清澄 委 員 小林 英嗣 平澤 亨輔 中井 和子

石塚 弘 原 文宏

編集広報委員会 委員長 小山 茂 委 員 飯田 俊郎

鈴木 聡士* 安田 睦子

論文委員会 委員長 中鉢 令児 委 員 愛甲 哲也

押谷 一 高野 伸栄* 森 傑

総務委員会 委員長 石本 正明 岡本 浩一* 佐藤 敏雄

* 理事外からの委員

(23)

「北海道都市」編集規程

1986324日制定 1989829日改正 1991926日改正 2000424日改正

1.編集広報委員会の構成

(1)編集広報委員会は委員長と若干名の論文委員から構成される。

(2)委員長および委員の任命は北海道都市学会会則第 22 条に基づく。

(3)委員の任期は 2 年間とし、再任を妨げない。 2.編集広報委員会の任務

編集広報委員会の「北海道都市」に関わる任務は、

① 「北海道都市」掲載内容の企画

② 原稿の執筆

③ 寄稿原稿の依頼

④ その他の「北海道都市」の編集に関すること とする。

3.原稿の執筆要綱

原稿の執筆要綱は編集広報委員会が定めるものとする。 4.規程の改正

この規程の改正は、理事会において決定する。

北海道都市地域学会論文委員会規程

2000424 2004127

1.論文委員会の構成および役割

(1)論文委員会は委員長と若干名の論文委員から構成される。

(2)委員長および委員の任命は北海道都市地域学会会則第22条に基づく。

(3)委員の任期は2年間とし、再任を妨げない。

(4)論文委員会の役割は「都市学研究」の編集および研究発表会の企画とする。 2.論文委員会の業務

論文委員会の業務は、

① 論文の受理

② 投稿原稿の査読委員の選定と依頼

③ 特別寄稿論文の依頼

④ 投稿論文の登載可否の決定

(24)

⑥ その他の「都市学研究」の業務に関すること とする。

3.査読および登載の決定

(1)論文委員会から依頼された査読委員は、査読にあたって以下のいずれかの評価を行い、論文委員 会に報告する。

a)登載して良い b)修正を要する c)登載に催しない

(2)英文アブストラクトも査読の対象とする。

(3)査読委員の審査の結果を受けて、論文委員会は登載の可否、再審査を決める。

(4)論文委員会は再審査を決めた論文については投稿者に修正を求め、再提出された論文に関して再 審査を行う。この場合、審査終了期日までに「登載可」の評価が下された論文を当該年次の「都 市学研究」に掲載する。

4.論文の種別と投稿資格

(1)論文の種別は下記の通りとする。 a)研究発表会で発表した研究論文 b)一般投稿論文

c) 論文委員会が依頼した特別寄稿論文 d)調査・報告

(2)前節論文種別のうち、a)、b)については2条に定める論文委員会の考査を経る。

(3)投稿資格については下記の通りとする。

a)、b)、d)の筆頭者は北海道都市地域学会の会員であることとする。

c)の投稿資格は会員・非会員を問わない。

5.論文の執筆要領

(1)論文の投稿者は、論文委員会が定めた執筆要綱に沿って論文原稿を執筆する。

(2)下記の論文概要を提出する。

英語100語程度、日本語300字程度の論文要旨 6.論文原稿の投稿期限

投稿論文は論文委員会が定めた投稿期限内に投稿しなければならない。投稿期限に間に合わないもの は登載しない。査読を受け修正が必要と認められた論文についても同様である。

7.著作権

(1)著者は、掲載された論文の著作権の使用を本会に依託する。ただし、本会は、第三者から文献等 の複製・引用・転載に関する許諾の要請がある場合は、現著者に連絡し許諾の確認を行う。

(2)著者が,自分の論文を自らの用途のために使用することについての制限はない。 8.規程の改正

この規程の改正は、理事会において決定する。

(25)

北海道都市地域学会ホームページ作成規程

2005421日制定

1.ホームページ作成の目的

北海道都市地域学会は、学会員内外に広く情報を提供するためホームページを作成し、公開する。 2.作成責任

ホームページは編集広報委員会の責任において作成し、公開する。 3.ホームページの掲載事項

ホームページには以下を掲載する。

① 北海道都市地域学会の概要

② 北海道都市地域学会の構成

③ 北海道都市地域学会の活動予定及び活動結果

④ 北海道都市地域学会の刊行物の全部または一部

⑤ 北海道都市地域学会員内外へのお知らせ事項

⑥ その他必要と認めるもの

4.ホームページ作成に当たっての各委員会の役割

各委員会は上記項目について、速やかに原稿を作成し、編集広報委員会に提出する。 5.ホームページの更新

ホームページはできる限り最新の情報に更新する。 6.著作権

本ホームページの著作権は北海道都市地域学会に属する。 7.規程の改正

この規程の改正は、理事会において決定する。

北海道都市地域学会会則

1963629日制定 1966101日改正 1970716日改正 1973121日改正 1976828日改正 1978324日改正 1990528日改正 1994111日改正 1997927日改正 1999 9 4日改正 2001 9 6日改正 20031220日改正 総則

第1条(名称) 本会は、北海道都市地域学会と称する。

(26)

目的および事業

第3条(目的) 本会は、都市に関連する研究、調査および課題の解決へ向けた活動を行うこと を目的とする。

第4条(事業) 本会は、前条の目的を達するため次の事業を行う。

(1)都市の研究調査

(2)都市研究に対する奨励並びに援助

(3)研究発表会、研究会の開催およびまちづくりのあり方に関する活動

(4)内外研究団体等との協力、連絡および情報交換

(5)都市に関する資料収集並びに保管

(6)研究論文集( 「都市学研究」 ) 、機関誌( 「北海道都市、 )その他刊行物の発行

(7)その他理事会が適当と認めた事項 会員

第5条 (会員種別と資格) 会員の種別および資格は次のとおりとする。

(1)正会員

正会員(個人) :都市またはこれに関する事項の研究調査に従事する個人、または本会 の事業に参加しようとする個人

正会員(法人) ::本会の目的に賛同し、本会の事業に参加しようとする法人または団体

(2)学生会員:都市またはこれに関する事項を研究する学生、または本会の事業に参加しよ うとする学生

(3)賛助会員:個人・法人または団体であって、本会の目的・事業を賛助するもの 第6条(会費) 会員の会費は次のとおりとする。

正会員(個人) :年額5,000

正会員(法人) :1口年額10,000円とし、口数は1口以上とする 学生会員:年額3,000

賛助会員:1口年額10,000円とし、口数は1口以上とする

第7条(入会) 会員になろうとするものは、正会員1名の推薦により所定の入会申し込み書を 提出し、理事会の承認を経なければならない。

第8条(会員の権利)会員の権利は、次のとおりであってそのものに專燭する。

(1)正会員は総会における議決権をもち、この権利は1会員に各1個とする。

(2)正会員および学生会員は研究発表会並びに研究論文集( 「都市学研究」 )においてその研究 を発表することができる。

(3)すべての会員は機関誌および研究論文集の配布をうける。

(4)すべての会員は本会が開催する事業に参加することができ、その他の本会が与える特典 を受けることができる。

第9条(権利の停止) 会員で会費の未納が1か年以上におよぶものは、前条に定めた権利を停 止する。

2.会員で会費の未納が長期に及ぶときは、理事会の議決を経て退会させることができる。

参照

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