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保有特許一覧|研究・産学連携|豊田工業大学

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Academic year: 2018

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(1)

10 ( 57) 【要約】

【課題】複数の画像間の対応点を探索する対応点探索方 法において、利用する画像に拘わらず、より精度よく対 応点の探索ができるようにする。

【解決手段】本発明の対応点探索方法においては、予め 設定された第1の手法を用いて複数の画像のうちの基準 画像中の画素毎に複数の画像間の対応点を探索する。ま た、第1の手法とは異なる第2の手法を用いて複数の画 像のうちの基準画像中の画素毎に複数の画像間の対応点 を探索する。そして、第1の手法において利用した基準 画像を複数に区分した区分領域毎に、第1の手法による 対応点の探索精度が基準値以上であるか否かを判定する (S430)。さらに、探索精度が基準値以上である区 分領域にて前記第1の手法による対応点を採用し、探索 精度が基準値未満である区分領域にて第2の手法による 対応点を採用することで、複数の画像間の対応点を設定 する(S420,S440)。

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50 【 特 許 請 求 の 範 囲 】

【 請 求 項 1 】

  視 差 を 有 す る 複 数 の 画 像 を 画 像 処 理 す る 画 像 処 理 装 置 ( 1 0 ) に て 実 行 さ れ 、 複 数 の 画 像 間 の 対 応 点 を 探 索 す る 対 応 点 探 索 方 法 ( S 1 0 ∼ S 1 0 0 ) で あ っ て 、

  予 め 設 定 さ れ た 第 1 の 手 法 を 用 い て 前 記 複 数 の 画 像 の う ち の 基 準 画 像 中 の 画 素 毎 に 前 記 複 数 の 画 像 間 の 対 応 点 を 探 索 す る 第 1 探 索 工 程 ( S 5 0 ) と 、

  前 記 第 1 の 手 法 と は 異 な る 第 2 の 手 法 を 用 い て 前 記 複 数 の 画 像 の う ち の 基 準 画 像 中 の 画 素 毎 に 前 記 複 数 の 画 像 間 の 対 応 点 を 探 索 す る 第 2 探 索 工 程 ( S 6 0 ) と 、

  前 記 第 1 の 手 法 に お い て 利 用 し た 基 準 画 像 を 複 数 に 区 分 し た 区 分 領 域 毎 に 、 前 記 第 1 の 手 法 に よ る 対 応 点 の 探 索 精 度 が 基 準 値 以 上 で あ る か 否 か を 判 定 す る 探 索 精 度 判 定 工 程 ( S 7 0 : S 4 3 0 ) と 、

  前 記 探 索 精 度 が 基 準 値 以 上 で あ る 区 分 領 域 に て 前 記 第 1 の 手 法 に よ る 対 応 点 を 採 用 し 、 前 記 探 索 精 度 が 基 準 値 未 満 で あ る 区 分 領 域 に て 前 記 第 2 の 手 法 に よ る 対 応 点 を 採 用 す る こ と で 、 複 数 の 画 像 間 の 対 応 点 を 設 定 す る 対 応 点 設 定 工 程 ( S 4 2 0 , S 4 4 0 ) と 、   を 実 施 す る こ と を 特 徴 と す る 対 応 点 探 索 方 法 。

【 請 求 項 2 】

  請 求 項 1 に 記 載 の 対 応 点 探 索 方 法 に お い て 、

  前 記 対 応 点 設 定 工 程 で は 、 前 記 第 1 の 手 法 に よ っ て 得 ら れ た 対 応 点 を 前 記 複 数 の 画 像 間 の 対 応 点 と し て 設 定 し 、 前 記 探 索 精 度 が 基 準 値 未 満 で あ る 区 分 領 域 の 対 応 点 を 前 記 第 2 の 手 法 に よ る 対 応 点 と 入 れ 替 え る こ と

  を 特 徴 と す る 対 応 点 探 索 方 法 。 【 請 求 項 3 】

  請 求 項 1 ま た は 請 求 項 2 に 記 載 の 対 応 点 探 索 方 法 に お い て 、   前 記 第 1 探 索 工 程 で は 、

  前 記 複 数 の 画 像 の う ち の 基 準 画 像 中 の あ る 画 素 を 表 す 基 準 画 素 に お け る 画 素 情 報 と 、 前 記 基 準 画 像 を 除 く 他 の 画 像 中 の 画 素 を 表 す 比 較 画 素 に お け る 画 素 情 報 と 、 の 差 異 に 基 づ く 画 素 コ ス ト を 、 前 記 基 準 画 素 お よ び 前 記 比 較 画 素 を 変 更 し つ つ 、 前 記 基 準 画 素 毎 に 演 算 す る 画 素 コ ス ト 演 算 工 程 ( S 2 1 0 ) と 、

  前 記 基 準 画 素 を 変 更 す る 際 に お い て 前 記 基 準 画 素 と 前 記 比 較 画 素 と の 座 標 差 で あ る 視 差 の 変 化 量 に 対 す る コ ス ト を 表 す 視 差 コ ス ト を 、 前 記 基 準 画 素 毎 に 演 算 し 、 前 記 各 基 準 画 素 に 対 し て 、 前 記 画 素 コ ス ト と 前 記 視 差 コ ス ト と に 基 づ く 総 合 コ ス ト が 最 小 値 と な る 際 の 比 較 画 素 と の 組 み 合 わ せ を 演 算 す る 最 小 コ ス ト 画 素 演 算 工 程 ( S 2 2 0 ∼ S 2 6 0 ) と 、   前 記 各 基 準 画 素 に 対 応 す る 比 較 画 素 を 、 前 記 各 基 準 画 素 に 対 応 す る 対 応 点 の 候 補 と し て 抽 出 す る 対 応 点 抽 出 工 程 ( S 2 7 0 ) と 、

  を 実 施 し 、

  前 記 最 小 コ ス ト 画 素 演 算 工 程 で は 、

  前 記 基 準 画 素 お よ び 前 記 比 較 画 素 を 複 数 の 方 向 に 沿 っ て 順 に 変 更 し た と き に お け る 合 計 コ ス ト が 最 小 と な る と き の 最 小 コ ス ト を 演 算 し 、 方 向 毎 に 演 算 さ れ た 最 小 コ ス ト を 互 い に 加 算 し た 値 を 前 記 最 小 値 と す る こ と

  を 特 徴 と す る 対 応 点 探 索 方 法 。 【 請 求 項 4 】

  請 求 項 1 ∼ 請 求 項 3 の 何 れ か 1 項 に 記 載 の 対 応 点 探 索 方 法 に お い て 、

  前 記 第 2 探 索 工 程 で は 、 オ プ テ ィ カ ル フ ロ ー を 用 い て 基 準 画 像 中 の 各 画 素 に 対 応 す る 画 素 を 対 応 点 の 候 補 と し て 抽 出 す る こ と

  を 特 徴 と す る 対 応 点 探 索 方 法 。 【 請 求 項 5 】

  視 差 を 有 す る 複 数 の 撮 像 画 像 を 用 い て 撮 像 画 像 中 の 物 体 ま で の 距 離 を 測 定 す る 距 離 測 定 装 置 ( 1 ) で あ っ て 、

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50   前 記 各 画 素 間 の 位 置 関 係 に 基 づ い て 物 標 ま で の 距 離 を 測 定 す る 測 定 手 段 ( S 1 1 0 ) と

  を 備 え 、

  前 記 画 素 対 応 手 段 は 、 請 求 項 1 ∼ 請 求 項 4 の 何 れ か 1 項 に 記 載 の 対 応 点 探 索 方 法 を 用 い て 前 記 複 数 の 撮 像 画 像 に お け る 各 画 素 間 の 位 置 関 係 を 対 応 付 け る こ と

  を 特 徴 と す る 距 離 測 定 装 置 。 【 発 明 の 詳 細 な 説 明 】

【 技 術 分 野 】 【 0 0 0 1 】

  本 発 明 は 、 複 数 の 画 像 間 の 対 応 点 を 探 索 す る 対 応 点 探 索 方 法 、 お よ び 対 応 点 探 索 方 法 を 利 用 す る 距 離 測 定 装 置 に 関 す る 。

【 背 景 技 術 】 【 0 0 0 2 】

  上 記 の 対 応 点 探 索 方 法 と し て 、 例 え ば 左 右 の 撮 像 画 像 の 水 平 方 向 に ビ タ ビ ア ル ゴ リ ズ ム を 適 用 し 、 対 応 点 の 探 索 を 行 う も の が 知 ら れ て い る ( 例 え ば 、 特 許 文 献 1 参 照 ) 。

【 先 行 技 術 文 献 】 【 特 許 文 献 】 【 0 0 0 3 】

【 特 許 文 献 1 】 特 開 2 0 0 3 − 0 8 5 5 6 号 公 報 【 発 明 の 概 要 】

【 発 明 が 解 決 し よ う と す る 課 題 】 【 0 0 0 4 】

  と こ ろ で 、 一 般 的 に 上 記 の よ う な 対 応 点 探 索 方 法 で は 、 利 用 す る 撮 像 画 像 に よ っ て 良 好 に 対 応 点 を 探 索 で き る 場 合 と そ う で な い 場 合 と が 生 じ る 傾 向 が あ る 。

  そ こ で 、 こ の よ う な 問 題 点 を 鑑 み 、 複 数 の 画 像 間 の 対 応 点 を 探 索 す る 対 応 点 探 索 方 法 に お い て 、 利 用 す る 画 像 に 拘 わ ら ず 、 よ り 精 度 よ く 対 応 点 の 探 索 が で き る よ う に す る こ と を 本 発 明 の 目 的 と す る 。

【 課 題 を 解 決 す る た め の 手 段 】 【 0 0 0 5 】

  本 発 明 の 対 応 点 探 索 方 法 に お い て 、 第 1 探 索 工 程 で は 、 予 め 設 定 さ れ た 第 1 の 手 法 を 用 い て 複 数 の 画 像 の う ち の 基 準 画 像 中 の 画 素 毎 に 複 数 の 画 像 間 の 対 応 点 を 探 索 す る 。 ま た 、 第 2 探 索 工 程 で は 、 第 1 の 手 法 と は 異 な る 第 2 の 手 法 を 用 い て 複 数 の 画 像 の う ち の 基 準 画 像 中 の 画 素 毎 に 複 数 の 画 像 間 の 対 応 点 を 探 索 す る 。

【 0 0 0 6 】

  そ し て 、 探 索 精 度 判 定 工 程 で は 、 第 1 の 手 法 に お い て 利 用 し た 基 準 画 像 を 複 数 に 区 分 し た 区 分 領 域 毎 に 、 第 1 の 手 法 に よ る 対 応 点 の 探 索 精 度 が 基 準 値 以 上 で あ る か 否 か を 判 定 す る 。 さ ら に 、 対 応 点 設 定 工 程 で は 、 探 索 精 度 が 基 準 値 以 上 で あ る 区 分 領 域 に て 前 記 第 1 の 手 法 に よ る 対 応 点 を 採 用 し 、 探 索 精 度 が 基 準 値 未 満 で あ る 区 分 領 域 に て 第 2 の 手 法 に よ る 対 応 点 を 採 用 す る こ と で 、 複 数 の 画 像 間 の 対 応 点 を 設 定 す る 。

【 0 0 0 7 】

  す な わ ち 、 本 発 明 の 対 応 点 探 索 方 法 で は 、 複 数 の 手 法 で 対 応 点 を 探 索 し 、 あ る 手 法 で の 対 応 点 の 探 索 精 度 が 基 準 値 以 上 で あ れ ば こ の 手 法 に よ る 対 応 点 を 採 用 し 、 こ の 手 法 で の 対 応 点 の 探 索 精 度 が 基 準 値 未 満 で あ れ ば 他 の 手 法 に よ る 対 応 点 を 採 用 す る 。

【 0 0 0 8 】

  こ の よ う な 対 応 点 探 索 方 法 に よ れ ば 、 得 ら れ る 画 像 に よ っ て あ る 手 法 で の 精 度 が 悪 い 場 合 に 他 の 手 法 に よ る 対 応 点 を 採 用 す る の で 、 探 索 精 度 の よ い 対 応 点 を 採 用 で き る 確 度 を 向 上 さ せ る こ と が で き る 。

【 0 0 0 9 】

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50 【 図 面 の 簡 単 な 説 明 】

【 0 0 1 0 】

【 図 1 】 本 発 明 が 適 用 さ れ た 距 離 検 出 装 置 1 の 概 略 構 成 を 示 す ブ ロ ッ ク 図 で あ る 。

【 図 2 】 処 理 部 1 0 ( C P U 1 1 ) が 実 行 す る 距 離 演 算 処 理 を 示 す フ ロ ー チ ャ ー ト で あ る 。

【 図 3 】 分 解 画 像 を 生 成 す る 処 理 の 一 例 を 示 す 画 像 図 で あ る 。

【 図 4 】 距 離 演 算 処 理 の う ち の 対 応 点 探 索 処 理 を 示 す フ ロ ー チ ャ ー ト で あ る 。 【 図 5 】 左 右 方 向 に お け る コ ス ト 演 算 の 概 略 を 示 す 説 明 図 で あ る 。

【 図 6 】 S S I M を 説 明 す る 模 式 図 で あ る 。

【 図 7 】 上 下 方 向 に お け る コ ス ト 演 算 の 概 略 を 示 す 説 明 図 で あ る 。 【 図 8 】 斜 め 方 向 に お け る コ ス ト 演 算 の 概 略 を 示 す 説 明 図 で あ る 。 【 図 9 】 高 速 処 理 の 概 略 の 示 す 説 明 図 で あ る 。

【 図 1 0 】 距 離 演 算 処 理 の う ち の 視 差 統 合 処 理 を 示 す フ ロ ー チ ャ ー ト で あ る 。 【 図 1 1 】 本 実 施 形 態 に よ る 効 果 の 一 例 を 示 す 画 像 図 で あ る 。

【 発 明 を 実 施 す る た め の 形 態 】 【 0 0 1 1 】

  以 下 に 本 発 明 に か か る 実 施 の 形 態 を 図 面 と 共 に 説 明 す る 。   [ 本 実 施 形 態 の 構 成 ]

  本 発 明 が 適 用 さ れ た 距 離 検 出 装 置 1 は 、 複 数 の 撮 像 画 像 の 視 差 を 検 出 す る こ と に よ っ て 撮 像 画 像 中 の 各 点 ( 物 体 ) ま で の 距 離 を 検 出 す る 装 置 で あ る 。 特 に 、 本 実 施 形 態 の 距 離 検 出 装 置 1 で は 、 動 的 計 画 法 で あ る ビ タ ビ ア ル ゴ リ ズ ム を 複 数 の 方 向 に 適 用 す る こ と で 複 数 の 撮 像 画 像 を 構 成 す る 画 素 間 の 対 応 関 係 ( 視 差 ) を 高 精 度 か つ 低 負 荷 で 求 め る こ と が で き る よ う 配 慮 さ れ て い る 。 ま た 、 オ プ テ ィ カ ル フ ロ ー を 併 用 す る こ と で 、 よ り 精 度 よ く 距 離 を 推 定 で き る よ う 設 定 さ れ て い る 。

【 0 0 1 2 】

  詳 細 に は 、 距 離 検 出 装 置 1 は 、 乗 用 車 等 の 車 両 に 搭 載 さ れ て お り 、 図 1 に 示 す よ う に 、 処 理 部 1 0 と 、 2 つ の 撮 像 部 2 1 , 2 2 と 、 車 両 制 御 部 3 0 と を 備 え て い る 。 な お 、 撮 像 部 は 2 つ に 限 ら れ る こ と な く 、 3 以 上 設 け ら れ て い て も よ い 。

【 0 0 1 3 】

  撮 像 部 2 1 , 2 2 は 、 そ れ ぞ れ 車 両 の 進 行 方 向 が 撮 像 範 囲 内 と な る 周 知 の カ メ ラ と し て 構 成 さ れ て い る 。 撮 像 部 2 1 , 2 2 は 、 中 心 軸 が 平 行 か つ 水 平 方 向 に 所 定 の 距 離 だ け 離 れ て 配 置 さ れ た ス テ レ オ カ メ ラ を 構 成 し て い る 。 こ れ ら の 撮 像 部 2 1 , 2 2 は 、 予 め 決 ま っ た 時 間 で 周 期 的 に 同 時 に 撮 像 を 行 う よ う 設 定 さ れ て い る 。

【 0 0 1 4 】

  処 理 部 1 0 は 、 C P U 1 1 と 、 R O M 、 R A M 等 の メ モ リ 1 2 と を 備 え た 周 知 の コ ン ピ ュ ー タ と し て 構 成 さ れ て い る 。 処 理 部 1 0 ( C P U 1 1 ) は 、 撮 像 部 2 1 , 2 2 に よ っ て 撮 像 さ れ た 撮 像 画 像 を 取 得 す る 。 そ し て 、 メ モ リ 1 2 に 格 納 さ れ た プ ロ グ ラ ム に 基 づ い て 後 述 す る 距 離 演 算 処 理 等 の 各 種 処 理 を 実 行 す る 。

【 0 0 1 5 】

  車 両 制 御 部 3 0 は 、 処 理 部 1 0 に よ る 処 理 結 果 を 利 用 し て 車 両 を 制 御 す る 処 理 を 行 う 。 例 え ば 、 車 両 制 御 部 3 0 は 、 撮 像 部 2 1 , 2 2 に よ る 撮 像 範 囲 内 の 各 点 ( 各 画 素 ) に お け る 距 離 の 情 報 を 処 理 部 1 0 か ら 取 得 し 、 こ の 距 離 の 情 報 に 基 づ い て 物 体 の 位 置 お よ び 相 対 速 度 を 認 識 す る 。 そ し て 、 物 体 が 走 行 に 支 障 を 来 す 虞 が あ る 場 合 、 走 行 軌 道 を 変 更 す る 車 両 制 御 を 行 う 。

【 0 0 1 6 】

  [ 本 実 施 形 態 の 処 理 ]

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40 【 0 0 1 7 】

  こ の 処 理 で は 、 ま ず 、 撮 像 部 2 1 , 2 2 に よ っ て 撮 像 さ れ た 撮 像 画 像 を 取 得 す る ( S 1 0 ) 。 続 い て 、 撮 像 さ れ た 画 像 を 平 行 化 す る ( S 2 0 ) 。 こ こ で 、 画 像 の 平 行 化 と は 、 撮 像 画 像 の レ ン ズ に よ る 画 像 の 歪 み や 姿 勢 の ず れ を 補 正 す る 処 理 等 を 示 す 。

【 0 0 1 8 】

  続 い て 、 分 解 画 像 を 生 成 す る ( S 3 0 ) 。 こ こ で 、 分 解 画 像 と は 、 撮 像 画 像 に 含 ま れ る 構 造 部 ま た は 模 様 部 を 示 す 画 像 を 表 す 。 な お 、 構 造 部 と は 、 撮 像 画 像 ( 図 3 ( a ) 参 照 ) 中 の 物 体 等 に お け る 大 ま か な 輪 郭 や 幾 何 構 造 を 表 し 、 図 3 ( b ) に 具 体 例 を 示 す 。 ま た 、 模 様 部 と は 、 構 造 部 に 対 し て よ り 細 か な 部 分 で あ っ て 、 撮 像 画 像 中 の 物 体 表 面 の 模 様 等 を 表 し 、 図 3 ( c ) に 具 体 例 を 示 す 。

【 0 0 1 9 】

  こ の 処 理 で は 、 ま ず 、 構 造 部 の 画 像 を I s 、 撮 像 画 像 を I と し て 、 以 下 の 最 小 化 を 実 施 す る こ と に よ っ て 構 造 部 の 画 像 を 得 る 。

【 0 0 2 0 】 【 数 1 】

【 0 0 2 1 】

  な お 、 上 記 式 ( 1 ) に お い て 、 ∇ ( ナ ブ ラ ) I s の 項 は 、 構 造 部 の 画 像 の 輝 度 の 偏 微 分 が で き る だ け 小 さ く な る よ う に す る た め の 項 で あ る 。 こ の 項 に よ っ て 、 輝 度 の 変 化 が 大 き い エ ッ ジ 部 分 の み が 残 る よ う に な る 効 果 が 得 ら れ る 。 ま た 、 上 記 式 ( 1 ) に お い て 、 1 / 2 θ ( I s - I )

2

の 項 は 、 構 造 部 の 画 像 と 撮 像 画 像 の 輝 度 の 差 が 小 さ く な る よ う に す る た め の 項 で あ る 。 こ の 項 に よ っ て 、 構 造 部 の 画 像 と 撮 像 画 像 と に お け る 輝 度 の 差 が 大 き く 異 な ら な い よ う に す る 効 果 が 得 ら れ る 。

【 0 0 2 2 】

  続 い て 、 模 様 部 の 画 像 を I t と し て 、 I t = I - I s を 演 算 す る こ と に よ っ て 模 様 部 の 画 像 を 得 る 。 こ の よ う に し て 得 ら れ た 構 造 部 お よ び 模 様 部 の 画 像 は 、 メ モ リ 1 2 に お い て 記 録 さ れ る 。

【 0 0 2 3 】

  続 い て 、 ピ ラ ミ ッ ド 画 像 を 生 成 す る ( S 4 0 ) 。 ピ ラ ミ ッ ド 画 像 と は 、 1 つ の 撮 像 画 像 か ら 生 成 さ れ る 解 像 度 の 異 な る 複 数 の 画 像 を 示 す 。 例 え ば 、 撮 像 画 像 か ら 、 画 像 拡 大 率 η が 1 , 1 / 2 , 1 / 4 に 設 定 さ れ た 3 種 類 の 画 像 を 生 成 し 、 こ れ ら を ピ ラ ミ ッ ド 画 像 と し て メ モ リ 1 2 に 記 録 さ せ る 。

【 0 0 2 4 】

  な お 、 以 下 の 処 理 は 、 解 像 度 が 低 い 順 ( 画 像 拡 大 率 η が 小 さ い 順 ) に 、 ピ ラ ミ ッ ド 画 像 を 構 成 す る そ れ ぞ れ の 画 像 に つ い て 実 施 さ れ る 。 ま た 、 ピ ラ ミ ッ ド 画 像 は 、 撮 像 画 像 の み か ら 生 成 さ れ て も よ い し 、 分 解 画 像 の そ れ ぞ れ か ら 生 成 さ れ て も よ い 。

【 0 0 2 5 】

  続 い て 、 オ プ テ ィ カ ル フ ロ ー に よ る 視 差 演 算 を 行 う ( S 5 0 ) 。 オ プ テ ィ カ ル フ ロ ー に よ る 視 差 演 算 で は 、 ピ ラ ミ ッ ド 画 像 の そ れ ぞ れ に 対 し て 、 公 知 の 論 文 ( A. We d e l, T . P o c k , C. Z a c h , D. Cr e me r s , a n d H. Bis c h o f ., An imp r o v e d a lg o r i t h mf o r t v - l1 o p t i c a l f lo w. , P r o c . o f t h e Da g s t u h l Mo t i o n Wo r k s h o p , 2 0 0 8 . の 2 節 ) に て 開 示 さ れ た 論 文 中 の オ プ テ ィ カ ル フ ロ ー の 式 ( 論 文 中 の 式 ( 5 ) ) を 下 記 式 ( 2 ) と し て 用 い る こ と に よ り 視 差 を 求 め る 。

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50 【 数 2 】

【 0 0 2 7 】

  中 括 弧 内 の 前 側 の 項 は 輝 度 や コ ン ト ラ ス ト を 表 す デ ー タ 項 ( マ ッ チ ン グ コ ス ト ) で あ る 。 デ ー タ 項 で は 、 観 測 さ れ た 輝 度 情 報 を も と に し て 左 右 画 像 の 差 が 算 出 さ れ る 。 ま た 、 中 括 弧 内 の 後 側 の 項 は 、 平 滑 化 等 を 行 う た め の 正 則 化 項 で あ る 。 正 則 化 項 で は 、 ▽ u 、 ▽ v の 変 化 が 大 き い 場 合 に 、 そ の 変 化 を 抑 制 し て ノ イ ズ な ど に ロ バ ス ト に 解 を 推 定 で き る よ う に す る も の で あ る 。 本 手 法 で は 、 特 に 正 則 化 項 に T o t a l Ge n e r a liz e d V a r i a t i o n ( h t t p :/ / www .u n i - g r a z .a t / i ma www/ o p t c o n / p r o je c t s / b r e d ie s / t g v . h t ml) に て 提 案 さ れ た L p ノ ル ム を 用 い る 。 特 に 、 L p ノ ル ム は 0 よ り 大 き く 1 未 満 の 値 に 設 定 さ れ る 。 こ の 構 成 に よ っ て 、 ノ イ ズ に 対 し て ロ バ ス ト で か つ シ ャ ー プ な 輪 郭 部 が 得 ら れ る 構 成 を 実 現 す る 。

【 0 0 2 8 】

  こ こ で 、 デ ー タ 項 は 、 例 え ば 、 マ ッ チ ン グ 特 徴 量 で あ る Ce n s u s t r a n s f o r m( C) お よ び S S I M( S S ) ( S t r u c t u r a l S imir a l it y ) を 用 い て 、 以 下 の よ う 表 す 。

【 0 0 2 9 】 【 数 3 】

【 0 0 3 0 】

  な お 、 こ の 式 で は 特 徴 量 不 変 と す る 。   一 方 、 正 則 化 項 は 、 下 記 式 に て 求 め る 。 【 0 0 3 1 】

【 数 4 】

【 0 0 3 2 】

  な お 、 上 記 式 ( 4 ) に お い て 、 v は u の 近 似 値 を 示 し 、 ま た 、 α 1 、 α 2 、 β 、 γ は 定 数 を 示 す 。 ま た 、 n は 画 像 の 輝 度 勾 配 の 向 き に 垂 直 な ベ ク ト ル を 示 す 。 上 記 式 ( 4 ) に お い て は 、 構 造 部 の 画 像 輝 度 の エ ッ ジ に 対 し て 垂 直 な 成 分 が 大 き い 点 な ら ば 、 u と v と が 大 き く ず れ て も 許 容 さ れ る 。 構 造 部 の 画 像 輝 度 の エ ッ ジ に 対 し て 垂 直 な 成 分 が 大 き く な い 場 合 に は 、 v の 変 化 が 抑 制 さ れ る 。

【 0 0 3 3 】

  続 い て 、 対 応 点 探 索 処 理 を 実 施 す る ( S 6 0 ) 。 対 応 点 探 索 処 理 は 、 基 準 画 像 ( 例 え ば 撮 像 部 2 1 に よ る 撮 像 画 像 ) を 構 成 す る 各 画 素 と 比 較 画 像 ( 例 え ば 撮 像 部 2 2 に よ る 撮 像 画 像 ) を 構 成 す る 各 画 素 と の 対 応 関 係 、 す な わ ち 、 同 じ も の が 写 っ て い る 場 所 を 関 連 付 け る 処 理 で あ る 。

【 0 0 3 4 】

(7)

10

20

30

40 【 0 0 3 5 】

  な お 、 こ の 処 理 で は 、 基 準 画 像 の 画 素 位 置 毎 に 、 比 較 画 像 の 視 差 探 索 す る 範 囲 内 に あ る 画 素 に 対 す る コ ス ト を 算 出 す る 。 ま た 、 こ の 処 理 は 、 前 述 の オ プ テ ィ カ ル フ ロ ー を 用 い た 手 法 と は 独 立 し た 処 理 で あ る 。

【 0 0 3 6 】

  こ こ で 、 ピ ク セ ル 位 置 p , 視 差 u p の と き の 節 点 の コ ス ト を D ( p , u p ) と 表 現 す る 。 ま た 、 コ ス ト D ( p , u p ) は 、 下 記 S S I M ( S t r u c t u a l S imila r i t y ) を 用 い て 求 め る 。

【 0 0 3 7 】 【 数 5 】

【 0 0 3 8 】

  な お 、 上 記 数 式 に お け る 各 記 号 の 定 義 に つ い て は 、 図 6 に 示 す 。 ま た 、 上 記 数 式 中 の α 、 β 、 γ は 、 任 意 の 定 数 で あ る 。

  次 に 、 ビ タ ビ ア ル ゴ リ ズ ム に よ る コ ス ト を 求 め る ( S 2 2 0 ∼ S 2 6 0 ) 。 S 2 2 0 の 処 理 で は 、 コ ス ト E x を 下 記 の 手 順 を 実 施 す る こ と で 求 め る 。

【 0 0 3 9 】   [ 手 順 1 − 1 ]

  ま ず 、 基 準 画 像 の 画 素 に つ い て は 、 基 準 画 像 の 左 上 の 画 素 か ら 右 方 向 に 順 に 選 択 し 、 右 端 ま で 選 択 し 終 わ る と 、 1 段 下 の 左 端 の 画 素 を 選 択 し 、 再 び 右 方 向 に 順 に 選 択 す る 処 理 を 繰 り 返 す 。 こ の 際 、 比 較 画 像 に つ い て は 、 基 準 画 像 の 選 択 中 の 画 素 と 同 じ 高 さ ( 鉛 直 方 向 の 位 置 ) に あ る 比 較 画 像 の 画 素 を 、 左 か ら 右 に 向 か う 方 向 ( 右 方 向 ) に 左 端 か ら 右 端 ま で 順 次 選 択 す る 。 す な わ ち 、 図 5 ( b ) に 示 す よ う に 、 基 準 画 像 お よ び 比 較 画 像 に つ い て そ れ ぞ れ 水 平 方 向 ( X 方 向 ) に つ い て 選 択 す る 画 素 の 座 標 を 遷 移 さ せ る 。

【 0 0 4 0 】

  そ し て 、 比 較 画 像 の 各 画 素 に つ い て 、 視 差 ( 基 準 画 像 の 画 素 の 位 置 と 比 較 画 像 の 画 素 の 位 置 の 差 ) が 大 き く な る に つ れ て コ ス ト が 大 き く な る よ う 予 め 設 定 さ れ た 関 数 を 用 い て 視 差 コ ス ト S ( u p , u q ) を 求 め る 。 な お 、 S ( u p , u q ) は 、 p か ら q に 視 差 が 変 化 す る 際 の 視 差 コ ス ト を 示 す 。

【 0 0 4 1 】   [ 手 順 1 − 2 ]

  そ し て 、 節 点 の コ ス ト D ( p , u p ) と 、 視 差 コ ス ト S ( u p , u q ) と に つ い て ビ タ ビ ア ル ゴ リ ズ ム を 適 用 す る 。

(8)

10

20

30

40

50 【 数 6 】

【 0 0 4 3 】

  上 記 式 ( ビ タ ビ ア ル ゴ リ ズ ム の 式 ) で は 、 前 述 の あ る 節 点 に つ い て 、 図 5 ( a ) に 示 す マ ト リ ク ス に お け る 左 端 の 何 れ か の 節 点 か ら そ の 節 点 ( あ る 節 点 ) に 至 る ま で の 、 節 点 の コ ス ト D ( p , u p ) と 、 視 差 コ ス ト S ( u p , u q ) と の 和 、 を 示 し て い る 。

【 0 0 4 4 】

  こ こ で は 、 節 点 毎 に 、 こ の E ( u p ) が 最 小 と な る 節 点 コ ス ト お よ び 視 差 コ ス ト の 組 み 合 わ せ を ビ タ ビ ア ル ゴ リ ズ ム を 用 い て 求 め る 。 こ の 演 算 に よ っ て 得 ら れ る こ れ ら の デ ー タ を 右 方 向 の コ ス ト と す る 。

【 0 0 4 5 】   [ 手 順 1 − 3 ]

  上 記 [ 手 順 1 − 1 ] ∼ [ 手 順 1 − 2 ] と 同 様 の 方 法 を 、 右 か ら 左 に 向 か う 方 向 ( 左 方 向 ) に 適 用 す る こ と に よ っ て 、 ビ タ ビ ア ル ゴ リ ズ ム の コ ス ト を 得 る 。 こ の 演 算 に よ っ て 得 ら れ る こ れ ら の デ ー タ を 左 方 向 の コ ス ト と す る 。

【 0 0 4 6 】   [ 手 順 1 − 4 ]

  上 記 の 手 順 に て 求 め た 右 方 向 の コ ス ト と 左 方 向 の コ ス ト と を 対 応 す る 節 点 同 士 で 加 算 し 、 得 ら れ た デ ー タ を 左 右 方 向 の コ ス ト E x と し て メ モ リ 1 2 に 記 録 さ せ る 。

【 0 0 4 7 】

  続 い て 、 S 2 3 0 の 処 理 で は 、 コ ス ト E y を 下 記 の 手 順 を 実 施 す る こ と で 求 め る 。   [ 手 順 2 − 1 ]

  ま ず 、 図 7 ( b ) に 示 す よ う に 、 各 節 点 に つ い て 、 Y 方 向 ( 画 像 の 鉛 直 方 向 ) か ら み た 仮 想 的 な 平 面 を 準 備 す る 。 そ し て こ の 平 面 に 対 応 す る 画 素 を 選 択 す る 。 す な わ ち 、 基 準 画 像 の 画 素 に つ い て は 、 基 準 画 像 の 左 上 の 画 素 か ら 下 方 向 に 順 に 選 択 し 、 下 端 ま で 選 択 し 終 わ る と 、 1 段 右 側 の 上 端 の 画 素 を 選 択 し 、 再 び 下 方 向 に 順 に 選 択 す る 処 理 を 繰 り 返 す 。 こ の 際 、 比 較 画 像 に つ い て は 、 基 準 画 像 の う ち の 選 択 中 の 画 素 と 同 じ 左 右 位 置 ( 水 平 方 向 の 位 置 ) に あ る 比 較 画 像 の 画 素 を 、 上 か ら 下 に 向 か う 方 向 ( 下 方 向 ) に 上 端 か ら 下 端 ま で 順 次 選 択 す る 。

【 0 0 4 8 】

  そ し て 、 こ の 際 の 視 差 コ ス ト S ( u p , u q ) を 求 め る 。   [ 手 順 2 − 2 ]

  そ し て 、 計 算 済 み の 節 点 の コ ス ト D ( p , u p ) と 、 視 差 コ ス ト S ( u p , u q ) と に つ い て ビ タ ビ ア ル ゴ リ ズ ム を 適 用 す る 。

【 0 0 4 9 】

  こ こ で は 、 図 7 ( a ) に 示 す よ う に 、 前 述 の ビ タ ビ ア ル ゴ リ ズ ム の 式 を 利 用 し て 、 節 点 毎 に 、 こ の E ( u p ) が 最 小 と な る 節 点 コ ス ト お よ び 視 差 コ ス ト の 組 み 合 わ せ を 求 め る 。 こ の 演 算 に よ っ て 得 ら れ る こ れ ら の デ ー タ を 下 方 向 の コ ス ト と す る 。

【 0 0 5 0 】   [ 手 順 2 − 3 ]

(9)

10

20

30

40

50 れ る こ れ ら の デ ー タ を 上 方 向 の コ ス ト と す る 。

【 0 0 5 1 】   [ 手 順 2 − 4 ]

  上 記 の 手 順 に て 求 め た 下 方 向 の コ ス ト と 上 方 向 の コ ス ト と を 対 応 す る 節 点 同 士 で 加 算 し 、 得 ら れ た デ ー タ を 上 下 方 向 の コ ス ト E y と し て メ モ リ 1 2 に 記 録 さ せ る 。

【 0 0 5 2 】

  続 い て 、 S 2 4 0 の 処 理 で は 、 コ ス ト E x − y を 下 記 の 手 順 を 実 施 す る こ と で 求 め る 。   [ 手 順 3 − 1 ]

  ま ず 、 図 8 ( b ) に 示 す よ う に 、 各 節 点 に つ い て 、 X Y 方 向 ( 画 像 の 左 下 か ら 4 5 度 斜 め 右 上 方 向 ) か ら み た 仮 想 的 な 平 面 を 準 備 す る 。 そ し て こ の 平 面 に 対 応 す る 画 素 を 選 択 す る 。 す な わ ち 、 基 準 画 像 の 画 素 に つ い て は 、 基 準 画 像 の 左 上 の 画 素 を 選 択 し 、 4 5 度 右 上 の 画 素 を 順 に 選 択 す る 。

【 0 0 5 3 】

  そ し て 、 端 部 ま で 選 択 し 終 わ る と 、 左 端 の 画 素 の う ち の 最 も 上 段 の 画 素 を 選 択 し 、 再 び 4 5 度 右 上 に 順 に 選 択 す る 処 理 を 繰 り 返 す 。 こ の 際 、 比 較 画 像 に つ い て は 、 基 準 画 像 の う ち の 選 択 中 の 画 素 と 対 応 す る 斜 め 方 向 に 位 置 す る 画 素 を 左 下 端 か ら 右 上 端 ま で 順 次 選 択 す る 。

【 0 0 5 4 】

  そ し て 、 こ の 際 の 視 差 コ ス ト S ( u p , u q ) を 求 め る 。   [ 手 順 3 − 2 ]

  そ し て 、 計 算 済 み の 節 点 の コ ス ト D ( p , u p ) と 、 視 差 コ ス ト S ( u p , u q ) と に つ い て ビ タ ビ ア ル ゴ リ ズ ム を 適 用 す る 。

【 0 0 5 5 】

  こ こ で は 、 図 8 ( a ) に 示 す よ う に 、 前 述 の ビ タ ビ ア ル ゴ リ ズ ム の 式 を 利 用 し て 、 節 点 毎 に 、 こ の E ( u p ) が 最 小 と な る 節 点 コ ス ト お よ び 視 差 コ ス ト の 組 み 合 わ せ を 求 め る 。 こ の 演 算 に よ っ て 得 ら れ る こ れ ら の デ ー タ を 右 斜 め 上 方 向 の コ ス ト と す る 。

【 0 0 5 6 】   [ 手 順 3 − 3 ]

  上 記 [ 手 順 3 − 1 ] ∼ [ 手 順 3 − 2 ] と 同 様 の 方 法 を 、 右 上 か ら 左 斜 め 下 に 向 か う 方 向 に 適 用 す る こ と に よ っ て 、 ビ タ ビ ア ル ゴ リ ズ ム の コ ス ト を 得 る 。 こ の 演 算 に よ っ て 得 ら れ る こ れ ら の デ ー タ を 右 斜 め 下 方 向 の コ ス ト と す る 。

【 0 0 5 7 】   [ 手 順 3 − 4 ]

  上 記 の 手 順 に て 求 め た 右 斜 め 下 方 向 の コ ス ト と 右 斜 め 上 方 向 の コ ス ト と を 対 応 す る 節 点 同 士 で 加 算 し 、 得 ら れ た デ ー タ を 右 斜 め 方 向 の コ ス ト E x − y と し て メ モ リ 1 2 に 記 録 さ せ る 。

【 0 0 5 8 】   [ 手 順 4 ]

  続 い て 、 S 2 5 0 の 処 理 で は 、 コ ス ト E x + y を 下 記 の 手 順 を 実 施 す る こ と で 求 め る 。 こ の 際 に は 、 [ 手 順 3 − 1 ] ∼ [ 手 順 3 − 4 ] と 同 様 に 、 左 斜 め 方 向 の コ ス ト E x + y を 求 め 、 メ モ リ 1 2 に 記 録 さ せ る 。

【 0 0 5 9 】

  こ こ で 、 上 記 の 各 処 理 に お い て 、 ビ タ ビ ア ル ゴ リ ズ ム の コ ス ト E ( p , u ) ( E x 、 E y 、 E x − y 、 E x + y ) は 以 下 の 式 ( 1 3 ) で 求 め ら れ る 。

【 0 0 6 0 】 【 数 7 】

(10)

10

20

30

40

50   た だ し 、 E ( p , u ) は 、 ピ ク セ ル 位 置 p 、 ピ ク セ ル 位 置 p − 1 と の 視 差 u の 際 の ビ タ

ビ ア ル ゴ リ ズ ム に よ る コ ス ト 、 s ( u , v ) は 、 ピ ク セ ル 位 置 p − 1 か ら ピ ク セ ル 位 置 p に な る と き に 、 視 差 が v か ら u に 変 化 す る 際 の コ ス ト 、 D ( p , u ) は 、 ピ ク セ ル 位 置 p 、 視 差 u の と き の 節 点 の コ ス ト を 表 す 。

【 0 0 6 2 】

  図 9 に 示 す 例 で は 、 例 え ば 、 左 か ら 右 方 向 に 向 け て 、 ピ ク セ ル 位 置 p - 1 か ら p へ の ビ タ ビ ア ル ゴ リ ズ ム の コ ス ト を 演 算 す る 例 を 示 し て い る 。 ピ ク セ ル 位 置 p , 視 差 u の ビ タ ビ ア ル ゴ リ ズ ム の コ ス ト は 、 ピ ク セ ル 位 置 p − 1 に あ る 全 て の 節 点 か ら 接 続 さ れ る 経 路 の 内 で 、 最 も 小 さ い { E p − 1 , v } + s ( u , v ) } に 自 ノ ー ド の D ( p , u ) を 足 し た も の に な る 。

【 0 0 6 3 】

  こ こ で 、 取 り 得 る 視 差 の 範 囲 を m , 探 索 範 囲 ( 図 9 で の 矢 印 の 本 数 ) を n 個 と す る と 、 ピ ク セ ル 位 置 p − 1 か ら p へ 遷 移 す る た め に は 、 m × n 回 の 探 索 を 行 う 必 要 が あ る と い え る 。

【 0 0 6 4 】

  し か し な が ら 、 本 実 施 形 態 に お い て は 、 下 記 式 を 用 い て E ( p , u ) を 求 め る 。 【 0 0 6 5 】

【 数 8 】

【 0 0 6 6 】

  こ の 式 ( 1 4 ) で は 、 視 差 ( u − 1 ) か つ ピ ク セ ル 位 置 p で の コ ス ト と 、 視 差 u 、 ピ ク セ ル 位 置 ( p − 1 ) の コ ス ト と 、 節 点 の コ ス ト D ( p , u ) と を 利 用 し て 、 最 適 解 を 求 め て い る 。

【 0 0 6 7 】

  本 実 施 形 態 に お い て 式 ( 1 3 ) の 代 わ り に 式 ( 1 4 ) を 用 い る の は 、 式 ( 1 3 ) と 式 ( 1 4 ) と が 等 価 で あ る か ら で あ る 。 式 ( 1 3 ) と 式 ( 1 4 ) と が 等 価 で あ る こ と を 以 下 に 証 明 す る 。

【 0 0 6 8 】 【 数 9 】

【 0 0 6 9 】

  式 ( 1 5 ) に つ い て 、 E ( p , u ) は 上 記 の よ う に , m i n の 部 分 に つ い て , { v = 0 , … , u − 1 } の 範 囲 と { v = u } の と き の 2 項 比 較 と 等 価 と な る 。 ま た 、 式 ( 1 6 ) は 、 式 ( 1 3 ) に お け る u を ( u − 1 ) に 置 換 し た 定 義 と 同 様 の 式 で あ る 。

【 0 0 7 0 】 【 数 1 0 】

【 0 0 7 1 】

  式 ( 1 6 ) の 右 辺 の D を 左 辺 に 移 項 す る こ と に よ っ て 上 記 式 ( 1 7 ) が 得 ら れ 、 さ ら に 、 こ の 式 ( 1 7 ) に お け る 両 辺 に − s ( u − 1 , v ) + s ( u , v ) を 足 す と 以 下 の 式 ( 1 8 ) が 得 ら れ る 。

(11)

10

20

30

40

50 【 数 1 1 】

【 0 0 7 3 】

  そ し て 、 式 ( 1 5 ) の 右 辺 の m i n { E ( p − 1 , v ) + s ( u , v ) } の 部 分 を 式 ( 1 8 ) の 左 辺 に 置 き 換 え る と 、 E ( p , u ) は 上 記 の 式 ( 1 4 ) で 表 さ れ る 。 つ ま り 、 2 項 の 比 較 演 算 ( m i n 部 分 ) と 節 点 コ ス ト D と の 足 し 算 に よ り 算 出 で き る こ と が 分 か る 。 【 0 0 7 4 】

  な お 、 上 記 に お い て は 、 s ( u , v ) = u − v と し て い る 。 こ の よ う に 式 ( 1 3 ) に 換 え て 式 ( 1 4 ) を 用 い て コ ス ト E ( p , u ) を 求 め る こ と で 、 m × n 回 の 探 索 を 2 m 回 の 探 索 と す る こ と が で き る 。 す な わ ち 、 処 理 を 高 速 化 す る こ と が で き る 。

【 0 0 7 5 】

  続 い て 、 図 4 に 戻 り 、 コ ス ト E ( E ( p , u ) ) に 従 っ て 、 最 小 と な る 視 差 を 選 択 し ( S 2 7 0 ) 、 基 準 画 像 に お け る 各 画 素 と 比 較 画 像 に お け る 各 画 素 と の 対 応 関 係 を メ モ リ 1 2 に 記 録 し ( S 2 8 0 ) 、 対 応 点 探 索 処 理 を 終 了 す る 。

【 0 0 7 6 】

  こ の よ う な 対 応 点 探 索 処 理 が 終 了 す る と 、 図 2 に 戻 り 、 視 差 統 合 処 理 を 実 施 す る ( S 7 0 ) 。 視 差 統 合 処 理 は 、 距 離 を 推 定 す る 際 に 、 各 画 素 に つ い て 、 オ プ テ ィ カ ル フ ロ ー に よ る 視 差 推 定 結 果 を 利 用 す る か 、 ビ タ ビ ア ル ゴ リ ズ ム に よ る 視 差 推 定 結 果 を 利 用 す る か を 設 定 す る 処 理 で あ る 。

【 0 0 7 7 】

  視 差 統 合 処 理 で は 、 図 1 0 に 示 す よ う に 、 ま ず 、 オ ク ル ー ジ ョ ン 領 域 の 判 定 を 行 う ( S 4 1 0 ) 。 こ こ で い う オ ク ル ー ジ ョ ン 領 域 と は 、 ビ タ ビ ア ル ゴ リ ズ ム に よ る 視 差 推 定 結 果 の 信 頼 性 が 低 い 領 域 を 示 し 、 例 え ば 、 前 述 の コ ス ト E が 比 較 的 大 き く な る 領 域 ( 判 定 閾 値 以 上 と な る 領 域 ) を 示 す 。 オ ク ル ー ジ ョ ン 領 域 の 判 定 の 際 に は 、 判 定 を 行 う 画 像 を 任 意 に 区 分 し た 区 分 領 域 毎 に 判 定 を 行 う 。 つ ま り 、 区 分 領 域 は 、 1 画 素 の み か ら 構 成 さ れ て い て も よ い し 、 複 数 の 画 素 か ら 構 成 さ れ て も よ い 。

【 0 0 7 8 】

  オ ク ル ー ジ ョ ン 領 域 の 判 定 を 行 う 処 理 と し て は 、 例 え ば 、 P e t e r S a n d ら に よ る 手 法 ” P a r t i c le V id e o : L o n g - R a n g e Mo t io n E s t i ma t io n u s i n g P o i n t T r a j e c t o r ie s ” 等 を 用 い る こ と が で き る 。

【 0 0 7 9 】

  続 い て 、 全 て の 画 素 に つ い て 、 取 り 敢 え ず は ビ タ ビ ア ル ゴ リ ズ ム に よ る 視 差 推 定 結 果 を 利 用 す る よ う 設 定 し ( S 4 2 0 ) 、 区 分 領 域 の 何 れ か に お い て オ ク ル ー ジ ョ ン 領 域 が 存 在 す る か 否 か を 判 定 す る ( S 4 3 0 ) 。 オ ク ル ー ジ ョ ン 領 域 が 存 在 し て い な け れ ば ( S 4 3 0 : N O ) 、 S 4 2 0 の 処 理 に 移 行 す る 。

【 0 0 8 0 】

  ま た 、 オ ク ル ー ジ ョ ン 領 域 が 存 在 し て い れ ば ( S 4 3 0 : Y E S ) 、 オ ク ル ー ジ ョ ン 領 域 で あ る 区 分 領 域 に つ い て 、 オ プ テ ィ カ ル フ ロ ー に よ る 視 差 推 定 結 果 を 利 用 す る よ う 設 定 す る ( S 4 4 0 ) 。 つ ま り 、 オ ク ル ー ジ ョ ン 領 域 に つ い て 、 ビ タ ビ ア ル ゴ リ ズ ム に よ る 視 差 推 定 結 果 を オ プ テ ィ カ ル フ ロ ー に よ る 視 差 推 定 結 果 に 入 れ 替 え る 。 こ の よ う な 処 理 が 終 了 す る と 、 視 差 統 合 処 理 を 終 了 す る 。

【 0 0 8 1 】

  視 差 統 合 処 理 が 終 了 す る と 、 図 2 に 戻 り 、 各 画 素 の 視 差 に つ い て 外 れ 値 が あ る か 否 か を 判 定 す る ( S 8 0 ) 。 こ の 処 理 で は 、 例 え ば 、 あ る 画 素 に お け る 視 差 と こ の 画 素 の 周 囲 に 位 置 す る 画 素 に お け る 視 差 と が か け 離 れ て い る 場 合 に 、 こ の 画 素 の 視 差 が 外 れ 値 で あ る と 判 定 す る 。 例 え ば 、 こ の 処 理 と し て は 、 “ S e c r e t s o f Op t i c a l F lo w E s t i ma t io n a n d T h e ir P r in c i p le s ” を 採 用 す る こ と が で き る 。

(12)

10

20

30

40

50   外 れ 値 が あ れ ば ( S 8 0 : Y E S ) 、 こ の 外 れ 値 を 除 去 す る ( S 9 0 ) 。 つ ま り 、 外 れ

値 と な っ た 画 素 に お け る 視 差 の 推 定 結 果 を 削 除 す る 。 こ の 処 理 の 後 、 S 3 0 の 処 理 に 戻 る 。

【 0 0 8 3 】

  ま た 、 外 れ 値 が な け れ ば ( S 8 0 : N O ) 、 平 滑 化 を 行 う ( S 1 0 0 ) 。 こ の 処 理 で は 、 例 え ば 、 公 知 の 手 法 で あ る 、 D. F e r s t l 等 に よ る ” I ma g e Gu i d e d De p t h Up s a mp lin g u s i n g a n is o t r o p i c t o t a l g e n e r a liz e d v a r i a t io n ” に よ る 手 法 を 応 用 す る 。

【 0 0 8 4 】

  す な わ ち 、 該 公 知 手 法 に よ る 、 下 記 式 ( 2 1 ) に お け る D s を 、 下 記 式 ( 2 2 ) に 示 す よ う に 、 各 解 像 度 で 得 ら れ た 視 差 情 報 l e v e ls _ u で 置 き 換 え る 。

【 0 0 8 5 】 【 数 1 2 】

【 0 0 8 6 】 【 数 1 3 】

【 0 0 8 7 】

  な お 、 視 差 情 報 le v e l s _ u は 、 前 段 の ピ ラ ミ ッ ド 画 像 ( 解 像 度 が 1 段 階 低 い 撮 像 画 像 ) に お い て 推 定 さ れ た 視 差 を 示 す 。 こ の よ う な 式 ( 2 2 ) を 採 用 し て 平 滑 化 を 行 う こ と で 、 シ ャ ー プ な エ ッ ジ を 残 し な が ら 路 面 な ど の 表 面 を 滑 ら か に 処 理 す る 構 成 に で き る 。

【 0 0 8 8 】

  続 い て 、 各 画 素 に お け る 対 応 点 の 視 差 に 応 じ て 各 画 素 に 写 っ て い る 物 体 ま で の 距 離 を 算 出 す る ( S 1 1 0 ) 。 そ し て 、 こ れ ら の 画 素 と 距 離 と の 対 応 デ ー タ を 車 両 制 御 部 3 0 に 対 し て 出 力 す る ( S 1 2 0 ) 。 こ の よ う な 処 理 が 終 了 す る と 、 距 離 演 算 処 理 を 終 了 す る 。 【 0 0 8 9 】

  こ こ で 、 距 離 演 算 処 理 に よ っ て 出 力 さ れ る 対 応 デ ー タ は 、 画 素 毎 に 距 離 が 対 応 付 け ら れ た 距 離 画 像 と な る 。 距 離 画 像 に お い て は 、 濃 淡 に よ っ て 距 離 が 表 現 さ れ て お り 、 濃 度 が 高 く な る に つ れ て 距 離 が 遠 く な る こ と を 示 す 。 距 離 画 像 の 一 例 を 図 1 1 ( b ) 、 図 1 1 ( c ) に 示 す 。 な お 、 図 1 1 ( a ) は 、 撮 像 画 像 で あ り 、 図 1 1 ( b ) は 、 本 実 施 形 態 の 手 法 に よ る 距 離 画 像 で あ り 、 図 1 1 ( c ) は 、 ビ ダ ビ ア ル ゴ リ ズ ム の み に よ っ て 得 ら れ た 距 離 画 像 で あ る 。

【 0 0 9 0 】

  図 1 1 ( c ) に 示 す ビ ア ル ゴ リ ズ ム の み に よ っ て 得 ら れ た 距 離 画 像 で は 、 図 中 の 枠 に て 示 す 電 話 ボ ッ ク ス 付 近 の 領 域 が オ ク ル ー ジ ョ ン 領 域 と な っ て お り 、 輪 郭 が ぼ や け て い る 。 一 方 、 図 1 1 ( b ) に 示 す 本 実 施 形 態 の 手 法 に よ る 距 離 画 像 で は 、 電 話 ボ ッ ク ス 付 近 の 領 域 が よ り 鮮 明 に な っ て お り 、 距 離 の 推 定 精 度 が 相 対 的 に 向 上 し て い る と い え る 。

【 0 0 9 1 】

  [ 本 実 施 形 態 に よ る 効 果 ]

(13)

10

20

30

40

50 間 の 対 応 点 を 探 索 す る ( S 6 0 ) 。 そ し て 、 探 索 精 度 判 定 工 程 で は 、 第 1 の 手 法 に お い て

利 用 し た 基 準 画 像 を 複 数 に 区 分 し た 区 分 領 域 毎 に 、 第 1 の 手 法 に よ る 対 応 点 の 探 索 精 度 が 基 準 値 以 上 で あ る か 否 か を 判 定 す る ( S 7 0 : S 4 3 0 ) 。 さ ら に 、 対 応 点 設 定 工 程 で は 、 探 索 精 度 が 基 準 値 以 上 で あ る 区 分 領 域 に て 第 1 の 手 法 に よ る 対 応 点 を 採 用 し 、 探 索 精 度 が 基 準 値 未 満 で あ る 区 分 領 域 に て 第 2 の 手 法 に よ る 対 応 点 を 採 用 す る こ と で 、 複 数 の 画 像 間 の 対 応 点 を 設 定 す る ( S 4 2 0 , S 4 4 0 ) 。

【 0 0 9 2 】

  す な わ ち 、 本 発 明 の 対 応 点 探 索 方 法 で は 、 複 数 の 手 法 で 対 応 点 を 探 索 し 、 あ る 手 法 で の 対 応 点 の 探 索 精 度 が 基 準 値 以 上 で あ れ ば こ の 手 法 に よ る 対 応 点 を 採 用 し 、 こ の 手 法 で の 対 応 点 の 探 索 精 度 が 基 準 値 未 満 で あ れ ば 他 の 手 法 に よ る 対 応 点 を 採 用 す る 。

【 0 0 9 3 】

  こ の よ う な 距 離 検 出 装 置 1 に よ れ ば 、 得 ら れ る 画 像 に よ っ て あ る 手 法 で の 精 度 が 悪 い 場 合 に 他 の 手 法 に よ る 対 応 点 を 採 用 す る の で 、 探 索 精 度 の よ い 対 応 点 を 採 用 で き る 確 度 を 向 上 さ せ る こ と が で き る 。

【 0 0 9 4 】

  な お 、 上 記 実 施 形 態 の 距 離 検 出 装 置 1 に お い て 、 第 1 の 手 法 は 区 分 領 域 毎 の 探 索 精 度 の 差 が 比 較 的 大 き く 異 な り 、 第 2 の 手 法 は 区 分 領 域 毎 の 探 索 精 度 の 差 が 第 1 の 手 法 よ り も 小 さ い も の が 採 用 さ れ る 。 第 2 の 手 法 に よ る 平 均 的 な 探 索 精 度 よ り も 第 1 の 手 法 に よ る 探 索 精 度 が 低 い 区 分 領 域 に つ い て 第 2 の 手 法 を 採 用 す る よ う に す れ ば よ い 。

【 0 0 9 5 】

  ま た 、 上 記 の 距 離 検 出 装 置 1 に お い て 処 理 部 1 0 は 、 第 1 の 手 法 に よ っ て 得 ら れ た 対 応 点 を 複 数 の 画 像 間 の 対 応 点 と し て 設 定 し 、 探 索 精 度 が 基 準 値 未 満 で あ る 区 分 領 域 の 対 応 点 を 第 2 の 手 法 に よ る 対 応 点 と 入 れ 替 え る 。

【 0 0 9 6 】

  こ の よ う な 距 離 検 出 装 置 1 に よ れ ば 、 探 索 精 度 が 低 い 部 位 の み 第 2 の 手 法 に よ る 対 応 点 と 入 れ 替 え る の で 、 全 体 的 に 探 索 精 度 が 高 い 場 合 に 入 れ 替 え る 処 理 を 不 要 と す る こ と が で き 、 処 理 負 荷 を 軽 減 す る こ と が で き る 。

【 0 0 9 7 】

  ま た 、 上 記 の 距 離 検 出 装 置 1 に お い て 処 理 部 1 0 は 、 複 数 の 画 像 の う ち の 基 準 画 像 中 の あ る 画 素 を 表 す 基 準 画 素 に お け る 画 素 情 報 と 、 基 準 画 像 を 除 く 他 の 画 像 中 の 画 素 を 表 す 比 較 画 素 に お け る 画 素 情 報 と 、 の 差 異 に 基 づ く 画 素 コ ス ト を 、 基 準 画 素 お よ び 比 較 画 素 を 変 更 し つ つ 、 基 準 画 素 毎 に 演 算 す る ( S 2 1 0 ) 。 そ し て 、 基 準 画 素 を 変 更 す る 際 に お い て 基 準 画 素 と 比 較 画 素 と の 座 標 差 で あ る 視 差 の 変 化 量 に 対 す る コ ス ト を 表 す 視 差 コ ス ト を 、 基 準 画 素 毎 に 演 算 し 、 各 基 準 画 素 に 対 し て 、 画 素 コ ス ト と 視 差 コ ス ト と に 基 づ く 総 合 コ ス ト が 最 小 値 と な る 際 の 比 較 画 素 と の 組 み 合 わ せ を 演 算 す る ( S 2 2 0 ∼ S 2 6 0 ) 。 こ の 際 、 基 準 画 素 お よ び 比 較 画 素 を 複 数 の 方 向 に 沿 っ て 順 に 変 更 し た と き に お け る 合 計 コ ス ト が 最 小 と な る と き の 最 小 コ ス ト を 演 算 し 、 方 向 毎 に 演 算 さ れ た 最 小 コ ス ト を 互 い に 加 算 ま た は 左 か ら 右 , 右 か ら 左 と い っ た 方 向 ペ ア 毎 の 計 算 ス テ ッ プ に お い て コ ス ト を 畳 込 み し た 値 を 最 小 値 と す る 。 ま た 、 各 基 準 画 素 に 対 応 す る 比 較 画 素 を 、 各 基 準 画 素 に 対 応 す る 対 応 点 の 候 補 と し て 抽 出 す る ( S 2 7 0 ) 。

【 0 0 9 8 】

  す な わ ち 、 距 離 検 出 装 置 1 に お い て は 、 第 1 探 索 工 程 に て 複 数 の 方 向 に お い て ビ ダ ビ ア ル ゴ リ ズ ム を 採 用 し た マ ル チ パ ス ビ ダ ビ を 用 い る 。 こ の よ う な 距 離 検 出 装 置 1 に よ れ ば 、 ビ ダ ビ ア ル ゴ リ ズ ム が 得 意 と す る 領 域 に お い て は 高 精 度 に 対 応 点 を 探 索 で き る 。

【 0 0 9 9 】

  ま た 、 上 記 の 距 離 検 出 装 置 1 に お い て 処 理 部 1 0 は 、 オ プ テ ィ カ ル フ ロ ー を 用 い て 基 準 画 像 中 の 各 画 素 に 対 応 す る 画 素 を 対 応 点 の 候 補 と し て 抽 出 す る 。

(14)

10

20

30

40

50 構 成 と す る こ と で 対 応 点 の 探 索 精 度 を 向 上 さ せ る こ と が で き る 。

【 0 1 0 0 】

  ま た 、 上 記 の 距 離 検 出 装 置 1 に お い て 処 理 部 1 0 は 、 各 画 素 間 の 位 置 関 係 に 基 づ い て 物 体 ま で の 距 離 を 測 定 す る ( S 1 1 0 ) 。

  こ の よ う な 距 離 検 出 装 置 1 に よ れ ば 、 前 述 の 対 応 点 探 索 方 法 を 用 い る こ と で 対 応 点 の 探 索 精 度 を 向 上 さ せ る こ と が で き る の で 、 物 体 ま で の 距 離 を 精 度 よ く 測 定 す る こ と が で き る 。

【 0 1 0 1 】

  [ そ の 他 の 実 施 形 態 ]

  本 発 明 は 、 上 記 の 実 施 形 態 に よ っ て 何 ら 限 定 し て 解 釈 さ れ な い 。 ま た 、 上 記 の 実 施 形 態 の 説 明 で 用 い る 符 号 を 特 許 請 求 の 範 囲 に も 適 宜 使 用 し て い る が 、 各 請 求 項 に 係 る 発 明 の 理 解 を 容 易 に す る 目 的 で 使 用 し て お り 、 各 請 求 項 に 係 る 発 明 の 技 術 的 範 囲 を 限 定 す る 意 図 で は な い 。 上 記 実 施 形 態 に お け る 1 つ の 構 成 要 素 が 有 す る 機 能 を 複 数 の 構 成 要 素 と し て 分 散 さ せ た り 、 複 数 の 構 成 要 素 が 有 す る 機 能 を 1 つ の 構 成 要 素 に 統 合 さ せ た り し て も よ い 。 ま た 、 上 記 実 施 形 態 の 構 成 の 少 な く と も 一 部 を 、 同 様 の 機 能 を 有 す る 公 知 の 構 成 に 置 き 換 え て も よ い 。 ま た 、 上 記 実 施 形 態 の 構 成 の 一 部 を 、 課 題 を 解 決 で き る 限 り に お い て 省 略 し て も よ い 。 ま た 、 上 記 実 施 形 態 の 構 成 の 少 な く と も 一 部 を 、 他 の 上 記 実 施 形 態 の 構 成 に 対 し て 付 加 又 は 置 換 し て も よ い 。 な お 、 特 許 請 求 の 範 囲 に 記 載 し た 文 言 の み に よ っ て 特 定 さ れ る 技 術 思 想 に 含 ま れ る あ ら ゆ る 態 様 が 本 発 明 の 実 施 形 態 で あ る 。

【 0 1 0 2 】

  上 述 し た 距 離 検 出 装 置 1 の 他 、 当 該 距 離 検 出 装 置 1 を 構 成 要 素 と す る シ ス テ ム 、 当 該 距 離 検 出 装 置 1 と し て コ ン ピ ュ ー タ を 機 能 さ せ る た め の プ ロ グ ラ ム 、 こ の プ ロ グ ラ ム を 記 録 し た 媒 体 、 距 離 検 出 方 法 、 対 応 点 探 索 方 法 な ど 、 種 々 の 形 態 で 本 発 明 を 実 現 す る こ と も で き る 。

【 0 1 0 3 】

  例 え ば 、 上 記 実 施 形 態 に お い て 、 ピ ラ ミ ッ ド 画 像 や 分 解 画 像 の そ れ ぞ れ に つ い て 、 オ プ テ ィ カ ル フ ロ ー に よ る 視 差 推 定 、 平 滑 化 等 の 各 処 理 を 実 施 し た が 、 こ れ ら の 処 理 は 、 ピ ラ ミ ッ ド 画 像 や 分 解 画 像 の 一 部 に つ い て 実 施 し て も よ い 。 ま た 、 処 理 の 種 別 毎 に 、 利 用 す る 画 像 を 変 更 し て も よ い 。

【 0 1 0 4 】

  [ 実 施 形 態 の 構 成 と 本 発 明 の 手 段 と の 対 応 関 係 ]

  上 記 実 施 形 態 に お い て 処 理 部 1 0 は 、 本 発 明 で い う 画 像 処 理 装 置 に 相 当 す る 。 ま た 、 処 理 部 1 0 が 実 行 す る 処 理 の う ち の S 1 0 ∼ S 1 0 0 は 、 本 発 明 で い う 対 応 点 探 索 方 法 お よ び 画 素 対 応 手 段 に 相 当 す る 。

【 0 1 0 5 】

  ま た 、 上 記 実 施 形 態 に お い て S 5 0 の 処 理 は 本 発 明 で い う 第 1 探 索 工 程 に 相 当 し 、 上 記 実 施 形 態 に お い て S 6 0 の 処 理 は 本 発 明 で い う 第 2 探 索 工 程 に 相 当 す る 。 ま た 、 上 記 実 施 形 態 に お い て S 2 1 0 の 処 理 は 本 発 明 で い う 画 素 コ ス ト 演 算 工 程 に 相 当 し 、 上 記 実 施 形 態 に お い て S 2 2 0 ∼ S 2 6 0 の 処 理 は 本 発 明 で い う 最 小 コ ス ト 画 素 演 算 工 程 に 相 当 す る 。 【 0 1 0 6 】

  ま た 、 上 記 実 施 形 態 に お い て S 2 7 0 の 処 理 は 本 発 明 で い う 対 応 点 抽 出 工 程 に 相 当 し 、 上 記 実 施 形 態 に お い て S 1 1 0 の 処 理 は 本 発 明 で い う 測 定 手 段 に 相 当 す る 。 ま た 、 上 記 実 施 形 態 に お い て S 4 3 0 の 処 理 は 本 発 明 で い う 探 索 精 度 判 定 工 程 に 相 当 す る 。

【 0 1 0 7 】

  ま た 、 上 記 実 施 形 態 に お い て S 4 2 0 , S 4 4 0 の 処 理 は 本 発 明 で い う 対 応 点 設 定 工 程 に 相 当 す る 。

【 符 号 の 説 明 】 【 0 1 0 8 】

(15)

【 図 1 】 【 図 2 】

(16)

【 図 3 】 【 図 5 】

(17)

【 図 8 】 【 図 9 】

(18)

10 フロントページの続き

( 72) 発明者 白井 孝昌

愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会社デンソー内 ( 72) 発明者 テヘラニニキネジャド ホセイン

愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会社デンソー内 ( 72) 発明者 三田 誠一

愛知県名古屋市天白区久方2丁目12番地1 学校法人トヨタ学園内 ( 72) 発明者 ロン チャン

愛知県名古屋市天白区久方2丁目12番地1 学校法人トヨタ学園内 ( 72) 発明者 シェ チーウェイ

愛知県名古屋市天白区久方2丁目12番地1 学校法人トヨタ学園内 Fターム( 参考) 2F065 AA04 AA06 CC11 DD03 FF01 FF05 FF09 J J 03 J J 05 J J 26         QQ05 QQ24 QQ25 QQ31 QQ34 QQ38 UU05

参照

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