第 10 次長野市交通安全計画《概要版》
長野市では、交通安全対策基本法(昭和45年法律第110号)第26条第1項に基づき、
「交通事故のない社会」を実現するため、第10次長野市交通安全計画を取りまとめ ました。
平成 28 年 10 月 長野市
本市の区域における陸上交通の安全に関する総合的かつ長期的な施策の大綱 計画の性格 [計画 P2]
平成 28 年(2016 年)度から平成 32 年(2020 年)度までの5か年 計画の期間 [計画 P3]
【基本理念】
【目標】
計画の基本理念と目標 [計画 P2、P3]
∼交通事故のない社会を目指して∼
○ 安全安心な社会を実現するためには、全ての人々が相互理解と思いやりを もって行動し、共生の交通社会形成を図ることが重要です。
○ 人命尊重の理念に基づき、交通事故のない社会を目指すためには、市民 一人ひとりがそれぞれの立場から交通安全に向けて行動することが重要です。
「平成32年(2020年)までに、年間の交通事故死者数を7人以下とする」
○ 高齢者の交通事故死者数の減少
○ 歩行中及び自転車乗車中の交通事故死者数の減少
○ 踏切事故の発生防止
本市の交通事故による死者数は昭和60年に39人に達し、昭和62年には発生件数及び 負傷者がともに2,000人を超える交通事故多発状況となりました。
その後、死者数は増減を繰り返しておりましたが、平成23年度からの第9次長野 市交通安全計画の目標を「平成27年までに交通事故の死者数を11人以下とする。」 として各種施策を推進したところ、平成27年に死者数は9人まで減少して目標を 実現させています。
交通死亡事故の推移と現状 [計画 P4∼P6]
○ 交通事故による死者数が減少傾向の中で、65歳以上の高齢者の死者数が高水準 で推移しており、全死者数の6割以上を占めています。
○ 高齢死者のうち、交通弱者である歩行者と自転車乗車中の死者が8割を超え、 高齢運転者自身が死亡するケースも目立っています。
○ 発生場所は交差点付近、発生時間帯は薄暮時間帯と夜間に多発し、特に日没 が早まる秋から冬にかけて多発しています。
第9次長野市交通安全計画期間中の交通事故発生特徴 [計画 P5] 第 8 次 第 9 次
[計画 P4]
第 10 次長野市交通安全計画施策体系
【 重点課題 】
① 総合的な高齢者交通事故防止対策
② 通学路の交通安全対策
【目標】
交通事故による年間の死者数を 平成 32 年までに「7人以下」 とすることを目指す。
【視点】 [重点対象]
① 高齢者及び子どもの安全確保
② 歩行者及び自転車の安全確保
③ 生活道路における安全確保 [留意事項]
① 交通実態を踏まえたきめ細や かな対策の推進
② 地域ぐるみの交通安全対策の 推進
③ 先端技術の活用
1 道路交通環境の整備
2 交通安全思想の普及徹底
3 安全運転の確保
4 車両の安全性の確保
5 道路交通秩序の維持
6 救助・救急活動の充実
7 被害者支援の充実と推進
8 研究開発及び調査研究の充実 道路交通の安全
1 踏切道の立体交差化、構造の改良 及び歩行者等立体横断施設の 整備
2 踏切保安設備の整備及び交通 規制の実施
3 踏切道の統廃合の促進
4 その他踏切道の交通の安全と 円滑化を図るための措置 踏切道における
交通の安全