武蔵野市健康福祉総合計画推進会議(平成22年度第1回) 会議要録
1 開 会
(健康福祉部長挨拶)
前年度同様、主要事業について21年度の執行状況と、22年度の事業についてご説明した
後、ご意見をいただきたい。22年度は健康福祉総合計画の2年度目であるが、今年度から
市の第五期長期計画の策定が始まる予定である。本計画でも次期計画を見据えた形で取り
組みたいと思っているので、そういう視点からもさまざまなご意見をいただきたい。
2 配布資料の確認
3 報告事項
資料1及び資料2に基づき、生活福祉課長から「災害時要援護者対策事業」(21年度、
22年度)について、高齢者支援課地域支援担当課長から「保健・医療・福祉の連携強化」
(21年度、22年度)について、高齢者支援課計画調整担当係長から「認知症高齢者施策の
推進」(21年度、22年度)、「介護予防と健康づくり」(22年度)、「中重度の要介護者
に対応したサービス基盤の整備」(22年度)について、障害者福祉課長から「自立支援協
議会の活動支援」(21年度)、「高次脳機能障害者相談支援事業」(21年度)、「障害者
就労支援事業」(21年度)、「武蔵野市引きこもりサポート事業」(21年度)、「中途障
害者デイサービス」(22年度)、「児童デイサービスの充実」(22年度)について、健康
課長から「特定健康診査・特定保健指導の円滑な運営 従来の水準を維持した健康診査の
実施」(21年度)、「非常事態下における市民の健康維持を支援する体制づくり」(21年
度)、「乳がん検診」(22年度)、「新型インフルエンザ対策」(22年度)の執行状況の
報告(21年度)及び執行計画(22年度)の説明があった。
○ 日 時 平成22年5月19日(水) 午後6時30分から午後8時30分まで
○ 場 所 武蔵野市保健センター 多目的ホール
○ 出席委員 安達髙之、原田和幸、岡純、山井理恵、小平洋、岩本操、吉岡諒子、
星田正
○ 事 務 局 三澤健康福祉部長、鎌田生活福祉課長、山本地域支援担当課長、山田障害
4 質疑応答
【委 員】 次期の長期計画の進め方の今後の見通しについてはいかがか。調整計画では、
部門ごとに市民の意向を反映し、好評だったので、次期もそういったスタイルで進めてい
ただきたい。
施設関係の整備は、特別養護老人ホームの待機者がまだ200名ぐらいいるという話であ
るが、現状の待機者はどの程度か。
特定検診制度関係は、周知徹底をされているが、目標に達していない。受診なさる方、
指導を受ける方の人数が実情とは相当かけ離れているのではないか。
認知症関係は、認知症サポーターは3, 000名を超えたが、問題は日常の中でどのように
進めるのかということである。前回の会議でロールプレイを含めた、より一層支援できる
体制を今後地域の中でやっていきたいという話があったが、その後いかがか。
【事務局】 次期長期計画については、残念ながら明確なスケジュールが出ていない。従来
どおり市民参加でということは当然方針としてあると思っている。次期健康福祉総合計画
と次期長期計画のスタートが両方とも24年度からなので、効率的に連絡を取り策定したい。
【事務局】特別養護老人ホームの待機者は、21年度の調査では、入所希望者という形で、
430名。今年度「さくらえん」がオープンしたことと、本当に特別養護老人ホームへの入
所が必要な方は100人を切っているのかなと考えている。
認知症サポーター養成講座については、市も定期的に在宅介護支援センターと協議を進
めている。サポーター養成講座については、フォローアップ的な講座を実施したグループ
もある。こういった実施方法が在宅介護支援センターを中心とした形でのネットワークを
意識しながらできたらと考えている。
特定検診は、受診率の目標は、確かに下回っているが、医療制度全体の問題もあり厳し
い部分がある。
【委 員】 新型インフルエンザ対策について。昨年度の総括とは。
【事務局】 まず、正しい情報が早い段階で来ないということである。個人情報の問題もあ
る。2番目にワクチンの接種についても混乱をきたした。市では医師会と打ち合わせをし
て、市民に一刻も早く情報を出すということで、臨時の市報のような「健康だより」を全
戸配布したが、紙ベースのため、タイムラグが発生するという課題が出た。3番目として、
必要な医療資器材は、強毒型の発生に備え、引き続き準備を進めたい。その他、休日対策
が大きな課題となった。市では、医師会や薬剤師会と相談して、急遽、新型インフルエン
ザの休日診療所を立ち上げた。各課での課題を集約して、情報をまず庁内でしっかり共有
【委 員】 ワクチンを相当購入したということであるが、有効期間はどうか。それと、現
実に武蔵野市の患者数はどのぐらいだったのか。
【事務局】 市内の患者数は、具体的な数字は把握していない。ちなみに、市内の公立の幼
稚園、小学校、中学校、の主にインフルエンザでの欠席者数は全体の41%となっている。
全部が新型によるものかどうかは、はっきりしないが、参考にしていただきたい。
ワクチンについては、必ずしも武蔵野市民に限らないが、4月1日現在の武蔵野市の人
口で割ると、16. 7%の方がワクチン接種をしているという計算になる。東京都全体では
10. 5%の方が今回のワクチン接種をしたというデータがある。
【委 員】 まず、引きこもりの関係の事業について。発達障害の方がかなり多いが、市で
は就労支援という枠組みの中でどんなふうに取り組もうとしているのか。
2点目は、この事業は例えば災害時の支援者とか、あと認知症サポーターとか、多くの
方に協力いただけるような体制、組織化の取り組みはあったか。
3点目は高次脳機能障害の方のフリーサロンの利用率の実績はいかがか。
【事務局】 障害者手帳を持たない方への就労支援について。市では、障害者就労支援につ
いては障害者就労支援センター「あいる」に委託をしている。「あいる」では、知的、精
神、身体の障害の種別を問わず、また、障害者手帳の有無にかかわらず支援を行っている
ので、その方にふさわしい場での就職ができるような形で就労支援を行っている。
高次脳機能障害のフリーサロンについては、4月に「生活リハビリサポートすばる」と
いう事業所が立ち上がり、そちらで生活介護という事業が始まった。高次脳のサロンにつ
いては、1月から試行的に開始したが、その一部の利用者が、4月になって、新規の事業
に移行している関係もあり、昨年度中と今年度では若干利用者の数が異なっている。昨年
度中の登録者は5名。この4月以降、現在は実人数としては4名。回数については、比較
的このサロンに通っている方は、生活介護的なサービスではなく、社会的生活もある程度
個人なりに持ちつつ、やはり仲間のところに集いたいというイメージで来る方が多いので、
今のところ、これ以上増やしてほしいという声が多くあるとは認識していない。
災害時要援護者対策等の協力者の組織化については、障害者の方は今のところ手挙げ方
式ということで進めている。市と協定を締結した事業者があるので、その事業者とも連携
して行いたい。
今回の計画では、医療・介護といった公的なサービスを中心に連携しようという地域リ
ハビリテーションの考え方を出しているが、地域福祉の中には、インフォーマルなサービ
スがある。公的なサービスとインフォーマルなサービスの連携については、その方策も含
【委 員】 「あいる」について。もし、周りはそういった支援が必要だと思っていても、
ご本人が認めない、認めにくい場合まで支援しているのか。
【事務局】 「あいる」に関しては、まず本人が就労の意欲があることを前提としている。
本人がそういう意思がなく、周囲の方の相談ということになると、ご家族も含めた相談と
いうところから始まるかと思うので、すぐに就労というところに結びつくということでは
ない。
【委 員】 災害時要援護者対策について。地域社協では事業計画を進めているが、障害者
の方は、手挙げ方式は最初なかなか理解できていなかったと思うが、年を追うごとに増え
ているか。
2点目は、「ハビット」について。多く利用されているようであるが、これは検診の結
果、「ハビット」に送られてくるのか。それとも地域から上がってくるということか。
【事務局】 災害時要援護者について。障害者については、特別増えている状況ではない。
市全体で51名である。必要な方に対しては、積極的にアプローチをしていきたい。「ハビ
ット」については、相談者のほとんどが3歳児検診、1歳半検診の情報である。
【委 員】 認知症高齢者施策での講演会や引きこもり対策、高次脳機能障害の相談支援等
の制度の枠にはまらないサービスについて、こういう事業を知ったきっかけや、事業がつ
ながったきっかけ、あるいはサービスがつながらない人に対しての今後の支援のあり方等
があれば教えていただきたい。
【事務局】 認知症の方の施策は、体系的に進めている。「相談事業の充実」、「普及啓発
の推進」、「在宅生活の支援」の3つの柱で実施しており、9月を認知症を知る月間とし
て講演会等さまざまな事業を行い、PRしている。介護している方々にどのように情報提
供できるか工夫しており、例えば啓発グッズを小・中学生に持って帰っていただき、親御
さんたちに見ていただくことや、認知症サポーター養成講座を小・中学生を対象に実施す
ることを検討しており、広く周知を図っていきたい。
高次脳機能障害の相談支援事業については、相談支援事業の柱に、啓発事業や関係機関
連絡会の運営も入っている。高次脳機能障害に特化した通所サービスを新たに創出してい
くということは難しいので、できるだけ今ある既存のサービスを生かしていきたい。昨年
は近隣の医療機関等を含め連絡会を行ったが、今後幹事会で連絡会のあり方を検討してい
きたい。
【委 員】 1点目は、引きこもりサポート事業について。要請による家庭訪問が前期に比
べて、後半が増えている背景についてお聞きしたい。同じく就労、医療、教育、福祉との
2点目は、配付された資料では全体像が見えにくい。会議での資料はこういう形でよい
と思うが、市民にお知らせするにあたり、2点ほど希望したい。1つはもう少しアウトカ
ムを示すこと。もう1つは、可能であれば、全体のマトリックスが見えるようなものがあ
るといい。それができると、仕組みをもっといろいろなところで応用できるのではないか。
【事務局】 引きこもりの関係の相談件数に比較して訪問件数がちょっと少ないということ
については、当事者の了解が得られていないというケースが大多数なのかなと感じている。
それと、各分野の専門機関との連携については、就労支援センター「あいる」や教育支援
センターとの連携がある。また、多摩府中保健所及び市内の精神関係の事業所の間で精神
保健福祉連絡会というものを定期的に開催している。福祉の連携では、生活保護を受給さ
れている方にも引きこもりの若者がいるので、生活保護のケースワーカーとも適宜連携を
している。
アウトカムの表現は、次回の会議には示したい。もう1点、全体像が分かりにくい点に
ついては、研究してみたい。
【委 員】 4点伺いたい。1点目は、特別養護老人ホームの待機者が100人以下というこ
とであったが、具体的人数について。2点目は「さくらえん」について、建設費と武蔵野
市の補助額について。3点目は、特養へは武蔵野市在住以外の人でも入れると思うが、「
さくらえん」についてはどのようになったのかについて。4点目は、「さくらえん」の今
後の運営費についてはいかがかということをお聞きしたい。
【事務局】 1点目の特別養護老人ホームの待機者については、調査で出た入所申込者430
名から、他の老健、有料老人ホーム、グループホーム等の施設に既に入っている方と要介
護度の軽度の方を除くと100人以下であった。2点目の建設費用については、総事業費と
し て は 約 28億 円 で 、 市 の 補 助 金 は 、 そ の 約 1 割 、 2 億 8, 000万 円 を 20年 間 に 分 け て 毎 年
1, 400万円を交付するという形である。3点目の入所者の状況であるが、現在のところ、
武蔵野市民のみである。4点目の運営費については、市は運営費として補助金を出すこと
はないので、介護報酬と利用料収入によって運営することになる。
【委 員】 4点伺いたい。1点目は健康増進施策の専門職の確保と育成の問題について。
健康づくり支援センターが財団法人武蔵野健康開発事業団と一緒になり、1次予防と2次
予防が一緒になったということで、相乗効果的なことを期待しているが、現実問題として、
従来からの専門の医師によるハット講座がなくなった。市民からは、やはり専門家の話を
伺いたいという希望は強いので、専門家による2次予防も含めた講座の開設等についても、
検討していただきたい。2点目は、成人の健康づくりの推進の歯科検診の見直しについて。
3点目は市民こころの健康支援問題について。現状等をもう少し具体的にお伺いしたい。
4点目は、認知症高齢者施策の推進で、46の医療機関にもの物忘れ相談医をしてもらって
いるとのことであるが、その現状について伺いたい。
【事務局】 まず1点目が1ページ目の専門職の確保と育成については、検討段階である。
昨年10月に健康づくり支援センターを健康開発事業団に移管したので、2次予防との融合
を含め、健康開発事業団と連携して検討していきたい。
2点目の歯科検診の見直しの件については、歯科検診を少しでも多くの市民の方に、メ
リットのある形で受けていただくという視点で考えたい。歯科医師会と協議を進めており、
限りある財源をどのように使っていくかという視点から見直しをしていきたい。
3点目の市民こころの健康相談室については、事業はNPO法人MEWに委託して実施
している。自殺対策については、今回、東京都で緊急の補助金が創設されたこともあり、
その補助金を使って何か市として事業ができないか検討を進めている。
4点目の認知症の早期発見・早期診断のための受診・サポートシステムの推進について
は、「三鷹・武蔵野認知症連携を考える会」で協議をしている。そして、かかりつけ医が
早期診断をして適切な支援につなげることが有効であることや、状態の安定した認知症の
高齢者を支援していただければ、専門機関に殺到することなく、地域で担っていけること
ができるという考えから、昨年、武蔵野医師会でアンケートを行い、46の医療機関から「
もの忘れ相談医」として手を挙げていただいた。 そして3月に市と武蔵野市医師会が共
同でリーフレットを作成し、4月からは連携シートを試行している。今後については、現
状を把握しつつ検討していきたい。
【座 長】 先ほど別の委員から指摘があったが、この総合計画の中では重点項目を設けて
いる。22年度の指定主要事業計画の項目と、それぞれの計画の中で重点施策がどうつなが
るのかなという事業もある。なぜ指定主要事業として選んだのかということがわかれば、
それなりの見方もできると思うし、また、実績を同時に書き込むとすれば、全体像の中で
各事業がどういう状況にあるかは下欄に簡潔に書く方法もある。その辺は工夫願いたい。
【委 員】 どのサービスをどういうふうに受けたらいいのか分からない人がたくさんいる
と思う。施設等の連携も大切であるが、庁内の連携ももっと必要であると思う。
【座 長】 その他について事務局からお願いしたい。
【事務局】 次回は10月下旬を予定している。日程の調整については後日事務局から行う。
【座 長】 活発なご意見をありがとうございました。以上をもって本日の会議は終わりた
いと思います。ありがとうございました。