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熊谷市合流式下水道緊急改善計画及び事後評価について

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Academic year: 2018

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熊谷市合流式下水道緊急改善計画及び事後評価について

■合流式下水道緊急改善計画とは

合流式下水道とは、 家庭等から排出される「汚水」と降雨による「雨水」を1本の管で排水する

方式です。

合流式下水道は、晴天時には汚水がすべて処理場へ送られていますが、雨量が多い時には

処理場へ送りきれない合流下水の一部が未処理のままポンプ場から川へ放流されるため、放流

先の水質悪化が懸念されます。

平成 12 年には、合流式下水道から放流されたオイルボール(油の塊)が東京湾に漂着したこと

が社会問題となり、これを契機に合流式下水道を採用している全国 191 の都市に対し、改善対策

を実施することが義務付けられました。

熊谷市では、熊谷駅北側の市街地約 187ha がこの合流式下水道で整備されています(下図拡

大部)。

この区域の汚水と雨水は平戸中継ポンプ場に集められますが、雨天時には南側を流れる忍川

に一部が放流される場合があるため、対策が必要になります。

図 対象区域

(2)

2 ■実施した対策

熊谷市合流下水道緊急改善計画では、下記の対策を実施することとし、平成 25 年度に完了し

ました。

対策① ポンプ場スクリーンの目幅を 100mm から 25mm に変更しました。

効 果 ポンプ場の放流水と一緒に流れ出すゴミの量を減らします。

図 対策①のイメージ

対策② ポンプ場沈砂池を常に清潔に保つ装置を設置しました。

効 果 ポンプ場の沈砂池に堆積したヘドロが、放流水と一緒に流れ出すことが少なくな

ります。

図 対策②のイメージ

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3

対策③ 処理場(元荒川水循環センター)の滞水池の拡張工事を実施しました。

効 果 処理場の受け入れ施設の拡張により、ポンプ場から処理場に送水可能な水量

が 37,000 ㎥から 69,000 ㎥に増量となり、放流回数が半減されます。また、

放流される水は、対策前よりも雨水によって、より希釈されたものとなります。

図 対策③のイメージ

■目標の達成状況

これらの対策は、次の3つの目標を達成するために実施したものです。

目標1 流出するゴミの削減

目標2 放流回数の半減

目標3 汚濁負荷量の削減(分流並み水質の達成)

目標の達成状況を確認するため、合流式下水道緊急改善事業の“事後評価”を実施した結果、

3 つの目標すべてを達成することができました。

目標1 流出するゴミの削減

平戸中継ポンプ場のスクリーンを目の細かいものに変更したことで、忍川へ放流されてしまうゴ

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4 目標2 放流回数の半減

処理場の受け入れ施設の拡張により、平戸ポンプ場から処理場に送水可能な水量が増えたこ

とで、年間の放流回数が対策前の 42 回から、対策後は 20 回程度まで半減されました。

図 平戸中継ポンプ場放流回数

目標3 汚濁負荷量の削減(分流並み水質の達成)

本市では、分流並み水質については当初より達成していましたが、上記の目標2を達成したこ

とで、更なる水質の改善が図られる結果となりました。

図 年間汚濁負荷量

■今後の方針

熊谷市合流式下水道緊急改善事業として計画した対策が完了し、設定した改善目標はすべて

達成しました。今後は、整備した施設の適切な運用と適正な維持管理を行い、汚濁負荷量の状況

参照

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