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kaihou13 14 最近の更新履歴 全国専門学校土木教育研究会

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(1)

● 計測型机上実験装置 実費頒布します

● 代表幹事交代のあいさつ

目 次

全国専門学校土木教育研究会(専土研)会報

平成24年12月 1日

第13・14号合併号

専 土 研 だ よ り

太宰府天満宮(福岡県) 宮島(広島県)

(2)

新任のあいさつ

鹿島 政重 福岡建設専門学校

 このたび、平成23年8月25日に広島市で開催されました第11 回全国専門学校土木教育研究会(専土研)全国大会の役員改選 におきまして代表幹事に選任されました。専土研創設以来、初 代代表幹事 有田耕一 先生、2代目代表幹事 三枝省三 先生の 後任として、3代目代表幹事をさせて頂くこととなりました。 甚だ微力ではございますが、諸先生の偉大な功績を受け継ぎ、 専土研の継続と発展および土木教育の充実のために、「一意専 心」の気持ちを持って全力を注ぐ決意でございます。

 さて、現在も建設産業の低迷が長引き、土木教育現場の中で も厳しい状況が続いておりますが、大震災後の復興・防災等を 含め建設は将来の日本を支える大切な産業だと確信しておりま す。今後も専土研会員校の交流を強化し新体制のもと活動の発 展に努力していきたいと考えています。

 今回、代表幹事を退任させて頂くにあたり、一言お礼を申し 上げます。

 前任の有田先生が、諸般の都合により代表幹事を降りなけれ ばならなくなった平成17年度全国大会で代表幹事に就任させて 頂き、以来6年間の長きにわたり、会の運営ができましたこと は会員の皆様方のご協力のおかげと深く感謝致しております。  思い返せば、土木学会専門教育小委員会で知り合った栁井、 有田両先生と共に土木系専門学校の教育発展のために当会の発 足準備をし、平成13年夏、東京・渋谷の会場に全国各地から参 集して頂いた諸先生方との初会合のことが目の前に思い出され ます。

 在任中の6年間は、不況による建設業の影響や少子化による 厳しい環境下で専門学校で土木教育の実施が非常に困難な時代 となりました。

 しかし「専門学校の職業教育の充実化」は、将来の建設業を 支える技術者育成に重要なことであります。そのため、全国大 会において専門学校全体のレベルアップを目標に先生方には数 多くの研究発表をして頂きました。本当に有難うございました。  今後の専土研の取り組みについては、鹿島代表幹事をはじめ 諸先生方も大変なご苦労を強いられる事と思いますが,更にご 活躍されんことを願っています。

退任のあいさつ

三枝 省三 修成建設専門学校

平成23・24年度 全国専門学校土木教育研究会 役員 鹿島 政重(福岡建設専門学校)

土田 俊行(中央工学校)

堤下 隆司(修成建設専門学校)

野村 種明(東海工業専門学校)

加藤 直樹(浅野工学専門学校)

工藤 仁生(日本工学院八王子専門学校)

土田 俊行(中央工学校)

梅田 忠 (東海工業専門学校)

堤下 隆司(修成建設専門学校)

吉原 寛 (広島工業大学専門学校)

鹿島 政重(福岡建設専門学校)

東日本地区幹事

西日本地区幹事 代表幹事

副代表幹事 監事

● 代表幹事 交代のあいさつ

(3)

【研究発表会】

1.維持管理教育の必要性とその内容

金光 寿一(中央工学校)  専土研広島大会では、都市環境学科および土木建設科の教育 科目「維持管理実務」の教育手法と軽井沢研修所で実施した地 質試験実習の内容について報告した。

 1960年代以来、高度成長期に構築された構造物は、築後50年 を経過し、近年これらの維持管理技術が重要なテーマとなって いる。その教育手法では、とにかく学生に対応した教材が必要 となることから、コンクリート系、鋼構造系および地盤系の維 持管理について、事例・原因・診断手法・補修方法をまとめた 独自の見せる資料のテキストを作製し、授業時間数から逆算し てポイントを絞って指導している。

 また、地質試験実習では、標準貫入試験(ボーリング)、動的 貫入試験、スエーデン式サウンディング、平板載荷試験、密度 試験など8種類の試験状況を紹介させていただきました。実習 の合間には、ロープの結び方である南京結びや巻き結びの競争 も取り入れております。

 実社会、高校生の期待に応えるためには、特徴のある独自性 が必要と思われます。

2.建設業界を如何にPRするか(基礎データとその手法) 野村 種明(東海工業専門学校金山校)  建設就業人口は、1997年の 685万人をピークに減少の一途を たどっている。更に新卒の入職者数はわずか3万人/年前後と 若者の建設離れが確実に進んでいる。このペースでは、2020年 には 400万人を割り込むと試算される。

 技術者+技能者の減少危機は、建設産業の衰退・社会資本整 備の遅れに直結する。一方、建設投資額は、1996年の84兆円を ピークに下がり続けていたが、2009年からは42兆円前後で底を 打った感がある。

 人材確保には、若年層に建設業の魅力を如何にPRしていく かが課題であり、我が校は23年度から高校訪問等の学生募集P Rを「建設業のPR」に切り替え、底辺の拡大に繋げる活動を 開始した。教育機関が建設業界の就職状況、建設投資の現状、 1級建築士が20年後に3分の1減少するなどの技術者不足予想 等の今後の建設業のビジネスチャンスをPRするためにも、基 礎データを正しく理解し、これを軸に建設業界、教育機関等が 連携して建設業の魅力を伝える活動を展開することが重要と考 える。

 専土研は、平成23年度(第11回)全国大会を、8月25日∼26 日の2日間、広島工業大学専門学校を主会場として開催しまし た。今年度は「土木系専門学校が目指す教育と課題」をテーマ とし、全体会、研究発表会、懇親会および研修見学会を行いま した。

 全体会には、会員校9校(委任状8校)、名誉会員2名が参 加しました。

【全体会】 1.代表幹事挨拶

 全国大会開催にあたり、三枝代表幹事より開会挨拶がありま した。

2.歓迎挨拶

 開催校を代表し、鶴 登美子 広島工業大学専門学校副校長よ り歓迎の挨拶をいただきました。

3.決議事項

 決議事項として、平成22年度活動報告、決算報告および会計 監査報告、平成23年度事業計画(案)および予算(案)が提示 され、全て承認されました。

4.平成23・24年度役員改選

 今年度は役員改選年次であるため、新役員案が提示され、承 認されました(新役員は2ページに掲載)。

5.次期開催地区あいさつ

 次年度全国大会開催地(福岡建設専門学校)を代表し、鹿島 氏から挨拶がありました。

 次年度は、平成24年8月23日∼24日の2日間に開催します。

全国大会の会場となった広島工業大学専門学校

● 平成23年度(第11回)全国大会

(4)

● 平成23年度(第11回)全国大会を開催

5.学生のニーズに合わせた教育法

崎 将智(広島工業大学専門学校)  専門学校への入学生は、通信制高校などを中心に多様化し、 かつ、土木が未経験の学生が多くなってきており、そういった 学生のニーズに応えるべく各種教材開発を行っている。  測量士・補を例にあげると、第一段階として10問テストを実 施しレベルを向上させる。これは測量士補の択一問題をジャン ル別に1文ごとに問題にしたもので、習熟度を高めることを目 的に利用している。第二段階は問題数を増やして出題、第三段 階は実際の問題を数題出題して解答させることや測量士の問題 で測量士補レベルの問題を解かせるなど徐々にレベルアップさ せます。単純なことの繰り返しですが、効果はあります。です が、問題に慣れさすことが目的です。

 勉強が得意ではないと思われる学生には、○×問題であると いうイメージを持たせ、難しくないんだと思わせることで勉強 をしようという気持ちにさせるように心がけています。学生は 多種多様ですが、目的を持って入学してきております。本校の ミッションである「一人一人を大切に!」する教育法を展開し ていくことで学生に向き合った本当の教育ができるものと思っ ています。

6.近畿測量専門学校における土木系科目の現状

石井 裕介(近畿測量専門学校)  近畿測量専門学校は1969年の創立以来、測量士・測量士補国 家試験免除校(国土交通大臣登録校)として 6,630名の卒業生 を輩出してした。

 本校では、測量をとりまく社会の変化や業界のニーズに対応 すべく適宜カリキュラムを改定しており、現在、土木系科目は 土木工学概論、技術者倫理、都市計画、防災工学および環境工 学の5科目を提供している。本校は測量専門学校であることか ら、これらの科目においては、計算能力より「気づき力」や「 発想力」の育成を重点においている。技術が成熟化・ブラック ボックス化している現在、固定概念の払拭や将来を見据えた視 点の育成が必要であると考えるためである。

 各科目でも授業内容を工夫している。例えば、大学受験予備 校で採用されている反復学習方法の一つであるテストゼミの採 用、一意の解答が存在しない個々の考え方や価値観を問うレポ ート課題、身近な問題をグループで調査・報告するプレゼンテ ーションなどが挙げられる。

 今後も、単に知識を問うだけでなく、課題対応力と素質のあ る技術者の育成に努めていきたい。

3.高等学校と専門学校の現状報告

堤下 隆司(修成建設専門学校)  先ずはじめに、高等学校の現状と題して、本年8月に開催さ れました西日本高校土木教育研究会で、文部科学省調査官から

「新学習指導要領の実施に向けて−これからの工業教育につい て−」講話があり、その内容紹介とキャリア教育・産業教育の 基本的方向性などについて説明を行った。その後、「専門学校 の現状」と題し、本校の現状と環境等について説明を行った。  また、2011年度版建設業ハンドブック(社団法人日本建設連 合会)より建設投資、就業者数、技術者の高齢化、新規の入職 状況等のデータを提示しながら建設業界の現状と課題等につい て私見を述べた。

 最後に「土木系専門学校が目指す教育と課題」として、①大 学にない、学生にとって魅力ある講義、②学生個人々を大切に 理解させる教育、③教育も大切であるが「人づくり」を行う教 育3点を提示し、私見を述べた。

4.富士教育訓練センターの取り組み

小松原 学(富士教育訓練センター)  開校当時は、会員団体企業の若年者育成と、始まったばかり の基幹技能者の育成が中心だった。しかし、現在、建設業界は 市場の縮小が急速に進み、極めて厳しい経営状況にあり、事業 の再構築及びそこで働く技術・技能者の高齢化が懸念されてい る。その一方で、少子化、社会環境の変化等により、建設業を 目視する若者も減少している。

 建設業界が求めている技能者は、まず高齢化対策として「即 戦力となる若者」。次に「即成果を出せる人材」。そして、技 術者においては、生産現場を担う施工管理者として「現場で利 益を確実に出せる人材」だと考える。

 また、建設技術・技能者としての力だけでなく、コミュニケ ーション能力も育成すべく、共同生活の中で互いの目的を理解 し合いながら「人間力」を高めていけるよう、教育訓練に取り 組んでいる。

(5)

北から南から当節雑感

         内山 一男          (名誉会員)

 今年も専土研全国大会が開催され、全国から志を同じくする 仲間が一堂に会せたことを心より喜としたい。開催校にはいろ いろと労苦をお掛けしたことに、改めて謝意を表したい。不本 意乍本会も会員校が減少し苦しい運営を迫られてはいるが、イ ンフラ整備の先鋒を担う必要性と構造物を構築する建設技術の 重要性が消滅しない限り、永遠に歩を止めない覚悟でわれらは 前進するものである。

 さて、2011年は東北地方で大きな自然災害が発生し、多くの 尊い人命と貴重な財産が喪失した。会員にも被災者が出ており まことに残念である。多くの構造物が破壊され、幾多の生命財 産を死守できなかったジレンマに技術者として空しい憤りを覚 えるこの頃である。事故の発生原因は異なるが、福島は歴史に 汚点を残す羽目になった。フェールセーフの原点に立ち返り安 全性の確保には慎重な上になお慎重が求められる大事な教訓と なった。

 大凡、自然の力を人間が克服しようなどと奢るものではない が今回の災害は、改めて、自然と対峙する困難さに戸惑うばか りである。小生は、若いころ稚内港の防潮堤を見て、明治期の 土木技術の質の高さに驚嘆させられた思い出がある。コンクリ ート構造物の強さと美しさに感動さえした。また、オホーツク の海を睨む間宮林蔵の銅像も、探検家としての心意気を垣間見 た。現在我が国の建設技術は世界に冠たるものがあり、本四架 橋や青函トンネルをはじめそれぞれの構造物が重要なインフラ を構築し、人々の暮らしを支える物流に多大の貢献をしている ことに疑念の余地はない。コンクリート構造物が悪いと云う八 つ当たり的な概念は大間違いで、構造物のあるべき場所と機能 役割が十分に果たされていることこそ重要なのである。  残念なことに、名物会員の染井氏が他界した。専土研の行く 末は心残りであったろうが心よりご冥福を申し上げ、天国でゆ っくり休んでほしいと願うものである。

 末筆ながら会員各位にお願いしたい。2012年の福岡大会をわ れら建設技術者の熱意と心意気で大成功に導こうではないか、 多くの朋と建設に拘わる未来の夢とロマンを語ろう。

● 会員通信

【懇親会】

 懇親会は、元安川に浮かぶ「かき船かなわ」にて行い、土木

・測量教育に関する活発な意見交換を行いました。

【研修見学会】

 広島には、原爆ドームと厳島神社の2つの世界文化遺産があ ります。2日目の研修見学会では、厳島神社のある宮島へ砂防 えん堤を見学しました。

 宮島は広島県廿日市市南東に位置する日本三景の一つとして

「安芸の宮島」と呼ばれています。島の北東部には弥山(535m

)や駒ヶ林(509m)の山が海岸から急勾配でそそり立ち、谷筋 には紅葉谷川と白糸川が流れています。短時間で雨水が流下す る地形条件にあり、古文書には大水害が記録されています。  研修見学会では、平成17年白糸川土石流災害による砂防えん 堤と渓流保全工及び昭和20年枕崎台風により被害を受けた紅葉 谷川の庭園砂防を見学しました。宮島は世界文化遺産のほか自 然公園法や文化財保護法など多種の法律で保護・保全されてい ます。そのため、今回の見学箇所である災害発生箇所は、工事 に伴う地形の改変や周辺環境への影響を最小限に抑える必要が 求められ、その取り組みを見ることとしました。

 白糸川渓流砂防は、市街地の山側にある大聖院から少し登っ た2号堰堤を見学。大聖院付近から「滝と清水を表現した、平 成の文化としての清らかな渓流空間の創造を目指す」という白 糸川河道整備趣意書に基づいた自然石による修景処理が施され ており、景観に配慮された整備を見学しました。続いて、紅葉 谷川の「庭園砂防」とよばれる庭園風の渓流整備を見学。こち らも、床止工や堰堤工は巨石をそのまま使用し、岩組や岩の配 置など随所に工夫が凝らしている点に注目しました。施工から 60年経過しており、成熟した整備を見学できました。

 宮島の歴史・文化・自然と一体となった防災への取り組みの 成果であり、史跡名勝にふさわしい整備事業を見ることができ ました。見学当日、ご案内頂いた広島県土木局砂防課 村井様 に厚くお礼を申し上げます。

● 平成23年度(第11回)全国大会

(6)

● 平成24年度(第12回)全国大会を開催

【研究発表会】

1.土木実践教育の紹介

魚野 健太郎(中央工学校)  本校土木測量造園系では、各学科で年1度、合宿を伴う実習 を実施しています。この実習は、教室では体験できない実習を 現場で働く方(企業)の協力をいただき、できる限り実務に即 した内容で実習を行い、就職に役立てることを目的としていま す。今回は、軽井沢にある南ヶ丘倶楽部(本校研修所)内の敷 地において、6月18日∼24日に実施した土木建設科(2年課程

)2年生(50名)を対象とした総合建設実習の発表です。  実習は3種類です。1つめは足場実習。全国仮設安全事業共 同組合の指導を受け、枠組・単管・システム足場の組立・解体 を行いました。2つめは現場実験実習。東邦地下工機他2社に 実験機材や資材を持ち込んでいただき、ボーリング調査、平板 載荷試験、動的貫入試験などを行いました。3つめは、現地調 査実習。道路設計計画に関する、卒業制作の計画地における構 造物調査と軽井沢町づくり提案調査を行いました。

 この総合建設実習では、日頃消極的な学生が率先垂範してい る姿を多く目にします。この実習のあるべき姿だと自負して、 今後も継続したいと考えています。

2.入学予定者に対する「技術者になる」意識づけの試み 石井 裕介(近畿測量専門学校)  教育全般において「学ぶ」とは時代とともに変遷する。つま り、改革は常に必要とされ、次の「答え」が最高のものである ことが望ましい。測量分野においても、器械の急速な進化によ り素人でも一定の成果を得ることができるようになった。しか し、それは作業者にすぎず、技術者を育成する機関である専門 学校は、教授する立場から「学ぶ」ことについて意識し、学生 に具体的な行動で提供し続けることが求められる。

 その具体的な行動の一つに、高校への出張講習会がある。技 術習得を目的に展開しているが、受講側の反応は芳しくない。 これは、目的が「実習すること」や「授業を受けること」にあ るためである。そこで、インパクトのあるプレゼンテーション を通じて「学ぶ」ことの必要性を説き、積極的に取り組んでも らうようにしている。

 教育は小学校から始まる連鎖的なものであり、現在、多くの 問題に直面している。今度は「脱ゆとり」が始まり、数年度に は専門学校まで波及する。改めて「学ぶ」ことについて再考し、 技術者となにかについて議論することになるだろう。

 専土研は、平成24年度(第12回)全国大会を、8月23日∼24 日の2日間、福岡建設専門学校を主会場として開催しました。 今年度は「進化する土木教育の改革」をテーマとし、全体会、 研究発表会、懇親会および研修見学会を行いました。

 全体会には、会員校11校(委任状5校)、名誉会員2名、賛 助会員1社が参加しました。

【全体会】 1.代表幹事挨拶

 全国大会開催にあたり、鹿島代表幹事より開会挨拶および開 催校代表挨拶がありました。

2.決議事項

 決議事項として、平成23年度活動報告、決算報告および監査 報告、平成24年度事業計画(案)および予算(案)が提示され、 全て承認されました。

3.次期開催地区あいさつ

 次年度全国大会開催地(富士教育訓練センター)を代表し、 小松原氏から挨拶がありました。

 次年度は、平成25年8月22日∼23日の2日間に開催します。

研修見学会の太宰府天満宮にて

(7)

● 平成24年度(第12回)全国大会

【研究発表会】

5.興味を喚起する建設教育の取り組み

松尾 有平(福岡建設専門学校)  本校の教育方針とカリキュラムは、倫理教育、基礎教育、建 設専門教育、独自性のある教育で構成しており、特にこれらを 総合した「建設への興味を喚起する教育への取り組み」に力を 入れている。学生は短期間で、建設教育、資格取得、就職活動 と多くのことを強いられる。しかし最も大事なことは、建設へ の興味を高め、次世代の建設技術者として社会へ貢献できるよ うになることである。

 専修学校での建設教育は大学教育とは違う形で、ともすれば 過保護のような方法で進めているが、これはひとえに学生ひと り一人に建設の作法を学んでもらう手法であると考えている。  土木・建築の役割は基盤整備であり、これにより国民・市民 はその恩恵を多く享受している。しかしその恩恵に対する認識 は薄く、一般的な意識や考え方が必ずしもあたたかくはない。 日本の国土を豊かにし、地域格差を無くしていくため、これか らの建設業界の活性化が最重要な課題となっている。

 そのためには土木・建築に係わる人材育成のため、興味を喚 起する建設教育を取り組み、若年層に夢のある仕事、誇りのあ る仕事としてさらに深く、広く認知させていく必要がある。  最後に、本校は平成24年度で創立70周年を迎える。創設以来、 九州大学等や福岡県建設業協会との関係が深く、多くの方々に 携わっていただいていることに感謝の意を込めて。

研修見学会の九州国立博物館にて

【研究発表会】

3.ソフトウェアを活用した土木積算授業の提案

片倉 昌充(エージェンシーソフト)  公共工事費の激減により、土木業界は大変厳しい状況です。 しかし、入札は電子入札、一般競争入札、内訳書提出義務、事 後公表などに、より高い積算精度が求められてきています。ま た、今年度より国土交通省では「施工パッケージ型積算」を始 めました。今後は、ますます積算の重要性が増す傾向です。  一方、多くの企業が抱える問題は積算技術者不足です。積算 ができることにより、工事の流れを理解し、原価意識が持てま す。現場の利益を考えることは会社の利益に直結します。それ が、企業が求める優秀な技術者です。

 そこで、企業が求める積算技術者を育成するために、専門学 校で積算ソフトを活用した積算授業を実施することが必要です。 積算ソフトを利用することにより、入学生の確保、とりわけ、 女子学生の確保も図れるのではないでしょうか。

 弊社では、高校教育で積算ソフト「頂」の活用を促進し、関 係機関に積算技術が社会的に認知されるように働きかけを行っ ております。弊社積算ソフト「頂」は低価格でご提供できます。 是非とも、積算ソフト「頂」を授業に取り入れてください。

4.GATUN!プロジェクトによる取り組み

堤下 隆司(修成建設専門学校)  本年度、本校で立ち上げた「GATUN!プロジェクト」ついて 報告します。このプロジェクトは、他の専門学校とのコラボレ ーション、地元大和田地区での地域密着活動の実績作り、さら に、本校校舎のリノベーションから企業向けサービスまで、本 プロジェクトを昇華してスポンサーを募ることなどを展望とし、 本プロジェクトを通じて学生に実践実習を行う機会の拡大、ビ ジネス感覚の習得と同時に、教職員のレベルアップも図ること を目的としています。

 まず、町屋探偵団(まちづくり活動に関わりを持つ)、ケン チクアカデミー(近辺地域の建築事情の研究)、測量クラブ( 地域の防災高潮マップの作成)、いちご一会プロジェクト(観 葉植物を用いた教室や校内の快適な空間デザイン)の4クラブ を立ち上げ、各目的に向かって順調に滑り出しました。土木系 に関連のある測量クラブは、西淀川区内の一等水準点と本校内 の原点との高低差を測定し、現在学校周辺にあるマンホールの 標高を測量中です。この先、建築学科とのコラボで学校周辺の ジオラマを作成し、地域の防災高潮マップを作製する予定です。

(8)

《測量コンテスト in 高知工科大学》で 4年連続5度目の総合優勝を獲得

石井 裕介

(近畿測量専門学校)

 毎年夏、「測量コンテスト in 高知工科大学」が開催され、 近畿・中国地方の高校、専門学校、大学が参加して測量技術を 披露しています。本校では、2007年度より学生有志が参加し、 測量の基本である測角と測距を精度よく観測できる器械の作成 と観測方法を考案して参加しています。

 今年度は情報測量学科(2年制)より自作機器部門に2チー ムが参加しました。2年生チームはハンドメイドのセオドライ トを、1年生チームはアップル社のiPad, iPhone, iPodを用い た器械を作成し、三角関数を多用して与えられた課題に対応す る戦術としました。

 大会直前まで器械調整や観測方法で試行錯誤しましたが、総 合優勝と技能賞(第2位)を獲得することができました。総合 優勝は4年連続5度目、さらに、2年連続上位2賞を獲得する という快挙に、参加した学生のみならず学校全体が大きく盛り 上がった大会となりました。

 私は、学生の自信を高めるものは過程よりも結果を確実に残 すことであり、これが学生のニーズを満足する必要条件である と考え指導にあたっています。次年度は、1年生チームが総合 優勝を狙って記録を更新することを期待しています。

2年生チーム 1年生チーム

● 会員通信

【懇親会】

 懇親会は、ホテル日航福岡内「SERENA」にて行い、土木・測 量教育に関する活発な意見交換を行いました。

【研修見学会】

 2日目の研修見学会は、水城跡、太宰府天満宮と九州国立博 物館の見学でした。

 まずは、水城跡(みずきあと)を訪問。ここは唐と新羅から の攻撃に備えて築かれた7世紀頃の防衛施設である。巨大な土 木遺跡で研修見学会にぴったりでした。

 続いて、太宰府天満宮へ。参道をゆっくりと散策。途中、秀 逸な建築デザインで紹介されているカフェの前で記念撮影。参 道や天満宮について建設的見知の思いをはせながら、学問の神 様として有名な菅原道真公に、専土研のこますます繁栄につい てお願いをしました。

 この天満宮から徒歩10分の位置に、日本で4番目の国立博物 館である九州国立博物館がある。今回はこの博物館の収蔵庫・ 文化財修復施設(バックヤード)ツアーを行いました。普段見 ることのできない博物館の裏側を解説を聞きながらの見学は非 常に興味深いものでした。その後、博物館内の常設展示を見学 するも、数時間では見られない展示物の質と量に圧巻。  当日は、福岡建設専門学校 松尾有平 先生による建築的な視 点からみた解説もあり、盛りだくさんで有意義な時間でした。

● 平成24年度(第12回)全国大会

水城跡

太宰府天満宮参道

太宰府天満宮

(9)

 専土研(全国専門学校土木教育研究会)は平成13年に発足し て今年で12年目、発足当時は現在の3倍ほどの会員校が所属し 各校での土木教育も盛んな時期でした。しかし、残念ながら年 々、全国専門学校の土木系学科の数か減っており、現在では各 地域に数校の数まで減少してまいりました。大学も同じような 現象で土木教育の今後について危惧されているところです。  日本工学院八王子専門学校も平成8年4月に土木建設科とし て開設し多くの卒業生を輩出しましたが、学科再編に伴い建築 系学科と統合し土木施工コースとして存続してきました。学校 の使命「社会に貢献できる人材の育成」を考えたとき、土木技 術の伝承、技術者不足などに応えるため、再度、土木教育を行 う学科として「土木・造園科」を発足することとしました。準 備段階では、「土木の専門学校が無くて助かりました」、「土 木の名称は分かりやすくていいよね」などの励ましのほか「今 から土木ですかぁ」、「学生が集まるの」、「土木ではなく別 の名称のほうがいいのに」などの否定的な意見もありましたが 初志貫徹で準備を進めました。造園を学科名に加えた理由は、 環境、八王子の地域性や土木との関連性を考えました。  今年4月に1期生を迎え、新たな気持ちで大学とは違う土木

・造園技術者の教育を行っております。また、今年8月から来 年3月にかけて文部科学省委託事業「成長分野等における中核 的専門人材養成の戦略的推進事業」のなかで「社会基盤整備分 野の中核的専門人材養成プログラム開発プロジェクト」で弊校 が代表機関となり大学、大学校、工業高校、専門学校の教育機 関のほか企業、関係団体など合計35団体で委員会を発足し、国 内インフラ、海外インフラ、建設ITの分野で次世代の技術者に 必要な教育基準を作成する事業も行っております。

 最後に、東日本大震災で改めて土木技術の必要性を再認識さ れ、また、高度経済成長時に建設したインフラもリニューアル の時期に来ております。土木技術者の未来はだんだん明るくな ることを信じてこれからも技術者育成に努めて行きます。

「土木・造園科」開設にあたって

工藤 仁生

(日本工学院八王子専門学校)  「光陰矢の如し」と云う。

 小平市に在る建設省建設研修所(元 建設大学校、現 国土交 通省国土交通大学校)で教育を受けた時の教官の一人が森澤武 司郎先生である。多くの教官の中、教育熱心で良く学生の面倒 を見ることから抜きんでた感があり、学生からは特段信望の厚 い先生であった。

 縁あって小生は、社会人になってからもずっと先生の近くで 教えを乞う幸運に恵まれ、其の上昼食をよく御馳走になった。 小生と出会った時、先生は既に煙草も酒も嗜まれなかった。し かし、付き合いは良く、教え子が上京した際には小生を呼んで、 共々居酒屋で夜遅くまで酒席に付き合われた。酔った教え子の 悪い冗談にもにこにこして受け答えされ、いやな顔一つされな かった。小生は「神様」だと感じ入っていた。

 今では当たり前になった、三次元(3D)の理論をいち早く 将来に向けて啓発されたのは、実に森澤先生である。東海大学 出版会から「三次元測量基礎と応用」の書を出版され、教え子 の有志が集まって出版記念会を盛大に開いたのが昨日のように 思い出される。

 本の原稿が仕上がる度に、紫紺の風呂敷に包んだ原稿用紙を 小生の元に持参し、次に来るまでに読んでおいてくれと云って 席を立たれるまで、子供のように無邪気に三次元の話に熱中さ れる。本当のところ、話のレベルが高くほとんどは理解できな いが、解ったふりをして付き合うのも本当のところ、結構しん どかった。

 小生、訳ありでひょんなことから教壇に立つようになり、大 学・短大・専門学校と勤務先は変わったが仕事の内容は土木一 筋と変わることが無かった。おかげで出版した書籍も数十冊と それなりに実績を重ねることが出来た。本人も当然努力したが それ以上に周りの大勢の支えが大きかった。昨今、現役を退い た。最もわが人生に大きな力を頂いた恩師は既に旅立たれて永 いが、これらの事はまるで昨日の事のように鮮やかに思い出さ れる。昨年は広島安芸阿賀の墓前に伺い生前の金言を謝した。 今年は私事いろいろあって失礼してしまった、来年こそはお参 りしなければと願っている初秋である。

烏兎怱怱(うとそうそう)

内山 一男

(名誉会員、元.国際短期大学)

● 会員通信

(10)

染井 洋 先生のご逝去を悼む

       有田 耕一

       名誉会員(元 代表幹事)

第7回(平成19年度)全国大会(東京)の集合写真

最前列左から3番目が染井先生。この頃は地区幹事(関東)と してご活躍されていた。

 染井 洋 先生におきましては、しばらく闘病生活を過ごされ ていましたが、平成23年5月8日にご逝去されました。御冥福 をお祈りいたします。

 染井先生には、専土研の設立時から御協力を頂いたこと感謝 いたします。設立時のメンバーを失ったことは、専土研にとっ て残念なことです。

 染井先生は、読売東京理工専門学校土木建設学科にて教鞭を 取り、多くの学生を育て、世の中に送り出されました。また、 職業教育にも熱心に取り組まれ、平成13年の専土研設立時から 当会の運営に参加されました。専土研においては、関東地区幹 事、広報委員会委員長および会報「専土研」の編集責任者とし て御協力を頂きました。染井先生の思い出として専土研の総会 後の懇親会では名司会者として会を盛り上げ、楽しませて頂い たことを忘れることが出来ません。

 専土研も設立10年という節目を経て、次のステップに飛躍す る時に染井洋先生を失ったことは、大きな痛手となりますが、 染井洋先生の土木職業教育に対する熱意を引き続きたいと考え ています。安らかにお休みください。

● 訃報

 北海道の秋の味覚といえばジャガイモ、かぼちゃ、ぶどう、 海に目を向ければ鮭、秋刀魚、イカ、かになど数え切れないく らい美味しいものがたくさんあります。夏は旧盆を過ぎる頃に は終わりを告げ、朝晩の気温が下がり過ごし易いさわやかな秋 を迎えるはずですが、今年は連日30℃を超え、平均海水温も4

℃上昇しているそうです。海水温の1℃上昇は、気温の1℃上 昇とは異なり生態系に与える影響は大きく、海水温の1℃は大 気の4℃にあたるそうです。4×4=16℃も違えば海の中は大 混乱です。8月末から鮭の定置網漁が始まりましたが、今年は 南の海にいるはずのマンボウがたくさんかかり、船の油代にも ならないそうです。また、秋刀魚も暑くてまだ北のほうにいる ようで、不漁が続いております。鮭が取れないせいではありま せんが、自然の宝庫である世界遺産の知床ではやせ細ったヒグ マが発見され、話題となりました。地球温暖化の影響でしょう か。

 さて、北海道でも原子力発電再開のめどが立たず、7∼9月 に計画停電が予定されていました。おかげさまで実施には至ら ず、本校でもホッとしております。しかし、12月から再度計画 停電の予定があるようです。今度は冬ですので、あるとしたら 生死にかかわる問題になってきます。本校と道路を挟んで株式 会社大林組がメガソーラ発電所を建設するようですので、分け てもらいましょうか。なにやらそろそろ地球環境を良く知って いる土木屋さんが必要な時代がやってきそうですが。

 「皆さーん、ここにありますよー。」

● 会員通信

ここにいますよ

俵藤 亥久生

(日本工学院北海道専門学校)

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▼企画広報委員会を設置

 第11回全国大会全体会での議論に基づき、発足時に設置した 委員会を再編し、新たに企画広報委員会を設置しました。  企画広報委員会は、会報の発行、ホームページによる情報配 信のほか専門学校における土木教育の相互連携を目指した企画 を行うことを目指します。

 委員は以下のとおりです。

  委員長 石井 裕介(近畿測量専門学校)   委 員 羽部 信泉(福岡建設専門学校)   委 員 増永 直規(広島工業大学専門学校)

▼ホームページ・facebookページ運用中

 本会では、平成24年11月に公式ホームページを移設、更新し ました。これを契機に、貴団体のホームページのリンク集に本 会のホームページアドレスを収録していただきますようお願い いたします。

 また、話題のSNS「facebookページ」も運用中です。みなさ んからの「いいね!」やメッセージをお待ちしております。

〔ホームページ〕https://sites.google.com/site/sendoken2001/

〔facebookページ〕http://www.facebook.com/senmon.doboku

▼平成25年度全国大会(予告)

 平成25年度(第13回)全国大会は、平成25年8月22日∼23日 の2日間、富士教育訓練センター(静岡県富士宮市)を主会場 として開催します。

▼新規会員校・賛助会員募集

 土木は古来より市民生活を支える技術であり、即戦力となる 土木技術者を輩出することが専門学校の役割であると認識して います。

 本会は、土木教育における相互連携と教育の充実・発展のた めに、専門学校における土木系教育の充実と発展に寄与し、他 の諸団体との連絡調整の役割を果たすことを目的に平成13年よ り活動しています。土木系専門学校・学科の本会への入会をお 待ちしております。

 また、本会の設置趣旨に賛同する個人、法人または団体を対 象をした賛助会員も募集しています。詳細は、事務局へお問い 合わせください。

〔全国専門学校土木教育研究会 事業内容〕

・土木教育における教職員相互の連帯を図り、教育上の問題点 を解決する。

・関係諸官庁、全専各をはじめ教育団体(大学、短大、高等専 門学校、工業高等学校等)及び建設業界と土木教育(職業教 育)に関する連絡調整を行う。

・講演会、見学会等を開催して教職員の知識啓発や技術力の向 上を高める。

・毎年1回の全国大会(又はシンポジウム等)を開催し、土木 教育に関する情報交換や問題点の検討及び研究発表会等を行 う。

・その他土木教育に関する問題が生じれば、随時検討する。

〔正会員〕

 全国の土木系専門学校に属する土木工学系諸学科に携わる教 職員及び同等の教育機関の教職員を対象。

 年会費は、1校5,000円です。

〔賛助会員〕

 専土研の目的に賛同し、活動を支援していただける個人また は法人・団体を対象。

 年会費は、1口5,000円(1口以上)です。

● 事務局・委員会からのおしらせ

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■編集後記

 専土研会報「専土研だより 第13・14合併号」をみなさまにお届けいたしました。

 昨年全国大会での役員改選を契機に、会報のフルカラー化やインターネットの活用などを強化することとなりました。  私は「『好き』の反対は『興味がない』ことである」と学生に説いています。あらゆる分野において、興味があれば進歩する 可能性はあります。もし「土木が嫌いだ」という学生がいれば、興味がある意思表示です。容易ではありませんが、「嫌い」を  全国専門学校土木教育研究会(専土研)は、全国の専門学校 に属する土木工学系諸学科(土木・建設・測量)に携わる教職 員による組織研究会です。

 各種出張講習・体験授業は近隣の専土研会員校へご依頼くだ さい。経験豊かな教員が、わかりやすくて楽しい授業を提供い たします。土木科、農業科や林業科だけでなく普通科、理数科 や商業科まで幅広く受付しております。

●東日本地区

 北海道/日本工学院北海道専門学校  宮 城/仙台工科専門学校

 東 京/中央工学校

 東 京/日本工学院八王子専門学校  神奈川/浅野工学専門学校

 静 岡/富士教育訓練センター  愛 知/東海工業専門学校金山校

●西日本地区

 大 阪/修成建設専門学校  大 阪/近畿測量専門学校  兵 庫/日本工科専門学校  岡 山/岡山科学技術専門学校  広 島/広島工業大学専門学校  福 岡/福岡建設専門学校  福 岡/福岡国土建設専門学校

 沖 縄/専修学校サイ・テク・カレッジ

● 会員校一覧  本会では、加藤 才治氏(元 東北理工専門学校)考案の構造

力学実験セット「専土研式計測型机上実験装置」を、ご希望の 学校・団体へ実費頒布いたします。なお、加藤氏によるハンド メイドであるため、ご注文からお引渡しまでお時間をいただく ことがありますので、ご了承ください。

〔特 徴〕

・教室机上の省スペースで実験可能な「机上型」

・現象のイメージ化と同時に実測する「計測型」

・広く頒布することを目指した「低価格」

〔負担金〕

 1装置あたり20,000円

 ただし、本会会員校には、1装置に限り15,000円の助成金が あります。詳細は、事務局までお問い合わせください。

● 計測型机上実験装置 実費頒布します

14種類の実験で、構造力学入門の80%をカバー

 このほか、急傾斜面が自重によって崩壊するメカニズム、安 息角と土圧理論や支持力理論を学ぶことができる「土の力学挙 動提示装置」を開発しています。

 こちらも、本会会員校のみならず、広く一般に頒布いたしま す。詳しくは、事務局へお問い合わせください。

参照

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