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観光地形成促進計画

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観光地形成促進計画

平成24年7月

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観光地形成促進計画

1 計画策定の意義

沖 縄 は 、 わ が 国 で は 希 な 亜 熱 帯 海 洋 性 気 候 に あ り 、 美 し い サ ン ゴ 礁 、 貴

重 な 野 生 生 物 な ど の 優 れ た 自 然 環 境 に 恵 ま れ て い る ほ か 、 特 色 あ る 島 々 、

独 特 の 伝 統 文 化 、 景 観 等 が 醸 し 出 す 癒 し の 雰 囲 気 な ど 独 自 の 資 源 を 有 し て

おり、沖縄観光の重要な魅力となっている。

沖 縄 2 1 世 紀 ビ ジ ョ ン 基 本 計 画 ( 沖 縄 振 興 計 画 ) 及 び 沖 縄 県 観 光 振 興 基 本 計

画 ( 第 5 次 ) に 示 さ れ た 沖 縄 県 に お け る 観 光 振 興 の 基 本 的 な 方 向 は 、 沖 縄 の

豊 か な 自 然 環 境 と の 共 生 を 図 り な が ら 、 独 自 の 歴 史 ・ 文 化 、 ス ポ ー ツ な ど

多様で魅力ある資源を活用した沖縄独自の観光プログラム(高付加価値型観

光)を戦略的に展開するとともに、安全・安心・快適な観光地としての基本

的 な 旅 行 環 境 の 整 備 等 を 行 う こ と に よ り 沖 縄 観 光 ブ ラ ン ド を 確 立 し 、 世 界

に も 広 く 認 知 さ れ 、 評 価 さ れ る 世 界 水 準 の 観 光 リ ゾ ー ト 地 の 形 成 を 目 指 す

ことである。

上 記 の こ と を 踏 ま え 、 国 内 外 か ら の 観 光 旅 客 の 来 訪 の 促 進 に 資 す る 高 い

国 際 競 争 力 を 有 す る 観 光 地 の 形 成 を 図 る た め 、 本 計 画 を 策 定 し 、 市 町 村 等

との協働の下、着実に観光関連施設の整備を促進する必要がある。

2 計画の性格

本 計 画 は 、 沖 縄 21 世 紀 ビ ジ ョ ン 基 本 計 画 ( 沖 縄 振 興 計 画 )及 び 沖 縄 県 観 光

振 興 基 本 計 画 ( 第 5 次 ) を 踏 ま え つ つ 、 沖 縄 振 興 特 別 措 置 法 第 6 条 に 基 づ

き、観光地形成促進地域の区域及び整備方向を明示するものである。

3 観光地形成促進地域指定の基本的考え方

本 県 に 点 在 す る 優 れ た 自 然 の 風 景 地 、 文 化 財 、 観 光 関 連 施 設 、 ビ ー チ な

ど の 観 光 資 源 は 、 そ れ ぞ れ が 独 立 し た 形 で 存 在 す る の で は な く 、 道 路 、 空

港 、 港 湾 等 の 交 通 手 段 に よ り 有 機 的 な ネ ッ ト ワ ー ク を 形 成 し て い る こ と か

ら 、 そ の 整 備 に あ た っ て は 、 自 然 的 ・ 地 理 的 条 件 、 経 済 、 日 常 生 活 圏 、 社

会 的 文 化 圏 な ど 総 合 的 な 観 点 か ら 、 地 域 の 一 体 性 に 配 慮 し つ つ 、 広 域 的 に

観光を振興する必要がある。

ま た 、 沖 縄 県 に お け る 総 合 的 な 基 本 計 画 で あ る 沖 縄 21 世 紀 ビ ジ ョ ン 基 本

計 画 に お い て も 同 様 の 観 点 か ら 、 本 県 を 北 部 圏 域 、 中 部 圏 域 、 南 部 圏 域 、

宮 古 圏 域 、 八 重 山 圏 域 の 5 圏 域 に 分 け て 施 策 の 展 開 を 図 る こ と と し て い

(3)

こ れ ら の こ と を 踏 ま え 、 観 光 地 形 成 促 進 地 域 に お い て 指 定 す る 「 区 域 」

は、各圏域を単位として、全県を指定するものとする。

4 計画期間

計画期間は、平成24年7月31日から平成34年3月31日とする。

5 区域(観光地形成促進地域)

沖 縄 振 興 特 別 措 置 法 第 6 条 第 2 項 第 2 号 に 基 づ く 観 光 地 形 成 促 進 地 域 と

して次の区域を指定する。

(1) 北部圏域

名護市、国頭村、大宜味村、東村、今帰仁村、本部町、恩納村、

宜野座村、金武町、伊江村、伊平屋村、伊是名村

(2) 中部圏域

沖 縄 市 、 う る ま 市 、 宜 野 湾 市 、 北 谷 町 、 嘉 手 納 町 、 西 原 町 、 読 谷 村 、

北中城村、中城村

(3) 南部圏域

那 覇 市 、 浦 添 市 、 糸 満 市 、 豊 見 城 市 、 南 城 市 、 与 那 原 町 、 南 風 原 町 、

八重瀬町、渡嘉敷村、座間味村、粟国村、久米島町、渡名喜村、

南大東村、北大東村

(4) 宮古圏域

宮古島市、多良間村

(5) 八重山圏域

石垣市、竹富町、与那国町

6 観 光 地 形 成 促 進 地 域 に お け る 整 備 促 進 の 基 本 的 な 考 え 方 及 び 措置 の 内 容

観 光 地 形 成 促 進 地 域 に お け る 観 光 関 連 施 設 の 整 備 に あ た っ て は 、 各 圏 域

が 有 す る 自 然 環 境 、 歴 史 ・ 文 化 ・ 芸 能 、 風 景 等 固 有 の 特 性 を 踏 ま え 整 備 促

進 に 取 組 む と と も に 、 拠 点 と な り う る 施 設 に つ い て は 、 県 及 び 市 町 村 の 土

地利用計画等を踏まえ、市町村等と連携のうえ整備を促進する。

ま た 、 都 市 計 画 法 、 農 業 振 興 地 域 の 整 備 に 関 す る 法 律 、 森 林 法 、 自 然 公

園 法 、 自 然 環 境 保 全 法 等 の 関 係 法 令 及 び 諸 計 画 を 遵 守 す る こ と は も ち ろ

(4)

や各種手続について周知徹底を行うものとする。

(1) 北部圏域

ア 主な特性

本 圏 域 は 、 拠 点 都 市 で あ る 名 護 市 を 中 心 と し て 、 恩 納 村 、 金 武 町 か

ら 北 の 沖 縄 本 島 北 部 と そ の 周 辺 離 島 か ら 形 成 さ れ て い る 。 緑 豊 か な 山

々 が 連 な る や ん ば る の 森 は 、 沖 縄 本 島 の 重 要 な 水 源 地 で あ る と と も

に 、 ノ グ チ ゲ ラ 、 ヤ ン バ ル ク イ ナ 等 の 貴 重 な 動 植 物 が 生 息 ・ 生 育 し て

い る 。 さ ら に 、 や ん ば る 地 域 の 国 立 公 園 化 が 検 討 さ れ る と と も に 、 同

地 域 が 鹿 児 島 県 奄 美 地 方 や 西 表 島 等 と あ わ せ 「 琉 球 諸 島 」 と し て 世 界 自

然遺産登録の候補に挙げられるなど、優れた自然環境を有している。

ま た 、 沖 縄 海 岸 国 定 公 園 に 指 定 さ れ て い る 西 海 岸 地 域 で は 多 く の リ

ゾ ー ト ホ テ ル が 建 ち 並 び 、 沖 縄 を 代 表 す る 観 光 リ ゾ ー ト 地 を 形 成 し て

い る 。 さ ら に 、 第 二 尚 氏 王 統 発 祥 地 で あ る 伊 是 名 島 や 世 界 遺 産 に 登 録

さ れ た 今 帰 仁 城 跡 、 大 宜 味 村 喜 如 嘉 の 芭 蕉 布 等 、 歴 史 的 ・ 文 化 的 に 優

れた資源を有している。

イ 措置の内容

(ア) 観光関連施設の整備の促進を図るための措置

多様で個性豊かな自然環境を活用したエコツーリズムや農林水産業

と連携したグリーン・ツーリズム、民泊など体験・参加型観光の取組

による地域特性・地域産業と密接に連携した観光スタイルなどの充実

を促進するとともに、金武湾の特性や自然、文化を活かした健康保養

をテーマとした滞在型観光や海洋レジャーなどの取組を促進する。

また、国営沖縄記念公園海洋博覧会地区については、同地区の拠点

機能の充実に向け、新たな観光ルートの形成など各地域や関係機関と

連携した取組を促進する。

さらに、ブセナ地区や恩納村海岸線に代表される西海岸地域、カヌ

チャ地域等のリゾート施設と万国津梁館の活用や、沖縄科学技術大学

院大学をはじめ県内外の研究教育機関等と連携した学術会議などのM

ICEを推進するほか、圏域内の歴史・文化遺産等を生かした他圏域

との広域的な連携による多様な周遊ルート開発を促進する。

(イ) 公共施設の整備その他の措置

他 圏 域 と の 交 通 ・ 物 流 の 円 滑 化 を 推 進 し 地 域 活 性 化 を 促 進 す る た

(5)

動を支える幹線道路網の形成を図るとともに、それらを補完する市町

村道の整備を促進する。さらに、鉄軌道を含む新たな公共交通システ

ムの導入に向けた取組を推進する。

離島等との人的・物的交流拠点である港湾施設については、海上航

路網の確保、維持、改善を図る。特に、本部港では、大型クルーズ船

の接岸を可能とする岸壁の新設等をはじめ、国際交流や物流の拠点と

しての整備に取り組む。

また、沖縄を代表する観光リゾート地にふさわしい沿道景観整備や

まちなみ景観創出など、個性豊かな風景づくりを進め、観光イメージ

や地域の魅力向上を図るほか、木道やエコトイレ等、環境に配慮した

施設の整備を促進する。

さらに、外国人観光客に対応するため、多言語を用いた案内板表記

などの環境整備を図る。

(2) 中部圏域

ア 主な特性

本 圏 域 は 、 9 市 町 村 で 構 成 さ れ 、 沖 縄 本 島 中 央 部 に 位 置 し て い る 。

県 下 第 二 、 第 三 の 人 口 規 模 を も つ 沖 縄 市 、 う る ま 市 が あ り 、 都 市 機 能

が 集 積 し て い る ほ か 、 西 海 岸 を 中 心 に 各 種 レ ク リ エ ー シ ョ ン 施 設 、 リ

ゾ ー ト ホ テ ル 等 が 立 地 し 、 都 市 近 郊 型 の ビ ー チ リ ゾ ー ト が 形 成 さ れ て

いる。

ま た 、 世 界 遺 産 の 中 城 城 跡 、 勝 連 城 跡 、 座 喜 味 城 跡 等 の 重 要 な 文 化

財 を 有 す る ほ か 、 沖 縄 市 を 中 心 に 、 戦 後 、 伝 統 文 化 と 異 文 化 が 融 合 し

た独特の「チャンプルー文化」が醸成されている。

イ 措置の内容

(ア) 観光関連施設の整備の促進を図るための措置

国際色豊かな独特のチャンプルー文化が根付いた沖縄市を中心とし

て、音楽・芸能・エイサー等を活用した観光・レクリエーション拠点

の形成を促進する。また、スポーツコンベンション施設の拡充を促進

するとともに、スポーツツーリズムを推進する。

宜野湾市以北の西海岸地域においては、リゾートホテルや飲食・シ

ョッピング、コンベンション、マリーナ、レクリエーション等施設の

集積を生かし、国際色豊かな観光・コンベンションリゾートとしての

まちづくりを促進する。

(6)

ツーリズム、生活体験等の体験・滞在型観光を促進する。

(イ) 公共施設の整備その他の措置

東海岸地域では、中城湾港泡瀬地区において環境保全に十分配慮し

た東部海浜開発を推進することにより、海洋レクリエーション機能の

整備及びスポーツコンベンション拠点の形成を図る。

陸上交通については、拠点都市間の移動の円滑化、慢性的な交通渋

滞の緩和を図るため、沖縄西海岸道路の整備を促進するとともに、本

島東西間を結ぶ県道24号線バイパス、沖縄環状線、浦添西原線などの

整備を推進し、体系的な幹線道路網の構築を図る。また、都市と近郊

地域間の交流を促進する幹線道路の整備を推進するとともに、これら

と有機的につながる市町村道の整備を促進する。さらに、沖縄都市モ

ノレールを沖縄自動車道(西原入口)まで延長、結節することで、高速

道路との連携を図るとともに、鉄軌道を含む新たな公共交通システム

の導入に向けた取組を推進する。

また、世界遺産の所在地(うるま市、中城村、北中城村、読谷村)を

中心として、歴史的景観の保全に配慮しつつ、当該景観に調和したま

ちなみ等の周辺整備や歴史的遺産群等を結ぶ観光ルートの整備を促進

し、琉球歴史回廊の形成を図るほか、木道やエコトイレ等、環境に配

慮した施設の整備を促進する。

さらに、外国人観光客に対応するため、多言語を用いた案内板表記

などの環境整備を図る。

(3) 南部圏域

ア 主な特性

本 圏 域 は 、 周 辺 離 島 町 村 を 含 め 1 5 市 町 村 で 構 成 さ れ て お り 、 本 島 南

部 の 糸 満 市 か ら 浦 添 市 ま で 市 街 地 が 連 な り 、 那 覇 市 を 中 心 に 高 度 な 都

市機能が集積するなど県内外の交流拠点となっている。

一 方 で 、 那 覇 市 よ り 南 で は 農 村 地 域 が 広 が っ て い る ほ か 、 久 米 島 、

粟 国 島 、 渡 名 喜 島 、 南 ・ 北 大 東 島 、 慶 良 間 諸 島 な ど の 島 々 を 包 含 す る

な ど 、 近 郊 都 市 地 域 、 農 村 ・ 漁 村 地 域 、 離 島 地 域 と い う 多 様 な 地 域 構

造を有している。

イ 措置の内容

(ア) 観光関連施設の整備の促進を図るための措置

(7)

型ホテルや飲食・ショッピング、コンベンション、マリーナ・人工ビ

ーチ、レクリエーション等施設の集積を生かしつつ、アジアをはじめ

とする諸外国や県内外との交流拠点の形成を目指し、施設の充実及び

受入体制の強化を促進する。

ま た 、 本 島 東 南 部 の 与 那 原 町 か ら 南 城 市 、 八 重 瀬 町 に 至 る 地 域 で

は、海洋性レクリエーション施設等を活用した新たな観光リゾート空

間の形成を促進する。離島地域においては、ダイビングやホエールウ

ォ ッ チ ン グ に 代 表 さ れ る ブ ル ー ・ ツ ー リ ズ ム 、 保 養 ・ 療 養 型 観 光 、 交

流拠点づくりや離島留学など、島々に特有の自然・景観、伝統・文化

等の魅力を生かした交流人口の拡大及び農林水産業等地場産業との連

携による地域活性化に向けた取組を積極的に推進し、離島ならではの

体験・滞在型観光を促進する。

(イ) 公共施設の整備その他の措置

国内外とのゲートウェイ機能を担う那覇空港については、沖合の滑

走路増設等の早期実現に向けた諸課題に取り組むとともに、国際線旅

客ターミナルの早期整備等、空港機能の強化に取り組む。

那覇港については、大型クルーズ船や大型コンテナ船に対応した大

水深岸壁などを整備する。

陸上交通については、拠点都市間の移動の円滑化、慢性的な交通渋

滞の緩和を図るため、那覇空港自動車道や沖縄西海岸道路の整備を促

進するとともに、南部東道路などの整備を推進し、体系的な幹線道路

網の構築を図る。また、都市と近郊地域間の交流を促進する幹線道路

の整備を推進するとともに、これらと有機的につながる市町村道の整

備 を 促 進 す る 。 さ ら に 、 沖 縄 都 市 モ ノ レ ー ル を 沖 縄 自 動 車 道 ( 西 原 入

口 ) ま で 延 長 す る 。 あ わ せ て 、 鉄 軌 道 を 含 む 新 た な 公 共 交 通 シ ス テ ム

の導入に向けた取組を推進する。

離 島 地 域 に お い て は 、 航 空 路 線 及 び 海 上 航 路 の 確 保 、 維 持 と と も

に 、 交 通 コ ス ト の 低 減 を 図 る 。 ま た 、 粟 国 空 港 の 滑 走 路 延 長 に つ い

て、航空路開設に関する検討など諸問題の解決に取り組み、早期実現

を目指すほか、空港、港湾、漁港、道路等の整備を推進し、交流人口

の拡大による地域の活性化を促進する。

また、世界遺産の所在地(那覇市、南城市)を中心として、他圏域と

の連携のもと、歴史的景観の保全に配慮しつつ、当該景観に調和した

まちなみ等の周辺整備や歴史的遺産群等を結ぶ観光ルートの整備を促

(8)

配慮した施設の整備を促進する。

さらに、外国人観光客に対応するため、多言語を用いた案内板表記

などの環境整備を図る。

(4) 宮古圏域

ア 主な特性

本 圏 域 は 、 独 特 の 平 坦 な 地 形 か ら な り 、 陸 域 に は 農 用 地 に 囲 ま れ た

田 園 風 景 や 「 与 那 覇 ・ 前 浜 」 な ど の 美 し い 砂 浜 、 沿 岸 域 で は 美 し い サ

ン ゴ 礁 の 海 が 広 が っ て お り 、 観 光 リ ゾ ー ト 産 業 や 農 林 水 産 業 を 基 幹 産

業 と し な が ら も 、 恵 ま れ た 自 然 環 境 を 生 か し た マ リ ン ス ポ ー ツ や 各 種

スポーツイベントが盛んな地域である。

ま た 、 国 の 重 要 無 形 民 俗 文 化 財 に 指 定 さ れ て い る パ ー ン ト ゥ や 伝 統

工芸の宮古上布など固有の文化が育まれている。

さ ら に 、 宮 古 島 市 が 県 内 唯 一 の 環 境 モ デ ル 都 市 に 選 定 さ れ て お り 、

太 陽 光 発 電 や 風 力 発 電 な ど 再 生 可 能 エ ネ ル ギ ー を 先 駆 的 に 導 入 し て い

る。

イ 措置の内容

(ア) 観光関連施設の整備の促進を図るための措置

砂山などの美しい砂浜や通り池など有数のダイビングスポットに代

表される恵まれた自然環境、景観を生かした海洋レジャー、自然観察

など多様な取組を促進する。

全日本トライアスロン宮古島大会等のスポーツイベントなど島々の

特性に応じた各種イベントの充実を図り、スポーツアイランドの形成

など本圏域ならではの特色ある取組を促進し、グリーン・ツーリズム

やブルー・ツーリズムなど体験・滞在型観光を推進する。

また、地下ダムや自然エネルギー施設など産業観光施設、地域内の

歴史・文化資源、マンゴーに代表される熱帯果樹などの農林水産物、

地域のホスピタリティなど、様々な資源を活用した独自の観光スタイ

ルの創出を促進する。

空港については、国際線の受入機能を強化するほか、国内外への路

線拡充に向けた取組を図る。さらに、新規航空会社の誘致など航空路

の充実、海外からの大型旅客船に対応した施設等の整備の推進、クル

ーズ船の誘致、出入国手続(CIQ)の円滑化を促進する。

(9)

観光リゾート地としての魅力向上、交流人口の拡大を図るため、空

港、港湾などの広域交通拠点と中心市街地、集落、観光地等を連結す

る高野西里線などの幹線道路等の整備を推進するとともにそれらを補

完する市町村道の整備を促進する。また、広域的なレクリエーション

需要に対応した広域公園の整備に努める。さらに、バス路線の再編や

運行体系の改善など交通サービス向上に向けた取組を促進する。

また、御嶽や屋敷林、石垣、赤瓦など、本圏域ならではの景観資源

を 活 用 す る と と も に 、 無 電 柱 化 を 推 進 す る ほ か 、 木 道 や エ コ ト イ レ

等、環境に配慮した施設の整備を促進する。

さらに、外国人観光客に対応するため、多言語を用いた案内板表記

などの環境整備を図る。

(5) 八重山圏域

ア 主な特性

本 圏 域 は 、 県 内 最 高 峰 の 於 茂 登 岳 を 擁 す る 石 垣 島 、 広 大 な 原 生 林 や

マ ン グ ロ ー ブ 林 が 存 在 す る 西 表 島 な ど 大 小 3 2 の 島 々 か ら な る 島 し ょ 地

域 で あ り 、 本 県 唯 一 の 国 立 公 園 に 指 定 さ れ て い る と と も に 、 世 界 自 然

遺 産 登 録 の 候 補 地 に 挙 が る な ど 、 多 様 性 に 富 ん だ 優 れ た 自 然 環 境 を 有

している。

ま た 、 八 重 山 上 布 ・ ミ ン サ ー や 与 那 国 織 等 の 工 芸 な ど 、 独 特 の 伝 統

文 化 が 育 ま れ 、 豊 か な 自 然 環 境 や 魅 力 的 な 歴 史 的 ・ 文 化 的 特 性 を 有 す

る本県の代表的な観光リゾート地域の一つである。

イ 措置の内容

(ア) 観光関連施設の整備の促進を図るための措置

石西礁湖をはじめ世界有数といわれるサンゴ礁域や西表島の広大な

原生林・マングローブ林など多様性に富んだ自然環境の活用を図り、

エコツーリズムなどを促進する。

トゥバラーマ大会等の民俗芸能イベントや石垣島トライアスロンな

ど島々の特性に応じた各種イベントの充実を促進し、地域内の歴史・

文化資源、熱帯果樹などの農林水産物、住民のホスピタリティなど、

様々な資源を活用した独自の観光スタイルの創出を促進する。

また、昔ながらの美しい集落景観など、島々の特性や豊かな自然、

伝統文化等を生かした周遊ルートの多様化を促進する。

さ ら に 、 新 規 航 空 会 社 の 誘 致 な ど 航 空 路 の 充 実 、 ク ル ー ズ 船 の 誘

(10)

(イ) 公共施設の整備その他の措置

石 垣 港 で は 、 国 際 的 な 観 光 リ ゾ ー ト 地 と し て の 基 盤 強 化 を 図 る た

め、海外からの大型旅客船に対応した岸壁等の整備を促進する。

新石垣空港については、国際線の受入機能を強化するほか、国内外

への路線拡充に向けた取組を図る。

観光リゾート地としての魅力向上、交流人口の拡大を図るため、空

港、港湾などの広域交通拠点と中心市街地、集落、観光地等を連結す

る石垣空港線などの幹線道路等の整備を推進するとともに、それらを

補完する市町村道の整備を促進する。

また、御嶽や屋敷林、石垣、赤瓦など、本圏域ならではの景観資源

を 活 用 す る と と も に 、 無 電 柱 化 を 推 進 す る ほ か 、 木 道 や エ コ ト イ レ

等、環境に配慮した施設の整備を促進する。

さらに、外国人観光客に対応するため、多言語を用いた案内板表記

などの環境整備を図る。

7 効果

本 計 画 に よ り 指 定 さ れ た 観 光 地 形 成 促 進 地 域 に お い て 、 観 光 関 連 施 設 の

整 備 の 促 進 や 、 公 共 施 設 の 整 備 そ の 他 の 措 置 の 実 施 を 通 じ 、 当 該 地 域 に お

け る 国 内 外 か ら の 観 光 旅 客 の 来 訪 の 促 進 に 資 す る 高 い 国 際 競 争 力 を 有 す る

観光地の形成を図ることができる。

ま た 、 観 光 地 形 成 促 進 地 域 内 に 設 置 さ れ た 観 光 関 連 施 設 等 に よ り 、 観 光

客 の 集 積 を 図 り 、 平 成 3 3年 度 ま で に 、 沖 縄 県 観 光 振 興 基 本 計 画 (第 5 次 ) に

て定める観光収入1兆円、入域観光客数1,000万人等の目標フレームの達成

参照

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