事 項｜ 県 南 地 域 に お け る な が い も 早 植 栽 培 で の ア ブ ラ ム シ 類 、 ナ ガ イ モ コ ガ 及 び 葉 渋 病 の 発 生
推
移
な が い も の 早 植 栽 培 に お け る ア ブ ラ ム シ 類 、 ナ ガ イ モ コ ガ 及 び 葉 渋 病 の 発 生 推 移 は 、 普 ね ら ＼ ｜し 通 栽 培 と 異 な る こ と が 明 ら か と な っ た の で 参 考 に 供 す る 。
指 導 参 考 内 容
1 早 植 栽 培 に お け る ア ブ ラ ム シ 類 、 ナ ガ イ モ コ ガ 及 び 葉 渋 病 の 発 生 推 移 ｜ナガイモ｜
ア ブ ラ ム シ 類 ｜ ｜葉 渋 病
栽 培 法 ｜植付時期 ｜ 萌 芽 期 ｜ ｜コガ幼虫l
l発 生 初 め ｜発 生 盛 期 ｜発 生 初 め ｜発 生 初 め 早 植 栽 培
I
s
／ 上 ｜5／ 下普 通 栽 培
I
s
／ 下I
6／ 下 （注）月／句5／ 下
1
6
／ 中∼下I
6／ 上I
7／ 中6
／ 下I
7
／ 中I
7
／ 中I
s
／ 下( 1) ア ブ ラ ム シ 類
ジ ャ ガ イ モ ヒ ゲ ナ ガ ア ブ ラ ム シ の 発 生 は 萌 芽 期 か ら 、 ワ タ ア ブ ラ ム シ は 第1葉 展 開 期 頃 か ら 認 め ら れ 、 そ の 後1か 月 の 期 間 で 多 い 。
(2） ナ ガ イ モ コ ガ 幼 虫 に よ る 被 害
ア 6月 上 旬 頃 か ら 幼 虫 に よ る 加 害 が 認 め ら れ 、 主 つ る や 側 枝 先 端 の 加 害 部 位 は 黒 褐 色 に 枯 れ 、 ネ ッ ト 中 段 付 近 で 生 育 が 止 ま り 叢 生 状 態 と な る 。 また 、年 間 の 発 生 回 数 は 普 通 栽 培 に 比 べ て
1
回 多 い。イ こ れ に 対 し て 、 普 通 栽 培 で は 、 主 つ る が ネ ッ ト 上 部 に 達 す る 頃 に 幼 虫 の 加 害 が 始 ま る た め 、 叢 生 状 態 と な る こ と は 少 な い。
( 3） 葉 渋 病
葉 渋 病 の 発 生 は 、 普 通 栽 培 に 比 べ1か 月 半 程 度 早 く 、 初 発 生 時 期 は7月 中 旬 頃 と な る。
2 病 害 虫 防 除 開 始 時 期
病 害 虫 の 発 生 時 期 が 早 く な る こ と か ら 、 そ れ に 対 応 し て 防 除 開 始 時 期 を 早 め る 必 要 が ある 。
期待
3
れる効果 ｜ な が い も の 早 植 栽 培 に お け る 防 除 時 期 設 定 の 参 考 と な る 。農 薬 を 使 用 す る 場 合 は 、 必 ず 最 新 の 「 農 薬 登 録 情 報 」 （
h
t t p
:
// w
w
w
. m
af f .
g
o
. j p/ j / nouyak
利用上の注 意事項
I
u
/ n
_ i n
f o
／）を確認すること 。担 当 部 署 ｜青森県農林総合研究センター畑作園芸試験場 病 害 虫 防 除 室 （担当者名）｜ （新藤潤一、山下 一 夫、石谷正博）
対 象 地 域 ｜県 南 地 域
平 成 18∼20年 度 青 森 県 農 林 総 合 研 究 セ ン タ ー 畑 作 園 芸 試 験 場 成 績 概 要 集 発 表 文 献 等
ー
l
i
【根拠となった主要な試験結果】
250
寄200
早 植 栽 培
生
虫150
数
/ 100
萌 芽 期
10 50 株
。
1 1 2 1 3 1 4 1 5 .
5月 6月
250
寄200
L
普 通 栽 培生
虫150
数 100 ／
10 50 株
。
1 12 1 3 14 15 16 1
I
2I
3I
45月 6月
図
1
アブラムシ類の発生消長ベ〉一 平 成 20年〆ャがヒゲ
イ』一 平 成19年γ ャカマヒゲ
→・一 平 成 20年ワタ
「
t
平 成19年ワタ7月 8月
ベ〉一 平 成 20年γ ャ;I( tゲ
イ ト 平 成19年γ ャがけや
→・一 平 成 20年ワタ
「
t
平 成19年 ワタ」
雪
』
7月
I
s
月（平成 19∼20年 青 森 農 林 総 研 畑 園 試 ）
写真
1
ながいも萌芽期におけるジャガイモヒゲナガアブラムシの寄生状況写真 2 ジャガイモヒゲナガアブラムシ 写真 3 ワタアブラムシ
円
ノ
白
A
斗
早 植 栽 培 （ 平 成 18年）
100 幼80
虫 齢m
構
成
〔 4 0
%
20 r萌 芽 期
T
7月 8月 2 13 14 15111 2 13 14 15
6
月
に
υ
6月 10 0
普 通 栽 培 （ 平 成 18年）
幼80
虫 齢60
構
成
〔 40
%
20
期
芽
V
仲
明
5月 7月 8月 6 l ll 2 l 3 14 15 l l l 2 13 14 15 l ll 2 l 3 14 15
6月
図 2
ナガイモコガの発育諸態別発生推移
写真 4
ナガイモコガ幼虫の加害
により枯死した主つる先端部
100
早 植 栽 培 （ 平 成 19年）
幼80
虫 : 60
成
〔 4 0
%
20 I萌 芽 期
•
8月
6
月
民
υ
3 14 15 1112 131 4 15 7月
100
普 通 栽 培 （ 平 成 19年）
幼80
虫 齢6 0
1蒋
成 40
%
20
期
芽
V
4
明
8月 6 l l l 2 13 14 15 l ll 2 13 14 15l l l 2 13 14 15 5月 6 月 7月
（平成18∼ 19年 青 森農 林総研畑園試）
写真 5
ナガイモコガ幼虫加害後に見られた叢生症状
ｾ
1 0 0 0
雄 成 虫 8 0 0
誘 殺 6 0 0
数 頭 4 0 0
／
半 2 0 0
旬
図 3
ナガイモコガ成虫のフェロモントラップ誘殺消長
（平成19∼20年 青森農 林総研畑園試）円
ぺ
U
A
斗
50 「 →・一平成20年 早 植 栽 培
ベ〉一平成19年
40 発
病 30
株
率 20
（%〉
10
。
4
7 月 8月 9 月 50 「
｜
＋ベ〉一平平成成20年普 通 栽 培
19年 40
発
病 30
株
率 20
（%）
10
。
4 7月
図4 葉 渋 病 の 発 生 推 移 （平成 19∼20年 青森農林総研畑園試）
起
選Eム
写真 6 早 植 栽 培 に お け る 葉 渋 病 の 多 発 状 況
耕 種 概 要
供 試 品 種 園 試 系6
定植月日 早 植 栽 培 ： 平 成 19年5 月 1 日（頂芽付1年 子100g) 平成 20年
5
月2
日（頂芽付1
年 子100g) 普 通 栽 培 ： 平 成 19年5 月 30 日（頂芽切除 1年 子70∼ 100g)平成 20年5 月 21 日（頂芽切除 1年 子70∼ 100g) 栽 植 様 式 等 うね幅 120c m、株間 27c m
施 肥 （ 成 分kg/ l Oa) N :P205 :K20
