本市は、西は磐梯朝日国立公園の一角をなす 吾妻連峰、東は丘陵状の里山の阿武隈高地に囲 まれた福島盆地の中に開けたまちです。市域の 中央には緑豊かな信夫山が位置しています。 また、日本一の清流荒川や県北地方に良質な 水を供給する摺上川、松川などの河川が、市域の 東を北に向けて流れる阿武隈川に注いでいます。 そして、東北を代表する飯坂温泉・土湯温泉・ 高湯温泉など、個性的で多種多様な効能を持つ いで湯や秘湯が数多くあります。
「福島に桃源郷あり」と称された花見山、郊 外に広がる一面の果樹園など、多種多様な花々 が咲き誇るまちです。
本市は、市域の中央部の周辺に肥沃な土地が 広がっており、温暖な気候でできる「モモ・ナ シ・ブドウ」などのくだものと、寒冷な気候で できる「リンゴ・サクランボ」などのくだもの の両方が生産される「くだもの王国 ふくしま」 です。
特に、モモ・ナシ・リンゴは種類の豊富さと 生産量において全国トップクラスで、味と品質 についても高い評価を得ています。
自然に恵まれたまち
くだもののまち
第 4 章 福島市の特性
第 4 章 福島市の特性
観光農園「ナシ狩り」
水林自然林付近「荒川の清流」
本市は、福島県の北部に位置する県 都で、県内の政治・経済・教育・文化 をけん引し、農業・工業・商業・観光 などの産業がバランスよく発展した都 市です。
ま た、 東 京 か ら280km、 仙 台 か ら 80km内に位置しています。東北新幹線 が縦貫し、山形新幹線の起点であり、 東北縦貫自動車道など主要道路が東西 南北に伸び、交通の結節点となってい ます。日本海側に通ずる東北中央自動 車道や太平洋側へつながる自動車専用 道路一般国道115号阿武隈東道路・霊山 道路の整備も着々と進んでいます。
本市は、台風による被害が少なく、大地震に 見舞われる確率も低いなど、自然災害が少ない まちです。
福島県立医科大学があり、医療施設や福祉関 係施設が充実し、独自の子育て支援策や高齢者 支援策などにも積極的に取り組んでいます。 また、地区ごとに固有の歴史・文化・コミュ ニティがあり、人情あふれる市民が住むまちで す。市域の中心部に政治・経済・教育・文化な どの都市機能が集積する一方、自然環境に恵ま れ、バランスのとれた生活空間です。
東北と首都圏を結ぶまち
安心して暮らせるまち
第 4 章 福島市の特性
登下校時の安全確保ボランティア活動 「地域の孫見守り隊」
福島市 相馬市 仙台市
山形市
米沢市
福島市
東京(280km)
相馬市 仙台市
自動車専用道路 一般国道115号 阿武隈東道路・霊山道路 山形市
青森市
(460km)
(80km)
青森市
(460km)
(80km)
米沢市
東北中央自動車道
ジャンクション 主なインターチェンジ
供用区間 未供用区間
雄大な吾妻山、緑につつまれた信夫山、母なる川・阿武隈川など自然環境に恵まれ、福島市は、 古くからの歴史の中で先人の努力により養蚕やくだものをはじめ多様な産物を興し、商工業な ど産業を発展させ、福島県の県都として人情あふれる豊かな地域社会をはぐくんできました。 私たちは、ふるさと福島市がさらに住みやすく誇りと愛着を持てるまちであり続けるために、 このような持てる資源や特性を生かして、「ときめき」-新しいものとの出会い、チャレンジ する心、活力ある経済を育て、「やすらぎ」-安全安心、人々の和、健康福祉、美しい環境を 培いながら、一人ひとりの尊厳が大切にされ、いきいきと暮らせる人間尊重のまちを市民との 協働により創造していきます。
このため、福島市の将来都市像を次のように定めます。
第 5 章 将来都市像
第 5 章 将来都市像
花見山から市街地を望む
本市は、市民との協働を市政執行の基本とします。 地方分権を生かすとともに、市民のまちづくりへ の参加意識の高まりを適切に受け止め、市民満足度 の高いまちづくりを実現するためには、市民と行政 がともに考え、ともに選択し、ともに行動すること が必要です。しかし、まちづくりへの関心や参加意 識を持ちながらも、時間などの余裕がないため参加 できないという人が数多くいるのも事実です。
こうしたことから、より多くの市民が参加しやすい形態等も考慮しながら、協働を支えるし くみづくりや市民との情報の共有、協働の担い手となる人材の発掘・育成を一層推進します。
2.地域の個性を生かしたまちづくり
本市は、特色のあるそれぞれの地域が合併してできたまちです。
分権型社会への移行やまちづくりへの参加意識の高まりにより、「自分たちのまちは、自分 たちで考え、みんなでまちをつくっていく」という地域固有の歴史や文化を生かした住民自治 によるまちづくりが可能となります。
これによって、住民に身近な区域を目安に、住民が互いに協調し、行政と協働しながら、地 域の共通の目標を考え実行する「地域の個性を生かしたまちづくり」を推進し、魅力と活力が あふれる温もりのある地域を築いていきます。
3.土地利用の基本方針
本市は、緑豊かな自然環境に恵まれた広大な市域を有します。
土地利用にあたっては、自然環境の保全を図りつつ、各地域の自然的、社会的、経済的およ び文化的条件に配慮しながら、市民の健康で文化的な生活環境の確保と各地域の均衡ある発展 を図ることを基本とします。
そのため、周辺部に無秩序に土地利用が拡散するまちではなく、生活環境を重視したコンパ クトで効率的なまちづくりを進める中で、市街地と郊外の既存集落との連携・共生を図ります。 都市的機能を中心部のみに集中させることなく、市域に広がる各地域の特徴や個性を守り発 展させ、それらを相互に結ぶことにより、市域全体の活力あるまちづくりに向けた土地利用の 促進に努めます。
第 6 章 まちづくりのための基本的な考え方
第 6 章 まちづくりのための基本的な考え方