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固定資産の評価について 住民監査請求|浦安市公式サイト

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全文

(1)

浦 監 第 3 0 号 平成 24 年6月 29 日

浦安市監査委員 黒 田 レイ子

同 佐久間 秀 雄

同 田 村 耕 作

浦安市職員措置請求について

地方自治法第 242 条第1項の規定に基づき、平成 24 年5月 16 日に提出され た浦安市職員措置請求について、別紙のとおり公表します。

(2)

浦安市職員措置請求について

平成 24 年5月 16 日付けで提出された標記の件について、下記のとおり決定 した。

1 監査の結果

本件請求を却下する。

2 理 由

本件請求を要約すれば、浦安市長(以下「市長」という。)が、請求人の 土地(以下「本件土地」という。)の平成 24 年度における固定資産評価額を 81,179,628 円とし、固定資産課税台帳に登録するとともに、課税標準額を 21,844,117 円と算定し、税額を 305,817 円と決定したことは、地方税の賦課 徴収は法律の定めるところによるとしている地方自治法第 223 条に違反する 課税処分であるとし、その理由として、次のように主張している。

①固定資産の価格は、地方税法第 341 条第5号により適正な時価とされて いる。

②地方税法第 388 条第1項は、固定資産評価基準(以下「評価基準」とい う。)による固定資産の評価を規定するが、自治大臣告示としての評価 基準は評価の基準並びに評価の実施の方法及び手続きを定めているも のであり、地方税法第 341 条第5号の価格を変更する権限は付与されて いない。地方税法第 341 条第5号を否定する大臣告示は違法、無効であ る。

③市長は、評価基準第 12 節経過措置一により本件土地の標準宅地を適正 な時価の7割(以下「7割評価」という。)と評価したが、7割評価規 定は地方税法第 341 条第5号に規定する適正な時価、最高裁判所の判例

(平成 10 年(行ヒ)第 41 号 平成 15 年6月 26 日第一小法廷判決)が 認定した適正な時価及び憲法第 84 条に規定する法による課税に違反す る。また、標準宅地 196 を本件土地の標準宅地と選定したことは第一に 評価基準の規定に、第二に評価基準に基づき浦安市が定めた「固定資産

(土地)評価事務取扱要領」にも反する違法な選定である。

④標準宅地を基に路線価を付設し、画地計算法を適用した本件土地の評価 額は地方税法第 341 条第5号の価格ではない違法な価格である。

(3)

そして、市長は、違法な評価額を台帳に登録し、正当に賦課すべき固定資 産税の徴収を怠っているとし、次のことを求めている。

①市長が評価した本件土地の台帳登録価格 81,179,628 円と課税処分の取 消し

②本件土地の台帳登録価格は、104,680,508 円であることの確認

しかしながら、請求人は、平成 21 年5月 18 日付けの措置請求においても、 市長が行った平成 21 年1月1日現在の本件土地に対する固定資産評価につ いて、本件請求と同様の理由を挙げ、市長は違法な行政命令の規定により本 件土地を適正な時価より低額に評価し、正当に賦課すべき固定資産税の徴収 を怠っているとし、本件土地に対する固定資産税の課税処分の取消し及び請 求人が主張する算定方法による台帳登録価格の確認を求めている。

このように、「固定資産税額の算定は、憲法第 84 条の租税法律主義により 地方自治法第 223 条及び地方税法第 341 条第5号の規定に基づき行われるべ きもので、自治省告示の評価基準に基づく7割評価は違法であり、これによ り算定されている本件土地の固定資産税は取り消されるべきである。また、 本件土地の評価に際しての標準宅地の選定や画地計算法の適用は違法であ る。市長は、違法な評価額を台帳に登録し、正当に賦課すべき固定資産税の 徴収を怠っている。」とする本件請求は、平成 21 年5月 18 日付けの措置請 求と同一であると判断する。

したがって、本件請求は、同一人による同一案件についての同一内容の再 監査の請求はすることはできないとする、昭和 62 年2月 20 日最高裁判所第 二小法廷判決(昭和 57(行ツ)164)に基づき、却下する。

参照

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