支給認定(保育の必要性の認定)に関する基準の概要
1
支給認定(保育の必要性の認定)について
新制度では、従来、保育所入所判定と一体化していた「保育に欠けること」の認定を、入所判
定とは独立した手続として行い、「保育が必要なこと」の認定を行うこととなります。
この「保育の必要性」の認定にあたっては、客観的基準に基づき子ども1人1人につき「保育
の必要があるかどうか、保育は1日につき保育標準時間(11時間程度)か短時間(8時間程度)
の利用なのか等」の認定を市町村が行い、認定証を交付することとなります。
認定を受けた保護者は、自身のニーズに基づき施設を選択し、保育の必要がない場合は直接施
設に、保育の必要がある場合は原則市町村に利用を申し込むこととなります。
保育が必要な事由などの支給認定(保育の必要性の認定)については、国で定められますが、
実際の運用にあたっては、現行の状況等を踏まえつつ細分化や詳細な設定を行うなど市町村ごと
の運用を認めるという方針が示されています。
【子ども・子育て支援法による認定区分】
年齢区分 保育の要・不要 認定区分 利用できる施設・事業(原則)
満3歳
以上
保育不要 教育標準時間認定(1号認定) 認定こども園・幼稚園
保育必要 保育認定(2号認定) 認定こども園・保育所
満3歳
未満
保育不要 認定対象外 ―
保育必要
保育認定(3号認定) 認定こども・保育所・地域型保育 事業所
※認定の有無にかかわらず、一時預かりなどの地域子ども・子育て支援事業の利用が可能です。
利用調整の結果、希望保育所に空きがなく保育が必要な子が幼稚園を利用することもあります。
2
現行制度と新制度の支給認定手続きの事務の流れ
【幼稚園のみの利用(標準時間認定)の場合】
現行
(幼稚園利用・就園奨励費支給の事務フロー)
新制度
(1号認定子どもの簡素な利用手続き)
保護者 幼稚園 土岐市 保護者 幼稚園 土岐市
応募 園児募集 応募 園児募集
入園の決定(利 用契約締結 ) 入園の内定
補助金の申請 申請の経由
申請の受理 (支給要件審査 )
1号認 定の 申請 申請の経由 申請の受理 (支給要件審査 )
支給決定 通知の受領
支払決定 通知書の公布
認定証の受領 経由 認定・ 認定証の交付
【保育認定の場合】
現行制度
(保育所 入所まで の流れ (4/1 入所のパ ターン ))
※年度途中も、おおむね同じ
新制度
(保育を必要とする場合の手順)
子育て支援課への事前相談・保育所見学
9月 入園希望調査
就学前児童のいる世帯に対し、次
年 度 保 育 園 へ の 入 園 希 望 に つ い
ての調査
↓
1月 必要書類を添え、一斉申込み
・保育に欠ける旨を証明する書類
・所得証明(源泉徴収票等)
↓
1月~ 受付後随時審査・調査
↓
2月中旬 障害児保育入所判定委員会
支援が必要な児童に対し、どのよ うな支援をしていくかを決める。
↓
3月 ①入所承諾(決定)
保育所入所承諾書を所 得に応じて決
定した保育料額とともに送付 ※現状近年の土岐市では4月1日入園
では不承諾はない。
4月
前提
当 分 の 間 、 保 育 を 必 要 と す る 子 ど も の 全 て の 施設・事業の利用について、市が利用調整を行う。 認定こども園・公立保育所・地域型保育は、市の 調整の下で施設・事業者と利用者間の契約とする。 私立保育所は市と利用者間の契約とし、保育料の 徴収は市が行う。
【保護者】 保育の必要性の認定申請
↓
【土岐市】 保育の必要性の認定
↓
【保護者】 保育利用希望の申込
(希望する施設名等を記載)
↓
【土岐市】 利用調整
↓
【土岐市】 利用可能な施設の斡旋・要請など
年度内は希望保育 所 に 空 き が 出 次 第、随時選考。保 護者は保留中は、 入所待機
・家庭保育室 ・認可外保育施設 ・育児休業の延長 ・自宅待機 等 市町村と契約、保
育料を市に支払い
入所 保留( 入所 待機 )
保護者 と施設・事業 者の契約
・保育料 は施設・事 業者へ支払 ・市から施設・事業
者へ施設型給付又 は地域型保育給付 を支払い(法定代 理受領)
保護者 が市と契約、 保育料を市に支払い
私立保育所 認定こ ども 園・ 公立保 育所 ・ 地域型 保育 事業
3
保育認定の基準について
現 行:児童福祉法第24条第1項の規定により、土岐市の条例で保育の実施基準を規定
新制度:保育の必要性の認定に当たり、国が以下の3点について認定基準を策定
①「事由」:保護者の労働又は疾病その他の政省令等で定める事由
②「区分」:保育標準時間又は保育短時間という保育の時間的必要量の区分
③「優先利用」:ひとり親家庭や虐待のおそれのあるケースの子ども等
4
施行期日
平成27年4月1日
「保育に欠ける」から「保育を必要とする」へ
現在の制度は保育に欠ける判定と保育所への入所決定を同時に行う仕組みですが、新制度で
は、入所決定から独立した手続きとして、市町村が客観的基準に基づき、保育の必要性を認定
することになります。
これにより、潜在的需要を含めて地域の保育需要を従来よりも正確に把握し、計画的に保育の
項目 国基準案 本市基準案
事 由
保育の必要性の認定を受けた児童 国の基準どおり
本市では保育短時
間 の下限 は 60 時
間とする 保育が必要な事由
以下のいずれかの事由に該当すること。
※保護者本人の事由により判断することを基本とするが、同居
親族等による保育が可能な場合、優先上の取扱いを考慮すること
が可能
①就労(フルタイムのほか、パートタイム、夜間など基本的に
すべての就労に対応(一時預かりで対応可能な短期間の就労は除
く。)。居宅内の労働(自営業、在宅勤務等)を含む。)
②妊娠・出産
③保護者の疾病・障害
④同居又は長期入院等している親族の介護・看護(兄弟姉妹の
小児慢性疾患に伴う看護など、同居又は長期入院・入所している
親族の常時の介護、看護)
⑤災害復旧
⑥求職活動(起業準備を含む。)
⑦就学(職業訓練校等での職業訓練含む)
⑧虐待や DV のおそれがあること
⑨育児休業取得時に、既に保育を利用している子どもがいて継
続利用が必要であること
⑩その他、上記に類する状態として市町村が認める場合
※保育標準時間 1 週当たり 30 時間程度以上
保育短時間 下限 1 月 48~64 時間の間で、
市町村が定める時間
※②妊娠・出産、⑤災害復旧、⑧虐待や DV のおそれのような事
由は、時間の区分を設けない。
認 定 区 分
2区分
【保育標準時間(1 日 11 時間までの利用)】
平均 275 時間/月(212 時間超 292 時間以下)
【保育短時間(1 日 8 時間までの利用)】
平均 200 時間/月(最大 212 時間)
※②妊娠・出産、⑤災害復旧、⑧虐待や DV のおそれのような事
由は、時間の区分を設けない。
※現在、保育所に入所している児童については、市町村による就
労時間の下限時間に変更があっても、引き続き保育所に入所する
ことができる経過措置を講じる。
保育標準時間 と保
育短時間の区切り
については 、これ
から検討し決定す
る。
優 先 利 用 等
・調整指数上の優先度を高めることにより、優先利用可能とする 仕組みを基本とする。
・虐待や DV 等、社会的養護が必要な場合は、措置制度を併せて 活用。
・優先事項の例示については、以下のとおり (実施主体である市町村で、それぞれ検討・運用)
①ひとり親家庭(母子及び寡婦福祉法による配慮) ②生活保護世帯(就労による自立支援につながる場合等)
③生計中心者の失業により、就労の必要性が高い場合
④虐待や DV のおそれがある場合など、社会的養護が必要な場合
(児童虐待防止法による配慮) ⑤子どもが障がいを有する場合
⑥育児休業明け
例)・育児休業取得前に特定教育・保育施設等を利用し、その
利用を再度希望する場合
・育児休業取得前に認可外保育施設等を利用し、特定教育・
保育施設、地位型保育事業所の利用を希望する場合 ・1 歳まで育児休業を取得し復帰する場合
⑦兄弟姉妹(多胎児を含む)が同一の保育所等の利用を希望する 場合
⑧小規模保育事業などの卒園児童 ⑨その他市町村が定める事由
例)・保護者の疾病・障害の状況や各世帯の経済状況(所得等) の考慮 等
①から⑨まで
国の基準どおりと する。
保 育 料
応能負担(保育標準時間と保育短時間の 2 区分)
※保育標準時間と保育短時間の区分のない、②妊娠・出産、⑤災 害復旧、⑧虐待や DV のおそれのような事由については、区分な