平成30年3月
財 務 省
日 本 の 財 政 関 係 資 料
財務省ホームページ
〒
東京都千代田区霞が関
Ⅰ.我が国財政の現状
1.平成
年度一般会計予算
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
コラム.我が国財政を家計にたとえたら
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3
2.一般会計における歳出・歳入の状況
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
3.公債残高の累増
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
4.国及び地方の長期債務残高
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6
5.財政事情の国際比較
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7
6.普通国債残高の増加要因
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
7.OECD諸国の政府支出及び収入の関係
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
目
次
8.社会保障分野
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
9.社会保障以外の歳出分野
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
.財政赤字の問題点
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
.国債をめぐる環境
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
.ギリシャ危機
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ドイツの財政運営
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Ⅱ.各分野の課題
第1部
我が国財政について
Ⅲ.財政健全化の必要性
Ⅳ.財政健全化に向けた取組
.国・地方の財政状況の見通し
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
.財政健全化への道筋
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
.財政健全化に向けた各国の規律
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
コラム.財政健全化目標に用いられる指標
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
第2部
平成30年度予算
平成30年度予算のポイント
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(参考)会計情報とPDCAサイクル
Ⅰ.
国の貸借対照表
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Ⅱ.一般会計と特別会計
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Ⅲ.PDCAサイクル
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Ⅰ
我が国財政の現状
我が国の財政は引き続き深刻な状況に陥っている。(中略)
国民の不安の解消、消費の喚起といった成果につなげるためには、
財政再建に対する政府のコミットメントを説得力ある形で強く示すことが
必要不可欠である。景気の緩やかな回復基調が続いている中、腰を据
えた歳出・歳入改革により一層取り組み、経済再生と財政健全化の両
立を図っていくべきである。
財政制度等審議会「平成
年度予算の編成等に関する建議(平成
年
月
日)」
国の一般会計歳出では、社会保障関係費や国債費が年々増加している一方、その他の政策的な経
費(公共事業、教育、防衛等)の割合が年々縮小しています。
国債の元利払いに充てられる費用(国債費)と社会保障関係費と地方交付税交付金等で歳出全体の
4分の3以上を占めています。
(1)歳出内訳
(単位:億円)
予算案(平成
30
年度)
1.平成
年度一般会計予算
社会保障
329,732
33.7%
地方交付税
交付金等
155,150
15.9%
公共事業
59,789
6.1%
文教及び
科学振興
53,646
5.5%
防衛
51,911
5.3%
その他
93,879
9.6%
債務償還費
142,745
14.6%
利払費等
90,275
9.2%
国債費
233,020
23.8%
基礎的財政収支
対象経費
744,108
76.2%
一般会計
歳出総額
977,128
(100.0%)
※
「基礎的財政収支対象経費」とは、歳出のうち国債費を除いた
経費のこと。当年度の政策的経費を表す指標。
※
「一般歳出」(=「基礎的財政収支対象経費」から「地方交付税
交付金等」を除いたもの)は、
588,958
(
60.3%
)。うち社会保障関
係費は約
56.0
%。
食料安定供給
エネルギー対策
経済協力
恩給
中小企業対策
その他の事項経費
予備費
9,924 (1.0)
9,186 (0.9)
5,089 (0.5)
2,504 (0.3)
1,771 (0.2)
61,904 (6.3)
3,500 (0.4)
租税及び
印紙収入
590,790
60.5%
所得税
190,200
19.5%
法人税
121,670
12.5%
その他収入
49,416
5.1%
公債金
336,922
34.5%
消費税
175,580
18.0%
その他
103,340
10.6%
一般会計
歳入総額
977,128
(100.0%)
特例公債
275,982
28.2%
建設公債
60,940
6.2%
平成30年度一般会計予算における歳入のうち税収は約59兆円を見込んでいます。本来、その年の歳
出はその年の税収や税外収入で賄うべきですが、
平成30年度予算では歳出全体の約3分の2しか賄
えていません。この結果、残りの約3分の1を公債金すなわち借金に依存しており、これは将来世代の
負担となります。
(2)歳入内訳
(単位:億円)
予算案(平成
30
年度)
揮発油税
23,300 (2.4%)
酒税
13,110 (1.3%)
相続税
22,400 (2.3%)
たばこ税
8,740 (0.9%)
関税
10,220 (1.0%)
石油石炭税
7,090 (0.7%)
自動車重量税
3,950 (0.4%)
その他税収
3,990 (0.4%)
印紙収入
10,540 (1.1%)
我が国の一般会計を手取り月収30万円の家計にたとえると、毎月給料収入を上回る38万円の生活
費を支出し、過去の借金の利息支払い分を含めて毎月17万円の新しい借金をしている状況です。
家計の抜本的な見直しをしなければ、子供に莫大な借金を残し、いつかは破産してしまうほど危険
な状況です。
コラム.我が国財政を家計にたとえたら
現 在 の 家 計 の 姿
○
毎月新たな借金をして、給料水準を上回る水準
の生活を維持。
○
過去の借金を返すための借金もしており、借金
の利息の支払額も大きい。
○
このままの状況が続けば、子供に巨額の借金を
残してしまう状況。
ローン残高
5,379
万円
当 面 目 指 し て い る 姿
まずは、生活費を給料
収入等でまかなえる状態
を目指しています。
支出
収入
○
毎月の生活費の水準を抑えること等により、給料などの範囲内の
水準でやりくりする。
○
子供に残す借金を減らしていくためには、更なる取組を続けていく
ことが必要。
こうした状況を改善するため、
家計の改善を推進。
(イメージ図)
3
生活費
給料収入
元本の返済
利息の支払い
その他収入
借金
生活費
:
38
万円
(76%)
元本の返済
:
7
万円
(15%)
利息の支払い
:
5
万円
(9%)
その他収入 :3万円(5%)
給料収入
:
30
万円
(60%)
借金
:
17
万円
(34%)
支出
2.一般会計における歳出・歳入の状況
4
(注1)平成28年度までは決算、平成29年度は補正後予算案、平成30年度は政府案による。
(注2)公債発行額は、平成2年度は湾岸地域における平和回復活動を支援する財源を調達するための臨時特別公債、平成6~8年度は消費税率3%から
5%への引上げに先行して行った減税による租税収入の減少を補うための減税特例公債、平成23年度は東日本大震災からの復興のために実施す
る施策の財源を調達するための復興債、平成24年度及び25年度は基礎年金国庫負担2分の1を実現する財源を調達するための年金特例公債を
除いている。
我が国財政は歳出が歳入(税収)を上回る状況が続いています。平成30年度の税収は、平成3年度以
来の高水準が見込まれていますが、依然として歳出と歳入には大きな差があり、その差は借金である
国債(建設公債・特例公債)の発行によって賄われています。
2.1 3.5
4.5 4.3 6.3
7.2 5.9
7.0 6.7 6.4 6.0 5.0 2.5 1.0 0.2 0.8 2.0 9.2 8.5 16.9 24.3 21.9 20.9 25.8 28.7 26.8 23.5 21.1 19.3 26.2 36.9
34.7 34.4 36.0
33.8 31.9
28.4 29.1 28.3 27.6 3.2 3.7 5.0 6.3 7.1 7.0 7.0 7.0 6.8 6.4 6.3 6.2 6.9 6.2 6.4 6.3 6.7
9.5 16.2 12.3 16.4 10.7 9.9 17.0 13.2 11.1 9.1 9.1 6.7 8.7 7.8 6.4 6.0 7.0 15.0 7.6 8.4 11.4 7.0 6.6 6.5 8.9 7.3 6.1 13.8 15.7 17.3 21.9 23.7 26.9 29.0 30.5 32.4 34.9 38.2 41.9 46.8 50.8 54.9 60.1 59.8 54.4 54.1 51.0 51.9 52.1 53.9 49.4 47.2 50.7 47.9 43.8 43.3 45.6 49.1 49.1 51.0 44.3 38.7 41.5 42.8 43.9 47.0 54.0 56.3 55.5 57.7 59.1 20.9 24.5 29.1 34.1 38.8 43.4 46.9 47.2 50.6 51.5 53.0 53.6 57.7 61.5 65.9 69.3 70.5 70.5 75.1 73.6 75.9 78.8 78.5 84.4 89.0 89.3 84.8 83.7 82.4 84.9 85.5 81.4 81.8 84.7 101.0 95.3 100.7 97.1 100.2 98.8 98.2 97.5 99.1 97.7 5.3 7.2 9.6 10.7 13.5 14.2 12.9 14.0 13.5 12.8 12.3 11.3 9.4 7.2 6.6 6.3
6.7 9.5 16.2 13.2 18.4 19.9 18.5 34.0 37.5 33.0 30.0 35.0 35.3 35.5
31.3 27.5 25.4 33.2 52.0 42.3 42.8 47.5 40.9 38.5 34.9 38.0 35.6 33.7
0
20
40
60
80
100
120
50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63
元
2
3
4
5
6
7
8
9
10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30
(兆円)
(年度)
一般会計歳出
一般会計税収
建設公債発行額
2 5 10 15
21 28 33
40 47
53 59
64 65 65 64 65 64
63 61 64 67 77 83 108 134 158 176 199 231 258 280 288 305 321 356 390 411 445 477 506 534 555 588 604 13 17 22
28 35 42 49 56 63 69 75 81 87
91 97 102 108 116 131 142 158 168 175 187 197 209 216 222 226 241 247 243 237 225 238 246 248 250 258 260 266 268 269 273 11 10 9 8 6 7 6
0 1 2 2 2 3 4 6 8 10 15 22 32 43 56 71 82 96 110 122 134 145 152
157 161 166 172 178 193 207 225 245 258 295 332 368 392 421 457 499 527 532 541 546 594 636 670 705 744 774 805 831 864 883
(%)
156%0
20
40
60
80
100
120
140
160
0
50
100
150
200
250
300
350
400
450
500
550
600
650
700
750
800
850
900
950
40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63元2 3 4 5 6 7 8 910 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30
(兆円)
(年度末)
一般会計税収の約15年分に相当
(平成30年度一般会計税収予算額:約59兆円)
平成30年度末公債残高
約883兆円
(見込み)
↓
国民1人当たり
約700万円
4人家族で
約2,798万円
※勤労者世帯の平均年間可処分所得
約514万円
(平均世帯人員
3.39人)
普通国債残高
対
DP比
建設公債
残高
特例公債残高
復興債残高
3.公債残高の累増
我が国の普通国債残高(国の公債残高)は、年々増加の一途をたどっています。平成30年度末の普
通国債残高は883兆円に上ると見込まれていますが、これは税収約15年分に相当し、将来世代に大き
な負担を残すことになります。
(注1)国民1人当たりの公債残高は、平成30年の総人口(国立社
会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口」(平成29年
4月推計))で公債残高を除した数値。
(注2)可処分所得、世帯人員は、総務省「平成28年家計調査年報」
による。
5
(注1)公債残高は各年度の3月末現在額。ただし、平成29年度末は補正後予算案に基づく見込み、平成30年度末は政府案に基づく見込み。 (注2)特例公債残高は、国鉄長期債務、国有林野累積債務等の一般会計承継による借換国債、臨時特別公債、減税特例公債及び年金特
例公債を含む。
(注3)東日本大震災からの復興のために実施する施策に必要な財源として発行される復興債(平成23年度は一般会計において、平成24年 度以降は東日本大震災復興特別会計において負担)を公債残高に含めている(平成23年度末:10.7兆円、平成24年度末:10.3兆円、平 成25年度末:9.0兆円、平成26年度末:8.3兆円、平成27年度末:5.9兆円、平成28年度末:6.7兆円、平成29年度末:6.4兆円、平成30年度 末:5.8兆円)。
普通国債残高以外にも借入金や地方債務残高などの長期債務が存在します。これらを国・地方の双
方について集計した「国及び地方の長期債務残高」は、平成30年度末に1,107兆円(対
DP比196%)に
達する見込みです。
4.国及び地方の長期債務残高
(注1)GDPは、平成28年度までは実績値、平成29年度及び平成30年度は政府見通しによる。
(注2)東日本大震災からの復興のために実施する施策に必要な財源として発行される復興債(平成23年度は一般会計において、平成24年度以降は東日本
大震災復興特別会計において負担。平成23年度末:10.7兆円、平成24年度末:10.3兆円、平成25年度末:9.0兆円、平成26年度末:8.3兆円、平成27年
度末:5.9兆円、平成28年度末:6.7兆円、平成29年度末:6.4兆円、平成30年度末:5.8兆円)及び、基礎年金国庫負担2分の1を実現する財源を調達する
ための年金特例公債(平成24年度末:2.6兆円、平成25年度末:5.2兆円、平成26年度末:4.9兆円、平成27年度末:4.6兆円、平成28年度末:4.4兆円、平
成29年度末:4.1兆円、平成30年度末:3.9兆円)を普通国債残高に含めている。
(注3)平成28年度末までの( )内の値は翌年度借換のための前倒債発行額を除いた計数。平成29・30年度末の( )内の値は、翌年度借換のための前倒債
限度額を除いた計数。
(注4)交付税及び譲与税配付金特別会計の借入金については、その償還の負担分に応じて、国と地方に分割して計上している。なお、平成19年度初を
もってそれまでの国負担分借入金残高の全額を一般会計に承継したため、平成19年度末以降の同特会の借入金残高は全額地方負担分(平成30年度
末で32兆円程度)である。
(注5)平成29年度以降は、地方は地方債計画に基づく見込み。
(注6)このほか、平成30年度末の財政投融資特別会計国債残高は94兆円程度。
(参考)各種統計における債務残高
(注1)「交付税特会」とは、「交付税及び譲与税配付金特別会計」を指す。
(注2)( )内は、翌年度借換のための前倒債限度額(55兆円)を除いた額。
(注3)平成30年度末の国の公債残高[普通国債]は、復興債(約5.8兆円)を含む額。
(注4)①の地方の長期債務残高には、地方債、交付税特会借入金、地方公営企業債(普通会計負担分) (19兆円)が含まれる。
(注5)①及び②の借入金等=借入金+出資国債等。なお、①の借入金等は、地方の負担で償還される交付税特会借入金残高( 32兆円程度)を除いた値。 (注6)③の国債は普通国債、交付国債及び承継国債、③の借入金等は出資国債等を含む。
6
( 単位: 兆円)
平成10年度末 平成15年度末 平成21年度末 平成22年度末 平成23年度末 平成24年度末 平成25年度末 平成26年度末 平成27年度末 平成28年度末 平成29年度末 平成30年度末 (1998年度末) (2003年度末) (2009年度末) (2010年度末) (2011年度末) (2012年度末) (2013年度末) (2014年度末) (2015年度末) (2016年度末) (2017年度末) (2018年度末) < 実 績 > < 実 績 > < 実 績 > < 実 績 > < 実 績 > < 実 績 > < 実 績 > < 実 績 > < 実 績 > < 実 績 > < 実績見込み > < 予算 >
390 493 621 662 694 731 770 800 834 859 893 915
( 387 ) ( 484 ) ( 613 ) ( 645 ) ( 685 ) ( 720 ) ( 747 ) ( 772 ) ( 792 ) ( 815 ) ( 837 ) ( 860 )
295 457 594 636 670 705 744 774 805 831 864 883
( 293 ) ( 448 ) ( 586 ) ( 619 ) ( 660 ) ( 694 ) ( 721 ) ( 746 ) ( 764 ) ( 786 ) ( 808 ) ( 828 )
56% 88% 121% 127% 136% 143% 147% 149% 151% 154% 157% 156%
( 56% ) ( 87% ) ( 119% ) ( 124% ) ( 134% ) ( 140% ) ( 142% ) ( 144% ) ( 143% ) ( 146% ) ( 147% ) ( 147% )
163 198 199 200 200 201 201 201 199 197 195 192
対GDP比 31% 38% 40% 40% 41% 41% 40% 39% 37% 37% 35% 34%
553 692 820 862 895 932 972 1001 1033 1056 1087 1107
( 550 ) ( 683 ) ( 812 ) ( 845 ) ( 885 ) ( 921 ) ( 949 ) ( 972 ) ( 991 ) ( 1012 ) ( 1031 ) ( 1052 )
105% 134% 167% 173% 181% 188% 192% 193% 193% 196% 198% 196%
( 105% ) ( 132% ) ( 165% ) ( 169% ) ( 179% ) ( 186% ) ( 187% ) ( 188% ) ( 186% ) ( 188% ) ( 187% ) ( 187% )
国
地 方
国・地方 合計 対GDP比 普通国債 残高
対GDP比
社会保障基金債務 18兆円
①国と地方の長期債務残高 ② 国債 及 び 借入 金 現 在高 ③ 一 般 政 府 総 債 務
< 平成3 0 年度末見込> < 平成3 0 年度末見込> < 平成2 8 年度末実績>
【 財務省主計局調査課】 【 財務省理財局国債企画課】 【 内閣府経済社会総合研究所】
そ の 他 政 府 債 務 地方 192兆円
国債
[ 割引短期国債除く]
865兆円
地方政府債務 188兆円 借入金等 64兆円
国の公債残高 [普通国債]
883兆円 (828兆円)
国の公債残高 [普通国債]
883兆円 (828兆円) 借入金等 33兆円
中 央 政 府 債 務
1,239兆円 (1,184兆円) 1,107兆円
(1,052兆円)
1,279兆円
借入金等 76兆円 国庫短期証券 115兆円
独法等債務 16兆円 財投債 94兆円
政府短期証券 198兆円 利払・ 償還財源が主として税財源により賄われる
国・ 地方の長期債務を集計したもの。
市場からの調達な ど、国の資金調達活動の全体 像を示すための残高
交付税特会の借入金32兆円を含 む
国際比較に資するため、世界共通の基準(SNA) に基づき、一般政府( 中央政府、地方政府及び 社会保障基金) の債務残高を集計したもの。
交付税特会の借入金32兆円を含 む
割引短期国債24兆円を含 む
割引短期国債33兆円を含 む
▲
15.0
▲
12.0
▲
9.0
▲
6.0
▲
3.0
0.0
3.0
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013
2014
2015
2016
2017
2018
(%)
2000年代に入り、我が国の財政収支は一旦改善傾向に向かいましたが、2008年秋のリーマンショック
の影響により、他の主要国と同様に悪化しました。その後我が国の財政収支は改善傾向にありますが、
大幅な赤字が続いています。
財政収支の国際比較(対GDP比)
5.財政事情の国際比較
<財政収支(対
DP比)>
7
(出典)OECD “Economic Outlook 102”(2017 年11月)
(注1) 数値は一般政府(中央政府、地方政府、社会保障基金を合わせたもの)ベース。ただし、日本及び米国は社会保障基金を除いた値。 (注2) 日本については、単年度限りの特殊要因を除いた値。
(注3) 日本は2016年から、それ以外の国々は2017年からが推計値。
(H29) (H28) (H27) (H26) (H25) (H24) (H23) (H22) (H21) (H20) (H19) (H18) (H17) (H16)
(H15) (H30)
ドイツ
イタリア カナダ
フランス 英国
米国
0
20
40
60
80
100
120
140
2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018
(%)
0
30
60
90
120
150
180
210
240
270
2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018
(%)
債務残高及び純債務残高の国際比較(対GDP比)
債務残高の対
DP比を見ると、我が国は主要先進国の中で最悪の水準となっています。
純債務残高とは、政府の総債務残高から政府が保有する金融資産(国民の保険料からなる年金積立
金等)を差し引いたものです。我が国は、純債務残高で見ても、主要先進国で最悪の水準です。
(H29) (H28) (H27) (H26) (H25) (H24) (H23) (H22) (H21) (H20) (H19) (H18) (H17) (H16)
(H15) (H30)
<債務残高(対
DP比)>
<純債務残高(対
DP比)>
8
フランス
日本
米国
英国 イタリア
ドイツ
カナダ
(出典)IMF “World Economic Outlook Database”(2017年10月)
(注1) 数値は一般政府(中央政府、地方政府、社会保障基金を合わせたもの)ベース。 (注2) 日本は2016年から、それ以外の国々は2017年からが推計値。
(暦年) ドイツ イタリア
カナダ フランス
英国 米国
日本
(H28) (H27) (H26) (H25) (H24) (H23) (H22) (H21) (H20) (H19) (H18) (H17) (H16) (H15)
(参考)
財政指標の国際比較
暦
年
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013
2014
2015
2016
2017
2018
日
本
▲
7.7
▲
5.8
▲
4.6
▲
3.0
▲
2.6
▲
3.6
▲
8.1
▲
8.1
▲
8.3 ▲
7.6
▲
7.2 ▲
5.7
▲
4.5
▲
5.0
▲
4.8
▲
3.8
米
国
▲
7.3
▲
6.7
▲
5.5
▲
4.5
▲
5.0
▲
8.4
▲
13.7
▲12.6
▲11.2 ▲
9.3
▲
5.7 ▲
5.1
▲
4.4
▲
5.3
▲
4.8
英
国
▲
3.3
▲
3.5
▲
3.4
▲
2.8
▲
2.9
▲
4.9
▲
10.4
▲
9.5
▲
7.6 ▲
8.2
▲
5.6 ▲
5.7
▲
4.3
▲
3.3
▲
2.3
▲
2.1
ド
イ
ツ
▲
4.2
▲
3.8
▲
3.4
▲
1.7
0.2
▲
0.2
▲
3.2
▲
4.2
▲
1.0 ▲
0.0
▲
0.1
0.3
0.6
0.8
1.1
1.5
フ ラ ン ス
▲
3.9
▲
3.5
▲
3.2
▲
2.3
▲
2.5
▲
3.2
▲
7.2
▲
6.8
▲
5.1 ▲
4.8
▲
4.1 ▲
3.9
▲
3.6
▲
3.4
▲
2.9
▲
2.8
イ
タ
リ
ア
▲
3.4
▲
3.6
▲
4.2
▲
3.6
▲
1.5
▲
2.7
▲
5.3
▲
4.3
▲
3.7 ▲
2.9
▲
3.0 ▲
3.0
▲
2.6
▲
2.5
▲
2.1
▲
1.6
カ
ナ
ダ
▲
0.1
0.8
1.6
1.8
1.8
0.2
▲
3.9
▲
4.7
▲
3.3 ▲
2.5
▲
1.5 ▲
0.0
▲
1.1
▲
1.9
▲
1.6
▲
1.4
<債務残高(対
DP比)>
<財政収支(対
DP比)>
暦
年
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013
2014
2015
2016
2017
2018
日
本
163.7
173.8
184.9
184.3
183.3
191.3
208.6
215.9
230.6
236.6
240.5
242.1
238.1
239.3
240.3
240.0
米
国
58.5
65.8
65.3
64.2
64.7
73.6
87.0
95.7
100.0
103.4
105.4
105.1
105.2
107.1
108.1
107.8
英
国
35.9
38.8
40.1
41.0
42.0
50.2
64.5
76.0
81.6
85.1
86.2
88.1
89.0
89.3
89.5
89.7
ド
イ
ツ
63.1
64.8
67.0
66.5
63.7
65.1
72.6
81.0
78.7
79.9
77.5
74.7
70.9
68.1
65.0
61.8
フ ラ ン ス
64.1
65.7
67.1
64.4
64.3
68.0
78.9
81.6
85.2
89.5
92.3
94.9
95.6
96.3
96.8
97.0
イ
タ
リ
ア
100.5
100.1
101.9
102.6
99.8
102.4
112.5
115.4
116.5
123.4
129.0
131.8
132.1
132.6
133.0
131.4
カ
ナ
ダ
76.2
72.1
70.9
70.1
66.8
67.8
79.3
81.1
81.5
84.8
85.8
85.4
91.6
92.4
89.6
87.7
<純債務残高(対
DP比)>
暦
年
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013
2014
2015
2016
2017
2018
日
本
68.4
71.6
68.4
67.9
70.0
84.9
96.2
106.2
117.9
120.5
117.4
119.0
118.4
119.8
120.9
120.7
米
国
39.7
47.2
46.7
45.3
45.1
51.2
62.9
70.4
76.8
80.2
81.6
80.8
80.2
81.3
82.5
81.1
英
国
32.0
34.9
36.1
36.6
36.9
44.3
57.7
68.7
73.2
76.4
77.8
79.7
80.3
80.1
80.5
80.6
ド
イ
ツ
51.2
53.7
56.2
55.1
52.2
51.9
58.8
60.4
58.7
58.2
57.0
53.5
50.5
48.3
45.8
43.2
フ ラ ン ス
54.8
56.5
58.7
57.8
57.9
60.4
70.2
74.0
76.9
80.6
83.5
86.1
86.9
87.8
88.5
88.7
イ
タ
リ
ア
93.2
92.6
93.4
94.2
92.1
94.1
102.8
104.7
106.8
111.6
116.7
118.8
119.8
120.6
121.2
119.9
カ
ナ
ダ
36.9
32.4
28.4
25.5
22.1
18.4
24.4
26.8
27.1
28.2
29.0
27.2
25.2
27.4
24.6
22.7
中央政府資産(264 兆円)
地方政府資産(97 兆円)
社会保障基金資産
(246 兆円)
国庫短期証券(115 兆円)
借入金等(76 兆円)
独法等債務(16 兆円)
国債(865 兆円)
地方政府債務(188 兆円)
社会保障基金債務(18 兆円)
純債務残高(672兆円)
[
対GDP比
124.7%
]
(負債残高-資産残高)
10
負債残高(1,279兆円)
[対
DP比
237.1%]
資産残高(606兆円)
[対
DP比
112.4%]
(参考)我が国の一般政府の資産・負債残高(
年度末時点)
※年金積立金や、外国為替資金証券の発行によ
り調達した資金を財源とする外貨証券(売却し
た場合にはその収入は外国為替証券の償還に
充当)など、実際には換金して他の財源に活用
することができないものが多い。
0.0
▲0.7▲1.3 ▲0.4 ▲0.9 2.3 0.8 3.2 1.2 1.1 0.2 0.1
▲3.2 ▲2.8 ▲4.0
▲5.9 ▲4.8
▲3.5 5.1
0.2 ▲0.5 1.8 1.6
▲1.1 ▲1.1 ▲1.9
▲3.0▲2.5 0.0 0.1 0.5 0.5
▲0.5 ▲0.4 1.1 1.7 1.6 1.0
2.2 3.9 4.9 5.9 5.4 4.1 3.3 1.3 4.1 7.0 8.2 6.9 5.6 5.4 4.0 3.0
1.8 1.3 0.9 0.0 0.5 2.7 6.7 6.3 5.8 5.4 4.1 6.1 6.0
5.0 3.9 2.2 2.4 1.3 1.4 0.8 0.3 1.4
▲1.2 ▲ 1.2▲1.2 1.0 0.4 ▲0.6 ▲0.2 0.0 ▲1.0 0.0 0.7 1.3 1.9 2.1 3.1 3.6 3.9 4.2 7.5 6.2 7.8 8.2 8.2 8.8 9.1 9.1 9.7 11.1 17.2 16.8 15.5 17.7 17.8 18.7 19.9 20.7 21.1 21.5 ▲10.0 ▲5.0 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0
2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30
(兆円)
0.0 0.1 3.4 3.5 5.7 4.9 5.0 4.1 7.4 9.1 7.1 9.0 11.9 12.3 10.8 8.5 8.5 6.8 11.5 15.0 13.3 12.3 11.5 9.4 3.3 1.7 2.2 0.7 ▲0.3 0.0 ▲1.1
▲0.6▲0.4 ▲1.0
▲0.6 ▲0.5▲0.3 ▲1.8▲1.3 ▲1.4▲2.0 ▲3.5
▲0.4 ▲0.4 ▲0.6 ▲1.4 ▲2.2
▲5.4
▲8.9 ▲7.6
▲4.9 ▲1.5 ▲2.0
▲3.4
▲2.1 ▲2.3 ▲2.4 ▲1.9
▲10.0 ▲5.0 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0
2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30
(兆円)
公共事業関係費(+約58兆円)
社会保障関係費(+約293兆円)
その他歳出(除く債務償還費)
特例公債の発行から脱却することのできた平成2年度以降の普通国債残高の累増について見ると、
歳出面では、90年代は公共事業関係費の増加が主要因でしたが、近年では高齢化の進行等に伴う社
会保障関係費の増加や地方財政の悪化に伴う財源不足の補てん(地方交付税交付金等)の増加が主
要因となっています。また、歳入面では、景気の悪化や減税による税収の落ち込みが主要因となってい
ます。
6.普通国債残高の増加要因
平成2年度末から
年度末にかけての普通国債残高増加額:約
兆円
歳出の増加要因
:
+約
兆円
税収等の減少要因
:
+約
兆円
平成2年度の収支差分による影響
:
+約
兆円
その他の要因
(国鉄等債務承継など)
:
+約
兆円
11
地方交付税交付金等(+85兆円)
部分だけで普通国債残高
増加額の7割程度を占める。
(注1)平成28年度までは決算、平成29年度は補正後予算案、平成30年度は政府案による。
(注2)東日本大震災からの復興のために平成23~平成32年度まで実施する政策に必要な財源として発行される復興債(平成23年度は一般会計において、
平成24年度以降は東日本大震災復興特別会計において負担)を公債残高からは除くとともに(平成29年度末で6.6兆円)、平成23年度歳出のうち復
興債発行に係るもの(7.6兆円)を除いている。
(注3)税収のうち交付税法定率分は、歳入歳出両建てである(増減が公債残高の増加に影響しない)ため、歳出・歳入双方の増減要因から控除し、地方交
付税交付金等のうちの交付税法定率分以外の部分(地方の財源不足補てん部分等)を歳出の増加要因として計上している。
その他収入
税収減(+約199兆円)
(91) (1990)
(年度)
(92) (93) (94) (95) (96) (97) (98) (99) (2000) (01) (02) (03) (04) (05) (06) (07) (08) (09) (10) (11) (12) (13) (14) (15) (16) (17) (18)
(91) (1990)
(年度)
(注)平成28年度以前は決算額、平成29年度は実績見込額、平成30年度は予算額(案)である。
0
5
10
15
20
25
30
35
0
10
20
30
40
50
60
70
2
(1990) 3
(1991) 4
(1992) 5
(1993) 6
(1994) 7
(1995) 8
(1996) 9
(1997) 10
(1998) 11
(1999) 12
(2000) 13
(2001) 14
(2002) 15
(2003) 16
(2004) 17
(2005) 18
(2006) 19
(2007) 20
(2008) 21
(2009) 22
(2010) 23
(2011) 24
(2012) 25
(2013) 26
(2014) 27
(2015) 28
(2016) 29見込
(2017) 30予算
(2018)
(兆円)
法人税
(右軸)一般会計税収計
(左軸)(年度)
消費税
(右軸)所得税
(右軸)(兆円)
税収の内訳と推移
12
平成3年度と平成
年度における国の一般会計歳入歳出の比較
(注)
平成3年度は当初予算、平成
年度は政府案ベース。
公共事業、防衛、文教・科技 等 25.9
交付税等 15.5
社会保障
( %)
国債費 23.3
税収 59.1
その他
収 入
5.0 建設 国債 6.1
特例国債 27.6 公共事業、防衛、
文教・科技 等 26.1
交付税 16.0
社会保障 12.2 (17.4%)
国債費 16.0 税収
61.8
その他
収 入
3.2
建設 国債 5.3
【平成3(1991)年度当初予算】
歳入
70.3
歳出
70.3
歳入
97.7
歳出
97.7
【平成30(2018)年度当初予算】
+27.4
0.2
+20.8
+7.3
(単位:兆円)
0.5
※ 決算:59.857.0 56.6 55.2 54.8 53.8 51.0 50.1 49.6 49.6 48.8 48.3 47.8 45.4 44.9 43.8 43.6 42.9 42.4 41.6 41.5 41.5 40.1 39.7 39.0 37.8 37.0 36.0 33.5 32.3 28.7
0 20 40 60
1フィンランド
2フランス
3ギリシャ
4デンマーク
5ベルギー
6オーストリア
7イタリア
8スウェーデン
9ハンガリー
10ノルウェー
11ポルトガル
12スロベニア
13スロバキア
14オランダ
15ドイツ
16スペイン
17アイスランド
18英国
19チェコ
20ポーランド
21ルクセンブルク
22エストニア
23イスラエル
24日本
25米国
26ラトビア
27オーストラリア
28スイス
29韓国
30アイルランド
32.7 32.5 32.2 29.3 28.4 27.9 27.8 27.4 26.0 25.0 24.4 24.4 23.9 23.8 23.6 23.2 22.9 22.1 20.5 20.1 19.2 18.4 17.0 17.0 16.9 15.8 15.5 15.3 15.0 10.6
0 20 40
1フィンランド
2フランス
3デンマーク
4オーストリア
5イタリア
6ベルギー
7ノルウェー
8スウェーデン
9ドイツ
10ギリシャ
11オランダ
12ポルトガル
13スロベニア
14英国
15日本
16スペイン
17ルクセンブルク
18スロバキア
19ポーランド
20チェコ
21ハンガリー
22エストニア
23米国
24オーストラリア
25アイスランド
26イスラエル
27スイス
28ラトビア
29アイルランド
30韓国
7.OECD諸国の政府支出及び収入の関係(
年)
政府の総支出
(対GDP比)
政府の社会保障支出
(対GDP比)
政府の社会保障以外の支出
(対GDP比)
※利払費を除く財政構造を諸外国と比較すると、社会保障支出対
DP比の規模は国際的に中程度である一方、租
税収入は低い水準であり、財政収支はOECD諸国で比較しても悪い状況です。また、社会保障以外
の支出規模は最低水準となっています。
(%) (%)
(%)
(出典)OECD“National Accounts”、内閣府「国民経済計算」
(注1)日本は2015年度実績、諸外国は、2015年実績(オーストラリアは2014年実績)。 (注2)一般政府(中央政府、地方政府、社会保障基金を合わせたもの)ベース。 (注3)政府の総支出には利払費が含まれている。
13
26.9 26.7 23.1 23.0 22.1 21.8 21.7 21.6 21.4 21.1 20.7 20.6 20.4 20.4 20.3 20.1 19.3 19.3 19.2 19.2 18.3 17.6 17.4 17.4 17.3 17.2 16.3 16.3 13.6 11.20 20 40
1ハンガリー
2ギリシャ
3フィンランド
4ベルギー
5フランス
6スウェーデン
7エストニア
8スロバキア
9アイスランド
10デンマーク
11イスラエル
12スロベニア
13ラトビア
14チェコ
15ノルウェー
16韓国
17ポルトガル
18オーストリア
19オランダ
20ポーランド
21ルクセンブルク
22イタリア
23スイス
24米国
25スペイン
26オーストラリア
27ドイツ
28英国
29日本
45.8
33.4
33.1
31.2
30.5
30.1
28.6
28.5
27.8
27.5
26.3
26.2
26.2
26.1
25.6
25.5
23.3
23.1
22.5
22.3
21.9
20.7
20.6
20.1
19.9
19.2
19.0
18.6
18.5
18.5
0 20 40 60
1デンマーク
2スウェーデン
3アイスランド
4フィンランド
5ベルギー
6イタリア
7オーストリア
8フランス
9ノルウェー
10オーストラリア
11ルクセンブルク
12英国
13イスラエル
14ハンガリー
15ギリシャ
16ポルトガル
17オランダ
18ドイツ
19エストニア
20スペイン
21スロベニア
22ラトビア
23スイス
24米国
25ポーランド
26アイルランド
27チェコ
28日本
29韓国
30スロバキア
政府の租税収入
(対GDP比)
政府の財政収支
(対GDP比)
14
(出典)租税収入対 DP比はOECD“Revenue Statistics”、同”National accounts”等、財政収支はOECD“Economic Outlook 102” (注1)日本は2015年度実績、諸外国は2015年実績(オーストラリアは2014年実績)。
(注2)一般政府(中央政府、地方政府、社会保障基金を合わせたもの)ベース。ただし、日本及び米国の財政収支は社会保障基金を除いたベース。また、日本の財政収支について は、単年度限りの特殊要因を除いた値。
(%) (%)
6.1
1.4
1.3
0.6
0.6
0.2
0.1
-0.6
-0.8
-1.0
-1.2
-1.5
-1.9
-2.0
-2.1
-2.1
-2.1
-2.5
-2.6
-2.6
-2.7
-2.7
-2.9
-3.6
-4.3
-4.4
-4.4
-4.5
-5.3
-5.7
-10 0 10
1ノルウェー
2ルクセンブルク
3韓国
4スイス
5ドイツ
6スウェーデン
7エストニア
8チェコ
9アイスランド
10オーストリア
11ラトビア
12デンマーク
13アイルランド
14ハンガリー
15オランダ
16オーストラリア
17イスラエル
18ベルギー
19イタリア
20ポーランド
21フィンランド
22スロバキア
23スロベニア
24フランス
25英国
26米国
27ポルトガル
28日本
29スペイン
0
100
200
300
0
10
20
30
40
50
60
70
80
90
100
0
100
200
300
0
10
20
30
40
50
60
70
80
90
100
0
100
200
300
0
10
20
30
40
50
60
70
80
90
100
0
2,000
4,000
6,000
8,000
10,000
12,000
1950
(S25)
1960
(S35)
1970
(S45)
1980
(S55)
1990
(H2)
2000
(H12)
2010
(H22)
2020
(H32)
2030
(H42)
2040
(H52)
2050
(H62)
2060
(H72)
我が国は、人口に占める高齢者の割合が増加する高齢化と、出生率の低下により若年者人口が減
少する少子化が同時に進行する少子高齢化社会となっています。
(出典) 総務省「国勢調査」、「人口推計」、国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成29年4月推計)」 (万人)
( 年)
(1)高齢化の進行
8.社会保障分野
12%
60%
28%
年後 ( 年)
10%
51%
38% 歳以下人口
~ 歳人口
歳以上人口
2025年には団塊の世代(1947~49年生まれ)全員が後期高齢者(75歳~)に移行し、高齢化率と平均
年齢がともに継続的に上昇することとなります。
(注)団塊の世代は1947~49(S22~24)年、第2次ベビーブーム世代は1971~74(S46~49)年生まれ。 (出典)国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成29年4月推計)」
2017
年
(H29)
総人口
1
億
2,653
万人
75
歳~
1,749(14%)
65
~
74
歳
1,767(14%)
2025
年
(H37)
総人口
1
億
2,254
万人
75
歳~
2,180(18%)
65
~
74
歳
1,497(12%)
団塊の世代
(76
~
78
歳
)
561
万人
団塊の世代
(68
~
70
歳
)
633
万人
20
~
64
歳
6,981(55%)
20
~
64
歳
6,635(54%)
~
19
歳
2,156(17%)
~
19
歳
1,943(16%)
第2次
ベビーブーム世代
(43
~
46
歳
)
794
万人
第2次
ベビーブーム世代
(51
~
54
歳
)
782
万人
2035
年
(H47)
総人口
1
億
1,522
万人
75
歳~
2,260(20%)
65
~
74
歳
1,522(13%)
20
~
64
歳
6,016(52%)
~
19
歳
1,724(15%)
団塊の世代
(86
~
88
歳
)
379
万人
第2次
ベビーブーム世代
(61
~
64
歳
)
754
万人
65歳~
・国民医療費の約5割 ・基礎年金受給開始 ・介護1号被保険者
15
介護・福祉
その他
うち介護
資産収入等
我が国社会保障制度は、社会保険方式を採りながら、高齢者医療・介護給付費の5割を公費で賄う
など、公費負担(税財源で賄われる負担)に相当程度依存しています。
その結果、近年、高齢者医療・介護給付費の増に伴い、負担増は公費に集中しています。これを賄
う財源を確保出来ていないため、給付と負担のバランス(社会保障制度の持続可能性)が損なわれ、
将来世代に負担を先送りしています(=財政悪化の要因)。
財源
兆円
+資産収入
保険料
年金
医療
平成
年度
(出所)国立社会保障・人口問題研究所「平成27年度社会保障費用統計」、平成29年度の値は厚生労働省(当初予算ベース)
給付費
兆円
(年度)
平成
年度
(2)社会保障給付費の増
16
020 40 60 80 100
2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27
税財源
国債発行
公費
兆円
地方税等負担
13.6
兆円
国庫
負担
32.7
兆円
平成2年度
平成
年度
被保険者負担
兆円
兆円
事業主負担
兆円
兆円
公費
兆円
兆円
給付費
兆円
兆円
保険料
公費
給付費
114.9
46.1
66.9
39.5
16.2
47.4
社会保障給付は、高齢化により今後も急激な増加が見込まれます。団塊の世代全員が75歳以上とな
る2025年に向かって、特に医療・介護分野の給付は、財源調達のベースとなる
DPの伸びを大きく上
回って増加していきます。団塊の世代が75歳以上となる前の2020年代初めまでに、受益と負担の均衡
が取れた社会保障制度を構築していく必要があります。
(出典)厚生労働省「社会保障に係る費用の将来推計の改定について(平成24年3月)」 (注)()内の%表示はGDP比。なお、同推計は DP基準改定前のものである。
年金
53.8兆円
(11.2%)
医療
35.1兆円
(7.3%)
介護8.4兆円(1.8%)
子ども子育て4.8兆円(1.0%)
その他7.4兆円(1.5%)
年金
60.4兆円
(9.9%)
医療
54.0兆円
(8.9%)
介護19.8兆円(3.2%)
子ども子育て5.6兆円(0.9%)
その他9.0兆円(1.5%)
年金
1.12倍
医療
1.54倍
109.5兆円
(22.8%)
148
.
9兆円
(24.4%)
社会保障に係る費用
1.36倍
GDP
479.6兆円
2012年度
GDP
610.6兆円
2025年度
GDP
1.27倍
75歳以上になると他の世代に比べ、1人当たり国民医療費や介護費は大幅に高くなり、それに伴って
1人当たり国庫負担も増大します。今後、75歳以上人口割合が増えていく中で、医療・介護分野の給付
の効率化・重点化に取り組んでいく必要があります。
17
介護
2.34倍
全人口に占める
人口数及び割合
医療(
年)
介護(
年)
年
年
人当たり
国民医療費
(
歳以下
万円)
人当たり
国庫負担
(
歳以下
万円)
人当たり
介護費
(括弧内は要支援・要介護認定率)
人当たり
国庫負担
~
歳
万人
(
)
万人
(
)
万円
万円
万円
(
)
万円
歳以上
万人
(
)
万人
(
)
万円
万円
万円
(
)
万円
▲約 万人
+約 万人
約5倍
約 倍
(出典)年齢階級別の人口は総務省「人口推計」、国立社会保障・人口問題研究所「将来推計人口(出生中位・死亡中位)」 国民医療費は厚生労働省「平成27年度国民医療費の概況」
介護費及び要支援・要介護認定率は、厚生労働省「介護給付費実態調査(平成27年度)」、総務省「人口推計」 (注)1人当たり国民医療費は、年齢階級別の国民医療費を人口で除して機械的に算出。
59.8
40.543.1 64.5
42.6 41.744.2 45.1 38.3
34.8 51.8 50.9
38.2
30.7 31.1 31.9 41.0
32.936.031.5 46.6 27.1 36.1 27.2 38.6 31.9 36.3 25.4 38.9
26.2 26.1 25.0 22.1
17.9
17.4
26.623.4 1.4
21.3 22.119.5 18.6
20.7 23.4 5.1 5.3 17.3 23.3 22.120.0 9.3 16.913.5 17.1 1.4 20.6 10.4 6.8 13.4 8.2 17.2 11.6 8.6 8.3 2.1 2.3 87.2 67.1 66.5 65.8 64.0
63.7 63.7 63.7 59.1 58.2
56.9 56.2 55.5 54.1 53.2
52.0
50.3 49.8 49.5 48.5 48.1 47.7 46.5
45.7 45.4 45.3 44.5 42.6 38.9 37.8 34.8 33.3 24.3 20.2 (38.3) (47.4) (47.1)(47.8) (39.2) (43.7)(43.4)(44.1) (39.5)(36.6)
(36.8) (38.6) (37.0) (33.4) (39.6)
(37.8)
(23.6)(33.9) (38.3)(34.8) (33.2) (32.5)(33.8) (33.5)(31.9)(29.4) (32.1) (31.1) (27.4) (26.7) (27.4) (26.8) (20.9) (15.8) 0 10 20 30 40 50 60 70 80
24.9
25.4
25.0
36.1
31.1
51.8
40.5
17.6
17.2
8.3
10.4
22.1
5.1
26.6
-6.2
-6.1
-3.3
-5.9
-5.1
20
10
0
10
20
30
40
50
60
70
80
[国民負担率=租税負担率+社会保障負担率]
[潜在的な国民負担率=国民負担率+財政赤字対国民所得比]
高齢化が他国に類をみない速度で進んでいく中、日本の国民負担率は、諸外国と比べて低いのが現
状です。日本の財政や社会保障の仕組みを持続的なものとしていくためには、高齢化に伴う社会保障
給付費の増加と国民の負担の関係について、国民全体で議論していく必要があります。
国民負担率(対国民所得比)の
諸国との比較
(3)国民負担率の国際比較
:社会保障負担率
:租税負担率
(対国民所得比:%(括弧内は対GDP比))
(
対
国
民
所
得
比
:
%
)
社会保障負担率
租税負担率
財政赤字対国民所得比
18
(注1)日本は2018年度(平成30年度)見通し及び2015年度(平成27年度)実績。諸外国は2015年実績。
(注2)財政赤字の国民所得比は、日本及びアメリカについては一般政府から社会保障基金を除いたベース、その他の国は一般政府ベース。
(出典)日本:内閣府「国民経済計算」等 諸外国:National Accounts (OECD) Revenue Statistics(OECD)
国民負担率
42.5(31.2)
42.6(31.1)
33.3(26.8)
46.5(33.8)
53.2(39.6)
56.9(36.8)
67.1(47.4)
潜在的な
国民負担率
48.7(35.7)
48.7(35.6)
36.6(29.5)
52.4(38.0)
53.2(39.6)
56.9(36.8)
72.2(51.0)
フランス
(2015年)
スウェーデン
(2015年)
ドイツ
(2015年)
イギリス
(2015年)
アメリカ
(2015年)
日本
(2018年度)
日本
(2015年度)
(注1)OECD加盟国35カ国中34カ国の実績値。残る1カ国(トルコ)については、国民所得の計数が取れず、国民負担率(対国民所得比)が算出不能であるため掲載していない。
(注2)括弧内の数字は、対 DP比の国民負担率。
(出典)日本:内閣府「国民経済計算」等 諸外国:National Accounts (OECD) Revenue Statistics(OECD)
~
~
100
5
10
15
20
25
30
35
20
25
30
35
40
45
50
0
5
10
15
20
25
30
35
40
1950
1970
2000
2025
2050
諸国における社会保障支出と国民負担率の関係【
年】
OECD諸国と比較すると、日本の社会保障支出は中程度である一方、国民負担率は低水準です。
(出典)国民負担率:OECD“National Accounts”、同“RevenueStatistics”、内閣府「国民経済計算」等、社会保障支出:OECD “National Accounts”、内閣府「国民経済計算」 (注1)数値は一般政府(中央政府、地方政府、社会保障基金を合わせたもの)ベース。
(注2)日本は2015年度実績、各国は2015年実績(アイスランド、ニュージーランド、オーストラリア については2014年実績)
19
1970 (S45)
2017 (H29)
2025 (H37)
2050 (H62)
日本 7.1 27.8 30.0 37.7
ドイツ 13.6 21.5 24.1 30.7
フランス 12.8 19.7 22.3 26.7
イギリス 13.0 18.5 20.2 25.4
アメリカ 10.1 15.4 18.7 22.1
日
独
仏
英
米
2017
(H62)
高齢化率の国際比較
(出典)日本 ~2015:総務省「国勢調査」
2016~2050:国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成29年4月推計)」 諸外国 国連 “World Population Prospects: The 2017 Revision”
※高齢化率:総人口に占める65歳以上人口の割合
国民負担率(対GDP比)
政府の社会保障支出(
対
G
D
P
比)
(%)
(%)
ポルトガル オランダ
ノルウェー ドイツ
スロベニア
スウェーデン
アイスランド エストニア
フランス
ベルギー フィンランド
ギリシャ
ハンガリー アイルランド
英国 ポーランド チェコ
スロバキア
デンマーク オーストリア
イタリア
ルクセンブルク
イスラエル 日本
スペイン
ラトビア オーストラリア スイス
米国
韓国
低位
1/3
中位
1/3
上位
1/3
上位
1/3
中位
1/3
低位
1/3
(%)
(H37) (H29)
(H12) (S45)
0 5 10 15 20 25 30
見込 予算 (兆円)
20
所得税
消費税
法人税
(注)地方消費税分は
含まれていない。
社会保障にかかる費用の相当部分を将来世代につけ回しているという現状を改善するために、「社会
保障と税の一体改革」を行っています。
日本の社会保障制度は原則として社会保険料で費用を負担することを基本としていますが、働く世代に
負担が集中する面もあります。こうした中で、国民が広く受益する社会保障の費用をあらゆる世代が広く公
平に分かち合い、社会保障の安定した財源を確保する観点から、消費税を社会保障の財源としています。
(4)社会保障と税の一体改革
すべての世代が安心感と納得感を得られる、全世代型の社会保障制度へ
高齢者3経費
基礎年金・老人医療・介護
改革前の消費税
国分
の使途
社会保障4経費
子ども・子育て、医療・介護、年金
改革後の社会保障の充実
子ども・子育て
兆円程度
医療・介護
兆円程度
年金
兆円程度
社会保障の充実
兆円程度の内訳
社会保障の充実の対象分野
「税制抜本改革」で
安定財源を確保
社会保障の充実・安定化
財政健全化目標の達成
同時に達成
●
景気や人口構成の変化に左右されにくく、税収が安定している
●
働く世代など特定の人に負担が集中することなく、経済活動に中立的
●
高い財源調達力がある
なぜ、消費税なのか?
社会保障の財源を調達する手段としてふさわしい税金
消費税率引上げによる増収分は、全て社会保障の充実・安定化に向けることとしています。
社会保障の安定財源確保と財政健全化の同時達成を目指す観点から、平成30年度の増収額
8.4兆円については、
①
まず基礎年金国庫負担割合2分の1に3.2兆円を向け、
②
残額を満年度時の
・「社会保障の充実」及び「消費税率引上げに伴う社会保障4経費の増」と
・「後代への負担のつけ回しの軽減」
の比率(概ね1:2)で按分した額をそれぞれに向けるこ
ととしています。
〈
年度消費税増収分の内訳
〉
兆円
兆円
兆円
兆円
《増収額計:
兆円》
(注1)金額は公費(国及び地方の合計額)である。
(注2)上記の社会保障の充実に係る消費税増収分(1.35兆円)と社会保障改革プログラム法等に基づく重点化・効率化による財政効果(▲0.51兆円)を活用し、社会保障の充実 (1.87兆円)の財源を確保。
消費税率の引上げによる増収分は、全て社会保障の充実と安定化に向けられます。これによ
り、国と地方自治体の借金として将来世代に負担を付け回す金額も減少します。
消費税3%引上げ分(5→8%)の使い道(平成30年度)
兆円
消費税引上げに伴う増
兆円
年金国庫負担
等
3 兆円
社会保障の充実
(※)兆円
社会保障4経費
兆円
国・地方、うち国分 兆円
(注)上記は平成30年度予算ベースの計数。
(※) 平成30年度予算における社会保障の充実は消費税増収分1.35兆円と社会保障改革プログラム法等に基づく重点化・効率化による 財政効果▲0.51兆円を活用し、社会保障の充実1.87兆円の財源を確保。
社会保障4経費
消費税収
兆円
後代への負担の付け回しの軽減
兆円
兆円
3 兆円
消費税収 %分
(従来の地方消費税1%分除く)
兆円
後代への 負担の付け回し
兆円