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韓国実態報告書 senshuasiasme CRorea

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Academic year: 2018

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(1)

ソ ウ ル 市 、仁 川 市 、京 畿 道 始 興 市 実 態 調 査(

2004

8

9

日 ∼

13

日 )

担 当 : 李 ユ ン ボ 、 大 西 勝 明 、 黒 瀬 直 宏

Ⅰ SOOSUNG( 師 成 ) LIFT MFF. CO.,LTD (2004年 8 月 9 日 ) 訪 問 先 : 仁 川 市 南 洞 区 古 機 洞 693−3

℡ :82-32-818-5160 fax:82-32-818-7513 イ ン タ ビ ュ ー 相 手 : 代 表 理 事 金 廷 培

と り ま と め 担 当 : 黒 瀬 直 宏

1 . 企 業 概 要 設 立 :1973 年

製 品 : 各 種 フ ォ ー ク リ フ ト 製 作 従 業 員 数 :58人

資 本 金 :28億 ウ ォ ン

年 商 :2000 年 123億 ウ ォ ン 、2002 年 169億 ウ ォ ン 、2003 年 190億 ウ ォ ン 販 売 先 : 各 種 製 造 業

付 加 価 値 率 :30%

輸 出 比 率 :10% 、30 カ 国 以 上 、 2 ∼ 3 年 内 に 30% を 目 指 す 平 均 賃 金 : 高 卒 者 で 140 万 ∼150 万 ウ ォ ン/月

外 注 先 :40社 ( 基 本 部 品 以 外 は 外 注 ) 立 地 : 仁 川 市 南 洞 区 の 工 場 団 地

2 . 発 展 経 緯 ( 1 ) 創 業

(2)

ら な か っ た た め 、 女 性 も 職 業 を 持 つ べ き だ と 思 う 。 ( 2 ) 競 争

最 初 は 人 力 で 動 か す 「Hand Pallet Truck」 か ら 出 発 し 、 中 型 フ ォ ー ク リ フ ト へ と 製 品 開 発 を 進 め た 。 現 在 、 最 大 の も の で 荷 重 2.5 ㌧ 、 上 昇 高 3㍍ 。 主 力 製 品 は 荷 重 1.3 ㌧ 、上 昇 高 1.5 ㍍ or2.5㍍ の 製 品 で 、売 上 の 30% を 占 め て い る 。 当 初 の フ ォ ー ク リ フ ト は 油 圧 式 だ っ た が 、 付 加 価 値 の よ り 高 い バ ッ テ リ ー 式 へ と 進 ん だ 。

「 大 宇 重 工 業 」、「 現 代 重 工 業 」 な ど が 大 型 フ ォ ー ク リ フ ト か ら 小 型 へ 、 当 社 が 小 型 か ら 中 型 へ と 進 出 し た た め 、 競 合 が 生 じ た 。(「 大 宇 」 は は じ め 、 当 社 に OEM を 申 し 込 ん で き た が 、 断 っ た た め 、 別 会 社 で 生 産 を 始 め た 。)1988 年 ∼ 89年 の こ と で あ る 。大 手 企 業 に と っ て フ ォ ー ク リ フ ト は 多 角 化 の 一 分 野 で し か

な く 、 し か も 小 型 フ ォ ー ク リ フ ト は そ の 一 部 分 で し か な か っ た 。 そ れ に 対 し 、 当 社 は フ ォ ー ク リ フ ト の 専 業 メ ー カ ー で あ り 、 フ ォ ー ク リ フ ト に 関 し て は 大 手 企 業 よ り 優 れ た 技 術 、 ノ ウ ハ ウ を 持 っ て い る 。 し か も 、 当 社 は 必 死 で あ っ た た め 、 当 社 は 勝 利 し た 。 大 手 企 業 は 3 年 間 で 撤 退 し た 。 現 在 、 小 型 ∼ 中 型 に 関 し て は 当 社 の 製 品 が 100% の シ ェ ア を 占 め て い る 。

( 3 ) 通 貨 危 機

通 貨 危 機 の 影 響 で 売 上 は 30% 減 と な っ た 。( 通 貨 危 機 前 は 100 億 ウ ォ ン 、 通 貨 危 機 期 間 は 69 億 ウ ォ ン 、 現 在 は 200 億 ウ ォ ン ) 売 上 減 に 対 し 、 銀 行 か ら の 資 金 調 達 ( 年 利 20% ) と 従 業 員 を 60 人 か ら 50 人 に 削 減 し た 。 だ が 、10 人 を 単 に 解 雇 し た わ け で は な く 、10 人 は 販 売 代 理 店 と し て 分 社 化 し 、今 の 売 上 増 に つ な が っ て い る 。

4∼5 年 以 内 に KOSDAQへ の 登 録 を 目 指 し て い る 。

3 . 組 織 運 営

従 業 員 と の 共 栄 が 目 的 。 売 上 を 上 げ 、 従 業 員 に 多 く の ボ ー ナ ス を あ げ ら れ る 時 が 経 営 者 と し て 一 番 う れ し い 。

従 業 員 が 株 式 の 20% を 保 有 。 長 期 勤 務 者 に は 無 償 で 16,000 万 ウ ォ ン の 株 を 供 与 す る 。

(3)

5 つ の 製 品 別 事 業 部 が あ り 、 独 立 決 算 し て い る の で 、 事 業 部 の 成 果 に 応 じ て 従 業 員 に 分 配 さ れ る 。

決 算 内 容 は す べ て 公 開 さ れ て い る 。

社 長 の 役 割 は 細 か い こ と に 口 を 出 さ ず 、 戦 略 の 策 定 。 大 企 業 よ り 意 思 決 定 が 早 い の が 中 小 企 業 の 強 み だ と 考 え て い る 。

中 小 企 業 は 人 材 を 集 め に く い が 、 通 貨 危 機 で 大 企 業 を や め た 人 が 役 に 立 っ て い る 。( 5 人 、40 歳 前 後 。 賃 金 は 3,000 万 ウ ォ ン/年 )

但 し 、 大 企 業 の 社 員 だ っ た 人 は 中 小 企 業 に 来 て も 役 に 立 た な い こ と が 多 く 、 当 社 の よ う な ケ ー ス が 多 い わ け で は な い 。

そ の 他 に 、 イ ン ド ネ シ ア 人 3 人 を 雇 っ て い る 。( 賃 金 100 万 ウ ォ ン/月 ) 雇 用 す る 理 由 は 、 イ ン ド ネ シ ア に 帰 っ た ら 代 理 店 に な っ て も ら う た め に 雇 用 し て い る 。

4 . 製 品 開 発

1 年 に 1 種 ∼ 2 種 の 新 製 品 開 発 を 行 う 。 従 来 製 品 の 価 格 は 横 ば い だ が 、 新 製 品 開 発 を す れ ば 価 格 を 上 げ ら れ る 。 こ の 開 発 力 が 我 が 社 の 競 争 力 で あ る 。

代 理 店 30 社(20 社 は 専 属 、10 社 は 他 社 製 品 も 扱 う )の 社 長 が 1ヶ 月 に 1 回 会 議 を 開 き 、 需 要 情 報 を 交 換 す る 。( 社 員 の 情 報 も 加 え る )

速 度 調 整 器 は 当 社 が 開 発 し た も の で 、 他 社 は 海 外 か ら 輸 入 し て い る が 、 ア フ タ ー サ ー ビ ス で は 当 社 製 を 使 っ て い る 。

5 . 中 国 に つ い て

中 国 進 出 の 韓 国 企 業 に 販 売 し て い る 。 中 国 人 は 支 払 い が 悪 い 。

中 国 企 業 に OEM を し て い る 。こ の 製 品 を 韓 国 で 作 る 場 合 の 材 料 費 が 20 万 ウ ォ ン だ が 、 中 国 で 作 る と 完 成 品 が 15 万 ウ ォ ン で で き る 。「 信 じ ら れ な い ! 」

技 術 水 準 に お い て は 、 日 中 の 技 術 格 差 大 き い が 、 韓 中 の 格 差 は そ れ ほ ど で な く 、 中 国 は 脅 威 で あ る 。

6 . 大 企 業 に つ い て

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中 小 企 業 の 60% は 大 企 業 に 納 入 し て い る 。大 企 業 は 賃 金 の 上 昇 分 を 中 小 企 業 か ら の 購 入 単 価 引 き 下 げ で カ バ ー す る 。「 日 本 と 同 じ だ 」。

7 . 工 場 を 見 学 し て

資 材 在 庫 、中 間 在 庫 、製 品 在 庫 で 工 場 が 一 杯 と な っ て い る 。「 工 場 か 倉 庫 か わ か ら な い 」と の 意 見 を 述 べ た 所 、倉 庫 建 設 を 準 備 中 と の こ と 。「 在 庫 を 減 ら す の が 、 努 力 の 方 向 で は な い か ? 」

8 . 注 目 点

当 社 は 多 角 化 大 企 業 に 対 し 専 業 中 小 企 業 が 独 自 の 市 場 を 確 保 し て い る 典 型 例 で あ る 。

通 貨 危 機 で 打 撃 を 受 け た が 、 従 業 員 削 減 を 販 売 力 強 化 に つ な げ た 方 策 は 見 事 で あ る 。

従 業 員 志 向 の マ ネ ジ メ ン ト 、 情 報 共 有 型 組 織 運 営 、 事 業 部 へ の 分 権 型 組 織 運 営 、 こ れ ら は 日 本 の 成 長 中 小 企 業 に も 共 通 す る 特 徴 で あ る 。

新 製 品 開 発 を 競 争 優 位 戦 略 の 焦 点 と し て い る 。

中 国 の 低 コ ス ト の 脅 威 、 大 企 業 の 圧 力 は 日 本 と 同 じ で あ る 。

Ⅱ JY SOLUTEC CO.,LTD (2004 年 8 月 9 日 ) 訪 問 先 : 仁 川 市 廣 域 市 南 洞 区

℡ :032−814−4485( 直 通 ) Fax:032-815-0104

イ ン タ ビ ュ ー 相 手 : 代 表 理 事 ・ 社 長 金 學 権 ( 韓 国 金 型 工 業 協 同 組 合 理 事 長 ) と り ま と め 担 当 : 黒 瀬 直 宏

1 . 企 業 概 要 設 立 :1976 年

(5)

従 業 員 数 :650人 ( 金 型 設 計 85 人 )、 年 商 :1,500 億 ウ ォ ン 上 場 :2003 年 KOSDAQ

系 列 会 社 : 国 内 5 社 、 海 外 3 社 立 地 : 仁 川 市 南 洞 区 の 工 場 団 地

2 . 発 展 経 緯

電 子 部 品 用 の プ ラ ス チ ッ ク 射 出 成 形 機 金 型 の 製 作 か ら 出 発 し た 。 そ の 後 テ レ ビ 等 家 電 製 品 へ 進 出 し た 。 5 ∼ 6 年 前 か ら 自 動 車 用 金 型 に も 進 出 し 、 日 本 の 自 動 車 メ ー カ ー か ら も 受 注 を 受 け て い る 。

金 型 の 輸 出 比 率 は 60∼70% に 達 す る 。輸 出 先 は 23カ 国 で あ る 。一 位 が 日 本 、 2 位 が ア メ リ カ で あ る 。

金 型 に 関 し て は 韓 国 ト ッ プ ク ラ ス 企 業 へ 発 展 し て お り 、 ラ イ バ ル は 国 内 の 会 社 で は な く 、 国 外 の 会 社 で あ る 。 金 型 工 場 は NC 機 、MC で 構 成 さ れ て お り 、 金 型 工 場 に し て は 人 が 少 な い 。 設 備 は 牧 野 、 東 芝 、 ス イ ス 製 等 外 国 製 が 多 い 。

優 れ た 金 型 技 術 を 活 か し 、 部 品 成 形 事 業 に も 進 出 す る 。

戦 略 と し て 販 売 先 の 分 散 を 図 っ て き た 。 最 大 販 売 先 へ の 販 売 比 率 は 5 % に 過 ぎ な い 。

日 本 の 金 型 メ ー カ ー と 技 術 的 に は 同 等 と 考 え て い る 。 当 社 の 優 れ た 技 術 力 、 管 理 力 は 以 下 の 数 々 の 受 賞 が 証 明 し て い る 。

1986 年 貿 易 産 業 省 か ら 第 一 級 精 密 機 械 製 造 企 業 と し て 認 定 。1996 年 1,000

万 ド ル 輸 出 メ ダ ル を 受 賞 。1996 年 ISO9002、1997年 ISO9001 取 得 。1998年 優 秀 品 質 管 理 5 0 企 業 に 選 定 。2001 年 優 秀 品 質 管 理 50企 業 に 選 定 。2002 年 部 品 ・ 素 材 専 門 企 業 に 認 定 。2002 年 優 秀 品 質 管 理 50 企 業 に 選 定 。2002 年 A ク ラ ス ベ ン チ ャ ー 企 業 ( 半 導 体 ・ 先 進 製 造 分 野 )。2002年 新 労 働 文 化 企 業 。2003 年 KOSDAQ 上 場 。2003 年 優 秀 生 産 技 術 開 発 セ ン タ ー に 指 定 。

特 に 、今 ま で 経 営 危 機 は な か っ た 。通 貨 危 機 の 時 期 は ウ ォ ン が 下 落 し た た め 、 輸 出 が 逆 に 伸 び た 。

(6)

3 . 組 織 運 営

人 に 対 す る マ ネ ジ メ ン ト が 優 れ て い た こ と が 成 功 の ポ イ ン ト と 考 え て い る 。 個 人 会 社 の 頃 の こ と だ が 、 当 時 労 働 運 動 が 盛 ん だ っ た 。 給 与 は 銀 行 振 り 込 み だ が 、 年 4 ヶ 月 の ボ ー ナ ス は 手 渡 し て い た 。 年 末 決 算 で 余 分 に 1 ヶ 月 分 の ボ ー ナ ス を 銀 行 振 り 込 み で 出 し た 。 従 業 員 は こ の こ と を 知 ら な か っ た 。 そ れ を 話 し た と こ ろ 従 業 員 の 雰 囲 気 が 変 わ る の が わ か っ た 。 こ れ で 労 働 管 理 の 重 要 性 が わ か っ た 。

毎 月 売 上 、 利 益 を 発 表 し 、 事 業 部 毎 の 成 果 に 応 じ て 分 配 し て い る 。 ボ ー ナ ス の 規 定 が 5 ヶ 月 だ が 、 そ れ に 成 果 に 応 じ て 追 加 支 給 す る こ と も あ る 。

従 業 員 寮 の 設 置 、 夜 間 大 学 へ の 通 学 費 用 を 出 し て い る 。

大 学 卒 初 任 給 は 年 間 1,800 万 ウ ォ ン ∼2,000 万 ウ ォ ン ( ボ ー ナ ス を 含 む )。 顧 客 満 足 、 品 質 経 営 と 並 ん で 構 成 員 満 足 が 経 営 理 念 と し て 掲 げ ら れ て い る 。 こ れ ま で ス ト ラ イ キ は 一 度 も な か っ た 。

4 . 中 国 に つ い て

中 国 に 進 出 し て い る が 韓 国 内 よ り 利 益 は 出 て い な い 。管 理 者 の 問 題 だ と 思 う 。 中 国 の 金 型 メ ー カ ー は 成 長 し て お り 、 脅 威 に 感 じ る 。 差 別 化 を 図 ら な く て は な ら な い 。 そ の 中 心 が 「KMOLD」 で あ る 。「KMOLD」 と は 「 製 品 設 計 → 金 型 製 作 → 部 品 量 産 」 を オ ン ラ イ ン で 制 御 す る FA で あ る 。 例 え ば 、 自 動 車 の あ る モ ジ ュ ラ ー を こ れ で 生 産 す る 。 開 発 中 で あ る た め 、 ま だ 時 間 は か か る 。

5 . そ の 他

・ 銀 行 か ら は 借 り て く れ と 言 っ て く る が 、 自 己 資 金 で 間 に 合 う 。 ・ 外 国 人 労 働 者 10数 人 い る が 中 国 拠 点 か ら の 研 修 生 で あ る 。 ・ 客 の 値 下 げ 要 求 は 強 い 。( 特 に 日 本 )

・ 金 型 組 合 は 500 社 で あ る 。

・ 従 業 員 数 30 人 ∼50 人 が 一 番 多 い 。 独 立 開 業 し た も の が 多 い 。

6 . 注 目 点

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・ 従 業 員 志 向 の マ ネ ジ メ ン ト も 注 目 さ れ る 。

・ こ の よ う な 優 れ た 企 業 で も 中 国 を 脅 威 と 感 じ て い る 。 ・ 通 貨 危 機 が プ ラ ス に 作 用 し た 例 で あ る 。

Ⅲ 太 平 洋 物 産 ( 株 )(04年 8 月 10 日 )

訪 問 先 :197−21,Kuro-Dong, Kuro-Gu, Seoul, Korea Tel:02-850-9005 Fax:02-830-1011

イ ン タ ビ ュ ー 相 手 : 代 表 理 事 ・ 会 長 林 乗 泰 (BYONG TAE LIM) と り ま と め 担 当 : 黒 瀬 直 宏

1 . 企 業 概 要 設 立 :1972 年

事 業:衣 料 品( ジ ャ ケ ッ ト 、コ ー ト 、ス ポ ー ツ ウ エ ア 等 )製 造( 従 業 員 の 90% ダ ウ ン ・ 羽 毛 製 造 ( 同 6 % )、 米 原 料 の パ ン 製 造 ・ そ の 他 ( 同 4 % )

海 外 生 産 : 衣 料 品 の 95% は 海 外 工 場 で 生 産

従 業 員 :15,000人 ( 海 外 含 む )、290 人 ( 韓 国 国 内 )

輸 出 額 ( 販 売 額 ):2004 年 15 千 万 ド ル 1997 年 1 億 ド ル 販 売 の 100% が 輸 出 、2 年 前 ま で 韓 国 2 位 、 現 在 3 位

立 地 : ソ ウ ル 市 Kuro-Dong の 工 場 団 地

2 . 事 業 内 容 ( 1 ) 衣 料 品 事 業

す べ て OEM で 、 当 社 ブ ラ ン ド は な い 。

発 注 者 か ら の サ ン プ ル を 基 に サ ン プ ル 完 成 し 、 型 紙 製 作 す る 。 2 割 程 度 は 当 社 企 画 に よ る 当 社 デ ザ イ ン で あ る 。( こ の 場 合 に は 価 格 を 上 げ ら れ る )

サ ン プ ル 、 型 紙 、 素 材 ( 韓 国 で 調 達 ) を 海 外 工 場 に 送 付 し て い る 。 海 外 工 場 独 自 の 受 注 は な い 。

1980年 代 か ら 途 上 国 と の 競 合 激 化 し た た め 、1990 年 は イ ン ド ネ シ ア 、1992

(8)

一 番 効 率 の よ い の が イ ン ド ネ シ ア で あ り 、 韓 国 よ り も 上 で あ る 。 韓 国 内 100 と す る と 115 で あ る 。 訓 練 で よ く な っ た 。 こ れ に 対 し 、 ベ ト ナ ム は 見 え な い 、 細 か い 部 分 ま で 丁 寧 に や る た め 、 速 く は な い が 品 質 は よ い 。 し か し 効 率 だ け で み る と 80で あ る 。 中 国 は 頑 張 る が よ く な い 。 効 率 80∼90 で あ る 。

ミ ャ ン マ ー は 労 働 者 が 正 直 で あ る 。ア メ リ カ の 制 裁 で ア メ リ カ に 輸 出 で き ず 、 日 本 向 け に 輸 出 し て い る 。

国 毎 の 特 徴 に あ わ せ 、 生 産 を 割 り 当 て て い る 。 ( 2 ) ダ ウ ン ・ 羽 毛 事 業

当 社 が 韓 国 で 初 め て 羽 毛 事 業 を 開 始 し 、国 内 で の 当 社 シ ェ ア 70% を 占 め て い る 。 中 国 、 ベ ト ナ ム 、 ヨ ー ロ ッ パ か ら 原 料 輸 入 し て い る 。

( 3 ) 米 原 料 の パ ン

父 が 農 民 だ っ た の で 、 農 民 に 役 立 つ 事 業 を し た か っ た 。 ベ ト ナ ム 工 場 で 日 経 新 聞 を 読 ん で い た ら 、 日 本 の 大 学 教 授 が 米 原 料 の パ ン を 開 発 し た こ と を 知 り 、 訪 ね た が パ ン ら し い 製 品 で は な か っ た 。 他 で も 開 発 し て い る こ と を 知 り 、 4 回 目 で よ い 製 品 に 行 き 当 た っ た 。 そ の 会 社 と 契 約 し 、 韓 国 で も 製 パ ン 技 術 の 特 許 を 取 得 し た 。

35億 ウ ォ ン で 設 備 設 置 。ア メ リ カ 、ヨ ー ロ ッ パ へ 輸 出 し て い る 。(100% 輸 出 )

3 . 発 展 経 緯

大 学 卒 業 し 銀 行 で 4 年 間 勤 務 し た が 、 兵 役 に つ け ず 解 雇 さ れ た ( 申 し 込 ん だ が 多 す ぎ た 。朴 大 統 領 の 時 代 )。そ の 後 生 産 省 本 部 に 勤 務 し 、3 年 間 企 業 診 断 を 行 っ た が 、 こ れ が 勉 強 に な っ た 。 ケ ミ カ ル 関 係 の 企 業 に ス カ ウ ト さ れ 、 4 年 間 勤 務 後 、工 場 を 借 り て 創 業 し た 。1995 年 に 現 工 場 団 地 内 に 。コ ネ が な い と 建 設 で き ず 、 進 出 が 遅 れ た 。

ジ ャ ケ ッ ト の 生 産 か ら は じ め た が 、輸 出 第 1 主 義 の 朴 大 統 領 の 時 だ っ た の で 、 衣 料 品 し か 選 択 肢 は な か っ た 。 イ ン ポ ー タ ー ・ ブ ラ ン ド の OEM で 今 で も ブ ラ ン ド は な い 。 は じ め は 日 本 の 商 社 と の 取 引 が 多 か っ た 。 今 で も 伊 藤 忠 と は 取 り 引 き し て い る 。

内 需 向 き よ り 輸 出 の 方 が 容 易 。 資 金 繰 り も 楽 で あ る 。

(9)

ア メ リ カ 向 き は 、 当 初 は 在 米 韓 国 人 の 小 さ い 企 業 が 相 手 だ っ た が 、 今 は 大 型 店 へ 納 入 し て い る 。

通 貨 危 機 の 時 は 輸 出 が 伸 び た の で 、 当 社 に は 好 都 合 だ っ た 。

友 人 が 銀 行 に 居 た の で 金 の 苦 労 な か っ た 。 税 金 を 正 直 に 申 告 し た と こ ろ 、 2 ヶ 月 監 査 を 受 け た の が き つ か っ た 。

ア メ リ カ 向 け ク ウ ォ ー タ ー を 取 る の も 厳 し か っ た 。WTO 加 盟 後 は 取 る 必 要 な く な っ た が 、 韓 国 製 品 が 割 高 に な り 売 れ な く な っ た 。

今 後 は 脱 衣 料 を 目 指 し て い る 。 そ の 第 一 歩 が 米 原 料 の パ ン 製 造 で あ る 。

4 . 工 場 団 地

当 社 立 地 の 工 場 団 地 は ソ ウ ル 市 内 の 最 も 古 い 団 地 で (Kuro-Dong Industrial Complex)、1970年 代 に 開 発 さ れ 、 同 時 は 繊 維 企 業 が 中 心 だ っ た が 、 現 在 は IT

関 係 が 中 心 で あ る 。(6,000 社 )

5 . 注 目 点

・ 企 業 診 断 の 経 験 に よ る 経 営 者 能 力 の 蓄 積 、 銀 行 と の 人 的 つ な が り に よ る 資 金 調 達 力 、 成 長 産 業 ( 輸 出 産 業 ) へ の 参 入 等 、 成 功 す べ く 成 功 し た 創 業 事 例 で あ る 。

・ 思 い 切 っ た ア ジ ア 各 地 へ の 生 産 拠 点 の 多 角 化( 生 産 の オ ー ル ア ジ ア 化 )・ 国 内 の 母 工 場 化 に よ る 生 き 残 り 。

・ 現 在 の 中 心 戦 略 は 、 衣 料 品 事 業 で は 自 社 デ ザ イ ン 比 率 上 昇 に よ る 高 付 加 価 値 化 、 全 体 と し て は 脱 繊 維 化 に よ る 高 付 加 価 値 化 で あ る 。

・ か つ て は 日 本 で 廃 棄 さ れ た 織 機 が 韓 国 に 輸 出 さ れ た 。 現 在 で は 韓 国 の 繊 維 産 業 は 日 本 と う り 二 つ の 状 況 に な っ て い る 。

Ⅳ 三 原 精 工 ( 株 )SAMWON(04年 8 月 10 日 )

訪 問 先 :( 本 社 ) ソ ウ ル 市 城 東 区 聖 水 2 街 1 洞 309―136 ℡ :02−463−7781 Fax:02−462−1654

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1 . 企 業 概 要 設 立 :1974 年

事 業 : 圧 縮 バ ネ 、 ね じ れ バ ネ 等 各 種 バ ネ 生 産 、 微 小 ス プ リ ン グ ( 顕 微 鏡 で な い と バ ネ で あ る こ と が わ か ら な い 。 時 計 、 半 導 体 製 造 装 置 な ど で 使 用 ) で は ト ッ プ シ ェ ア 。 電 機 用 ( 第 1 工 場 ) と 自 動 車 用 ( 第 2 工 場 )。

従 業 員 数 :160人 ( 第 1 工 場 80 人 、 第 2 工 場 80人 ) 資 本 金 : 1 億 ウ ォ ン ( 資 産 300 億 ウ ォ ン )

年 商 :200 億 ウ ォ ン

輸 出 : 第 1 工 場 で は 50% が 中 国 向 け 輸 出 ( 中 国 進 出 韓 国 企 業 、 日 本 企 業 、 中 国 企 業 )

利 益 :1980 年 以 来 、 毎 年 販 売 単 価 3 % 下 げ 、 利 益 5 % ア ッ プ

2 . 高 収 益 の 秘 密

( 1 ) 高 精 度 に よ る 材 料 費 の 節 約

Q:去 年 、材 料 価 格 は 10∼15% 上 昇 し た 。そ れ な の に な ぜ 、単 価 を 下 げ 、し か

も 利 益 を だ す こ と が で き る の か 。

A:例 え ば 、外 径 に 関 す る 公 差 が 10 ㎜ ± 0.2 ㎜ で 20 巻 き だ と す る 。9.8 ㎜ で も OKだ か ら 、9.8 ㎜ に 限 り な く 近 づ け 、9.8 ㎜ × 20巻 き で 納 入 す る 。こ れ で 材 料

費 が 節 約 で き る 。

( 2 ) 中 古 機 械 の 使 用 、 機 械 へ 独 自 ノ ウ ハ ウ の 組 み 込 み

20 年 前 の 機 械 に ア タ ッ チ メ ン ト を つ け て 、2004 年 の 機 械 と 同 機 能 に し て 使

用 で き る 。 機 械 は 必 ず 工 夫 を 加 え て 使 う 。 ( 3 ) 高 稼 働 率

359日 × 24H 稼 働 し て い る 。( 工 場 の 休 業 は 6 日 の み )第 1 工 場 の 機 械 は 250

台 だ が 750台 あ る の と 同 じ で あ る 。 従 業 員 は 4 直 3 交 代 で あ る 。 ( 4 ) 高 い 労 働 装 備 率

自 動 化 に よ り 一 人 20∼30 台 管 理 し 、 す べ て を 8 人 で 管 理 し て い る 。 ( 5 ) 経 費 節 減

当 社 に は エ ア コ ン が 入 っ て い な い 。 イ ン タ ビ ュ ー も 扇 風 機 数 台 を ま わ し な が ら 行 わ れ た 。 エ ア コ ン を 入 れ る 場 合 は 工 場 か ら と の こ と 。

(11)

社 長 が 最 も 情 熱 を こ め て 語 っ た の が 組 織 運 営 。 ( 1 ) 基 本 方 針

自 主 性 を 重 ん じ 、実 力 や 成 果 に 応 じ て 支 払 う 。「 会 社 の た め に で は な く 、自 分 の た め に 働 け 」 と 言 っ て い る 。

( 2 ) 労 働 時 間

2006年 7 月 か ら 週 40 時 間 労 働 制 と な る が 、 当 社 は す で に 達 成 し て い る 。

( 3 ) 年 俸 制

9 年 前 か ら 全 社 員 に 対 し 年 俸 制 を と っ て い る 。 実 力 の あ る 人 の 給 料 を あ げ る の が 狙 い 。 仕 事 に よ っ て 年 俸 の 基 準 が 違 う が 、 学 歴 、 勤 続 年 数 に よ る 差 は 全 く な い 。 製 造 、 営 業 別 に 評 価 基 準 書 が あ る 。 コ ス ト を ど れ だ け 下 げ る の に 貢 献 し た か 、 な ど が 評 価 項 目 。 今 ま で 年 俸 制 で 前 年 よ り 給 料 の 下 が っ た 従 業 員 は い な い 。

準 備 す る た め に 5 年 か か っ た 。 国 内 85 の 例 を 皆 で 研 究 し 、 テ ス ト し 、 駄 目 だ っ た ら 変 え た 。 年 俸 制 実 施 に 当 た っ て そ れ ま で の 退 職 金 を 一 度 清 算 し た 。 退 職 金 は 積 み 立 て な い で 1 年 に 1 回 支 払 う 。

賃 金 の 体 系 は 年 俸 + 成 果 給 + 各 種 手 当 て で あ る 。( 休 暇 費 、子 供 の 教 育 費 、改 善 提 案 手 当 な ど )

( 4 ) 組 織 運 営

部 長 、 課 長 を 廃 止 し 、 チ ー ム と グ ル ー プ の 長 を 置 い た 。 変 化 に 素 早 く 対 応 す る た め で あ る 。

出 勤 時 間 は 上 の 者 ほ ど 早 い ( 一 般 従 業 員 7 時 50分 、 係 長 7 時 30 分 、 課 長 7 時 、 部 長 6 時 30 分 、 理 事 以 上 6 時 。 注 :「 係 長 」 等 は 「 元 」 で あ る )。 遅 刻 を す る と 工 場 に 入 れ な い が 給 料 は 払 う 。途 中 で 工 程 に 加 わ る と 作 業 能 率 が 落 ち る 。 こ う い う 姿 勢 に よ り 一 般 従 業 員 か ら の 不 満 が な く 、 ス ト ラ イ キ も な い 。

規 制 は 失 敗 す る 。 自 主 性 を 尊 重 し 、 成 果 に 見 合 っ た 給 料 を 払 う 。

第 1 工 場 、 第 2 工 場 の 長 が そ れ ぞ れ 独 自 の 目 標 を 掲 げ て い る 。 第 1 、 第 2 で 利 益 が 異 な る と 、 成 果 給 部 分 が 違 っ て く る 。

従 業 員 は 1 ヶ 月 15 件 の 提 案 を 義 務 と し て い た 。 現 在 は 4 件 で あ る 。 提 案 に は お 金 を 出 す 。

(12)

利 益 等 に 関 す る 情 報 公 開 は し て い な い 。( 知 ら れ る と 値 下 げ 要 求 が 強 く な る か ら )

管 理 に つ い て は 日 本 か ら 学 ん だ 。1980 年 ∼89 年 、5S 運 動 実 施 し 、身 に 付 い た 。 こ れ が 今 で も 基 本 で あ る 。1990 年 か ら は 「 秒 管 理 運 動 」 を 実 施 し 、 パ ー ト 賃 金 は 1 秒 7 ウ ォ ン 、 一 般 従 業 員 は 5ウ ォ ン 。 無 駄 な 動 き を や め る 。

4 . 創 業

会 長 ( 現 在 82 歳 ) と 社 長 (58 歳 ) で 始 め た 。 最 初 は 生 き る た め だ っ た 。 機 械 2 台 を 日 本 か ら 買 い 、 ボ ー ル ペ ン 用 の バ ネ を 作 っ た 。

技 術 は 日 本 の バ ネ 機 械 の メ ー カ ー で 1 ヶ 月 の 研 修 を 受 け 、 学 ん だ 。

5 . そ の 他

通 貨 危 機 は 当 社 に と っ て は 最 高 だ っ た 。 銀 行 借 り 入 れ ゼ ロ で 銀 行 預 金 が あ っ た た め 、 利 子 収 入 で 儲 か っ た 。

社 長 は 自 信 に あ ふ れ 、 極 め て 情 熱 的 に レ ク チ ャ ー 。 カ リ ス マ 性 を 持 っ て い る よ う で 、当 社 の 管 理 に 関 す る 本 も 出 て い る 。「 不 況 と 言 わ れ て い る が 、景 気 は よ い 。 景 気 が 悪 い の は 頭 が 悪 い 人 。」

6 . 注 目 点

( 1 ) 技 術 が 先 端 的 と い う わ け で は な い 。 し か し 、 極 め て 細 か い 管 理 、 小 さ な 工 夫 を 積 み 重 ね る こ と に よ り ( 2 を 参 照 ) 利 益 を あ げ て い る 。

そ の 基 に な っ て い る の が 、 従 業 員 の 自 主 性 を 引 き 出 そ う と す る 内 包 的 労 働 管 理 。 日 本 の 中 小 企 業 と 共 通 す る と こ ろ が 多 い 。 し か し 、 日 本 の 中 小 企 業 の 一 部 に 見 ら れ る よ う な 、「 経 営 パ ー ト ナ ー 主 義 」と は 違 う 所 も 感 じ る 。当 社 だ け で は な い が 、 韓 国 で は 経 営 者 と 従 業 員 の 身 分 格 差 を 感 じ る 。

( 2 ) 原 料 高 の 問 題 が 存 在 す る 。

Ⅴ DAE KWAG( 大 光 ) ENGINEERING CO., LTD

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イ ン タ ビ ュ ー 相 手 : 理 事 長 申 鐘 萬 と り ま と め 担 当 : 黒 瀬 直 宏

1 . 企 業 概 要 設 立 :1988 年

事 業 : 特 殊 エ レ ベ ー タ ( 荷 物 用 エ レ ベ ー タ 、 病 院 用 エ レ ベ ー タ 、 車 い す 用 エ レ ベ ー タ 、 料 理 な ど を 運 ぶ ホ テ ル ・ レ ス ト ラ ン ・ キ チ ン 用 小 型 エ レ ベ ー タ )

従 業 員 :30人 (80% が 現 場 要 員 で そ の 殆 ど が 短 大 卒 の エ ン ジ ニ ア ) 資 本 金 : 2 億 ウ ォ ン 資 産 :33 億 ウ ォ ン

年 商 :2000 年 25億 ウ ォ ン 2003 年 50億 ウ ォ ン

2 . 事 業 の 特 徴

マ ン シ ョ ン 用 エ レ ベ ー タ な ど は 大 手 と 競 争 に な り 、 付 加 価 値 が 低 く な る の で や ら な い 。 一 番 多 い の は 荷 物 用 で 売 上 の 50% を 占 め る 。

売 上 が 3 年 間 で 2 倍 に な っ た の は 、 車 い す 用 エ レ ベ ー タ 、 地 下 鉄 の 障 害 者 用 エ レ ベ ー タ な ど 新 分 野 開 拓 の た め で あ る 。

大 手 企 業 や 他 の 特 殊 エ レ ベ ー タ メ ー カ ー と 比 べ て 、 技 術 的 に 差 が あ る わ け で は な い が 、 注 文 を 受 け 、 素 早 く き め 細 か く 対 応 す る の が 当 社 の 武 器 で あ る 。

納 期 は 早 く な っ て き て い る 。 大 企 業 は 納 期 に 6 ヶ 月 か か る が 、 中 小 企 業 は 1 ヶ 月 で も 可 能 で あ る 。 ま た 、 大 企 業 は ラ イ ン が 決 ま っ て お り 、 決 ま っ た も の し か で き な い 。当 社 の 90% 以 上 は 注 文 生 産 で 、大 企 業 は ニ ッ チ 分 野 に は 入 り こ め な い 。

但 し 、 最 近 は 当 社 分 野 に も 入 り 込 ん で き た 。 ま た 、 景 気 が 低 迷 し 、 需 要 が 減 る の で は な い か と 心 配 し て い る 。

新 製 品 開 発 が 当 社 の 戦 略 の ポ イ ン ト だ が 、 情 報 源 と し て 一 番 重 要 な の は 展 示 会 で 、 エ ン ジ ニ ア を 連 れ て 行 き 、 一 緒 に ア イ デ ィ ア を 生 み 出 す 。

エ ン ジ ニ ア で 独 立 し た の が 5 ∼ 6 人 い る 。 下 請 に だ す よ う な こ と は し て い な い 。

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3 . 発 展 経 緯

最 初 LG(Lucky Gold) グ ル ー プ の 企 業 に 勤 務 し て い た が 、 コ ウ セ イ に ス カ ウ ト さ れ た 。 サ イ ド ワ ー ク と し て 電 機 関 係 の 仕 事 を し て い た が 、 両 立 で き な い の で 辞 職 を 申 し 出 た 。 申 氏 は 電 気 検 査 等 12 の 資 格 を 持 ち 、 彼 の 資 格 が な い と で き な い 事 業 が あ っ た 。コ ウ セ イ は 引 き 留 め 、「 経 営 は 難 し い の で 3 ヶ 月 だ け や っ て み ろ 、 駄 目 だ っ た ら 戻 っ て こ い 」 と い う 約 束 で 事 業 を 開 始 し た と こ ろ う ま く 行 っ て し ま っ た 。

資 金 は マ ン シ ョ ン を 2 つ 持 っ て い た の で 、 一 つ を 売 っ て 調 達 し た 。

今 ま で 悩 ん だ こ と も つ ら か っ た こ と も な か っ た 。 通 貨 危 機 は も う 3 年 続 い て 欲 し か っ た 。 無 借 金 で 預 金 が あ っ た た め 、 利 子 率 が 20∼30 倍 あ が っ た の が 幸 い し た 。 こ れ で 土 地 を 買 え た 。

銀 行 は 金 を 借 り て く れ と 言 っ て く る が 必 要 な い 。

4 . 日 本 製 か ら 中 国 製 に 切 り 替 え

モ ー タ を ド イ ツ か ら 輸 入 し て い た が 、今 は 日 本 の「 安 川 」か ら 購 入 。し か し 、 中 国 で 同 じ モ ー タ を 半 分 の 価 格 で 売 っ て い た の で 、 中 国 製 に 切 り 替 え る 。

5 . 注 目 点

エ レ ベ ー タ は 全 体 と し て 大 企 業 の シ ェ ア が 圧 倒 的 だ が 、 そ の 多 品 種 少 量 生 産 分 野 で 独 自 市 場 の 確 立 に 成 功 し て い る 。 独 立 型 中 小 企 業 発 展 の 典 型 パ タ ー ン の 一 つ で あ る 。 顧 客 へ の 柔 軟 な 素 早 い 対 応 、 経 営 者 ・ 従 業 員 一 体 と な っ て の 製 品 ア イ デ ィ ア の 創 出 が 競 争 優 位 の 源 泉 で あ る 。

無 借 金 企 業 に は 通 貨 危 機 は プ ラ ス だ っ た 。

Ⅵ SAMYOUNG ELECTRONICS CO., LTD

訪 問 先 :1379 JEOUNGWANG-DONG, SIHEUNG-CITY, KYOUNGGI-DO, KOREA

(SIHWA INDUSTRIAL COMPLEX 3RA 618)

℡ :82−31−432−4422 F a x :82−31−431−1690

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1 . 企 業 概 要 設 立 :1979 年

事 業 : 放 送 機 器 ( マ ン シ ョ ン で の 緊 急 放 送 用 等 ) ― 売 上 の 40% 、CATVシ ス テ ム ( マ ン シ ョ ン 用 ) ― 売 上 の 60%

従 業 員 :49人 資 本 金 :155 千 万 ウ ォ ン

年 商 :2003 年 95億 ウ ォ ン 2002 年 90億 ウ ォ ン 2001 年 86億 ウ ォ ン

2 . 事 業 内 容 ( 1 )ODM 中 心

放 送 機 器 は 現 代 建 設 等 建 築 会 社 向 け と ロ ッ テ 電 子 向 け で あ る 。 CATV も 建 設 会 社 向 け で 生 産 は 外 注 し 、 社 内 で は シ ス テ ム の 設 計 と 構 築 を し て い る 。

放 送 機 器 、CATV と も 、 大 部 分 が ODM で あ る 。 社 長 は 放 送 機 器 を 作 る 会 社 に 勤 務 し て い た が 、 倒 産 し た た め に 創 業 し た 。 最 初 は 現 代 建 設 と 他 1 社 と 取 引 を し た 。 品 質 が よ い と の 評 判 で 、 取 引 先 拡 大 し 、LG や 大 林 組 と も 取 引 を 開 始 し た 。

ロ ッ テ と は 4 年 前 か ら 取 引 を 開 始 し 、 発 展 加 速 し た 。 ロ ッ テ は コ ス ト 削 減 の た め 、 外 作 化 を 促 進 し た 。 ロ ッ テ と の 取 引 に よ り 売 上 が 伸 び 、 ロ ッ テ の 検 査 を ク リ ア す る た め 品 質 も 上 が っ た 。

( 2 ) 生 産 性 上 昇 、 し か し 利 益 は 減 少

10 年 前 に 比 べ 、 生 産 性 は 35% 上 昇 し た 。 検 査 機 器 を 導 入 し 、 検 査 時 間 を 5

分 の 1 に し た 。 従 業 員 を 減 ら し 、 外 注 利 用 に よ り 生 産 を 拡 大 し た 。

し か し 、 受 注 単 価 が 下 が り 、 部 品 価 格 が 上 が っ て い る た め 、 一 品 当 た り 利 益 は 10 年 前 の 10 分 の 1 に な っ て し ま っ た 。

建 設 会 社 は イ ン タ ー ネ ッ ト 入 札 を す る が 、 設 定 さ れ る 最 低 価 格 が 下 が り 続 け て い る 。 指 名 見 積 も り も あ る 。 見 積 も り 後 イ ン タ ー ネ ッ ト 入 札 を さ せ 、 そ の 結 果 を 見 せ 、 も っ と 下 げ さ せ る こ と も あ る 。

( 3 ) そ こ で 自 社 ブ ラ ン ド 品 の 開 発

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た 。 売 上 の 10% を 占 め る よ う に な っ た 。 ( 4 ) 製 品 開 発 に つ い て

開 発 ス タ ッ フ 5 人 、 毎 年 1 種 類 新 製 品 を 開 発 す る 。 政 府 の 革 新 支 援 プ ロ グ ラ ム も 利 用 し て い る 。 ス テ レ オ が 可 能 な ア ン プ の 開 発 な ど 。

( 5 ) 競 争 の た め ISO9001 取 得 し (2000 年 )、 国 の 支 援 を 受 け る た め 「 ベ ン チ ャ ー 」 の 認 定 も 得 た 。

3 . 組 織 運 営

自 主 性 を 尊 重 し て い る 。 5 部 門 あ り 、 社 長 と 部 門 長 が 月 1 回 会 議 す る 。 部 門 長 の 要 望 の 70% は 取 り 入 れ ら れ る 。

4 . 注 目 点

大 手 の 下 請 と し て 成 長 し て き た が 、 不 景 気 の た め 大 手 企 業 の 単 価 削 減 要 求 が 激 化 し た 。 こ れ を 打 開 す る た め 、 自 社 製 品 開 発 を 図 っ た 。1985 年 の 円 高 不 況 、 90年 代 不 況 下 の 日 本 の 中 小 企 業 に も 見 ら れ た 動 き で あ る 。

中 小 企 業 問 題 と し て の 「 原 料 高 製 品 安 」 が 存 在 す る 。

Ⅶ KIBO STEEL CO., LTD (2004年 8 月 12日 ) 訪 問 先 : 京 畿 道 始 興 市 正 往 洞 1243− 1

℡ :031−1155 Fax:031-319-1158∼ 9

説 明 者 : 代 表 理 事 崔 勝 玉 ( 妻 ) 副 社 長 朴 大 炳 ( 夫 ) と り ま と め 担 当 : 黒 瀬 直 宏

1 . 企 業 概 要 設 立 :1999 年

製 品 : 自 動 車 ボ デ ィ ー 用 鉄 板 (80% )、 家 電 用 鉄 板 (10% )、 建 材 (H 型 鋼 ) 等 (10% ) を シ ャ ー リ ン グ し て 納 入

親 企 業 : 自 動 車 用 の 親 企 業 は 起 亜 自 動 車 と 現 代 自 動 車 で 、 前 者 が 1 ヶ 月 100 億 ウ ォ ン 、 後 者 が 7 億 ウ ォ ン の 売 上 。 家 電 用 の 親 企 業 は サ ム ソ ン 電 子

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月 平 均 賃 金 :140∼150 万 ウ ォ ン + 残 業 代

売 上 :1999 年 設 立 時 の 年 商 870 億 ウ ォ ン 、2004 年 予 定 2000 億 ウ ォ ン 。 税 引 き 前 利 益 :6%

生 産 能 力 : 月 30万 ㌧ の 生 産 能 力 で 、 京 畿 地 方 で は 2 位 。24 時 間 2 交 代

2 . 創 業 経 緯

「 起 亜 自 動 車 」 が 通 貨 危 機 で 現 代 グ ル ー プ に 吸 収 さ れ 、 下 請 企 業 は 再 編 成 さ れ た 。 当 社 社 長 ( 女 性 ) は 鉄 工 会 社 で 雇 わ れ 社 長(CEO)を し て い た 。「 現 代 」 が 購 入 を 約 束 し て く れ た の で 創 業 し た (1999 年 )。 必 要 資 金 は 130 億 ウ ォ ン だ っ た が 、 自 己 資 金 (30% ) と 政 府 系 の 産 業 銀 行 か ら の 借 り 入 れ (70% ) で 調 達 し た 。 銀 行 は 「 現 代 」 と の 取 引 が 決 ま っ て い た の で 融 資 し て く れ た 。

通 貨 危 機 に よ る 下 請 再 編 が チ ャ ン ス と な り 、 創 業 と い う ケ ー ス で あ る 。

3 . 親 企 業 と の 関 係

親 企 業 の 「 分 工 場 」 的 存 在 。

「 起 亜 」か ら 3 ヶ 月 前 に 図 面 支 給 。単 価 は 起 亜 が 決 め 、素 材 は 指 定 さ れ た「 現 代 HYSCO」 か ら 購 入 。 加 工 賃 は 横 ば い だ が 、 素 材 価 格 が 上 が っ て い る の で 、 販 売 単 価 は 上 が っ て い る 。 納 入 後 2 ヶ 月 現 金 払 い 。 自 動 車 ボ デ ィ ー 用 鉄 板 を 納 入 し て い る の は 4 社 で 、当 社 が 50% を 占 め 、他 3 社 が 残 り を 均 等 に 分 け て い る 。 こ の シ ェ ア は 決 め ら れ て い る の で 、 競 争 は 激 し く な い 。

4 . 工 場 運 営

24時 間 操 業 ・2交 代 で あ る 。 工 場 は 素 材 と 製 品 の 置 き 場 が 大 部 分 で あ る 。 し

か し 、 素 材 在 庫 は 1 ヶ 月 分 ( 2 万 ㌧ ) と の こ と 。 ま た 副 社 長 は 工 場 の 機 械 設 備 に つ い て の 知 識 が な い 。

Ⅷ ミ ジ ュ (MIJU) 金 属 (2004 年 8 月 12 日 ) ℡ :053−556−6171 Fax:053−561−4988 説 明 者 : パ ク ・ サ ン ・ ヒ 社 長

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1 . 企 業 概 要

製 品 : 自 動 車 ボ デ ィ ー 部 品 を プ レ ス で 製 造 親 企 業 : 現 代 自 動 車 、 起 亜 自 動 車

資 本 金 :50億 ウ ォ ン

社 長 は 元 国 会 議 員 、 元 中 小 企 業 協 同 組 合 中 央 会 会 長 。 7 社 の オ ー ナ ー だ っ た が 、 通 貨 危 機 で 4 社 に な っ た 。

2 . 特 徴

大 型 プ レ ス 機 と ロ ボ ッ ト に よ り 生 産 す る 。 異 な る 作 業 を 行 う ロ ボ ッ ト が 分 業 を 形 成 し て お り 、 こ の 生 産 方 法 に は 特 許 も 含 ま れ て い る 。

す べ て の 部 品 に つ い て デ ザ イ ン ・ イ ン を 行 っ て い る 。 当 社 納 入 の 部 品 は 当 社 が 独 占 供 給 す る 。「 起 亜 」で は ノ ー 検 査 で あ る 。1 日 12回 JIT 納 入 す る( 但 し 、 看 板 を 使 用 し て い る よ う に は 見 え ず )。

単 価 に つ い て は 、80∼90% は 当 社 の 見 積 も り と お り に な る 。 特 許 を 持 っ て お り 、独 占 供 給 だ か ら 。( こ れ は 韓 国 に お い て 優 れ た 下 請 企 業 が 日 本 ほ ど に は 多 く な い こ と を 意 味 す る ? )

プ レ ス 金 型 は 「 起 亜 」 の 承 認 を 受 け た 図 面 を 支 給 し て 外 注 す る 。

Ⅸ TBK Electronics Corp. (2004 年 8 月 12日 )

訪 問 先 :601 Hanshin IT Tower, 235, Guro-Dong, Guro-Gu, Seoul,Korea ℡ :82−2−868−1101 Fax:82−2−864−7059

説 明 者 : 代 表 理 事 ・ 社 長 李 起 俊 と り ま と め 担 当 : 黒 瀬 直 宏

1 . 企 業 概 要 設 立 :1977 年

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2 . 特 徴

1977 年 「 デ ボ ン 産 業 」 を 創 業 し た ( 衣 料 品 )。 現 会 長 と 社 長 が 79 年 に 株 を

買 い 取 り 、「 デ ボ ン 電 子 」 に変 え た 。カ ー オ ー デ ィ オ ・ チ ュ ー ナ ー の 生 産 を 開 始 し 、 従 業 員 数 は 40 人 だ っ た 。 日 本 の 技 術 コ ン サ ル タ ン ト ( 五 反 田 さ ん ) か ら 技 術 取 得 し た 。

現 在 、カ ー オ ー デ ィ オ 用 部 品 で は 95% の シ ェ ア で あ る 。純 正 部 品 と し て 納 入 す る 。

電 子 部 品 は 30 社 と 取 引 し て い る 。 無 線 の 世 界 的 技 術 者 を 雇 っ て い る 。( 世 界 の 有 名 人 4∼5 人 の う ち の 1 人 )

2001 年 に 携 帯 電 話 の EMS を 開 始 し た 。 各 国 で の 傾 向 を 見 て 始 め た 。( ち な

み に 、 当 社 社 長 は 企 業 説 明 文 書 に EMS と あ る の に こ の 意 味 を 知 ら ず 、 現 場 か ら は な れ て い る の か )。納 入 先 は 7 社 、う ち 韓 国 内 は 4 社 で あ る 。輸 出 比 率 50% で 、 ア メ リ カ 向 け が 一 番 多 い 。 ロ ー エ ン ド 製 品 は 中 国 が 強 い が 、 カ メ ラ 付 き な ど ハ イ エ ン ド 製 品 は 韓 国 の 方 が 強 い 。

設 計 は せ ず 。不 良 率 は 数 十 PPMだ が 、シ ン グ ル PPMを 目 指 し て い る 。携 帯 電 話 の EMSは サ ム ソ ン 、LGが そ れ ぞ れ 10 社 を 抱 え て い る 。

EMS の 素 材 費 は 90% 、 減 価 償 却 費 + 賃 金 は 7 % 、 利 益 は 3 % で あ る 。 液 晶

部 品 は 台 湾 、 日 本 か ら 購 入 し て い る 。

FUJI の イ ン サ ー ト マ シ ー ン を 使 用 し て い る 。1 台 10 億 ウ ォ ン × 3 台 で 1 ラ

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Ⅹ 総 合 コ メ ン ト ( 黒 瀬 直 宏 )

1 . 中 小 企 業 の 類 型 化

ヒ ア リ ン グ し た 9 企 業 は 次 の よ う な タ イ プ に 分 け ら れ る 。 ( 1 ) 独 立 型 ( 完 成 品 )

① 中 小 型 フ ォ ー ク リ フ ト ② 特 殊 エ レ ベ ー タ ( 2 ) 独 立 型 ( 部 品 、 金 型 )

① 小 型 バ ネ ② プ ラ ス チ ッ ク 金 型 ・ プ ラ ス チ ッ ク 部 品 ( 3 ) 下 請 型 ( 完 成 品 )

ビ ル 用 緊 急 放 送 機 器 ・CATV用 シ ス テ ム 機 器 ( 4 )EMS 型

携 帯 電 話 EMS ( 5 ) 下 請 型 ( 部 品 )

① 自 動 車 ボ デ ィ ー 用 ス テ ィ ー ル ② 自 動 車 ボ デ ィ ー 用 プ レ ス 部 品 ( 6 ) ア パ レ ル 国 際 OEM 型

( 1 ) ∼ ( 5 ) は 、 韓 国 の 機 械 工 業 の 発 展 と 共 に 中 小 企 業 が 社 会 的 分 業 に お け る 様 々 な 位 置 に 進 出 し 、 そ の 結 果 多 様 な 類 型 の 中 小 機 械 企 業 が 形 成 さ れ て い る こ と を 示 し て い る 。( 4 )の よ う に 日 本 で は 未 発 展 で 台 湾 や 韓 国 の 方 が 発 展 し て い る 事 業 も あ る 。 こ の よ う な 中 小 機 械 企 業 の 多 様 な 類 型 は 機 械 工 業 の 発 展 段 階 が 低 く 、 分 業 の 未 発 展 な 国 民 経 済 ( 例 え ば ミ ャ ン マ ー ) で は 見 ら れ な い 。 韓 国 中 小 機 械 企 業 の タ イ プ の 多 様 性 は 基 本 的 に 日 本 と 同 じ 水 準 に 達 し て い る と 思 わ れ る 。

な お 、 繊 維 産 業 の ( 6 ) は 日 本 で は 見 ら れ な い も の で 、 か つ て 低 賃 金 を 武 器 と し て い た 韓 国 の 国 際 下 請 企 業 が 韓 国 の 先 進 国 化 と と も に 、 高 度 化 し た も の と し て 興 味 深 い 。

2 . 成 長 中 小 企 業 の 特 徴 ( 市 場 、 技 術 ) ( 1 ) 日 本 と の 共 通 性

9 企 業 は す べ て 成 長 中 小 企 業 と 言 え る が 、 市 場 、 技 術 面 で の 特 徴 は 日 本 の 成 長 中 小 企 業 の そ れ と 基 本 的 に は 同 じ で あ る 。

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早 い 対 応 と ニ ー ズ 志 向 の 製 品 開 発 を 武 器 と し て い る 。 大 企 業 が 参 入 す る 場 合 も あ る が 、 大 企 業 は 多 角 化 の 一 環 で あ り 、 専 業 中 小 企 業 は 当 該 分 野 に 関 し て は 大 企 業 と 効 果 的 に 戦 い う る 力 を 持 ち 、 撃 退 し て い る 。

独 立 型 ( 部 品 ・ 金 型 ) は 特 定 大 企 業 に 専 属 化 せ ず 、 優 れ た QCD に よ り 多 数 の 顧 客 を 開 拓 し て い る 。 小 型 バ ネ の 製 造 企 業 は 素 材 価 格 が 上 が っ て い る の に 販 売 単 価 を 下 げ 、 利 益 を 増 や す と い う 離 れ 業 を 演 じ て い る 。 1 秒 単 位 の コ ス ト 管 理 、 ア タ ッ チ メ ン ト を つ け る こ と な ど に よ る 償 却 済 み 設 備 の 再 機 能 化 、 自 動 化 に よ る 省 力 化 と 高 稼 働 化 、 加 工 精 度 の 向 上 に よ る 素 材 節 約 は 見 事 で あ る 。 き め 細 か い 管 理 と 現 場 で の 工 夫 に よ り 優 れ た QCD を 実 現 す る こ の タ イ プ は 日 本 の 中 小 企 業 の 典 型 的 パ タ ー ン で も あ る 。 金 型 企 業 の 方 は 日 本 製 等 の NC、MC か ら な る 機 械 体 系 を 構 築 、 メ カ ト ロ 重 装 備 を 武 器 と し て い る 。 同 社 は さ ら に 「 製 品 設 計 → 金 型 製 作 → 部 品 量 産 」 を オ ン ラ イ ン で 制 御 す る FA を 開 発 中 で 、 こ れ で 追 い あ げ の 激 し い 中 国 と の 差 別 化 を 図 っ て い る 。 日 本 で も こ の よ う な メ カ ト ロ 重 装 備 型 の 中 小 企 業 が 見 ら れ る 。

下 請 型 ( 完 成 品 ) の 企 業 も あ っ た が 、 こ の 企 業 は 生 産 性 を 上 げ な が ら も 部 品 価 格 上 昇 と 販 売 単 価 低 下 の た め 、 利 益 を 減 ら し て い た 。 そ こ で 、 自 社 ブ ラ ン ド 製 品 の 販 売 へ と 踏 み 切 っ た 。日 本 で は 、脱 下 請 の 動 き は 1980 年 代 半 ば の 円 高 、 1990年 代 に 入 っ て の 産 業 空 洞 化・長 期 不 況 の 過 程 で 活 発 化 し た が 、現 在 不 況 の

韓 国 で も 脱 下 請 の 動 き が 活 発 化 し 始 め た と 言 え る の だ ろ う か 、 興 味 の あ る と こ ろ で あ る 。

( 2 ) 日 本 と の 異 質 性

日 本 と の 異 質 性 を 感 じ た の は 財 閥 系 大 企 業 の 部 品 下 請 を し て い る 企 業 を 訪 ね た 時 で あ る 。 自 動 車 ボ デ ィ ー 用 ス テ ィ ー ル と 自 動 車 ボ デ ィ ー 用 プ レ ス 部 品 を そ れ ぞ れ 生 産 す る 企 業 だ が 、 両 社 と も 日 本 の 自 動 車 部 品 で 見 ら れ る よ う な 下 請 企 業 同 士 で の 激 し い 競 争 を 感 じ ら れ な か っ た 。

前 者 で の 話 に よ る と 、 親 企 業 へ ス テ ィ ー ル を 供 給 す る 企 業 は 4 社 あ り 、 供 給 量 の 割 合 が 決 め ら れ て い る た め 競 争 は 激 し く な い と の こ と で あ っ た 。 同 社 は 最 大 の 50% を 割 り 当 て ら れ 、さ ら に 生 産 量 の 増 加 を 要 請 さ れ て い た 。後 者 の 場 合 は 、 供 給 を 独 占 し て お り 、 新 車 種 用 の 部 品 納 入 も 決 定 し て い た 。 特 許 を 持 つ 加 工 技 術 も あ り 、 販 売 単 価 も ほ ぼ 同 社 の 見 積 も り が 通 る と の こ と で あ っ た 。

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た ま た ま の 例 な の か 。 そ れ と も 、 韓 国 で は 自 動 車 部 品 下 請 企 業 が 日 本 の よ う に 多 数 育 っ て お ら ず 、 親 企 業 と 下 請 企 業 と の 取 引 関 係 に お い て 、 日 本 の よ う に 親 企 業 が 絶 対 的 に 優 位 に 立 つ と い う 構 造 が 形 成 さ れ て い な い た め だ ろ う か 。 ( 3 ) 成 長 中 小 企 業 の 特 徴 : 組 織 運 営

大 企 業 で は 組 織 が 客 体 化 し 、 人 が そ れ に 付 属 し て い る の で 、 ど の 企 業 で も 組 織 運 営 の 効 率 性 ・ 効 果 性 に 関 し て は あ る レ ベ ル を 達 成 で き る 。 そ れ に 対 し 、 組 織 が 客 体 化 し て お ら ず 、 従 業 員 の 自 由 度 が 高 い 中 小 企 業 で は 、 経 営 者 の マ ネ ジ メ ン ト 能 力 に よ っ て 組 織 運 営 の 成 果 は 大 き く 左 右 さ れ る 。 日 本 の 成 長 中 小 企 業 の 特 徴 は 労 働 者 の 自 主 性 を 引 き 出 す マ ネ ジ メ ン ト に 熱 心 で 、 大 企 業 以 上 に 効 率 的 ・ 効 果 的 な 組 織 運 営 を 実 施 し て い る こ と で あ る 。 こ の 点 は 韓 国 も 同 様 で あ っ た 。 そ れ ど こ ろ か 、 日 本 の 中 小 企 業 以 上 に 組 織 運 営 に 注 力 し て い る よ う 印 象 を 受 け た 。 そ の 背 景 と し て は 「 今 ま で 一 度 も ス ト ラ イ キ が な い 」 こ と を 成 果 と し て 強 調 す る 経 営 者 が い る よ う に 、 労 使 対 立 が 日 本 よ り 激 し い こ と が あ る よ う で あ る 。

組 織 運 営 の あ り 方 だ が 、 殆 ど の 企 業 で 「 従 業 員 満 足 」 を 重 視 し た マ ネ ジ メ ン ト を 実 施 し て い た 。「 従 業 員 満 足 」 の柱 と な っ て い る の が 、 売上 、利 益 な ど の 経 営 デ ー タ を 公 開 し 、 利 益 を 労 働 者 に も 分 配 す る こ と に よ る イ ン セ ン テ ィ ブ の 付 与 で あ る 。 こ れ に 加 え て 、 能 力 主 義 に 立 つ 年 俸 制 、 企 業 内 福 祉 充 実 、 自 主 性 重 視 ・ 権 限 委 譲 、 文 鎮 型 組 織 な ど を 実 施 し て い る 企 業 が あ っ た 。

日 本 で も 利 益 配 分 を 「 従 業 員 満 足 」 の 柱 に し て い る 企 業 は 多 い が 、 日 本 の 特 徴 は こ れ に と ど ま ら ず 、 企 業 の 根 幹 に か か わ る 経 営 計 画 策 定 に 従 業 員 の 参 加 を 促 し 、 経 営 陣 と 同 じ 情 報 を 「 共 有 」 す る こ と を 目 指 す 中 小 企 業 が あ る こ と で あ る 。 従 業 員 が そ れ に よ っ て 経 営 計 画 に 共 鳴 し 、 自 立 的 に そ の 達 成 に 努 力 す る こ と に な る 。 そ の 場 合 、 利 益 配 分 は 情 報 共 有 に 付 随 す る も の に す ぎ な い 。 今 回 ヒ ア リ ン グ の 限 り で は 、 韓 国 で は こ の よ う な 「 情 報 共 有 型 経 営 」 ま で 進 ん で い る 中 小 企 業 は 見 ら れ な か っ た 。

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( 4 ) 通 貨 危 機 の 影 響

1997 年 、98 年 に 韓 国 も ア ジ ア 通 貨 危 機 に 襲 わ れ 、 経 済 は 大 き く 落 ち 込 み 、

韓 国 経 済 の 中 心 で あ る 財 閥 も 大 打 撃 を う け 、 再 編 成 に 追 い 込 ま れ た の は 記 憶 に 新 し い 。

こ の 通 貨 危 機 の 中 小 企 業 へ の 影 響 だ が 、 今 回 訪 問 し た 中 小 企 業 す べ て 、 通 貨 危 機 は 経 営 に プ ラ ス で あ っ た と 述 べ て い た 。

そ れ に は 3 つ の タ イ プ が あ り 、 1 番 目 は 韓 国 通 貨 ウ ォ ン の 下 落 に よ っ て 輸 出 が 伸 び た 輸 出 型 中 小 企 業 、 2 番 目 は 、 金 利 の 暴 騰 に よ り 莫 大 な 金 利 収 入 を 得 た 無 借 金 経 営 の 中 小 企 業 、 3 番 目 は 、 打 撃 を 受 け た も の の 、 企 業 改 革 が 成 功 し 、 そ の 後 の 成 長 の き っ か け に な っ た 企 業 で あ る 。 1 番 目 は 国 外 輸 入 者 の ブ ラ ン ド で 衣 料 品 を OEM 生 産 し て い る 企 業 が そ の 例 で あ る 。 2 番 目 の 企 業 の 中 に は 金 利 上 昇 で 土 地 を 購 入 し た 中 小 企 業 も あ っ た 。 3 番 目 の 例 だ が 、 過 剰 化 し た 従 業 員 を 単 に 解 雇 す る の で は な く 、 販 売 代 理 店 と し て 独 立 さ せ 、 独 立 に 伴 う 意 欲 上 昇 に よ り 販 売 力 を 強 化 し 、 危 機 を 乗 り 切 っ た だ け で な く 、 そ の 後 の 売 上 拡 大 の 基 盤 に も し た し た た か な 中 小 企 業 ( 中 小 型 フ ォ ー ク リ フ ト 企 業 ) も あ っ た 。 ま た 、 以 上 の 他 に 通 貨 危 機 に よ る 下 請 再 編 成 を チ ャ ン ス に 、 通 貨 危 機 後 、 大 企 業 の 下 請 企 業 と し て 創 業 し た 中 小 企 業 も あ っ た 。

だ が 、 こ の こ と は 勿 論 通 貨 危 機 が 韓 国 中 小 企 業 に 深 刻 な 影 響 を 与 え た と い う 事 実 を 覆 す も の で は な い 。 通 貨 危 機 の 打 撃 を 受 け た 中 小 企 業 は 現 在 存 続 し て い な い の で あ り 、 今 あ る 中 小 企 業 に 訊 け ば 、 上 の よ う な 答 え が 返 っ て く る の は 当 然 だ か ら で あ る 。 し か し 、 以 上 は 通 貨 危 機 の 余 り 認 識 さ れ て い な い 側 面 で は な い だ ろ う か 。

な お 、「 通 貨 危 機 は 結 果 と し て 財 閥 の 力 を か え っ て 強 め た 」、「 財 閥 か ら 人 材 が 放 出 さ れ た が 、 中 小 企 業 で 役 立 っ た 例 は 少 な い 」 と い う 意 見 が 中 小 企 業 経 営 者 か ら 聞 か れ た の も 、 事 前 の 認 識 と は 異 な る も の で あ っ た 。

( 5 ) 中 国 の 影 響

前 記 の 中 小 型 フ ォ ー ク リ フ ト 企 業 で は 手 動 式 の あ る リ フ ト を 中 国 企 業 に OEM 生 産 し て も ら っ て い る が 、 そ の 製 品 価 格 は 韓 国 で 作 る 場 合 の 原 料 価 格 に

(24)
(25)

仁 川 市 、 大 田 市 、 京 畿 道 水 源 市 、 城 南 市 、 市 興 市 実 態 調 査 ( 2005

3

14 日 ∼ 17 日 )

訪 問 者 : 李 ユ ン ボ 、 大 西 勝 明 、 黒 瀬 直 宏

こ の 調 査 の 対 象 企 業 8 社 は す べ て DAS AN VE NT URE の 投 資 企 業 で あ る 。 DAS AN VE NT URE は 韓 国 唯 一 の 政 府 出 資 の VC で 、2000 年 に 設 立 さ れ た 。2002 年 か ら は ア ー リ ー ス テ ー ジ 企 業 へ の 投 資 も は じ め た 。2002 年 6 月 時 点 だ が 、 投 資 先 72社 ( ア ー リ ー ス テ ー ジ 15 社 )、IPO実 績 13 社 で あ る 。 投 資 分 野 を 業 種 で み

る と 、 半 導 体 と ナ ノ テ ク 32% 、IT と Special Growth-Opportunities31% 、 バ イ オ と 生 命 科 学 17% 、 工 業 部 品 8% 、 光 学 6% 、 化 学 6% で あ る 。 元 京 畿 中 小 企 業 庁 の 建 物 を 借 り 、 イ ン キ ュ ベ ー タ ー も 運 営 し て い る 。

Ⅰ U- ni s um T e c hnol og y Co. , L T D

3F, 248-14, Eunhang-Dong, Shiheung-Si, Kyungi-Do, Korea, 429-060 Tel:82-31-404-3440 Fax:82-31-404-3441

訪 問 日 :2005 年 3月 14 日

訪 問 者 : 李 ユ ン ボ 、 大 西 勝 明 、 黒 瀬 直 宏 取 り ま と め 担 当 : 黒 瀬 直 宏

1 . 企 業 概 要 設 立 :2002 年

社 長 : 厳 字 植 (Woo-Sik Um, Ph.D 1964 年 生 ま れ ) 事 業 : 各 種 用 途 温 度 セ ン サ ー

特 許 :4 件 従 業 員 数 :25人

2 . 製 品

エ ア コ ン 、 冷 蔵 庫 、 コ ピ ー 機 、Fax, ビ デ な ど に 使 わ れ る 温 度 セ ン サ ー の 開 発 、 生 産 。 一 番 多 い 用 途 は エ ア コ ン と ビ デ で あ る 。

(26)

が 、glass sealing(chip in glass), epoxy sealing, bead type, diode typeの 4 種 類 が あ り 、 売 り 上 げ の 80% は glass sealing が 占 め て い る 。

当 社 は セ ン サ ー 単 体 の ほ か に セ ン サ ー と コ ー ド を ア ッ セ ン ブ リ ー し た も の 、 及 び 裸 の thermistor も 販 売 し て い る 。

Thermistor は 温 度 に 反 応 す る 抵 抗 で 、主 と し て 電 気 抵 抗 を 温 度 変 化 に 応 じ て

変 え る の に 使 わ れ る 。セ ラ ミ ッ ク 素 材 の 表 面 を 電 気 接 触 の た め 金 属 化 し て あ る 。 金 属 化 は 金 や 銀 を ベ ー ス に し た 伝 導 性 の あ る イ ン ク の 中 に 浸 し た り ス ク リ ー ン 印 刷 し て 行 う 。

な お 、Thermistor に つ い て 日 本 の 芝 浦 電 子( サ ー ミ ス タ ー と セ ン サ ー の 専 門 メ ー カ ー ) ホ ー ム ペ ー ジ は 次 の よ う に 述 べ て い る 。

サ ー ミ ス タ( Th er mi s t o r)と い う 名 称 の 由 来 は 、Th er mal l y s en s it i ve R es i st o r( 熱 に 敏 感 な 抵 抗 体 )か ら 来 て お り 、温 度 の 変 化 に 連 れ て そ の 抵 抗 値 が 極 め て 大 き く 変 化 す る 半 導 体 で す 。 温 度 上 昇 と と も に 抵 抗 値 が 増 加 す る サ ー ミ ス タ は 、P TCサ ー ミ ス タ と 言 い 、 逆 に 抵 抗 値 が 減 少 す る サ ー ミ ス タ は 、N TC サ ー ミ ス タ と 言 い ま す 。 単 に サ ー ミ ス タ と 言 っ た 場 合 は 、 一

般 にN TCサ ー ミ ス タ を 指 し ま す 。N TCサ ー ミ ス タ と は 通 常 −50℃ ∼3 00℃( 高 温 用 は5 00℃ ) の 温 度 範 囲 で 、 抵 抗 値 が 変 化 し ま す 。 こ の 特 性 を 利 用 し 、 マ イ コ ン と 組 み 合 わ せ 、 温 度 セ ン サ ー や 温 度 補 償 用 な ど に 広 く 利 用 頂 い て い ま す 。

3 . 創 業 の 経 緯 と 現 況

韓 国 科 学 技 術 院 で ド ク タ ー を 取 得 後 、 国 の 生 産 技 術 研 究 所 で 10年 勤 務 し 、3 年 前 に 創 業 し た 。 科 学 技 術 院 で は 電 子 材 料 を 専 攻 し 、 博 士 課 程 中 に 温 度 セ ン サ ー を 研 究 し て い た の が 、 温 度 セ ン サ ー を 事 業 化 す る 理 由 だ っ た 。

韓 国 内 で は 生 産 す る 企 業 は な く 、 す べ て 日 本 か ら 輸 入 し て い た 。 輸 入 代 替 が 事 業 化 の 狙 い で あ り 、 そ こ に 事 業 発 展 の 可 能 性 が あ る と 考 え た 。 し た が っ て 、 競 争 相 手 は 国 内 に は な く 、 こ の 分 野 で は 世 界 一 の 日 本 の 芝 浦 電 子 が 競 争 相 手 で あ る 。 芝 浦 電 子 は 東 芝 、 松 下 、 ト ヨ タ を ユ ー ザ ー に し て い る 。

10 人 で 設 立 し た 。30% が 日 本 製 設 備 、70% が 国 産 だ っ た が 、 今 で は 90% 以

上 が 国 産 設 備 で あ る 。

(27)

技 術 力 が 評 価 さ れ 、 出 資 を 仰 ぐ こ と に 問 題 は な か っ た 。

今 の 問 題 は マ ー ケ テ ィ ン グ で あ る 。 設 立 時 に 販 売 先 に あ て が あ っ た わ け で は な く 、設 立 後 売 り 先 を 探 し た 。売 り 上 げ の 60% は 輸 出 だ が 、納 期 と 価 格 さ え あ え ば 、 国 外 の ほ う が 市 場 を 開 拓 し や す い 。 輸 出 先 は 日 本 、 中 国 、 イ ギ リ ス 、 ア メ リ カ 、 台 湾 で あ る 。

直 接 販 売 と イ ン タ ー ネ ッ ト に よ る 販 売 が 60∼70% 、デ ィ ー ラ ー を 通 じ る 販 売 が 30∼40% で あ る 。日 本 へ は す べ て「 テ ク ノ セ ブ ン 」と い う デ ィ ー ラ ー を 通 じ て 販 売 し て い る 。 デ ィ ー ラ ー の マ ー ジ ン は 3∼10% で あ る 。

芝 浦 電 子 と の 競 争 だ が 、当 社 の 方 が 価 格 は 10% 安 く 、納 期 も 芝 浦 が 3 ヶ 月 に 対 し 、 1 ヶ 月 で あ る 。 製 法 が 日 本 と 違 う た め 、 短 納 期 が 可 能 で あ る 。

国 内 へ の 売 り 上 げ は 2004 年 末 か ら 上 昇 し 始 め た 。LG エ ア コ ン に は 一 次 下 請 け と し て 、LG 洗 濯 機 に は 2 次 下 請 け と し て 納 入 し て い る 。 中 国 に 輸 出 し た と こ ろ 、 中 国 の LG が 韓 国 に も 温 度 セ ン サ ー を 作 れ る 企 業 が あ る こ と を 知 り 、 中 国 の LG と 韓 国 の LG と の 取 引 が 始 ま っ た 。

損 益 分 岐 点 売 上 高 は 15 億 ウ ォ ン だ が 、 今 年 は 75億 ウ ォ ン に な り 、3 年 間 赤 字 だ っ た が 、 黒 字 転 換 は 確 実 で あ る 。

開 発 要 因 は 社 長 を 含 め 4 人 で 、 外 部 の 政 府 系 研 究 機 関 、 民 間 研 究 機 関 と 連 携 し て い る 。 特 許 は 4件 取 得 済 み で 、5件 を 出 願 中 で あ る 。

DASAN ベ ン チ ャ ー が 会 計 を み て く れ る の で 、 自 分 は マ ー ケ テ ィ ン グ と 技 術

開 発 集 中 で き る の が あ り が た い 。

社 長 の 給 料 は 月 300万 ウ ォ ン で 友 人 の 半 分 で あ る 。主 要 従 業 員 の 給 料 も 年 齢 が 同 じ な の で 社 長 と 同 じ で あ る 。 主 要 従 業 員 を 対 象 と す る ス ト ッ ク オ プ シ ョ ン 制 度 が あ る 。

4 . 今 後 の 方 針

新 製 品 と し て 携 帯 電 話 バ ッ テ リ ー 防 爆 ケ ー ス の 開 発 を 行 っ て い る 。 3 年 後 の 上 場 を 目 指 し て い る 。

中 国 に も 工 場 が あ り 、 今 後 は 生 産 は す べ て 中 国 工 場 で 行 い 、 研 究 開 発 を 国 内 で 行 う 。

注 : 韓 国 科 学 技 術 院 に つ い て

(28)

校 。設 立 時 は 大 学 院( 修 士 、博 士 課 程 )の み だ っ た が 、10年 前 に 学 部 も で き た 。 韓 国 最 高 学 府 の ソ ウ ル 大 学 と 同 じ レ ベ ル と 言 わ れ て い る 。 技 術 院 出 身 の 起 業 者 は 多 く 、 今 回 訪 問 し た 8 社 中 4社 の 社 長 が こ こ の 出 身 で あ る 。 軍 隊 に 行 く 必 要 も な く 、 授 業 料 も な し 、 生 活 費 が 支 給 さ れ る 。 こ こ の 学 生 の 能 力 に は 信 用 が あ る の で 、DASAN ベ ン チ ャ ー も 安 心 し て 投 資 し て い る 。

Ⅱ I NNOCHI PS T E CHNOL OGY

2F, 418-21, Daeya-Dong, Shieung-Si, Kyungi-Do, Korea 429-010 Tel:82-31-315-7250 Fax:82-31-315-7249 Cell:82-11-9180-3885

訪 問 日 :2005 年 3月 14 日

訪 問 者 : 李 ユ ン ボ 、 大 西 勝 明 、 黒 瀬 直 宏 説 明 者 : 理 事 黄 舜 夏 (Steve Hwang) 取 り ま と め 担 当 : 黒 瀬 直 宏

1 . 企 業 概 要

設 立 :2000 年 4月 26 日

会 長 (chairman):Jong-Ku Kim 社 長 (president):In-Kil Park

事 業 :varistor( 電 圧 に よ り 抵 抗 値 を 変 え る 電 気 抵 抗 体 ) な ど の 受 動 チ ッ プ 部 品 の 開 発 ・ 製 作 。 無 線 通 信 、 自 動 車 、 コ ン ピ ュ ー タ ー 等 で 使 用 。

特 許 :10 件 以 上

従 業 員 数 :180人 資 本 金 :200万 US ド ル

売 上 :2004 年 200億 ウ ォ ン 、2005 年 予 想 320 億 ウ ォ ン 売 上 高 利 益 率 :20%

2 . 製 品 ( 当 社 英 文 ホ ー ム ペ ー ジ よ り )

ESDFIL : varistor に よ る 高 性 能 フ ィ ル タ ー(a low pass filter)。電 磁 障 害 ・

(29)

Chip Varistor : Varistor は 主 と し て 集 積 回 路 等 の 部 品 を 一 時 的 な 電 圧 変 化

か ら 保 護 す る た め に 使 わ れ る 。“ The Varistor is typically applied to protect integrated circuits and other component from voltage transients”

ESDFIL が 売 上 の 75% を 占 め て い る 。上 記 以 外 に も 製 品 が あ る が 、積 層 技 術

に よ る セ ラ ミ ッ ク 電 子 部 品 で タ ー ゲ ッ ト を 携 帯 電 話 に 置 い て い る と い う 共 通 性 が あ る 。

3 . 人 的 資 源 と 組 織

会 長 は ソ ウ ル 大 学 出 身 で 、 サ ム ソ ン の 副 社 長 で あ っ た 。 社 長 は 韓 国 科 学 技 術 院 出 身 で サ ム ソ ン 電 子 に エ ン ジ ニ ア と し て 勤 務 し た 。 他 の 2 人 の 役 員 の う ち 、 1 人 は Yonsei 大 学 出 身 で ナ イ キ で マ ー ケ テ ィ ン グ 担 当 部 長 を 経 験 、も う 一 人 は 韓 国 科 学 技 術 院(KAIST)出 身 で 、 サ ム ソ ン の 研 究 開 発 セ ン タ ー の マ ネ ー ジ ャ ー だ っ た 。

従 業 員 の 学 歴 は 博 士 号 所 有 者 7 人 、 修士 号 20 人 、 学士 80人 、高 校 卒 150 人 と 高 学 歴 者 集 団 で あ る 。

パ テ ン ト も 10 件 以 上 所 有 。

組 織 は 品 質 管 理 部 ( 社 長 直 属 )、 研 究 開 発 セ ン タ ー 、 生 産 部 、 生 産 技 術 部 、 販 売 部 ( 国 内 と 国 外 ) に 分 か れ て い る 。

4.創 業 と 現 況

2000年 設 立 だ が 、DASANベ ン チ ャ ー が 初 代 の 社 長 を 現 社 長 に 交 代 さ せ た 後 、

発 展 を 始 め た 。DASANベ ン チ ャ ー の ほ か LG、 国民 銀 行 が 出 資 し て い る 。 これ に よ っ て 3年 間 、 研 究 開 発 を 続 け ら れ た 。

研 究 開 発 は 2001 年 か ら 開 始 。 政 府 の 示 す 研 究 開 発 課 題 に 応 募 す る 韓 国 版 の SBIR制 度 を 利 用 し 、基 本 技 術 を 開 発 、こ れ を 基 に 2001年 Chip Varistor, 2002

年 ESDFIL、2003 年 SMD Resonator( 共 振 装 置 ) を 開 発 し た 。

Varistorは 2004 年 月 産 2億 個 か ら 2005年 度 2 億 5000 万 個 へ 、ESDFIL は

月 産 4000 万 個 か ら 7000万 個 へ 増 加 の 予 定 で あ る 。

(30)

現 在 の 販 売 先 は 韓 国 内 が モ ト ロ ー ラ 、 サ ム ソ ン 、LG、Pantech&Curitel、 海 外 が RIM ( カ ナ ダ )、Sierra( カ ナ ダ )、Sharp( 日 本 )、Sanyo( 日 本 )、Bird ( 中 国 )、TCL( 中 国 )、Compal( 台 湾 )、Arima( 台 湾 )で 国 内 60% 、海 外 40% で あ る 。

携 帯 電 話 用 は 変 化 が 速 い の で 国 内 中 心 だ が 、 国 外 の 顧 客 へ の 対 応 を 速 め 、 国 外 市 場 を 拡 大 し た い 。 国 外 の 顧 客 の 一 つ が シ ャ ー プ で あ る 。LG 商 事 が 当 社 を 日 本 の シ ャ ー プ に 紹 介 し て く れ た 。LG 商 事 は シ ャ ー プ か ら 部 品 を 購 入 し 、LG 電 子 が 組 み 立 て て い る 。 当 社 が LG 商 事 と つ な が り を 持 っ た の は LG 電 子 に 納 品 し て い る た め で あ る 。

ヨ ー ロ ッ パ と 日 本 企 業 は 製 品 の 承 認 を し て も ら う の に 時 間 が か か る が 、 長 期 取 引 に な る 。 ま た 、 品 質 要 求 は 厳 し い が 価 格 は 一 番 高 い 。 韓 国 企 業 と の 取 引 開 始 は 容 易 だ っ た 。 ア メ リ カ 企 業 は そ の 中 間 で あ る 。

韓 国 企 業 の 価 格 切 り 下 げ 要 求 が も っ と も 厳 し い 。 こ れ に は 、 ① 取 引 先 を 増 や し 、 生 産 量 拡 大 に よ る コ ス ト ダ ウ ン 、 ② 新 製 品 開 発 に よ る 価 格 引 き 上 げ 、 ③ 不 良 率 減 少 と 生 産 性 引 き 上 げ 、 で 対 処 す る 。

平 均 納 期 は 5 日 間 、 製 品 在 庫 が 1 ヶ 月 半 、 仕 掛 か り 在 庫 が 1 ヶ 月 半 で あ る 。 原 料 の セ ラ ミ ッ ク の 粉 は 日 本 か ら 購 入 し て い る 。

日 本 の 村 田 製 作 所 が 競 争 相 手 で あ る 。 全 体 と し て は も ち ろ ん 村 田 の 方 が 大 き い が 、 当 社 の 扱 う 製 品 に つ い て は 当 社 の 生 産 量 の 方 が 大 き い 。

当 社 の 売 り 上 げ の 75% を 占 め る ESDFIL は 、 世 界 市 場 の 35% シ ェ ア を と っ て い る が 、 村 田 は 25% で あ る 。 し か も 、 村 田 製 品 に は ESD の 機 能 は な い 。

現 在 設 備 稼 働 率 は 現 在 60% で 70% が 望 ま し い 。80% 以 上 に な る と あ ぶ な い 。 今 年 (2005 年 )10 月 に 上 場 を 予 定 し て い る 。 資 金 調 達 と 言 う よ り 、 株 主 の 要 求 の た め で あ る 。 上 場 す る に は 3 年 間 黒 字 な ど の 条 件 が あ る 。 上 場 時 の 株 の 時 価 総 額 予 想 は 600 億 ウ ォ ン で 、 額 面 の 20 倍 で あ る 。DASAN ベ ン チ ャ ー は 額 面 の 6.7 倍 で 投 資 し た の で 、 十 分 利 益 が 出 る 。

ス ト ッ ク オ プ シ ョ ン 制 度 が あ り 、専 門 技 術 者 と マ ー ケ テ ィ ン グ 担 当 、20 人 が 権 利 を 持 っ て い る 。 但 し 、 一 般 社 員 も 株 を 持 っ て い る 。

Ⅲ J T Cor por a t i on

(31)

610−12)Korea 405-100

Tel:82-32-820-8032 Fax:820-8133

訪 問 日 :2005 年 3月 15 日

訪 問 者 : 李 ユ ン ボ 、 大 西 勝 明 、 黒 瀬 直 宏

説 明 者 :Phillip Jo Controller / Management Support Team 取 り ま と め 担 当 : 黒 瀬 直 宏

1 . 企 業 概 要

代 表 理 事 : 柳 弘 俊

設 立 :1990 年 ( 個 人 企 業 )、1998 年 法 人 化

事 業 : 半 導 体 検 査 装 置 、LED 検 査 装 置 、IC カ ー ド 生 産 特 許 :80 件

払 い 込 み 済 み 資 本 金 :16億 ウ ォ ン 従 業 員 数 :46人

売 上 高 :2004 年 140 億 ウ ォ ン 、2003 年 100億 ウ ォ ン

2 . 製 品

( 1 ) 半 導 体 検 査 装 置

BI (burn in)Sorter, Vision Inspection System, Loader/Unloader, Simple Test Handler か ら な る 。 主装 置 の BI Sorterは 、 半導 体 が ど の く ら い の 温 度 に

耐 え ら れ る か を 検 査 す る 装 置 、 耐 熱 度 に よ っ て 半 導 体 を ソ ー テ ィ ン グ す る 。40 度 ∼120 度 の 範 囲 で 4 時 間 ∼72時 間 検 査 す る 。以 上 は 半 導 体 生 産 の 後 工 程 の 一 つ に 組 み 込 ま れ て い る 。 売 上 の 80% を 占 め る 。

( 2 )LED 検 査 装 置

LED(luminescence emission diode)die sorter, LED die prober, LED die scriber か ら な る 。 売 上 の 5% を 占 め る 。

( 3 )IC カ ー ド 生 産

Combic IC( コ ン ビ ネ ー シ ョ ン IC カ ー ド ) を 生 産 。 売 上 の 10% を 占 め て い

る が 、 今 後 の 有 望 製 品 で あ る 。

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