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解答 計量経済学 鹿野研究室

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Academic year: 2018

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計量経済学 #27 ・復習問題解答

担当:鹿野(大阪府立大学)

2013 年度後期

解答

1. 二値反応変数Yiを被説明変数に置いた回帰分析で、線形回帰とプロビットの利点・欠点 は次の通り。

(a) 線形回帰

i. 利点:OLSで推定される係数推定値 ˆβを、そのまま限界効果の推定値として解 釈できる。

ii. 欠点:予測値Yˆi = ˆα + ˆβXiが必ずしも01の間に収まらず、条件付き確率のモ デルとして不適切。

(b) プロビット

i. 利点1:予測値Yˆi = Φ( ˆα + ˆβXi)が必ず01の間に収まるので、 条件付き確率 のモデルとして適切。

ii. 利点2:個人(企業)の離散選択問題から導出できる。すなわち、経済理論の裏 付けがある。

iii. 欠点:係数の採油推定値βˆを、限界効果の推定値に換算する必要がある。 2. 補足:プロビットと並びよく使われるモデルとして、ロジットモデルがある。プロビッ

トが標準正規分布の累積分布関数Φ(·)を確率の関数に使うのに対し、ロジットはロジス ティック分布の累積分布を使う。

(a) サッカー選手の移籍確率の分析を、ロジットで行うと下表の通り。

(b) プロビット、ロジット、線形回帰はそれぞれ異なる係数推定値を示している。しかし 限界効果に換算すると、どの分析法も似たような結果となっている。

プロビット・ML ロジット・ML 線形回帰(OLS) 係数 t値 限界効果 係数 t値 限界効果 係数 t

定数項 0.22 2.49 0.35 2.53 0.58 17.30

出場時間 -1.39 -6.87 -0.55 -2.30 -6.62 -0.56 -0.50 -7.80

ゴール 0.83 1.12 0.32 1.44 1.17 0.35 0.26 1.07 降格ダミー 0.51 3.37 0.20 0.85 3.36 0.21 0.19 3.24

対数尤度 -328.94 -328.90

修正R2 0.11

n 528 528 528

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参照

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