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(1)

変貌する中国

2018

年3月1日

(2)

.

ある中国消費者の一日

2017

年米国議会への報告から

起床から就寝まで

、デジタルエコシステムの中で生活

資料)2017 Report to Congress of the U.S. China Economic & Security Commission

朝食を取り

ながら

Sohu

TV

を見る

WeChat

メッ

セージで友人

からコンサー

トに誘われる

DiDi Chuxing

で職場へのタ

クシーを呼ぶ

Alipay

でコン

サートチケット

の代金を友人に

支払う

通勤中、

Dianping

ランチのお

店探し

ランチ中、

QQ

で妹と

チャット

コンサート前

に自撮り画像

Meitu

に投稿

コンサート

の動画を

Meipai

アップ

帰宅後、

Toutiao

ニュースを

読む

JingDong

ヘッドホン

と香水を

買って就寝

7:00

7:30

8:00

8:05

9:00

22:00

21:00

19:00

18:00

12:00

(3)

2-1.

中国経済:世界経済へのインパクト

0 5 10 15 20 25

2000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014 2016 2018 2020 2022 主要国のGDPの推移

米国 中国 日本 ドイツ 英国 フランス インド イタリア ブラジル カナダ

(兆ドル)

備考:1.2016年GDP(名目ドルベース)の上位10か国を表示。

2.GDPを名目ドルベースで表示しているため、経済成長以外にも、為替レート変動等の影響でGDPが拡大・縮小することがある。 資料:IMF 「World Economic Outlook database」(Apr. 2017) から作成。

中国のGDP

2005年 フランスを抜いて世界第5位

2006年 英国を抜いて 世界第4位

2007年 ドイツを抜いて 世界第3位

2010年 日本を抜いて 世界第2位 米国

日本 中国

ドイツ 中国のWTO加盟

(2001)

IMF見通し

世界経済危機 (2008)

10年後には中国の経済規模が世界最大になるとの見方も。

IMFラガルド専務理事:(経済規模が最大の国にIMFの本部を置くとい

うIMF条項を前提に)「10年後にはワシントンではなく、北京本部でこ

うした会話を交わしているかもしれない」(2017.7.24)

中国の

GDP

11.2

兆ドル(世界

75.3

兆ドル、米国

18.6

兆ドル、日本

4.9

兆ドル。

2016

年)

-

毎年インドネシア一国相当分が増えるペースで成長

-

購買力平価ベースの

経済規模はアメリカとほぼ同等

(2021

年には世界第1位に

)

世界貿易での中国の存在感は増大

- EU

NAFTA

を除き

ほぼ全ての国で最大の貿易相手

(

多くの国で中国からの

輸入が全体の

2

割超

)

- 2016

年までは

対外直接投資

も一貫して増加(

2016

年には米国に次ぐ世界第2位

2

中国の対外直投が対内直投を上回る規模に成長

※2017年データのみ、 国家統計局の速報値より 経済産業省推定して記載。

(4)

2-2.

中国経済:進むサービス化・高付加価値化

2016,11 2017,5 2017,11

輸出増に占めるセクター別寄与度(パーセントポイント)

農業セクター 労働集約型セクター 輸出前年度伸び率

ハイテク産業が輸出増を牽引

ハイテクセクター その他

(Source: HSBC Global Research)

3

『サービス業イノベーション発展大綱』 (2017-2025年)(国家発展改革委員会) 2025年までにサービス分野の開放などを通じて、

GDPに占めるサービス業付加価値の比率を60%

全就業人口に占めるサービス業就業人口の比率を55%

リーマンショック後は、第二次産業のシェアが縮小して第三次産業へシフト

-

二次産業も高度化、

国際特許

(PCT)

出願件数は世界第

3

(

5.7

万件、日

4.5

万件、中

4.3

万件

)

-

論文数では米国に次ぐ世界第2位

(

353

万、中

160

万、日

77

2015年に主要な国際学会誌等掲載の英文論文数

新たな成長牽引力として「

4

新」から「

6

新」へ(新技術、新産業、新業態、新モデル、

新産品

(

ロボットや新エ

ネ車など

)

新動力

(

シェアリングエコノミーやプラットフォームエコノミーを含む急成長しているイノベーション活動

))

(5)

2-3.

中国経済:拡大する消費

消費は、経済成長率

(2014

7.3%

2015

6.9%)

を上回る

10%

で拡大

-

中国は、「投資主導型」から、

「消費主導型」

の経済構造に

「一万ドル・クラブ」入り

する都市が年々増加

- 2008

10

都市→

2014

68

都市

1

万ドル・クラブ」

人口一人あたりGDPが1万

ドルを超えると消費が飛 躍的に増加

一人あたりGDP(2016年):日本3.9万ドル

中国0.8万ドル

(日本の1980年台初頭レベル)

(6)

2-4.

中国経済:民間企業が成長ドライバーへ

成長力は、国有企業中心の重厚長大産業から

民間企業中心のハイテク・ネット産業

民営企業は

輸出の担い手

として外資企業すらも逆転

-

輸出に占める企業別シェアは外資

43%

、国有

10%

、その他

(

民間企業

)47%

5

国有企業主体

民間企業主体

ITプラットフォーマー 通信機器

コネクティッド自動車

新エネ自動車

半導体設計、製造

鉄道製造 航空機製造 鉄鋼

セメント

イノベーションのスピード

産業成長力の変化(イメージ)

ニューエ コノミー 関連産業

伝統

産業 重電

新素材

(7)

2-5.

中国成長の原動力である「民間企業」:時価総額経営?

中国の代表的民間企業が中国経済を牽引

-

BATJ

(バイドゥ、アリババ、テンセント、京東)

(

デジタルプラットフォーマー)

-

TMD

(今日頭条、新美大、滴滴出行)

(

デジタルプラットフォーマー)

-

ファーウェイ、

ZTE

(通信)

BATJ

は売上高は低いが、利益率は高く、

成長期待も高い

GAFA・BATJの売上高・純利益率 時価総額推移

売上高

(Billion) 純利益率

アップル

$229

21.1%

アルファベット

$111

11.4%

フェイスブック

$41

39.2%

アマゾン

$178

1.7%

バイドゥ(B)

$13

21.6%

アリババ(A)

$23

27.6%

テンセント(T)

$22

27.0%

JD.com(J)

$37

-1.5%

2017年(テンセント、JDのみ2016年)

6

*実績出典:NASDAQ (ただし、アリババはNYSE、テンセントは香港)

(8)

BATJ

WEB

サービスから

多様なリアルサービスに進出

-

積極的に買収・出資・提携を実施

-

人々の生活のあらゆる場面で欠かせない存在に

ベンチャー資金供給源としても有力

-

中国のユニコーン企業の

3社に

1

社は

BATJ

からの出資企業

自動車産業にもエコシステム拡大へ

2-6.

中国成長の原動力である「民間企業」:エコシステム構築

バイドゥ系 アリババ系 テンセント系

自動車製造 蔚來汽車(2017.03)

小鵬汽車 (2018.01)

蔚來汽車

(2015.06)

テスラ

(2017.03)

愛馳億維

(2016.11)

コネクテッド カー

中科慧眼

(2017.11)

Velodyne

(2016.08)

斑馬科技

(2015.11)

WayRay

(2017.03)

同行者

(2017.12)

地図データ 百度地圖(2005.09)

高德地圖

(2014.04)

四維圖新

(2016.05)

シェアリング

首汽約車

(2017.11)

Uber

(2015.08)

滴滴出行

(2015.07、 2016.06)

滴滴出行

(2013.04、 2014.04, 12、

2016.06)

Uber

(2017.12) 中国プラットフォーマーの多様なビジネス・ポートフォリオ

出典:『BAT科網巨企領頭瞄準新造車:小鵬汽車獲注22億阿里有份』「大

公報」2018年1月30日、『腾讯富士康造车项目落户上饶 总投资达133亿』

「电动汽车资源网」2016-11-02 、SPEEDA他

7

ジャック・マー(アリババ)

のプラットフォーム思想

(9)

7,158 5,437

1,793

668 493

中国 米国 英国

ドイツ 日本

<フィンテック>

1,437 1,312

166 73 20

米国 中国 日本 英国

フランス

582

357

268 264 142

<自動運転>

1,724

992

170 134 95

<ウェアラブル設備>

1,282

681

217 163 145

<教育技術>

728

227

129 96 59

<ロボット、ドローン>

6,065

1,673

942 651 554

<ビッグデータ>

3,782

1,222 900

473 329

<人工知能>

<バーチャルリアリティ(VR)>

602

221 182 181 181

<3Dプリンター>

(単位:100万ドル)

出所:マッキンゼーグローバル研究所レポート

8

2-7.

中国の先端技術分野への投資金額

中国は急速に

ベンチャー投資を増やしている

。その多くが

デジタル分野に投入

されている。

※中国のベンチャーキャピタル業界の規模

2011-13年:120億ドル、世界シェア6% → 2014年-16年:770億ドル、世界シェア19%

①巨大で若い市場

がある、②

BAT

などの

新興企業による豊富なベンチャー投資

(10)

2-8

.中国成長の原動力である「民間企業」

:優秀な人材を惹きつけイノベーションを生み出す

人気就職ランキング

でも

外資グローバル企業を押さえて上位

中国人

海外留学生の帰国者数が急増

(2016

年には

43

万人以上

)

企業別

国際特許

(PCT)

出願件数

では、

上位

10

社のうち

3

社が中国企業

(

1

ZTE

、第

2

ファーウェイ、第

8

BOE)(2016

年)

9

エンジニアリング(工学) ビジネス/商学

1 ファーウェイ アリババ

2 アリババ アーンスト・アンド・ヤング

3 テンセント PwC

4 グーグル 中国銀行

5 アップル ファーウェイ

6 バイドゥ KPMG

7 マイクロソフト シティバンク

8 国家電網 デロイト

9 シーメンス アップル

10 BMWグループ テンセント

中国の大学生の人気就職先ランキング(2016年)

出典:ユニバーサム(5.5万人の中国人学生を対象にした調査)

中国人留学生の帰国率推移

出典:野村資本市場研究所

海外留学生数 留学生帰国者数 帰国比率

2001年 83,973 人 12,243 人 14.6 %

2016年 544,500 人 432,500 人 79.4 %

世界フィンテック企業トップ100社

中国企業が上位10社中5社を占める

1位 Ant Financial 中国

2位 ZhongAn 中国

3位 Qudian (Qufenqi) 中国

4位 Oscar 米国

5位 Avant 米国

6位 Lufax 中国

7位 Kreditech ドイツ

8位 Atom Bank 英国

9位 JD Finance 中国

10位 Kabbage 米国

(11)

(

参考

)

アリババの「ダルマ・アカデミー」(達摩院)創設

2017年10月広州雲棲大会におけるダルマ・アカデミー創設発表 アリババCTO張勇とアカデミー学術諮問委員会に参加する中国学院・工程院院士の3人

馬雲はアリババが研究分野で遅れているとして、今後3年間で

150

億ドルを先端科学技術研究に

投資するとして、「ダルマ・アカデミー」(達摩院)と名づける研究プログラム創設を発表。

アリババが有する世界の7つのラボを統括し、

100

人程度の研究者を世界大で募集予定。

データ・インテリジェンス、

Iot

、フィンテック、量子コンピューティンク、ヒューマン・マシーン・インターフェース、マシンラーニング、エッジ

AI

、チップ、セキュリティ、画像処理、言語処理等に焦点を当てるとしている。

(12)

アリババ

思必驰

AISpeech

小i机器人 Xiaoi Robot

中科虹霸

Iris King

Video++

寒武纪

Cambrian 旷视科技

Megvii Tech

AIと音声の連動

顔認識 自然言語の処理

AIチップ 虹彩識別

動画AI応用

出典:億欧智庫のレポートより抜粋

年度 目標産業規模 技術・産業開発目標

2018年 1,000億元級 人工知能イノベーションプラットフォームの構築、人工知能産業体系、標準化体系の基本的確立、人工 知能産業エコシステムの形成。

2020年 1,500億元 人工知能の総合技術と応用で世界先進並みに、産業競争力で世界先頭グループに。関連産業への波

及効果1兆元超。

2025年 4,000億元 一部の技術と応用で世界最先端に。次世代人工知能をスマート製造、スマート医療、スマートシティ、 スマート農業、国防建設で幅広く応用。関連産業への波及効果5兆元。

2030年 1兆元超 人工知能の理論、技術、応用で全体的に世界最先端に。スマート経済、スマート社会で大きな成果を

上げ、イノベーション型国家と経済強国への躍進の基盤を固める。関連産業への波及効果10兆元超。

次世代人工知能発展計画

出典:Sinovation Ventures, Eurasia Group (Dec 2017): “China Embraces AI: A Close Look and A Long View”

出典:「インターネット+」人工知能3ヵ年行動実施方案(2016年5月)、次世代人工知能発展計画(2017年7月)、次世代人工知能 産業発展計画(2017年12月現在工業情報化部が起草中)

トップ100 AI研究学術誌等に占める中国 系研究者の推移

(中華系AI研究者の割合は43%に拡大)

11

BATJも資金力を活用し積極的に関連

ベンチャーに投資

2-9.

中国における

AI

開発の動向

人工知能計画推進事務局による委託 (国家次世代AI開放・革新プラットフォーム)

自動運転

プラットフォーム スマートシティープラットフォーム

診断機器

プラットフォーム プラットフォーム音声認識

中国では、官民一体での

AI

開発を加速

(

近年北京が、トロントやモントリオール、ロンドンを超え、シリコンバレーに並ぶ

AI

競争の中心地になるとの予測も

)

。画像認識や音声認識では、世界水準にあるとの見方も。

中国のAI開発における優位性:

豊富で多様なデータセット

(モバイル決済、対米で

300

倍のシェアサイクル・

10

倍のデリバリービジネスの隆盛、個

人情報を含む政府系情報の利活用)、②

キャッチアップしつつある人材

、③

政策環境

(次世代人工知能発展計

画やそれに基づく国家プロジェクトの推進、「規制の後追い」等)、④ 中国製造

2025

との一体的推進による関連

(13)

2015年

5

月、中国政府(国務院)は中国製造業の発展を目指す行動計画として、『中国製造

2025

』の詳細を発表。(工業和信息化部主管)

「製造大国」から「製造強国」を目指し、高度な中間素材、部品、製造装置について

2025

年ま

でに7割を国内で生産することを目指す。

<3段階の戦略目標>

第1段階 2025年 製造強国の仲間入り

第2段階 2035年 世界の製造強国の中等水準へ上昇

第3段階 2049年 総合的実力で世界の製造強国の

先頭グループへ躍進

<背景認識>

①全世界の製造業構造は重大な調整に直面

⇒次世代情報技術と製造業の融合深化

(3Dプリンター、クラウド、ビッグデータ等)、

グローバル産業競争構造の変化等

②中国の経済発展環境は重大な変化が発生

⇒労働力等生産コストの上昇、投資・輸出の伸び鈍化等

③製造強国建設の任務は極めて困難で緊迫

⇒自主開発能力、製品の品質、資源の利用効率等におい

て先進国との差が大きい。

⇒このままでは、中国は先進国と途上国の板挟み

<主要技術に関する中国製品の国内調達目標>

機器の基礎的な素材・構成要素の40%を2020年までに国内で製造。

この比率を2025年までに70%に引き上げ。

<基本方針・戦略ミッション>

①デジタル化、ネットワーク化、スマート化 ②自主イノベーション能力

③中核基幹部材の国内自給率引き上げ ④自主ブランド育成、品質優先

⑤グリーン発展

⑥生産能力過剰問題の解消

⑦生産型製造業からサービス型製造業への転換 ⑧技術人材、経営管理人材、技能人材の育成

⑨外資企業の次世代IT、ハイエンド部材等、R&D機能の誘致

3.

中国産業政策 中国製造

2025

(メイド・イン・チャイナ

2025

(14)

<重点分野>次世代

IT

産業、ロボット産業、新エネ自動車等10の重点強化産業を指定。

<政策>金融、財政、人材育成、中小零細企業対策等分野において支援を実施。

→外資の市場参入・調達の制限、技術供与の強要、政府投資ファンド等による歪曲的補助、国有

企業による買収激化等のおそれありとして、

EU

商工会議所(中国)は警鐘レポートを発表。

1. 次世代IT産業

2. 先端デジタル制御工作機械とロボット産業 3. 航空・宇宙設備産業

4. 海洋建設機械・ハイテク船舶産業 5. 先進軌道交通設備産業

6. 省エネ・新エネルギー自動車産業 7. 電力設備産業

8. 農業用機械設備作業 9. 新材料産業

10. バイオ医療・高性能医療器械産業

<10の重点強化産業> <政府の支援>

①体制制度改革の深化

②公平競争市場環境の造成 ③金融支援政策の改善

④財務・税務政策の推進

⑤多様な人材育成システムの整備 ⑥中小・零細企業政策の改善

⑦製造業の対外開放の更なる拡大 ⑧実施体制の整備

3.

中国産業政策 中国製造

2025

(メイド・イン・チャイナ

2025

(15)

李克強首相は、

15

3

月の全人代「政府活動報告」において、「『インターネット・プラス』行動計画を策定し、

モバイルインターネット、クラウドコンピューティング、ビッグデータ、IoT等と現代製造業との結合(電子商取

引、工業インターネット、インターネット金融等)の発展を促進し、インターネット企業を国際市場の開拓・拡大

へと導く。」という方針を公表。

15年

6

24

日、国務院は、 「インターネットプラス行動指導意見」を可決。インターネットプラスを推進し、新

しい産業モデルを形成し得る11の重点分野の発展促進にかかる目標・任務を明確化。

個別分野では、中国商務部が同方針を受け、

5

15

日、「インターネット+流通」にかかる行動計画を発表。

○ モバイルインターネットやクラウドコンピューティング、ビッグデー タ 、IoTなどと近代製造業との結合を推進。

○ 電子商取引やインダストリアルインターネット、インターネット金融 の健全な発展を促進し、IT企業の国際市場進出を後押し。

○ インターネットを経済社会の各分野に深く融合させ、実体経済の革新 力と生産力を引き上げ、さらにインターネットをインフラおよび手段 とする広範囲な経済発展の新形態を形成。

○ 開放型共有プラットフォームを構築し、公共サービスを強化し、政務 などの公共データの開放型利用のテスト事業を展開。

○ 国のイノベーションプラットフォームが企業、特に中小企業に向けて オンラインで開放されることを奨励。

○ 株式のクラウドファンディングのテスト事業を展開し、ネット企業の 上場を支援する。

①起業・イノベーション、②共同製造、 ③現代型農業、④スマートエネルギー、 ⑤金融包摂、⑥公共サービス、

⑦高効率物流、⑧通信販売、 ⑨至便な交通、

⑩グリーン・エコロジー、 ⑪人工知能

『インターネット+』行動計画

「インターネットプラス行動指導意見」 新しい産業モデルを形成し得る

11の重点分野

14

(16)

中国においては

インターネット通販が飛躍的に拡大

(中国:約

8000

億ドル、小売の

13.5

%;米国:約

6000

億ドル;同

6

% )

-

インターネットユーザーは

7.5

億人

、モバイルでのネットユーザーは

7.2

億人

(2017

6

月時点

)

日中越境

EC

1

兆円市場突破

。前年比

30.3%

11% 11%

14%

18%

27%

0% 5% 10% 15% 20% 25% 30% フランス

オーストラリア カナダ 日本 米国

中国消費者の購入先

出所:IPC "Cross-Border E-Commerce Shopper Survey 2016," Jan , 2017 国(消費国) 日本からの購入額 中国からの購入額

日本 226億円

7.9% (対前年比)

中国 10,366億円

(対前年比) 30.3%

日中越境EC

ジャック・マー(アリババ)

「『eコマース』という概念はこの先なくなり、「新リテール」と呼ぶしかない全く新しい産業へ」 -消費者の体験を 中心とするデータ駆動型の小売形態へ移行

従来:生産(B)→流通(B)→消費(C)

今後:消費者のニーズ(C)→ニーズに応じた供給(B)

-クラウド、ビッグデータ、AIにより、無駄な原材料や在庫は極小化され、流通は最適化される

15 13.5 0 2 4 6 8 10 12 14 16 0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000

2010年2011年2012年2013年2014年2015年2016年

中国のネット小売市場規模の推移

中国ネット 小売市場の 規模

社会消費品 小売総額に 占めるネッ ト小売販売 の割合(右 軸)

(億元) (%)

(注)2016年は予測値。

(出所)中国電子商務中心のデータを基に作成

(17)

携帯電話を使った

「モバイル決済」が大きく成長

-

ネット通販、ネット出前などのオンライン上のサービスなど、

多様なサービスへの展開が可能に

(

進国でクレジットカードが占める

決済インフラ

としての役割をモバイル決済が占める)

-

決済手数料が安い

(

大半は無料

)

ため、

1

500

円以下の

少額決済でも利用が進む

4.

中国市場における主要な構造変化 ~キャッシュレス革命~

790

74

0 100 200 300 400 500 600 700 800 900

中国 米国

(10億ドル)

中国のスマホ決済金額は 米国の10倍以上

(2016年時点)

(出典:マッキンゼーグローバル研究所レポート)

(18)

携帯バーコードなどを使ってコンビニ・飲食店などの

実店舗利用

が進む。

自動販売機でのモバイル決済

商品選択後に二次元バーコード が画面に現れる。

屋台でのモバイル決済

どんな小さな屋台でも、決済用の2

次元バーコードが添付されている。

17

アリババはアマゾン同様に

天猫小店の営業を開始

(2017年8月)

4.

中国市場における主要な構造変化 ~キャッシュレス革命~

無人店舗

顔認証決済がすでに実装。

(19)

4.

中国市場における主要な構造変化 ~信用評価と金融~

18

【信用度によって受けられるサービスが上がる】

① 芝麻信用の点数が高いほど、アリババ系列のネットサービスから受けられる融資やクレジットの上限が上がる

*アリババが提供する消費者ローンサービス「阿里花唄」、「借唄」のユーザーだけで1億人以上。保険は3億人以上。

② シェア自転車、シェア自動車サービスのデポジットが不要になる ③ (一部の)ホテルで、宿泊時のデポジットが不要になる

芝麻信用の信用度の画面

ポイント

ランク

950

700

最高

700

650

優秀

650

600

良好

600

550

中等

550

350

比較的悪い

今受けられるサービスの一例

アリババは阿里金融(

Ant Finance

)という金融子会社を設立し金融事業も展開。

同社の下で決済サービス

Alipay

を運用するほか、

Alipay

個人アカウントの余資の資金

運用を請け負う余額宝、ゴマ信用(

EC

モールの消費者の履歴データからの信用評価に

基づく消費者与信)等を実施。簡易迅速な信用供与と安い手数料が強み。

(20)

県レベルのサービス拠点

「小二」スタッフ一覧

農村タオバオアプリ画面 ~総合ポータルサイトとして機能

「農村タオバオ健康館」医療無料 相談、健康サービスセンターなど

農業技術サービスとして、種子種苗、生産 肥料、農薬、農作機械、農業金融など 農資(農業資材)、郷甘(田舎の果

物)、健康、(スマホ料の)チャージなど 19

4.

中国市場における主要な構造変化 ~農村リープフロッグ~

アリババグループ

2014

年に始めた農村タオバオ

-

最新技術を活用し従来型ビジネスを一足飛びに革新的ビジネスへ

(

いわゆる

Leap-frogging

の事例

)

-

EC

プラットフォームを活用

し、「農民向け生活サービス」「軽工業も含めたイノベーション」により農村発展を目指す

-

都会と農村をネット販売

(

双方向

)

で連結

単なる

EC

拠点ではなく、農村地域の

イノベーション拠点

-

県・村・鎮レベルにネット通販商品の受渡を行うサービス拠点を置き、「小二」と呼ばれるサービススタッフを配置

(村の雇用や就業、総合支援にも寄与)

-

村の工場で生産した産品の販売も可能。

商品開発、宣伝・ブランド育成などはタオバオパートナーがサポート

(21)

2016

年は中国にとって、「

シェアリングエコノミー元年

」。特に自転車、自動車の利用が急速に拡大。

-

自転車は

2015

年に比べて

2016

年のユーザー数は

7

倍。

-

自動車は滴々出行の実績として

2015

年に比べて

2016

年の乗車数は20倍。

1

日の乗車数は

ウーバーを大きく上回る1100万回。(

201

6年

7

月に個人の自動車を活用したネット予約タク

シーが明示的に合法化)

滴滴出行は、単なるライドシェアサービスのみならず、マッチングプラットフォームに進化。

4.

中国市場における主要な構造変化 ~シェアリングエコノミー~

【滴滴出行を介した乗車数の変化】

(万人)

245

1886

0 500 1000 1500 2000

2015年 2016年

データ:比達諮詢「中国シェア自転車市場研究報告」(2017年2月)

1年で7倍 に成長

【シェア自転車のユーザー数の変化】

【ライドシェアの進化(滴滴のサービス)】

行き先や経路が似た乗客同士を同乗させ、 ラ イ ド シ ェ ア 車 の 稼 働 率 を 高 め る”ExpressPool”の提供

バーチャルピックアップポイントのレコメンド機能

(22)

中国の

IT

大資本

(BAT)

は自動車関連技術にも投資を行い、自動走行車・スマート

カー向けプラットフォームを提供。

将来、

IT

プラットフォーマーにとって、自動車は顧客情報を吸い上げる媒体となる可能性。

百度(バイドゥ)の「アポロ計画」

百度(国産検索サービス)は、国内外の自動車・

IT

関連の企業及び研究機関向けにオープ

ンソースの自動走行車開発プラットフォームを提供。

謄訊(テンセント)のコネクテッドカー事業

スマートフォン及びアプリを通じた移動体通信サービスを提供

テスラ等自動車メーカー及び滴滴出行等自動車関連サービス事業者への出資

アリババの自動車関連事業

2016年5月、アリババ(ソリューション提供)と上海自動車(製造)は、インター

ネットに接続される

EV

RX5

)を発売。

滴滴出行(カーシェアリングアプリ)への出資は、これにより滴滴出行が自動走行車の

シェアリングサービスに転換し、車を所有するものから利用するものとする。これによ

り、滴滴出行がプライスメーカーとなり、自動車はアリババが消費者のデータを吸い上

げる媒体となる可能性もある。

21

(23)

NEV規制案概要

NEV対象車 • EV、PHV、FCV

規制対象 企業

• 従来社(HV含む)の年間生産台

数又は輸入台数が30,000台を上

回る企業

主な内容

• 導入は2019年1月から

• 年間生産又は輸入台数に一定の

年間要求比率を乗じたNEVクレ

ジットを目標値として、生産又 は輸入しなければならない。

クレジット 運用規定

• 目的過達企業からはクレジット

を譲渡や売買等取引可能

• 2019年の未達クレジットは

2020年に相殺可能

罰則規定 • NEVたな在来型エネルギー車種の製クレジット未達の企業は新

造又は輸入を不許可とする

NEV

向け補助金などにより、中国の

EV

PHEV

マーケットは近年急速に拡大

(

世界市場

の半分

を占める)

中国政府は、

2017

9

月に

新エネ車

(NEV)

導入に関する規制案

を公表

新エネ車生産に関する参入規制(

2009

年施行)では、合弁先の中国企業が「

技術

を掌握

」していることが必要とされている。

BYD 33%

吉利 16% 北京

14% 衆泰

12% 安徽

6% 奇瑞

6% 上海

5% 長安

5%

日産

1% その他

2%

中国のEV・PHV市場

(2016年)

中国

46%

アメリカ

22% ノルウェー

6% フランス

5% イギリス

5% ドイツ

3% オランダ

3% 日本 2%

その他 8%

国別EV・PHV

年間販売台数割合 (2016年)

72.4

万台

23

(24)

EV

市場拡大期待に伴い、

中国の地場系リチ

ウムイオン電池産業が急拡大

<世界市場シェア>

日系

70%(2013)

52%(2015)

中国系

3%(2013)

24%(2015)

設立

6

年の

CATL

BYD

、パナソニックに次い

で車載電池メーカー世界3位

。中国政府の

強力サポート(優先的材料供給、助成金な

ど)もあり急成長。

2020

年まで

巨額投資を継

続する予定

CATL

は昨年から

欧州市場に攻勢

。ベルリンに

R&D

拠点、ミュンヘンに販売拠点を開設。

BMW

、フォルクスワーゲン、ダイムラーといった欧

州の自動車メーカーとも提携。

24

(25)

中国政府は、半導体産業競争力の維持強化のため、「国家集成電路産業投資基金

CICIIF

)」を造成

-

最終的な累計造成額は

5,000

億元(

10.0

兆円)超となる可能性

2015

年末

2.8

兆円)

建設資金の

100

%が地方政府等から賄われる

ことにより、中国国内各地で半導体工場の新規建設

計画が進行

中国国内の過剰生産が、

世界レベルでの過剰供給を引き起こす可能性

。世界的な価格低下による

海外競合企業の経営力が低下、技術流出につながる

悪循環となる恐れ

NAND フラッシュメモリ工場 (出典:IHS) NANDメモリ世界需給推移

25

(26)

人手不足を受けて

ロボットを積極的に導入

。政府も補助金支給などで後押し。

国内ロボット販売の

3割は中国メーカー製

6

軸以上のロボットなど

ハイエンド品は外国メーカー製

がほとんど

サーボドライブ、サーボモーター、制御装置などの

コア部品は

7~8

割を輸入に依存

中国における産業用ロボット販売は急速に増加

既に世界販売数の3割は中国で販売

2020年には4割(21万台)へ

世界の30% 8.7万台

世界の37% 14万台

地方政府等からの補助金が中国国産メーカー のロボット製造増加を後押し

(広東省深圳市の例)

2016年から2017年の2年間で合計30件、助成総額約12

億元(約200億円)の支援を実施

助成対象事業 助成額

スマートカー搬送ロボット産業化事業 7.1億円

原子力発電所ロボットキーテクノロジー

工程実験室 3.4億円

産業用ロボットの研究開発 8.3億円

ヒト型サービスロボットキーテクノロ

ジー実験室 4.1億円

ツインアームコラボロボットスマート化

技術工程実験室 4.1億円

(主な補助対象事業・助成額)

26

(27)

ドイツはインダストリー

4.0

、アメリカはインダストリアル・インターネットを進めエコシステムを構築。

中国は、ロボット・工作機械メーカーが急速に成長するも、先進国との技術格差は大きく発展途上。

他方、 強い

IT

プレイヤーが幅広い事業を展開。将来的に、製造ソリューション分野へも参入の可能性。

日本は、シーメンスが構築した体制を1社で構築できるような企業はなし。ただし、最近では、

IT

関係企

業と連携し、ソリューションサービスモデルを目指す動きの萌芽あり。

[ 生産システムの概念図 ]

製品設計

生産設計

生産

販売・保守

製造実行

機器制御

受発注

生産管理

①開発・生産工程管理

②サプライチェーン管理

シスコ、ロックウェル プリファード、NTT等

オムロン、NEC アドバンテック 等

デュル、カールツァイス ソフトウェアAG 等

【中国製造プレイヤー】

EFFORT、SIASUN GSK、ESTUN

独:SAP

日:ワークス・アプリケーションズ 東洋ビジネスエンジニアリング

三菱 電機 ファ ナック

DMG MORI

独:シーメンス 日:富士通 米:PTC

独:ボッシュ

TRUMPF

米:マイクロソフト アマゾン

インテル シスコ

日:

IT

プレイヤー

中:アリババ

JD

HUAWAI

26

(28)

環境技術市場は年々増加

(2017

7

兆円規模

環境関連投資は

5

年間で

112~170

兆円

との推計も

大気

2兆元 30%

4兆元 60%

土壌

0.63兆元 10%

出典:環境保護部の推計値 (投資予想のうち最小ケースを使用)

第13次5か年計画期間(2016~2020年)

中の推計環境関連投資額

出所:Environmental Business International,2017

中国の環境技術市場は年々増加

世界全体の市場に占める割合も増加傾向

北京の青い空

28

(29)

急速に進展する高齢化を受け、医療・介護・健康へのニーズ高し

13

5

カ年計画(

2016

20

年)では

「健康中国」というキーワード

ヘルスケア分野での

日本企業の事業展開に高い潜在性

一方、プラットフォーマーが

海外での買収・提携により技術を獲得し、国内ビジネスへの展

を図る動きも。

30年後の高齢化率は現在の日本並みに

2015年時点での65歳以上人口は1.3億人超 「健康中国

2030」の重点産業

①医療産業、②医療機器、医薬産業、③健康食品 産業、④健康管理サービス業、⑤養老産業、 ⑥ビックデータ活用、⑦スポーツ産業

29

(30)

質の高い アプリ ケーショ ンやサー ビスが膨 大なデー タを生成

30

デジタルプラットフォーマーのサイバー空間を超えた発展のメカニズム

アプリ

SNS / E

コマース

/

サーチエンジン

/

ゲーム

消費者 消費者

Reinforcement

cycle

サービス ソリュー

ション

デジタルプラット フォーマー

ユーザ

デジタルプラット フォーマー

工場 工場 工場

ファイアウォール

人材

データ

技術

自動 走行

モビリティ

スマート製造

自動 走行

より正確 なアルゴ リズムが アプリや サービス の拡充を 促進

膨大な量 のデータ がアルゴ リズムの 最適化を 加速

アルゴ リズム

データ

デジタルプラット

フォーマー コンピュータ性能

アプリケーション

アプリ ロボット

機械

IT

ソリュー ション

海外展開

自動 走行

デバイス

データ資本主義のエコシステム

ビジネス

内部補助金

アプリ

(31)

サイバー主権

1996

年中国初のインターネット関連法

「コンピュータ通信ネットワークの国際接続管理に関する暫

定規定」施行

-

海外接続への

国家管理ネットワーク使用

-

国際インターネットサービスプロバイダへの

経営許可書取得の義務付け

1998

公安部門の情報化プロジェクト開始

(公安機関の対応迅速化、能力強化が目的)

-

「金盾行程

(

ファイアーウォール

)

の構築

2017

6

サイバーセキュリティ法施行

-

重要情報インフラ事業者に対し、

重要データの国内保存義務づけ

-

ネットワーク製品の

国家規格の強制的要求事項への準拠

-

サーバー等の国内設置義務づけ、越境データの流通管理、ソースコード開示要求

に繋がる恐れ

2003-2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018

地方レベルで信用(Social Credit)システムの第一回

目の実験を実施

出所:www.chinacredit.gov.cn

省庁間政策調整会議立ち上げ

(2012年に参加省庁拡大)

綏寧県(江蘇省) で市民のスコアリング と格付けを試行

信用産業(Credit Industry)に対す

る規制を発表

マスタープラン (2014-15年

に地方のプラン が続く)

2016年から 2020年までの

詳細課題リスト の発表

中央銀行が芝麻信用

(セサミ・クレジット)及び類

似パイロットプロジェクトの 試行を認可

中国人民銀行が信用情報公開シス テムに関する国家事業を立ち上げ

芝麻信用(セサミ・クレジット)

及びテンセントクレジットへの 新たな認可は出さない

国家信用情報 センター立ち上げ

32の試行都市

(2回目)の発表

11の試行都市

(1回目)の発表

統一社会 信用番号

政府、個人向け、

Eコマース、それぞれ

で統合

テンセントクレジットによる

βテストの拡大(許認

可に縛られない)

国家計画による社会信用システム(

Social Credit System

)の構築

Credit Chinaプ

ラットフォームの立ち 上げ

懲罰・報酬 システム

Honest Shanghaiア

プリケーションの開始

31

①金融信用と善行のための国家枠組の構築(新法・規制、標準等) ②地方、業種、商業ベースでのパイロットプロジェクトによる試行

(32)

街の至るところに高性能な監視カメラを設置。交通ルール違反者は、即座に掲示板に顔写真や氏

名、

ID

番号などを表示

高速鉄道の切符購入、ホテルのチェックインなど、あらゆる市民生活に必須の中国国民

ID

カードも、

モバイルで提示へ。

市民の活動も瞬時に捕捉

交通ルール違反者は瞬時に電光掲示板に

広州市とテンセントが実 験的に始めた中国国民ID

カードのモバイル版

50階建のビルの上から街中を監視

(雲南省昆明市)

麻雀をやっている 人から広場にいる 人たちの行動まで

も正確に把握

32

(33)

(参考)中国のデジタルシルクロード構想

※約80の国・地域から、政府・国際機関関係者、専門家、企業関係者等 1500名以上が参加

(プラウィットタイ副首相、ビルパン仏元首相、ザハロフ露通信・情報技術・マ スコミ監督庁長官、劉振民国連事務次長、王彬穎WIPO事務局次長、

ティム・クックアップルCEO、チャック・ロビンスシスコシステムズCEO、

馬雲アリババ会長、馬テンセント会長兼CEO、李バイドゥ会長兼CEO)

第四回世界インターネット大会(

WIC

(※)

2017

12

3

日~

5

日 @鵜鎮

習近平国家主席:

「『サイバー空間運命共同体』の構築」を提言。

一帯一路

デジタル経済国際合作(提言):

タイ、ラオス、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、

トルコ、セルビアと「”利益共同体”・”運命共同体”の

構築」を共同発起。

【主要骨子】

①ブロードバンド質量の向上,②デジタル転化促進, ③電子ビジネス協力促進,④インターネット創業支援,

⑤中小零細企業の発展促進,⑥デジタル化技能の研修強化, ⑦IT技術領域の投資促進,

⑧都市間のデジタル経済協力の推進,⑨デジタル包摂性の向上, ⑩透明なデジタル経済政策の制定の奨励,

⑪国際標準化の協力推進,

⑫平和、安全、開放、合作、秩序あるインターネット空間の共同建 設の奨励

デジタルの主要技術では、

中国独自の標準化が進む

⇒アジア標準、世界標準を作る動き?

国際標準との連関あり 国際標準との連関なし

基礎的なスマート製造標準

重要なスマート製造 技術標準

特定の重要な技術

(クラウドコンピューティング、 産業用ソフトウェア、ビッグデータ)

様々なカテゴリにおける、国際標準と連関している 中国標準の割合

(34)

中国国有企業の大型合併が加速し、国際競争力を高めている。

5-1.

中国企業の国内合併動向

33

中国中車

(中国北車+中国南車) 中国聯合通信(聯通)(中国連通+中国網通) (国家核電技術+中国電力投資)国家電力投資集団 国家能源投資集団(中国国電+神華)

合併時期 2014年12月31日 2008年10月15日 2015年7月15日 2017年11月28日

分野 鉄道車両 通信 エネルギー

(電力/原子力)

エネルギー

(電力/石炭)

資産総額 約5兆8千億円

(3千億元)

約7兆4千億円

(4千391億元)

約14兆4千億円 (7千223億元)

約30兆円 (1.8兆元)

シェア 鉄道車両売上世界1位

(2位シーメンスの約3倍)

*2018年目処に2位 シーメンスと4位アルスト ム統合見込

中国国内通信会社3位 *2016年1月13日に2

位の中国電信と戦略的 提携協定調印

中国3番目の原子力発電事

業者

原発売上中国第2位

世界最大発電事業者 売上高世界2位

発電設備容量世界1位

鉄道車両

中国1位 鉄道車両中国2位 中国原子炉開発等

世界 1位

中国5大 電力会社

中国 2位 中国

3位

中国固定 電話2位 中国携帯

電話2位 中国5大

発電企業 中国石炭最大手

世界 2位

(35)

5-2.

中国巨大企業の海外展開

中国の対外投資は、

初期は国有企業による資源分野を中心

とした投資

2010

以降は、製造業等の海外買収が本格化

足下では民間企業

の存在感が増しているが、累積ベースでは依然国有企業が上位企業

民間企業は、

Huawei

15

位、

Midea

23

国有・民間別の海外投資フロー推移 国有・民間別の海外投資ストック推移

(36)

-3.

中国市場:企業買収等による技術キャッチアップ

中国は近年

投資を通じた技術取得

を拡大

(

欧米向け対外直接投資の大半は株式取得

)

分野別にみても

製造業、

ICT

、ヘルスケア

が拡大傾向

2017

年は

1

月からの中国の資本流出管理と米国

(CFIUS)

による投資管理の結果、

対外投資が減少

シンジェンタの 買収を除くと、

380億ドル (前年比22%減)

(37)

中国

巨大

IT

企業

(BATJ)

は中国市場で得た巨額の資金を元に

ASEAN

、インド等、

世界各国に買収・提携により進出、桁違いの投資

-4.

中国巨大企業の海外展開

600億円

出資

1,300億

円出資

2,200億

円で買収

アリペイの海外展開戦略

先進国:中国人旅行者、海外留学・赴任の中国人の現地決済、通販決済がターゲット 今後は先進国現地住民向けに本格進出

発展途上国:現地住民の現金決済代替を目指す 2018年春に日本に本格進出との報道

(38)

-5.

中国巨大企業の海外展開

「デジタル一帯一路」

第4回世界インターネット大会(WIC) 2017年12月

習近平国家主席:

「『サイバー空間運命共同体』の構 築」を提言。

デジタル一帯一路 経済国際合作(提言):

タイ、ラオス、アラブ首長国連邦、サ ウジアラビア、トルコ、セルビアと 「”利益共同体”・”運命共同体”の構 築」を共同発起。(国際標準化の協力 推進も主要骨子の一つ)

中国国内で

ハイテク、クラウドなどの分野で中国標準を構築

それをアジアに広げることで

EC

市場や電子決済市場で

アジア標準を狙う動きも

<中国標準構築の動き>(中国研究のシンクタンクによる分析)

 中国は海外技術によるマーケットアクセスを妨ぐため、中国国内で独自標準を構築

 標準は特に、データセキュリティが懸念される技術に関連

 技術規制にあまり重要ではない基礎的なスマート製造標準と比較すると、クラウドコンピューター、産業ソフトウエア、

ビッグデータなどの重要なスマート製造標準ほど、国際標準との関連性が低い

 中国標準により外国機械メーカーやソフトウエア開発者を中国市場から遮断、あるいは外国企業は中国市場に残るため

ロイヤリティを払って中国標準を使用せざるを得ない事態にもなりかねない

(China’s high-tech strategy raises heat on industrial countries, MERICS study analyses “Made in China 2025”, No2 December 2016)

38

出典:Rebright Partners他

(39)

-6.

政府と

IT

プラットフォーマーの

政策協調

2017

11

月に、アリババと河北雄安新区管理員会が戦略

的協力合意に調印。アリババは現政権が肝いりで進める

「副首都」雄安新区の「都市オンライン」を構築する。

将来的には、物流プラットフォーム「雄安都市物流大脳」

を構築し、スマート物流の中枢システムを打ち立てる。

国の政策が

BATJ

の成長を後押し

(1)中国製造

2025

(2)インターネットプラス

(3)グレート・ファイアーウォール

BATJ

の成長に乗る国の政策

(1)デジタルシルクロード

(2)国有企業と民間企業による株式

の持ち合い

(3)重点分野におけるイノベーショ

ンを民間企業に委託

国有企業に民間資本を呼び込

む政府の取り組み(混合所有

制)

(例)

チャイナ・ユニコム(通信サー

ビス)の増資引き受け先に

BATJ

が参加

(35%

引受)

株式全体に占める割合は約

13%

逆に、国有企業が産業ファン

ドに投資し、その資金が民間

企業に流れるパターンも

39

(40)

-7.

共産党の企業経営への関与の強化

中国共産党第十九回全国代表大会

〇党規約を改正

〇「中国共産党規約(改正案)」

に関する決議

(2017

10

24

)

「党・政・軍・民・学の各方面、

東・西・南・北・中の全国各地について

党はすべての活動を指導する。」

2016

年頃から、外資系企業、特に国有企業との合弁企業において合弁相手から合弁

会社内の

共産党組織に関する条項を加える形での定款変更

を求められるケースが増加

在中国ドイツ商工会議所プレス声明(2017年11月24日) 「中国共産党による外資企業への影響力拡大に懸念」

(抜粋)

中華人民共和国会社法第19条によれば会社での党組織の設立

は最低三人の党員による意思決定で可能。本法は中国国有企 業、外資との合弁企業、外資企業に適用される。現在の商慣 行では、この制度は、勤務時間外に党活動を実施する会議施 設の提供、党活動に参加する特別休暇を認めることを促して いる。

在中国ドイツ商工会議所は、最近、外資企業に対し会社内で の共産党の設立を促進する積極的要請があるとの報告に懸念 を持っている。外資系企業が一般に会社組織内にいかなる政 党組織の設立も要求されるとは信じられない。経営側の個別 の判断によるべきで、第三者の強い要請によりなされるべき ではない。外部関与のないビジネス判断はイノベーションと 成長の重要な基盤であると言えます。仮に外資系企業に影響 を与えようとする試みが続くとすれば、中国市場からのドイ ツ企業の撤退、あるいは投資戦略の見直しの可能性は排除で きない。

(41)

THAAD

の敷地を提供したロッテは、

99

のロッテマートの店舗のうち

87

店舗がいまだ営業停止。

E-

マート(新世界グループ)は

6

つの店舗を売却し、中国から撤退を発表。

中国政府は、国有・民間旅行会社を通じた中国人の韓国観光を全面禁止。

訪韓中国人観光客が半減すると予想されている。

韓国のサムスンSDIとLG化学(工場は中国)のバッテリーを搭載した電気自動車が

中国政府の最新の補助金支給対象から外れた。

韓国から中国に輸出された国内化粧品のうち19製品が、品質不適合・衛生許可登録証明書未

提出など、中国の化粧品安全技術規範違反とされ、韓国へシップバック。

中国当局は、韓国製のモバイルゲームの新規認可審査を中断。

中国当局は、化粧品メーカーであるLG生活健康の杭州工場に対する消防点検を実施し、天井に

防火剤を使用するよう是正命令。

中国山東省の検疫当局は、韓国から輸入のロッテのヨーグルトキャンディーから禁止添加物が検出さ

れたとして焼却処分(600キロが対象)。

韓国トゥ―ビーソフトは、同子会社SFHが中国国有企業からTHAAD配備を理由に

投資契約解除を通報されたと公表。

2017年1~3月期の中国による対韓直接投資半減(前年同期比56.4%)

中国における現代・起亜自動車の昨年3月の販売台数半減(前年同期比52.2%減)

朝鮮半島有事に備えた、大韓民国による

THAAD

在韓米軍への配備決定(

2016

7

月8日)に対し、以下のような事態が発生

-8.

地経学的な対応

(42)

-1.

欧米企業の対応:「上に政策あれば、下に対策あり」?

欧米企業は中国の産業や政策の動向により能動的に反応

リスクでもあるが機会でもある

一方で、現地の商工団体を活用して

政策リスクへの懸念を積極的に意思表明

(例:サイバーセキュリティ法、共産党の企業経営への関与)

「足元収益好調だが、将来は決して楽観視していない」

Google • テンセントと特許ライセンス契約を締

結(2018年1月発表)

• 北京にはAI拠点を設立(2017年12月)

Amazon • 中国のデータセンター・プロバイダ

(北京Sinnet、寧夏NWCD)と技術戦略

提携(サービス提供・運営は提携企業 が担当)(2017年)。

• アリババやチャイナモバイルとの提携

(アリババサイトを活用したプロモー ション、コンテンツシェアなど)。

Facebook • 中国スマホ企業(Xiaomi)との提携により

中国市場へ再参入を発表(2018年1月)。

Apple • 貴州省にデータセンターを設置(2017

年7月)、運営は提携先の地方政府出資企

業(GBCD)が担う。

• この他、4カ所にR&D拠点を設立(北京、

深浅、上海、蘇州)(2016-17年)。

近時進む米国

IT

企業と中国企業の連携

一帯一路に対する協力

米国(

GE

、キャタピラ等)、欧州(シーメンス

等)等インフラ企業がビジネスチャンスを探る

(GEとシルクロード基金の協力)

○ 2017年11月、北京において、シルクロード基金とGE傘

下の「GE Energy Financial Service」は、「エネルギーイン

フラ共同投資プラットフォーム設立協力協定」に調印。 ○ 中国国家外貨管理局は、今次調印により「ハイエンド

製造業分野で米中両国間の企業協力を強化する 」旨 発表。

○ シルクロード基金は、2014年、 「一帯一路」構想を資

金面で支える目的で中国が独自に創設したファンド。資 本金は400億ドル規模。政府の外準に加え、中国国

家開発銀行等が資金を拠出。

参照

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年度 2010 ~ 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019.