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環境報告書 2010多様なニーズに対応するため、非EPCビジネスに進出
日揮はこれまでエネルギーやハイドロカーボン分野を中心とするEPCビジネス(プラント建設)を 通じて、エンジニアリング力を発揮してきました。しかし昨今では、相手国の産業や生活水準 の向上にともない、これまでのようなプラント建設を続けていくだけでは、相手国が真に必要 とする施設やサービスの提供ができないという思いも強くなってきました。
そこで日揮は、2006年から5年間の中期経営計画「シナリオ2010」において、今まで培ってきた エンジニアリング力を、プラント建設だけでなく、資源開発事業、電力・水事業、環境関連事業 などにも積極的に応用していくことを目指しています。それはすなわち、EPCコントラクターとし てだけでなく、出資者やオペレーターとして事業参加することを意味します。
パートナーと共同で、世界各地で水事業を積極的に展開
「シナリオ2010」に基づいて、日揮は本報告書にも記載している通り、発電・造水や水質改善・ 浄化などの新事業に取り組んでいます。造水・発電事業には日揮のエンジニアリングに関する 知見が活かされ、設備の安定稼動に寄与しています。ハイフラックス社との提携(P.9参照)、 荏原エンジニアリングサービス株式会社への経営参画(P.10参照)は、世界各地での水事業の 積極展開が目的です。さらに、中国・太湖の水質浄化事業(P.11参照)では、CDM(排出権取引) 事業と同様に、日揮のエンジニアリング力とマネジメント力を活かして現地の環境対策に貢献し ています。
スピーディーで効果的な事業展開力を武器に環境ビジネスを強化
日揮の強みは、市場ニーズをいち早く察知して国内外を問わず有効な技術やシステムを統合し、 新興国などをはじめとする海外で効果的に事業を成立させる展開力にあります。国や地域ごと に異なる法制や商習慣に精通した立場から、高度なエンジニアリング力を駆使して、水事業や 環境関連事業を推進していく考えです。
既に水事業のほかにも、フィリピンにおけるバイオエタノール事業や、CO2地中貯留を含めた
温室効果ガス削減関連事業など、環境保全に貢献するプロジェクトや事業に着手しています。 今後も、エネルギーと環境の双方を熟知する数少ない企業として、新たな環境ビジネスを提案 していく所存です。