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CSR報告書2009 明治グループCSR報告書|明治ホールディングス株式会社

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(1)

CSR

報告書

2009

CSR報告書2009

明治製菓株式会社

お客様コミュニケーション部 CSR推進室

〒104-8002 東京都中央区京橋 2 - 4 -16 ホームページアドレス http://www.meiji.co.jp

(2)

● 事業内容

● 本社所在地

● 代表取締役社長

● 設立

● 資本金

● 売上高

● 売上構成

● 株主

● 従業員数

菓子・食品、薬品等の製造販売

〒104-8002 東京都中央区京橋2-4-16

佐藤 尚忠

1916年10月9日

283億円

4,140億円(連結)

フード&ヘルスケア 71% 薬品 28% その他 1%

明治ホールディングス株式会社

[出資比率100%] (2009年4月1日現在)

6,922名(連結)

 明治製菓グループは、明治製菓株式 会社及び子会社31社、関連会社12 社により構成されており、事業は、菓 子・食品・薬品等の製造、販売を中心と してビル賃貸事業ほか各種サービス

事業を展開しています。

 明治製菓では、菓子・健康食品を中 心とする「フード&ヘルスケア(F&H) カンパニー」と、医薬品・農薬・動物薬を 中心とする「薬品カンパニー」を発足 させ、その中で海外への展開を進めて います。食・薬の兼業ならではの強み を生かした新たなビジネスモデルの 構築を目指し、2008年度は連結売上 高4,140億80百万円(前期比2.3% 増)となりました。

 明治製菓は、2001年度より4回「環 境報告書」を、2005年度からは環境報 告書に社会的な内容を加えた「CSR報 告書」を発行しています。その編集方針 は次のとおりです。

①環境の報告は、「環境報告ガイドライ ン(2007年版)」に準拠し、環境以外 の内容は、明治製菓グループの社会 性に関する内容を明治製菓のCSR 重点項目に則して編集しています。

②明治製菓の特徴的なCSR活動を「特 集」として、どなたにでも楽しく、わかり やすくお読みいただけるようキャラク ターと写真を交えて紹介しています。

③記載対象期間は、2008年4月∼ 2009年3月までの実績ですが、一 部直近の情報を含みます。

④記載対象範囲は、明治製菓株式会社 ならびに34ページ記載の明治製菓 グループ製造会社としています。

(2009年3月31日現在)

会 社 概 要 事 業 概 要 編 集 方 針・報 告 の 範 囲

2007 2006 2005

(年度)

(百万円) (百万円)

(百万円)

0 5,000 10,000 15,000 20,000

2004 2005 2006 2007

(年度) 0

50,000 100,000 150,000 200,000 250,000 300,000 350,000 400,000

2004

連結 単体 450,000

2005 2006 2007 2008 (年度) -10,000

-5,000 0 2,000 4,000 6,000 10,000

8,000

2004 2008

連結

単体 連結単体

2008

売上高 経常利益 当期純利益

Corporate Social Responsibility 2009

【 参考 語句解説 】

CSR:(Corporate Social Responsibility)。 企業の社会的責任のこと。明治製菓の考える 「CSR」は、社会の一員としてバランスのとれ た企業活動を展開し、社会に貢献していくため に、「安全・安心」な製品を提供し、環境との調和 や社 会 貢 献 活 動によって企 業 価 値を高めて いくこと。

ステークホルダー:お客さま、従業員、投資家及び 社会全体の企業を取り囲む関係者のこと。

1

3

4

5

7

C o n t e n t s

会社概要/編集方針・報告の範囲

ごあいさつ

CSR委員長 メッセージ

経営体制/CSR推進方針

明治製菓の事業

第三者意見

会社沿革

9

環境を考えたパッケージ紹介

13

15

18

18

20

21

23

品質

私たちの、品質への思い

コミュニケーション

お客さまとのコミュニケーション カカオ生産国とのパートナーシップ

情報

適時適切な情報開示を行います

コンプライアンス

「透明・健全で、社会から信頼される企業」であり続けるために

リスクマネジメント

あらゆる「リスク」への対応策を整備しています

ワーク・ライフ・バランス

お互いの個性を大切にし、意欲・能力を最大限に発揮します

社会貢献活動

「食育」をはじめとし、さまざまな支援活動を行っています

25 27 28 29 30 31 32 33

2008年度の環境負荷の状況/環境マネジメントシステム 省エネルギー、CO₂削減の取り組み

廃棄物削減の取り組み/化学物質適正管理の取り組み/訴訟 環境の取り組み紹介

事業所の取り組み/グループ会社の取り組み 環境会計

グループ会社の状況 サイトレポート

35

36

(3)

代表取締役社長   佐藤 尚忠 CSR委員長(代表取締役副社長)   髙橋 昭男

CSR

委員長 メッセージ

ご あ い さ つ

 明治製菓の歴史は、1916年、創始者相馬 半治が、「食品文化の向上」「栄養保健の増進」 「家庭での団欒」などの消費者への貢献を目指し、 菓子を普及させたことから始まりました。これは、 企業として果たすべき社会的使命を明確に打ち 出した創業であり、明治製菓のCSRの基盤と なっております。その後、1946年には医薬品事 業に参入し、「食」・「健康」を軸とした企業活動を 継続して推進しています。

 さて、2009年4月、明治製菓は、明治乳業 株式会社と共同持株会社である明治ホール ディングス株式会社を設立しました。この経営 統合は両社対等の精神のもと、これまでの協力 関係を一歩進めてお互いが持つ経営資源を最大 限に活用することにより、既存事業の強化と 新たな需要の創造を実現し、新グループとして の企業価値の向上を目指すことが両社にとって 最良の選択肢であると判断し、決断したもので あります。

 明治製菓グループは、食と健康に関わる事業 に携わっており、第一に、「安全・安心」な製品を 世に送り出し、一人でも多くのお客さまの日々の しあわせに貢献することが、最も重要な使命で

あると考えます。

 また、地球規模へと拡大している環境問題へ の取り組み、企業の健全な成長に不可欠なリス クマネジメントやコンプライアンス体制の整備に よる基盤の強化、情報の管理と適切な開示等に ついても、一層の充実を図り、今後も企業として の社会的責任を積極的に果たしてまいります。

 新たなグループ理念のもと、従業員一同、企業 の社会的責任の重さを自覚しながら、健全な 発展・成長を目指していきます。ステークホルダー の皆さまにおかれましては一層のご指導・ご支援 を賜りますよう、よろしくお願いします。

 明治製菓グループのCSR活動の基本は、企業 理念の実現により、豊かな明るい社会づくりへ貢献 していくことであり、経営方針の最重要課題のひとつ として「CSR経営の徹底」を位置付け、積極的に 取り組んでいます。

 2009年4月1日、明治製菓株式会社と明治乳業 株式会社は経営統合し、明治ホールディングス株式 会社を持株会社とする新生・明治グループが誕生しま した。明治製菓の企業理念は、グループ理念へと変わ りましたが、明治グループの使命は、お客さまの「おい しさ・楽しさ」の世界を拡げ、「健康・安心」への期待に 応えてゆくことであり、CSR活動の基本は変わって おりません。

 さて、明治製菓グループでは、「品質」・「コンプライ アンス」・「リスクマネジメント」・「環境」・「社会貢献」・ 「情報」の6つの分野をCSR重点推進テーマとして

います。

 中でも、製品の「安全・安心」に繋がる品質管理の取り 組みは、当社グループにとってステークホルダーの皆 さまへの社会的責任を果たす基盤であり、お客さまの 「健康」で「楽しい毎日」にお役に立つ商品やサービス

をお届けできるよう、日々努力を重ねています。  また、地球規模の環境問題については、原材料の調達 から生産、物流に至る全ての工程において環境負荷 の低減に向けて何をすべきかを常に考え、個人レベル の啓蒙活動も含め取り組んでまいります。

 今後も明治製菓グループは、社会の要請に真摯 に向き合い、信頼される企業として透明性の高い 経営のもとで、健全な発展を目指してまいりたいと 考えています。

(4)

社会から信頼される健全な経営体制を構築しています

6分 野を中 心にCSRを推 進します

経営の重要事項の決定 業務執行の監督

業務執行 選任

監査

選任

監査 監査

内部監査 監 査 役 会 監 査 役 会計監査人

フード&ヘルスケア カンパニー

コ ー ポ レ ー ト 薬品カンパニー 不動産事業部

監 査 部

コンプライアンス委員会 経 営 会 議

執 行 役 員 会

社 長

取 締 役 会 コーポレート・ガバナンス体制

 明治製菓では、「コンプライアンス推進規程」を制定し、 法令導守および企業倫理と実践に関する推進体制を構 築しています。また、当社を取り巻くリスクに対する管理 体制を構築するとともに、有事の場合における対応基準

および具体的対応手順を明確にし、迅速かつ的確に対応 するよう努めています。

 なお、金融商品取引法に基づく「財務報告に係わる内部 統制」報告制度に対応する体制についても構築しています。

内部統制体制

私たちは、高品質で安全な商品・サービスの開発・提供によって、お客さまの信頼と満足を獲得していきます。 私たちは、公正・透明・自由な競争ならびに適正な取引を行い、市場における相互信頼関係を構築します。

私たちは、お客さま、株主はじめ広く社会とのコミュニケーションを積極的に行い、適時・適切な企業情報開示を行います。 私たちは、お客さまなどに関する個人情報の厳正な管理を実行します。また、知的財産権の重要性を理解し、

この保護に努めるとともに、不当な侵害・使用の排除を徹底します。

私たちは、従業員の多様性や人格・個性を尊重するとともに、安全で働きやすい職場を確保し、 創造的で活力ある組織をめざします。

私たちは、良き企業市民として地域社会との交流を深め、広く社会貢献に努めます。

私たちは、政治・行政との健全かつ正常な関係を保ちます。また、市民社会の秩序や安全に脅威を与える 反社会的な団体・個人に対しては、断固たる態度で臨みます。

私たちは、国際的な事業活動にあたり、各国・地域の法令の遵守はもとより、文化・慣習を尊重し、現地の発展に貢献します。 私たちは、自然の恵みの上に成り立っている企業であることを十分認識し、資源を守り環境との調和を図ることによって、 自然との共生に努めます。

私たちは、この憲章の精神を理解し、グループ企業に広く周知徹底してその実現に努めます。

万一この憲章に反する事態が発生した場合には、自らの責任でその解決に取り組み、原因究明・再発防止に努めるとともに、  自らを含めて厳正な処分を行います。

企業行動憲章 私たち明治グループは、 「食と健康」に関わる事業

に携わる者として、その責 任の重さを自覚しながら、 企業として健全に発展して いくことで、社会への責務 を継続的に果たしていきま す。そのために、役員およ び従業員は、諸法令、国際 的取り決め、社会規範、お よびグループ各社の定め る諸規程などを遵守し、高 い倫理観のもと、公正かつ 誠実に行動します。 グループ理念

経営姿勢〈5つの基本〉

明治グループ理念体系は「グループ 理念」「経営姿勢」「行動指針」の3本 柱と、「企業行動憲章」で構成されて います。

私たちの使命は、「おいしさ・楽しさ」の世界を拡げ、「健康・安心」への期待に応えてゆくこと。私 たちの願いは、「お客さまの気持ち」に寄り添い、日々の「生活充実」に貢献すること。私たち明 治グループは、「食と健康」のプロフェッショナルとして、常に一歩先を行く価値を創り続けます。

「お客さま起点」の発想と行動に徹する。 「高品質で、安全・安心な商品」を提供する。 「新たな価値創造」に挑戦し続ける。 「組織・個人の活力と能力」を高め、伸ばす。 「透明・健全で、社会から信頼される企業」になる。

明治グループ理念体系

お客さまと向き合って、お客さまから学ぶ。 先を見る勘を鍛え、先駆ける技を磨く。 仕事をおもしろくする、おもしろい仕事を創る。 課題から逃げない、やりぬく気概と勇気を持つ。 チームの可能性を信じ、チームの力を活かす。 お客さまの、パートナーの、仲間たちの、 「そばになくてはならない存在」であるために

行動指針〈meiji way〉

経営体制 CSR

推進方針

 明治製菓では、「業務執行」機能を執行役員の機能

と位置付ける一方で、取締役会をグループ会社を含

めた「経営の重要事項の決定」「業務執行の監督」と

いう機能を担う機関として位置付けています。  そして、ここでの議論を充実したものとするため に、社外取締役を選任しており、現在は、取締役7名 中1名が社外取締役という構成になっています。

社外取締役からは、さまざまな視点からの意見・指摘を 受けており、適法性という観点だけでなく、経営の妥当 性に対するチェック機能も強化されています。  また、監査役に関しても社内監査役2名・社外監査 役2名の構成とし、より広い視野から公正な監査を 行っています。

 明治製菓グループのCSR推進テー

マは6つの分野(品質・コンプライアン

ス・リスクマネジメント・環境・社会貢 献・情報)を重点としています。これらの すべての要素が一つになったものが、明 治製菓の「CSR経営」です。

 これらを柱として、ステークホルダー とのつながりを大切にしながら「強くて、 おもしろい会社」を目指しています。

 どんな場面でも誠実に行動し(コンプ

ライアンス)、あらゆるリスクから護り(リ スクマネジメント)、地球市民としての環 境への配慮を忘れずに(環境)安全・安心 で高品質な商品を提供し(品質)適時的 確な情報開示(情報)を行います。  そして、企業として健全な利益を上げ ながら事 業を継 続し、ステークホル ダーの「生活の充実」・「うれしい」気持ち・ 「たのしい」笑顔に貢献することが私たち

の使命です。

コーポレート・ガバナンス

明治製菓の目指す 強くて、おもしろいCSR CSR重点6分野

明治製菓

社会貢献 やさしさ/使命 環境、品質、情報

地球市民として/安全・安心の提供/透明性 リスクマネジメント、コンプライアンス

継続性/誠実・信頼

株 主 消費者 地域住民 お取引先 行政・

NPO 従業員 かけがえのない未来に向けて

厳しい目をもつ

シマフクロウ

群れのルールが厳しい

ニホンオオカミ

危険に敏感な ナキウサギ

環境には国チョウである

オオムラサキ

共生のイメージが強い カクレクマノミ

コミュニケーションが得意な バンドウイルカ

お客さまの「生活の充実」に貢献

ステークホルダー

(5)

明 治 製 菓 の 事 業

フード&ヘルスケア事業

薬品事業

 私たちは、常にお客さまの喜びと安心を大切にし、厳格な品質管理 体制の下で環境負荷の低減にも取り組みながら安全で高品質な商品を お届けしています。

 しかし、それだけではありません。年間約5万人のお客さまが訪れる関東・ 東海・大阪の3工場での工場見学や地域で開催されるスポーツイベント の応援・支援などの社会貢献活動、お客様相談センター・くすり相談室を 通したお客さまとのコミュニケーション活動なども私たちの大切な仕事 なのです。また今年度は、世の中のためにもっと役に立ちたい・チョコレート で応援したいと考え「チョコレートで応援します」活動を始めました。  本年4月の明治乳業株式会社との経営統合を機に、これまで以上に 「おいしさ・楽しさ」の世界を拡げ、「健康・安心」への期待に応えていきたい と思っていますので、引き続きご愛顧下さいますようお願いいたします。

 私たちは、新医薬品・ジェネリック医薬品・動物用医薬品・農薬の各 事業において、高品質な商品の安定的な供給と商品情報の適切・迅速 な提供を通じて、患者さん・医療従事者を始めとするユーザーの皆さま に貢献することによって、社会的責任を果たそうと考えています。  研究開発・製造・品質管理・物流・販売・情報提供など、あらゆる面で グループ理念である「健康・安心」への期待に応え 、また、人々の 日々の「生活充実」に貢献する ことが、私たち一人ひとりの志です。  私たちの商品が効果的に、また安心して使って頂けるよう、「お客 さまの気持ち」に寄り添い、全員が真剣かつ責任感をもった心構えで 努力を積み重ね、その結果、ユーザーの皆さまからの 信頼 を頂くこと ができることが最大の目標であります。

● 菓子/チョコレート・キャンデー・ガム・スナック・ビスケットなど

● 健康/健康関連食品・一般用医薬品など ● 食品/調理食品

● 抗菌薬・中枢神経系用薬・ジェネリック医薬品・外用消毒薬など フード&ヘルスケアカンパニープレジデント

西 治信

● 動物用医薬品・農薬 薬品事業主要製品 菓子事業主要製品

健康事業主要製品(一般用医薬品含む)

(6)

②個包装のデザイン・色共通化  12粒キシリッシュ

  うるおうのど飴スティック等 【お菓子の内袋・個包装の共通化例】

明治製菓は、菓子工場でのゼロエミッション

を継続しているだけでなく、商品の包装・

パッケージデザインにおいてゴミや無駄

を無くし、少しでも環境に負担をかけない

ように配慮しています。3R

を中心に、循

環型社会の実現に貢献しています。そし

て、常に人と地球環境保護の視点に立脚

した商品開発の推進に努めています。

容器の再利用を図るため、袋入りの詰め替え 用商品を開発。家庭ゴミの削減と同時に、商品 の製造・輸送時におけるCO₂の排出削減にも 貢献しています。

商品の容器やパッケージの軽量化を推進。 貴重な資源を無駄なく活用するのはもちろ ん、ゴミやCO₂の排出削減にも積極的に取り 組んでいます。

缶を繰り返し使える ように袋入りの詰め 替え用を発売して います。

キシリッシュボトルの容 器を軽くして資源を節 約しています。

箱とパウチを小 さくして紙やフィ ルムの使用量を 減らしました。

箱のつくりをコンパクトに して紙の使用量を減らし ました。   

プラスチック容器を紙 に変更しました。

袋の背貼り部分を少なくしてフィ ルムの使用量を減らしました。

パウチを小さくしてフィル ムの使用量を減らしました。 また、小さくすることで一度 に運べる数が増え、輸送の 際に発生するCO2を減らす

こともできました。

C

orporate

S

ocial

R

esponsibility

2009

「アミノコラーゲン」の容器のお話

アミノコラーゲン

カール

缶を再利用

フィルムの使用量 容器の重さ

紙の使用量 キシリッシュボトル

メルティーキッス 銀座カリー

プチガム

紙とフィルムの使用量

容器素材変更

パーフェクトプラスゼリー CO2の排出量

飲むコラーゲンというコンセプトか ら誕生した「アミノコラーゲン」は、 コラーゲン市場No.1商品です。

REUSE

REDUCE

使

環境を考えた

  パッケージ

紹介

環境を考えた

環境を考えた

  パッケージ

  パッケージ

紹介

紹介

環境を考えた

環境を考えた

  パッケージ

  パッケージ

紹介

紹介

包装技術グループでは環境に配慮し た包装設計を心がけています。例えば お菓子の箱に入っている内袋を共通 の材質・デザインにすれば、他の製品 にも使用できるので無駄な廃棄物を 削減できます。またパッケージを適正 サイズに設計することで、包材使用量 が減り、輸送効率も向上してCO₂排出 量も低減できます。

F&H包装技術グループ

片宗 晃二

以前の容器は、お客さまより 「すりきり計量しにくい」、「取 り出しにくい」とのご指摘が寄 せられていました。これらを受 け、2008年から計量しやす く、取り出しやすい新設計のフ タとスプーンを採用しました。

3R

とは

商品の企画・製造・流通・廃棄までの すべてのプロセスにおいて、資源の 1)Reduce(減らす)、2)Reuse(再び 使う)、3)Recycle(再資源化)を推進 する施策です。循環型社会を構築する ため、企業はもちろん、市民・国家レベル でも3Rの徹底が重要視されています。

VOICE

(7)

フランの箱は菓子で唯一PEFCの認証をうけたフィンランド産の 木材でつくられた紙を使用しています。

環境破壊的な森林伐採による木材や製品の流通を抑えるため の仕組みの森林認証を取得した紙を使用している製品もあり ます。フランの他にホルン、アポロのパッケージに森林認証紙 を使っています。

箱にFSC認証の紙を 使用しています。

アーモンドの外袋に、環境にや さしい水性インキと水性ラミ ネート剤を使用しています。

チェルシーの集積箱は、環境に やさしい水なし印刷で印刷 しています。

箱の印刷には環境にやさしい

ソイインキを使用しています。

パーティー開け をする時、弱い力でも簡単に開 けられるように背貼り部分を工夫しています。

水性インキと水性ラミネート剤

水なし印刷

ユニバーサルデザイン ソイインキ FSC認証

PEFC認証

箱にミシン目を入れてプラスチックトレー を外しやすくしました。

容 器とシー ルを分 別 しやすいように簡単に はがせるシールを使っ ています。

RECYCLE

家庭ゴミを排出する際、紙・シール・プラ スチックなどの 分 別を容 易にするパッ ケージを開発。ゴミの再資源化促進にも 貢献しています。

パッケージの素材や、印刷用インキの選 定から印刷方法にいたるまで、きめ細や かな配慮により、環境負荷の低減に努め ています。

マカダミア 外しやすいトレー

簡単にはがせるシール

環境配慮型印刷

森林認証紙

ローラ・キシリッシュボトル

アーモンド

チェルシー

カール

デプロメール(医療用医薬品) アポロ・ホルン

フラン

●PEFC森林認証プログラム

(Programme for the Endorsement of Forest Certification Schemes)

持続可能な森林管理の促進を目指す国際的な森 林認証プログラム。紙などの木材加工製品のグ リーン購入を行う際の指標となる環境ラベルの ひとつです。

●FSC

(Forest Stewardship Council: 森林管理協議会)

森林管理から木材加工製品の加工・流通までを 管理する国際的な森林認証プログラム。PEFC同 様、紙などの木材加工製品のグリーン購入を行う 際の指標となる環境ラベルのひとつです。

●ソイインキ

大豆油を原料とした印刷用油性インキ。石油由 来のインキと比較して、揮発性有機化合物の発 生が少なく、紙のリサイクルに適しているなど、 環境負荷の低減を達成したインキです。

●水性インキ/水性ラミネート剤

有機溶剤を使用しないインキ、ラミネート剤を採 用することで、安全性の確保と、環境負荷の低減 を実現します。

●水なし印刷

印刷工程で水や有機溶剤を使わない環境配慮型 の印刷方式。有害な廃液や揮発性有機化合物、 CO₂の排出削減が可能です。

●ユニバーサルデザイン

文化・言語・国籍や年齢・性差、障害の有無などに関 わらず、すべての人が自由・公平に使いこなすこと ができるように配慮された製品の設計手法です。

いろいろな商品のパッケージで

エコ活動を行っています。

あまり知られていませんが、明治製菓の製品の箱にはほとんど再生 紙を使っています。木材パルプ100%の紙を使っている製品もあり ますが、フランの箱に森林認証紙を使うなど環境配慮に努めていま す。また、包材の3Rを進めるため軽量化したり材質を変えたりして いますが、品質保持など包材本来の機能を損なわないように気を 配っています。

F&H購買部 材料グループ

安田 篤史

(8)

フード&ヘルスケアカンパニー

お客さまに安全・安心とおいしさをお届けします

社会性報告

私 た ち の 、品 質 へ の 思 い

品   質

 フード&ヘルスケアカンパニーの品質方針−−創業 以来の精神である「買う気でつくれ明治」と食の安全・ 安心に重点を絞った「meijiのロゴは安全・安心マー ク」−−を実現するために、品質保証体制:M−QMS(meiji

Quality Management System)を構築しています。  M−QMSは、品質方針を実現するための厳しい基 準やルール、全員で取り組み実践、チェック、見直し・ 改善から成り立ち、PDCAサイクル※を活用して向上 を図っています。新製品開発からお客さまへ商品を お届けするまでの全ての段階の品質保証が含まれ

ています。

 基準やルールは、それぞれにお客さまの声を反映 させて、食品衛生法・JAS法などの法規類やチョコ レート類の表示に関する公正競争規約などの公正取 引協議会規約類の遵守、ISOやHACCPなどの規格・ 基準類の手法の導入、X線異物検出機などの進歩し た技術・設備の採用などで構築されています。  M−QMSで皆さまに安全・安心でおいしい製品を お届けしています。

薬品カンパニー

安心して使用できる高品質な医薬品・動物用医薬品・農薬をお届けします

 薬品カンパニーでは、患者さん・医療関係者や生産 者の方々が安心して使用できる高品質の製品をお届 けし、副作用発生の未然防止や適正使用に関する情 報の提供による医療の向上や、生産者の方々への貢 献に努めています。

 そのために、「全ては患者さん・消費者の方々のために」 を基本方針とした「明治製菓薬品カンパニー信頼性保証 指針」を定め、製品の信頼性の確保に取り組んでいます。

 医薬品は開発から製造、出荷、副作用情報の収集や 適正使用情報の提供に至るまで、厚生労働省により厳 しい基準が定められていますが、薬品カンパニーでは 各段階で更に厳しい独自の基準を定め、製品の信頼 性向上に努めています。

 また、これらの基準は顧客の声や内部監査の結果 などを反映して定期的に見直し、より良いものへと 改善を続けています。

表示作成は、M−QMSの大切な要素です。表示は、いろいろな法令や規約類で規定されています。 法令や規約を遵守し、かつ、お客さまにわかりやすい表示を作成しなければなりません。私は、明治 製菓の表示基準の作成と新製品の表示確認をはじめとした開発関連の品質保証を担当しています。

F&H品質保証部 増山 潤

M-QMSと表示確認

ロンドの品質保証体制

M−QMS (meijiQuality Management System)

基準・ルール

全員で取り組み実践

新製品開発 原料の採用 表示作成 生 産 物流・販売

原材料 原 薬 製 剤 品質試験 物 流

お客さまの声

(お客様相談センター)

法規類

(食品衛生法、JAS法、不当景 品類及び不当表示防止法等)

公正取引協議会規約類

(チョコレート類の表示に 関する公正競争規約等)

規格・基準類

(ISO、HACCP等) (X線異物検出機等)

技術・設備の進歩 基準・ルール

見直し・改善

基準やルール

チェック

信頼性保証体系図

申 請

ん・

くすり相談室・ 医薬情報担当者

(MR)

副作用情報 市販後調査 ご意見等 探索研究

工業化研究

安全性研究

臨床試験

適正使用情報の 提供

、有

製品品質の確保

ロンドでは、チョコレートやスナック、焼き菓子などたくさんの明治製菓ブ ランド製品を生産しています。また、M−QMSの思想に基づき明治製菓 と同等の品質保証体制を構築しています。

私は、品質保証室で理化学分析や細菌検査を行い、原料や製品の安全・安 心を確保しています。

(株)ロンド 品質保証室 大井 朋子

「くすり」は私たちを病気から守ってくれる強い味方ですが、使い方を誤ると使う人の健康を害することもあ ります。病院の先生や患者さんに安全に使っていただくには、常に情報を提供することが必要です。私たち市 販後安全管理部員は、医療の現場で得られた副作用などの情報を収集・解析し、安全性を評価し、正しく使っ ていただくための情報(適正使用情報)を提供しています。

私たちはこれら情報の収集・評価や提供を通じて、明治の「くすり」を、より安全で安心なものへと育てています。

市販後安全管理部 吉田 晶子

私の勤務するラカバン工場では信頼性の高い設備と明治製菓の品質保 証ポリシーに基づいた製造・品質管理システムを導入し、品質の高い医 薬品の製造に取り組んでいます。

タイの従業員の皆さんも日本と同じ品質保証レベルを確保するため、一 丸となってGMP※や5Sを推進し、最新の医薬品規制・市場からの要望

等について従業員の理解を深めるための教育研修の充実、品質保証ポ リシーの定着に努めています。

Thai Meiji Pharmaceutical Co.,Ltd. Quality assurance Dept. 島添 照正

Do Action

Plan

Check

信頼性保証指針

「全ては患者さん・消費者の方々のために」

継 続 的 改 善

人体薬、飼料添加剤の製剤化を行い 国内外に販売しています 「夢・たのしさ・やすらぎを通じて人々の心豊かな暮らしに貢献する」

をテーマに明治製菓品を主に生産しています。

※PDCAサイクル:「Plan(計画)」「Do(実行)」「Check(点検)」 「Action(改良)」を繰り返し、継続的に改善する手法

「くすり」を安全に使っていただくために

品質への取り組みは世界共通

※GMP:医薬品等の製造・管理及び品質管理の基準。

グループ会社より

グループ会社より

Voice

Voice

関東・東海・大阪工場はISO9001の認証を取得しています。

(9)

 くすり相談室では、医師や薬剤師など医療従事者 から一般の方々に至るまで、幅広いお問い合わせに 的確で迅速にお答えすることを第一の使命とし、お客 さま満足の向上に努めています。

 お客さまから戴いたご意見は、医薬品をより安全

且つ適正にお使いいただけるよう製品の改良のた め、社内にフィードバックしています。

 また、くすり相談室ではEBM(根拠に基づいた医 療)からジェネリック医薬品も含む適切な情報提供体 制を整えています。

お客様相談センター(フード&ヘルスケア)

くすり相談室(薬品)

「お客さま起点」の発想と行動に徹し、「高品質で、安全・安心な商品」を

一般用医薬品・医療用薬品について、根拠に基づきお答えします

【 お客さまの声をもとに改良しました 】

【 お客さまの声をもとに改良しました 】

お客さま

お客さまからいただきました電話・手紙・メー ルによるご意見・ご質問は、お客様相談セン ターが直接対応を行うとともに、その情報を 関連部署に伝えることにより、新たな商品開 発、設備の改善などにつなげています。

商品やサービスへの反映

お客様相談センター

ご質問/ご意見

情報提供 回  答

情報提供

社会性報告

お客さまの気持ちに寄り添うことができるよう、

私たちはお客さまとのコミュニケーションを大切にしています

お 客さまとのコミュニケ ーション

 明治製菓は、お客さまからいただいたご要望に可 能な限りお応えし、お客さま満足の最大化に努めて います。毎年多くの新製品を発売していますが、それ

を支えているのがお客さまの声です。

 お客さまの声を商品に反映させるのも私たちの 使命の一つです。

『明治ミルクチョコレート・28枚入り(他2品種)』 は、食べやすい個包装タイプでご家庭でおいしく手 軽に食べられることを考えたチョコレートです。  お客さまより「外装フィルムのあけくちが透明で、 どこから開ければよいのかわからない」とのご意見を いただきました。そこで、開封しやすくするため、カッ トテープを金色にし、目に付くよう変更しました。 (2009年5月 全国発売)

 『チェルシー袋・季節限定品』は、3種類の味のキャ ンデーを一つの袋に入れた製品です。

 お客さまより『容器に入れかえたら、残っていた他 の季節限定品と一緒になり、袋を見ただけでは何味 が入っているのかわからなくなった』とのご意見をい ただきました。そこで、個包装の一つ一つに「味」の 種類がわかるよう表記するようにしました。

(2009年3月 全国発売)

『アミノコラーゲン』は良質なコラーゲンを継続的 に摂取されるお客さまのための商品です。プレーン タイプを中心に販売していましたが、昨夏、期間限定 の「さわやかレモン味」を発売しました。この商品に対 してお客さまより「どこで買えますか?」・「おいしいの でまた発売して欲しい。」とのご意見を多数いただき ました。そこで、新たに柑橘系の「お湯であったかお いしい はちみつレモン味」を冬の限定商品として 発売することができました。

 お客さまの声をヒントに新商品のアイデアを練り、 社内への提案活動を行っています。

 お客さまからいただきましたご意見をもとに当セ ンター員一人一人が新商品アイデア(商品名・コンセ プト・デザインなど)を考えています。

 枠にとらわれない自由な提案が、社内でも注目さ れています。

 『ツロブテロー ルテープ 「HMT」』は、明治製菓の代表 的なジェネリック医薬品の一つ ですが、製品を透明のテープ で束ねているため「製品と区 別がつきにくく不便」という お声をいただき、緑色のテープ 包装に変更しました。

お 問 い 合 わ せフォー ム

「 わからない! 」

「 おいしいのでまた飲みたい! 」

明治製菓ホームページからは製品以外のお問い合わせにもお答えしています。

URLhttp://www.meiji.co.jp/inquiry/index.html

「 お客さまに分かりやすく! 」

経営トップ/工場/商品企画

相談センター発の商品アイデア

 お客様相談センターには、菓子事業・健康事業で取 り扱う商品(主要商品で500種類以上)に対し、商品 の味・形・原料・使用方法・販売店のお問い合わせなど、 年間約6万件を超えるお客さまの声が寄せられます。 明治グループ理念として「お客さまの気持ち」に寄り 添い、日々の「生活充実」に貢献するとの願いがあり ます。当センターでは、お客さまの声をさまざまな角 度から分析し、各部署に直接、あるいは定期的に開催 しているCS※会議等で情報の共有化を図り、商品・

サービスの向上によってお客さまの生活がより良い ものになることを願いお客さまのサポートをしています。

 お客さまへの対応を通じて当社商品を「安心して」 お召し上がりいただくことへのお手伝いをすることも 重要な責務です。当センターでは、お客さまのお問い 合わせに、誠実・迅速かつ的確に回答するための体制 整備に努め、お客さまの信頼にお応えできるよう努力 しています。また、各職場より研修希望者を募り、当 センターにおける数週間の研修を実施しています。 毎年約10名の研修修了者はそれぞれの職場において 研修で学んだことを広め、「お客さま起点」の発想と 行動につなげています。

※CS:カスタマー・サティスファクション。商品に対するお客さまのご満足度

【 一般用医薬品 】 【 医療用薬品 】

 『イソジンうがい薬500mL』は、大容量のお得な タイプの商品でしたが、お客さまより「うがい薬を コップに出す際にはねてしまう」というお問い合わせ をいただき、はねな

いようにご使用いた だけるようポンプの 適正な使い方を容 器に記載しました。

(10)

適 時 適 切 な 情 報 開 示を行 います

情   報

 明治製菓グループでは、お客さまをはじめとするすべてのステークホルダーに会社の状況を正しく理解して いただくことが重要であると考え、2005年4月に明治製菓グループ「ディスクロージャー・ポリシー」を制定し ました。「金融商品取引法」やその他の法令などを遵守し、これらに定められた当社グループの重要会社情報だ けでなく、ステークホルダーに対して有用と判断した情報についても、報道機関およびホームページを通じて 幅広く適時適切に開示することを基本方針としています。

カカオ生 産 国との パ ートナ ーシップ

機密情報・個人情報保護への対応

 明治製菓は、業務上知りえた機密情報はもとより、お 客さまなどに関する個人情報についても、その重要性 や保護の必要性を理解し適切に取り扱っています。  これらは日頃から繰返し啓蒙・強化・徹底に取り組 むことが重要であると考え、「情報管理委員会」が中 心となり、社員就業規程をはじめ情報管理に関係す る諸規定の強化・見直し、社員の啓蒙と具体的な手順 書に基づく情報ツールの適切な利用の徹底、コン ピュータやプリンタなど情報システムツールに対す る情報漏洩防止のためのセキュリティ面の強化・見直 しなど、考えられる取り組みをすべて進めることで、

全社のセキュリティレベルを高めています。

 特に個人情報の保護については、お客さまの大切 な個人情報を適切かつ安全に取り扱うため、「個人情 報の保護に関する法律」に基づき「個人情報保護規

程」を制定し全社で取り組んでいます。主な考え方は 以下のとおりです。

 ① 利用目的の明確化  ② 適正な方法での取得  ③ 正確かつ最新の内容の維持  ④ 安全管理措置の実施  ⑤ 第三者への提供の禁止

 ⑥ 苦情・相談・請求への適切な対応

 また、「ホームページ」※に利用目的や開示・訂正・削

除請求などの具体的な方法を掲載するとともに、お客 さま窓口として「個人情報相談ダイヤル」を設置し、個人 情報に関するご指摘・相談に適切に対応しています。  WCF(World Cocoa Foundation):世界カカオ財

団は2000年に設立された米国ワシントンに本部を 置くNPOで、産地の経済的・社会的発展や環境保護を 通じ、持続可能なカカオ経済を促進することをミッショ ンとしています。現在は、世界各国のカカオ関連企業 60社がメンバーであり、明治製菓もその趣旨に賛同 し2006年に加盟、活動を支援しています。

 活動は、カカオ農家の支援が中心で、西アフリカ・中 南米・東南アジアに於ける生産国の政府や研究機関、 各種団体と連携・協力し、各地

の実情に合った形で行われて います。栽培∼生産技術指 導・農業教育・教員育成・衛生 指導・環境保護など多岐に亘 る活動により、農家自らが力 をつけていくことを促進して

いるのです。例えば、カカオ農家の人々を対象とした スクールを開講し、栽培技術の指導をした結果、収穫 量を増やし、品質を高めることなどで、農家の収入を 15∼55%増やすことができたと報告されています。  2008年5月にカカオ生産国であるエクアドルにて 開催されたパートナーシップ会議では、同国のカカオ 豆の重要性や品質特長、或いは今後の課題などにつ いて当社より発表を行い、活発な議論が交わされ、大 いに相互理解を深めることができました。

社会性報告

 明治製菓は、日本チョコレート・ココア協会を通じた技術支援や情報交換など、ガーナ・エクアドル・ベネズエラ などカカオ生産国とのパートナーシップを強化する活動を行っています。また、2006年のWCFへの加盟以 来、その支援活動にも積極的に関わっています。

 当社はWCF加盟以来、代表のビル・ガイトン氏を 毎年本社に招き、佐藤社長はじめボードメンバーへ の活動報告会を開催しており、活動への理解を深め るとともに、カカオ経済に関する最新情報を得る貴

重な機会となっています。

 また、昨年は報告会の後に、ガイトン氏を囲んでの 座談会も開催し、自由な意見交換をする中、双方の 理解をより深めることができました。

WCF代表ビル・ガイトン氏を招いて

WCF主催による二回目の生産国ツアーが2008年5月 に行われ、2007年のガーナ・ツアーと同様に、農園から 輸出港に至るサプライチェーンを辿ってきました。 栽培や加工、流通の状況、あるいは、WCFによる支援 活動の現場を自らの目で確認し、現地の人々との意 見交換なども行うなど、生産者とユーザーの相互理 解を深めることが出来ました。

今回のツアーは、WCFの支援がエクアドルに於いて も大いに役立っていることだけでなく、人々が自国の カカオに対して大いに誇りを持っていることを実感さ せてくれる貴重な経験となりました。

2007年にガーナに植えた苗木が 大きく成長しています。数年後の収 穫が今から楽しみです。

「エクアドル・カカオ・ツアー」に参加

Report Topics

300名参加のパートナーシップ会議でスピーチを行いました WCF代表ビル・ガイトン氏とエクアドルにて

エクアドル産 カカオポッド

カカオ樹の剪定の必要性を訴える寸劇

ガーナで植樹後

1.5年経過したカカオ樹 F&H生産技術部 土居 恵規

1.5年前のカカオ樹

WCFを通じた支援活動

※URL: http://www.meiji.co.jp/privacy/protection

 明治製菓では、2003年1月に「企業 行動憲章」を制定し、右記の体制図を基 盤にグループ会社を含めた全事業所で コンプライアンスの推進活動に取り組 んできましたが、2009年4月より「明治 グループ」として新たな「企業行動憲章」 を掲げ、従業員一人ひとりが高い倫理観 をもって行動するためのよりどころとし ています。(P5∼6参照)

 おいしい・楽しいチョコレートをお客さまに提供するだけでなく、こうした具体的な活動を通じて、カカオ生産 国との絆を強めていきます。

弁護士

グループ会社も これに準じた体制を 整えています。

コンプライアンス 相談窓口

社  長

CSR委員会

コンプライアンス委員長 CSR推進室

推進責任者

実践リーダー

従業員 コンプライアンス委員会

コンプライアンス・ ホットライン

コンプライアンス推進体制図

「透明・健全で、社会から信頼される企業」であり続けるために

コンプライ

アンス

 企業は地球環境や社会・市場という土壌の上に成り立っています。それらとの良好な関係なくして企業は存 続し得ません。その意味で、透明性の確保や倫理に基づく健全経営の遂行は欠くべからざる責務です。私たち は、社会から厚く信頼されている企業であり続けるために、最大限の努力を惜しみません。

(11)

社会性報告

あらゆる「リスク」へ の 対 応 策を整 備して います

リスク マネジメント

 明治製菓では、製品・環境・取引や提携・コンプライアンス・情報・災害等の10種類の外的要因のリスクについ て検討し、通常時のリスク管理や緊急事態発生時のためのマニュアルを整備しています。実際に緊急事態が発 生した場合には「エスカレーションルール(発動基準)」に則り、リスクのレベルに応じて「緊急対策本部」・「全社 危機管理会議」を設置し、クライシス対応マニュアルに応じた原因究明・二次災害の防止・対策の検討・外部への 情報開示など適切な対応が取れる体制を整えています。

 全事業所で災害に備えた整備を行いました。(図1) また、定期的に防災訓練・防火訓練を実施し、災害時に 通信手段が途絶えたときの対応策として、工場・研究所 などの主要事業所には衛星携帯電話を設置しています。

災害対策

リスクマネジメント体制

本社ビル屋上で実施した消火訓練の様子

●緊急時連絡体制の整備 ●緊急連絡カードの常時携帯

●安否確認システムの導入☆(右記参照)

●「防災の手引き」の策定

●帰宅が困難と思われる従業員の3日分の  非常食等の備蓄

 不測の事態に備えて全社で組織横断的に対応できるリスクマネジメント体制を構築することは、リスクを未然 に防止するためや、起きたリスクを最小限に留めるためにも、企業に欠かせない責任だと考えています。

緊急連絡カード

明治製菓のコンプライアンスマインドの素

 従業員のコンプライアンス意識の向上と浸透の 役割を担う「コンプライアンス実践リーダー」を各 事業所に配置しています。実践リーダーは、「CSR5 分講座」を通じて職場での話し合いや意見交換の場 を作り、コンプライアンス啓発ツールの普及や、部 下・後輩の相談役としてより良い雰囲気作りに努め ています。

「コンプライアンス実践リーダー」の配置

 明治製菓は、社員外従業員やグループ会社でもコンプライアンスの啓発活動を積極的に実施しています。それ ぞれの企業ごとに行動憲章・コンプライアンス委員会・コンプライアンス担当役員・相談窓口を整備しており、毎年 明治製菓とグループ会社全体での「グループ会社コンプライアンス委員会」を開催し、情報共有を行っています。

 明治製菓では、パート・アルバイト・派遣社員・嘱託 社員のコンプライアンス教育を積極的に推進して います。「CSR5分講座」だけでなく、パート・アルバ イト・派遣社員・嘱託社員のための学習ツールとして 書籍「実践!コンプライアンス」をそれぞれの事業 所で活用しています。

「CSR5分講座」の実施

コンプライアンス意識調査アンケート

海外グループ会社の従業員研修  コンプライアンスの浸透度・実践度等を確認する ために、2004年より明治製菓の全従業員(役員・ 社員・パート・アルバイト・派遣社員・嘱託社員)を対 象に「コンプライアンス意識調査アンケート」を実 施してきました。

 毎年コンプライアンス意識は着実に向上してお り、明治製菓のコンプライアンスの基盤が強化され てきました。

 2008年度は、国内グループ会社を対象に意識 調査アンケートを実施し、各社の取り組みを確認し ました。この結果を踏まえ、今後研修を充実させて いきます。

 海外で医薬品の製造・販売を行っているグループ 会社の従業員に、明治製菓のコンプライアンスマイ ンドについての研修を実施しました。日本と同様の高 い倫理観をもって企業活動が行えるよう、今後も海 外グループ会社のコンプライアンス意識の定着を実 践していきます。

社員外従業員のコンプライアンス  「コンプライアンス実践リーダー」のスキルアップ のため、2008年より本社・支店・研究所・工場の実 践リーダーを対象に、8回にわたり研修を実施しま した。

 コンプライアンスに関わる研修については、新入 社員研修・新任管理職研修等の階層別研修でも随 時実施しています。

 身近な事例でコンプライアンスをはじめとした CSRに関わるテーマについて、イラストを使い、月に 1回各職場で意見交換を行っています。

 この「CSR5分講座」の中では、コンプライアンス を動画で学べる教材も活用

し、企業人としての良識を 学習しています。

 明治製菓グループで取 り組むことにより、従業員

一人ひとりの意識の啓発 に努めています。 コンプライアンス実践リーダー研修

工場でのコンプライアンス実践リーダー研修の様子

 新型インフルエンザによるパンデミック(世界的大流行)に備えた対応策を策定しています。また、「海外駐 在員行動基準」や「個人家庭向けのガイドライン」を周知し、イントラネットを通じて従業員の新型インフルエン ザへの理解の促進を図っています。

新型インフルエンザ対策 AED(自動体外式除細動器)の設置

 全ての工場・研究所・主要事 業所にAEDを設置していま す。従業員はもとより、来客や 近隣の住民の緊急時に備えて います。

海外安全

 海外に出張・赴任する従業員が随時 安全情報を共有できるよう、国外のテ ロ・リスク情報を収集し、イントラネット を通じて社内に周知しています。

本社玄関に設置のAED

図1 災害時のための対策

(12)

人事制度

社会性報告

お互いの個性を大切にし、意欲・能力を最大限に発揮します

 明治製菓では、多様化するワークスタイルに応じ、 仕事と家庭生活の両立に向け、バランスある支援の 実現を図っています。

 具体的には「出産育児連続休職制度」「育児のため の勤務時間の短縮」などの法定を上回る制度を整備 し、ここ数年女性の育児休職制度の利用状況は90%

を超える状況となっています。

 また、2005年4月に施行された次世代育成支援 対策推進法への対応として、第1回行動計画を策定 し、新たに男性の育児休職を意識した制度の部分改 訂を行うなど、積極的な対応を図り、2007年4月に 東京労働局より、次世代認定マーク(愛称 くるみん ) を取得しました。現在は外部の講師を招いて「ワーク・ ライフ・バランス」に関する講演会を行うなど第2回 行動計画を積極的に進めています。

 さらに、女性活用の面では、研究・開発、営業、企画・ 管理部門など様々な現場に女性社員を配置していま すが、数多くの活躍例が報告され、特に研究・開発や MRの分野では、女性社員の比率を年々高めており、

高い業績を上げるな どの 好 事 例が年 々 増加しています。こ れとあわせて、女性 を対象とする研修も 実施しており、時代 の要請に応えたさら なる展開を図ってい きます。

ワークスタイル支援

 明治製菓では、皆が「やろうじゃないか」という気にな る、明治製菓らしい成果中心主義の人事制度を定め、 『強くて、おもしろい会社』を実現しようとしています。

 この人事制度において、一人ひとりが自らの仕事レ ベルをしっかりと自覚し、その上でよりチャレンジ性に 富んだ仕事に挑戦し、仕事を通じて能力を高める とい

うサイクルをまわすことにより、社員の「成長」と「働き がい」を実現することを目指しています。

 そして、このサイクルを繰り返すことで個人が成長 し、その総和により明治製菓をもまた成長を続けてい くことを目指しています。

障がい者雇用の取り組み

 明治製菓では、障がい者雇用を企業の社会的責任 として重く受け止め、法定雇用率の常時達成をはじ めとし、障がい者の適職開発、継続勤務が可能な就 業環境の整備、ハローワーク等公的機関に加えて民 間人材派遣会社とも提携し、人材開発を基本方針と して取り組みを進めています。

 例えば、F&Hの工場においては、設備面で工場内 の床の滑り止めの設置、車椅子用スロープの設置、 障がい者が扱いやすい作業台の新設・専用エレベー ターやトイレの設置・専用駐車スペースの確保などを 行いました。また、バリアフリー対応を充実させ、障が いのある方も快適に工場見学ができるようになりま した。

 職場では、職場適応助言者(ジョブコーチ)の指導 を得て、職場定着に努めており、特に知的障がい者に

ついては、仕事や職場生活の指導を行う業務遂行援 助者を選任して対応し、明るい職場を目指して積極 的にコミュニケーションをとるよう心がけています。  明治製菓は、今後もさらに障がいのある方の人材 開発を推進していきます。

ワーク・ライフ ・バランス

障がい者用エレベーター トイレ

 複雑化する社会生活に対応し、メンタルヘルスケ アの充実に取り組んでいます。全国レベルで産業医・ カウンセラーとの個人相談窓口の常設、外部機関を 利用した電話相談の設置、専門家による講演会の開 催、管理者に対するメンタルヘルスに関する研修実 施など、活力ある職場作りに役立つ情報提供・啓発・ 指導を積極的に行っています。

メンタルヘルスケア

産業医 上原誉志夫

ワーク・ライフ・バランスの講演会を実施

安全衛生管理体制

 明治製菓の安全衛生管理は、人間尊重の基盤に 立って、安全衛生関連の法令の遵守を徹底するとと もに、さらに創意工夫を加え、オフィス・製造現場・ 営業現場におけるそれぞれの安全衛生を追求し、 全社的に活動を行っています。

 安全衛生の管理体制としては、中央安全衛生委員 会(労働安全部会・労働衛生部会・交通安全部会の三 部会で構成)を中心とし、そこで策定された全社的な 安全衛生の活動方針・目標を、各地区の安全衛生委 員会が具体的に展開しています。発生した労働災害、 交通災害については、毎月集約し、イントラネットで 公開することにより、類似災害の再発防止に努めて います。

2003 2004

100万時間当たりの労働災害の発生件数 ※休業1日以上及び身体の一部 または機能を失うもの

2005 2006 2007 2008 (年度) 1.78 1.85

1.95 1.90

1.02 0.98 0.99 1.01

0.36

0.62

0.22 0.0

0.5 1.0 1.5 2.0

全国製造業の平均 全国全産業の平均

明治製菓

0.00

1.12

0.52 1.09 1.83

1.75

労働災害発生件数の推移比較

妻が妊娠し出産予定日が長男の夏休み中になることが判明してから、育児休職制度を利用させて頂こう と思いました。大変ありがたいことに上司より快諾を得られ、職場の方々にもご理解頂き、4日間(土日含 めて6日間)の休暇を取得させて頂くことができました。

生まれた子供の世話や日常の家事などをすることができ、妻も適度に休めたようです。なにより幼稚園に 通う長男を1人ぼっちにさせないことができたことから家族の絆にとって貴重な休暇だったと思います。

薬品国際事業本部 佐久間 圭

育児休暇で家族の絆

Voice

(13)

食育活動

社会性報告

「食育」をはじめとし、さまざまな支援活動を行っています

社会貢献活動

 明治製菓のザバス スポーツ&ニュートリション・ ラボ(SNラボ)では、サッカー・野球・ランニングなどあ らゆる分野でスポーツ栄養の啓発・栄養指導を行って います。国際大会などにおいても、様々な競技の日 本代表選手の栄養指導を行ってきました。SNラボの

スタッフは、トップクラスの競技選手の栄養面をサ

ポートするかたわら、学術講演会や一般のスポーツ 選手向け栄養セミナーを全国で開催し、広くスポー ツ栄養の知識の啓発をしていくことで日本スポーツ

スポーツ&ニュートリション・ラボ

その他の活動

アーモンドで藤枝市の町おこし

IFMSA-Japan(国際医学生連盟)の支援

株主優待品のご寄贈

お店も子どもたちも楽しい雰囲気に

 2009年2月21日、アーモンド植樹式が静岡県藤枝市葉梨の里 山で開催されました。これはアーモンドを藤枝市の名物にし、町を 活性化する活動の一環で、藤枝市にある東海工場が300本のアー モンドの苗木を寄贈しました。アーモンドの花は桜に似ていること から、景観にもふさわしいようです。

関東工場にてチョコレートの製造工程を学習

アーモンド植樹の様子

 明治製菓は、IFMSA※の主催する「ACTION」プロ

ジェクトを支援しています。2008年8月17日∼23 日に、世界各国の災害支援の現場で指導的立場にた てる医療人を育成することを目的に、フィリピンで緊 急災害支援を想定した公衆衛生知識や、避難民への

対応ノウハウのトレーニングが実施されました。  今回のプロジェクトに参加した学生さんは、危機意 識を高めることに繋がり、ここで得た知識や情報を自 国の医療系学生に還元する債務を負ったと語ってく ださいました。

 株主さまのご意思により、優待品を福祉団体へ寄 贈しています。全国の障がいのある児童を中心とし た支援団体等116団体へ寄贈しました。

 (1,213名の株主様の寄贈分と同額相当分を弊 社がプラスし、合計712万円相当分を寄贈)

労使共同で「エコキャップ」活動

 ペットボトルのキャップを外す行為により、「ペットボ

トル本体の再資源化率を高める」とともに「リサイクル から得た売却益でワクチンを購入し、世界の子どもた

ちの命を救う」ことを目的としたNPO法人エコキャッ プ推進協会の活動に賛同し、関東工場・東海工場にて 労使共同で「エコキャップ」活動に取り組んでいます。

 2008年5月12日に発生した中国四川大地震では、菓子(チョコレート等)・薬品(抗生物質等)および義援

金、総額14,054万円相当の支援を実施しました。

中国四川大地震による災害支援

さらに、明治製菓グループでは、地域社会の活性化に役立つ活動に対して、 それぞれの事業所で支援活動を実施しています。

トリアージトレーニング等の様子

GK(貧困・災害など様々な理由で家を失った人々に 家を提供するための地域)を見学

※IFMSA:(International Federation of Medical Students Associations国際医学生連盟)。世界105カ国100万人以上の医学生を代表する国連NGO団体。 

※2009年度は、明治ホールディングス株式会社にて継続して実施する予定です。

界の発展に寄与しています。また、子どもたちの食 育、そして高齢者のカラダづくりの啓発も視野に入 れ、スポーツ栄養のノウハウの充実を図っています。

栄養サポートの様子

 2009年1月∼2月出荷分のミルクチョコレートの

売上の一部を国連UNHCR協会※へ寄附しました。

チョコレートの裏面でこの取り組みを紹介し、合計 10,059,780円がアフリカの難民の子どもたちの栄養

改善プログラムに役立てられています。

 NPOと連携を取りながら、春休みに小学生を持つ 親子を対象とした「きのこたけのこ里山学校」を開催 しました。東西2箇所で23組48名に参加いただき、

自然とのふれあいを体験しました。

チョコレートで応援します

寄附の様子 ミルク

チョコレートの 裏面でPR

森の中に隠された「人工物」を探しました 皆でアウトドアクッキング

ミルクチョコレートの売上の一部を社会のために役立てていく取り組みを始めました。 2008年度の2つの取り組みを紹介します。

 お店のスペースをお借りして、「カールおじさんと

ピカチュウがお菓子の工場を冒険する物語」を全国 192箇所でイベント開催しました。イベントはゲーム ありプレゼントありの盛りだくさんな内容で、参加 いただいた方に食育の内容を盛り込んだ『お菓子 の おはなし』と

いう小冊子を配 布しました 。本 年は約2万人の お客さまが参加 されました。

工場見学で商品の製造過程を学習

 明治製菓グループは、事業所・グループ会社で工場 見学の受け入れを実施しています。フード&ヘルス ケアカンパニーの3工場(関東・東海・大阪)は、主に 小中学校の生徒を対象とした見学で、年間約5万人 が見学に来られます。薬品工場では衛生面を考慮の 上、見学可能な過

程を吟味し、公開 しています。

ありがとうキャラバン

参照

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