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PDFファイルを開きます。第2四半期決算説明会(2016年11月30日開催) 決算・経営計画説明会資料 北海道電力

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(1)

2016

11

30

北海道電力株式会社

2017

3

月期

2

四半期

(2)

・泊発電所の再稼働に向けた取り組み

・・・

3

・現下の経営環境を踏まえた対応

・・・

9

・域外での電力販売の開始・発電事業への参画

・・・

11

・さらなる安全性向上の取り組み

・・・

12

・将来の安定供給を支える発電・流通設備の構築

・・・

13

・地球温暖化問題への対応

・・・

14

・配

・・・

15

・決

2017

3

月期第2四半期決算

・・・

17

2017

3

月期

見通し

・・・

29

(3)

○原子力規制委員会による新規制基準への適合性審査は、地震・津波関連について、基準地震動に

加え、基準津波や火山に関する当社説明内容について概ねご了解いただいている。

現在、これまでの審査における議論や現地調査(本年10月末実施)におけるご指摘を踏まえ、

適合性の確認を早期に得られるよう真摯に対応している。

○プラント設備関連については、本年7月に約1年10ヵ月ぶりに審査が再開。10月末の審査会合では、 これまでの審査における未回答の指摘事項や現地調査(本年9月上旬実施)におけるコメント、 とりまとめに時間を要している事案等について、ご説明させていただいた。

○安全対策工事については、当初計画していた工事は概ね完了。基準地震動見直しに伴う耐震補強 工事などについても、一日も早い完成を目指し鋭意実施中。

泊発電所3号機 泊発電所1・2号機

申請時期 2013年7月 2013年7月/2014年3月(補正)

審査会合の

開催状況

84回 48回

○基準地震動は昨年12月に概ね了解いただいた。

○現在、これまでの審査における議論や現地調査におけるご指摘 などを踏まえ、さらに説明が必要な事項について鋭意対応中。

○プラント影響評価を除き、泊3号機と

合わせて審査中

【適合性審査への対応状況】

対策 主な設備 泊発電所3号機 泊発電所1・2号機

新規制基準 施行時点で 計画していた 安全対策工事

燃料損傷防止対策設備、原子炉格納容器破損防止対策設備、

防潮堤、緊急時対策所等 防潮堤は完成、緊急時対策所は使用を開始その他も機器本体の搬入や据付け迄ほぼ完了

特定重大事故等対処施設

貯水設備、重大事故時用ポンプ、重大事故時

用発電機、フィルタ付ベント、緊急時制御室 実施中

適合性審査を 踏まえて 追加・変更し

た主な工事

原子炉格納容器スプレイ配管の2重化 配管追加据付は

概ね完了 工事不要

竜巻対策工事、内部火災対策工事、内部溢水対策工事 等 追加・変更が生じる可能性はあるが、早期の工事完了を目指し全力で取り組んでいる

【安全対策工事の進捗状況】

(4)

泊発電所の再稼働に向けた取り組み

適合性審査の状況

○適合性審査において、原子力規制委員会から「審査は大詰め」とのコメントをいただいており、

残る検討課題は絞られてきている。残る主な課題は、以下の3点。

○地震・津波関連においては、「①積丹半島西岸の海岸地形の成り立ち」について、原子力規制委員

会による現地調査などを踏まえ、当社の説明性をさらに高める取り組みが求められている。

○プラント設備関連においては、「②津波により防波堤が損傷した場合の発電所設備への影響評価」、 「③地震による防潮堤地盤の液状化の影響評価」について、審査会合における当社説明に対し、

「多岐にわたる検討が必要」などのコメントをいただいている。

○これら課題については、できるだけ早く原子力規制委員会の理解を得て、原子炉設置変更許可申請 に係る補正申請を行えるよう、総力を挙げて取り組んでいる。

項 目 主な課題 ポイント 対応

地震・津波関連

①積丹半島西岸の海岸地形の

成り立ち 「地震性隆起ではない」との当社評価の説明性を更に高めるため、

地震性隆起が認められる他地域と の違いを明確にすること。

地震性隆起が認められる 他地域のデータを拡充し、 積丹半島西岸との比較を できるだけ早く説明する。

[主な審査項目]

プラント設備関連

②津波により防波堤が損傷し た場合の発電所設備への 影響評価

防波堤が損傷した場合の発電所設 備への影響などについて、より詳 細に確認すること。

解析的評価や水理模型実 験等によって、波及的影 響がないことを年明けに は説明する。

③地震による防潮堤地盤の液

状化の影響評価 地震による防潮堤(盛土区間)の地盤の液状化などについて、複数

の手法で妥当性を説明すること。

(5)

泊発電所の再稼働に向けた取り組み

課題①

○「積丹半島西岸の海岸地形の成り立ち」については、7月1日の現地調査において「地震性隆起によ

るものではない」という当社評価の説明性をさらに高めるよう、原子力規制委員会から指摘があった。

○10月末の現地調査では、「地震性隆起を示すものは確認されなかったが、当社説明の妥当性を高め

るため、地震性隆起との相違点を示すデータの拡充を図ること」などのコメントをいただいた。 ○現在、他地域のデータ拡充や積丹半島西岸との比較評価を行っており、説明性を高めていくととも

に、できるだけ早くヒアリングや審査会合の場で説明していく。

※積丹半島の海岸地形に関する当社のこれまでの検討事項

①積丹半島の形成に関する検討

②積丹半島の段丘分布高度に関する検討 ③積丹半島の海岸地形分布高度に関する検討 ④積丹半島西岸近傍海域の地質構造等に関する検討 ⑤積丹半島の隆起要因に関する検討

⑥敷地近傍陸域の地質・地質構造に関する検討、敷地周辺の活断層調査など

波食棚 ラ ンパート

ラ ンプ 積丹半島西岸の海岸地形

10月末の現地調査の様子

[ 当社の調査範囲 ]

泊発電所 積丹半島

岩内平野

①,⑤ ②

積丹半島の海岸地形は、地震性隆起によるものではなく、潮位変化や波浪時の波食、風化 作用により形成されたものであり、敷地および敷地近傍を含む積丹半島西岸には、後期更 新世以降の活動を考慮する活構造(震源として考慮すべき活断層)は認められない。

(6)

泊発電所の再稼働に向けた取り組み

課題②

<津波により防波堤が損傷した場合の発電所設備への影響評価>

○ 泊発電所では、平常時の復水器に必要な安定した冷却水の取水などを目的に港内の静穏度を確保す

るため、敷地前面の海域に防波堤(北・南防波堤、ケーソン式混成堤)を設置している。

○ 基準地震動・基準津波の見直しに伴う防波堤への影響については、これまで課題の抽出等を行い検

討を進めてきたが、審査会合等において「防波堤が損傷した場合の影響などについても、津波影響評 価全般に対してより安全側の評価になることを説明すること」などのコメントをいただいたことか ら、解析的評価および水理模型実験等の検討を行い、発電所設備への波及的影響がないことを年明 けには説明していく。

[泊発電所 防波堤の概略]

構 造

ケ ーソン 天 端高(m)

延 長 (m) 北 防波堤 ケ ーソン 式混成 堤 T.P.+4.5 422

南 防波堤 ケ ーソン 式混成 堤 T.P.+3.5 340 北防波堤標準断面図

(7)

・A-A断面(入力津波の設定資料で 使用した図)の埋立土の色を次頁と

同じ色にしてほしい。地下水以上,

以下で分けない。

・捨石傾斜堤も地下水以上,以下で

分けないで,色を濃くしてほしい。

防潮堤

埋 立 土

砂層

捨石 傾斜堤

消波工

岩 盤

鋼管杭

T.P.+10.0m T.P.+16.5m

T.P.+5.5m

[A-A断面図]

泊発電所の再稼働に向けた取り組み

課題③

<地震による防潮堤地盤の液状化の影響評価>

○防潮堤(盛土区間)下部の地盤(埋立土)には、発電所造成時の掘削岩砕を使用しており、その

粒度分布から、国土交通省による技術基準(道路橋示方書※)に基づき液状化の判定は不要と評価

していた。

○これまでの審査会合等において、「防潮堤下部の液状化などについて、複数の手法で妥当性を説 明すること」などのコメントをいただいたことから、埋立土の性状データを拡充するため、追加 地質調査及び室内試験を実施しており、今後、埋立土の液状化に関する評価、防潮堤への影響に

ついて、速やかに説明する。 ※国土交通省が定める橋や高架の道路等に関する技術基準

(8)

泊発電所の再稼働に向けた取り組み

工程イメージ

○再稼働に向け、原子炉設置変更許可の補正申請を速やかに行うことができるよう、全社的な応援体制を組んで おり、他プラントの先行事例を最大限活用し、工程の短縮を目指す。

○泊発電所の安全性向上の取り組みや再稼働の必要性などについてご理解いただくことを目的とした「説明会」

について、4月中旬以降9月中旬にかけて開催。(開催箇所:後志管内20市町村および札幌市)

○泊発電所を対象とした国の原子力防災訓練が今月13・14日に開催され、当社は原子力事業者として、事故収束

のための訓練や関係機関への連絡などの訓練を行うとともに、オフサイトにおいては北海道や地元自治体の訓 練に協力。

これまでの動き 今後の予定(イメージ)

新規制基準

適合性審査

原 子変 炉更 設許 置可

工画 事認 計可

保定 安認 規可

泊発電所

理解活動

防災訓練

安全対策工事 審査対応

補正書作成

審査

現在

審査書案 作成

パブリックコメント 許可手続き

許可

新たな基準地震動による耐震性の評価など

補正書提出

審査

認可

認可

補正書提出

審査

使用前検査

※2

起動操作 試運転

再稼働(発電再開) 申請

(2013年7月)

申請(2013年7月)

申請(2013年7月)

補正書提出

※1

※1設備の設計のもとになる基準地震動や基準 津波などに関する審査会合での指摘を踏まえ、 変更・追加した内容を補正書として提出。

※2認可を受けた工事計画どおり に工事が行われているかなど について、国が確認。

基準地震動概ね了解

<説明会を含む>

(9)

現下の経営環境を踏まえた対応

全体概要

○当社管内における契約切り替えの動向は、今春から自由化が開始となった低圧部門に加え、

高圧・特別高圧部門ともに高い水準で推移。

○現下の経営環境およびこの先の競争環境を踏まえ、今春公表の2016年度経営計画における、 組織・事業運営体制の検討および競争を勝ち抜くための販売活動の展開について、取り組みを加

速化。 「スリムで強靭な業務運営・組織体制の再構築」、「競争の進展への的確な対応」を早期に

実現することで、収支改善および財務基盤の強化を図る。

経営計画の一部取り組みを加速化

経営の早期安定化に向けた取り組み

泊発電所の早期再稼働と安全性向上に向けた取り組み

収支改善・財務基盤の強化

収益拡大に資する成長戦略の展開

競争を勝ち抜くための販売活動の展開

さらなる成長に向けた事業領域の拡大

事業基盤の強化に向けた取り組み

将来の安定供給を支える発電・流通設備の構築

法的分離に向けた組織・事業運営体制の検討

新たな課題に対応可能な人材の育成・確保

地域・社会との共生

○今春公表の2016年度経営計画は、当初、今後3ヵ年

の取り組みとして計画。

○現下の経営状況、この先の競争環境を踏まえ、まずは

上記2項目について取り組みを加速化することにより、

「収支改善および財務基盤の強化」を図る。

2016

総合エネルギー企業への礎を築くための3ヵ年計画[2016~2018]

加速化 スリムで強靭な業務運営・

組織体制の再構築

競争の進展への的確な対応

加速化

実現

着実に推進

姿

(10)

現下の経営環境を踏まえた対応

加速化する取り組み

○スリムで強靭な業務運営・組織体制の再構築

○競争の進展への的確な対応

※4月以降のこれまでの取り組み。

・新料金メニューとして、4月よりeタイム3〔S〕プラン7月よりeタイム3〔M〕プランを用意。 ・新たな会員サービスとして、6月から会員制Webサービス“ほくでんエネモール”を開始。

また、10月からは会員拡大に向け、“エネともキャンペーン”を実施中。

グループ各社の再編を含めた役割分担の見直し

本社とグループ会社間の業務・役割の大幅な見直し、等

安定供給を前提とした業務運営体制効率化

(販管費の合理化)の加速化

厳しい経営環境を踏まえ、法的分離を 見据えた、業務見直し・集中化による 要員効率化の推進、等

特別高圧・高圧分野のお客さま

契約奪還・切替阻止に向けた強力な営業活動の展開、最適なメニューの提案等

低圧分野のお客さま

(11)

域外での電力販売の開始・発電事業への参画

2016 2020

販 売 体 制

➢首都圏エリアでの電力販売

[特別高圧・高圧分野を対象]

電 源 確 保

北海道外で調達

➢相馬港天然ガス火力発電事業 [10万kW程度]

泊再稼働後の自社電源の活用

11月開始

(年度)

春商業運転開始

※低圧分野については今後の競争状況などを踏まえ検討

道内の安定供給を前提とした供給余力の活用

○競争環境下においても、責任あるエネルギー供給の担い手として北海道の持続的発展を支えていく ことを前提に、総合エネルギー企業としてのさらなる成長に向けた「事業領域拡大」の一環として、 先月、「首都圏エリアでの電力販売の開始」、「福島県・相馬港における天然ガス火力発電事業へ の参画」を公表。

○首都圏エリアでの電力販売は、11月より専任の担当者を東京に配置し営業活動を展開しており、

将来的に当社収益の柱の一つとして育てていく。

○営業活動の展開においては、特別高圧・高圧分野のお客さまを対象に、当初は、業務用のお客さま を中心ターゲットとしてリストアップした上で、これまでの東京支社のチャネルも活用し営業を進 めている。

○泊再稼働後には、海外炭火力を中心としたベース電源余力の活用を図り、産業用のお客さまへも ターゲットを拡大していく。

(12)

さらなる安全性向上の取り組み

PWR

各社の技術協力協定

○加圧水型原子力発電所(

PWR

)の安全性向上を目指す技術協力協定の締結

・更なる安全性向上の取り組みとして、加圧水型原子力発電所を保有する当社、関西電力殿、

四国電力殿、九州電力殿との間で、技術協力協定を締結(本年10月19日)。

・原子力事業に関わる知見などを互いに有効活用し、原子力の安全性・信頼性の更なる向上を図り、 原子力事業の円滑な実施に寄与していく。

協力内容 具体的な取組み

①安全性向上評価の推進 ○安全性向上評価の実施における、確率論的リスク評価

(PRA)等の方法や設備・運用対策に係る情報共有、更なる

安全性向上対策の共同検討 等

②運転管理等に係る海外知見、

ノウハウ等の共有拡充 ○運転管理、保守管理、放射線管理等の海外知見やノウハウに係る情報共有、相互ベンチマーキング調査 等

③既設炉の更なる安全性向上に 向けた次世代軽水炉等の新技 術の調査・検討の推進

○世界の次世代軽水炉、新型炉等の新技術の共同調査

○調査結果を踏まえた、既設炉の更なる安全性向上の検討 等

(13)

○将来の安定供給を支える基盤整備

当社は、将来にわたる安定供給の確保、価格競争力、環境への適合性を兼ね備えた電源構成を追求。 現在、当社初のLNG火力発電所(石狩湾新港発電所)の導入や北本連系設備の増強を確実に推進。 ○再生可能エネルギー導入拡大に向けた取り組み

・系統規模の小さい北海道においては、風力発電や太陽光発電の出力予測精度の向上や出力制御方法の確立な どに取り組むことで、風力・太陽光発電の最大限の活用と電力品質維持を両立。

・再生可能エネルギーのさらなる活用に向け、東京電力殿との北本連系設備を活用した風力発電の実証試験 をはじめとする風力・太陽光発電の導入拡大の取り組みについて着実に推進。

将来の安定供給を支える発電・流通設備の構築

S+3Eの観点から、電源構成の最適なエネルギーミックスを追求

○LNG火力発電所や再生可能エネルギーの導入拡大などの上記取り組みに加え、安全性の確保

を大前提とした泊発電所の安定運転に取り組み、低炭素社会の実現に貢献

□火力発電設備

・石狩湾新港発電所の導入(LNG発電所)

流通設備

・北本連系設備の増強

水力発電設備

・京極発電所(純揚水)、京極名水の郷発電所等の導入 ・高効率機器導入等による未利用エネルギーの活用

風力・太陽光発電の導入拡大

・風力発電の導入拡大に向けた東京電力殿との実証事業 ・再生可能エネルギー予測システムの導入

バイオマス発電事業

・家畜系バイオマス発電の出力制御に係る研究開発 ・水素を活用した小規模木質バイオマス発電実証事業

大型蓄電池システム実証事業

・レドックスフロー電池の性能実証、制御技術の開発

地熱発電

・壮瞥町における地熱資源調査

水素エネルギーシステム技術開発

・風力発電等の出力変動や余剰電力を水素を活用し、 吸収・制御するシステムの事業化可能性を調査

(14)

○当社は、水力発電をはじめ風力発電や太陽光発電など、再生可能エネルギーの導入拡大に積極的に

取り組んでおり、 2015年度において当社の電力量に占める再生可能エネルギーの割合は2割を超

える状況。(国の電源構成目標における再生可能エネルギーの比率は、2030年で22~24%) ○「電気事業低炭素社会協議会の低炭素社会実行計画」で掲げた目標の達成に向け、前頁の取り組み

を推進することにより、温室効果ガス排出削減に貢献していく。

地球温暖化問題への対応

2015年度の電力量に占める再生可能エネルギー(※)

の割合は、2割を超える状況。

16%

6%

49% 27%

2% 再エネ

(FIT電気以外)

FIT電気

石炭

石油

卸電力取引所

・その他

再 生 可能 エ ネ ルギー

2 割 程度

2015年度

実績

2割超

 CO2排出原単位(2030年度)

0.37kg-CO2/kWh程度 ※(

電気事業全体での目標値)を目指す。

※ お客さまのご使用量1kWhあたりの数値

※ 固定価格買取制度(FIT)適用分を含む。

電力量に占める再生可能エネルギーの割合 「電気事業低炭素社会協議会の

低炭素社会実行計画」の目標

0.42

0.34

0.49

0.68 0.68 0.69 0.68

0.2 0.3 0.4 0.5 0.6 0.7

(年度)

0.37kg-CO2/kWh

2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015

当社のCO2排出原単位*1の推移

LNG火力や更なる再エネの導入、 泊発電所の安定運転などに取り組み、 温室効果ガス排出削減に貢献。

泊発電所3基が稼働した2010年度は2030年度の目標値を下回るレベル。

*1 CO2クレジット等調整後の値 東日本大震災発生

(kg-CO

2

(15)

配当等

2016年度

今後の供給力の状況を見極めていく必要があり、業績を見通すことができないこと から、普通株式、優先株式ともに引き続き「未定」とさせていただく。

1株当たり配当金

中間 期末 年間

2016年度 ― 未定 未定

2015年度 ― 5円 5円

○利益配分の考え方

まずは、毀損した自己資本に優先的に充当した上で、配当および優先株式の償還に

ついて、バランスを取りつつ実施。

当社の配当方針である「安定配当の維持」を基本に業務運営を進め、今後、予想が 可能となり次第、速やかにお知らせする。

(16)
(17)

(18)
(19)

決算概要

当第2

四半期

(A)

前年同期

(B)

増 減

(A)-(B)

前 年

同期比%

(A)/(B)

当第2

四半期

(A)

前年同期

(B)

増 減

(A)-(B)

前 年

同期比%

(A)/(B)

3,343

3,408

64

98.1 3,223

3,280

57

98.3

226

243

17

92.8

198

197

1

100.6

157

170

12

92.4

134

129

5

104.0

四 半 期 純 利 益

133

159

25

83.7

118

129

10

91.9

(増加要因)・再生可能エネルギーの固定価格買取制度の影響 など

(減少要因)・販売電力量の減少や燃料費調整制度に基づく電気料金の引下げ など

(増加要因)・再生可能エネルギーの固定価格買取制度の影響や経年化対策工事などによる

修繕費の増加 など

(減少要因)・販売電力量の減少、燃料価格の低下、豊水などによる燃料費の減少 など

(単位:億円)

2017

3

月期第

2

四半期

(4

9

)

決算のポイント

※ 「企業結合に関する会計基準」等を適用し、連結決算においては、「四半期純利益」を「親会社株主に帰属

(20)

収支比較表(連結)

(単位:億円)

当第2四半期

(A)

前年同期

(B)

増 減

(A)-(B)

前年同期比%

(A)/(B) 前年度

営業収益(売上高) 3,343 3,408 △64 98.1 7,241

電気事業営業収益 3,214 3,271 △57 98.3 6,940

その他事業営業収益 129 136 △7 94.8 300

営業外収益 18 13 4 137.8 30

合 計 3,361 3,421 △59 98.3 7,271

営業費用 3,117 3,164 △46 98.5 6,810

電気事業営業費用 3,006 3,048 △41 98.6 6,551

その他事業営業費用 110 116 △5 95.3 258

営業外費用 86 86 0 100.4 180

合 計 3,204 3,250 △46 98.6 6,990 [営 業 利 益]

経 常 利 益

[226] 157

[243] 170

[△17]

△12

[92.8] 92.4

[431] 280

渇水準備金引当又は取崩し(△) 15 - 15 - 10

税金等調整前四半期(当期)純利益 141 170 △28 83.2 270

法 人 税 等 8 11 △2 78.3 51

四 半 期(当 期) 純 利 益 133 159 △26 83.5 219

非支配株主に帰属する四半期(当期)純損益 △0 0 △0 - 6

親会社株主に帰属する四半期(当期)純利益 133 159 △25 83.7 212

(参考) 四半期包括利益(包括利益) 139 148 △9 93.7 89

(21)

販売電力量

販売電力量

対前年同期比

.

3%の減少

当第2四半期

(A)

前年同期

(B)

増 減

(A)-(B)

前年同期比%

(A)/(B) 前年度

低 圧 5,699 5,723 △24 99.6 13,444

高圧・特別高圧 6,767 7,585 △818 89.2 15,148

合 計 12,466 13,308 △842 93.7 28,592

(単位:℃)

(単位:百万kWh) ・春先の気温が前年に比べ低く推移したことによる暖房需要の増加はあったが、他事業者への

契約切り替えの影響や一部お客さまの自家発電の稼働増による当社売電の減少などにより、

販売電力量合計で、842百万kWhの減少(対前年同期比 △6.3%)となった。

3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月

平均気温 (2016年)

実 績 1.4 7.0 13.9 15.4 19.9 23.2 18.7

前年差 △1.7 △0.8 0.8 △0.5 △0.6 1.7 1.0

(22)

供給電力量

(単位:百万kWh)

・泊発電所が全基停止していることに加え、火力発電所の計画外停止・出力抑制などはあったが、

出水率が119.8%と平年を上回ったことや、供給設備の適切な運用を図ったことなどから、

安定供給を維持。

【対前年同期増減理由】

(自 社 水 力)出水率が119.8%と豊水となったこと など

( 〃 火 力)販売電力量の減少や水力発電量の増 など

( 〃 原子力)泊発電所は前年と同様に全基停止

(融通・他社受電)他社火力発電所からの受電増 など

当第2四半期

(A)

前年同期

(B)

増 減

(A)-(B)

前年同期比%

(A)/(B) 前年度

(出水率)

水 力

(119.8%)

2,572

(96.2%)

2,109

(23.6%)

463 122.0

(99.8%)

3,502

火 力 7,943 9,732 △1,789 81.6 22,158

(設備利用率)

原子力

( -) - ( -) - ( -) - - ( -) -

新エネルギー等 57 53 4 106.8 131

計 10,572 11,894 △1,322 88.9 25,791

融通・他社受電 2,988 2,673 315 111.8 6,229

揚水用 △72 △58 △14 123.7 △120

(23)

収支比較表(収益

-

単独)

(単位:億円)

当第2四半期

(A)

前年同期

(B)

増 減

(A)-(B) 主 な 増 減 要 因

電灯料

1,268

1,337

69

〔売上高の増減要因〕

・再エネ賦課金の増(67)

・再エネ特措法交付金の増(102)

・燃料費調整制度に基づく電気料金の引下げ (△223)

・販売電力量の減(△81)

電力料

1,454

1,673

218

2,722

3,010

288

その他収益

523

286

236

[

]

[3,223]

3,245

[3,280]

3,296

[

57]

(24)

当第2四半期

(A)

前年同期

(B)

増 減

(A)-(B) 主 な 増 減 要 因

人件費 267 242 24 ・退職給付費用の増など

燃料費・購入電力料 997 1,221 △223

・再エネ買取量の増(102) ・燃料価格の低下(△181) ・水力発電量の増(△83) ・販売電力量の減(△52)

燃料費 414 734 △320

購入電力料 583 486 96

修繕費 465 349 116 ・経年化対策工事の増(79)

減価償却費 392 413 △20 ・定率償却による逓減効果 など

支払利息 76 81 △4

その他費用 911 859 52 ・再エネ特措法納付金の増(67)

経 常 費 用 3,110 3,167 △56

[営 業 利 益]

経 常 利 益

[198] 134

[197] 129

[1] 5

渇水準備金引当/取崩し(△) 15 - 15

法 人 税 等 - - -

四半期純利益 118 129 △10

収支比較表(費用・利益

-

単独)

(25)

経常利益の変動要因(単独)

・燃料価格の低下による燃料費の減

・販売電力量の減少による燃料費の減

・水力発電量の増加による燃料費の減

・その他

(減価償却費・支払利息の減 など)

181億円

52億円

83億円

109億円

計 425億円

・燃料費調整制度に基づく電気料金の 引下げによる売上高の減

・販売電力量の減少による売上高の減

・修繕費の増

(経年化対策工事の増 など)

223億円

81億円

116億円

計 420億円

2017

3

月期第

2

四半期

経常利益

134

億円

2016

3

月期第

2

四半期

経常利益

129

億円

差し引き

5

億円

好転

(26)

四半期純利益の変動要因(単独)

2017

3

月期第

2

四半期

四半期純利益

118

億円

2016

3

月期第

2

四半期

四半期純利益

129

億円

差し引き

10

億円

減少

・経常利益の好転 5億円

計 5億円

・渇水準備金の引当 15億円

(27)

貸借対照表(連結・単独)

当第2四半期末

(A)

前年度末

(B)

増 減

(A)-(B) 主な増減要因(単独)

連結

17,997

18,261

263

・減価償却による電気事業固定資産 の減(△392)

単独

17,390

17,650

260

連結

15,966

16,289

322

・未払費用の減(△94) ・未払金の減(△91) ・買掛金の減(△62) 単独

15,729

16,042

312

連結

1,924

1,863

60

・前期末配当金(△46)

・優先株式の消却による資本剰余金の減 (△32)

・四半期純利益の計上(118) 単独

1,660

1,608

51

※連結の純資産額は非支配株主持分を除く。

(単位:億円)

自己資本比率(%)

連結

10.7

10.2

0.5

単独

9.5

9.1

0.4

有利子負債残高

(億円)

連結

13,021

12,890

131

(28)

当第2四半期

(A)

前年同期

(B)

増 減

(A)-(B) 前年度

営業活動CF 299 362 △62 1,159

税金等調整前四半期純利益 141 170 △28 270

減価償却費 421 442 △20 911

未払費用の増減額 △137 △73 △63 41

投資活動CF △638 △712 74 △1,490

固定資産取得による支出 △646 △729 83 △1,650

連結キャッシュ・フロー

28

差引

CF

△338 △350 11 △330

財務活動CF 42 △39 81 △101

有利子負債増減 131 △34 165 △90

自己株式取得による支出 △32 △0 △32 △0

配当金の支払額 △46 △0 △46 △0

現金及び現金同等物の増減額 △296 △389 92 △432

(29)
(30)

2017

3

月期の業績見通し(連結・単独)

2016年度見通し

2015年度

実績 (C)

対前期増減

(A)-(C)

今回見通し

(A)

7月見通し

(B)

増 減

(A)-(B)

売 上 高

連 結 7,070程度 7,130程度 △60 7,241 △170程度

単 独 6,790程度 6,850程度 △60 6,957 △170程度

(対前期増減率)

販 売 電 力 量

(△5.4%程度)

270程度

(△3.8%程度)

275程度 △5程度 286 △16程度

【主要諸元】

為替レート(円/$) 105程度 106程度 △1程度 120 △15程度

原油CIF価格($/bl) 47程度 48程度 △1程度 48.7 △1.7程度

営業損益、経常損益、当期純損益

・期末配当予想につきましては、業績を見通すことができないことから、普通株式および優先株 式ともに引き続き未定とさせていただきますが、当社の配当方針である「安定配当の維持」 を基本に業務運営を進め、今後、配当予想が可能となり次第、速やかにお知らせいたします。

・今後の供給力の状況を見極めていく必要があり、燃料費などの費用を合理的に算定することが できないため、引き続き未定といたします。

・今後、業績を見通すことが可能となり次第、速やかにお知らせいたします。

販売電力量・売上高

(単位:億円,億kWh)

※ 今回見通しでは、為替レート及び原油CIF価格は、10月以降それぞれ105円/$程度、50$/bl程度として想定。

販売電力量

・一部お客さまの自家発電の稼働増による当社売電の減少など至近の動向を反映した

ことから、前回業績予想に比べ5億kWh程度減少し、270億kWh程度となる見通し。

売 上 高

・販売電力量の減少などにより、前回業績予想に比べ60億円程度減少し、

(31)

【決 算】

□ 費用項目(単独)

・人件費 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 34

・燃料費・購入電力料 、主要諸元 ・・・・・・・・・・・・・・・ 35

・修繕費、減価償却費 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 36

・支払利息、その他費用 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 37

□ 再生可能エネルギー固定価格買取制度の影響額(参考) ・・・・ 38

□ セグメント情報 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 39

□ 連結包括利益計算書 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 40

【泊発電所の安全性向上への取り組み】

□ 泊発電所の安全性向上への取り組み ・・・・・・・・・・・・・・ 42 □ 泊発電所の早期再稼働と安全性向上に向けた取り組み ・・・・ 43 □ リスク低減に向けたたゆまぬ取組み ・・・・・・・・・・・・・・ 44

□ リスクコミュニケーション活動への取り組み ・・・・・・ 45

□ リスクコミュニケーション活動への取り組み~外部による評価と改善~・ 46 □ 泊発電所の安全対策の概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 47 □ 泊発電所の安全対策設備の配置イメージ ・・・・・・・・・・ 48

□ 安全性向上に向けた設備対応 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 49

□ 事故収束活動の体制について【緊急時対応チーム】・ 50

□ 教育訓練を通じた改善活動の実施 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 52

□ 泊発電所の安全対策等に関する地域説明会の開催 ・・ 54 □ 原子力防災への取り組み・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 55

□ 2016年度 国の原子力総合防災訓練での取り組み ・・・ 56

【主な設備計画】

□ 電源開発計画 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 58 □ 石狩湾新港発電所(LNG火力)の建設 ・・・・・・・・・・・・・・・ 59 □ 石狩湾新港発電所1号機 建設工事状況 ・・・・・・・・・・・ 60 □ 北本連系設備の増強 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 61 □ 北本連系設備増強工事のイメージ図 ・・・・・・・・・・・・・・ 62

【再生可能エネルギー導入拡大に向けた取り組み】

□ 再生可能エネルギー導入拡大に向けた当社の対応 ・・ 64 □ 太陽光発電の導入状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 65

□ 風力発電の導入状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 66

□ 再生可能エネルギー予測システムの導入 ・・・・・・ 67 □ 風力発電導入拡大に向けた東京電力殿との実証試験 ・・ 68 □ 大型蓄電システムの実証事業 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 69 □ 水力発電所の未利用エネルギーの有効活用 ・・・・ 71 □ 地熱発電の取り組み ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 73 □ 家畜系バイオマス発電に係る研究開発 ・・・・・・・・ 74

□ 水素を活用した「小規模木質バイオマス発電実証事業」・・・・ 75

□ 「水素を活用した再エネ電力の有効活用技術開発」への参画 ・ 76

【事業領域の拡大】

□ 事業領域の拡大 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 78 □ 首都圏エリアでの電力販売の開始 ・・・・・・・・・・・・ 79 □ 福島県・相馬港における天然ガス火力発電事業への参画 ・・ 80

【今夏の台風被害について】 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 81

【今冬の電力需給対策について】 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 82

【広域的な事業者間連携の取り組み】 ・・・・・・・・・・・・・ 83

【経営効率化の取り組み】 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 85

【競争を勝ち抜くための販売活動の展開】

□ 競争を勝ち抜くための販売活動の展開 ・・・・・・・・ 88 □ 電気料金メニューの拡充 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 89 □ 新たなサービスの導入:会員制Webサービス ・・・・ 91 □ 会員制Webサービス:キャンペーンの実施 ・・・・・ 92 □ お客さまのニーズを捉えた販売活動の実施 ・・・・ 93

【電力システム改革への対応】

□ 電力システム改革への対応スタンス ・・・・・・・・・・ 96

97

(32)
(33)
(34)

-

費用項目(単独)

当第2四半期 前年同期 増 減 主な増減要因

人 件 費

267

242

24

・退職給付費用の増 など

人件費

(単位:億円)

発生額

前年度

償却額

当年度

償却額 未償却残

終了年度

(残存年数)

10年度発生分

18

4

11年度発生分

21

4

4

16年度(1年)

12年度発生分

89

18

18

18

17年度(2年)

13年度発生分

128

26

26

51

18年度(3年)

14年度発生分

69

14

14

41

19年度(4年)

15年度発生分

50

10

40

20年度(5年)

合計

37

24

13

(単位:億円)

【数理計算上の差異】

*発生年度の翌年度から5年均等償却

(35)

-

費用項目(単独)

燃料費・購入電力料

(単位:億円)

当第2四半期 前年同期 増 減 主な増減要因

燃料費・購入電力料

997

1,221

223

・再エネ買取量の増(102) ・燃料価格の低下(△181) ・水力発電量の増(△83) ・販売電力量の減(△52)

内 訳

燃料費

414

734

320

購入電力料

583

486

96

【主要諸元】

当第2四半期 前年同期 増 減

為替レート(円/$)

105

122

17

原油CIF価格($/bl)

43.8

58.8

15.0

(36)

-

費用項目(単独)

修繕費

(単位:億円)

当第2四半期 前年同期 増 減 主な増減要因

修繕費

465

349

116

・経年化対策工事の増(79)

・スマートメーターの取替費用増(8)

内 訳

281

190

91

178

152

26

その他

6

6

0

減価償却費

(単位:億円)

当第2四半期 前年同期 増 減 主な増減要因

減価償却費

392

413

20

・定率効果(△44)

・新規取得資産等(24)

内 訳

222

240

18

145

147

1

(37)

-

費用項目(単独)

支払利息

(単位:億円)

(単位:億円)

その他費用

当第2四半期 前年同期 増 減 主な増減要因

その他費用

911

859

52

・再エネ特措法納付金の増(67)

当第2四半期 前年同期 増 減 主な増減要因

(期中平均金利 %)

支払利息

(1.16)

76

(1.25)

81

(△0.09)

4

(38)

北海道の

再生可能エネルギー

発電事業者様

-

再生可能エネルギー固定価格買取制度の影響額(参考)

再エネ特措法納付金

再エネ特措法交付金 購入電力料

北海道のお客さま

費用負担

調整機関

再エネ賦課金

① 再生可能エネルギー賦課金 239 ② 再エネ特措法納付金 239

お客さまより電気料金の一部として回収 お客さまよりいただいた賦課金を納入

③ 再エネ特措法交付金 304 ④ 購入電力料 374

当社が買い取りに要した費用から、買い取ることにより 節約できた燃料費等を除いた費用を交付

国が定める期間、固定価格で電気を買取り

再生可能エネルギー固定価格買取制度の影響額

〔2016年度第2四半期実績〕 (単位:億円)

(39)

報告セグメント

その他 計 調整額

四半期連結

損益計算書

計上額

電気事業

売上高

当第2四半期

3,221

585

3,807

463

3,343

前年同期

3,278

527

3,805

396

3,408

増 減

56

58

1

66

64

セグメント利益

当第2四半期

198

21

220

5

226

前年同期

216

21

238

5

243

増 減

17

0

18

0

17

(単位:億円)

電 気 事 業 電力供給

その他

電気・電気通信工事、建物の総合管理、土木・建築工事、 発電所の定期点検・保守・補修工事など

(40)

-

連結包括利益計算書

(単位:億円)

当第2四半期

(A)

前年同期

(B)

増 減

(A)-(B)

四半期純利益

133

159

26

その他の包括利益

6

10

16

その他有価証券評価差額金 12 2 10

退職給付に係る調整額 △6 △12 6

139

148

9

親会社株主に係る四半期包括利益 139 149 △9

非支配株主に係る四半期包括利益 △0 △0 △0

(41)
(42)

・当社は、全社を挙げた原子力事故のリスク低減への取り組みや活動実績も踏まえ、「泊発電所安 全性向上計画」を策定。

・本計画は、残余のリスク※1を一層低減するためのものであり、新組織の設置等により強化した

リスクマネジメント体制に基づき、確率論的リスク評価(PRA)※2等を活用することにより、

網羅的にリスクを分析・評価し、継続的にリスク低減対策を検討・実施することとしている。 ・当社は、社長のトップマネジメントのもと、新規制基準への適合はもとより、自ら不断の努力を

重ね、本計画に示す安全性向上活動を通して泊発電所の安全性をより一層向上させるとともに、 皆さまに泊発電所の安全性について一層のご理解を頂けるよう取り組んでいく。

※1.安全対策により大幅にリスクは低減するが、完全には無くすことはできないリスクのこと。

※2.施設を構成する機器・系統等を対象として、発生する可能性がある事象(事故・故障)を網羅的・系統的に分析・評価したうえで、

重大事故に至る過程を網羅的に抽出し、それぞれの発生頻度と、万一それらが発生した場合の被害の大きさを定量的に評価する方

法のこと。

1.リスクマネジメントの強化

2.確率論的リスク評価(PRA)の活用

3.包括的なリスクの分析・評価

4.安全性向上に向けた設備対応

5.教育訓練を通じた改善活動の実施

6.研究開発への取り組み

7.リスクコミュニケーション活動への取り組み <安全性向上計画において取り組む活動の概要>

(43)

泊発電所の早期再稼働と安全性向上に向けた取り組み

・当社は、「経営方針」の中で、原子力事故リスクを経営リスクの一番目に掲げ、「原子力事故リ スクの発現防止」「万一事故リスクが発現した場合の影響低減」に全社をあげて取り組んでいる。 ・新規制基準適合性対策はもとより、自主的な安全対策の実施、外部機関による提言を踏まえた

「安全性向上計画」の策定・着実な実施など、様々な取組みを積み重ねることでリスク低減およ び安全性の向上に努めていく。

福 島 第 一原子力 発 電 所 事故発生

(2011年3月)

③ 総 合 管 理 事 務 所の 耐 震 補 強

(2016年1月完了)

機 器 の 故障等

の 防 止 を中心 と し た 対策

当 社 は 、 毎 年 度 、 外 部 機 関 (JAN SI ・ WANO等 )に よ る 評価 ・提 言を 活用 し なが ら、 自主 的な 「安 全性 向 上計 画」 を策 定し てお り、 そ の計 画に 基 づ き 、 リ ス ク 低 減 お よ び 安全 性の 向上 に継 続 的に 取り 組んでいきます

○ 防 潮 堤 の 高 さ(16.5m) 決 定 (2 012年5月)

防 潮 堤 完 成(2014年12月)

① 建 屋 入 口 へ 水 密扉を 設置

(2011年10月完了)

福 島 第 一原子力 発 電 所 事故後の 緊 急 安 全対策

(2011年5月)

新 規 制 基準 適 合 性 対策

(2013年7月)

② 蒸 気 発 生 器 直 接給水 用高圧 ポンプの 設置

(1・2号機:2012年11月完了)

( 3号機:2013年10月完了)

(44)

・当社は、安全性向上計画に基づき、継続的にリスク低減対策を検討・実施していく。

・各種安全対策によりリスクの低減を図っても、原子力発電所の安全性向上の追求に終わりはない。 ・福島第一原子力発電所のような事故を決して起こさないという強い決意のもと、泊発電所の安全

性向上のあくなき追求に今後とも取り組んでいく。

・事象の発生頻度

・発電所への影響評価 弱点の抽出

その他対策検討

弱点の抽出

PDCA

反映

反映 新知見情報の

収集・評価

確率論的リスク評価

自然現象等の分類・整理

残ったリスクを明確化し、継続的に

リスク低減対策を検討・実施する。

※PDCA:

Plan(計画)⇒Do(実行)⇒Check(評価)⇒Action(改善) の4つのステップをひとつのプロセスとして捉え、組織を運 営していくことで、継続的な改善を図るもの

(参考)安全性向上計画の検討フロー

※P39注釈参考

【ソフト面】 ・ 設 計 想 定 を 超 え

る 事 象 に 対 し て も 事 故 の 拡 大 防 止・影響緩和がで き る か と の 観 点 か ら 手 順 書 見 直 し の 要 否 を 継 続 的に検討

【ハード面】 ・ 新 知 見 等 を 踏 ま

え 、 事 象 の 発 生 頻 度 や 発 電 所 へ の 影 響 に 関 す る 評 価 を 行 い 、 さ ら な る 安 全 対 策 の 要 否 を 継 続 的 に検討

【ソフト面】 ・ 教 育 訓 練 に よ る

手 順 書 見 直 し 、 力量の維持・向上 を継続的に実施

【ハード面】 ・ そ の 他 の リ ス ク

に 対 し 、 さ ら な る 安 全 対 策 の 要 否 を 継 続 的 に 検 討

【ハード面】 ・ 建 屋 や 機 器 の 特

性 に 応 じ た き め 細 や か な 確 率 論 的 リ ス ク 評 価 を 実 施 し 、 更 な る 安 全 対 策 の 要 否 を継続的に検討

【ソフト面】 ・ そ の 他 の リ ス ク

に 対 し 、 事 故 の 拡大防止・影響緩 和 が で き る か と の 観 点 か ら 手 順 書 見 直 し の 要 否 を継続的に検討

(45)

リスクコミュニケーション活動への取り組み

・これまでの取り組みにより、リスクは大幅に低減するものの、それでもなお残余のリスクはある との認識の下、リスク情報(PRA等)を活用し、残余のリスクを一層低減させるため、安全性 向上計画を毎年見直していく。

・この安全性向上計画については、外部有識者も含め、より一層広く意見を伺い客観性を確保して いく。

・リスクコミュニケーション活動の中で得られたご意見は、安全性向上計画の策定の際に参考とさ せていただく。

説明 ご意見

ご意見

情報提供、広報

ご意見

説明

安全(確認)協定締結自治体

(北海道、岩宇4町村、後志管内16市町村)

ご意見・ご質問 説明

説明会

(46)

・泊発電所では、従来からJANSI※1やWANO※2といった外部機関による評価・提言等を受けてお

り、今後も積極的にこれらの評価・提言等を取り入れていくことで、さらなる安全性向上を目 指す。

・NRRC※3の研究活動へ参画し、確率論的リスク評価※4の高度化研究等の成果を積極的に取り入

れる。

・メーカーや海外電力などとの情報交換等により、安全性向上計画につながる知見を収集し、活 用する。

・ 他 発 電 所 ( 海

外 含 む ) と の

情報交換等

・ピアレビュー

※5

による

発電所等の評価と提言・

支援

・ リ ス ク 情 報 活 用 に 基づく改善提案 ・ 研 究 成 果 の 確 認 、

活 用 促 進 ( J A N S I と連携協力)

泊発電所の

更なる

安全性向上

※1 JANSI :原子力安全推進協会

※2 WANO :世界原子力発電事業者協会

※3 NRRC :原子力リスク研究センター

※4 確率論的リスク評価:

施 設 を 構 成 す る 機 器 ・ 系 統 等 を 対 象 と し て 、 発 生 す る 可 能 性 が あ る 事 象 ( 事 故 ・ 故 障 ) を 網 羅 的 ・ 系 統 的 に 分 析 ・ 評 価 し た う え で 、 重 大 事 故 に 至 る 過 程 を 網 羅 的 に 抽 出 し 、 そ れ ぞ れ の 発 生 頻 度 と 、 万 一 そ れ ら が 発 生 し た 場 合 の 被 害 の 大 き さ を 定量的に評価する方法のこと

※5 ピアレビュー:専門的・技術的な共通の知 識 を 有 す る 者 に よ っ て 行 われる評価や審査

(47)

・福島第一原子力発電所の事故を踏まえ、地震や津波などの自然現象によって、電源や冷却設備などの原子力発電 所の安全を守る機能が失われることのないよう、多重・多様な安全対策を進めている。また、それでも重大事故 は起こりうるとの考えに立ち、重大事故に備えた設備の設置や継続的な訓練にも取り組んでいる。

泊発電所の安全対策の概要

外部電源 代替非常用発電機

可搬型代替電源車

・蓄電池 ・後備蓄電池 ★電源の強化

常設設備が使用できない場合の備えとして、 バックアップ電源の拡充、蓄電池の増設、 外部電源ルートの更なる多重化を実施 ○電源確保の一層の信頼性向上

代替屋外給水タンク (T.P.31mに設置) 補助給水ピットや燃 料取替用水ピットの 枯渇に備え、海水の 他、代替屋外給水タ ンクや原水槽等から の補給手段も整備 ★ 水源の確保

高圧注入ポンプや余熱除去ポンプが 使用できない場合の備えとして、代 替格納容器スプレイポンプや可搬型 大型送水ポンプ車による代替給水手 段を整備

蒸気発生器 直接給水用 高圧ポンプ

電動補助給水ポンプやタービン動補 助給水ポンプが使用できない場合の 備えとして、蒸気発生器直接給水用 高圧ポンプや可搬型大型送水ポンプ 車による代替給水手段を整備

格納容器水素イグナイタ 格納容器内水素処理装置

(PAR)

○炉心への直接注水による 冷却手段の多様化

代替格納容器 スプレイポンプ

格納容器スプレイポンプが使用でき ない場合の備えとして、代替格納容 器スプレイポンプや可搬型大型送水 ポンプ車による代替給水手段を整備

○格納容器内の水素濃度を低減

炉心損傷により発生する可能性のあ る水素の濃度上昇による水素爆発防 止のため、動作原理の異なる2種類 の水素処理装置を設置

可搬型大型 送水ポンプ車

空気水蒸気

水素、空気、水蒸気 触媒プレート

電極

水素、空気 水蒸気 ★ 炉心を守る

○蒸気発生器を使用した冷却手段の多様化

★ 格納容器を守る

○格納容器上部からのスプレイ による格納容器内の冷却・減 圧手段の多様化

万が一格納容器が破損した場合に 放射性物質の拡散を抑制するため の放水砲を配備

また、排水経路に吸着剤を設置して 落下した放射性物質を低減する設備

および前面海域への放射性物質の 吸着剤による

★ 放射性物質の拡散抑制

:吸着剤

ホイールローダ バックホウ

★ アクセスルートの確保

(48)

泊発電所の安全対策設備の配置イメージ

(49)

安全性向上に向けた設備対応

・2015年度は、緊急時対策所の設置や総合管理事務所の耐震工事が完了。

緊急時対策所

外観

指揮所

(事故対応を行う際の対策本部)

待機所 空調建屋

総合管理事務所耐震補強工事

(50)

事故収束活動の体制について【緊急時対応チーム①】

・万が一に備え、泊発電所構内に初動対応要員として41名※が24時間常駐。

また、発電所災害対策要員が事故発生から3時間以内に参集できる体制を構築。

・発電所災害対策要員として500名程度、更にメーカ等の外部技術支援要員を500名規模確保。

福島第一原子力 発電所事故前

福島第一原子力 発電所事故以降 (新規制基準への対応等)

17名(待機含)

運転員(3号機): 6名

消火要員 : 8名

41名

本部要員 : 3名 運転員 : 6名 災害対策要員 : 24名

消火要員 : 8名

発電所災害対策要員として 500名程度

プラントメーカによる技術支援 泊発電所:11名

神戸:約400~500名

事故発生時の迅速な通報連絡の 実施

外部の支援なしでの原子炉等への 給水、使用済燃料ピット損壊時の 給水や状態監視設備の配備など、 新たな事故対応に伴う要員増員 必要な技量を持つ要員派遣を確実

に受けることができる体制を構築 大規模自然災害による交通手段 の途絶を想定した場合でも、確実 に参集できる体制を構築

参集訓練の様子

初動(常駐)

参集 初動(待機)

本部要員: 3名

初動(常駐)

※ 3号機再稼働に向け増強する要員

停止中の1,2号機には、運転員

(9名)が常駐

冬季においても迅速 な参集が可能となる よう、雪上でも走行 可能なクローラ車を 配備

○参集訓練実績:2013年以降計5回実施。(悪天候や迂回路も訓練に考慮。)

例)2015.2.26 夜間に徒歩及びクローラ車により所長や炉主任等、計20名参加

2016.2. 9 暴風雪警報等が発令中の夜間に徒歩及びクローラ車により炉主任等、計20名参加 ※地すべり等で通行できなく

なった場合の迂回ルート

発 電 所敷地境界線

迂 回 概略 ル ー ト 緊 急 時対策所

T.P.39 m

0 1km

寮・ 社宅

(51)

事故収束活動の体制について【緊急時対応チーム②】

・災害対策要員のうちシビアアクシデントを専門に取り扱うチームとして自衛隊経験者を含む当社

社員によるSAチーム(略称SAT)を創設

・SATは日常的に教育訓練を実施することで事故対応に必要な力量の維持・向上を図るとともに、

SA設備に精通した専門要員とすべくSA設備の巡視点検、定期点検、保守等に従事

・SATは4直2交代勤務とし24時間体制で事故対応に備える体制として整備

SAチーム長(副長クラス):1名 SA担当:6名

SAチーム長(当直):各直1名 SA担当(当直):各直6名 合 計 3 5 名 管理グループ

対応グループ:1直7名(チーム長1+担当6) ×4直

災 害 対 策 要 員 :24 名

S A T要員 7名 S A 対応の核とな る要員として 配置

ガレキ撤去要員 2名 地震・ 津波発生時の対応要員として 配置

SA支援要員 15名 SA時の補助的要員(モニタリング対応、SAT支援等)として 配置

訓練実績

現場での実働訓練を約390回実施 (2016年1月~8月末時点)

訓練項目(例):

可搬型大型送水ポンプ車ポンプ運転操作/ホース施設/水中ポンプ組み立て

可搬型代替電源車起動操作/ケーブル敷設/ケーブルコネクタ接続訓練

(52)

教育訓練を通じた改善活動の実施(1)

・泊発電所では、福島第一原子力発電所の事故を受け、多重・多様な安全対策を講じているが、 「それでも事故は起こりうる」「安全を守るのは人」との考えに立ち、平時から実践的な訓練を 継続して実施している。

・福島第一原子力発電所の事故以降、本店を含めた総合防災訓練や泊発電所における個別項目 (代替給水・給電など)に係る訓練など延べ3,500回(2016年8月までの回数)を超える教育・ 訓練を実施。

・本店対策本部内の情報共有機能向上としてマルチモニター等の情報共有機器を強化した。 (2016年7月の訓練から使用開始)

総合防災訓練

原子力災害対策本部設置訓練 緊急時通報・連絡訓練

代替給水訓練

(53)

教育訓練を通じた改善活動の実施(2)

・泊発電所においては、事故の状況に応じた多種多様な安全対策設備を有効に使用するための手順 書を整備している。訓練においては、整備した手順書の実効性の確認や新たに設置した安全対策 設備に対する対応要員の習熟度の向上を目的としている。

・また、訓練を通じて発見された課題を手順書に反映して改善し、さらに訓練を継続していくこと で、事故対応能力の一層の向上に努めている。

代替給電訓練

(可搬型代替電源車の起動、 受電設備への接続訓練)

全交流動力電源喪失を想定した 運転シミュレータ訓練

参照

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