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レポート 2011年度情報科教育法(Ⅱ)

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Academic year: 2018

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情報化教育法 2 課題レポート 3

これまでの振り返り

情 10-229

高橋智貴

1. はじめに

情報科教育法2の授業を通して、たくさんの教授方略を学んだ。それらの多くは私が教員に なったときに挑戦してみたいと思うものだった。また、授業中に授業案も製作し、今後の参考 になったと思う。最終レポートではそれらの教授方略や、授業案についてまとめる。

2. アイスブレイキングについて

アイスブレイキングは始めて顔を合わせる生徒たちの抵抗感をなくし、場を和やかにするた めに行う。お互いが気軽にコミュニケーションを取れるように促し、リラックスして授業を受 けれるようにする。また、生徒と教員との間の抵抗をなくす意味合いもある。主にゲームなど を行うことが多いが、自分の意見を主張させたり、同じ目標を立てることでも同じような効果 が期待できると考える。

情報科教育法2では「私は誰でしょうゲーム」をしたが、アイスブレイキングとして、とて も有効だったと思う。なぜなら、少人数に分かれてテーブルに着いた状態で行うゲームより も、、テーブルをたって動き回ることで多くの人と交流ができるからだ。また、自分はどんな ものが割り当てられているのかという好奇心が沸いて、積極的に活動に参加したいと思わせる こともできると思うからだ。

アイスブレイキングを行うさいの注意点は、教員がいかに生徒たちを楽しく活動に参加させ る か だ 。 よ り 面 白 い ゲ ー ム を 考 え た り 、 ゲ ー ム を 始 め る ま で に 緊 張 を で き る だ け ほ ぐ し た り と 、 できることはたくさんあると思う。せっかくアイスブレイキングの時間を作っても、生徒たち が自主的に参加してくれなければ、効果は期待できない。

3. グループディスカッションについて

グループディスカッションは、少人数のグループに分かれてあるテーマについて意見を出し 合い、結論を出す方法だ。ただし、討論すること自体に目的を置き、結論を必要としないこと もある。グループディスカッションを面白いテーマで行ったり、生徒の興味あるテーマで行っ たりすれば、上記のアイスブレイキングのような効果も期待できると考える。

授業中のグループディスカッションをする際に用いたブレーンストーミングは相手を否定す る こ と な く 、 会 話 も 増 え る の で 、 特 に ア イ ス ブ レ イ キ ン グ の 効 果 が あ る の で は な い か と 考 え る 。 ブレーンストーミングは意見の質より量を求める方法で、他人の意外な意見から、新しいひら めきが生まれることがある。しかし、情報が多くなりすぎることがあるので、同じく授業中に 行ったKJ法を用い情報を整理するのが有効だ。

4. ロールプレイディスカッションについて

ロールプレイディスカッションはある状況下でそこに置かれた役割になりきって意見を出し 合う討論のこと。自分とは違う考えを持った役割を演じたり、意見を聞くことで、複数の視点

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から物事を考えることができる。

授業ではSNSに許可なく他人の写った写真をアップロードしたという事例をとりあげ、携帯 電話の学校への持込を禁止するかどうかの議論を行った。私は携帯電話の持ち込みに反対する 校長の役だったが、私自身は携帯電話の持ち込み事態には賛成の立場なので、自分の意見では なく、一般論を発言するしかなかった。しかし、議論を進めるにつれて、反対の意見を持つ人 もいて当然なのだと気づきました。

このように自分の意見を一度整理することもでき、新しいものの見方ができるようになるこ とがロールプレイディスカッションの強みだと思う。

5. ディベートについて

ディベートはあるテーマに対して、賛成派と反対派に分かれて討論をし、第三者にどちらの 意見が説得力があるかを判断してもらうものである。相手の意見を批判的に聞き、自分たちの 意見をしっかりと持つことが大切だ。

私はこのディベートの授業を欠席していたので詳しい授業内容はわからなかったが、ディス カッションを高校の情報の授業に取り入れるべきかどうか、情報科が選択科目である学校が存 在してもよいかについて討論を行った。

ディベートでは他人の意見を批判的に聞き、相手の情報が正しいものであるかどうかを判断 する力をつけることができる。また論理的に物事を判断する力も身につけることができる。そ して、ディベートのもっとも有効な点は、誰にでもわかるように自分の考えを伝える力を養う ことができるところだ。

6. イメージマップ製作について

イメージマップは、対象へのイメージを出してまとめていくものである。頭の中に漠然とあ る情報を書き出し、まとめ理解しやすくする効果がある。

授業では学校交流の相手である群馬大学などがある群馬県や宮城県などへのイメージをブ レーンストーミング・KJ法の要領でまとめた。まとめたジャンルは、時事問題、歴史伝統、自 然地理、生活習慣の四つ。なじみのない県へのイメージは全体的に少なかった。また、まとめ た意見がどこから得た情報なのかを整理するために、マスメディアからの情報、教育からの情 報、実体験からの情報、インターネット観光ガイドからの情報、の四つに分類した。

こうして、自分の中にある情報を書き出して、その情報がどのような内容のものなのか、ど こ か ら 得 た 情 報 な の か を 知 る こ と で 、 こ れ か ら の 情 報 収 集 の 参 考 に な る の で は な い か と 考 え た 。

7. ポスターセッションについて

ポスターセッションとは、聞き手の前の壁やボードに表やキーワードを張り出し行う発表す る教授方略だ。ポスターセッションの特徴は、聞き手の距離が近く、人数も少ないので、聞き 手への気配り、目配りやが容易にでき、聞き手側は気軽に質問をしたり、話し手のニュアンス などが読み取りやすかったりする。

授業では情報科の授業案を作った。班員が一人ずつ発表を行うということで、班員の意志の 疎通が重要だった。また、聞いている人からの質問が多く、なかなかうまく答えることができ なかった。

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ポスターセッションを行うことで、伝えたいことだけを的確に伝えるころができ、また、聞 き手は質問しやすく、話し手は発表しやすい。質問に答えることで、自分の発表内容のさらな る理解を深めることができる。

8. 授業案について

授業で一学期分の授業案を制作した。十回を超える授業案を作ったのは初めてで、とてもい い経験になったと思う。授業案は高校1年生の3学期を想定して制作した。

回 授業概要 詳細

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班決め アイスブレイキング

3 学期評価のルーブリックを配布する。班を決定する。またアイスブ

レイキングの意味合いを持たせてブレインストーミングおよび JK 法 に よ り ウ ェ ブ の 良 い と こ ろ と 、 悪 い と こ ろ を 班 で ま と め 、 用 紙 に て 提 出。

2 ロールプレイング

主 に 情 報 モ ラ ル に つ い て の ロ ー ル プ レ イ を 行 う 。 こ の 授 業 に お い て も ロ ー ル プ レ イ を 通 じ て 班 員 の ア イ ス ブ レ イ キ ン グ を 行 う 。 ロ ー ル プ レ イ 内 容 は 「HP で の 写 真 掲 載 ・無 断 転 載 」な ど 。討 論 結 果をまとめて提出。

3 ソフトウェアの使い方 HP

制作に向けてソフトの基本的な使い方を指導。教師があらか じめ用意した見本と同じものを制作させる。完成品を提出。

4 ソフトウェアの使い方

ソフトウェアの機 能 などを説 明 して前 回 作 ったホームページに機 能を付け足す。時間終わりに提出。

5 素材撮影

実 際 に デ ジ カ メ を 配 っ て 学 校 内 の 紹 介 し た い 場 所 を 撮 影 す る 。 授業中なのでほかの授業の邪魔にならないようによく注意する。

6 写真、画像加工

前 半 部 で写 真 の加 工 方 法 を教 える。トリミングや角 度 調 整 などを 教え、ピクセル調整などについてなども教える。

7 班製作 HP

製 作 。 班 で 話 し 合 っ て 文 章 、 画 像 、 配 置 、 全 体 を ま と め る 者 などの役割を決めることを勧める。

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8 班製作 引き続きHP製作

9 班製作

先の授業に引き続き HP 制作。この時間でしっかりと完成をさせ る。完成できなかった班があった場合、10 時間目に特別に制作 をさせる。(減点対象)

10 発表

発 表 。生 徒 に は ル ー ブ リック等 プ リン トを 配 り、各 自 評 価 を す る 。 各項目を 5 段階評価で行い、意見も記述させる。完成していな い班は静かに制作させる。

11 発表

発表。発表。生徒にはルーブリック等プリントを配り、各自評価を する。各項目を5段階評価で行い、意見も記述させる。

12 まとめ

教師が 1 年の授業のまとめを行う。生徒たちが情報発信をする に 当 た っ て 、 注 意 す る べ き 点 や 、 情 報 を 享 受 す る と き に 気 を つ けなければならない点など。HP作品を見ての公表など

9. 終わりに

情報化教育法2をうけて、学んだことは、教員は本当にいろいろなことを考えて授業を行っ ているのだということだ。私たちがおもしろくないと思ってい授業も教員が必死に考えた末の 授業なのだと思った。私が教員になったときには生徒たちにおもしろくないと思われないよう に、それでいて効果的な教育ができるように教授方法を工夫していきたいと思う。また、授業 で習ったことだけでなく、ほかにも授業方法がたくさんあると思うので、自分で調べて、研究 し、活用していきたいと思う。

大学の授業の中で教職の授業は基本的に異質だと思うが、私は教職の授業が本当になのしく 手仕方なかった。何より、自分が夢に向かって近づいているのだという実感がわいた。これか らも、情報化教育法で学習したことを軸に、夢に向かって進んでいきたい。

参照

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