新たな函館市総合計画の策定に向けて
「まちづくりへの提言」
平成17年12月
目 次
は じ め に ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
はこだてまちづくり市民会議提言 ・・・・・・・・・・・・・・・ 3
第1分科会「教育・文化・交流」提言 ・・・・・・・・・・・・ 9
第2分科会「健康・安心」提言 ・・・・・・・・・・・・・・・ 19
第3分科会「快適・安全」提言 ・・・・・・・・・・・・・・・ 33
第4分科会「活力・躍動」提言 ・・・・・・・・・・・・・・・ 55
付 属 資 料 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 65
はこだてまちづくり市民会議設置要綱 ・・・・・・・・・・・・ 67
はこだてまちづくり市民会議開催経過 ・・・・・・・・・・・・ 69
はこだてまちづくり市民会議委員名簿 ・・・・・・・・・・・・ 70
はじめに
わたしたちは、このまち函館に住んでいることを誇りに思う。
このまちには、海があり、川もあり、山があり、里もある。それらは豊かな恵み をまちにもたらし、人々の暮らしを支え守ってきた。
ここ、南北海道の中心都市・函館は、北海道と北東北・本州との交流の拠点とし て、むかしから重要な役割を担ってきた。このまちには時代を経て積み重ねてきた 時間の厚みがあり、海や山からいつも流れてくるさわやかな風が、長い時間をかけ てこのまちの形をつくってきた。そういう歴史と風土が、このまち函館らしさの固 有性やこの地域の魅力的な文化を育んできた。
そして、わたしたちはこの函館のまちに身を置くことで今も流れている時間と風
を実感することができ、この函館の歴史の中の現在という場所に立っている歓びを
感じる。
ところが、近年になって、町の活気や人気(ひとけ)が以前と比べて薄れてきた という声がある。人と人のつながりが薄くなってきたのか、地域どうしのつながり が薄くなったのか、町の路地で、廉売の店で、広路や公園などで、かつて賑やかに
人々が触れあっていた場所で人の活力が消えていたり、町全体にすきま空間とすき
ま風が感じられるようになった。山から町を眺めていても、浜から海を見つめてい ても、市電の車窓からの眺めの中にも、この町から取り返しのつかない何かが消え かかっていることへの危機感がある。
そういうときに、2004 年秋には北海道新幹線建設着工の決定があり、さらに 12
月 1 日、合併によりこのまち函館は広く亀田半島を行政区域とした新しい函館市と
なった。これらはこのまちの将来を決める非常に大きな出来事であった。
2005 年に入って、先の第 4 次函館圏総合計画を継いで、新函館市の総合計画の
策定作業がスタートし、広く市民の意見を聞く、はこだてまちづくり市民会議が設
置され、市民 60 人が 4 つの分科会で活発な意見交換を行い、このまち函館のこれ
からの姿について、思いが十分に盛り込まれた熱意のこもった提言をここにまとめ
た。
函 館 の ま ち は 、 こ れ ま で の 社 会 趨 勢 に 合 わ せ て 膨 張 拡 大 の 方 向 を 取 っ て き た が 、 その膨張した姿かたちがいま緩みつつある状況にある。その原因は、これまで膨張 を促進してきた都市の内部エネルギーが一定限度に達し、または低迷し、さらには 内部エネルギーそのものが変化し、転換しつつあることに因る。わたしたちの函館 のまちがこのまま緩みしぼんで行くのを見過ごすわけにはいかない。
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今こそ、函館のまちにさまざまな手当をするべきである。
そのことについて、さまざまな視点から、適切な提言が盛り込まれた。
函館のまちを鍛え上げて、まちの姿かたちをメリハリのあるバランスの取れたも
のにしよう。
人の資源を活かし、連携によって強化し、交流の場を活かそう。
居住環境を整えて、地域での人々のやさしいつながりを復活再生させよう。
函館の地域特性を活かしながら、国際視野ともてなしの心をもつ人材を育てよう。
多世代・多階層のひとを受け入れて、ひとりひとりを大切にしたまちづくりをし よう。
いずれにしろ、このまち函館のいまを肯定的に受け止め、まちづくりの絶好の機 会だと考えたい。
わたしたちは、このまち函館に住んでいる誇りを、ここでさらに一層膨らませた いと思う。
いまのわたしたちの思いとその志を込めて、次世代に引き継ぐメッセージとして、
1 新しい教育支援環境をめざして
2 創る歓びとつながる好奇心に溢れたまち
3 “ 交流の港” はこだて
1 すべての市民がいきいきと自分らしく住み続けられるまちづくり
2 高齢者がいきいきと自分らしく住み続けられるまちづくり
3 障がい児・者がいきいきと自分らしく住み続けられるまちづくり
4 子どもたちがいきいきと自分らしく住み続けられるまちづくり
1 コンパクトで快適・便利なまち(市街地・住宅・公共交通)
2 自然と共生する美しいまち(環境・景観・衛生)
3 誰もが安心して暮らせるまち(安全・安心)
1 産業が元気で活力のあるまち
2 市民がともに創り躍動するまち