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区財政の現状と見通し 2000 財政白書|杉並区公式ホームページ

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Academic year: 2018

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(1)

平成1

年 1

(2)

はじめに

日 本経済 は平成 10年度の マイナス成長か ら、11年 度の実 質経 済成長 率は プ ラス0.5%に転じました。バ ブル崩 壊後の不 況から低 迷を続け、底をついた日本

経済はようやく緩やかな回復へと向かう兆しが見えてきました。

しかし、バ ブル後 遺症 による影響 、また回 復力 の弱 い個 人消 費など依然として 経済の回復には厳しい状況にあります。

この10年余の間、景気低迷期にあった日本経済の中 にあって、地方財政も厳し い対応を迫られてきました。

地方 自治体は 、危機的財 政状況 の中にあって、マイナスシーリングや経常 経費 の削 減などの手法 と併 せ、財 源の確 保に積極的 に取 り組 むなどの 対応 をは かっ てきました。

これ により、伸 び続けた財政規 模が平成 3年度 から4年度にピークを迎え、その 後は縮小傾向に推移していることは全国の都市に共通しています。

杉並 区においても、長期 不況 や税 制改 革の 影響 を受 け、基幹 的歳 入である区 税 収入 は減 少を続 け、基 金の取 り崩 しや区 債発行 による財源 対策 も限 界にきて います。

一 方で、都区 制度の 改革や 介護 保険制 度などに伴う行政 需要の 拡大に応える ため、さらには21世紀に向けて新たな施 策を展開するためにも、弾 力性に富む財

政構造が強く求められています。

(3)

第1章 区財政の現状 1

 1 財政規模の推移 歳出額の推移と収入の構成 1

 2 財政指標でみる現状 経常収支比率、公債費比率、実質収支の推移 2

 3 歳入の状況 歳入の内訳 4

  (1) 区税収入 区税収入、区税収入割合の推移 5

  (2) 特別区債 区債発行の推移 7

  (3) 基金の活用 各基金活用、基金残高の推移 8

 4 歳出の状況 歳出の内訳 10

  (1) 義務的経費 性質別歳出額、平成元年度との比較の推移 11

  (2) 公債費 公債比、区債残高の推移 12

  (3) 人件費の伸び 職員数、人件費と人件費比率の推移 14

  (4) 扶助費 扶助費、老人福祉費、児童福祉費の推移 15

  (5) 補助金・手当等 補助金の総額と種類、手当等の総額の推移 17

  (6) 施設の維持運営経費 施設の維持運営費の推移 19

  (7) 施設建設費 普通建設事業費の内訳 21

第2章 今後の区財政の見通し 22

 1 大きな伸びが期待できない区税収入 区税収入等の推移 22

 2 求められる地方税財政制度の早急な改革 23

  (1) 不充分な地方財政制度の改革 23

  (2) 不合理な地方交付税制度 23

  (3) さらに必要な都区財政調整制度改革 調 整 3税と財調交付金の比較 24

  (4) 国庫支出金の超過負担 超過負担額の推移 26

 3 今後の財政収支見通し 27

区 財 政 の 現 状 と 見 通 し

(4)

第1

章 

区財政の現状

財政規模の推移

 歳出決算額で見る財政規模は、平 成 3年度をピークに、その後は減少し、低位で 推移しています。

○  歳出総額は平成3年度に1,463億円に達した後は、増減を繰り返し、10年度 を谷にして増加に転じてきました。

○  平成11年 度 、12年度は区税収入が減少する中でも新たな行政需要に対応す るため財政規模は拡大しています。

○  財源の根幹となる区税収入は減少し続け、歳出との差は大きくなっています。

歳出額の推移と収入の構成

※  普通会計決算による。

普通会計と

 一般会計とは区別される会計で、自治省の定める基準により、各地方公共団体の 会計を統一的に再構成し、財政状況の全国比較や分析などに用います。

1,301 1,262 1,315

1,263 1,345

1,272 1,279

1,336 1,463

1,203 1,152

0 300 600 900 1,200 1,500

元 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11

億円

区税収入

歳  出 区債と基金

(5)

- 2 -

財政指標でみる現状

 財政の健全度を表す各種指標によれば、区財政はここ数年で著しく硬直化してい

ます。

○  経常収支比率は、財政構造の弾力性を表す指標です。人件費、扶助費、公 債 費 といった、容易に縮小することが困難な経費に、区民税等の経常の一般財源がどの 程度消費されているかを表します。その比率が低いほど、「自由」に活用できる財源 が大きくなり、経済変動や行政需要の変化に、柔軟に対応できます。概ね70∼80 %が適正水準であり、100%を超えると危機的な状態であると言われています。

○  職員人件費や福祉需要の増加による扶助費等義務的経費の上昇により、経常

収支比率は、平成5年度以降急激に悪化しています。

経常収支比率の推移

 ※  普通会計決算による 62.5

85.3

89.0

92.1

63.2

67.4

74.7

61.3

88.8

71.0

75.4

86.2

65.5

88.1 80.8

57.3

90.9

88.2

90.4

87.3

90.1

95.8

50.0 60.0 70.0 80.0 90.0 100.0

元 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 %

杉 並 区

(6)

○  公債費比率は、公債費(特別区債の元金償還額及び利子支払額)の 負 担 の 程 度を表す指標で、この比率が高いと財政の硬直化が進んでいることを示し、15%を 超えると「黄色信号」と言われています。

公債費比率の推移

 ※  普通会計決算による

○  実質収支とは、現在の財政状況を表す数値。歳入決算額から歳出決算額を引い た額(形式収支)から、翌年度に繰り越すべき財源を控除した額です。

○  実質収支比率は、標準財政規模に対する実質収支の割合を示す指標で、概ね3 ∼5%が適当と言われています。

実質収支の推移

3.1 3.9 3.1 11.0 5.2 5.0 5.0 9.3 10.5 7.7 7.7 8.3 6.9 8.2 6.7 9.9 5.7 6.7 6.1 5.4 11.6 8.1 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0

元 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 %

杉並区

23区平均

50 37 30 27 26 20 36 20 24 22 45

5.5 2.5 5.1 5.5 5.3 5.0 5.0 4.1 3.9 3.7 2.9 2.8 3.2 4.0 2.1 2.3 3.6 4.2 3.6 4.2 4.4 5.4 0 10 20 30 40 50 60

元 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11

億円

0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 6.0 % 23区平均 実質収支比率

杉並区 実質収支比率

(7)

- 4 -

歳入の状況

 歳入の根幹となる区税収入が低迷している中で、基金の取り崩しや区債の発行に

より歳入を確保してきました。

○  一般財源では都区財政調整交付金が7年度以降増加してきましたが、11年度

は原資となる調整3税の減収や算定法法の見直しにより大幅に減少しました。12年

度には清掃事業の区移管に伴って増額になります。

○  特定財源では国庫支出金が10年度、11年度に地域振興券の発行や介護円滑 導入臨時特例交付金などにより増加となりました。11年度は特定財源が対前年比 27%増となっています。

歳入の内訳

 ※  普通会計決算による。

歳入総額 1,230 1,280

1,509

1,383

1,344

1,318

1,386

1,288

1,346

1,309 1,347

特別区債 国・都支出金

一般財源計 財政調整交付金

特別区税

0 400 800 1,200 1,600

(8)

区税収入

 9年度以降は、景気の低迷と政策減税の影響により、区税収入は大幅に落ち込ん でいます。

○  区税収入は、昭和60年度から平成4年度まで、順調な区民所得の伸びを反映し

て、471億円から737億円まで増加を続けました。

 しかし、バブル経済崩壊による景気の低迷と、景気対策としての減税の影響を受け

て減少し、住民税減税のなかった9年度は増加したものの、11年度には564億円

と、昭和62年度の水準にまで落ち込んでいます。

区税収入の推移

 ※  普通会計決算による。

 ※  減税影響額は、政策減税による区税の減収分(調定額)です。

減税影響額

471 508

564

628 632 701

729 737

594

583 633

604 93

27 26

38 67

564 690

606

400 500 600 700 800

(9)

- 6 -

○  歳入総額に占める区税収入の割合も、平成2年度の54.7%から、平成11年度 には41.9%にまで低下しています。

歳入総額に占める区税収入の割合の推移

 ※  普通会計決算による。

604 606 633

690 594 729 737

583

564 701

632

1,309 1,346

1,386 1,318

1,344 1,509

1,230

1,383

1,288

1,347 1,280

47.0 45.1

43.7

46.2 48.3

51.4

45.3 53.3

51.4

41.9 54.7

0 400 800 1,200 1,600

元 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 億円

(10)

特別区債

 区は、政策減税に伴う税収の補てんと行政需要の拡大に対応するため、特別区債

を発行してきました。

○  区は社会基盤整備を行い、後世代の住民にも応分の負担を求めることが適切で

ある建設事業について、特別区債を活用してきました。

○  平成6年度以降は、国の景気対策の一環として実施された住民税減税による減

収額を埋めるための「減税補てん債」を発行しました。これは世代間の負担の公平化

を図る建設区債と異なり、現在の赤字を補うための区債であり、資産を生み出すもの ではありません。また、平成9年度には、地方消費税導入年度の歳入欠陥を補うため の「臨時税収補てん債」を発行しました。

○  区は財政健全化を目指し、12年度以降、減税補てん債は発行限度額よりも圧 縮して発行します。

特別区債発行の推移

 ※  11年度までは普通会計決算。12年度は一般会計当初予算による。 32

27

151 110

90 73

112

37 52

17 25 91

73

84

37 15 28

7 15 32

27

151

110 90

164 185

121

80 54

40 22 0

40 80 120 160 200

(11)

- 8 -

基金の活用

 使用目的が特定されていない一般財源である「財政調整基金」は平成7年度から 10年度までの残高は80億円台でしたが、11年度には激減しました。

○  基金活用については、平成元年度から4年度までは、「区役所庁舎建設基金」の 活用が大部分を占めていました。11年度は一般財源の不足のため、「財政調整基 金」から65億円を取り崩しました。

○  各年度の特定事業(建設事業)にかかる財源不足を補うために取り崩せる基金 は、「基幹的施設建設基金」と「義務教育施設整備基金」の 2つでした。12年度はこ の2つの基金を再構築して「施設整備基金」を創設しました。

各基金活用の推移

 ※  11年度までは普通会計決算。12年度は一般会計当初予算による。 65

1 10

20 18 15

63

22

5 5

5

30

5 5 10

10

6

7 44

45

20 9 20

19 108

54 53

15 15 5

23 25 76

7 0

20 40 60 80 100

元 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 億円

(12)

基金残高の推移

 ※ 11年度までは普通会計決算。12年度は一般会計当初予算による。 31

49 52 43 43 63

83 83 84 85

38 19 64 84 101 106 119 122 141 136 185 143

56 13 19 24 29 26 25 35 63 61 57

62

43 168

88 81 192

213 215 207 200 247 249 291

236

0 50 100 150 200 250 300

元 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 億円

施設整備基 金

(13)

- 10 -

歳出の状況

 平成4年度以降は歳出の抑制基調が続いていましたが、11年度は介護保険に関 連した基金の設置などにより、12年度は清掃事業の移管に伴い増加しています。  民生費、公債費は伸びる一方、総務費、土木費、教育費が縮小しています。

○  総務費は、4年度から減少傾向が続いています。民生費は増加傾向にあり、11

年度には歳出全体に占める構成比は44%を超えています。

○  土木費は7年度から連続して伸び率がマイナスとなりました。

○  教育費は歳出全体の20%前後を推移してきましたが、9年度以降減少していま す。

歳出の内訳

※  普通会計決算による。各内訳の金額には目的別の人件費を含む。

285 259 296 260 256 219 210 181 176 158 159 358 324 366 396 413

432 486 536 507 523

575 46

48 55 55 60 61 66 103 79 132 203 388

170 168 191

147 112 107 106 101 269 296 294 252 270 251 291 255 292 238 237 68 76 72 108 63 78 93 98 135 41 47 42 50 88 41 52 67 41 30 37 28 41 38 39 1301 1,262 1,315 1,263 1,345 1,272 1,279 1,336 1,463 1,203 1,152 0 300 600 900 1,200 1,500

元 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 億円

(14)

義務的経費

 施設建設にかかる普通建設事業費が縮小する反面、義務的経費である人件費、 福祉需要にかかる扶助費、特別区債の償還にかかる公債費の割合が増加していま す。

 このことは、新規事業や臨時的事業にまわす財源の余裕が少なくなることであり、 区財政が硬直化していることを表わしています。

性質別歳出額の推移

 ※  普通会計決算による。

平成元年度を「

た場合の推移

312 336 355 371 384 398 410 413 416 414 420 112 118

134 141

155 163 171

178 186 200 210 28

37 30

68 76

71 108 62

78 93 97

356

358

600

387

268 246

236 219

260

155 136 343

354

344

370

395 393

420 390

376

400 438

0 300 600 900 1200 1500

元 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11

億円

人件費 扶助費 公債費 普通建設事業費 その他経費

1.35 1.87 3.44

0.38 1.28

0 0.5 1 1.5 2 2.5 3 3.5 4

元 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11

(15)

- 12 -

公債費

 近年、減税による区税収入などの減少を補てんするために発行した減税補てん債

等を含めて、特別区債の償還経費は年々増加しています。

○  歳出総額に占める公債費(元金償還額及び利子支払額)の比率が高くなり、財

政の硬直化をまねく一因となっています。後年度の財政負担を考えると、これらの特

別区債の発行は、今後、慎重に行う必要があります。

公債費の推移

 ※ 11年度までは普通会計決算、12年度は当初予算による。  ※ 減税補てん債等とは、減税補てん債及び臨時税収補てん債。

28 37

30 68

76 69

56 65

72

76 79 2

5

6

13 21

21 21

103

100 97

93 78 62 108

71 76 68

30 37 28

0 20 40 60 80 100

元 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 億円

(16)

- 13 -

○  平成元年度末には276億円であった特別区債残高が、平成9年度末には899 億円になりました。

○  平成10年度以降特別区債の残高は、減少していますが、減税補てん債等の残 高は増加しています。

特別区債残高の推移

 ※ 11年度までは普通会計決算、12年度は当初予算による。  ※ 減税補てん債等とは、減税補てん債及び臨時税収補てん債。

276 283 422

489

531 563

601 611 628 600 573

524 91

164

248 299 302 296

271

826 872 896 899 859 765 654 531 489 422 283 276

0 200 400 600 800 1,000

元 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 億円

(17)

- 14 -

人件費の伸び

 人件費については、職員数は削減していますが、金額及び歳出全体に占める割合 (人件費比率)は、高いレベルで推移しています。

 職員定数の削減などにより、職員数が減っても退職手当は増加し、人件費が伸び る結果になることもあります。

 なお、12年度は、清掃職員の増加により、人件費が大幅に伸びています。

職員数の推移

 ※  職員数は毎年4月 1日現在の数値。

人件費と

人件費比率の推移

 ※  普通会計決算による。

 ※  人件費比率は、歳出総額に占める人件費の割合で、歳出総額の抑制によっても、   伸びる結果となります。

4,499 4,476 4,472 4,489 4,487 4,478 4,482 4,468 4,442 4,439 4,425 4,716 4,350 4,400 4,450 4,500 4,550 4,600 4,650 4,700 4,750

元 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12

294 316

334 351 362

372 382 387 393 395 392 28 19 23 26 28 26 22 20 21 20 18 312 336 355 371 384 398

410 413 416 414 420

27.1 27.7 30.0 31.3 30.5 32.7 31.6 32.8 32.3 24.3 27.9 0 100 200 300 400 500 600

元 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11

億円

0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0 %

(18)

扶助費

 義務的経費のうち扶助費は、福祉需要の拡大に伴い年々増加しています。

○  平成11年度までの老人福祉費の増加は、高齢者ホームヘルプサービスの派遣

世帯数や、老人福祉手当等の受給者の増などによるものです。

○  12年4月から介護保険制度が導入されたことに伴い、老人福祉費は減少します

が、介護保険事業会計の創設により、一般会計からの繰出金が増加することになり

ます。

○  児童福祉費は、乳幼児医療費助成の助成対象を拡大したことなどにより、増加 しています。

○  その他、障害者福祉手当等の受給者数の伸びや、生活保護受給者の伸びも扶

助費の増加要因です。

扶助費の推移

 ※  普通会計決算による

17 18 23 24 27

29 31 33 35 37 40 39 44 54 59 65 66 66 69 71 73 76 17 18 19 21 23 27 27 29 30 31 32 34 33 34 33 36 37 43 44 46 54 57 5 4 4 4 4 4 4 4 4 4 5 210 200 186 178 171 163 155 141 134 118 112 0 40 80 120 160 200

元 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 億円

(19)

- 16 -

老人福祉費と高齢者人口の推移

 ※  普通会計決算による。

 ※  高齢者人口は毎年1月1日現在の65歳以上の住民登録人口

児童福祉費と年少人口の推移

 ※  普通会計決算による。

 ※  年少人口は毎年1月1日現在の0∼14歳の住民登録人口

39 71 73 76 69 65 59 54 66 66 44 72,012 76,371 78,796 81,093 74,172 61,079 63,234 65,468 67,757 69,921 59,396 0 20 40 60 80

元 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11

億円

55,000 60,000 65,000 70,000 75,000 80,000 85,000 人 老人福祉費

高齢者人口

17 18 19 21 27 27 29 30 31 32 23 69,059 65,947 63,203 61,229 50,730 51,778 52,784 54,034 55,491 57,086 59,270 0 10 20 30 40

元 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11

億円

45,000 50,000 55,000 60,000 65,000 70,000 人 児童福祉費

(20)

補助金・

手 当 等

補助金の総額と補助金の種類の推移

(単位:億 円 )

年   度 元 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12

公 社 等 へ の

運 営 費 助 成 1 1 3 5 7 9 10 10 9 10 12 10

社 会 福 祉 法 人 等 へ の 施

設 建 設 助 成 16 1 4 5 1 5 18 6 2 3 11 2

私立 幼 稚園 等

保 護 者 負 担 軽 減 7 8 9 10 9 9 9 8 7 7 7 7

そ の 他

9 12 14 17 18 21 17 18 19 22 23 18

合 計

33 22 30 37 35 44 54 42 37 42 53 37

 区が設立した財団法人や、個人・団体等に対して各種の補助金を支出していま

行財政再建緊急プラン」にそって、補助金・手当等を見直しました。

○  財団法人等に対して人件費や運営費の補助をしています。また、少子化、高  近年これらの総額は、40億円を超えてきました。

 また、福祉施策の充実を図るため、様々な手当を支給しています。その総額も、

60億円を超えています。

 このような状況を踏まえ、平成12年度予算の編成にあたって、「12年度杉並区 す。

齢化への対応や、安全なまちづくりを進める施策などを進めるため、各種の補助

○  平成12年度予算編成にあたって、補助金の見直しを行い、まちづくり公社と 金を支出してます。

国際交流協会への補助金等を廃止しました。

33 22

30 37

35 44

54 42

37 42

53 37 95

103 106

117 119 123

131 131 140

127 114 128

0 10 20 30 40 50 60

元 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12

億円

0 20 40 60 80 100 120 140 種類

(21)

- 18 -

手当等の総額の推移

各年度の主な手当等

(単 位 :億円)

※ 一般会計当初予算による

※  削減額は、11年 度 、12年度一般会計当初予算での比較 乳幼児医療費助成

児童育成手当

8年度 20 老人福祉手当

心身障害者福祉手当 難病患者福祉手当

10 6

5 5 4

5 5

5

9年度 20 10 6

10年度 22 11 7

7 5 11年度

22 11 7 7 5

福祉の増進を目的に各種手当を支出しています。対象者数の自然増や、対象を拡 ○  区は、高齢者や障害者、乳幼児を持つ保護者に対して、その負担の軽減や、 大した結果、手当等の総額が増加しています。

補助金・手当等の見直し(「12年度 杉並区行財政再建緊急プラン」より)  1 補助金  廃 止 15件、縮小等95件、再構築7件、新規6件、拡充12件、 ○  12年度は、介護保険制度の導入という新たな状況等を踏まえ、手当等の見直 しを行いました。

12年度 18 11 7

         統合1件

 2 手当等  廃 止 11件、縮小22件、拡充16件       削減額10億円

      削減額7億 円

60 60

67 70

60

0 20 40 60 80

8年度 9年度 10年度 11年度 12年度

(22)

施設の維持運営経費

施設の維持運営経費の推移(

主な施設を抜粋)

60年度 3年 度 9年 度 12年度

区 民 施 設 管 理 費 10億円 16億円 21億円 18億円

15施設 20施設 25施設 25施設

 ・ 杉並公会堂、自然村、湯河原すぎなみ荘、杉並会館、

高 齢 者 在 宅 サ ー ビ 1億 円 4億 円 16億円 5億 円

ス セ ン タ ー 運 営

1施 設 4施 設 12施設 15施設

 ・ 高齢者在宅サ ー ビス セ ン ター 和田ふれあいの家等

社 会 福 祉 施 設 費 6億 円 7億 円 9億 円 9億 円

38施設 41施設 46施設 46施設

 ・ 高齢者活動支援センター、敬老会館、みのり工房、

  障害者福祉施設(あけぼの作業所、すぎのき生活園、障害者福祉会館等)

児 童 福 祉 施 設 費 12億円 20億円 17億円 17億円

125施設 130施設 130施設 132施設

 ・ 保育園、児童青少年センター、児童館、学童クラブ

社 会 教 育 施 設 費 6億 円 10億円 10億円 8億 円

9施 設 11施設 15施設 16施設

 ・ 図書館、社会教育会館、社会教育センター、郷土博物館

○  平成11年度は、施設の保守委託についての標準仕様書を作成し、12年度は

  地域区民センター、区民集会所、区民会館

理経費を節減しました。また、高齢者在宅サービスセンターは、介護保険の導入に より12年度は大幅な減額になりました。

「行財政再建緊急プラン」に基づき、委託経費について見直しを行い、施設維持管

 地域交流のための場の確保や福祉需要への対応、社会教育活動のためなど区は

様々な施設建設を行ってきましたが、建設された施設の維持運営のコストは施設の

増加と伴に、年々増大しています。

(23)

- 20 -

60年度 3年 度 9年 度 12年度

体 育 施 設 費 4億 円 8億 円 10億円 12億円

14施設 18施設 19施設 19施設

 ・ 体育館、運動場、プール

合 計 39億円 65億円 83億円 69億円

202施設 224施設 247施設 253施設

 ※  一般会計決算による。金額には、職員人件費は含まず、施設改修等の経費は含む。

主な区民利用施設の維持運営費と使用料収入

 ※  11年度一般会計決算による。

 ※  経費には、減価償却費は含まない。   12年度は一般会計当初予算による。

195,720 100,623

124,756

1,257,430 1,218,035 461,120

体育施設          (運動場、体育館、 

プール) 地域区民センター等   (全区民センター、   

区民集会所) 宿泊施設         

(湯河原すぎなみ荘、  すぎなみ自然村)

(24)

施設建設費

 投資的経費である普通建設事業費は、歳出総額の推移と同様に平成3年度をピー クに減少し、11年度は、3年度の4分の1以下の水準となっています。

○  普通建設事業費は、年度により変動が大きく施設の建設計画や公共用地の取 得の有無によって金額が増減します。

○  平成元年度からの傾向を見ると、事業費総額は大幅に落ち込む中で、土木費が 大きく減少し、民生費、教育費の割合が高くなっています。一言でいうならば、土木 型の普通建設事業費から、福祉型に転換しつつあるということになります。

普通建設事業費の内訳

※  普通会計決算による。各内訳の金額には、目的別の人件費を含む。

普通建設事業費における民生費、

土木費、

教育費の割合の推移

※  普通会計決算による。

※  普通会計決算による。各内訳の割合には、目的別の人件費を含む。

74

23 39 47 21 19 40 78 43 28

73

151

325

102

105 130 83

44 43 42 37 115 125 108 62 75 66 103 65 110 55 52 176 32 64 45 19 13 94 10 31 67 128 59 136 155 260 219 246 268 387 600 358 356 236 0 100 200 300 400 500 600

元 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11

億円

民生費 土木費 教育費 その他

0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0

元 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11

(25)

- 22 -

第2

章 

今後の区財政の見通し

大きな伸びが期待できない区税収入

 景気の低迷と雇用者所得の減少により落ち込んだ区民税収入は、景気の回復に よる伸びが見込まれるとしても、緩やかなものと考えられます。

○  政府は、国内総生産(GDP)の実質成長率について、12年度は1.0% に 達 す ると見込んでいます。

○  景気回復は、区税収入の増加をもたらしますが、その両者の間には次のような 相関関係が認められます。

 GDPの増減は1年間のタイムラグを伴って、雇用者所得の増減に影響を及ぼし、 雇用者所得の伸びはその翌年の税収に反映します。

○  したがって、今後1%から2%と予想されるGDPの実質成長率を前提にすると、 区民税は2年のタイムラグを伴って0.5%から1%程度伸びるものと見込みました。

国内総生産(

雇用者所得、

区税収入の伸びの推移

○  「減税等控除後の区税収入」は、政策減税による影響がないものとみなし、ま た、バブル経済の時期に大きく増加した土地売却益等への分離課税分を控除した区 税です。

 このような条件設定をした区税の伸び率は、2年前のGDP伸び率及び1年前の雇 用者所得の伸び率と概ね同傾向で推移しています。

- 3.0 0.0 3.0 6.0 9.0

元 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11

減税等控除後の区税収入

国内総生産(GDP)(2年前)

(26)

求められる地方財政制度の早急な改革

不充分な地方税財政制度の改革

 平成12年4月からいわゆる「地方分権推進一括法」に基づき、地方分権をより一 層推進するための制度が構築されました。しかし、財政が自立しなければ本当の意

味での地方分権とはいえません。安定的、恒久的な財源の確保を図り、財政自主権

を確立することが、当面の課題となっています。

○  地域における行政の運営を、できるだけ身近な地方公共団体において処理でき

るようにすべき、という趣旨で、12年4月からは、法定外普通税の許可制を協議制 に、また新たに法定外目的税を創設するなどの改正を行いました。さらに、18年4月 からは、地方債の許可制度を廃止し、協議制に移行することを決めるなど、一定の前 進も見られます。

○  区が現在、検討を進めている「レジ袋税」も、創設された法定外目的税にあたる

もので、その実施の是非を含めて調査会議で検討しています。

○  国と地方公共団体との役割分担に応じた地方税源を充実する措置については、

不充分といわざるを得ません。地方公共団体の権限充実に見合うように、消費課税

等の税源を国から地方へ早急に移譲し、財政自主権を強化することが不可欠となっ ています。

不合理な地方交付税制度

 地方交付税制度が抱える問題を解決するために抜本的な改革が求められていま す。地方交付税算定の特例である、23区を一つの市町村とみなして都と特別区を合 算して算定する規定は不合理であり、早急に是正されるべきものです。

 不交付団体に対しては、国庫支出金等の財源の抑制措置がとられ、実質的な負担

をさらに負わなければならなくなっています。

(27)

- 24 -

○  都の11年度普通会計決算においては881億円の赤字にもかかわらず、12年 度地方交付税の算定においては、3,264億円の財源超過があるとみなされていま

す。この理由は、財源超過額は、地方交付税総額を全国の自治体に配分する過程

で生じた交付税算定上の数字であり、財政運営上の実態を示すものではないこと、

さらに膨大な昼間人口を抱える巨大都市特有の財政需要を考慮していないことなど があげられます。

○  ここ数年進められてきた、国庫支出金の地方交付税による補てん措置への変更

は、地方交付税が交付されていない特別区にとっては、実質的には補助金の削減と

なっています。

○  地方分権のより一層の推進を図るうえで、国の補助金のあり方とあわせて、第 二の補助金といわれる地方交付税制度の改革も求められています。

に必要な都区財政調整制度改革

 平成12年4月から、特別区は基礎的な自治体となることに伴い、この新制度にふ

さわしい都区財政調整の制度をつくることを目標に都区協議を行ってきました。  都区協議の結果、共通の大都市財源である調整税の配分割合を現行の区44% ・ 都56%から、移管事業等に要する経費を加えて、区52%・都48%とすることで決 着しましたが、今後に課題を残したものになっています。

○  特別区の地域においては、一般の市が行う事務を都と区が分担して行っていま

す。その割合に応じた都と特別区間の財源配分と特別区相互間の行政水準の均衡

を図るため、都が都税として徴収している市町村民税法人分、固定資産税及び特別

土地保有税の一定割合が特別区に交付されています。

○  今回の都区制度改革に伴う財源配分の協議の中でも合意できず、今後継続し

て協議すべき課題があります。その主なものは、①今回の財源配分に反映させない

清掃関係経費、②今後の小中学校改築需要、③清掃事業の特例期間終了後にお

ける大都市事務の役割分担を踏まえた財源配分のあり方、④都市計画事業の実施

(28)

調整3

税の内訳(

杉並区分)

 ※ 区民税相当分については、法人都民税決算額のうち71%相当として試算。  ※  11年度は速報値。

○  杉並区民が納める調整3税の44%分と財政調整交付金を比較すると次のグラフ のようになります。

調整3

税と財政調整交付金の比較(

杉並区分)

70 67 63 53

39 38 40 44 46

35 38

224 227 244 264 281 298

319

333 327

328 326 1 2

3 7 3

4 7

5 7

3

365 363

375 380

366 339

324 324

312 301

297

0 50 100 150 200 250 300 350 400

元 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11

億円

法人都民税のうち区民税相当分 固定資産税 特別土地保有税

131 132

137

143 143

149

161

167 165

160 161 214

116

137

180 182

172

223 225

230

241

180

90 130 170 210 250

元 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11

億円

(29)

- 26 -

国庫支出金の超過負担

 国庫補助基本額が実際の事務事業を実施するために必要な金額より低いことな

どのため、特別区は負担割合以上に経費を支出しています。

  また、「(2)不合理な地方交付税制度」で述べたように、不交付団体であるがた

めに受けている、実質的な超過負担もあります。

○  特別区の歳入の一つに国庫支出金があります。国庫支出金の算定にあたって

は、国は地方公共団体がその事業を行うために、必要かつ十分な金額を基礎としな

ければならないとされているのですが、現実には特別区が負担割合以上に経費を 支出しています。

国庫支出金の超過負担額の推移

 ※ 一般会計決算による

 ※ 金額は、次にあげる事業にかかる超過負担額の積算である。   ・ 外国人登録事務費

  ・ 区立保育所運営費   ・ 私立保育所運営費   ・ 国民年金事務費   ・ 保健所事業費補助金

  ・ 施設整備費(区立保育所、小・中学校) 64

61

77

61

66

60 61

69

73 75

77

0 10 20 30 40 50 60 70 80

(30)

今後の財政収支見通し

(単 位 :億 円 )  13年度 14年度 15年度 16年度 17年度   歳 入 1,453 1,375 1,365 1,364 1,362

1,005 988 993 998 1,003 特別区税 549 552 558 564 570 特別区財政交付金 269 269 269 269 269 特別区債(減税補てん債) 14 13 12 11 10 その他の歳入 173 154 154 154 154 448 387 372 366 359 128 131 133 140 144 その他の歳入 194 196 185 181 181 計画事業 126 60 54 45 34 特別区債 69 15 11 17 9 基金繰入金 19 19 9 0 1 その他 38 26 34 28 24   歳 出 1,453 1,375 1,365 1,364 1,362 義務的経費 726 722 714 706 709 人 件 費 456 452 450 447 442 扶 助 費 170 169 168 174 179 公 債 費 100 101 96 85 88 その他の経費 504 503 502 521 529 計画事業 223 150 149 137 124

区 分

○  より良い行政サービスを効率的に提供し、あわせて財政健全化を図るため に、「行財政改革大綱・実施プラン」が同時に策定されました。行財政改革の着実 な実施によって歳入確保と歳出削減を図ることにより、行政計画の実現が可能と

○  13年度からの5年間で、行財政改革による財政効果額のうち、一定部分をこ なります。

の財政収支見通しに取り込みました。

 国内総生産(GDP)の6割を占める個人消費は、IT関連支出を除き、回復の足 取りは依然として重く、不透明な状況が続いています。政府は12年度の実質経 済成長率を1.0%と見込み、また、「経済審議会答申」(平成11年7月5日)にお いては、中期的な実質経済成長率を年2.0%と想定しています。

 こうした状況を踏まえ、中期的な財政収支の見通しを試算しました。

一般財源

特定財源 国・都 支 出 金

(31)

- 28 -

度以降1

%と見込んだ。

⑤ 

特別区財政交付金は、

年度に制度改正があったものの、

真に安定した制

④ 

利子割交付金は、

年度については、

年度同様に高金利時代の郵便貯

⑩ 

行財政改革によって生み出された効果額のうち一定部分、

概ね70億円は各

該当項目に算入した。

⑨ 

国民健康保険事業会計等の各特別会計への繰出金は毎年5%増加すると見

⑦ 

人件費については、

年度から5

年間で職員を40

名削減することを前提と

⑥ 

国・

都支出金については、

生活保護費や児童手当等の増減を見込んだ。

金の満期が到来するため、

年度と同額とした。

① 

減税等の影響を控除した区税の伸びは、

年度0

%、

年度0

⑧ 

扶助費については、

高齢者・

障害者施策関連経費、

生活保護費、

児童手当

度には至っていないため、

年度と同額で推移するものとした。

定した。

③ 

減税補てん債は、

財政健全化を目指す姿勢を示すため、

発行額を圧縮した。

財政収支見通しの試算の条件は次のとおりです。

② 

地方特例交付金は、

平年度化された恒久的減税の影響額を7

込んだ。

(32)

企画部予算課

〒166−8570 杉並区阿佐谷南1−15−1 ℡03−3312−2111(大代表)

     使用しています

登録印刷物番号 12−0081

●  本文は古紙配合率100%(白色度70%台)、表紙は古紙配合率50%の再生紙を

平成1

年10月発行

参照

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 建設年度 面積(㎡) 所有 延面積(㎡) 構 造 所有 摘要(併設状況等) 区役所第一庁舎1階