• 検索結果がありません。

労働経済学 (第9回)pdf 最近の更新履歴 Keisuke Kawata's HP

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2018

シェア "労働経済学 (第9回)pdf 最近の更新履歴 Keisuke Kawata's HP"

Copied!
6
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

労働経済学 第 9 回

広島大学国際協力研究科 川田恵介

1 Migration Policy

Migration Policy: 外国人労働者をどの程度受け入れるか、は多くの先進国において極めて大きな政治 問題化している。

国際比較の指標:

Quota System: 就労許可書、居住許可書の総量規制

Admission requirements: 外国人居住者として、登録するために必要な証明書や手続きの数 Years to obtain permanent residence: 恒常的な在住許可を獲得するために必要な年数 Residence requirements: 在住許可書を獲得するため必要な証明書や手続きの数

Length of first stay: 最初の在住許可書を獲得するために必要な居住期間 Overall index:

Migaration policies の強度:Boeri and van Ours (2008) より

1

(2)

2 理論モデル

2地域(地域1,2)からなるモデル

初期状態の労働者数: 地域2に十分に多く労働者が居住している。

2.1 伸縮的賃金モデル

需要関数:

移動費用: 地域間を移動するためには、移動費用 t が必要 垂直な労働供給曲線:

2

(3)

右上がりの労働供給曲線:

3

(4)

2.2 硬直的賃金モデル

賃金の下方硬直性: 地域1の賃金に下限w¯1が存在する。 移民停止の条件: 労働者はリスク中立的であるとすると、

¯

w1(1 − u) + ub = w2 u: 失業率、b:失業給付

4

(5)

図1: Figure 1 Boeri and van Ours (2008) より

3 実証研究

アメリカへの移民: 時系列データ(Figure 1)

失業率の格差:Native と移民との間では、欧州では移民のほうが失業率が高い傾向にある。 (OECD 2006 Boosting jobs and income より)

賃金格差: 技能の高い労働者間では、native と移民の賃金格差は早く収束する。たいして、技能の低い労 働者間では、収束しない。

native の賃金への影響: 影響は小さい(Friedberg and Hunt 1995, Smith and Edmonston 1997)

5

(6)

図2: Figure 2 Boeri and van Ours (2008) より

Native と移民の地域間移動率: イタリアにおける地域失業率と純流入率の関係(2003 年, Figure 2)

移動の決定: 若年層は賃金に強く反応するのに対し、中高年層は出身地域の失業率に強く反応する。 最低賃金への影響: 「家族のきずな」が強い国ほど最低賃金の水準が高い

図3: Figure 3, Cahuc, Alesina, and Algan (working paper)

6

図 1: Figure 1 Boeri and van Ours (2008) より
図 2: Figure 2 Boeri and van Ours (2008) より

参照

関連したドキュメント

欧州委員会は再生可能エネルギーの促進により 2030

(ページ 3)3 ページ目をご覧ください。これまでの委員会における河川環境への影響予測、評

9/23 ユーロ圏PMI 欧州経済はエネルギー価格高騰の悪影響などから冬場にかけてリ セッションが懸念される状況で、PMIの内容が注目される

環境への影響を最小にし、持続可能な発展に貢

・令和2年度 各市負担金(下半期分)の前倒し請求について、新型コロナウイルス感染症の影響

クを共有するスライスどうしが互いに 影響を及ぼさない,分離度の高いスラ

 第4項 組織pH移動  第5項 反懸調節カ   (A)麗酸二因ル影響   (丑)乳酸二因ル影響   (C)燐酸二因ル影響   (D)酪酸二因ル影響

 本年度は新型コロナウイルス感染症拡大の影響を