98
6.公営住宅等を整備する事業、中心市街地共同住宅供給事業その他の住宅
の供給のための事業及び当該事業と一体として行う居住環境の向上のための
事業等に関する事項
[1]街なか居住推進の必要性
【現状】
■ 信越本線から西部地区について一部公共下水道が未整備である。
■ 中心市街地の人口は、平成8年から平成20年の12年間で17.8%減少し空洞化 現象が進んでいる。近年のマンション立地により、一時人口は横ばい状態であったが 再び減少傾向を示している。
【街なか居住推進の必要性】
■ 街なかでの居住者の増加を図るため、新たに居住を求める人、そこに住む人に対し、 ニーズをかなえ快適な居住環境を提供していくための相談窓口を設置し、相談に応じ ていくことが必要と考えている。
■ 街なか生活環境の向上と公共用水域の水質保全を促進し、快適な暮らしの創出を図る ことも大切である。
■ 居住人口の増加は、中心市街地の回遊性の向上や商店街のにぎわいにも結びつくもの と捉えており、まちの活性化やコミュニティの観点からも居住環境整備は必要と考え る。
【街なか居住に関する事業展開】
■ 居住者増加のための居住相談事業の実施
■ 中心市街地での居住施設の整備と駐車場確保の検討
■ 公共下水道事業の整備促進等居住環境の改善
【フォローアップの考え方】
■ 事業の進捗状況について毎年度確認し、状況に応じて事業の進捗促進のための措置を 講じていく。
[2]具体的事業の内容
(1)法に定める特別の措置に関連する事業 該当なし
(2)①認定と連携した支援措置のうち、認定と連携した特例措置に関連する事業 該当なし
99
(2)②認定と連携した支援措置のうち、認定と連携した重点的な支援措置に関連する事業 該当なし
(3)中心市街地の活性化に資するその他の支援措置に関連する事業 事業名、内容
及び実施時期
実施 主体
目標達成のための位置づけ及び必要性
支援措置の 内容及び実 施時期
そ の 他 の 事 項
■ 事業名 公共下水道事業
■ 内容
公共下水道の整備
■ 実施時期
平成 3 年度∼平成 2 1 年度
上越市 生活環境の向上と公共用水域の水質保全 を図ることを目的に公共下水道整備を進め る事業。
快適な暮らしと環境改善を図るために、必 要な事業である。
公共下水道 事業国庫補 助金
平成 3 年 度∼2 1 年 度
(4)国の支援がないその他の事業 事業名、内容
及び実施時期
実施 主体
目標達成のための位置づけ及び必要性
支援措置の 内容及び実 施時期
そ の 他 の 事 項
■ 事業名
旧高田共同ビル再生事業
■ 内容
旧 高 田 共 同 ビ ル を 商 業 ・ 公 益・居住施設・駐車場を併設 した複合施設として整備
・主な機能 公益フロア 商業フロア 住宅フロア 駐車場
■ 実施時期
平成 2 0 年度∼平成 2 4 年度
(5、都市福利施設を整備 する事業に関する事項( 2 ) -
①に再掲)
高田ま ちづく り㈱
高田駅前通りと本町商店街が交差する主 要な場所で、商業・公益・居住施設・駐車場を 併設した 1 6 階建ての複合施設を整備する。
居住部分は 6 階から 1 6 階で、ファミリ ー、少人数世帯・単身向け、高齢者向け住宅 を提供し、街なかでの居住人口増加に資す る。
また、公益施設では市民の文化的な活動の ための施設を予定し、商業フロアでは食料品 等の店舗も予定。居住者をはじめ、街なかに 住む人の利便向上も図ることができること から、街なか居住人口の増加に資する事業と して必要な事業である。
100 事業名、内容
及び実施時期
実施 主体
目標達成のための位置づけ及び必要性
支援措置の 内容及び実 施時期
そ の 他 の 事 項
■ 事業名
街なか居住相談事業
■ 内容
街なかでの居住者の増加を 図るため、新築や改築を検 討する人に対し、住宅相談 に応じる。
■ 実施時期 平成 2 0 年度∼
上 越 市 地 域 住 宅 相 談 所
中心市街地では郊外の住宅地へ移転す る世帯が多く、居住人口の減少に拍車を かけている。
このため、まちなか居住者の住宅改装 や居住環境の向上に向けた相談に応じる ほか、市街地への住み替えを検討する人 に対して、市の支援を受け必要な情報の 提供や相談に応じる。
街なか居住者の増加に必要な事業であ る。
■ 事業名
防災街区整備事業
■ 内容
外壁の防火構造化や火災を 抑制する住宅用の自動消火 装置、住宅用の火災警報器の 設置にかかる費用を助成
■ 実施時期 平成 1 2 年度∼
上越市 これまで、木造家屋が連たんする市街地で は、一度火災が発生すると大火災に結びつい ている。このため、火災の延焼防止を図り安 全・安心な生活を送るには欠かせない事業で ある。