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g psyc 1 最近の更新履歴 村山 綾 研究室 g psyc 1

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Academic year: 2018

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(1)

瞑想は創造的思考を促進させる(実験

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 瞑想を行うことによって、脳の器官である海馬が活性化されることが分かった。海馬とは、大脳辺縁系の海 馬体の一部であり、記憶や空間学習能力に関わる部位である。神経科学の分野では、海馬体の別の部位である 歯状回と海馬をあわせて「海馬」と慣例的に呼ぶことが多い。

ある研究では、16人の参加者に8週間にわたり瞑想などのマインドフルネス・エクササイズを行ってもらい、

エクササイズの前後に、脳のMRI検査を行った。その結果、参加者の多くで、行動、記憶、およびストレスに

関する脳の領域に著しい変化がみられた。記憶にとって重要な領域だとされている「海馬」と、自意識や同情 心に関わる構造部分で、灰白質密度増加が認められたのである。ちなみに、瞑想を行わなかったグループには まったく変化は見られなかった。つまり、単なる時間経過で灰白質密度が変わったわけではないことがわかる。

海馬は創造的思考を行っている際にも活性化することがわかっている。情報収集や経験は、創造的思考の基盤 として重要な意味を持つ。つまり、ある人物の脳に記憶されている情報や経験が、後の創造的思考を引き出す のに欠かせないのである。そして、海馬の灰白質密度が増えれば、感情は前向きになり、情緒も長期的に安定 し、日常的な集中力も高まるとされている。

瞑想により記憶を司る海馬が活性化されることが判明し、そして創造的思考を促進するには記憶を引き出すこ とが重要である。つまり、瞑想は創造的思考を促進させると言えるだろう。

       

図:瞑想中の脳活動(左)と、創造的思考がなされている時の脳活動(右)の類似性 (実際は、棒グラフ、脳画像、画像なしのいずれか/ 実験 2 では本記事は使用しない。)

Q. 以下の項目について、1:かなり反対、2:反対、3:賛成、4:かなり賛成 のうち当てはまるものを1つ

(2)

テレビゲームは注意機能に

利益あり(実験

1

2

テレビゲームは、老若男女を問わず世界中で親しまれており、家庭におけるエンタテインメントの一翼を担 うに至っている。同時に、産業としても日本の重要な位置を占めるに至っており、社会的な影響は大きい。日 本では「脳を鍛える」という言葉に代表されるように、テレビゲームを行うことが脳に良いといわれるような

現象も起きている。

この現象を実証するために、テレビゲームの「熟達度」に焦点を当てた研究が行われた。実験参加者を熟達

者(対象ゲームの全国ランキング入賞者)、中級者(対象ゲーム経験者)、初心者(普段テレビゲームを実施

せず、対象ゲームは未経験)に分類し、対象ゲーム実施時の脳活動を計測した。その結果、初心者、中級者に

おいては前頭前野の活動が低下するが、熟達者は活性化するという結果が示された。

前頭前野は、思考を担う脳の中心的な部位と考えられており、意欲や注意などの実行機能をつかさどる「司

令塔」のような役目を果たしている。例えば、オートバイや車の運転時の脳活性部位を測定した現役ドライ

バーを対象とした実験では、走行中、常に背内側前頭前野が活性化しており、注意機能が高まっていることが

明らかになった。

以上の研究結果から、テレビゲームをよく行う人と、オートバイや車に日常的に乗っている人は共に前頭前

野が活性化していることが示された。したがって、テレビゲームを定期的に行うことで、注意機能の上昇につ

ながることが期待される。

図:ゲーム熟達者のゲーム中(左)と、現役ライダーの運転時(右)の脳活動類似例

 (実際は、棒グラフ、脳画像、画像なしのいずれか/ 実験 2では脳画像 orトポグラフィー)

Q. 以下の項目について、1:かなり反対、2:反対、3:賛成、4:かなり賛成 のうち当てはまるものを1つ

(3)

テレビ視聴は算数能力と関連(実験

1

2

わたしたちの日常生活において、テレビは重要な情報源の1つであり、多くの家庭でテレビ視聴がなされて

いる。テレビを視聴している時は、主に脳の前頭葉が活性化していることが明らかになっている。前頭葉とは、

大脳の葉のひとつであり、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の各感覚それぞれの体内情報と、ほとんどあらゆる

外的、内的情報、しかも高次な処理をつかさどる脳部位である。テレビ視聴時には、例えば出演者を目で追っ

たり、表示されるテロップに目を向けたり、テレビから聞こえてくる声や音に注意を向けることで前頭葉が活

性化することが判明している。

近年の研究から、算数の課題を遂行する際にも前頭葉が活性化することが明らかになった。算数の問題を解

くためには、問題文や呈示されている図形などを正しく読みとらねばならない。そして、そのためには多くの

注意を向ける必要がある。また、算数の問題を解く過程で生じるイメージ形成も、正答に至るために重要な役

割を担っており、前頭野が活性化することでこのイメージ形成が促進されるのである。

以上のことから、テレビ視聴と算数問題の遂行時の脳活動部位や活性の程度に類似性があることが分かる。

これらを統合的に捉えると、テレビ視聴が算数能力の向上につながる可能性も期待できるのである。小学校の

昼休み等に実施されているテレビ視聴は、場合によっては算数の成績向上につながっているかもしれない。

図:テレビ視聴時(左)と、算数課題遂行中(右)の脳活動部位の活性化の類似性

 (実際は、棒グラフ、脳画像、画像なしのいずれか/ 実験 2では脳画像 orトポグラフィー)

Q. 以下の項目について、1:かなり反対、2:反対、3:賛成、4:かなり賛成 のうち当てはまるものを1つ

(4)

最新の脳スキャン技術を使うと犯罪を予知できるらしい(実験

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http://www.kotaku.jp/2013/04/brain_scanpost.htmlより

ある神経科学者が、犯罪者が釈放された後に再び犯罪を起こす可能性があるかどうか? を脳スキャンで予測

することに成功したそうです。それは、脳の中に「再犯エリア」的なものを見つけたということでしょうか?

ニューメキシコ州のアルバカーキにある、非営利のMind Research Networkの神経科学者ケント・キール氏

と、その共同研究者は、釈放直前の男性受刑者96人を対象として研究を行いました。彼らは、受刑者達に、迅

速な判断を要したり衝動的な反応を抑制しなくてはならないコンピュータータスクを与え、その間の脳の様子

を機能的磁気共鳴画像(MRI)でスキャンしたのです。

このスキャンでは、意思決定や共感、また情動等の認知機能に関わっているとされる前帯状皮質(ACC)の

動きに注目しました。そして、出所後に、彼らがどのような生活を送るのかを追ったのです。調査対象者の中

で、迅速な意思決定をするタスクでACCの活性が低かった者は、年齢や薬物、またアルコールの乱用、精神病

等、他のリスク要因を確認した上で、出所後にも犯罪を犯し逮捕される可能性が高かったという結果が出まし

た。そして、ACCの活性ランキングの下半分に位置した男性は、あらゆる犯罪の再逮捕率が2.6倍、非暴力犯

罪での再逮捕率は4.3倍という数字となりました。

昨今、どのようにすれば脳イメージングスキャンで未来の行動を予測出来るのかということが研究されてお

り、今回紹介したものは、その中の最新のものです。

【しかし、スキャンは決して完璧ではなく、ACCの活動が低いという結果が出た男性でも、確実に犯罪を犯

し、再び刑務所に戻ってくるという保証はありません。実際、専門家の中には、まだ実用には早いと批判的な

コメントをしている人もいます。】・・・批判コメント(あり orなし)

図:ACC活性(左)例と、男性受刑者の脳活動(右)例(あり or なし)

Q. 以下の項目について、1:かなり反対、2:反対、3:賛成、4:かなり賛成 のうち当てはまるものを1つ

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