[編集・発行]伊達市放射能対策課 〒960-0692 伊達市保原町字舟橋180 本庁舎3階 ☎024-575-1003
vol.32
平成29年11月9日発行
NEWS
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子どもたちの可能性を引き出す社会に
復興事業の一環として、子どもたちの素晴らしさを社会に伝えるミュージカル舞台「ヤングアメリカンズジャ パンツアー 2017 秋」が、10 月 7 日から 12 日にかけて、市内 3 カ所で開かれました。
この事業は、NPO 法人じぶん未来クラブ(東京都)の支援により平成 24 年度より取り組まれ、今年で 6 回目の開催となりました。
10 月 8 日は、市内の小中学生や保護者など、約 130 人が参加した伊達スペ シャルが保原小学校で行われ、子どもたちが心を込めた歌やダンスを披露。ク ライマックスを迎えるころには、詰めかけた観客から応援の言葉などが飛び交 い、会場が一体となって熱く盛り上がりました。
復興再生に向けての取り組み
復興道路として位置づけられた「相馬福島道路」の建設は、国によって平成 32 年度の全線開通を目指 し着々と進められております。
現在の状況は、霊山地区山間部から小国、保原、伏黒、伊達地区と全線に渡って工事が進められており ます。特に伊達地区においては、東北自動車道に繋げるため、新幹線の上を越す、非常に長く、かつ高さ のある高架橋の建設が必要であることから、巨大な橋脚の建設工事が進んでいるところです。
復興道路には当市内に 4 カ所の IC(インターチェンジ)が設置されますので、伊達市としてはそれぞ れの IC 付近の地域振興策を進めています。
相馬方面からの最初の IC は、りょうぜんこどもの村付近に設置されます。風光明媚な霊山への玄関口 にも位置していることから、青少年の健全育成のための施設整備を中心とした「霊山高原構想」を策定し ているところです。
次の小国の IC 付近では、農産物を中心に地域振興を図るべく、当市初の道の駅「伊達の郷・りょうぜん」 の建設を進めており、来年 3 月の完成を目指しているところです。先日、飯舘村の「までい館」、川俣町 山木屋地区の「とんやの郷」に私も行ってみました。今年の 4 月に強制避難が解除になったこともあり、 帰還した住民の食料などの購入のためを含めて、復興拠点商業施設として、道の駅が造られたわけですが、 避難先から帰還した人、帰還予定の人だけでなく、町や村以外の方々や県外の人など、たくさんのお客さ んで賑わっていました。「伊達の郷・りょうぜん」についても期待したいところです。
3 番目の IC は、保原から福島に至る県道との交差部分に設置されます。保原工業団地に近いことから 工業団地の拡張を計画し、雇用の確保を目指していきます。同時に、阿武隈急行高子駅の北側に約 400 戸の住宅団地の建設を進めており、新設する工業団地で働く人や、東京からの元気な高齢者の移住を受け 入れる「CCRC」も含めて計画しております。
4 番目の IC は、国道 4 号に接続するもので、いわゆる堂ノ内地区に設置されますが、地域の活性化、 若者の求めるアミューズメント施設としての大規模商業開発を計画しております。
相馬福島道路の開通は、仮置き場から中間貯蔵施設への放射性廃棄物の搬入を加速させることにもなり、 前述の地域振興計画と共に当市の復興に弾みをつけることにもなります。11 月 4 日に相馬福島道路と一 体をなす福島・米沢間の高速道路が開通しましたが、これらが全通すれば伊達市も高速道路のネットワー クに組み込まれる事になり、交通利便は格段に向上する事になります。来るべき高齢社会に安心して暮ら せる伊達市の建設を、一層推進していきましょう。
伊達市長 仁志田 昇司
2
ガラスバッジ測定による年間個人追加被ばく線量の集計結果について、お知らせします。
外部被ばく線量測定集計結果(年間集計)
年間個人追加被ばく線量は平均で 0.41 m Sv
●対象者及び実施期間
【今回】平成28年7月~平成29年6月測定 11,309人 (1年間継続測定者)
① 0~15歳・妊婦・Aエリア全員 (9,503人) ② モニタリング抽出者 (1,256人)
③ 希望者 (550人)
【第4回】 平成27年7月~平成28年6月測定
12,011人(①0~15歳・妊婦・Aエリア全員、②モニタリング抽出者、③希望者)
【第3回】 平成26年7月~平成27年6月測定
12,912人(①0~15歳・妊婦・Aエリア全員、②モニタリング抽出者、③希望者)
【第2回】 平成25年7月~平成26年6月測定
21,080人(①0~15歳・妊婦・ABエリア全員、②モニタリング抽出者、③希望者)
【第1回】 平成24年7月~平成25年6月測定 52,783人(全市民対象)
●平均値の推移(市全体・除染エリア別)
今回の対象者全員の年間個人追加被ばく線量の平均は、全体で0.41mSvとなり、第4回の(0.46mSv)と 比較すると0.05mSv減少しています。また、減少率をみると、10.9%の低下が見られました。
Aエリアの減少率は、第4回が21%減、第5回は12.3%減となっており、自然減衰による線量低下が進んでいます。 0.0
0.20.4 0.60.8 1.01.2 1.4 1.6
平均値の推移
(mSv)
第1回:平成24年7月~平成25年6月 第2回:平成25年7月~平成26年6月 第3回:平成26年7月~平成27年6月 第4回:平成27年7月~平成28年6月 第5回:平成28年7月~平成29年6月
全体(△10.9%) 0.890.76
0.59 0.46 0.41
A エリア(△12.3%) B エリア(△7.3%) C エリア(△7.7%) 1.59
1.00 0.82
0.650.57
1.17
0.79
0.540.41 0.38
0.71
0.50 0.37
0.26 0.24
●線量別人数分布(市全体・除染エリア別)
1mSv未満の方は、94.7%となり、前回(91.2%)から、3.5ポイント増加しました。
73.9
1 未満 1~2 2~3 3~4 4~5 5 以上
100 2030 4050 6070 8090 100
66.3
84.391.294.7
28.123.3
13.9 8 4.9 4.4 2.2 1.4 0.6 0.3 0.90.4 0.2 0.1 0 0.2 0.1 0.1 0.1 0 0.1 0.1 0.1 0.1 0
人数分布の推移
第1回:平成24年7月~平成25年6月 第2回:平成25年7月~平成26年6月 第3回:平成26年7月~平成27年6月 第4回:平成27年7月~平成28年6月 第5回:平成28年7月~平成29年6月
3
●今回の集計結果から
市全体では、年間平均「0.41 mSv」、人数分布「1 mSv未満 94.7%」であり、Aエリアの人数分布におい ても約 9 割(89.5%)が 1 mSv未満となりました。この結果から長期的目標である追加被ばく線量が 1 mSv 未満にさらに近づいています。
今回の結果により、「年間個人追加被ばく線量が年々低下していること」や「1 mSv未満の比率も増えている こと」で、数値が着実に良化していることが確認できました。
一方、全体の 1%未満ではあるものの 2 mSvを超えたのが 48 人で、特に 5 mSvを超えた 2 人については、 生活状況の確認や相談など個別対応をしていきます。
今後もガラスバッジ測定やホールボディカウンタ検査を通じて、自分の数値から自分の状況を確認して健康な 生活が送れるように、それぞれの検査を継続します。
内部被ばく検査は日常生活の食事を通じて体内に取り込まれた放射性物質の量を測定するものです。下記の 検査機関で実施しておりますので、検査実施日を確認のうえ、ご利用ください。
検査は本人確認書類(免許証、保険証など)を持参いただければ、市内の検査機関では予約なしで受けるこ とができます。
検査機関
検査機関 予約・お問合せ先 検査実施時間
なかのクリニック ☎ 573-0561
月・水・金曜日 9 時 30 分~ 12 時、13 時 30 分~ 18 時 火・木曜日 9 時 30 分~ 12 時、13 時 30 分~ 16 時 土曜日9時 30 分~ 12 時
梁川病院 ☎ 527-0015 月~金曜日 9 時~ 12 時、13 時 30 分~ 16 時 30 分 土曜日 9 時~ 12 時 ※月曜日午前中は休み
福島県労働保健センター(福島市)☎ 554-5195
※完全予約制。不定期休日あり。
月~金曜日 9 時 30 分~ 11 時 30 分、13 時~ 16 時 30 分 土曜日(月 2 回)、日曜日(月 1 回)9 時 30 分~ 11 時 30 分 5m S v以上が 2 人となっており、個別に聞き取りをして、生活状況等を確認していきます。
除染エリア別でみると、Aエリアで 89.5%、Bエリアで 98.3%、Cエリアで 99.5%の方が1m Sv 未満となっ ています。
さらに2m Sv 未満でみると、全エリアにおいて 99%以上を占めています。
問 健康推進課健康管理係 ☎ 575-1153 問 健康推進課健康管理係 ☎ 575-1153
0% 20% 40% 60% 80% 100% 5~ 4~5 3~4 2~3 1~2
0 . 1 %( 3 人 ) 0 . 0 %(1人 ) 0 . 2%(12 人 ) 1. 2%( 6 9 人 ) 15.4%(859人)
0 . 0 %( 1 人 ) 0 . 0 %( 2 人 ) 0 . 0 %( 2 人 ) 0 . 7 %( 3 8 人 ) 9 . 7 %( 5 1 9 人 )
0 . 1 %( 1 人 ) 0 . 0 %( 0 人 ) 0 . 0 %( 0 人 ) 0 . 0 %( 0 人 ) 3 . 8 %( 3 9 人 )
0 . 1 %( 1 人 ) 0 . 0 %( 0 人 ) 0 . 0 %( 0 人 ) 0 . 0 %( 0 人 ) 1 . 5 %( 1 5 人 )
0 . 0 %( 0 人 ) 0 . 0 %( 0 人 ) 0 . 0 %( 1 人 ) 0 . 0 %( 1 人 ) 1 . 2 %( 1 9 1 人 )
0 . 0 %( 0 人 ) 0 . 0 %( 0 人 ) 0 . 1 %( 3 人 ) 0 . 0 %( 1 人 ) 0 . 5 %( 2 3 人 )
Aエリア Bエリア Cエリア
(5.586人)第4回 (5.340人)第5回 (1.017人)第4回 (955人)第5回 (5.408人)第4回 (5.014人)第5回
1Sv未満 1~2mSv未満
2~3mSv未満 3~4mSv未満
4~5mSv未満 5mSv以上
83.1%
(4.642人) 83.1%
(4.642人)
99.5%
(4.987人) 99.5%
(4.987人) 99.5%
(4.987人) 98.8%
(5.341人) 98.8%
(5.341人) 98.3%
(939人) 98.3%
(939人) 96.1%
(977人) 96.1%
(977人) 89.5%
(4.778人) 89.5%
(4.778人)
ホールボディカウンタ(WBC)検査の案内
●前回との比較(除染エリア別)
【事業内容】
①平成29年7月27日 桃を使用したランチメニュー提供 東京都「PATINASTELLA」
②平成29年7月28日 桃の無料配布
東京都「日本橋ふくしま館MIDETTE(ミデッテ)」 ③平成30年1月24日 あんぽ柿を使用したランチメニュー提供 東京都「PATINASTELLA」
④平成30年1月25、26日 あんぽ柿の無料配布 東京都(場所未定)
【SNSによる情報発信】
食事会に先立ち市職員から伊達市の紹介と、原発事故から現在までの取り組み、農産物の安全性を説明し ました。平成 24 年産以降、伊達市産からは、放射能の基準値を超える桃が1検体も出ていないことを話すと、 参加者からは「そうだったんだ~。はじめて知った!」というような声が多くあがりました。
イベントの参加条件として「SNS でのイベント内容の投稿」を設定しています。ねらいは、SNS を通し て全国の消費者に伊達市農産物の魅力を伝えることはもちろん、県外消費者に農産物の安全性について正し く理解をしてもらうことです。「Twitter」「Facebook」「Instagram」などで料理の写真と共に、イベン トの感想が投稿されます。実際に投稿されたものには、福島県の農産物の安全性についてきちんと書かれて いる投稿が多く見られました。
SNS によって投稿された情報は波及的に拡散され全国へと広がっていきます。参加者それぞれが情報の 発信者となり、伊達市農産物の PR を行ってもらいます。
当事業ではイベント参加者のみへの PR にとどまらず、幅広く全国の消費者を対象とした PR 活動を目指 しています。
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伊達の恵みPR事業~伊達市農産物を使用したランチメニューの提供~
伊達市産農産物の魅力と安全性をPR
問 農政課農業振興係 ☎ 577-3173 風評被害払拭事業の一環として、全国の消費者を対象に伊達市産農産物の PR 活動を実施しています。平 成 29 年度は、「一般社団法人日本野菜ソムリエ協会」の協力で、東京都内のレストラン「PATINASTELLA(パ ティナステラ)」にて、一流シェフ監修の元、夏季は「伊達の桃」、冬季は「伊達のあんぽ柿」を使用したラ ンチメニューの開発及び提供を行いました。参加者の SNS による情報発信から伊達市産農産物の魅力と安 全性を、全国の消費者に PR する取り組みを実施しています。
好評いただいた桃の無料配布
伊達市産桃「暁
ぎょう星
せい」を使用したランチメニュー
伊達市産桃で清涼感あふれるパスタに 鴨肉が伊達市産桃で爽やかに
※ SNS:ソーシャル・ネットワーク・サービスの略。スマートフォンやパソコンなどで、コミュニケーションをとる社会的ネットワーク