「宮崎県公共施設等総合管理計画」(素案)に対する意見募集の結果について
番号 該当ページ 項目 御意見の内容 県の考え方
1 5∼9 建物系施設の現 本計画は、公共施設を合理的に管理する観点からはよく計 公共施設等に係る景観的・歴史的価値については、重要
状と課題 画されている。 な視点であると認識しており、特に歴史的価値のある施設
しかし、公共施設は地域のランドマークとして景観に馴染 に つ い て は 有 形 文 化 財 と し て の 登 録 も 視 野 に 入 れ て 活 用 んできたものや、時代を反映する文化遺産・公共資産として し、施設の歴史的価値を保全するためにも老朽化対策など の付加価値が見られるものも多く、この観点においての保護 に取り組み、適切な維持管理に努めてまいります。 保全を考慮する必要があると思う。
特に建築後50年以上のものは、登録有形文化財の対象とも なり得ること、また公共施設は民間施設と比べると維持保全 がなされていることからも、本計画で本県のインフラ施設を 含む 公共施設の歴史的な 評価を考慮して欲しい。(例 えば、 県庁本館、5号館、1号館議会棟など)
2 12 今後の経費の見 現有施設規模で試算されているが、削減目標を設定されて 素案で設定していた数値目標については、個別施設にお 込み いるならば、その規模での経費の見込み幅(範囲の試算)で いて実施が困難な状態があるため、今後策定する個別施設 示しても良いのではないか。 計画のなかで、より具体的に財政負担の低減化・平準化を
図っていく方向で取りまとめたいと考えております。 3 14 施設の老朽化対 災害時に避難施設となっている建物については、特にしっ 災害応急対策上、重要な行政庁舎等は、災害時において
策 かりとした老朽化対策を実施して欲しい。 応急活動の場となるとともに、行政機能を継続するための 拠点となる重要な施設であると認識しておりますので、引 き続き施設の老朽化対策などに取り組んでまいります。 4 16 施設評価システ 多数の施設を一次的に仕分けるには、利用率と建物性能で 素案では、建物系施設全般について利用率と建物性能を
ムの構築 評価せざるを得ないと思うが、利用率について単に空き部屋 尺度としておりましたが、それぞれの施設の特性、行政ニ があ る、行政上の利用が あるかに加えて、「県民の利 用率」 ーズ、空きスペースの有無等の様々な観点から検討を進め について明記し、利用率の判断を定義した方が良いのではな る必要があり、一律に扱うのではなく施設類型ごとに適切
いか。 に設定してまいります。
5 16 施設配置・総量 建物系施設については、ある程度の選択と集中も仕方ない 行政庁舎等の建物系施設については、地域のまちづくり の最適化 と思うが、県央地区に集中するのではなくバランス良く配置 においても中心的な役割を有し、地域の均衡ある発展は重
して欲しい。 要であると認識しております。
今後は本計画を基にして、施設の特性や利用者のニーズ 等を踏まえた上で、最適配置を検討してまいります。 6 17 施設の統廃合の 施設の統廃合が進むことによって、行政サービスの低下に 素案で設定していた数値目標については、個別施設にお
持の最適化という計画の目的に照らせば、量の削減ありきで はなく、財政負担の抑制といった観点から論じるべきではな いか。
7 建物系施設について、「計画期間の20年間で既存施設の床 面積を5%縮減すること」を目標としているが、県の財政状 況が厳しくなる中で、どのようにして5%という目標値にな ったのかが明確でなく、削減目標はもっと大きくすべきでは ないか。
8 計画期間で5%削減することを目標としているが、将来人 口見通しによると15%以上も減少することや、空き家問題な どを考慮すると、より大きな縮減が必要だと思われる。
9 16∼19 建物系施設及び 「はじめに」や「1 計画策定の目的」にあるように公共 道路の整備状況を示す道路改良率が全国で38位(平成25 インフラ施設 施設等を取り巻く環境は大きく変化し、将来世代へ多大な負 年4月1日現在)であるなど、インフラ施設の整備が本県
担を残すことが懸念されている。 の大きな課題であると認識しております。
このような状況の中で、負担を減らす効果的な取り組みは 今後も必要なインフラ施設の整備や維持管理を行ってい 公共施設等を減らすことに尽きるのではないかと考える。 くことが重要であり、現時点でインフラ施設の総量の抑制 財政的に裕福な地方公共団体では、施設を長寿命化して財 については検討しておりませんが、今後の社会情勢や公共 政負担の低減化・平準化をすることで、しばらくは施設を減 施設等に求められる機能の変化が生じた場合などには、必 らさずに済むところもあるかもしれないが、人口が減り、財 要な見直しを行ってまいります。
源が枯渇すれば、いずれ施設そのものが不用になったり、維 また、公共施設等の統廃合などがまちづくりに及ぼす影 持費の不足で使用できなくなるのではないか。 響は重要な視点であると認識しており、国・市町村の施設 そう考えると、建物系施設の総量最適化の取り組みによる を含めた情報共有化や地域の展望等の把握などのための体 延床面積の縮減だけではとても対応できないのではないのか 制整備に取り組んでまいります。
と思われる。
そうなると、インフラ施設について長寿命化するだけで切 り抜けられるのかも疑問であり、最終的には道路や橋の廃止 も検討も視野に入れないといけないのではないだろうか。
以上のようなことを考えると、まちの拠点であり動脈であ る公共施設等の総量最適化への取り組みとして統廃合などが およぼす、まちへの影響は意外と大きいと感じるため、これ からのまちづくりの視点でのアプローチもあって良いのでは ないかと思う。
10 21 行政系施設の課 全く同感であり、行政系施設だけでも、早い時期に効率的 本計画は、公共施設等の保有・運営・維持の最適化を図 題(全庁的で部 な予算執行と安全な建物管理のために予算を専門職の部署に るための、総合的かつ計画的な管理について基本的な方針 局横断的な観点 一元化することを実現化して欲しい。 を示すものであり、施設情報を一元的に管理し、マネジメ
からの総合的な ントする体制を構築し、総合的かつ計画的な管理のための
管理のあり方の 全庁的な推進体制を構築してまいります。
11 21 行政系施設の課 今後の有効活用とあるが、本庁域は県行政の中核であるこ 県庁本館や出先事務所の総合庁舎のような県の庁舎につ 題 とから、早急に進んでいるIT化や行政事務の改革や事務の いては、現行の耐震基準における耐震性能を確保しており、 (本庁域の行政 効率・執務環境の改善や来訪者への対応等のほかに、1号館 防災拠点庁舎の建設と併せて既存の庁舎についても、有効 庁 舎 の 有 効 活 は耐震性が問題化した早い時期に耐震改修を行い、10数年経 活用の検討を進めております。
用) 過していることや耐震基準も見直されたことから、再度、南 海トラフ地震に備えて免震にする必要がある施設かどうかを 検討する必要があると考えるので、当面は有効活用してはど うか。
12 21 体制の構築方針 民間団体の活用が述べられているが、近年の民間のインス 中古住宅等に係る民間の住宅診断などの取組が進む中、 ペクションに関する取組が進むなか、より民間を活用する方 民間の知見やノウハウの活用は重要であると認識しており 向性があっても良いのではないか。 ますので、今後の施策を進める上で参考とさせていただき
ます。
13 26 県営住宅 現在では狭小で快適ではない住宅であっても、本県の住生 県営住宅における住宅施策は、安全安心な居住環境の確 活の歴史的な遺産として、民間では保存できないものを、歴 保を基本として進めております。
史的評価のうえ保存することも検討して欲しい。 御意見については、今後の参考とさせていただきます。 14 民間住宅の空き家率が10%以上であることから、将来的に 県営住宅につきましては、「宮崎県営住宅長寿命化計画」
は民間住宅の活用を図ることや、縮減率(5%)の見直しは に基づき建替えや改善を図っております。
必要だと思う。 今後は、人口・世帯数の動向、市町村営住宅や民間賃貸
住宅の状況、団地毎の入居応募倍率等を勘案の上、総量適 正化の検討を行い、財政負担の低減化・平準化を図ってま いります。
15 − 総論 今回の総合管理計画が有効に実施されることを期待してい 本計画の実効性を確保するため、総合的かつ計画的な管
る。 理のための全庁的な推進体制を構築いたします。