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第22回特許庁情報システムに関する技術検証委員会議事概要
1.日時・場所
日時:平成28年9月12日(月)10:00~12:00 場所:特許庁9階庁議室
2.出席委員
大山 永昭 東京工業大学 科学技術創成研究院 教授(委員長)
石野 普之 株式会社リコー 執行役員 コーポレート統括本部 副本部長 ビジネスプロセス革新センター 所長
小尾 高史 東京工業大学 科学技術創成研究院 准教授
菊川 裕幸 一般社団法人 日本情報システム・ユーザー協会 専務理事 矢澤 篤志 カシオ計算機株式会社 執行役員 生産資材統轄部長
3.議題
(1)特実審査業務システム刷新の進め方について
4.配付資料
資料1 特実審査業務システム刷新の進め方について ~工期と移行~
5.議事概要
(1)特実審査業務システム刷新の進め方について
資料1に基づき事務局から説明を行った。その後、討議を行ったところ、主な発言 は以下のとおり。
○プロジェクトを推進するにあたっては、システム開発方式の見直し、プロジェク ト推進管理体制の見直し、業務手順の徹底的な可視化が非常に重要であり、主体 が特許庁であったこれまではそれが徹底していたと評価する。しかしながら、今 後、開発段階に入って、主体が特許庁からベンダ側に移ったときに、これらが引 き継がれるかどうかが重要であると理解している。
○特許庁が策定したアーキテクチャ標準において採用した概念は、国内ではまだ取 り入れられているケースが非常に少なく、そのためユーザ、ベンダともに経験が 少ない状況であるため、経験が少ない中で工期の見積りが出されている、という 前提で議論する必要がある。
○資料において特実方式審査部分の構築に約4900人月が見積もられているが、 これだけ大きいと、QCD(Quality(品質)、Cost(費用)、Delivery(納期)) に対するリスクは一般的に高くなるため、できるだけ分割し、工期も短くするの が望ましいが、これが最小の分割単位であるならば、それを前提にどうQCDの
2 コントロールを実施するかが重要である。
○どのよう にして工 期 を3年程度 にコント ロ ールするか がマネジ メ ントのポイン トである。特許庁はそれを一生懸命考えているとともに、それに対してベンダか らも、もっといい意見はないかということを捉えようとしているということだと 理解している。
○見積もられた工期は、従来のウォーターフォール型開発モデルに基づく標準的な ものであるが、従来と異なるアーキテクチャを採用した場合、工期・工数の見積 もり方も変わってくるのではないかと考えている。約4900人月という膨大な 工数で3年半かけて構築していく中で、特許庁アーキテクチャ標準を生かすため に、開発の仕方そのものについて、何か小さな単位のものをパイロットで実施す る等、もう一歩工夫が必要ではないか。アーキテクチャ標準を生かせるような開 発生産性を高める策とアプローチを示して欲しい。
○ベンダの要員をしっかり教育し、新しいアーキテクチャを理解させることが重要 である。新しいアーキテクチャを採用した場合、開始当初は試行錯誤するため生 産性は低いが、時間の経過とともに生産性が高くなっていく。
○今回の議論を踏まえた意見招請の案を提示していただき、それに対し委員からコ メントを返すプロセスを踏んだ上で、意見招請に進むかどうか決めたい。
以上