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(1)

NEWSLETTER

四 国 英 語 教 育 学 会

No.28 Mar. 2004

〒760-8522 高松市幸町1−1 香川大学教育学部英語教育研究室 四 国 英 語 教 育 学 会 発 行

ご 挨 拶

香川大学

藤井 昭洋

昨年6 月 21・22 日、高知大学にて開催された四国英語教育学会研究大会での理事会・ 総会において、香川県が会長と事務局を引き継ぐことが承認されました。過去4 年間に わたり本学会のためにご尽力戴いた、高知県の門田前会長をはじめとする事務局の方々 に心より感謝を申し上げ、我々新しい役員一同協力しあって本学会のさらなる発展のた めに、努力してゆきたいと考えております。

四国英語教育学会は、九州、中国地区、中部地区、日本の各英語教育学会に次ぐ第5 番目の英語教育学会として1975 年に発足しました。その年の 8 月 21∼23 日にかけ高 知で開かれた1975 年度全国英語教育学会連合研究集会の開催を担当されたのが高知県 を中心とした四国地区の英語教育に携わる先生方であり、その研究集会の場で四国英語 教育学会が産声をあげたわけです。そしてその連合研究集会が全国英語教育学会の第1 回の大会となりました。

2004 年度の全国英語教育学会は 8 月に長野市で開催されることが決定されており、 その次は北海道で開かれる予定であります。そして2006 年度は四国英語教育学会の担 当で、高知で開催される可能性が高くなっております。これは第1 回大会が高知で開催 されて以来、全国大会が30 年余りをかけ日本各地を一回りして、再びその発祥の地に 戻って来ることを意味しております。そしてこのことは、わが四国英語教育学会の記念 すべき誕生祝いともなるわけで、その時に立派な研究の成果が発表できますよう、今か ら準備を開始して頂ければと念じております。

幸い、新学習指導要領の実施に伴い、英語活動が行われている小学校も多くなり、中・ 高・大の英語教員を中心に発足した本学会でも、小学校の英語教育に関わる研究発表が 増えてきており、小・中・高・大のさらなる連携が期待されるところであります。学会 員の皆さまにおかれましても、わが四国英語教育学会の発展のために一層のご協力をお 願い申し上げます。

(2)

第 29 回全国英語教育学会南東北研究大会報告

標記研究大会が2003 年 8 月 9 日、10 日の 2 日に渡って、宮城県仙台市に在る宮城教 育大学において開催された。折しも、大型で強い台風 10 号が日本列島に接近しており 各地からの仙台市への交通手段の確保が危ぶまれたが、案の定台風は四国沖を北上後室 戸市付近に上陸、列島に沿って北上し、参加者の足に大いなる混乱を来した。筆者等も 前日の役員会を欠席せざるを得ず、また、翌日も飛行機が飛ばないかもしれないとのこ とでやきもきしたが、何とか飛ぶことが出来安堵の胸を撫で下ろしたことである。

さて、大会は先に述べたような悪天候にも拘わらず、全国から熱心な会員約600 名(登 録数)が参加し、2 日間に渡って 180 件もの研究発表や実践報告が行われた。発表会場 は18 室にも及び、リーディング、ライティング、リスニング、スピーキング、オーラ ルコミュニケーション、テスト・評価、マルチメディア、語彙、文法指導、第二言語習 得、文化理解、教師論、学習者要因、指導要領・教科書、小学校英語といった多岐に渡 る領域で研究発表や実践報告がなされ、それぞれに熱心な討議が行われた。

また、各単位学会担当の課題研究フォーラム(2 年間の継続研究 2 年目)については、

「文法指導再考」と題して四国英語教育学会が、「マルチメディアと発信型授業」と題 して中部地区英語教育学会が担当した。課題研究フォーラム(2 年間の継続研究の 1 年 目)については、「英文和訳を超えたリーディングの指導」と題して関東甲信越英語教 育学会が、「実践的コミュニケーション能力の育成のあり方と課題」と題して北海道英 語教育学会がそれぞれ担当した。問題別討論会(単年度企画)については、「小学校英 語を育てる―小・中の連携の視点から」と題して九州英語教育学会が、「英語教員養成 コアカリキュラム」と題して中国地区英語教育学会が担当した。

最後に、今話題沸騰中の「英語戦略構想」に関して『日本の英語教育の将来:英語戦 略構想と学校英語教育』と題してシンポジウムが開催された。文部科学省、財界、大学 からの代表による「英語戦略構想」についての提案がなされ、白熱とまでは行かないも のの熱心な討議が行われた。

(高知工科大学 門田幹夫)

平成 15 年度四国英語教育学会理事会・総会報告

≪理事会報告≫

平成15 年 6 月 21 日(土)、標記理事会が高知大学教育学部において開かれ、下記の 事項が審議された。

○ 議

議題1.役員改選について

(3)

任期満了にともなう役員改選が行われて、新会長に藤井昭洋氏(香川大)が選出され、 事務局は竹中龍範氏・水野康一氏(ともに香川大)があたることとなった。新理事とし ては、竹田忠弘氏(香川県)が承認され、会計監査のうち伊賀正樹氏に代わって、愛媛 県より河野極氏が選出・承認された。

議題2.平成14 年度会務・会計決算・会計監査報告について 下記の通り、報告・承認された。

<収 入> <支 出>

前年度より繰越 187,964 松山研究大会補助 50,000 会 費 振 込 510,000 信 費 158,412 全国英語教育学会より事務謝金等 47,600 印 刷 費 272,035 紀要掲載料(7名) 21,000 雑 費 37,898

計 766,564 計 518,345

766,564―518,345=248,219 繰越金248,219円 議題3.平成15 年度会務・予算案について

会務ならびに下記の予算案が承認された。なお、長期学会費滞納者の扱いについて、 事務局・代表理事より督促してもなお未納状態が3 ヶ年以上にわたる場合には、会員登 録を抹消してはとの事務局提案があり、これを総会議題とすることを承認した。

<収 入> <支 出>

前年度より繰越 248,219 高知研究大会補助 50,000 会費(¥ 3,000× 130 名) 390,000 信 費 200,000 紀要掲載料(10 名) 30,000 印 刷 費 350,000 全国英語教育学会より事務謝金等 50,000 そ の 他 118,219

計 718,219 計 718,219

議題4.平成16 年度研究大会について

次年度研究大会を徳島県支部の担当で、四国大学にて開催すること、会場校の都合で 日程を通常より1 週間早めて 6 月 19・20 日の開催とすることを承認した。

議題5.NEWSLETTER の執筆分担について

No.28 の分担を決定し、今後は年度終わりごろの発行とすることを了承した。 議題6.オーストラリア異文化体験プログラムについて

議題7.その他

新旧事務局引継ぎを円滑に行うために、任期最終年度の理事会・総会にて新役員体制 の承認を行うことを了承した。また、平成18 年度に担当予定の全国英語教育学会研究 大会に関する事項を継続審議とすることに決定した。

○ 報告事項

報告1.各委員会報告 報告2.その他

(4)

≪総会報告≫

平成15 年 6 月 22 日(日)、標記総会が高知大学教育学部において開かれ、下記の事 項が審議された。

○ 議

議題1.役員改選について

会長を門田幹夫氏より藤井昭洋氏に交代し、これに伴って事務局を香川大学に移すこ とを承認した。また、理事の交代・新任、会計監査の交代について了承した。

議題2.平成14 年度会務・会計決算報告ならびに会計監査報告について 平成14 年度の会務・会計決算・会計監査報告が行われ、承認された。 議題3.平成15 年度会務・予算案について

平成15 年度の会務・予算について新事務局より提案があり、了承された。 議題4.平成16 年度研究大会について

平成16 年度研究大会を 6 月 19・20 日、四国大学にて開催することが承認された。 議題5.長期会費未納者の取り扱いについて

学会費滞納が3ヶ年に及んだ場合には、退会の申し出の有無に関わらず、会員資格を 失うとの事務局提案が了承された。

議題6.その他

役員改選を、任期満了前の理事会・総会において承認を得ておくことが了承された。

第 16 回四国英語教育学会高知研究大会報告

平成15 年 6 月 21・22 日の両日、高知大学を会場に第 16 回高知研究大会が開催され た。四国四県から中・高・大の英語教師および小学校からも英語教育に携わっておられ る先生がたが多数参加され、総数で90 名と盛況であった。

1 日目は 11:30 から紀要編集委員会、引き続き 13:00 から理事会が開かれたが、理 事会での重要事項の話し合いが長引いたため、開会行事を取りやめ、即「中・高からの 実践報告」に入った。2 室に分かれてそれぞれ 2 本ずつの報告がなされた。発表題目は 次の通り:

(中学校の部)

・中高一貫教育の特色を生かした指導のあり方 ― 小松紀美 (高知県魚梁瀬中)

・指導計画と評価の工夫 ― 茂松利予 (高知大附属中) (高等学校の部)

・これが追手前のオーラルコミュニケーションⅠだ ― 田辺法人 (高知追手前高)

・定期テストは学習である―指導と評価の一体化を目指して

― 谷 富貴 (高知西高) 引き続き「英語が使える日本人」をめぐって、のテーマでシンポジウムが行われた。

(5)

高校側から長崎政浩氏(高知県教育センター指導主事)、大学側から松本達也氏(松 山東雲女子大学教授)、そして企業の立場から関祐司氏(ニッポン高度紙工業株式会社 社長)の3 名が、那須恒夫氏(本大会実行委員長、高知大学教授)のコーディネートで それぞれの立場から意見発表を行い、さらにフロアーとの意見交換もあり有意義なもの になった。

1 日目の閉めは会場を「土佐藩」に移して懇親会が持たれた。理事以外に一般の先生方 も多数参加され、全員心行くまで高知の味に舌鼓を打ちながら英語談義に花を咲かせた。

2 日目は 3 室に分かれての自由研究発表が行われたが、いずれも本学会の研究大会に 相応しいもので内容の濃いものばかりであった。その発表題目は次の通り:

(第一室)

・比喩表現に見られる日英語話者の連想の差異に関する基礎調査 ― 三谷和也(高知大・ 院)

・授業研究のこれからのあり方について ― 兼重昇 (鳴門教育大)

・コミュニケーションに必要な英文法に関する基礎的研究―ALT からの声 ― 多良靜也 (高知大)・三谷和也 (高知大・院)・北川泰生 (同)

・小学校英語活動に関する徳島県小学校教員の意識 ― 山森直人 (鳴門教育大)・祖川京 子 (鳴門教育大・院)・手塚浩美 (同)

・小学校・中学校教員を対象とした海外異文化体験プログラムの実施と参加者の反応 伊東治己 (鳴門教育大)

(第二室)

・EFL リーディングにおける連結詞と内容語の短期記憶についての研究 ― 大薗修一 (兵庫教育大連合大学院)・伊東治己 (鳴門教育大)

・高校生の語彙学習方法に関する意識と定着度についての考察―接辞に焦点をあてて

― 北川泰生 (高知大・院)

・学習者モデルとしてのNNESTs (Non-Native English Speaking Teachers) ― 村端 佳子 (高知大・非常勤)

・コーパスデータに見る big, large, little and small のコロケーション―figurative expression を中心に ― 古田八重 (四国大)

・公立中学校における選択教科としての英語授業に関する実態調査 ― 藤井浩美 (鳴門 教育大)・伊東治己 (同)・鈴木加奈子 (鳴門教育大・院)

(第三室)

・小学校における英語活動の実施状況 ― 兼重昇(鳴門教育大)・藤井浩美 (同)・藤本 京子 (鳴門教育大・院)・近藤千代 (同)

・高知県内公立小学校における英語活動の実態調査 ― 久保絵理 (高知大・院)

・アメリカ人英語学習者と日本人英語学習者の output に関する比較研究―実践的コミ ュニケーション能力を伸ばす方法を求めて ― 川原盛也 (鳴門教育大・院)

・日本人上級英語学習者の冠詞習得 ― 松吉明子 (高知大・院)

・英学者としての牧野富太郎 ― 村端五郎 (高知大)

(6)

本大会の特徴は、小学校及び中学校からの発表が多くなされ、時代の流れを直に肌で 感じることができ、得るものも極めて多かったということであろう。参加者も自分の学 校で大いに参考にできるものを吸収できたのではなかろうか。

1 日目は天候に恵まれたが、2 日目は生憎の雨であった。それにも拘らず、多くの同 志の参加があったことは、今後の本学会の発展へと期待の持てるものであった。

本大会の企画・運営に当られた門田前会長、那須前事務局長、多良前事務局長補佐並 びに関係者に衷心よりお礼を申し上げたい。

(松山東雲女子大学 松本達也)

第 17 回四国英語教育学会徳島研究大会案内

標記の研究大会を下記の要領で開催いたします。多数の先生方がご参加くださいます よう、ご案内申し上げます。

期 日:2004 年 6 月 20 日(日)

会 場:四国大学 〒771-1192 徳島市応神町古川

TEL: 088-665-1300/FAX: 088-665-8037 ホームページ:http://www.shikoku-u.ac.jp/ 参 加 資格:四国英語教育学会会員ならびに英語教育に関心のある方 参 加 費:会員・学生 1,000 円、非会員 1,500 円(受付にて納入) 大会事務局:〒772-8502 鳴門市鳴門町高島 鳴門教育大学英語教育研究室

TEL & FAX: 088-687-6352(伊東治己)088-687-6349(山森直人) E-mail: [email protected](伊東)/ [email protected](山森) そ の 他: (1) 一般公開シンポジウム「新しい英語教育の試み ―「英語を教える」

から「英語で教える」へ ―」を予定しています。

(2) 自由研究発表については、申込み締切りは 4 月 30 日(金)必着です。 発表をされる方は、学会ホームページより所定の申込み用紙をダウンロ ードし、必要事項を記入の上、Eメール(添付ファイル)または郵送に て下記宛てお申込みください。

申込先:〒772-8502 鳴門市鳴門町高島 鳴門教育大学山森研究室内 第17 回四国英語教育学会徳島研究大会事務局

E-mail: [email protected](山森直人)

発表要旨については、申込みのあった発表予定者に書式を別途ご案 内しますので、それに従って作成し、5 月 31 日(月)までに上記申込 み先にお送りください。

(3) 大会参加の申込みは、5 月 31 日(月)までに、上記申込み先に、E

(7)

メールまたは郵便にてお申し込みください。 (4) 理事会

・日時:2004 年 6 月 19 日(土) 15:30∼18:00

・場所:四国大学交流プラザ 2F 会議室 <駐車場はありません>

(〒770-0831 徳島市寺島本町西 2−35−8 TEL 088-602-4858) (5) 懇親会

・日時:2004 年 6 月 19 日(土) 18:30∼20:30

・場所:ホテルありの道 <駐車場(35 台分)は空いていれば 3 時間無料>

(〒770-0831 徳島市寺島本町西 1 丁目 61 TEL 088-655-1212)

・会費:6,000 円(税・サ込) ※ 懇親会はどなたでも参加できます。

第 30 回全国英語教育学会長野研究大会(案)

期 日:平成 16 年 8 月 7 日(土)・8 日(日) 場 所:長野市・JA 長野県ビル

程:

○ 8 月 7 日

自 由 研 究 発 表

課題研究フォーラム・問題別討論会 課題研究フォーラム(2 年目)

1)「英文和訳を超えたリーディングの指導」(関東甲信越)

2)「実践的コミュニケーション能力の育成のあり方と課題」(北海道) 課題研究フォーラム(1 年目)

3)「教師が変わる授業研究」(関西)

4)「求められる英語学力とその評価」(中国地区) 問題別討論会

5)「日韓中の英語教科書の題材比較」(九州)

6)「SELHi の現状と課題」(四国) 懇 親 会

8 月 8 日

自 由 研 究 発 表 シ ン ポ ジ ウ ム

7)「学校レベルに相応しい英語学力の目標は何か ― 文部科学省の『戦略構 想』の目標をめぐって」(東北)

大 会 特 別 企 画

8)「小学校英語教育を考える ― 小学校と中学校の英語教育の連携を視座に」 (中部地区)

(8)

事 務 局 よ り

前事務局より諸書類を引き継いだ際に、名誉会長の清村隆寿先生より名誉会長にご就 任いただいた後も学会費をいただいていたことが判明し、お詫びとともに既納分につい てご返金申し上げる旨のご連絡を差し上げましたところ、本学会の会計事情をご賢察く だされ、それには及ばないとのご返書をいただきました。これについて、会長と事務局 とで相談した結果、先生のご厚情に甘えることといたし、学会への寄附として扱うこと にいたしました。ただ、年度がまたがり、過年度分の会計決算報告、会計監査報告とも すでに承認されていることや、領収書のやりとり等も複雑になることによって、会計上 の支出・収入をともなわずに、会員の皆さまへこのことをお知らせすることによって本 件を処理することといたしました。

如上の経緯を記して、清村先生のご芳情にあつく御礼を申し上げますとともに、会員 の皆さまにご報告申し上げます。

紀要編集委員会より

◆ 『紀要』第 24 号原稿募集中

四国英語教育学会『紀要』第24 号への投稿締切りは 4 月 20 日(火)となっています。 第23 号巻末に収載の執筆要領、文献の示し方を踏まえ、投稿規定等は学会ホームペー ジで確認して、奮ってご応募ください。

編 集 後 記

ニュースレター第28 号をお届けいたします。

本年度の理事会において、研究大会の開催案内など、諸連絡事項広報のタイミングと の関わりもあるので、ニュースレターは年度末近くの発行とすることが決定されました。 ただ、どの時点の発行であれ、四国英語教育学会および全国英語教育学会の研究大会案 内を、両者とも確定した形でお知らせし、且つ、研究発表や参加の申込みに時間的に余 裕のあるタイミングということは難しく、年に1 回の発行ではなかなか妙案は得られま せんが、しばらくは年度末発行を続ける予定でおります。

なお、現在では、本学会内に広報委員会が設けられ、ホームページが開設されており ますので、その時々の情報についてはこれをご利用いただくようご案内いたします。

学会ホームページ http://www.ec.kagawa-u.ac.jp/~mizuno/SELES/index.htm

参照

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