LAW FOR DEVELOPMENT
ICD NEWS
INTERNATIONAL COOPERATION DEPARTMENT
RESEARCH AND TRAINING INSTITUTE
MINISTRY OF JUSTICE
法 務 省 法 務 総 合 研 究 所 国 際 協 力 部 報
「法務通訳翻訳教育の現場から」
大阪大学グローバルコラボレーションセンター
同大学院法学研究科教授 津田 守 …… 1
第 3 回中国現地セミナー
……… 6
東ティモール法案作成能力向上研修
………
10
第 6 回カンボジア法曹養成支援研修
………
17
2009年度法総研・ベトナム最高人民検察院交換プログラム
………
27
第11回日韓パートナーシップ研修(韓国セッション)
………
36
ネパール刑事訴訟法比較セミナー
………
56
第 4 回中国民事訴訟法・仲裁法改善プロジェクト本邦研修
………
62
平成21年度インドネシア国別研修「法廷と連携した和解・調停実施」
……
67
第 7 回カンボジア法曹養成支援研修
………
79
第 1 回法制度整備支援人材育成研修
………
89
第 2 回「中央アジア比較法制研究セミナー」
………
96
ベトナム判決執行法の主な特徴
国際協力部教官 宮﨑 朋紀 …… 101
ベトナム判決執行法(仮訳)
……… 106
ベトナム国家賠償法の概要及び特徴
国際協力部教官・JICA長期専門家 伊藤 文規 …… 148
ベトナム国家賠償法
……… 159
中国権利侵害責任法
……… 189
法整備支援の通訳をやってよかった!
通訳 メルギチョーワ・ナターシャ …… 197
公共政策大学院インターンシップ
……… 199
大学等に対する国際協力部の派遣講義について
……… 204
(
……… 206
目 次
第42号
2010.3
第42号
2010.3
巻頭言
国際研修
外国法令紹介
活動報告
国際協力の現場から
掲載記事索引(38号∼41号)
第
42
号
二
〇
一
〇
年
三
月
法
務
省
法
務
総
合
研
究
所
国
際
協
力
部
ICD NEWS
取
第ィ平号
平0干0.年
取
干
取
~
巻頭言
~
取
取
取
法務通訳翻訳教育の現場から
取
大阪大学エローバルコラボヤークョンセンター取
同大学院法学研究科
学内非常勤
取
教授取
津取
田取
取
取
守取
取
取
法務通訳翻訳
いう
,ま
ま
広く認知を受けた表現
い
い
もしれ
い。
み
,通訳
翻訳
それ
れ独立した業務
ある
,現場
い
し
し
同
通訳翻訳人
よ
同時並行的
進
られ
いる
ころ
ら本稿
通訳翻訳
し
いる。取
取
そ
意味する
ころ
,
法通訳翻訳
legal
取
interpreting
取
and
取
translation
を総称
する業
務
一環
し
行われる,法務省・検察庁
ける業務
ある。具体的
検察庁
ける
捜査
調,
公判準備・公判,
拘置所や刑務所等刑事施設
矯正処遇,
保護観察所
指導,
入国管理局
出入国や退去強制審査・警備・難民認定,法務局人権擁護部
ける相談
含まれる。取
取
さら
加えるこ
る業務
法整備支援
通訳翻訳
ある。法務総合研究所国際
協力部
活動を支えるも
あり,国連アジア極東犯罪防止研修所
けるも
も
,
極
重要
,
つ専門性
りわけ高い業務を遂行し
いる。一般
法務通訳翻訳
り
わけ異
いる点
,
通訳や翻訳を直接必要
し
いる
平言語間
ら側
い
も
法
法律
専門家
ある
ら
。取
取
それら
れも,こ
数十年間
日本
ける
国際化
進展
も
需要
拡大し
いるも
,今後も法務通訳翻訳業務
増えるこ
あ
も減るこ
い
あろう。も
ろん,
的
側面
み
ら
,正確さや迅速性,それ
通訳翻訳人
資質こそ
大い
問
われ
けれ
ら
く
いる。取
取
し
し
ら,本邦
法
法務を含
通訳翻訳人
養成
,警察庁や各都道府
県警本部
ける語学教育
そ
延長
し
部内通訳者
育成プロエラムを除い
,ほ
ん
実施され
こ
た。裁判所
場合
,
法廷通訳セプナー
や
法廷通訳ファロ
ーアップセプナー
呼
れる研修
限定的
開催され
いる。法務省・検察庁
言
え
,通訳人を対象
する研修
全く
いわけ
い
,事件
,そ
言語
通訳
る者を確保し
いく
ころ
ら始ま
,近年ようやく,入国管理局や検察庁
独自
録通訳人モケトを作成し
くよう
た。取
平
取
,そ
大学院
成エ年,全国最初
法通訳翻訳論
を,
成干イ年度
や
り全国
最初
現在ま
唯一
法務通訳翻訳
を主題
する科目を開設した。同時
開講された
法廷通訳翻訳
,
弁護通訳翻訳
,
警察通訳翻訳
あり,
法
ほ
全域をカバー
するこ
た。取
取
成干6年度
ら
大学院
通訳翻訳専修コーケ
し
毎年,
干0数
専攻生を受け入れ,
同平干年度
,大阪大学大学院
複数
つまり,言語文化,人間科学,国際公共政策,法学
研究科
学生対象
高度副プロエラム
法通訳翻訳論
し
カモキュラム
再編され
いる。履修者
同年度
場合,ィ6
あ
た。全科目
クラバケを含
具体的内
容
つい
次を参照されたい。大阪大学エローバルコラボヤークョンセンター
ビームヒ
イジを開
,そこ
ら
教育プロエラム
⇒
大学院高度副プロエラム
⇒
法通訳翻訳
論
⇒
開講科目クラバケ集
進ん
いく
確認
る。
,これ
毎年更新されるも
ある。取
取
本プロエラム
,
法通訳翻訳
つい
,
特
法律的手続,
法通訳人
役割や行動基準,
法通訳翻訳実習
中国語,韓国・朝鮮語,ロクア語,英語
通訳翻訳学
理論・方法論・
教育論
も
学べるよう
いる。取
取
法務省・検察庁以外
らも,大阪府警察本部や大阪弁護士会
ら派遣された講師
,講義
り
く,模擬実習
ける実践指導をも行
いる。また,課外活動
し
,積極的
要通訳事件
裁判傍聴を履修生
奨励し
いる。取
取
ここ
,
法務通訳翻訳実務論
成平平年度授業記録
一部を紹介し
こう。取
取
第1回取
ィ月干ィ日
オモ゠ンテークョン
担当教官
以下同様
・津田守教授取
取
取
取
取
第干期及び第平期
年間
平科目,各平単位
るこ
授業
内容,形態,参加条件,
成績基準等
つい
オモ゠ンテークョン。取
第
回取
ィ月平干日
法務省
そ
法務総合研究所
つい
総論
法務総合研究所国際協力部
長取
取
取
取
取
法務省
概説,
法務総合研究所
組織
・
活動,
国際協力部
行う法整備支援
概要,
諸機関
協力関係等
つい
。取
第
回取
ィ月平台日
法務省
国際協力
法務総合研究所国際協力部教官取
取
取
取
取
法務省
行う国際協力業務
概要
国際協力部
法整備支援
概要等。取
第
回取
イ月干平日
検察庁
機構
役割
大阪地方検察庁総務部副部長検事取
取
取
取
取
刑事
法制度
概要説明,検察庁
法務省
関係,検察庁
機構
役割。取
第
回取
イ月干エ日
社会正義実現
た
ビデオ
映
討論
津田守教授取
取
取
取
取
ある殺人事件を題材
し
検察
捜査・公判活動
実際を映像化した
検察
役割
―社会正義実現
た
ビデオ
映
約幹0分間
討論。取
第
回取
イ月平6日
捜査実務
概要,
捜査
ける通訳翻訳業務
留意点
大阪地方検察庁公
安部検事取
ICD NEWS
取
第ィ平号
平0干0.年
取
年
取
概要,特
捜査手続
い
通訳人を必要
する場面を中心
し
捜査実務
解説。
捜査
ける通訳人
立場,通訳人
し
守秘義務
在り方,通訳
際し
留意
事項等
つい
解説
質疑応答。取
第
回取
6月平日
公判実務
概要,公判
ける通訳翻訳業務
留意点
大阪地方検察庁公
判部検事取
取
取
取
取
第干回公判期日
行われる冒頭手続
ら,
審理,
結審,
判決
至るま
刑事公判手
続
概要,特
,公判手続
ける通訳人
立場,公判廷
通訳
際し
留意事
項
つい
解説
質疑応答。通訳人
必要
される公判準備,冒頭陳述書,証
関
係カード,論告等
通訳翻訳業務
実際
つい
解説
質疑応答。取
第
回取
6月エ日
法務総合研究所国際協力部見学
法務総合研究所国際協力部教官。取
取
取
取
取
国際会議場見学,国際協力
ける通訳翻訳を含
業務説明。取
第
回取
6月エ日
大阪地方検察庁庁舎見学
通訳委
業務
実際
大阪地方検察庁検事,検
察広報官,公安部国際捜査担当官。取
取
取
取
取
国際会議室
引
続
,大阪地方検察庁施設見学,業務説明及び公安部国際捜査担
当
よる通訳委
業務
説明。捜査
調
模擬実習。取
第干0回取
6月干6日
裁判員制度
大阪地方検察庁検事取
取
取
取
取
裁判員制度
概要
法廷及び捜査通訳翻訳人
在り方。取
第干干回取
6月平年日
国際協力部
広報ビデオ
映
討論
津田守教授取
取
取
こ
後
,
大阪法務局人権擁護部長
よる連続授業
あり,
干0月
ら
第平セベケター
,
大阪保護観察所次長,
大阪入国管理局長,
同総括次長,
同審査監理官,
同関西空港支局次長,
同首席入国警備官,大阪刑務所国際対策室長ら
講義
いし
通訳翻訳実務指導
行わ
れた。取
取
既述
よう
幹年間,こ
よう
授業
開講され
た
,通算
約干60
受講し
いる。既
法通訳翻訳人
あ
た者や受講後
機会を得
業務
携わるよう
た者を
含
受講生
,
貴重
講義
実習
ら多くを学ん
た。
法学研究科所属
学生
中
,
今後
,法務省・検察庁等
通訳翻訳人
マーザー機関
職を得る者も出
くるこ
期待
される。そ
意味
,本科目
優れ
マーザー教育
役割も果たすこ
いる
い
ろう
。取
取
取
次
,過去数年間
こうい
た授業を受けた学生
,
型的
いし
興味深いコベントを
幾つ
書
出し
みたい。取
取
ィ
取
取
中国
ら仲裁法
民事訴訟法
改正
当たり日本
協力要請をしたこ
を初
知りま
した。法整備支援
ける通訳翻訳業務
やり
い
つい
理解
ました。
中国人交換
留学生
取
取
内戦
破壊されたカンボジア
,日本
法制度
大い
参考
され
いる
いうこ
を,
も嬉しく思いました。制度
み
ら
日本
憲法
世界
誇れるも
,決し
旧
主国
も
い,同
よう
戦禍
ら立
直
た日本
協力するこ
れ
一層意
義
あります。
日本人院生
取
取
私自身ロクア語
通訳をし
た
,日本
ゞゲベキケタン
法整備支援をし
いる
話を伺
,大変
親近感を持
ました。
日本人院生
取
取
一連
講義
中
最も興味を引
れた
,法整備支援
そ
通訳翻訳
関するこ
した。法廷
通訳
い
く
正確さ
大
学ん
ました
,法整備
支援
際
通訳翻訳者
求
られる
,文化や習慣
関する知識
それを的確
伝えるこ
,及び両者間
ウャップを敏感
感
り,それを表すこ
い
感
ました。同
<法>
携わり
ら,自分を殺し
機械的
訳を紡
法廷通訳
比べ
,人間
あるこ
,両者
表情
ら通り過
しまいそう
盲点
気付く力
一層要求される
思いま
す。
日本人院生
取
取
法律制度
国
よ
違います
,翻訳時
適
単語を選ぶ
難しい
感
まし
た。場合
よ
説明を加え
けれ
ら
い
ら
す。授業中
解説をし
いた
いた
<法><法令><政令><省令><法律>
単語を自分
頭
中国語
訳し
みました。
何
く通
そう
す
,中国語
日本語
同
漢字圏
属します
,漢字さえ書け
意
思疎通
る
いうベモットもある一方,意味
異
る漢字もたくさんある
誤解を生
る
いうデベモット
も留意し
い
けれ
りません。
中国人院生
取
取
ベトナム語を専攻し
い
ら,日本
ベトナム
法整備支援を行
いるこ
を知り
ません
した。そこ
ベトナム語も日本語も堪能
方
通訳翻訳をされ
いる
思います
,そ
よう
方
私
よう
通訳翻訳者を目指し
いる者
対しヤクチャーをし
いた
けたら
思いました。ベトナム語
ま
少数言語
,訳語
統一され
ら
,参考書
も誤り
あります。私自身も
法律用語
勉強を続け
い
けれ
ら
い
,改
考えさせられました。
日本人院生
取
取
外国語
堪能
検事さん
教官
し
,こ
よう
法整備支援
尽力し
られる姿を
拝見させ
いた
ました。貴重
機会
大変
有り難く思いました。
日本人院生
取
取
取
最後
,今後
課題
展望を幾つ
指摘し
たい。取
取
1取
国内大学院
唯一
法務通訳翻訳
科目
大阪大学
開講され
いるこ
ら,
同大学院在籍者
み
ら
,広く社会人,特
通訳翻訳業務
既
携わ
いる,
い
し
それを目指し
いる人々
も,科目履修や研修
形
利用し
ほしい。取
取
取
逆
,これま
法整備支援
ける通訳翻訳実務
携わ
いる方々
,そ
経
ICD NEWS
取
第ィ平号
平0干0.年
取
イ
取
取
取
大阪大学外国語学部
平ィ外国語専攻
東京外国語大学外国語学部
平イ外国語専攻
開設され
いる。これら
中
,例え
,法整備支援
い
必要
される言語
あ
れ
,そ
大学院課程
い
,通訳翻訳
理論
実践を指導する場
機会を,より積
極的
創出するべ
ある。取
取
取
日本
,法整備支援対象国
ら,将来
通訳翻訳人
りうる者を
留学生
し
受け入れ,優れた日本語運用能力
み
ら
,日本
文化,歴史,法律
つい
理解を持つ人材育成
寄与するこ
る。それ
,1
や
も
,通訳翻訳
た
長期的
組み
具現化
る
あろう。取
取
取
法務通訳翻訳
を学ぶた
教材や用語集
開発
一層進
られ
けれ
ら
い。
法務省刑事局法令研究会編
法律用語対訳集
各国語編
も有益
,近年
法制度
改革
も合わせた全面改訂版
刊行
待たれる。
法務省
法令外国語訳
・
専門家会議
法
令用語日英標準対訳辞書
も改訂を重
,
”
Japan
取
Law
取
Translation
”も掲載法令を増し
いる
,対象言語
英語
限られ
いる。これら
対象言語を増やすこ
期待され
る。
み
,
成平平年中
刊行
津田守編
仮題
通訳翻訳人
た
刑事裁判用語
辞
,干0数言語を収録予定
ある。
取
取
取
参考文献取
稲葉一生
巻頭言取
法整備支援
課題
IDC
取
NEWS
第年幹号,平00台年干平月号,干-イ頁。取
http
ォ//
www
.
moj
.
go
.
jp
/
HOUSO
/
houkoku
/
keisai
-
kiji
/
icdnewsno
年幹_イ.
取
亀卦川健一
法整備支援
ける通訳翻訳
津田守編
法務通訳翻訳
いう仕事
大阪大学
出版会,平00台年,幹イ-エ6頁。取
亀卦川健一
大学
対する国際協力部教官
派遣授業
つい
IDC
取
NEWS
第年台号,
平00エ年年月号,干台0-干台エ頁。取
http
ォ//
www
.
moj
.
go
.
jp
/
HOUSO
/
houkoku
/
keisai
-
kiji
/
icdnewsno
年台_0エ.
取
坂野一生
カンボデ゛ア
カンボジア
民法・民事訴訟法起草支援
関わ
IDC
取
NEWS
第幹号,平00年年干月号,エ干-エ台頁。取
http
ォ//
www
.
moj
.
go
.
jp
/
HOUSO
/
houkoku
/
keisai
-
kiji
/
icdnewsno
.0幹_年.
取
竹内眞由美
国際協力
通訳翻訳取
法整備支援
業務
津田守編
法務通訳翻訳
いう仕事
大阪大学出版会,平00台年,エエ-干0幹頁。取
津田守
法通訳翻訳
辞
取
多言語社会日本
岩波書店,平00イ年,幹エ-台平頁。取
西松鈴美
法通訳翻訳人訓練
方法論取
大阪外国語大学大学院
実践
通訳研究
,
第年
号,平00年年,干0年-干平干頁
次
ゞェノ
アップロードされ
もいる
。取
http
ォ//
wwwsoc
.
nii
.
ac
.
jp
/
jais
/
kaishi
平00年/
/0台-
nishimatsu
_
final
_.
取
6
取
~
国際研修
~
取
取
取
第3回中国現地セ ナー
取
国際協力部教官取
横取
山取
幸取
俊取
取
第1取
取
取
取
平00エ年幹月平0日,平干日
平日間,中国現地セプナー
京近郊
実施された。取
取
取
参加者
,中国側
ら全国人民代表大会常務委員会法制工作委員会民法室ほ
あり,
詳細
つい
,後記第平
ィ
り
ある。取
取
取
こ
場を
借りし
関係各位
深く感謝申し
たい。取
取
第
取
本セプナー実施
背景・目的取
取
1取
本セプナー実施
至る経緯取
取
取
取
中国政府
ら
要請
基
,
平00幹年干干月
ら年年間
予定
,
中国民事訴訟法・仲裁
法改善プロジェクト
開始された。取
取
取
取
そ
後,平00台年
,中国政府
ら,権利侵害責任法
不法行
法
制定
支援も要
請されたた
,同法制定へ
協力も行われるこ
た。取
取
取
取
これま
記プロジェクト
ける本邦研修及び現地セプナー
同様
,事前
,
中国側
記民法室
ら,関心事項
つい
書面
質問,日本側
JICA
中国権利
侵害責任法研究会
ら
書面
回答
行われた。
,
記書面回答作成
あた
,本セプナー参加者以外
,
記研究会委員
ある,松
弘教授
慶應義塾大学法
科大学院
御協力も得た。取
取
取
中国権利侵害責任法
つい
取
取
取
取
中国
い
,民法
う
不法行
法編を
侵権責任法
,す
わ
,権利侵害責
任法
し
,立法
目指された。現行
同分野
,干エ台6年
制定された民法通則
含ま
れ
いた。そ
後,市場経済へ
対応等を進
るた
,民法
う
,契約法編
合同
法
し
,干エエエ年
独立し
制定され,さら
,物権編
平00幹年
制定された。取
取
取
取
当初
,民法
一括
改正
検討された
平00平年改正草案,第干次草案
,
記
よう
経過をた
り,権利侵害責任法
,平00台年干平月
全国人民代表大会常務委員会
い
,第平次草案
審議され
いた。取
ICD NEWS
取
第ィ平号
平0干0.年
取
幹
取
取
取
本セプナー
目的取
取
取
取
本セプナー
,中国
権利侵害責任法制定
資するた
,中国側
,日本
不法行
法
概要等を説明し,中国側
ら,権利侵害責任法
全体構
・目的
説明を受けた
,中国側
関心事項等
つい
,討論を通
理解を深
るこ
を目的
した。取
取
取
参加者
つい
取
取
取
取
取
日本側参加者取
取
取
取
取
取
取
原敏夗取
取
一橋大学大学院法学研究科教授取
取
取
取
取
取
取
取
取
取
取
取
取
取
JICA
中国権利侵害責任法研究会委員長
取
取
取
取
取
取
取
中田裕康取
取
東京大学大学院法学政治学研究科教授
同委員
取
取
取
取
取
取
取
木浩一取
取
慶應義塾大学法科大学院教授
同委員
取
取
取
取
取
取
取
山本和彦取
取
一橋大学大学院法学研究科教授
同委員
取
取
取
取
取
取
取
沖野真巳取
取
一橋大学大学院法学研究科教授
同委員
取
取
取
取
取
取
取
金取
春取
取
取
大東文化大学専任講師
同委員
取
取
取
取
取
取
取
横山幸俊取
取
法務省法務総合研究所国際協力部教官取
取
取
取
取
取
取
取
取
取
取
取
取
取
同委員,検察官出身
取
取
取
取
取
取
取
長田
之取
取
在中国日本大使館
等書記官
裁判官出身
取
取
取
取
取
取
取
田尚之取
取
JICA
長期専門家
弁護士
取
取
取
取
取
取
取
山浦信幸取
取
JICA
中国事務所長取
取
取
取
取
取
取
大久保晶
取
同事務所職員取
取
取
取
取
取
取
取
雪取
取
取
同事務所職員取
取
取
取
取
取
取
鄭取
瑾取
取
取
通取
訳取
取
取
取
取
取
取
永
子取
取
通取
訳取
取
取
取
取
中国側参加者取
取
取
取
取
取
取
高
新取
取
取
全人代常務委員会法制工作委員会弁公室取
主任取
取
取
取
取
取
取
東明取
取
取
全人代常務委員会法制工作委員会民法室取
副主任取
取
取
取
取
取
取
扈紀華取
取
取
同取
取
取
取
取
取
取
取
何取
山取
取
取
同室副巡視員取
取
取
取
取
取
取
陳佳林取
取
取
同取
取
取
取
取
取
取
取
杜取
涛取
取
取
同室処長取
取
取
取
取
取
取
李文
取
取
取
同室調研員取
取
取
取
取
取
取
郝作成取
取
取
同室副処長取
取
取
取
取
取
取
石取
宏取
取
取
同取
取
取
取
取
取
取
取
皢泳取
取
取
同室幹部取
取
取
取
取
取
取
水取
森取
取
取
同取
取
取
取
取
取
取
取
孫娜娜取
取
取
同取
取
取
取
取
取
取
取
李取
倩取
取
取
同取
取
台
取
取
取
取
取
取
取
王誉文取
取
取
同委員会弁公室幹部取
取
第
取
本セプナー
概要取
取
取
本セプナー日程
方針取
取
取
前記
目的
従
,中国側
関心事項を踏まえ,日中相互
発表等をも
討論形式
行うこ
した。取
取
第
取
セプナー日程取
取
1取
幹月平0日午前取
取
取
取
取
討論干取
日中不法行
法
権利侵害責任法
全体構
・目的取
取
取
取
取
取
取
取
取
日本側発表:中田教授取
取
取
取
取
取
取
取
取
取
取
取
取
取
日本
ける権利利益
侵害
対する民事責任
取
取
取
取
取
取
取
取
取
中国側発表:石宏副処長取
取
取
取
取
取
取
取
取
取
取
取
取
取
中華人民共和国権利侵害責任法
立法
関連状況
取
取
取
取
幹月平0日午後取
取
取
取
取
討論平取
権利侵害
関する訴訟法
問題
証明責任等
取
取
取
取
取
取
取
取
取
日本側発表:山本教授
民事訴訟
ける証明
つい
取
取
取
取
取
取
取
取
取
取
取
取
取
取
取
沖野教授
不法行
ける証明
つい
取
取
取
幹月平干日午前取
取
取
取
取
討論年取
全体質疑
環境責任及び高度危険責任を含
取
取
取
幹月平干日午後取
取
取
取
取
討論ィ取
全体質疑取
質疑応答
つい
取
取
取
(干)取
討論干
つい
取
取
取
取
取
取中国側
ら,
日本
ける不法行
責任
契 約 責 任
関 係
つ い
慰 謝 料 請 求 権
絡
た質問等
され,
日本側
ら説明
された。取
取
取
取
取
取他方,
日本側
ら,
中国
権利侵害責任
法
特 別 法
関 係 等
つ い
質 問
され,
中国側
ら,
一般法
特別法
関係
あり,
侵権責任法制定
際し
,
特別法
製品品質法等
も見直す
い
た説明
された。取
取
取
(平)取
討論平
つい
取
ICD NEWS
取
第ィ平号
平0干0.年
取
エ
取
取
取
(年)取
討論年
つい
取
取
取
取
取
取中国側
ら,使用者責任
監督者責任,共同不法行
,被侵害利益,一括請求・一
律請求・包括請求等
つい
質問
され,日本側
ら説明
された。取
取
取
(ィ)取
討論ィ
つい
取
取
取
取
取
取中国側
ら,過失相殺,環境汚染責任・高度危険責任等
つい
質問
され,日
本側
ら説明
された。取
取
取
取
取
取他方,
日本側
ら,
中国
権利侵害責任法
つい
,
損害賠償責任以外
救済方法,
公
責任原則規定等
つい
質問
され,中国側
ら説明
された。取
取
第
取
所感取
取
取
今回
,権利侵害責任法
不法行
法
つい
,初
セプナー
あ
たこ
ら,日中双方
概括的
説明
ら始
,時間
許す限り,中国側
関心事項,日本側
ら確認し
たい事項等を対象
した。取
取
取
前記
よう
,事前
,書面
,全般的
質問・回答
行われ
いたこ
もあ
,深
く,突
込ん
議論
行われ,中国
権利侵害責任法制定
向け
,
り役
立
たも
思われる。取
取
取
本セプナー
後
状況
つい
,別稿
第ィ回本邦研修
報告を参照されたい。取
取
第
取
わり
取
取
取
本セプナー
,
記
り,中国
権利侵害責任法制定
向け
,参加者
熱意をも
り組み,所期
目的を
成した。取
取
取
改
,本セプナー
御協力いた
いた皆様
深く感謝申し
たい。取
取
取
,本セプナー
会場
,美しい湖畔
あり,夏
いえ,快適
環境
あ
た。ま
た,
本セプナー終了
翌日
平00エ年幹月平平日
,
日食
あり,
近郊
万
長城付近
ら
干0
取
~
国際研修
~
取
取
取
東テ モール法案作成能力向上研修
取
国際協力部教官取
森取
永取
太取
郎取
取
第1取
本研修実施
経緯取
取
1取
東
アジア・
ケンジ列島
東端
位置する東テ゛ペール
,元々
王国
乱立する
群雄割
土地
あ
た
,干6世紀前半
白檀を求
来航し
たポルトイル
服
され,
植民地化された。
そ
後,
第
次世界大戦中
干エィ平年
日本軍
占領され,
干エィイ
年
日本
敗戦
日本軍
撤退したも
,再度ポルトイル
支配
復活した。干エ幹ィ年
,民衆
間
独立運動
激化,干エ幹イ年
独立を宣言した
,今度
隣国インドヅク
ア
武力制
され,翌干エ幹6年
インドヅクア
一州
し
併合された
いう,正
植民
地主義
翻弄された歴史を持つ国
ある。取
取
取
取
干エエ0年代
入
ら独立運動
再燃し,抗
果
干エエ台年
インドヅクア
独立
を容認する姿勢を示した
,そ
後も独立賛成派
対派
闘
続いた。し
し,国
連暫定行政機構
UNTAET
を中心
,国際社会
支援
下
独立
向けた国
くり
すす
られた結果,平00干年台月
憲法制定議会選挙実施を経
,平00平年年月平平日
憲法
発 布 さ れ , 同 年 イ 月 平0 日
東 テ ゛ ペ ー ル 民 主 共 和 国
The Democratic Republic of
Timor-Leste
し
独立を果たした。取
取
取
取
独立後,東テ゛ペール
,治安維持等
面
引
続
国連
設置する機関
国連東
テ゛ペール支援団
UNMISET
,国連東テ゛ペール事務所
UNOTIL
,国連東テ゛ペー
ル統合プックョン
UNMIT
依存し
ら,旧
主国
あるポルトイルや,ノラジル
ポルトイル語圏諸国等
支援を得
,法制度
整備を進
,法
支配
確立
向
けた努力を
続し
いる
ころ
ある。取
取
取
取
し
し
ら,法律分野
ける絶対的
人材,情報及び経験
不足
より,制度・
運用体制
整備
困難を極
いる。
法制度構築
分野
,国連開発計画
UNDP
ICD NEWS
取
第ィ平号
平0干0.年
取
干干
取
省内
中心的
役割を果たす国家
法法制諮問・立法局
National Directorate of Judicial
Advisory and Legislation
すら干0人
局員
う
,法律的素養
ある
本研修
参加
した平
み
ある
こ
あ
た。
そ
た
,
大半
起草作業を外国人アドバイザー
頼
いる
,原案起草をアドバイザー
行わせ
いるた
,法案起草
技能・技術
局員
十分
移転され
いる
いえ
い
こ
ある。取
取
取
取
こ
よう
状況下,東テ゛ペール政府
,平00台年
国
対し,
記国家
法法制
諮問・立法局
以下単
立法局
いう。
幹部職員
法案起草能力を向
させるた
支援を求
た。取
取
取
取
要請を受けた
JICA
,ま
東テ゛ペール
法制度整備
実態,特
支援要請
あ
た
法省
法案起草能力
如何
つい
把握するた
,
平00台年エ月
国際協力専門員ら
を現地デ゛モ
派遣し
調査を実施した。そ
結果,東テ゛ペール
法令起草
わる人材
層
極
薄く,職員
能力も十分
いこ
ら,法令
起草を外国人
アドバイザー
主
し
ポルトイル人
頼
いるこ
ほ
,言語
問題
法案起
草作業
影を落
し
いるこ
判明した。東テ゛ペール
独立時
憲法
い
,公
用語をポルトイル語
,現地語
あるテトゝン語
する旨定
たも
,長くインドヅ
クア
支配を受け,大学教育等もインドヅクア語
行われ
いたた
,ポルトイル語を
解する人口
少
く,また,現地語
あるテトゝン語
口語中心
言語
干
,法律用語
未発
あるた
,法令起草
向
い
問題点
ある
こ
ある。取
取
取
取
法令起草能力
強化支援を実施する
し
も,受け入れ側
能力
適合し
い支援を
し
も効果
ら
いこ
いうま
も
い。し
し,東テ゛ペール
法省
程度
能力
備わ
いる
,こ
よう
調査
み
十分
判明し
い。そこ
JICA
,
りあえ
,
法省立法局
職員
法学教育を受けたこ
あり,それ
り
法律的素養
ある
された平
職員,す
わ
同局局長
,ナンバー平
ある立法政策
部長を研修員
し,法案起草作業
関する初歩的
ノゞデゞを身
つけ
もらう
も
,研修員ら
討議討論
よ
東テ゛ペール
今後
よう
支援
ふさわしい
を見極
るた
,平回クモーゲ
本邦研修を実施するこ
した。取
取
取
取
第干回目
研修
,
屋大学
主たる実施機関
し
成平干年年月
実施し,そこ
,参議院法制局や愛知県庁法制課
見学も含
,日本
法規範制定過程全般
つい
基礎知識
提供を中心
した研修プロエラム
組まれた
平
。取
取
取
取
JICA
,こ
第干回研修
結果を受け
立法局
協議し,第平回目
研修を,東テ゛ペ
ール
い
今後起草
必要
る具体的
法律を題材
し
,
干回目
研修
学ん
内
容を基
,講義・演習,意見交換等を組合せ
起草
トヤーッンエを行い,立法
当た
ノゞデゞをま
た資料を作成するこ
を目指し
実施するこ
し,当国際協
取取取取取取取取取取取取取取取取取取取取取取取取取取取
取
干取研修員 話 ,テトゝン語も多く 方言 わ れ,未 標準テトゝン語 形成され ら ,現在 教育省 標準語 策定作業中 ある こ あ た。取