Automotive Energy, Healthcare, Industry, IoT Mobile
~アルプス電気“企業理念” ~
私たちアルプス電気の歴史は、新しい何かをつくってきた時間です。 ラジオ、テレビ、自動車、パソコン、スマートフォン…
人々が楽しく・ゆたかに暮らしていくため、 欠かせない機能を技術力で生み出してきました。 そして70年あまり。
今私たちは、3つのコア技術と多くのヒューマン・パワーをエネルギーに、 3つのマーケットへ乗り出しています。
30,000人以上の社員が新たな価値を目指し、 日々力を注いでいます。
次は新しい人たちの出番です。
あなたなら、ここでどんな新しい価値を生み出しますか? その思いとアイデアを楽しみに待っています。
“新たな価値”をクリエイトするため、
必要な準備はもう整っています。
3つの市場
“新たな価値”をつくり出すには、何が必要でしょうか。アルプス電気に は、他にはない多くの強みがあります。強みによって生み出した価値が、 また次の強みへとつながり、私たちの力になっていきます。
“美しい電子部品”で社会の便利な暮らしを支えていくことが、私たちアル プス電気の使命です。3つのフィールドをターゲットに、より快適で心地 よいライフ・シーンを提案していきます。
Alps Creates New Values
アルプスは人と地球に喜ばれる
新たな価値を創造します。
New Values
1
人財力
アルプス電気では、国籍や言語、文化・慣習などの異なる大勢の社員が働 いています。多様な一人ひとりが成長していくこと。それがアルプス電気 の力になっています。この力は、あなたをサポートしていきます。
New Values
2
3つの技術領域
世界各国の2,000社が認めたアルプス電気の技術力。目指しているのは、 人とメディアの快適なコミュニケーションの実現です。高品質・高性能を ベースに、世界のニーズにテクノロジーで応えていきます。人と機器をつなぐ
HMI
(Human Machine Interface)
人や機器の状態を把握する
センサ
(Sensor)コネクティビティ
さまざまな情報を共有し合う(Connectivity) New Values
Alps Creates New Values.
Business
Market
3つの市場
アルプス電気は、世界各国約 2,000社のお客様へ約40,000 種類の製品を提供していま す。グローバルなマーケット で、製品力の高さが評価され ている証です。
❶ マーケティング、企画
◦営業活動
❷ 開発、設計
◦機構設計技術
◦ソフトウェア、IC設計技術
◦高周波技術 ◦光学設計技術
◦静電容量技術 ◦回路設計技術
◦モジュール化技術
◦材料開発、応用技術
◦金型設計技術
◦評価、シミュレーション技術
❹ 製造
◦工程設計
◦設備、装置開発技術
◦ロボット開発技術
◦制御システム開発技術
◦FAシステム技術
❸ 生産技術
◦生産システム技術
◦精密加工、厚膜形成技術
◦MEMS技術 ◦薄膜プロセス技術
◦配線・パッケージング技術
◦金型加工技術
❺ 品質管理
◦品質管理技術 ◦品質評価技術
アルプス電気の ビジネス・フロー と技術力
TOPICS TOPICS
人は視覚や聴覚だけでなく、触覚によって多くの情報を知ることができま
す。アルプス電気の「ハプティック®」は、
触覚によって人へ情報を伝える技術。 ゲームやVRなどのエンターテイメント、 車でのドライブ、遠隔介護など多様な場 面で、人とマシンの新たなインターフェー スとして、その可能性を広げています。
身近なあらゆるものが、インターネットにつな がるIoT社会。そこにはアルプス電気が得意と するセンサや通信技術が、大きな役割を果たし ます。例えば子どもや高齢者を見守ったり、作業 する人たちの安全をサポートしたり。いつでも どこでも、私たちの生活に寄り添うアルプス電 気のIoT技術は、豊かな未来を支えています。 バーチャルをリアルにさまざまな感触を再現する
ハプティック
®
私たちの暮らしをより快適・便利にするIoT関連製品
毎日の生活に欠かせない家電製品、スマートフォン・タブ レットPCなどのIT機器、自動車。これらはすべて、アルプス 電気の製品が中心となる機能を担う分野です。
1つ目のAutomotive市場で多く手がけているのは、駆動 制御に関わる製品や車室内の入力機器。世界各国の自動車 メーカーとの実績があります。また、コネクテッドカー(ICT 端末としての機能を持つ自動車)やオートノマスカー(自動 走行車)で重要な車内外のネットワークなど、安心・安全・快 適なドライブに大きな役割を果たす製品を開発しています。 2つ目はMobile市場。もっとも日常生活に近いマーケット です。小型・軽量化、多機能化が進むなかで、高品質で高機 能な入出力機器やセンサ製品などを開発。暮らしの利便性
アップを支えています。「Alps」マークは見えませんが、実は
あなたの手が触れるところ、視線の先にはアルプス電気の 製品が息づき、快適なライフ・シーンをサポートしているの です。
さらに、環境やバイタルなど様々なセンサ技術と通信
技術を融合し、「モノのインターネット」(IoT:Internet of
Things)化を捉えた製品も開発。新しいマーケットとしてヘ ルスケア、エネルギー・環境、ロボットの分野へも進出して います。省エネや環境保全、健康管理をより便利に行える 製品が、すでにマーケットへ登場しています。
世界の人たちの暮らしをもっと快適にするため、アルプ
ス電気では「仕事を増やそう」(アルプス電気の技術力・製品
力が生きる新しい市場の開拓)がテーマ。私たちがベクトル をそろえて、力を発揮していく行き先に期待してください。
「仕事を増やそう!」を合言葉に
ベクトルをそろえて新たなマーケットへ
車室内機器をこれ1つでコントロール「ハ
プティックコマンダ®」 IoTビジネスを進める開発者向け製品「IoT Smart Module」
Mobile
Energy, Healthcare,
Industry, IoT
TOPICS TOPICS
次の世代へ「ものづくり」のおもしろさを 伝えることは、ものづくり企業として重要 な社会的責任です。そこでアルプス電気 の国内各拠点では、小中学生を対象に毎 年「ものづくり教室」を開催。本社では大
田区と共催で、「大田ものづくり・科学ス
クール」を開催しています。
アルプス電気では日本国内約5,400名の社 員のうち、常時200名ほどが海外へ赴任し ています。累計では総合職全体で25%、管 理職では70%が海外勤務を経験している 計算です。日本本社と現地法人間での人事 交流や、現地法人同士での人財移動も活発 で、グローバルな人財育成を進行中です。
未来の世代へも“ものづくり”のおもしろさを
人とアイデアが交差して新たなバリューが動き出す
アルプス電気の社員が講師になる「大
田ものづくり・科学スクール」 欧州拠点へ赴任中の先輩社員。その活躍ぶりは採用HPで。
私たちアルプス電気が創業時から、大切にしてきたもの が2つあります。ひとつは「独自の技術開発」。そして、もう ひとつは「人財育成」です。
従業員が23名だった時から、今にいたるまで。ビジネス環 境の変化とともに、社内の組織や体制が大きく変わっても、 「人に賭ける」思いは企業文化(アルプスイズム)として、変わ
らずに受け継がれてきています。経営計画の中でも、将来の 事業を担う人財の育成と活用は最優先事項。トップ自身も 「アルプス電気にとって“人は財産”」との姿勢を明言してい ます。個人が機会を捉えて成長できる職場づくりを目指し て、国内外のアルプス・グループ全体が取り組んでいます。 また、アルプス電気では国籍・性別・年齢に関わらず様々
な人財を受け入れています。多様な価値観を持った人たち が、アルプスイズムを体感しながら働き、チャレンジしてい ます。世界各国のアルプス電気で、多彩な人財が自分の能 力を生かし、活躍できる環境。そうした風土が人を育て、よ りよい“ものづくり”を生み出していくと考えています。 最後に、私たちアルプス電気の人財への思いを表すものと して、当社研修センターに掲げた創業者の言葉を紹介します。 「企業は潰れやすい、しかし企業が瓦解しても個人が潰れる
わけにはいかない。私はこういう仕事ができる、私の専門は これだ、と言い切れる、即ち自らの売りものを堂々と主張で きる人間を生み出すために、この道場は常に扉を開き、勉学 のための灯を絶やさぬようにしたいものである」
挑戦に大切なのは加点主義だから
失敗してもチャンスが来る風土に
私たちには、60年以上の歴史の中で育んできた、 独自の企業文化「アルプスイズム」があります。 決してひと言では言い表せないこれを理解・共有 するうえで適切な言葉が「Work Hard、Study Hard、 Play Hard」です。これは単に「よく学び、よく学び、よ く遊べ」というとだけではありません。「Hard」という 言葉に私たち一人ひとりの熱意と思いを込め、Work Hardは「誠実」、Study Hardは「挑戦」、Play Hardは「連 帯」と表現して、日本のみならず、グローバルで共有 しています。
この企業文化を象徴するひとつに「加点主義」が あります。仮に失敗したとしても、それをマイナス と捉えるのではなく、挑戦したことは評価され、そ こで得た教訓を糧に成長へとつなげることで、ま た、どんどんチャンスが与えられる。アルプス電気 はそういう会社です。社長である私自身もこれまで 何度となく、失敗を繰り返して今に至っています。 仕事へ誠実に取り組み、挑戦する心意気をみんな で支える。こうした文化は、これからも大切にして いきたいと考えています。
「アルプスイズム」という企業文化を、新しく加わ る人たちが今後どのように進化させていくのか、楽 しみにしています。
失敗から得る教訓を糧に
「誠実・挑戦・連帯」でさらに進化
代表取締役社長
栗山 年弘
Top
Message
Alps Creates New Values.
Development of
Human
Resources
常務取締役
笹尾 泰夫
高い技術力、グローバルなチャンス、
技術者にとってアイデア実現の未来工房
当社には、長年にわたって蓄積してきた数多 くのコア技術があります。こうした強い技術をブ ラッシュアップして深めていくことは、グローバ ル市場でのビジネス展開に重要な課題です。それ とともに当社が現在力を入れて取り組んでいるの は、幅広い技術領域にあるリソースを組み合わせ て、新たな技術や製品を開発していくことです。 例えば、センサ技術とコネクティビティ技術を 組み合わせることで生まれたのがIoTスマート モ ジ ュ ー ル。「HEMS(Home Energy Management System)」などの省エネシステムや、農業での効率
化を図るシステムなど、今後の広がりが期待されて います。このようにコア技術の数だけ、広範囲に製 品開発のチャンスが広がっているということです。 こうした新しい取り組みを進める時に、何より も大切なのは人財。知的好奇心が旺盛で、自ら積 極的に行動する技術者が欠かせません。専門分野 だけにとどまらず、さまざまなものを吸収しようと する姿勢が、やがて新しいアイデアへつながりま す。自分の価値は何なのか。自分の思いはどこに あるのか。アルプス電気ならば、それを磨くチャン スがたくさんあります。
グローバル開発体制
8カ国14カ所に製造拠点を持つアルプス電気では、エリアごとに開発拠点を設けています。マーケットの要望 を、いち早く製品開発につなげる体制です。
アルプス電気 研究開発費(電子部品事業)
コア技術をベースに、新たなビジネス展開を実現するため、技術開発に関する 予算は年々増加。「Number 1」「First 1」を目指すプロジェクトが進行中です。
50 (億円)
100 150
200 197
0
167
130 149 136
2017 年度(予定) 2016
年度 2013
年度 2014年度 2015年度
・新規ビジネス獲得機能強化/ 技術マーケティング ・静電センサ技術開発
■アルプス・ノースアメリカ
■サーク コーポレーション
米国
・新規ビジネス獲得機能強化/ 技術マーケティング
■アルプス・ヨーロッパ
欧州 ・全社開発機能の コントロールセンター■アルプス電気 日本
・車載市場の技術力強化
■アルプス・マレーシア
アセアン
・車載向け製品開発の強化(大連) ・開発力強化(無錫) ・ソフト開発力強化(上海) ・自主開発ビジネスの強化
■アルプス・中国
■アルプス通信デバイス・テクノロジー上海
中華圏
・車載向け製品開発
■韓国アルプス
韓国
「総合電子部品メーカー」アルプス電気で、多種多様な製 品を生み出しているのは数多くの固有技術です。なかでも 最先端であると自負するのが、3つの分野のコア技術です。
1つ目はHMI (ヒューマン・マシン・インターフェース)。こ
れは「人と機械をつなぐ」もので、ユーザーインターフェー スに関わる様々な入出力関連機器を開発しています。使い やすく、操作感触のよい製品を開発するため、新たな材料の 開発や精密加工技術など独自技術を追究。最近では、静電 容量技術をさらに深化させた製品の開発も進めています。 2つ目はセンサ技術です。アルプス電気では磁気・地磁気・ 湿度・気圧・圧力・光などを検知するセンシング技術を開発。 また、解析アルゴリズムやIC設計も自社内で開発していま
す。センサ技術はモノとインターネットをつなぐ技術。IoT進 展には不可欠で、キーとなるテクノロジーだと考えています。 3つ目のコネクティビティは、MMI(マシン・ツー・マシン・ インターフェース)のことで、機器と機器、情報と情報をつな ぐ技術です。その根幹となる高周波技術は、アルプス電気の 得意分野。設計・評価・シミュレーションに関する技術も蓄 積し、自動車のネットワーク化などにも対応しています。 これら製品開発のコア技術に加え、ものづくりに関する コア技術もアルプス電気の大きなファクター。高性能な製 品を高品質で世に出す開発・生産体制を構築しています。
コア技術×コア技術のチャレンジで、「First 1」「Number
1」の製品を開発していきます。
3つのコア技術と独自の生産技術で
「First
1
「Number
」
1
」を目指す
人と機器をつなぐ
HMI
(Human Machine Interface)
Alps Creates New Values.
Technical
Domain
3つの技術領域
様々な情報を共有し合う
コネクティビティ
(Connectivity)
人や機器の状態を把握する
センサ
今、自動車は大きな変換期を迎えてい ます。10年後には、今よりも自動運転が 進展し、自動運転のサポート機能もいっ そう充実しているでしょう。その時に、ド ライバーと車のインターフェースはどう なっているのか…それをマーケットの動 向から探り、アルプス電気の技術力でど んなことが提案できるか、断片的な情報 を組み合わせて大きなストーリーをつく るアプローチを始めています。
私が携わっているのは、車のステアリ ング・モジュールです。エアバックの作動 に重要な役割を果たすクロック・スプリ
ングとセンサ、方向指示器・ワイパーなど の操作スイッチを組み合わせたもの。こ の部分は、車室内でも30年ほど機能に大 きな変化がないエリアです。それだけに 今後、新しいインターフェースの構築に 向け、先々を見ながらどんな技術が必要 になるのかを予測し、技術開発のタネま きをしなければいけません。これまでと は違った視点で、ドライバーの安全性・快 適性を考えることが必要です。
新しいアプローチには、力のある技術 者メンバーが欠かせません。一人ひとり が強みを発揮することで、チームは+α の力を生み出せるのだと思います。自分 に強みを持つには、まず「こうしたい!」と いう気持ちを持つことですね。私もそう でしたが、やりたいことに向けていっぱい 失敗して、いろんなことを成功する。その 経験が自分の強みとなっていくのではな いでしょうか。その点、うちの職場はやり たいことができますからね。技術者とし ての強みをつくる近道かもしれませんよ。
アルプス電気が思い描く
1
0年後の車室内を提案
タクトスイッチ®
静音ミドルストロークタイプ 「SKSTシリーズ」
車室内用タクトスイッチ®は、温度や振動など厳しい環境へ の対応のほか、操作音や操作感触も求められる。この製品は 静音化・好フィーリングを両立し、快適性を実現している。
01
Alps’s New Values
Automotive
02
Alps’s New Values
Home & Mobile
アルプス電気の車載市場売上高推移
(単位:億円)
自動車とさまざまな機器やインフラを通信でつなぐV2X (Vehicle to X)は、自動運転と並び注目される動向。アルプ ス電気は、そうした新しい動きを捉え製品開発に取り組む。
1,684 2,084
2,475 2,560
2017/3 2016/3 2015/3 2014/3
1
0年後のドライバーが安全に運転できる
インターフェースを考える。
世界中の人たちの快適な毎日を最新の
テクノロジーで生み出す。
入社2年後から5年半、 スウェーデンで勤務し た経験を持つ国際 派 エンジニア。当時は語 学力も十分ではなく、 不安ばかりの赴任だっ たが、今となっては、とても いい経験だったと振り返る。 ぜひ若いメンバーには、海外 へ出てほしいと願っている。
技術に関わる仕事がしたい と、女性技術者採用に積極的 だったアルプス電気へ入社。 今は、毎日新しいことを勉強 中。意欲のかたまりのような 後輩に来てほしいと待ち望 んでいる。それが女性だっ たら、さらにうれしいと密か に考えている。
車載製品
プロジェクトリーディング担当
小泉 秀文
コンポーネント製品 設計担当
瀧本 優希
タクトスイッチ®はバラエティが多く、 年間約50億個生産する製品。もちろん、 世界シェアNo.1製品です。家電製品や車 載用製品から、スマートフォンやノート PCなどのデジタル機器まで、幅広い製品 に用いられています。
入社後の配属面接で、「アルプス電気 の花形製品を担当したい」と希望して、タ クトスイッチの設計チームへ配属になり ました。自分の設計した製品が世に出て、 ちゃんと売上をあげているのを見ると、 メーカーで働くことのおもしろさを感じ ます。自分の仕事の成果を見るようで、モ
チベーションにもつながりますね。 タクトスイッチ®はユーザーが直接触れ るものなので、押した時のフィーリングや音 なども重要な要件。お客様からの要求も、細 かな仕様になる場合があります。そうした 課題に応えていくには、ふだんから評価な どで起こる現象について、「なぜ、そうなった のか」を自分自身で把握することが大切だ と、最近気づきました。日々の経験を積み重 ねて、いずれは長く会社に利益をもたらす ような製品を設計することが目標です。稼 ぎ頭の生みの親になりたいですね。 以前、仕事に臆病になった時期があり ました。その時に上司が「責任をとるのは 上の役割。一生懸命にやったことの責任 は私たちがとるから、とにかく一生懸命 にやってみなさい」と言葉をかけてくれ ました。今の職場は部署全体が家族のよ うで、困った時は誰にでも相談しやすい 雰囲気です。私は職場に育てられる、育 てられた私はヒット製品を生み出す。私 も製品も、将来に期待してください。
ITの世界で、今もっとも注目されてい るのは「ウェアラブル」です。腕時計型 やリストバンド型の製品が数多く発売 され、すでに購入された方もいるかもし れませんね。こうした製品が開発可能に なったのは、センシング技術と通信技術 の進化、そしてデバイスを小型化できる 技術の進歩があったから。
ところで、このセンシング技術・通信技 術・小型化技術は、どれも当社の得意分 野だということをご存知でしたか? 私は現在、ウェアラブル製品のメカニ ズム設計を担当しています。ウェアラブ
ル製品の難しいところは、やはり小さく・ 軽くすること。人が直接身につけるもの なので、人体を傷つけないことも重要で す。この分野の製品は、当社にとっても 新しいチャレンジ。でも、必要な技術が すでに蓄積されており、開発から設計・製 造まで社内で一貫して実現できる体制 があって、開発を優位に進めることがで きています。JINS社(株式会社ジェイア イエヌ)から2015年に発売された「JINS MEME(ジンズ ミーム)」は、当社が開発を サポートしました。疲労や眠気の度合い など生体状況を把握でき、ユーザーの好 みや感情も知ることができます。 実は私は、保育士になりたかったほど の子ども好き。今も自分の子どもの急な 発熱などは、悩ましいところです。ウェア ラブル製品によるバイタル・チェックが 一般的になれば、子どもの体調管理にも 役立つかもしれません。誰もが使いやす く、みんなの役に立てる製品を開発する ことが今後の目標です。
体調を知って健康に役立てる技術を開発
ウェアラブルデバイスの 認知度と利用意向(年代別)
(運動量や身体に関するデータを本人にレポートする サービスについて)
ウェアラブルデバイスの市場は、今後急成長が予測され ている。年代別の調査では若い世代の関心が高いことが 分かる。また50代も20代と同様の興味を持っており、幅 広い世代の関心を集めている様子がうかがえる。
認知度 利用意向
※各年代とも(N=200) 全体
20代 30代 40代 50代
60代 35.035.0
48.0 40.5 40.5 48.0 57.5 44.0 44.0 41.0 41.0 49.0 48.9 43.0 46.5 46.5
0 10 20 30 40 50 60 39.5
39.5
ウェアラブルデバイスを活用した 健康管理サービスの利用意向
ウェアラブルデバイスは、健康をテーマにした製品が多い。 ウェアラブルを活用した健康管理サービスの利用意向調 査では、全体の3分の1強が関心を示している。
21.1 32.9
28.1
13.2 4.9 利用したい
利用したくない 利用を検討してもよい
そもそも健康管理の 必要性を感じていない あまり利用したくない
n=2,000 (%)
出典:総務省「社会課題解決のための新たなICTサービス・ 技術への人々の意識に関する調査研究」(平成27年) 「平成28年版情報通信白書」(総務省)より作成
03
Alps’s New Values
Health Care
04
Alps’s New Values
Health Care
子どもも大人もみんなの体調をチェックし
健康をサポートしたい。
世界で拡大するヘルスケア市場へ
アルプス電気の技術力をプレゼンする。
学生時代の専攻はファーム ウエアだが、今はメカニズ ムを担当。専攻を強みとし て深耕するか、専攻にプラ スして新しい技術を学 んで領域を広げるか。そ れは本人の選択次第。製 品領域の広いアルプス 電気なら、どちらも選べ るのでは?と思っている。
就活を進めるうちに、 「日本を支えているの
は製造業だ」と気づき、メー カーを志望。大手企業を相 手にビジネスを展開し、世界 中にプロダクトが出回って いるアルプス電気なら、ワー ルドワイドな仕事ができそ うと、入社を決意した。
ウェアラブル製品 設計担当
宮﨑 駿
医療ヘルスケア製品 営業担当
馬場 康彰
私たちアルプス電気には、世界に誇る 高い技術力があります。しかし優れたテ クノロジーも、存分に生かすことができる 場所がなければ、輝くことができません。 では、どんなフィールドなら技術力が際 立つのか。それを開拓していくのが、私たち 営業部門の役割です。所属する部署は、既 存市場以外にアルプス電気の技術力が貢 献できる新たなマーケットをリサーチ。私 は医療ヘルスケア分野を担うグループで、 ウェアラブル関連市場を担当しています。 ウェアラブル市場は、当社にとって新 たなマーケットで、新しい業界・顧客が
ほとんど。製品化に向けた技術的な課題 もありますが、ビジネスとしての課題も 多々あります。知的財産の管理やPL責 任の問題など、契約としてとりまとめる には、様々な分野の知識が不可欠。製品 として世に出すまでに、設計、製造、品質 管理、法務・知財など、社内の関連部署と 協力して力を借りながら、プロジェクト を進めていきます。当社はわりと自由に 仕事ができる雰囲気ですが、特に私が所 属するグループは新規市場がターゲット なので、ワクに捕らわれず動くことがで きる風土。そうした職場の環境と、「やる ぞ!」と決めたら他部署も一丸となって 協力する社風は、新規プロジェクトには とても重要なファクターです。
ウェアラブル市場は、今後ますます拡 大すると考えています。センサを体につ け、自分のデータを管理することがふつ うになるでしょう。その時、アルプス電気 の技術力がもっと役立つように、海外へ も広く目を向けたいと考えています。
アルプス電気の金型技術は、業界でも 最先端です。その強みはまず、金型をつ くる超精密加工技術。私たち金型設計者 は、図面に±1ミクロンと書きますが、実 際にそれを実現できるところは限られ ています。でも、当社の機械加工グルー プなら、事もなげにふつうに加工してく れます。2つ目には、優れた解析技術。試 作品をつくる前に構造を解析し、事前に 十分な検討ができます。この2つの利点 で、アルプス電気の金型は、小さな製品で あっても短時間で対応できるのです。 金型は、昔からあるものづくりの古い
工具。でも実際にやってみると、材料工 学や流体力学など、工学的要素を結集し た道具であると分かります。以前、先輩 に「金型設計は1+1が2にはならない」と 教わりました。これは設計者が「こうなる はず」と考えても、いろいろな要素が絡み 合って思った通りにいかないことが多い …ということ。それをうまく制御してつ くりたいものをつくるのが、金型設計の 難しさであり、おもしろさでもあります。 当社の金型技術は、こうしたノウハウの 構築と伝承によって培われたものです。 DNAといったところでしょうか。
今、私たちのチームにほしいのは、柔軟 な発想ができる人ですね。製品はどんど ん小型化してきて、今までと同じやり方・考 え方ではいずれ限界が来て、大きな転換 点が来るだろうと考えています。だから今 までとは全然違う視点から考えて、取り組 めるような人にぜひとも来てほしい。ここ ならものづくりのプロフェッショナルたち と、最先端のものづくりが経験できますよ。
古くて新しい金型にはエンジニアの知恵とノウハウが集結
アルプス技能研修所
北原工場には「技能研修所」が併設されている。アルプス 電気の海外現地スタッフや取引先企業の社員などを対象 に、ものづくり技術をレクチャーしている。
製造業企業でデータの収集・活用の 戦略・計画を主導する部門
製造業では、製造部門がデータ収集・活用を主導する割合 が高い。工場内でデータ活用を進め、業務の効率化が図ら れていることが分かる。IoTやビッグデータを活用する大 きな変革に、さらに進んだ取り組みが求められる。
経済産業省調べ(2016年12月)
Internet of Things
その他 そのような戦略・計画には 取り組んでいない 情報システムを 統括する部門 経営者・経営戦略部門
(n=4474) 製造部門
0% 10% 20% 30% 40% 50%
2.2% 15.4% 7.9%
29.6% 44.8%
05
Alps’s New Values
Mold design
06
Alps’s New Values
Industrial
Technology
世界が認める超精密加工技術に
新しい発想で磨きをかける。
IoT
(
)
時代の生産技術は
200名のトライ&トライで変革されていく。
学生時代の専攻は、金 型鋳造工学。でも、違 う専攻の後輩が来て もまったく問題はな いと考えている。それ よりも、「ものづくりがした い」「最先端の技術に携わり たい」という意欲こそが、こ の“ものづくり”最前線で成 長する原動力だと思う。
モットーは「どんな仕事に も、必ず自分のオリジナリ ティを加える」。前と同じで は留まるだけ。自分らしさを 入れることで、一歩前に出 る。目標は、自分で描いた「も のづくりプラン」を自分で実 現すること。そして、現場を もっと元気にすること。
コンポーネント製品 プレス金型設計担当
菊池 俊哉
生産技術 企画担当
新堀 祥章
“ものづくり”の技術である生産技術 は、世界的にも大きくカタチを変えよう としています。私たちアルプス電気も、今 までのやり方をガラッと変えようと考え ています。テーマは効率化。マンパワー は、人間でないと付加価値を生み出せな いところに集中させ、ほかの部分の効率 をあげていく。ネットワーク技術などIT や最新技術を取り入れ、アルプス電気の ものづくりを進化させていく方向です。 当社は“ものづくり”が強い会社で、い いものを高い品質で安くつくることができ ます。「ものづくりの現場を大切にする」と
いうDNAがあり、製造と一緒に技術開発を 行ってきました。しかし、各製造現場で培っ てきた技術は個別最適で進化してきた面 もある。それに今後は、これまでになかった 技術を組み合わせた製品も増えると予想 しており、従来のやり方を大きく変更しな ければならないのでは…との考えもありま す。全社で汎用的に使えて効率的。しかも 新しい試みにもカスタマイズして対応でき る生産技術。その開発を目指して、私が所 属する部署では約200名の生産技術の技 術者が知恵を絞り、試行錯誤しています。 新しいものを開発しようとする時は、 広くものを見ることが大切です。世の中 で起きていること、他部署でやっている こと、隣の人がやっていること…自分の 担当業務以外にも興味を持つこと。そし て、やってみることです。その点、当社で はチャレンジする人は歓迎されるし、仮 に失敗しても次のチャンスがあります。 いいものを求め続けて、会社自体が挑戦 を続ける…当社のいいところですね。
変化する自動車に対応するアルプス電気の技術とは
自動車のCMで、スタイリングやイメージに加え、安全運転 アシスト機能が大きくクローズ・アップされるようになってい る。日本では今、政府や中央官庁を挙げて「自動運転」に向け た取り組みを本格化。自動車メーカーをはじめ、関係企業も開 発を進めている。アルプス電気もその1社である。
「自動車運転の自動化が進んでいます。操作を機械に任せ ることで、安全な社会を実現しようというもので、私たちが開 発しているドライバー・モニタリング・システム(以下DMS) も、そうした社会の実現に関わるものです」
そう話すのは、DMS開発チームの梅村。DMSとは、ドライ バーの視線・顔の向きを検知し、居眠りなどの状態を検出し、 安全運転に役立てるシステムである。梅村は神山とともに、 DMSの心臓部ともいえる論理回路のプログラムを担当してい る。このシステムは、「ADAS(先進運転支援システム)」にも応 用が期待されるシステムだ。ADASは、事故などの可能性を事 前に検知し回避するシステムのこと。自動ブレーキなど、車社 会の安全性と利便性の向上を目指す取り組みである。 アルプス電気では自動車の自動走行に向け、自社のコア技 術を用いて独自の技術開発を進めている。
1
0年後の自動車がどうなっているかを考える仕事
「新しい試みなので、技術的な課題もいくつかありました。 そうした状況を打開するには、新しいことにチャレンジできる 雰囲気が大切です。その点、私たちがいる商品開発グループ は、結果を受け入れてくれる風土があって助けられました」と いうのは、入社8年目の梅村の感想である。
「“新しいことをどんどん言いなさい” “まずは、やってみな さい”と、背中を押されている感じがあります。部署のみんな
が、新しいことを探している雰囲気を感じます」これは、入社3 年目の神山が感じる職場の感想だ。
2人が考える10年後の自動車とはどんなものだろう。 「人が自分で操作することは、だんだん少なくなっていくの では?事故も減っていくだろうと思います」(神山)
「運転の自動化は進むでしょうね。でも反面、運転すること が楽しい…という人も確実に存在します。そういう人たちに は自動化ではなく、安全運転をサポートするだけのシステム にする…2極化していくのではないかと思います。DMSは 安全運転に必要なシステムですから、どちらの趣向のドライ バーにも普及していくでしょうね」(梅村)
未来の安全・快適なドライブにアルプス電気の技術力あり
内閣府では、自動走行を実現することで①交通事故の低減 ②交通渋滞の緩和③環境負荷の低減④高齢者等の移動支援 ⑤運転の快適性の向上---と、5つの効果を期待している。そ れら目標の実現に向け、大勢の技術者たちが日々技術開発に 取り組んでいる。アルプス電気でも、どんどん新しい人財にプ ロジェクトへ参加してほしいと願っている。
どんな人が、商品開発エンジニアに向いているのか。 「いろんなところへ顔を出して、自分から動ける人がいいです
ね。この職場では失敗はマイナス評価になりませんから、ヤル 気のある人にはおもしろい環境だと思います」(神山) 「アイデアを出す人、それを実現する人。両方が必要です ね。自由度が高い職場ですから、チャレンジは大歓迎。失敗に 負けず、新しい提案をしてくれる新人を期待します」(梅村) 本格的な自動走行が実現するとされる2020年代後半。みな さんは、どんな自動車に乗っているだろう。どのメーカーのど んな自動車でも、その内部にはきっとアルプス電気の製品が ドライブの安全をサポートしていることだろう。
事故低減のためのSIP(戦略的イノベーション創造プログラム)
自動走行システム ロードマップ
DMSは「視線検知システム」ともいわれるが、実際は視線だけでなく、頭位置・ 顔の向き・異常姿勢など、ドライバーの動きや体の状態を複数の項目でモニ ターしている。安全運転をサポートし、社会の安心も担っていく技術だ。
2020年の東京オリンピック・パラリンピックを目途に、政府は次世代交通システムとアクセシビリティ(交通制約者 対策)の改善に取り組んでいる。完全自動走行までには、まだいくつもの課題をクリアしなければならない。
DMS(視線検知システムのイメージ)
2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2030
運転支援システム(ITS+オートブレーキ)
◆実証実験 ◆交通事故死者国家目標
◆プレ東京オリンピック・パラリンピック
◆準自動走行システム (レベル2)市場化
◆東京オリンピック・パラリンピック
◆準自動走行システム(レベル3)実用化(東京) ◆レベル3市場化
◆次世代交通システムの普及
自動走行システムの開発・実証
完全自動 走行システム ・サグ部交通円滑化
・トラック隊列走行 ・ITSスポット
ASV・ACC
ASV・オートブレーキ 実証実験
準自動走行システム(レベル2)
準自動走行システム(レベル3) 普及
・DSSS
自動車専用道高度運転支援
一般道高度運転支援
2500人以下
内閣府「SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)自動走行システム研究開発計画」
視線方向 カメラ
2020年東京オリンピック・パラリンピックには、
東京で準自動走行システムを実用化するために。
Focus on the
team
01
「多くの人の生活を、便利・快適にする ものをつくりたい」とアルプス電気へ 入社。技術・製品領域も幅広いので、何 かおもしろいことを見つけられそうだ と思った。仕事ではPCに向かうこと が多いので、休日はスポーツで発散!
車載製品 商品開発担当
神山 乃
商品開発部署で初めて会議に参加し た時、発言を決して否定しないその雰 囲気の自由さに驚いた。今では自身が その雰囲気を醸成する側。「会社で5年 後、10年後にやっていきたいことを考 えて就活しては?」とアドバイスする。
車載製品 商品開発担当
「IoT(Internet of Things)」が浸透した社会はバラ色か。
アルプス電気が考える未来図が姿を表す。
新たなIoT活用(IoT2.0)への期待
センサネットワークモジュールは、温湿度・気圧・照度・6軸 (地磁気+加速度)を検知できる各種センサと、Bluetooth®
Smartモジュールとアンテナをワンパッケージ化した製品。 IoTを意識した用途での活用が期待され、注目を集めている。
人工知能が進化すれば、収集データを自動で分析。最適な結果をフィードバックする新たなシステムが考えられている。ビッグデー タの解析を自ら行い、ロボットや自動車などの制御もできる、次なるIoT活用(IoT2.0)が期待されている。
IoTを支えるアルプス電気の 「センサネットワークモジュール」
出典:総務省情報通信審議会 情報通信技術分科会 技術戦略委員会 中間報告書(案)
判断支援 cf. レコメンドサービス インフラの管理、 運用支援等
1これまでのIoT活用
データの収集 ビックデータ解析
ビックデータ解析 将来の予測
(動作・制御計画の作成)
2今後期待される新たなIoT活用
→以下のサイクルを高速に回し、活用の好循環サイクルを実現
人間
周囲状況の把握 周囲状況の把握
データの収集
これらを支える基盤技術(革新的なネットワーク技術等)
社会システムの
(ロボット、車等を含む)
自動最適制御
話題の「IoT」とはどんなもの?
10年ほど前。情報通信の世界では、「ユビキタス社会」とい うワードが関心を集めていた。これは、「いつでも・どこでも・ 誰でもネットワークとつながる」との意味。現在のスマート フォンが普及した状況を、予測していたといえるだろう。そし て今。注目されているのは、「IoT(Internet of Things:モノのイ ンターネット)」だ。社内の新市場企画部署で、「IoTのビジネス 展開」を担当するネスターは話す。
「IoTビジネスの概念は、センサ+通信+クラウド+AI + サービスと、とても大きなものです。そのなかで、アルプス電 気はどんなソリューションを顧客へ提案していくのか。その ためには何が必要か。現在、海外現地スタッフともグローバル な視点で検討を行っています」
「IoT」は、身近な電気製品から社会インフラまで、様々なモ ノ・業界に波及効果があると考えられている。
「私の担当は、PCの入力機器とプリンタです。顧客の指向を 俯瞰できる立場で、既存製品の市場動向をリサーチ。いち早く 先々を予測して、提案につなげていく役割です。当然、IoTの進 展は影響が大。今後、製品性能や機能に大きな変化を及ぼし ていくでしょう」と、IT機器の将来像を語るのは、同じく新市場 企画部署で既存製品を担当する鳥居だ。
チャレンジ・スピリッツの源は職場の仲間たち
「IoTが発展すれば、私たちの生活はいっそう快適で便利に なるでしょう。それと自分で自分の体調も簡単に管理できる ようになり、高齢者の生活をサポートするなど、暮らしに安全 と安心ももたらすことができます」
IoTで、インダストリー・ヘルスケア・ロボットの分野へも チャレンジしたいと考えるネスターは、将来をそう描く。
「私は新しいことを学ぶことが大好き!欧州や米国など、世 界各地でいろんな人たちの意見も取り入れ、新しい企画に盛 り込んでいきたい。アルプス電気は、考えたことを自由にでき る会社ですからね。上司は必ず相談に乗ってくれ、サポートも してくれる。社員を大事にしてくれます。だから、これからも どんどんチャレンジしていきますよ」(ネスター)
「“入社3年まではどんどん失敗してもいい”職場はそうい う風土です。ちょっとためらっていると、上司が“好きにやっ てみろ、責任はとるから”と言ってくれます」(鳥居)
そして新たなフィールドを目指して能力を磨く
2020年には、現在の倍以上のいろいろなモノがネットワー クにつながるとする予測もある。アルプス電気は、どのように マーケットへ挑んでいこうと考えているのか。
「アルプス電気は、センシング技術・通信技術というIoTのコ アとなる技術を有しています。それに小型化できるノウハウ もある。これらをアドバンテージにできます。あとはニーズに 応じて、力のあるパートナーとフレキシブルにコラボしなが ら、課題へ取り組んでいきたいと思います」(ネスター) 「当社のコンセプトは、“First 1” “Number 1”。技術力があり、そ れを生かす総合力もある。品質力と信頼もあります。こうした ベースがあれば、いろいろな提案ができます。他社にはまねの できない、オリジナルを目指していきます」(鳥居)
これからグローバルな舞台で能力を発揮したいと考える人 へ、ネスターからのアドバイスがある。
「日本人は頭もいいし、性格もいい。考えるスピードも速い。 海外へ出ても怖いものはありません。ただ、やりたいことは手 をあげて言わないと、何も生まれません。自分のやりたいこと を大事に、コミュニケーション力でみんなにそれをアピール してください。そうなれば、オニに金棒ですよ」
Focus on the
team
02
アルプス電気の「IAP制度」で、アイルラ ンドから来日。「もっと日本で勉強した い」と、2年間の研修後も日本に残り13 年。職場では新人の教育係である指導 員を担当、社内サッカー部の部長を務 め、応援団リーダーも担うなど大活躍。 IoT関連市場
企画・営業担当
ロバート ネスター
高校生の時にブラジルへサッカー留 学。その経験から、世界で競える仕事 をしたいとアルプス電気へ入社。「いつ も笑顔で、ポジティブに」をモットーと している。就活も楽しみながら活動し、 やりたいことを見つけてほしいと思う。 PC関連HMI市場
企画・営業担当
製造業には女性の
活躍場所がいろいろ
中村:海外メーカーに向けた、スマー トフォン関連製品を担当しています。 日本国内の工場や技術者と連携をと りながら、サンプル出しなどをして契約まで結び付けます。入 社当時は製品知識もあまりなくてたいへんでしたが、今は新 しい世界を学ぶことをとても楽しく感じています。自分が勉 強して提案したことが顧客に伝わると、勉強してよかったと 思います。
野上:情報システム部署で、社内のポータルサイト管理に携 わっています。国内だけでなく、海外も含めたオール・アルプ スを担当。改善した仕組みが、現場スタッフたちの役に立っ て、効率化にもつながっているのを見ると、やりがいになりま すね。
銭:私はもともとエンジニアで、今は本社でスマートフォン向 け製品を対象としたマーケティングと製品企画、営業技術を 担っています。世界中のいろいろなお客様や技術者からもた らされる、最前線の情報を幅広く収集。これからの当社の新製 品開発に役立てていこうと、おもしろさを感じています。
佐々木:私はこの秋から、総務グループのチームリーダーにな りまして、安全・衛生を担当しています。社員が安全で健康な 状態で仕事できるように、環境を整えるなど、気を配るのが役 目。産業医とともに、当社社員の健康状態を把握し、改善施策 を考えることも業務のひとつです。私は人と接することが好 きなので、今の仕事はこちらが何かアクションを起こせば必 ず反応をいただけて、とても楽しい仕事です。
製造業を就職先に選んだ理由
野上:就職先は“ものづくり”をしているところがいいな…と 思って、メーカーを志望。説明会などへいろいろ参加するう ちに、電子部品が様々な製品に使われていること知って、部品 メーカーに興味を持ちました。アルプス電気を選んだのは、説 明会で家電や自動車以外にも、医療・ヘルスケアなどの新しい 分野へも進出すると聞き、おもしろそうだと感じたことがきっ かけです。
銭:私も“ものづくり”に興味があって、自分で設計した製品を 世界中に広めたいと思っていました。私は英国の大学出身な ので、アルプス電気なら技術と語学という自分の強みを生かし て、グローバルに活躍できると思い、入社しました。製品設計の 技術者から、今の仕事への異動は希望です。もっと幅広く他社 製品や技術情報を知りたいと、マーケティングを希望しました。
佐々木:私は自分の直感を信じるタイプ。アルプス電気の説 明会はとてもアットホームな雰囲気で、「ここなら、自分が勉 強してステップアップできそう」と感じました。総務の仕事は 希望の仕事で、働く人たちを支える仕事がしたいと手をあげ ました。
中村:学生時代に、バックパックで海外を一人旅しました。海 外で「日本人」だというと、みんな「日本製品がうちにもある。 日本のものはいい!」と言ってくれ
て、日本人であることをとても誇りに 感じたのです。その経験から、今度は 自分が日本製品を広める側になりた いとメーカーを志望しました。アルプ ス電気は活躍範囲がグローバルに広
がっていること、それと個人面接でじっくりと話を聞いても らって「ここなら自分の思いを伝えていけるのでは?」と思っ たことが入社理由です。
女性目線で見たアルプス電気の魅力
佐々木:当社は人がいい、やさしい会社だと思います。私が最 初に感じたアットホームな雰囲気はそのままですね。困った 時は、他部署の人でも自分のことのようにサポートやアドバ イスしてくれます。
野上:私も「人がいい」に同感です。就活中に接した人事部署 の人を含め、今も職場の人たちにはとても恵まれていると思 います。
銭:部品メーカーとして、設計から製造まで一貫して手がけて いるので、いろいろな職種があります。自分の成長とともに、興 味の範囲が変化してもそれに合った仕事が見つけられます。 会社と一緒に、自分も成長していける感じでしょうか。
中村:ONだけじゃなく、OFFも応援してくれる会社ですね。私 は社内の部活動で茶道部に所属。茶道について学べることは もちろん、他部署の人たちとも交友が広がって、仕事にも役 立っています。
佐々木:社内では、産休・育休を取得する人も大勢います。産 休・育休後に、時短勤務やフレックス タイム制度を活用している人も多く て、社内の女性たちは仕事も家庭も 充実している印象があります。
銭:私も、出産と育児を経験した一人 です。休職後、職場復帰しやすかった
ですね。制度とは別に、職場で周囲が カバーしてくれてとても助かりまし た。
中村:私は結婚・出産後も仕事を続け たいと思っていたので、就活中から説 明会で制度について質問したり、女性
社員との懇談会などにも積極的に参加してきました。今の職 場では、育休や時短勤務を使って子育てしている先輩もいて、 先輩たちを見ていると、私もずっと仕事が続けられると励ま されます。
5年後には「こんな私」になる予定
野上:今はユーザーからのリクエストに応えて、改善を進めて いくプロセスで仕事をしています。それを一歩進めて、これか らは自分から他部門の動向を理解して、こちらからよりよい 仕組みを提案できるようになりたいと思っています。
中村:海外赴任が目標です。海外で、日本製品を広めていきた い!地域はどこでもかまいません。ぜひチャレンジしたいと 考えています。
銭:今の仕事は、息子が生まれてから始めた業務です。だか ら、息子の成長とともに、自分の仕事も成長させていきたいで すね。新しい製品を企画してアルプス電気の市場占有率を上 げていきたいと考えています。それと、仕事と家庭の両立が第 一ですね。
佐々木:私も仕事と家庭は両立させたい!それと、リーダーと してまだまだ足りないところがあるので、周囲を巻き込んで仕 事を進められる目線に立てるようになりたいと思っています。
社会人になってから、茶道と弓道を始め る。いずれも目の前のことに集中するた め、悩みなどを忘れて無になれる瞬間が、 とても貴重な時間。ONとOFFを上手に切 り替えることが、気分転換のコツ。
学生時代の専攻は化学。でも、「研究室にこ もるような仕事はイヤ」と今の仕事を希望。 長期休暇には海外へ。昨年はオーストラリ アと台湾へ行った。今行きたいのは、カン ボジアのアンコールワット。
中国生まれで、英国の大学を卒業したグ ローバル派。中国と日本の橋渡しをしたい と、日本企業を就職先に選んだ。「リミット を決めず、前向きにやってみる」がポリシー で、チャレンジ精神が持ち味。
就活中に、会社を代表して説明する人事総 務社員を見て、その堂々とした振る舞いな どに魅せられる。「こんな人たちのようにな りたい」そう思ったのが、総務の仕事を志す きっかけとなった。
コンポーネント製品 グローバル営業担当
中村 梨乃
情報システム 社内ポータルサイト担当
野上 友里
本社 総務担当
佐々木 愛美
男性が多いイメージ のある製造業の会社。
実は様々な仕事で、大勢の 女性がイキイキと活躍中。
女性でもメーカーで輝ける場所がいっぱいありま す。やる気次第ですよ。
当社はできなくても怒ら れません。だから、まず やってみる姿勢が大切。
何事も意欲が大切。情報 システムの仕事に熱意の ある後輩を待ってます!
やりたいことがない人は 目の前のことに夢中に なって。必ず見つかるよ。
TALK TALK
女性
座談会
出産・育児に関する制度 女性にやさしい会社とは?
「出産・子育てと仕事の両立」は、重要な関心事です。
誰にとっても仕事しやすい職場環境を目指した制度をご紹介しましょう。
妊娠障害休暇 妊娠に関するつわりなどの通院休暇が取得できます。
出産休職 出産する女性は産前産後に休暇を取得できます。
配偶者分娩休暇 配偶者が出産する場合は、休暇を取得できます。
育児休職 子どもがある一定の年齢になるまで休暇を取得できます。
子の看護休暇 子どもの病気やケガの看護のために休暇を取得できます。
育児対象者の
短時間勤務 子どもがある一定の年齢になるまで、勤務時間を短くして働くことができます。 多目的特別休暇 (ただし、子どもを看護する人がいない場合、「子の看護休暇」をすべて取得した場合に限る)1日単位で利用できます。
女性が働きやすい環境がある企業は、利益率も高い傾向にあるという調査もあります。 様々な視点があるなかで、勤続年数は働きやすさを図る重要な指標です。
アルプス電気 女性平均 勤続年数
20.0
年 (男女共通)※一般労働者 女性平均勤続年数 9.3年
「IAP制度」でグローバルな人財確保を実現
IAP(International Associates Program:外国人留学生)は、海外で新卒者を採用し、日本本社で契約社員(2年間)として勤務する制度。研修後は、帰国 してアルプス電気の現地法人へ勤務可能です。グローバルに活躍できる人 財を育成すると同時に、国内の職場における内なる国際化・多様化の促進を 目的としています。この制度は25年以上の歴史があり、チェコ、ドイツ、アイ ルランド、スウェーデン、イギリス、フランス、アメリカ、マレーシアなどから
合計100名超を採用。IAPの研修期間終了後も、当社やグループ企業で引き
続き勤務する研修生も多数おり、勤続20年を超える社員もいます。
グローバル人財育成を目的として、「海外トレーニー制度」を実施してい
ます。これは、若手・中堅社員を海外現地法人へ1年間派遣。実務実習を通 じて、海外での実務や生活を体験する制度です。期間中、語学の習得はもち ろん、現地の文化・慣習の理解、現地スタッフとの交流など、国際的な視野を 持って行動できる人財育成を目指します。応募は推薦または自薦。社内選
抜を経て、毎年10名程度を海外へ派遣しています。2013年度より運用を開
始し、2014年度は、米国、ドイツ、アイルランド、中国へ8名を派遣。以降は米
国、メキシコ、ドイツ、イギリス、チェコなどへ10名を派遣しています。
ダイバーシティに取り組むアルプス電気で、女性社員の活躍の場を拡充 することは重要な課題です。国内の新卒採用では、女性を積極的に採用。女 性エンジニアの採用には特に注力しています。入社後の環境としては、出産・ 育児・介護と仕事の両立に関する各種制度を整備。すでに大勢の社員が職場 の協力も得ながら、制度を利用して勤務しています。また、キャリアステップ の支援としては、教育訓練など様々な機会を通して、女性社員自身の意欲を 培うとともに、キャリアアップをサポートしています。ワークライフバランス は働く人の重要なテーマ。女性の活躍がその実現を後押ししています。
制度や風土も含めて女性が活躍できる職場環境へ
私たちアルプス電気は、創業時より「人」に着目
してきました。「人に賭ける」という当社のスロー
ガンは、人の可能性・成長性こそが、企業の原動力 であるという思いです。
現在テーマとしているのは、人財のグローバル 化とダイバーシティの推進です。国内採用した人 財が海外で研修できる制度の実施や、海外で人 財を採用し日本で研修する仕組みなどを企画・展 開。また、女性採用を積極的に進めるとともに、育 児・介護と仕事の両立に関する各種制度を充実さ せるなど、就業環境を整備しています。
事業環境がグローバル化し、変化が大きい状
況で当社が求めるのは、「Proactive(=自発的に自
ら考え行動できる)」な人財です。受身ではなく、 自分からどんどん行動できる人。ある意味、やん ちゃでもいいのかもしれません。そんな人たちが イキイキと活躍できるように、私たちにはずっと 守り続けている風土があります。
例えば、失敗について。
かつて当社の採用広報で、「決して失敗しない
人は他社へ」とアピールしたことがありました。 失敗は挑戦の裏返しです。失敗しない人は、チャ レンジもしない人のこと。若手社員が「こうした い」と提案する。ビジネスですから、時には「NO」 となることもあるでしょう。でも、上司たちは何と か、その思いを汲み上げてやろうと努力します。
なぜなら、「失敗してもいいからやってみろ」とい
う上司は、自分もかつてそう言ってもらって成 長してきたから。チャレンジを応援する風土は、 ずっと職場に根付いているのです。
就職活動に臨むあなたは、どんな思いで仕事を しようと考えているのでしょうか。世界を目指す のか、専門性を極めたいのか。教科書どおりの言 葉ではなく、どうぞあなた自身の言葉で、その思 いを話してみてください。私たちアルプス電気の トビラは、熱意にはいつも開かれていますから。
「人に賭ける」アルプス電気だからこそ、
挑む人にはチャンスも応援も惜しまず
海外トレーニー制度 派遣者数
0 500 1000 1500 2000 2500
11名
2018年 (予定)
8名 10名
2014年 2015年
11名
2017年
10名
2016年
採用総数のうち女性採用比率
採用総数
2018年 (予定)
28%
2017年
34% 46% 28%
2014年 2015年 2016年
31%
20
0 30
10 40 50
100
0 150
50 200 250
(人) 女性採用比率 (%)
ようこそ!アルプス電気へ
飾らないままでどうぞ!
グローバル人財への第一歩「海外トレーニー制度」
みなさんは、どんな基準で志望企業を選びますか。数字に見えることだけ で、会社の中身は分かりません。私たちの採用活動も同じです。書類に書い てあること以上に、あなたがどんな考えを持っているのか、何を目指している のか。それを大切に考えています。
だからアルプス電気は、応募いただいた方とお話する機会を大事にしてい ます。みなさんのチャレンジ・スピリッツを待っています。
自身の就活では、面接でのフィーリングを重視して入社を決めた。会社の規模や業態より も、空気感が自分と合うかどうかは会社選びの重要なポイントだと考える。「人に賭ける」と の理念を共有するアルプス電気は、国内外を問わず、働きやすい職場だと実感している。
Recruiting
Group
人事部 部長
入野 和之
Topics
人事部 採用グループ
〒145-8501 東京都大田区雪谷大塚町1-7 (03)5499-8088(採用グループ直通)