Ⅰ 調査の概要
1.調査の目的
心豊かな岡山っ子育成プランの基本理念は、子ども・若者の自立と子育てを親・地域・事業者・行政が一体とな って社会全体で応援するまちづくりに向けて、各企業においても、担い手の一員として「子育てと仕事の両立支援 に理解を深め、子育てしやすい職場環境づくり」や「地域との関わりを深める」などについて取り組むこととされてい ます。
平成22年6月に「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章」及び「仕事と生活の調和推進のための行動 指針」について新たに合意が示されており、「仕事と生活の調和」をより一層積極的に取り組むことにより、今後の 少子化対策の推進などが期待されています。
また、次世代育成支援対策推進法の延長も決定し、子ども・子育て支援法にもある総合的な子ども・子育て支 援の実施を図る観点から、ワーク・ライフ・バランスの実現のために、市町村行動計画への反映が必要と考えられま す。
こうしたことから、企業の働きやすい職場環境づくりに市内の企業を対象にアンケート調査を実施し、現状把握 や岡山市独自の特徴やニーズを調査・分析することで、仕事と子育ての両立が企業にもたらす利益や効果につい て明らかにし、今後の企業における施策の企画や子ども・子育て支援事業計画の策定に役立てるための資料と するものです。
2.調査の方法
(1)対象者
岡山市内の従業員10人以上の企業から抽出した1,264社 (2)調査期間
平成26年2月 (3)調査方法
郵送による配布・回収 記名方式
3.アンケートの回収状況
アンケート回答企業数 520社 (41.1%)
4.調査項目
「次世代育成支援と少子化について」以下の調査質問
(1)回答企業の概要(業種・従業員数、正社員と非正社員の比率、男女比) (2)次世代育成支援策の取り組み
・ ワーク・ライフ・バランスへの取り組み
・ 次世代育成一般事業主行動計画の策定状況 ・ 育児休業制度の整備と利用状況
(3)少子化について(少子化が及ぼす影響、人事面、業績)
(4)制度の周知度(心豊かな岡山っ子育成プラン、心豊かな岡山っ子応援団)
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