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審査結果報告書 新庁舎設計業務プロポーザルの審査結果を公表します 高梁市公式ホームページ

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Academic year: 2018

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(1)

高梁市新庁舎設計プロポーザル審査結果報告書

平成24年7月13日

高梁市新庁舎設計プロポーザル審査委員会

(2)

1.最優秀者

㈱山下設計関西支社・㈲建築事務所双南舎設計委託業務共同企業体

2.技術提案書の提出のあった7設計共同企業体名

以下、※五十音順

(1)㈱アール・アイ・エー大阪支社・㈱丸川建築設計事務所高梁事務所設計委託業務共同企業体

(2)㈱久米設計大阪支社・㈱宮﨑建築設計事務所高梁事務所設計委託業務共同企業体

(3)ジェイアール西日本コンサルタンツ㈱岡山支店・㈱玄場建築設計事務所高梁営業所設計委託 業務共同企業体

(4)㈱大建設計広島事務所・㈱木村建築設計事務所高梁営業所設計委託業務共同企業体

(5)㈱日総建広島事務所・㈱黒川建築設計事務所高梁支店設計委託業務共同企業体

(6)㈱松田平田設計大阪事務所・㈱ゲン設計高梁事務所設計委託業務共同企業体

(7)㈱山下設計関西支社・㈲建築事務所双南舎設計委託業務共同企業体

3.採点結果

順位 共同企業体

(仮 名)

評価点数合計点

(921点満点)

選定結果

第1位 A 674点 最優秀者

第2位 E 619.5点 次 点 者

第3位 F 555点

第4位 C 540点

第5位 D 496.5点

第6位 G 488点

第7位 B 423点

※「高梁市新庁舎設計プロポーザル評価点 採点結果表」は、別紙のとおり。

(3)

4.高梁市新庁舎設計プロポーザル審査委員会

委員名 役職等 備考

岩本

いわもと

弘光

ひろみつ 岡山県立大学デザイン学部 デザイン工学科長

<委員長> 学識経験者

はた

桂生

け い お 国土交通省中国地方整備局

岡山営繕事務所長

<副委員長> 行政関係者

米良

め ら

重徳

しげのり 吉備国際大学保健医療福祉

学部社会福祉学科長 学識経験者

小林

こばやし

重樹

し げ き 高梁市議会議員

高梁市議会議員

守本

もりもと

かたし 高梁市副市長

行政関係者

藤澤

ふじさわ

まさ

ひろ 高梁市総務部長

行政関係者

*敬称略 以上6名

5.特定までの経緯

平成24年4月 6日(金) 設計共同企業体構成業者の選定通知

平成24年4月23日(月) 設計共同企業体プロポーザル参加資格申請書の提出期限

・8設計共同企業体から申請書の提出があった。 平成24年5月15日(火) 第1回審査委員会開催

平成24年5月21日(月) 技術提案書の提出要請(説明書等の配布) 平成24年5月30日(水) 現地説明会の開催

・8設計共同企業体から2名 計16名が参加した。 平成24年5月31日(木) 質問書の提出期限

・6設計共同企業体から、計35の質問があった。 平成24年6月 7日(木) 辞退届の提出

・1設計共同企業体から辞退届の提出があり、提案を辞退した。 平成24年6月 8日(金) 質問回答書の送付

・辞退した1設計共同企業体を除き、7設計共同企業体に質問 回答書を送付した。

平成24年6月25日(月) 技術提案書の提出期限

・辞退した1設計共同企業体を除き、7設計共同企業体から技術 提案書の提出があった。

平成24年7月 2日(月) 第2回審査委員会開催(ヒアリング実施) 平成24年7月 5日(木) 最優秀者、次点者への特定通知

(4)

6.審査経過

(1)第1回審査委員会

①日 時:平成24年5月15日(火)10:25~13:25

②場 所:高梁市役所別館3階第4会議室

③出 席 者:委員6名、事務局3名

④議 事 等:(1)委員へ委嘱状交付

・外部の審査委員4名に委嘱状を交付した。

・市内部の審査委員2名は市長の任命で委員に就任した。 (2)委員長、副委員長の選任

・委員の了承を得て、委員長に岩本氏、副委員長に畑見氏が就任した。 (3)高梁市新庁舎建設基本計画

事務局から基本計画の内容を説明し協議した結果、南側道路(市道鉄砲町 奥万田線)について、別紙で補足事項を添付することとした。

(4)高梁市新庁舎設計プロポーザル実施要領(案)、審査基準(案)

事務局から、共同企業体に提示する実施要領(案)、技術提案書作成要領

(案)、審査基準(案)、技術提案書の様式(案)について、内容を説明し、協議 の結果、下記事項について、所要の修正を行うことにした。

・技術提案書の作成期間は、5週間程度とし、5月21日(月)配布開始、6月 25日(月)の締め切りとした。

・総括責任者は技術提案書を作成し、ヒアリングには必ず出席して本書の説 明を行い、また、設計時には設計者に就任することを提案要件とした。

・第一次審査は書類審査とし、事務局で採点し各委員に報告し確認するも のとした。

・第二次審査は、すべての共同企業体に対しヒアリングを実施し、各委員は あらかじめ配布された技術提案書に基づいて暫定採点しておき、ヒアリン グ後に確定採点することとした。

・調整の結果、ヒアリング日程は7月2日(月)とした。

・設計業務実績について、褒賞の受賞歴、雑誌等への掲載歴を追加し、褒 賞の受賞歴は第一次審査対象項目とした。

・③テーマに対する提案について、修正整理し、13項目を設定した。 (5)ヒアリング方法

・1共同企業体につき、以下ア)、イ)をあわせて30分以内とした。 ア)技術提案書の説明

(1)時間 15分以内

(2)内容 技術提案書の補足事項と、強調箇所の説明を行う。 イ)質疑応答

(1)時間 15分以内

(2)内容 審査委員の質問に対する回答を行う。

(5)

・パソコンやプロジェクターを使用しての説明は、機器の調整時間等が必要 と予想されるため、行わないものとした。

・提出された技術提案書以外の追加資料や模型等の持ち込みは禁止とし た。

(2)第2回審査委員会(ヒアリング実施)

①日 時:平成24年7月2日(火)9:50~17:00

②場 所:高梁市役所別館3階第1会議室

③出 席 者:委員6名、事務局3名、7共同企業体

④議 事 等:(1)7設計共同企業体を対象としたヒアリングの実施(9:50~15:50)

・技術提案書の提出のあった7設計共同企業体に対し、第1回審査委員会で 決定したヒアリング方法に基づいて、ヒアリングを実施した。

・公平公正を確保するため、設計共同企業体名(具体的な会社名)を特定でき ないよう特に留意してヒアリングを実施した。技術提案書には仮名:A~G を割 り振り、社名がないことを十分確認してから各委員に事前配布した。設計共同 企業体関係者は、ヒアリング会場に名札等はずして入室し、具体的な社名発 言は厳禁である旨注意を促した。また、設計共同企業体の構成員である市内 設計者は、ヒアリングへの出席を禁止した。

・ヒアリングに先立ち、事務局から7設計共同企業体に対し、総括責任者は本設 計業務の随意契約者となった場合、設計者に就任することの確認を行ったと ころ、すべての共同企業体の総括責任者は、その旨同意した。

・7設計共同企業体とも、提出された技術提案書を拡大したパネルを持ち込み、 説明した。

(2)最優秀者と次点者の特定(15:50~17:00)

・採点結果の集計(15:50~16:20)

事務局は、各委員から採点用紙を回収し、採点結果を集計した。

・各委員の講評(16:20~17:00)

採点結果表を各委員に配布し、評価合計点の高い順に最優秀者と次点者を 特定した後、各委員は審査結果と内容について感想を述べた。

7.講評

高梁市新庁舎設計プロポーザル案と、審査結果についての講評を記述する。

本設計プロポーザルに参加した7設計共同企業体者は、「高梁市新庁舎建設基本計画」を順守 しつつ、豊富な設計実績と高い技術力で裏打ちされた、いずれも堅実で優れた技術提案書を提 示した。プロポーザルは短期間、かつ高難易度の提案要求であったにも関わらず、7設計共同企 業体が傾注した真摯な熱意と多大な努力に対して、先ずは謝意を表したい。

審査終了後、改めて全7案を俯瞰してみると、基本的な建築構成が、1棟案(3案)と2棟案(4案:連 結1棟案、2棟+駐車場別棟案を含む。以下、「2棟案」と記載する)に大別できることが分かる。1

(6)

棟案は内部動線の簡潔化、コンパクト、コストなどの面に優れ、2棟案は内部空間の適度な距離 感、採光、通風など微気候の生成に優れた特性を発揮するものと思われるが、結果的にこの全 体計画の捉え方が、そのまま審査結果に結びついた。集計の結果、A案が最優秀となったが、次 点のE案をより高く評価した意見もあり、委員間で評価が分かれた。

また、庁舎の全体構成と合わせて協議されたのが、敷地に大きな面積を占有する駐車場の扱いで あり、1棟案、2棟案とも立体駐車場とせず、平置き駐車としたものが、使い勝手、コスト、環境配 慮などの点から優れている、との意見が異議なく大勢を占めた。

新庁舎が周辺環境に及ぼす影響については、いずれの案も、建物を南側や東側に寄せる、高さを 抑えるなどして、北側や西側の隣家へ圧迫感や日影などの悪影響を及ぼさないよう、日影図など データに基づいた周到な配慮がなされていた。また、周辺環境と相即関係にある新庁舎の意匠 は、7案とも備中松山城や吹屋などの歴史的景観を尊重し、庁舎のモチーフとして引用したデザ イン手法を用いていたが、斬新なデザインには距離感が残った。

サスティナビリティー(持続可能性)の観点からは、全ての案からCO2 削減率、省エネ率、CASBE Eの取得目標などについて、満足のいく具体的数値が提示されたが、これを設計上の一数値目 標とするに留まり、サスティナブル建築の設計思想に対する理解度と、全体計画への展開が充分 でない設計者も散見された。

防災拠点として機能する新庁舎に対する構造計画の提案は、耐震構造4案(高耐震を含む)と、免 震構造2案に大別され、耐震+免震構造とする複合案もあったが、いずれの構造も遜色なく安全 性の高いものであり、コストバランスとの比較により提案が分かれたものと推察される。

最優秀者となったA設計共同企業体の提案は、提案要求の各項目において高い評価点を獲得し、 合計点で他6者を上回る結果となった。本案は、縮小傾向の社会情勢にあって、コンパクトで開 かれた庁舎を基本概念として掲げ、1棟+平置き駐車場案(既存駐車場の位置に5階建新庁舎を 建設。既存鉄砲町奥万田線は約10m北へ移動)を採用して、無理なく設計要求をバランスさせ た練度の高い提案であった。また、提案書は一瞥して解りやすく、簡潔な表現が提案内容の理解 を促した。

防災面では、地域の現状分析をよく踏まえて、構造計画と兼ね合わせた独自の水害対策を考案し、 構造は安価な耐震構造を採用しつつも、防災拠点となる重要機器室には3次元床免震システム を採用するなど、コストと性能のバランスに秀でていた。上層階に採用した木質耐震フレームは構 造、環境、意匠の各建築要素に同時回答した、創造的提案であり評価に値する。

新庁舎へのアクセス方法は、容易で利用者に分かりやすく、歩車道分離も明快で安全に十分配慮

(7)

した計画となっており、1 階に設置された市民窓口の一体化や、市民ホールや議場の多目的利 用方法、また、夜間・休日の閉庁時でも市民活動可能なエリアの提案と管理方法、ユニーバサル デザインへの配慮など、建築計画においても説得力ある提案がなされていた。また、新庁舎と正 宗公園や駐車場など外部空間の境には、バッファーゾ-ンが設けられ、切れ目のない空間構成 がコンパクトな内部空間の広がりに寄与している。

一方、入り組んだ2階、3階内部動線の整理、抽象性に乏しい外観デザインと圧迫感ある北面外観 の処理方法、高所からの視線に配慮した屋根のデザイン、快適な微気候の実現などについて、 更なる設計の進化に期待したい。

次点者となった、E設計共同企業体の提案は、建物を 2 棟に分けつつも各階をブリッジでつないだ、

「連結 1 棟案」とするもので、駐車場はA案と同じく北側に平置き配置する提案であった。E案の最 大の特徴は、2 棟の中心に位置する、半屋外空間の構内通路を「通り庭」と捉え直し、まちづくり のアクティビティー喚起に役立てようとする前向きな提案であったが、利用方法の具体的説明が 充分とはいえず、委員全体の共感を得るに至らなかった。

E案は、雁行配置した 2 棟の空間特性を利用して、採光や通風など自然エネルギーの取り込みと、 快適な室内微気候の創出や、北棟を低層3階建にして、周辺隣家への圧迫感低減に配慮してお り、また外観イメージは穏やかな表情となるであろうことが伺えた。

一方、機能面からは、ワンストップ窓口の配置と使い勝手や、市民ホールの配置と使用方法につい て、いくつかの疑義が寄せられた。いずれにしても、E案は得点でA案に及ばなかったが、膨らみ のある秀作として、A案同様に高く評価すべき案である。

A案、E案のほか5案は、最優秀者、次点者を上回る得点には至らなかったとはいえ、各設計者の 力量を余すところなく発揮した、いずれも優れた提案であったことに疑いはない。

終わりに、厳しい設計条件にも関わらず、貴重な時間と労力を費やしてご努力いただいた、高梁市 新庁舎設計プロポーザルの設計者各位には、改めて深く感謝する次第である。最優秀者となっ たA案の設計者には、まちづくりを先導する「高梁らしい新庁舎」の実現に向けて、利用者の声 に傾聴しつつ、設計理念の堅持をもって、引き続きご尽力されることを切に期待するものである。

(8)

高梁市新庁舎設計プロポーザル評価点 採点結果表

○第一次審査(書類審査)

①事務所の実力

項目 満点 共同企業体 仮名

共通 (単位:点)

1 庁舎設計業務実績 10 0 0 4 0 2 0 0

2 庁舎設計業務実績の褒賞受賞歴 5 2 1 0 0 1 1 0

3 類似業務実績 5 1 3 0 0 2 2 0

4 類似業務実績の褒賞受賞歴 5 5 1 5 1 3 2 1

5 共同企業体の技術者数 2 2 2 2 2 2 2 2

6 共同企業体の技術力 2 2 2 2 2 2 2 2

7 業務の繁忙度(手持設計量) 2 2 2 2 2 2 2 2

31 14 11 15 7 14 11 7

②担当チームの能力

項目 満点 共同企業体 仮名

共通 (単位:点)

1 総括責任者 主要業務実績 6 0 1 4 0 2 0 0

2 総括責任者 繁忙度 1 1 1 1 1 1 1 1

3 建築 意匠 主任担当技術者 業務実績 3 0 0.5 1 0 0 0 0

4 建築 意匠 主任担当技術者 繁忙度 1 1 1 1 1 1 1 1

5 建築 構造 主任担当技術者 業務実績 3 0 0.5 2 0 0.5 0 0

6 電気 主任担当技術者 業務実績 3 0 0.5 1 0.5 0.5 0 0

7 機械 主任担当技術者 業務実績 3 0 0.5 2 0 0.5 0 0

20 2 5 12 2.5 5.5 2 2

(単位:点)①+②の小計 51 16 16 27 9.5 19.5 13 9

順位 3位 3位 1位 6位 2位 5位 7位

○第二次審査(ヒアリング)

③テーマに対する提案

項目 満点 共同企業体 仮名

審査委員6人の合計点 (単位:点)

1 90 75 48 48 48 63 60 48

2 60 52 18 36 30 47 39 30

3 60 44 27 36 33 45 42 33

4 60 46 24 42 27 44 32 33

5 90 77 40 44 52 67 63 52

6 90 71 40 56 52 67 56 52

7 60 47 25 41 27 47 27 30

8 90 64 44 52 55 55 52 48

9 90 67 44 56 55 56 55 52

10 90 59 40 48 56 56 60 48

11 30 18 22 18 18 18 21 18

12 30 19 17 19 17 17 17 18

13 30 19 18 17 17 18 18 17

870 658 407 513 487 600 542 479

順位 1位 7位 4位 5位 2位 3位 6位

●総合計

項目 満点 共同企業体 仮名

総合計点数 (単位:点) 921 674 423 540 496.5 619.5 555 488

順位 - 1位 7位 4位 5位 2位 3位 6位

建設コスト低減についての提案 総工事費概算見積額

(※注)既存建物の解体撤去費も含む 設計工程計画

設計監理業務委託の見積額

構造上の提案(災害時の防災拠点として十 分に対応できるもの)

本施設の基本的構成計画、敷地に対する建 物などの配置や動線の提案

サスティナビリティー(※注)(省エネルギー等) についての提案

意匠についての提案(高梁市をイメージする デザイン)

ユニバーサルデザインについての提案 業務の実施方法及び手法についての提案

設計にあたっての基本コンセプト ~「機能性」

設計にあたっての基本コンセプト ~「安全性」

設計にあたっての基本コンセプト ~「環境性」

参照

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