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第2章『いのちを守れ』第3段階 伊達市災害記録誌 福島県伊達市ホームページ

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(1)

【第3段階】

平成23年10月1日~平成24年3月31日

 国は、伊達市を含む年間被ばく線量が1mSv以上の地域に

ついては、国が財政支援をして市町村が除染を行うとした。

 市は、放射線量の高い地域の住居から除染を開始するとと

もに、全市を対象とした除染活動を効率的に進めるため、伊

達市除染支援センターを開設して、市民協働の体制で取り組

む必要性を市民に訴えた。

 市民の健康対策では、ガラスバッジによる外部被ばく検査

に加えて、新たに全市民を対象としたホールボディカウンター

による内部被ばく検査を、検査機器の整備に合わせて徐々に

対象範囲を広げながら実施した。

 一方、放射能汚染は、この年の実りあるべき収穫の秋に、

コメの出荷制限、あんぽ柿の加工自粛という形で大きな影響

を及ぼした。市は、放射能に打ち勝つべく、平成24年産米の

稲の作付け・あんぽ柿の加工実施に向けて、徹底的な原因究

明とそれに基づく生産管理体制の構築、そして検査体制の強

化に乗り出した。

23 10 15 27

1 4 5

市内全域を一気に除染 で き れ ば い い の だ が、 それは不可能だ。放射 線量が高い所から除染

するぞ!

2 3

原因は何だったんだ?放射 能 を 打 ち 消 す 育 成 方 法 は 何だ?安全・安心なものを 消費者に届ける最善策は何 だ?来年度は絶対に出荷で きるようにがんばるぞ! コメが…、あんぽが…、出

荷できないとは…。

しかし、絶対にここであき らめてはだめだ!生産者の 生産意欲は絶対に守るぞ!

早急な除染の推進には、市 民の協力が絶対不可欠だ! それを効果的に実施してい く に は、 き め 細 や か な サ ポートが必要だ!

➡除染支援センターの開設

健康不安に年齢・性別 関係なし!内部・外部 被ばく検査は、全市民 を対象に実施していく ことを目標とするぞ!

見えない敵 放射能との闘い

ポ イ ン ト

(2)

負 け な い

3

平成23

10/1㊏

◦新たに「放射能対策課」を設置 し、除染対策・健康管理・損害 賠償の三つの係を設置する

◦伊達市役所シルクホールにて北 海道松前町との姉妹都市締結式 を行う

10/3㊊

◦積算線量計(ガラスバッジ)の第 1回目(8月1日〜31日)の測定 結果について、市政アドバイザ ーの宍戸文男氏より、「今回の 積算線量の結果は健康に影響を 与えるような線量ではない」と する見解が示される

10/4㊋

◦県は、県内の除染業務従事者を 対象に、作業を適切かつ安全に 行うための専門知識と技能習得 を目的とした除染業務講習会

〈講師:JAEA(日本原子力研究 開発機構)〉を開催する

10/5㊌

◦霊山地域の掛田財産区で森林の

除染実証実験が実施され、針葉樹林と広葉樹林では空間線量の低減に差が出 るなどの結果となる

10/7㊎

◦県は、市内で生産されたコメの放射性物質の本調査を終了し、食品衛生法上 の暫定規制値を超えるコメが検出されなかったため、本市の平成23年産米の 出荷・販売を可能とする

10/11㊋

◦市民による除染活動を支援する拠点施設 として、保原プール内に「伊達市除染支 援センター」、各総合支所内に「地域除染 支援センター」を開設する

「除染支援センター」➡150頁へ

23 10 12 21 H23.10.8〜9 各地区で時間短縮による地区・小学校大運

動会が開かれた(写真は上保原小学校)

H23.10.2 合併5周年記念式典(ふるさと会館)

H23.10.1 前田一男松前町長と仁志田昇司市長

平成23年 10 月 1 日㊏ → 10 月 11 日㊋

(3)

平成23

10/11㊋

◦市は、自家消費用農産物を対象に、放射性物質分析器を使った放射性物質検 査を、保原プール(伊達・保原地域)、梁川総合支所(梁川地域)、霊山総合支 所(霊山・月舘地域)の3カ所で、1週間あたり1世帯1件を上限に始めた

「農産物モニタリング検査」➡164頁へ

10/12㊌

◦県は、県内で生産されたコメの放射性物質の本調査を全て終了し、その結果、 全検体が食品衛生法上の暫定規制値を下回ったため、今年作付けされた48市 町村全域のコメの出荷・販売を可能とする

10/14㊎

◦政府の原子力災害対策本部は、本市のゆずから食品衛生法上の暫定規制値を 超える放射性セシウムが検出されたため、県に出荷制限を指示する

◦県は、本市の特産品である干し柿「あんぽ柿」に使われる柿の乾燥後の検体 から、食品衛生法上の暫定規制値を超える放射性セシウムが検出されたとし て、本市、桑折町及び国見町に加工自粛を要請する

10/20㊍

◦伊達市農林業に係る放射 性物質低減対策会議幹事 会において、果樹の除染 について、高圧洗浄によ り樹体に付着した放射 性物質を洗浄するととも に、柿、リンゴは主枝の 粗皮剝ぎや粗皮削り、柿 は樹高低下(強剪定)の 実施を決める

10/24㊊

◦県は、本市の特定避難勧 奨地点及び線量の高い地

域の子どもを対象に、南相馬市立総合病院でホールボディカウンターによる 内部被ばく検査を開始する

10/26㊌

◦市は、除染で出る汚染土壌の仮置き場が確保された霊山町下小国地区の民家 を対象に、本格的な除染作業を始める

10/28㊎

◦伊達市除染実施計画(第1版)を策定する

◦特定避難勧奨地点のある地区で健康相談会として、霊山町小国地区、石田地 区、月舘町月舘・相葭地区の住民を対象にした「お茶のみにこらんしょ」が、 毎週火・金曜日に10カ所で始まる(11月29日まで)

10/29㊏

◦環境省は、放射性産廃物を貯蔵 する中間貯蔵施設の概要を発表 する

11/1㊋

◦県指定の文化財が埋蔵されてい るため、敷地内へ廃棄物の埋設 ができなかった梁川小学校・幼 稚園の除染について、校庭に一 時仮置きすることで作業が始ま る(梁川中学校は11月中旬より)

H23.10.23 三浦弥平杯ロードレース

H23.11.3 健幸都市宣言大会(ふるさと会館)

(4)

負 け な い

3

11/10㊍

◦梁川小学校のプレハブ仮設校舎の建設 が梁川中学校アリーナ北側駐車場で始 まる

11/15㊋

◦県は、今年6月末から7月にかけて県 内の民有林で実施した県環境放射線モ ニタリングについて、時間経過や落ち 葉の影響等による林内の線量率の変化 を把握するため、警戒区域及び計画的 避難区域を除く福島第一原子力発電所 から80㎞圏内は4㎞メッシュ(240カ 所)、80㎞以上は10㎞メッシュ(46カ所)、 前回毎時3.4μSv以上観測され再調査し た箇所は1㎞メッシュ(76カ所)に分け て、空間線量率の測定を実施する(12月 9日まで)

◦県は、本市の畑ワサビの根から食品衛 生法上の暫定規制値を超える放射性セ シウムが検出されたため、市内の生産 者に出荷の自粛を要請する

11/16㊌

◦県は、福島市大波地

区(旧小国村)で収穫 されたコメから、食 品衛生法上の暫定規 制値を超える放射性 セシウム(630Bq/㎏) が検出されたため、 平成23年産米の出荷 を見合わせるよう生 産 者 及 び 流 通 業 者 等へ要請するととも に、全戸調査(154戸) を行う

23 10 13 1

23 11 17 26

平成23年 10 月 11 日㊋ → 11 月 16 日㊌

(5)

平成23

11/17㊍

◦政府の原子力災害対策本部は、福島市の大波地区(旧小国村)で今年収穫した コメを当分の間、出荷しないよう県に指示する

◦消費者庁は、消費者の食品等の安全・安心を確保するため、放射能簡易分析 装置14台を福島県に貸与する(うち1台が本市に貸与される)

◦市は、市内の妊婦及び0歳から6歳児の保護者、高校生を対象に、県労働保 健センター(福島市)でホールボディカウンターによる内部被ばく検査を開 始する

平成23年10月30日1面

(6)

負 け な い

3

11/20㊐

◦市と市協働のまちづくり 委員会などが共催して、 市政アドバイザーの田中 俊一氏と、県立医科大学 放射線健康管理学講座助 手の宮崎真氏を招いて、

『放射能への対策と過ご し方』と題したシンポジ ウムを、保原市民センタ ーで開催する

11/22㊋

◦県は、福島市大波地区(旧小国 村)と同様に放射線量が比較的 高く環境が類似する本市を含む 4市12地域を対象にしたコメの 緊急調査(1,941戸の全戸検査) の実施を発表する

11/23㊌

◦市は、月舘町月舘・相葭地区で、 大型吸引器などを使い落ち葉を 取り除く森林の除染実証実験を 行う

11/25㊎

◦政府の原子力災害現地対策本部 は、福島県及び伊達市との協議 を踏まえ、保原町富成地区8地 点10世帯、霊山町下小国地区4 地点4世帯、石田地区1地点1 世帯の合計13地点、15世帯の住 居に対し、特定避難勧奨地点を 設定する

◦政府の原子力災害対策本部は、 食品衛生法上の暫定規制値を超 える放射性セシウムが

検出された本市を含む 県北地区のイノシシ肉 について、県に摂取及 び出荷制限を指示する

11/27㊐

◦福島第一原発事故を受 け、国際放射線防護委 員 会(ICRP)は、「 汚 染地域の除染や復興に は住民との対話が重要 である」との政府、県 への提言をまとめる

11/28㊊

◦県は、本市霊山地域の旧小国村の2戸と、

月舘地域の旧月舘町の1戸の農家が収穫したコメから、食品衛生法上の暫定 規制値を超える最大で1,050Bq/㎏の放射性セシウムが検出されたとして、両 地区のコメの出荷自粛を要請する

平成23年11月26日1面 H23.11.20 ふくしま駅伝で力走する伊達市チーム

H23.11.23 森林の除染実証実験(月舘町月舘・相葭地区) H23.11.20 シンポジウム「放射能への対策と過ごし方」

(保原市民センター)

平成23年 11 月 17 日㊍ → 11 月 28 日㊊

(7)

平成23

11/28㊊

◦筑波大学と「震災復興に 向けた連携及び協力に関 する協定」の締結を行う

11/29㊋

◦保原町富成地区の住民を 対象にした、政府の原子 力災害現地対策本部によ る特定避難勧奨地点に関 する説明会が、富成小学 校体育館で開かれる

◦政府の原子力災害対策本

部は、本市霊山地域の旧小国村と月舘地 域の旧月舘町で今年収穫したコメを当分 の間、出荷しないよう県に指示する

11/30㊌

◦県は、平成23年産米の全戸調査を行う緊 急調査の対象地域を拡大し、放射性物質 検査で放射性セシウムが検出された全て の地域(県内28市町村、127旧市町村)の農 家(約24,700戸)で実施する

12/2㊎

◦政府の原子力災害対策本部は、食品衛生 法上の暫定規制値を超える放射性セシウ ムが検出された本市を含む県北地区のク マ肉について、県に出荷制限を指示する

12/3㊏

◦県と市、JA伊達みらい、東京電力は、本市 の旧小国村と旧月舘町で生産されたコメ から食品衛生法上の暫定規制値を超える 放射性セシウムが検出されたことを受け

て、月舘地域の農家を対象にした説明会を開催し、JA伊達みらいか ら、安全が確認されるまで管内の平成23年産米の一時取り扱いを自 粛する方針が示される(4日は、霊山地域の農家を対象に開催)

12/5㊊

◦県は、放射性物質汚染対処特措法に基づき、市町村が策定する除染 実施計画の目安とするため、田畑・果樹・牧草地・森林を対象とす る「福島県農林地等除染基本方針」を策定し、農用地の具体的な除 染方法を示す

12/6㊋

◦文部科学省原子力損害賠償紛争審査会は、東京電力福島第一原子力発電所の 事故に伴う自主避難等に係る損害について、避難区域以外の本市を含む県内 23市町村を対象に、子どもと妊婦は事故発生から12月末までの分として40万 円、その他の者には事故発生当初の分として8万円を支払うとする賠償指針 を策定する

12/8㊍

◦県は、コメの緊急調査で放射性物質がわずかでも検出された地区について、 再調査が終わるまで出荷見合わせなどを要請する方針を示す

12/9㊎

◦政府の原子力災害対策本部は、本市保原地域の旧富成村と旧柱沢村で収穫さ れたコメから食品衛生法上の暫定規制値を超える放射性セシウムが検出され たため、両地区の平成23年産米の出荷停止を県に指示する

平成23年11月29日1面 H23.11.28 筑波大学と伊達市との震災復興 に向けた連携協力協定調印式(筑波大学)

(8)

負 け な い

3

◦第2回伊達市詳細環境放射線量測定(738カ所)を行う(11日まで)

12/11㊐

◦特定避難勧奨地点設定に係る個別相談会を、保原町富成地区は富成公民館で、 霊山町小国地区・石田地区は霊山中央公民館で開催する

12/13㊋

◦県は、市町村が放射性物質汚染対処特措法に基づく除染計画を策定する際に、 参考となる「市町村除染計画策定マニュアル」を作り配布する

◦国の除染効果実証実験のモデルとなっている霊山町下小国地区の、下小国中央集 会所周辺の民家や道路、川の周辺など約3万㎡で除染作業がスタートする

平成23年12月9日1面

平成23年 11 月 28 日㊊ → 12 月 13 日㊋

(9)

平成23

12/16㊎

◦政府は、東京電力福島第一原子力発電所の原子炉が「冷温停止状態」に達し、 不測の事態が発生しても敷地周辺で受ける放射線量が十分に低い状態を維持 できるようになったとして、発電所の事故そのものは収束に至ったと判断され るとした報告書をまとめる

◦東京農業大学名誉教授で農学 博士の小泉武夫氏を講師に迎 え「食の安心・安全と放射能 対策」についての講演を保原 市民センターで開催する

12/18㊐

◦県は、県産米の緊急調査で、新 たに本市霊山地域の旧掛田町 の1点から食品衛生法上の暫 定規制値を超える放射性セシ

ウムが検出されたため、本地区のコメの出荷自粛を要請する

12/19㊊

◦環境省は、平成24年1月1日に施行される放射性物質汚染対処特措法に基づ き、国が財政負担をして市町村が除染を行う地域を「汚染状況重点調査地域」 として、本市を含む県内40市町村を指定すると発表

◦政府の原子力災害対策本部は、本市霊山地域の旧掛田町で収穫されたコメか ら食品衛生法上の暫定規制値を超える放射性セシウムが検出されたため、本 地区の23年産米の出荷停止を県に指示する

12/21㊌

◦厚生労働省は、食品に含まれる放射性物質の現行の暫定規制値を厳格化し、 平成24年4月からの適用を目指す新たな規制値案を発表する

12/22㊍

◦県は、11月中旬から今月上旬にかけて行った環境放射線モニタリングの民有 林調査の結果を発表し、本市月舘地区で毎時3.8μSvを超えたとして、引き 続き一般の方は不必要に森林内に立ち入らないよう注意を促す

◦平成24年度の果樹出荷に向けて、JA伊達みらいに委託しての果樹の除染作業 が始まる

12/24㊏

◦冬休み子どもの自然体験 事業として、小学4〜6 年生を対象に会津高原ス ノーキャンプを開催する

(24〜28日の2回)

12/25㊐

◦県北地方の一部のコメか ら、食品衛生法上の暫定 規制値を超える放射性セ シウムが検出された問題 で、その要因を調査して きた農林水産省と県は中 間報告をまとめ、大きな

原因の一つに稲の放射性セシウムの吸収を抑制するカリウムの土壌中の濃度が 低いことを挙げる

12/26㊊

◦冬休み子どもの自然体験事業として、小学3年生以下と保護者を対象に会津 高原で雪遊びを開催する(26〜27日)

H23.12.26 会津高原スノーキャンプ(南会津町) H23.12.16 小泉武夫氏による講演会(保原市民センター)

(10)

負 け な い

3

12/27㊋

◦農林水産省は、県内産の コメから食品衛生法上の 暫定規制値を超える放射 性セシウムが相次いで検 出された問題について、 農家に対する支援策と平 成24年産米の稲の作付け に関する考え方を示す

12/28㊌

◦放射性物質汚染対処特措 法に基づき「汚染状況重 点調査地域」に指定され る

12/30㊎

◦県は、県産米の緊急調査で、本 市梁川町の旧堰本村から食品衛 生法上の暫定規制値を超える放 射性セシウムが検出されたた め、本地区のコメの出荷自粛を 要請する

平成24

1/1㊐

◦放射性物質汚染対処特措法が全 面施行される

1/4㊌

◦環境省は、福島市に除染の推進、 環境再生の拠点となる「福島環 境再生事務所」を開設する

◦政府の原子力災害対策本部は、 本市梁川地域の旧堰本村で収穫 されたコメから食品衛生法上の 暫定規制値を超える放射性セシ ウムが検出されたため、本地区 の平成23年産米の出荷停止を県 に指示する

1/10㊋

◦市は、県より配置を受けた車載 式ホールボディカウンターによ る、主に市内の中学生を対象に した内部被ばく検査を開始する

1/11㊌

◦市は、平成24年産米について、 原則作付けする方針とし、暫定

規制値を超えるコメが流通しないよう収穫したコメの徹底した検査などを前 提に、国や県と今後協議していくとする

1/12㊍

◦県は、市町村への「除染対策事業交付金」の対象を、これまでの住宅除染、 仮置き場設置に加えて、農地や道路、生活圏の森林、公共施設などの除染に 拡大する

平成23年12月28日1面

H24.1.11 国道115号相馬福島道路(霊山〜 相馬間)中心杭設置式(霊山町石田地区)

平成23年 12 月 16 日㊎ → 平成24年 1 月 12 日㊍

(11)

平成24

1/15㊐

◦二本松市のマンション の室内で、建物のコン クリート内に放射性物 質が含まれていたた め、屋外よりも高い放 射線量が検出されたこ とが明らかになる。マ ンションのコンクリー トの基礎部分に、計画 的避難区域となってい る浪江町津島の砕石場 で原発事故以前に採掘 され、敷地内の屋外に 保管されていた石が使 われたのが原因とされ る。この問題を受けて 県は、本市の特定避難 勧奨地点付近にある土 採り場9カ所を含む27 カ所を調査し、問題は なかったと発表する

1/19㊍

◦梁川小学校の校庭に一 時保管していた梁川小 学校・中学校・幼稚園 の校庭・園庭の表土除 去した土を、梁川分庁 舎南側に仮置きするた めの工事が始まる

1/23㊊

◦県は、本市の小学生を 対象に、ひらた中央病

院でホールボディカウンターによる内部被ばく検査を開始する

1/25㊌

「伊達市放射能除染事業者認定講習会」として、本市の除染業務従事者を対象に、 作業を適切かつ安全に行うための専門知識と技能習得を目的とした独自の講習 会が、伊達ふるさと会館、伊達市除染支援センターで開催する(29日まで)

「除染講習会」➡156頁へ

1/26㊍

◦JA福島中央会は、平成24年産米の稲の作付けについて、23年産米で放射性セ シウムが500Bq/㎏を超えた地域は、原則、旧市町村単位で作付けを制限し、 100Bq/㎏を超し500Bq/㎏以下の地域は、除染などの一定の条件を前提に作 付けを認め、100Bq/㎏以下の地域は、作付けを認める方針を示す

1/27㊎

◦保原町工業団地の面的除染を進める保原町工業団地懇話会は、面的除染に向 けた取り組みとして、団地内の富士通アイソテックで、放射線量測定器の使 用方法等を学ぶ除染講習会を開催する

1/31㊋

◦県は、各除染現場において活用できるよう具体的に除染作業の順序や方法・ 管理基準を示した「除染業務に係る技術指針」を作成する

24 1 5 2

(12)

負 け な い

3

2/2㊍

◦市内のガラスバッジ配付 者を対象に、「放射能と 向き合うための講演会」 を、霊山中央公民館で開 催する(6日:月舘中央 公民館、14日:伊達ふれ あいセンター、19日:保 原市民センター、20日: 梁川改善センター)

2/3㊎

◦県は、県内29市町村の旧 151市 町 村、23,240戸 の 農家を対象に全戸調査し たコメの放射性物質緊急 調査結果の最終集計結果 を発表する

◦県は、本市の葉ワサビか ら食品衛生法上の暫定規 制値を超える放射性セシ ウムが検出されたため、 市内の生産者に出荷の自 粛を要請する

◦伊達地域農業振興協議会 幹事会において、稲の放 射性物質吸収抑制対策と して、田んぼ10aあたり、 ゼオライト200㎏、ケイ

酸カリウム200㎏の散布・耕運を決定する

2/23㊍

◦NPO法人放射線安全フォーラム会員の半谷輝己氏、臨床心理士の成井香苗 氏を講師に、妊婦と乳幼児の保護者を対象とした「放射線に関する健康講話」、 及び個別相談を、保原保健センターで開催する(3月8日は伊達ふれあいセ ンターで開催)

2/25㊏

◦ICRP(国際放射線防護委員会)の対話集会「第2回福島原発事故による長期 影響地域の生活回復のためのダイアログセミナー」が、保原市民センター他 で開催される(26日まで)

2/27㊊

◦県立梁川高等学校、梁川 中学校の校舎を借用して 分散授業を行っていた梁 川小学校のプレハブ仮設 校舎が完成し、授業が始 まる

24 2 4 1

H24.2.27 梁川小学校仮設校舎で授業開始

平成24年 1 月 15 日㊐ → 2 月 27 日㊊

(13)

平成24

2/28㊋

◦東京電力は、福島第一原子 力発電所事故で政府が設定 した警戒区域、計画的避難 区域などを除く、本市を含 む 県 内23市 町 村 の 全 住 民

(150万人)を対象に、妊婦 と18歳以下の子どもについ ては、事故発生から昨年12 月末までの損害分として、 自主避難せずにとどまった 場合は、原子力損害賠償紛 争 審 査 会 の 指 針 通 り40万 円、実際に自主避難した場 合は、当審査会の指針より 20万円増額し1人当たり60 万円を支払うと発表する。 また、妊婦と子ども以外の

住民には、自主避難したかどうかを問わず、 事故発生から昨年4月22日までの損害分と して、指針通り一律8万円を支払うとする

◦農林水産省は、平成23年産米で100Bq/㎏超 500Bq/㎏以下の放射性セシウムが検出され た地域でも、24年産米の稲の作付けについ て、条件付きで認める方針を示す

2/29㊌

◦平成24年産米の出荷に向けて、JA伊達みら いに水田除染作業の業務委託を発注する

3/1㊍

◦保原小学校の新校舎が開 校する

3/5㊊

◦市は、平成23年産米で500 Bq/㎏超のコメが確認さ れた6旧町村、100Bq/㎏ 超500Bq/㎏以下の8旧町 村の24年産米の稲の作付 け方針を示す

3/8㊍

◦500Bq/㎏超の放射性セシ ウムが検出された市内水 田の試験栽培を指導する

ため、東京大学大学院農学生命科学研究科の根本圭介教授を市政アドバイザ ー(水田対策)に委嘱する

3/9㊎

◦農林水産省は、平成24年産米の稲の作付制限区域の設定等について作付制限 を行う地域、事前出荷制限の下、管理計画に基づく作付けを行う地域、23年 産米で100Bq/㎏を超過する数値が検出された農家の生産を適切に管理して、 作付けを行うことができる地域を発表する

◦東京電力は、本市を含む自主的避難等対象区域に係る損害賠償請求の受付が始 まることに伴い、保原中央公民館に東京電力相談窓口を開設する

平成24年2月26日3面

H24.3.1 新保原小学校開校式

(14)

負 け な い

3

3/13㊋

◦農林水産省からの「平成24 年産稲の作付け方針」に基 づく本市の稲の作付け、水 田の放射性物質低減対策の 取り組み等についての地区 説明会が始まる(24日まで)

3/23㊎

◦第3回伊達市詳細環境放射 線量測定を行う(25日まで)

3/26㊊

◦小学3年生以下と保護者、 小学4年生から6年生を対 象に、リステル猪苗代で春 休み猪苗代体験ツアーを開 催する(26〜29日の2回)

3/29㊍

◦農林水産省は、平成23年の県産米 で500Bq/㎏超のコメが見つかり、 地域単位での買い上げが決定して いる本市を含む県内3市の9旧市 町村のコメの他に、100Bq/㎏超 500Bq/㎏以下の数値が検出され た本市を含む県内13市町村の62旧 市町村についても、これまでの 農家単位から地域単位に変更し、 JA全中、全農などが設立した民 間団体「米穀特別隔離対策推進協 会」が、コメを買い上げると発表 する

3/30㊎

◦政府の原子力災害対策本 部は、警戒区域、避難指 示区域等の見直しについ て、特定避難勧奨地点は、 解除後1年間の積算線量 が20mSv以下になること が確実であると確認され た場合は、解除すると発 表する

H24.3.23 国見町の小学校の統合に 伴う組合立大枝小学校最後の卒業式

24 3 6 25

H24.3.26 スプリングキャンプ「春休み♪猪苗代体験ツアー」

(猪苗代町)

平成24年 2 月 28 日㊋ → 3 月 30 日㊎

(15)

除染支援センターを開設

 市民協働による全市除染を推進するため、除 染に取り組む市民を支援する拠点施設として、 平成23年10月11日、保原プール内に「伊達市除 染支援センター」、各総合支所内に「地域除染 支援センター」を開設した。

 除染支援センターは、原子力発電所で放射能 除染に長年携わってきた専門業者の社員2人 と、県の絆づくり応援事業で配置した4人の計 6人体制で、除染作業等についての助言や相談、 詳細な放射線量の調査や、高圧洗浄機や線量計、 放射性廃棄物を入れる袋など除染に必要な資機 材等の貸し出しを行った。

 24年4月1日には、名称を「伊達市除染推進 センター」に改称し(25年12月2日には「伊達 市放射能相談センター」へ改称)、市職員2人、 専門員4人、絆スタッフ3人の9人体制で、市 の面積及び世帯の過半を占めるCエリアについ ての除染計画・実施・除染完了確認などの管理・ 指導・支援業務を加えた運営を行っている。

 また、平成24年5月からは、除染推進センター の役割等を市民に分かりやすく紹介してセン ターの利活用を促進するとともに、市民が主体 となり行う除染活動やボランティアによる除染 活動をPRして市民協働による身近な場所の除 染を推進するために、「除染推進センターだよ り」を月2回発行した。

「伊達市除染支援センター」の開所式

(平成23年10月11日 保原プール前)

伊達市放射能相談センターに訪れる市民

(16)

負 け な い

3

市民に向けて除染に特化した情報を発信するため、 平成24年5月24日に「除染推進センターだより」 第1号を発行した。以来、25年3月までに19号発 行した。25年度からは、「だて復興・再生ニュース」 の中で除染に関する情報発信を続けている

除染推進センターだより

これまで発行しておりました「災害対策号」とは別に、市民の除染活動の一助となるよう、「除染推進センターだより」を発行する こととしました。

富成小学校では、昨年7月、市による除染のほかに県内 初のボランティアを活用した学校施設の作業を行いました。

学校では、昨年の除染作業終了後から定期的に放射線量 を計測していましたが、法面等の取り残し部分や雨などの 影響により再び線量の高くなった地点がでたことから、第 2回のボランティア活動を5月13日に実施しました。

当日は、全国から約70名のボランティア、PTA と教 職員による約40名が作業を行いました。

作業前に田中俊一除染アドバイザーより除染作業に ついてアドバイスいただきました。

【創刊号】

平成 24 年 5 月 24 日発行

主催者を代表してあいさつする仁志田市長

発行:伊達市放射能対策課(保原本庁舎3階)☎575-1003 参加者はA~D班に分かれ、班長は除染推進セ

ンターの専門員が担当しました。 作 業 の 方 法 や 除 去 物 の 保 管 場 所 等 に つ い て 、 効 率よく行うため事前の説明を行いました。

学校・PTA関係者は、すでに昨年除染を行っ た学校プールをデッキブラシできれいに清掃し ました。

【放射線量の変化】 単位は1時間当たりのマイクロシーベルト(μSv)

○富成小学校

中央階段西側 地表面 作業前:1.25μSv 作業後:0.72μSv 50cm 作業前:0.69μSv 作業後:0.60μSv 中央階段東側 地表面 作業前:1.50μSv 作業後:0.94μSv 50cm 作業前:0.80μSv 作業後:0.70μSv

○富成幼稚園(入り口モニタリングポスト) 作業前:0.67μSv 作業後:0.45μSv

作 業 に よ り 、 フ レ キ シ ブ ル コ ン テ ナ

(1t袋)17袋の 廃棄物がでまし た。

◇富成小学校 除染作業を実施!! 全国からのボランティアで

◇除染推進センターについて

市 で は 、 行 政 と 市 民 が 一 丸 と な っ て 除 染 を 推 進 す る た め 、 昨 年 10 月 11 日 に 「 伊 達 市 除 染 支 援 セ ン タ ー 」 を 開 所 し 、 本 年 4 月 か ら 「 伊 達 市 除染推進センター」と改称しました。

セ ン タ ー は 、 放 射 能 に 関 す る ご 相 談 や 除 染 活 動 に 必 要 な ポ イ ン ト な ど の ア ド バ イ ス 、 除 染 に 必要な資材の支給、貸し出しを行っています。 保 原 に あ る 「 除 染 推 進 セ ン タ ー 」 で は 、 土 ・ 日 曜 日 も 開 所 し 、 電 話 や 来 所 さ れ た 方 の 相 談 に 応じていますので、お気軽にご相談ください。 また旧町単位の地域にも「地域推進センタ ー」を設置していますので、ご活用ください。

○除染推進センター 伊達市保原町 伊達市保原プール内

TEL :575-1124 開所時間:火曜日から日曜日の

8:30~17:15

○地域除染推進センター 各総合支所内

TEL 伊達:583-5508 梁川:577-1111 霊山:586-3401 月舘:572-2111 開所時間:月曜日から金曜日の 8:30~17:15

◇ 線 量 低 減 化 活 動 支 援 事 業 補 助

金申請を受付けています

線 量 低 減 化 活 動 支 援 事 業 補 助 金 を 次 の と お り 受け付けています。

事業実施期間:平成 24 年 12 月末まで活動を 完了すること 補助金額 :新規実施団体 50 万円

前年度実施団体 25 万円 補助対象団体:町内会、行政区、PTA 等 補助要件 :一時保管場所を確保すること

他の補助事業や他の実施団体と 実施場所が重複しないこと 作業前後の放射線量測定する

こと

機材貸し出し上位10

(H23.10.11~H24.3.31)

機 材 名 件数

① デッキブラシ 180 個

② 角スコップ 167 個

③ 草刈(半円) 161 個

④ 移植ベラ 148 個

⑤ ねじり鎌 143 個

⑥ 草刈(三角) 136 個

⑦ 炭十能 118 個

⑧ ほうき・ちりとり 98 個

⑨ 草かき 91 個

⑩ 高圧洗浄機電気 89 個

資材支給上位5

(H23.10.11~H24.3.31)

機 材 名 件数

① 土のう袋 19,782 枚

② 厚手のナイロン袋 17,420 枚

③ グローブ 6,237 双

④ 軍手 4,635 双

⑤ マスク 4,499 枚

除染に する

除染の 方につ

地域で除染を

支援

除染に 要な

1

除染で する

を支

除染に する講習会な を

 

 スコ 

 か 

 

ー  ー  リン 行

ン  コー  水タン

コン  コン

除染

線量計

スコ スコ

知ってみよう 聞いてみよう 行ってみよう

除染推進センター

(17)

ポイント

地表から1m・1㎝

 計測位置は、原則地表から1mの高さです。 ただし、 水がたまる場所などホットスポットと思われる場所は、 地表から1㎝の高さでも測定しましょう。

ポイント

計測時間は約1分

 計測時間は数値が落ち着くまで約1分程度みてください。

ポイント

地表面の種類を区別

 記録する際、測定 地点の地表面がアス ファルト(コンクリー ト)上か土の上か、区 別が分かるようにし てください。

ポイント

2人1組で効率よく

 測定する方と記録する方の2人1組で計測すること で、効率よく作業できます。

除染How To

平成24年、25年に発行された「除染推進センターだより」に掲載された記事を 編集した内容となっています。

水が集まるような場所

雨どいの下

〈ホットスポットの例〉

(18)

負 け な い

3

ポイント

ホットスポットを見つけたら枯れ草等の除去 や土を削ったりします

 除染効果が見込める深さ(5㎝程度)で最小限 の除去を行いましょう。必要以上に土を削り取る ことは、除去土壌の量を増やすだけでなく、土地 利用に支障をきたすことにもなります。

ホットスポットを探し出します まずは、放射線量測定器で、敷地内の様々な場所を計測し、線量の高いホットスポットを探してください。ホットスポットのほとんどは水のたまりやすい場所に見られます

除去物を土のう袋に入れて仮置きします 1カ所につき土のう袋の半分~7割程度とします。仮置きの方法についてはP155をご覧ください。

ポイント

家庭から出る庭木の枝や雑草などは、「もやせる ごみ」として出すことができます

 落ち葉などは指定ごみ袋で、枝(直径5㎝まで)は、 長さ80㎝・直径30㎝以内に束ねて、名前を必ず記入 して出してください。

除染の方法

側溝

(19)

帽子 マスク

長袖の服

長ズボン

タオル ゴム手袋

動きやすく 通気性の良い 服装

長靴

[1]作業での汚れについて

 作業に伴う汚れが残っているところは、 入念に洗浄を行うとともに、シャワー、お 風呂で汗と汚れを流しましょう

[2]使用した用具、資材について

●手袋、マスク、タワシや雑巾など使い捨 てのものは一般廃棄物として適正に処理 を行ってください

●その他の用具類は、使用後よく洗い、また、 作業に使用した衣服などは洗濯して再使 用することが可能です

●チェックリスト

□ 帽子

□ マスク

 (サージカルマスク、防塵マスク等)

□ タオル

□ 動きやすく通気性の良い服装  (長袖、長ズボン)

□ 長靴

□ 布手袋(軍手等)

□ ゴム手袋

 (作業環境により、服の上に腕カバーや  足カバーを着用するとよいでしょう)

洗浄 入浴

処理 洗浄

!

内部被ばくを防ぐため、マスクを着用し、

土や砂の吸い込みを防いでください 夏場は熱中症を防ぐためにも、首まわり に保冷剤を巻くなど、対策してください

除染時の服装

1

放射線量測定器の使い方

❶箱から出す

❷まず最初に充電器に載せ1分程度充電しなが ら、その充電器に載せたまま、左ボタン(μSv

/h)と右ボタン(mSv)を、同時に5秒間押して ください

❸すると、本体に電源が入り、LEDが橙色に点滅 します

❹この後、そのまま充電器に載せ5時間程度充電 してください

❶周囲の1時間あたりの放射線量は左ボタン(μ Sv/h)を押すと、数値で表示されます。通常は この1時間あたりの放射線量を測定します

❷はじめて起動した時からの積算放射線量は右ボ タン(mSv)を押すと数値で表示されます

❸積算放射線量をメモしておくと、次回測定した 数値から引くことにより、その期間の被爆量が わかります

❹測定終了後、右ボタンまたは左ボタンを押して 表示を消灯してください

❺表示が消えても、本体では、引き続き放射線量 の測定を行っています

❶電池マークが表示されたら、5時間以内に充電 してください

❷LEDが緑に点滅したら完了です

❸満充電で約30時間使用できます

起動は、電池がなくなった場合に行ってく ださい。詳しい使用方法は、同封の取扱説 明書をご覧ください

1 起 動

2 測 定

3 充 電

0.000

e

左ボタン 右ボタン

0.000

LEDランプ

どちらかの表示を指しています

※表示が消えた状態でも、放射線量の測定をおこなっています。  測定中は、LEDランプが緑色に点滅します

積算 放射線量 を見たい時は 周囲の

放射線量率 を見たい時は μSv/h

ボタン 通常の測定

mSv ボタン

携帯型放射線量測定器

「DOSEe(富士電機製)」

0.000

左ボタン 右ボタン

0.000

e

LEDランプ

どちらかの表示を指しています

※表示が消えた状態でも、放射線量の測定をおこなっています。  測定中は、LEDランプが緑色に点滅します

積算 放射線量 を見たい時は 周囲の

放射線量率 を見たい時は μSv/h

ボタン 通常の測定

mSv ボタン

携帯型放射線量測定器

「DOSEe(富士電機製)」

(20)

負 け な い

3

Q

自宅を除染して出た、放射性物質を含ん だ土や草は、どうすればいいですか?

敷地内で、1カ所にまとめて仮置きしま す。線量が低くなるように対策も。

 放射性物質を含んだ土や草などの除去物は土 のう袋に入れた後、厚手のナイロン袋に入れ、 ガムテープ等で封をします。ブルーシートで除 去物全体を覆うようにして保管ください。 ま た、線量が高い場合は、汚染されていない砂を 入れた土のう袋を除去物を覆うように置くこと により、線量を下げることができます。

Q

宅地を除染したいけど、敷地が狭くて仮 置きできない場合、どうするの?

市では、「除染太助」と呼ばれている密 封 性 の あ る プ ラ

スチック製ドラム缶を希 望する世帯に貸与してい ます。

 除染太助を希望される方はお名前と現住所を 記載していただきますので、現住所が確認出来 るものをお持ちの上、放射能相談センターで手 続きをお願いします。詳細は、放射能相談セン ターにお問い合わせください。

●除染太助

外寸…………Φ588×883㎜ 開口部内径…Φ522㎜ 重量…………12.0㎏ 内容量………200㍑

除染 (自宅仮置き) Q&A

除染支援センターを設置

  

23 10 13

 市では、10月から除染活動を本格化すべく 準備を進めていますが、その一環として、「除 染支援センター」を設置しました。

 国は、このほど「除染に関する特別措置法」 を制定しましたが、これによると、警戒区域 や計画的避難地域など、年間の放射線量が 20mSvを超える地域は国が、20mSv以下か ら1mSvを超える地域は市町村が、1mSv 以下の地域は市民が行うとしています。  これに対して、市は年間20mSvを超える 地域も含めて、すべて市の責任において、実 施することとし、本格的な取り組みを開始す ることにしました。市はこれまでアドバイ ザーである田中先生の指導の下、実証実験に 取り組んできたところで、まだ十分ではない ところもありますが、除染は急ぐ必要がある ことから、まず生活の基盤である住居を中心 に開始することとしました。

 取り組みに当たっては、基本的に市が専門 業者へ作業を依頼して除染を行いますが、そ

の順番は、放射線量の高いところや子どもが 居る世帯からになり、放射線量の低い一般世 帯は作業の時期が遅くなることは避けられま せん。そこで、除染を少しでも早期に進める ため、自主的に自宅を除染したいという市民 に対しては、線量計や高圧洗浄機など必要な 道具の貸与、除去物を入れる袋、手袋、マス クなどの消耗品の支給、屋根など危険を伴う 除染については専門業者の手配、さらには、 除染に対する指導・相談など、除染活動の支 援を行うこととし、その業務を行う機関が「除 染支援センター」です。

 市内には地域によって放射線量の高低があ りますが、低いといっても安心はできません。 雨どいの下、側溝、庭木の下など、いわゆる ミニ・ホットスポットといわれる場所があり ますので、そのような場所をなるべく早く把 握し、除染を行い安心な生活圏を取り戻しま しょう。

〈だて市政だより災害対策号・第31号〉

(21)

 除染作業が本格化していく中で、平成24年1 月25日、市は、市内の放射能除染を適切、かつ 安全に行うことを目的に、「伊達市放射能除染 事業者認定講習会」を開催し、市内の事業所に 勤務する除染作業従事者の知識及び技能習得の 養成を図った。

 県は、24年から市町村等が実施する作業員育 成を支援し、除染の推進体制の強化を図るため、 県内市町村等が主催し、県が行っている講習内 容と同等のカリキュラムを有する除染業務講習

会について、県主催の講習会と同等のものと位 置づける認定講習会制度を立ち上げた。

除染講習会を開催

県は、除染業務従事者を対象にした講習会 に加えて、除染現場の指揮監督者、県内の 市町村等が発注する除染業務の管理者を対 象にした講習会を開催している

講習会の全課程を修了した者には修了証書を交付し、 その交付を受けた者が3人以上いる事業所には、「伊 達市放射能除染作業事業所」として認定書を交付した

伊達市除染支援事業協同組合を設立

伊達市除染作業事業者カリキュラム

内    容 時  間

講 義

放射線の基礎 1時間

放射線汚染物の安全な取り扱い 1時間

除染方法 2時間

除染作業に関する安全衛生 1時間

人体への影響 30分

関係法令の知識 45分

実 習 線量測定 45分

機器類の取り扱い 1時間

伊達ふるさと会館で開催された講習会(座 学)では、市除染支援センターの専門員を講 師に、除染作業の方法等について講義が行 われ、128社から353名の受講があった。翌 日からは、市除染支援センターで線量測定、 機器の取り扱いといった実習が行われた

 市の除染事業を支援し、市民の安心・安 全に寄与することを目的に、地元の建設業、 管工事業、電設業、ビルメンテナンス業な どの約80社が加盟して、平成24年1月25日、

「伊達市除染支援事業協同組合」の設立総 会が、伊達ふるさと会館で開催された。  総会では、規約や役員を承認した後、除 染作業からの暴力団排除の宣言を議決し、 伊達警察署や市と連携しながら暴力団の追 放を目指すとした。

(22)

負 け な い

3

除染視察受け入れ

 除染作業が進む中、国・県・市町村・国際機 関・企業の視察が相次いだ。

 宅地等の除染実施現場における除染作業や仮 置き場の視察及び説明を行い、放射能に対する 考え方・放射線防護など、各機関への理解と共 有を図るとともに、今後の施策や実施に役立て ていくための情報発信を行った。

野田佳彦首相

市が独自に取り組んだ富成小学校及び富成幼稚園の 施設内のコンクリート、アスファルト等の試験的な 除染現場を野田首相が訪れた。市は、除染実施計画 に基づく方針と進捗状況を説明するとともに、除染 の必要性を訴え今後の施策に反映するよう要望した

(平成23年9月8日)

細野豪志環境相兼原発事故担当相

平成23年7月に富成小学校及び富成幼稚園の除染現場を視 察する他にも、11月には、霊山町下小国稲場地区で行われ たボランティア除染活動に参加した(平成23年11月13日)

保原町上保原地区の民家除染作業、保原町所沢地区の仮置IAEA き場について、IAEA(国際原子力機関)のメンバー20人が 視察に訪れた(平成25年7月25日)

(23)

世界中の英知を結集

伊達市の取組み紹介

 放射線防護の専門家組織である国際放射線防 護委員会(ICRP)のメンバーらを迎え、対話・ 意見交換を通して原発事故による長期影響と地 域の生活回復の方策を探る「伊達市ダイアログ セミナー」が、平成24年から25年にかけ、市内 で4回にわたり開催された。

 23年11月に福島市で開催された第1回セミ ナーを受け、24年2月25、26の両日、伊達市で 開かれた第2回セミナーでは、伊達市が取り組 んできた放射能対策についての報告をもとに、 住民のさらなる生活改善を達成するうえでの障 害について話し合った。

 丹羽太貫京都大学名誉教授らICRP委員、事 務局員、ベラルーシ、ノルウェー、フランスな どの国際研究機関の関係者、伊達市から仁志田 市長ら市関係者、農業、医療、教育、自治会な どに携わる市民ら合わせて約100人が参加。2 日間で「伊達市の取り組み」「生産者と消費者 を結ぶ」「チェルノブイリの教訓」「伊達市と福 島の将来に向けて」「伊達市をモデルとして」 をテーマにダイアログ(対話)を行い、国や県 に対する提言をまとめた。

 第3回は24年7月7、8の両日、開催された。 これまでの放射線の状況を論じ、食品の汚染な

ど困難な問題について改善の道を探った。11月 10、11の両日開いた第4回では、地域の次代を 担う子どもの教育を取り上げた。ノルウェーと ベラルーシにおけるチェルノブイリ事故の教訓 を学び、東電原発事故以来1年半にわたって続 けられてきた福島の教育現場での取り組みにつ いて知識を共有。対話を通じて問題点を発掘し、 今後の福島の教育の方向を探った。

 第5回は25年3月2、3の両日開催された。 テーマは「帰還─かえるのか、とどまるのか

─」。約60人が参加した。福島の現状について、 生活状況の改善活動などが発表され、ノル ウェーからの参加者もチェルノブイリ事故後の

第2回ダイアログセミナーの勧告内容

◦学校や公園など、子どもが過ごす場所を優先的に除染す る。放射線に関する情報を積極的に発信し、自ら防護措置 が取れるようにする

◦食品の線量検査や内部被ばくの検査などを気軽に行える 体制を整備する

◦風評被害をなくすため、詳細な農作物のモニタリングが必 要である

◦ベラルーシとノルウェーの教訓を学び、地域の実情に合わ せて、より安全な農作物を生育する方法を研究・実験する

◦放射線防護の知識と対策を広めるために、地域の中でより 多く対話の場をもつことが重要である

◦関係当局や専門家が積極的に情報を発信し、空間線量や被 ばく量を低減させるための助言を行う

◦健康調査や心身のストレスに対するカウンセリングなど の対策の強化を行う

◦町内会や住民などが提案する生活環境を改善するプロ ジェクトを支援する体制を整備する

◦除染や復興は、地域の特性を理解し、地域コミュニティー の意見を尊重して行う

◦あらゆる組織や人が互いに協力し、情報を共有するため、 今回のようなダイアログを今後も継続して行う

(24)

負 け な い

3

経験を披露した。参加者は、とどまり続けるか 離れるか、帰るのか帰らないのかについての理 由、いずれかの選択をする上での条件、方法に

ついて詳細に発表した。

 2日間の発表、協議を踏まえ、参加者たちは

「国と地域の行政は、コミュニティーにおける 現在の挑戦と将来に関連するダイアログを積極 的に支援し、参加すべきである」「新しい土地 に移った避難者については、さまざまな状況を 考慮した支援がなされるべきである」など6項 目を勧告した。

ICRP(国際放射線防護委員会)

  

24 3 1

 2月25日、26日の2日間にわたって、ICRP の第2回ダイアログセミナーが伊達市で開催 されました。

 ICRPは、医学でX線などの放射線が使われ るようになって健康被害が懸念されたことか ら1928年に設立され、現在は放射線の防護に 関する基準を勧告することなどを目的として いる国際学術団体です。ICRPは日本に対す る2007年の勧告で、年間被ばく量を平常時は 1mSv未満、緊急時には20〜100mSv、緊急 事故後の復旧期には1〜20mSvとしていま す。これに基づいて、今回の福島原発事故に 対し、国は年間20mSvを避難の基準とし、長 期的には1mSvを目指すとしているところで す。

 このダイアログセミナーは、ICRPが福島 支援のために、原発事故による長期の放射能 汚染の下で生活回復を目指す方策を見つける 事を目的として行うもので、第1回セミナー は昨年11月に福島県庁で行われております。 ダイアログとは対話という意味で、いろいろ な立場での報告や意見などを基に参加者の自 由な意見交換を通し、解決策を見出すという ものです。なぜ、伊達市で開催されるのかと いうと、伊達市が除染や健康管理など、放射 能対策について先行していることが評価され てのことです。

 伊達市からは私をはじめ、放射線量の高い 小国地区などの住民や果樹農家、米農家、学 校、医師の代表、JA関係者など10人近い人 が取り組み状況などを発表し、フランス、ベ ラルーシ、ノルウェーなどのICRP委員、国

内の原子力学者、大学教授、ボランテイア団 体、国、県などと同時通訳を通して意見交換 を行いました。

 私は、伊達市の取り組みについて話をしま したが、子どもを持つ若い親などの放射能へ の不安に対して国も取り組むべきであるこ と、各省庁の縦割りではなく国として総合的 な取り組みの必要性、現場である我々市町村 の意見を聞くこと、予算などをもっと使いや すいものにして欲しいことなどを話しまし た。本市のアドバイザーである田中俊一先生 も専門家として、政府の対応についてかなり 厳しい意見を言われておりました。

 2日間、朝から夕方までびっしりの議論を 通して、改めてチェルノブイリの25年の取り 組みを参考にすべきこと、ノルウェーの方が チェルノブイリよりも現在の我々に近い状況 にあったことなどが分かり、大変有益であっ たと思います。

 最後に、セミナー全体の討論を行い、①住 民への情報提供が重要 ②子どもの健康を優 先させる ③誰でも線量測定や食品分析がで きる体制の構築 ④地域ごとに行っている対 応策の成果を持ち寄り役立てる、など国や県 に提出する提言をまとめました。今後も、住 民との対話を継続していくことを確認してセ ミナーを閉じました。

 ICRPの外国の委員から伊達市に対して大 きなエールを頂きましたので、その期待に応 えて頑張っていきましょう。

〈だて市政だより災害対策号・第50号〉 第3回ダイアログセミナー(平成24年7月7、8日 保原本庁舎)

参照

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原子炉本体 原子炉圧力容器周囲のコンクリート壁, 原子炉格納容器外周の壁 放射線遮蔽機能 放射線障害の防止に影響する有意な損

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