高等学校卒業生県内就職促進事業実施要領

秋田県平鹿地域振興局「高等学校卒業生県内就職促進事業」実施要領

１ 事業の目的

横手市内に所在する県立高等学校（以下「学校」という。）において、その生徒に対 し、人材不足に悩む管内に事業所を有する企業（以下「企業」という。）が出向き、自 らを紹介する事業を実施し、企業への理解促進をはかることにより、もって企業の人材 の確保並びに県内就職率の向上に資する。

２ 事業により目指す方向

（１）学校と企業との橋渡しを行うことにより、両者の連携が強化され、地元企業への理 解を深める取組を実施できる環境をつくることにより、将来的に学校・企業間の連携 を推進する。

（２）学校が実施しているインターンシップを活用して、生徒が企業への理解を促進する。 さらには、就職後の離職率が高い状況に鑑み、生徒自らの仕事への適性を確認できる 内容とする。

３ 事業の対象 （１）学校

横手高等学校（定時制課程含む。）、横手城南高等学校、増田高等学校、雄物川高等 学校、平成高等学校及び横手清陵学院高等学校

（２）企業

管内に事業所を有する企業 ４ 事業の内容

（１）出前ＰＲ ア 概要

企業が学校に出向き、生徒に対して自社を紹介する。 イ 企業の募集

平鹿地域振興局総務企画部（以下「振興局」という。）は、本事業について、県 公式ウェブサイト「美の国あきたネット」に記事を掲載すること等により周知を図 り、参加する企業を募集する。

ウ 企業による応募

本事業に参加しようとする企業は、イの募集に対し別に定める方法で応募するも のとし、その際には、対象校の中から６校すべて若しくは５校以下を指定して応募 することができるものとする。

エ 学校への企業情報の通知

振興局は、応募した企業が指定した学校に対し、遅滞なく当該企業に係る情報を 一覧にして通知する。

オ 企業の選定

学校は、エの通知があった一覧の中から企業を選定し本取組を実施する。 カ 実施場所、日時及び回数

キ 実施内容

生徒に自社の魅力が伝わるよう平易かつ簡潔な内容とし、当該企業の責任におい て決定する。その際、教育的配慮に留意するとともに、学校の指示に従うものとす る。

（２）インターンシップ ア 概要

この取組は、既に学校が実施しているものであるが、本事業においては２の（２） の方向に沿って実施することを目指し、出前ＰＲの次のステップと位置づける。 イ 企業の意向の確認

企業は、（１）ウの応募の際、当該学校の生徒に係るインターンシップの受入に ついて別に定める方法により回答する。

ウ 学校の配慮

学校は、生徒及び企業の希望を尊重したうえで、２（２）の方向に沿って実施す るよう配慮するものとする。

５ 関係機関の役割

関係機関は、４に掲げたもののほか、次の事項を行う。 （１）振興局

ア 生徒に対する説明

４（１）の取組において、学校の求めに応じ、参加した生徒に対し当該事業及び 高校生の就職支援等の県事業について説明する。

イ 実施状況の把握

４（１）及び（２）の取組について、学校から実施状況の報告を受け、取りまと めのうえ集計表を作成し、各学校に対しそれを情報提供する。

（２）学校

ア 出前ＰＲの会場準備及び生徒の参加

４（１）の取組の実施会場を確保し、必要な準備を行う。また、可能な限り多数 の生徒を参加させる。

イ 実施状況の報告

４（１）及び（２）の取組について、別に定める方法により振興局に対し実施状 況を報告する。

（３）企業

ア 学校への報告

４（１）の取組について、実施者の職・氏名、実施方法及び学校が求める事項に ついて、あらかじめ学校に対し報告する。また、４（２）の取組について、学校の 定める方法により報告する。

イ 振興局への情報提供

本事業について、振興局が照会した場合は速やかに回答するものとする。 ６ その他

（１）当事業の実施に際し、関係者及び関係機関は事故の防止及び安全管理に最善の注意 を払うものとする。万が一事故が発生した場合は、学校行事における事故として取り 扱うものとする。

（２）本事業実施に際し必要な事項は、振興局が別に定める。 附 則