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16d0013 【フィデアホールディングス】据置・見通し変更:BBB+/安定的→ポジティブ 【荘内銀行】据置・見通し変更:BBB+/安定的→ポジティブ,据置:BBB(劣後) 【北都銀行】据置・見通し変更:BBB/安定的→ポジティブ

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16- D- 0013 201 6 年 4 月 5 日

株式会社日本格付研究所(J C R)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。

株式会社

(証券コード:8713)

【見通し変更】

長期発行体格付 BBB+

格付の見通し 安定的 → ポジティブ

株式会社荘内銀行

(証券コード:−)

【見通し変更】

長期発行体格付 BBB+

格付の見通し 安定的 → ポジティブ 【据置】

債券格付(期限付劣後債) BBB

株式会社北都銀行

(証券コード:−)

【見通し変更】

長期発行体格付 BBB

格付の見通し 安定的 → ポジティブ ■ 格付事由

(1) フィデアグループは、荘内銀行(山形県)と北都銀行(秋田県)を中核とする広域の金融グループ。グル ープの資金量は 2. 6 兆円と東北の地銀のなかでは中位の規模。荘内銀行は、仙台地区でも一定の事業基盤 を有し、イオンなど集客力がある商業施設に配置したインストアブランチ(ISB)や住宅資金の相談窓口 である住宅ローンスクエアなど多様な営業チャネルを活用することで、預かり資産や住宅ローンの販売な ど個人リテールの分野で高い競争力を発揮している。北都銀行は、秋田県内を主要な事業基盤とし、荘内 銀行のノウハウを活用した ISB の出店などを通じて個人リテールの営業を推進しているほか、地元の特性 を活かした再生可能エネルギー事業や医療介護向けの融資などで実績を挙げている。

(2) グループ全体として、大口融資先の信用リスクの管理や有価証券部門のリスク量を適切にコントロールし ていくことは継続的な課題である。一方、仙台地区への店舗展開など個人リテール戦略の推進や再生可能 エネルギーなど成長分野への取り組みの強化により、コア業務純益ベースで一定の収益力が維持されてい る点を評価している。さらに、有価証券の運用資産多様化も奏功し、足元で内部留保による資本の蓄積が 急速に進んだことや転換社債の普通株式への転換もあり、資本の充実度に関しても改善している。これら の点を評価し見通しを「ポジティブ」とした。超低金利環境の継続など厳しい環境のもとコア業務純益は 減少傾向で推移するとみられるものの、一定の最終利益を確保することは可能とみている。2016 年度から 開始する新中期経営計画で打ち出される収益低下抑制の施策とその成果を確認し、格付に反映させていく。荘内 銀行の格付にはグループの信用力を反映し、北都銀行の格付にはグループの信用補完を織り込む一方、総 資金利ざやなどの収益力の面で改善余地がある点を勘案している。フィデアホールディングス(HD)の 格付には、キャッシュフロー・バランスの安定性が保たれている点を踏まえ、持株会社特有の構造劣後性 を反映していない。

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にとどまるものの、コア業務純益ベースで一定の収益力が維持されている点はプラスに評価できる。預貸 金利回り差の縮小により利益の下方圧力があるものの、貸出残高の増強と有価証券運用におけるボリュー ム増加と投資対象の拡大による利益増加で相殺している。ISB の活用や預かり資産販売ノウハウの組織的 な定着などに支えられて役務取引等収益も堅調に推移している。

(4) 金融再生法開示債権比率(2行合算)は 15年 12月末で2. 2%と低水準で推移している。2行とも、住宅 ローンや地方公共団体向けといった比較的信用力の高い先への貸出が残高全体の 6 割近くを占めることも あり、分類債権の比率が抑制されている。要注意先に区分される大口融資先が多い点には注意を要するも のの、ここ数期の 2 行の与信費用はコア業務純益対比で 2 割程度と落ち着いている。個別融資先の業況次 第では与信費用が短期的に膨らむ可能性はあるものの、恒常的に収益が圧迫されるリスクは低下している。 有価証券運用においては、2 行とも国内円貨債券の金利リスク量がやや大きい。また投資信託を通じた国 内外の株式投資や債券投資、国内の RE IT 向け投資も活発で、こうした商品の保有残高は資本対比で大き く、リスク特性が複雑な商品も一部にみられる。保有有価証券で抱えるリスクを市況変化等に応じて適切 にコントロールしていけるか注目される。

(5) HD連結のコア資本比率は 15 年 9 月末で 9. 7%。公的資金や一般貸倒引当金、旧T ier2 資本などを除いた J C R が中核的と評価するベース(調整後連結コア資本比率)では 7%台とみられ、14 年 9 月末より 1 ポイ ント程度上昇している。内部留保による資本蓄積や転換社債の普通株への転換を通じて、資本の充実度は 高まっている。リスクアセットをコントロールしつつ収益低下に歯止めをかけることにより、現在の調整 後連結コア資本比率を維持できるかどうか見極めていきたい。

(担当)大山 肇・中山 智佳 ■ 格付対象

発行体:フィデアホールディングス株式会社 【見通し変更】

対象 格付 見通し

長期発行体格付 BBB+ ポジティブ

発行体:株式会社荘内銀行 【見通し変更】

対象 格付 見通し

長期発行体格付 BBB+ ポジティブ

【据置】

対象 発行額 発行日 償還期日 利率 格付

第 5 回期限前償還条項付無担保社債 (劣後特約付・分割禁止特約付・適 格機関投資家間限定転売分付少人数 私募)

50 億円 2012 年 7 月 27 日 2022 年 7 月 27 日 (注) BBB

(注) 2017 年 7 月 27 日まで 2. 70%。その翌日以降は 6 ヶ月ユーロ円ライボーに 3.80%を加えた率。

発行体:株式会社北都銀行 【見通し変更】

対象 格付 見通し

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格付提供方針に基づくその他開示事項

1. 信用格付を付与した年月日:2016 年 3 月 31 日

2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:野上 正峰 主任格付アナリスト:大山 肇

3. 評価の前提・等級基準:

評価の前提および等級基準は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp)の「格付方針等」に「信用格付の種類 と記号の定義」(2014 年 1 月 6 日)として掲載している。

4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:

本 件 信 用 格 付の 付 与 にか か る方 法 の 概 要 は、 J C R の ホ ー ムペ ー ジ ( http:/ / www. jcr. co. jp) の 「 格 付 方針 等 」 に 、 「コーポレート等の信用格付方法」(2014 年11 月 7 日)、「銀行等」(2014 年5 月 8 日)、「持株会社の格付方法」 (2015 年 1 月 26 日)、「銀行持株会社および子銀行の格付けについて」(2001 年 3 月 15 日)、「金融機関等が発行す る資本商品の格付方法」(2015 年 2 月 5 日)として掲載している。

5. 格付関係者:

(発行体・債務者等) フィデアホールディングス株式会社 株式会社荘内銀行

株式会社北都銀行 6. 本件信用格付の前提・意義・限界:

本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。 本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての J C R の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性 の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外 の事項は含まれない。

本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、J C R が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入 手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。 7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:

・ 格付関係者が提供した監査済財務諸表

・ 格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明 8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:

J C R は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、 独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、 当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。

9. J C R に対して直近 1 年以内に講じられた監督上の措置:なし

■留意事項

本文書に記載された情報は、J C Rが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また

はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、J C Rは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、

的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、J C Rは、当該情報の誤り、遺漏、また

は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。J C R は、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、

金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因

のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、J C Rの格付は意見の表明であ

って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも

のでもありません。J C Rの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として

発行体より手数料をいただいて行っております。J C Rの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、J C Rが保有しています。J C Rの格付データ

を含め、本文書の一部または全部を問わず、J C R に無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。

■NR S R O 登録状況

J C R は、米国証券取引委員会の定める NRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating O rganization)の 5 つの信用格付クラスのうち、以下の 4 クラ

スに登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。米国証券取引委員会規則

17g-7(a)項に基づく開示の対象となる場合、当該開示はJ C Rのホームページの“ Rating Information” (http: / / www. jcr. co. jp/ english/ top_cont/ rat_info01. php) に掲載されるニュースリリースに添付しています。

■ 本件に関するお問い合わせ先

参照

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