※ 管理レベル健全度2. 0(以下)とは、目視により容易に損傷が確認できる状態であり、 大規模な修繕や架替えが必要な状態。
健全度 状 態 5 健康な状態
4 損傷が軽微で進行性が非常に低い状態 :疲れ 3 予防保全により長寿命化が図れる状態 :風邪 2 事後保全が間に合う状態 :気管支炎 1 大規模な修繕や更新が求められる状態 :肺炎
熊谷市橋梁長寿命化修繕計画
長寿命化修繕計画の目的
1)背景
本市が管理する15m以上の橋梁は平成25年現在で55橋架設されている。55橋のうち50年を経過する
橋梁は、全体の2%でありますが、20年後の平成45年には、40%程度に増加します。
高齢化を迎える橋梁に対し、従来の対症療法型の維持管理を続けた場合、あと追い的な修繕となるこ
とから、財政運営等の課題が懸念されます。
2)目的
本市の道路ネットワークを支える15mを超える重要橋梁55橋を対象に現状を把握し、計画的な修繕を
行うため、今後50年間の事業費を算出し、橋梁の長寿命化修繕計画を策定する。
20年後
これまでの対症療法型の維持管理から財政コスト縮減、橋梁の延命を図るため予防保全型の維持管
理に転換をし、長寿命化を促進します。
対症療法型から予防保全型への転換
・対症療法型
従来までの損傷が大きく
なってから修繕を行う型式 転換
・予防保全型
損傷が大きくなる前に計 画的に修繕を行う型式
・橋梁長寿命化 予防保全型により健 全度を回復させ寿命を 延ばします。
延命
損傷の状況
橋梁点検の実施
本市では平成24年度に対象橋梁(55橋)の点検を実施し、各橋梁における損傷の
把握、健全度の判定を行っています。
橋梁の点検により、経年劣化等により損傷が発生している橋梁が確認されています。
〈損傷事例〉
久保島跨線橋に見られる腐食 951-1号橋に見られる鉄筋露出(大里)
学識経験者の意見聴取
本計画を策定するにあたり、策定方針や橋梁の資産
評価、劣化予測等について、学識経験者(橋梁などに
ついて専門的な知識を有する)の方に助言を頂き、計
画に反映させました。
■ 学識経験者
福手勤教授
東洋大学理工学部
都市環境デザイン学科
■ 計画策定担当課
建設部 維持課
対症療法型 予防保全型
点検 計画 管理レベル
健全度2 .0
とした場合
点検 計画
架替え
管理レベル
健全度4 .0
とした場合
部 材 健 全 度
部 材 健 全 度
橋齢(年) 橋齢(年)
対象橋梁ごとの概ねの次回点検時期及び修繕内容・時期又は架替時期(10年間)
維持修繕計画 対策実施
事後評価 点検・診断
長寿命化計画の効果
長寿命化修繕計画を策定する55橋について、今後の事業費を比較すると、対症療法型の約45億円に対
し、損傷が大きくなる前に計画的に修繕を行う予防保全型が約33億円となり、コスト縮減効果は約12億円
となります。また、損傷に起因する通行制限等が減少し、道路の安全性・信頼性が確保されます。
熊谷市橋梁長寿命化修繕計画
長寿命化のための取り組み方針
橋梁の長寿命化修繕計画は「PDCAサイクル」で管理され、継続的に実施されます。初回の点検は、2012
年に実施しました。今後、5年毎に行われる橋梁点検とそれに伴う計画の見直しを行い、状況に即した修
繕計画の策定と実施により、継続的かつ計画的な維持管理が可能となります。
今後1 0 年間の修繕計画
事業費縮減
1 2 億円
事業費
(億円)
2
0
6
4
12
10
8
14
累積事業費
(億円)
5
0
15
10
30
25
20
35
50
45
40
2015∼2024
(今後10年間)
2025∼2034
(今後20年間)
2035∼2044
(今後30年間)
2045∼2054
(今後40年間)
2055∼2064