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第2章 健康を取り巻く現状と課題 健康・食育みはらプランを策定しました 三原市ホームページ

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(1)

平成12(2000)年

平成12(2000)年 平成17(2005)年平成17(2005)年 平成22(2010)年平成22(2010)年

男 女 男 女 男 女

全 国 77.71 84.62 78.79 85.75 79.55 86.30 広島県 77.76 85.09 79.06 86.27 79.90 86.91 三原市 78.1 85.3 79.2 86.2 79.29 87.18

H2(1990)年 H7(1995)年 H12(2000)年 H17(2005)年 H22(2010)年 H24(2012)年 総人口 110,524 108,617 106,229 104,196 100,509 100,564

年少人口(0歳∼14歳) 20,185 17,148 14,964 13,594 12,578 12,458 年少人口(0歳∼14歳)

(18.3%) (15.8%) (14.1%) (13.0%) (12.5%) (12.4%) 生産年齢人口(15歳∼64歳) 72,225 69,563 66,369 63,803 58,811 58,875 生産年齢人口(15歳∼64歳)

(65.3%) (64.0%) (62.5%) (61.2%) (58.5%) (58.5%) 高齢者人口(65歳以上) 18,111 21,906 24,896 26,714 28,509 29,231 高齢者人口(65歳以上)

(16.4%) (20.2%) (23.4%) (25.7%) (28.4%) (29.1%)

健康を取り巻く現状と課題   

1 人口の推移

表:人口の推移 (単位:人)

[資料:平成2(1990)年∼平成22(2010)年:国勢調査,平成24(2012)年:平成24(2012)年9月30日住民基本台帳]  ※国勢調査による年齢不詳者:平成2(1990)年3人,平成17(2005)年85人,平成22(2010)年611人

⃝ 平成2(1990)年に110,524人だった人口は,平成24(2012)年には100,564人となってお り,22年間で9,960人減少しています。

⃝ 平成2(1990)年から平成24(2012)年の22年間で,年少人口,生産年齢人口ともに減少してい ますが,高齢者人口は18,111人から29,231人へと11,120人増加し,16.4%だった高齢者比 率は12.7ポイント上昇し29.1%になるなど,少子高齢化が進んでいます。

第 2

2 衛生統計

(1)平均寿命

表:平均寿命の比較 (単位:年)

⃝ 平成22(2010)年の市民の平均寿命は,男性79.29年,女性87.18年となっています。女性は全 国,広島県の平均寿命を上回っていますが,男性は全国,広島県の平均寿命を下回っていま す。

[資料:厚生労働省市町村別生命表]

(2)

(2)健康寿命

表:本市の健康寿命(平成22(2010)年) (単位:年)

⃝ 健康寿命については,健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間と定義 し,介護保険の情報から,「日常生活動作が自立している期間の平均」を算定しました。

⃝ 男性は平均寿命79.29年に対して健康寿命77.81年で,不健康な期間の平均が1.48年,女性は 平均寿命87.18年に対して健康寿命83.79年で,不健康な期間の平均が3.39年となっており, 男性よりも女性の不健康な期間が長くなっています。

⃝ 今後,平均寿命の延伸に伴い,健康寿命との差が拡大すれば,医療や介護を必要とする期間 が増大することになると予想され,平均寿命と健康寿命との差を短縮することは,個人の生 活の質の低下を防ぐことにつながります。

[出典:健康寿命の算定方法の指針(平成24(2012)年11月 広島県による算出)]

【健康寿命(日常生活動作が自立している期間の平均)】

 「健康寿命」の算定にあたっては,国や都道府県は,国民生活基礎調査のデータ から「日常生活に制限のない期間の平均」を算出し,市町村は,国民生活基礎調 査のデータが利用できないため,介護保険の情報を用いて「日常生活動作が自立し ている期間の平均」を算出し,これを健康寿命とします。

  上記の表に示す広島県及び本市の健康寿命は,国の「健康寿命の算定方法の指 針」に基づいて広島県において各市町の健康寿命を算出したものです。

  したがって,下記の表に示す,国や都道府県が公表する「健康寿命」と本市の健 康寿命の比較はできません。

【参考】国が公表した健康寿命(平成22(2010)年) (単位:年) 広島県

広島県 三原市三原市

男 女 男 女

① 平 均 寿 命 79.90 86.91 79.29 87.18

② 健 康 寿 命 78.38 83.53 77.81 83.79

①ー②不健康な期間の平均 1.52 3.38 1.48 3.39 算 定 方 法 日常生活動作が自立 している期間の平均

(介護保険情報を用いて算出)

日常生活動作が自立 している期間の平均 (介護保険情報を用いて算出)

日常生活動作が自立 している期間の平均 (介護保険情報を用いて算出)

日常生活動作が自立 している期間の平均 (介護保険情報を用いて算出)

全 国

全 国 広島県広島県

男 女 男 女

① 平 均 寿 命 79.64 86.39 79.97 87.04

② 健 康 寿 命 70.42 73.62 70.22 72.49

①ー②不健康な期間の平均 9.22 12.77 9.75 14.55 算 定 方 法 日常生活に制限のない期間の平均

(国民生活基礎調査データを用いて算出) 日常生活に制限のない期間の平均

(国民生活基礎調査データを用いて算出) 日常生活に制限のない期間の平均

(国民生活基礎調査データを用いて算出) 日常生活に制限のない期間の平均

(国民生活基礎調査データを用いて算出)

[資料:厚生労働科学研究費補助金「健康寿命における将来予測と生活習慣病対策の 費用対効果に関する研究」]

(3)

[資料:人口動態統計年報] 6.0

7.0 8.0 9.0 10.0

7.8 7.7

7.6 7.4

7.0 7.1

6.8

7.3 7.1 7.2

7.5 9.6

9.3 9.2

9.0

8.7 8.9

9.1 9.0 9.0 9.0 9.0

9.3 9.2

8.9 8.8

8.4 8.7 8.6 8.7 8.5 8.5 8.3

(人口千対) 全国 広島県 三原市

図:出生率の年次推移

⃝ 出生率は国,広島県に比べて低く,平成20(2008)年∼平成23(2011)年は人口千対7.1∼7.5で 推移しています。

(3)出生の状況

(4)死亡の状況

⃝ 平成13(2001)年∼平成23(2011)年における人口千対死亡率は,高齢化の影響により微増傾向 にあり,全国及び広島県を上回る状況で推移しています。

⃝ 全年齢の死亡数と全人口の比である死亡率は,人口の年齢構成に大きく影響され,平成 23(2011)年における死亡者数は1,172人であり,そのうち65歳以上の占める割合は 85.6%(1,003人)でした。

⃝ 死因別死亡者数は,平成23(2011)年では,第1位がん,第2位心疾患,第3位脳血管疾患と なっており,3大生活習慣病が死因の57.9%を占めています。

近年では,死因第4位である肺炎が増加し,第3位に近づきつつあります。死因別死亡数の推 移では,がん(悪性新生物)は年々増加しており,脳血管疾患は,平成17(2005)年以後,緩や かな減少傾向にあります。

⃝ 本市における自殺死亡率は,平成20(2008)年∼平成23(2011)年の直近4年間では,全国,広 島県よりも高く推移しています。平成23(2011)年の自殺死亡者数は27人で,自殺死亡率は, 人口10万対27.1でした。

平成13(2001)年 平成14(2002)年 平成15(2003)年 平成16(2004)年 平成17(2005)年 (2006)年平成18 平成19(2007)年 平成20(2008)年 平成21(2009)年 平成22(2010)年 平成23(2011)年

(4)

図:死亡率

[資料:人口動態統計年報]

図:主要死因の構成割合(平成23年三原市)

[資料: 人口動態統計年報]

図:主要死因の構成割合(平成23年広島県)

[資料: 人口動態統計年報]

19.7% 2.7%4.0% 5.3%

10.4% 10.7%

16.5% 30.7% がん

心疾患 脳血管疾患

肺炎 その他

25.0%

1.9%3.5% 4.5%

10.5% 9.3%

16.7% 28.5% がん

心疾患 脳血管疾患

肺炎 自殺 その他

不慮の事故 老衰 6.0 7.0 8.0 9.0 10.0 11.0 12.0

8.9

10.1 10.5 10.3

10.9

10.2

11.5 11.8

12.0 11.9

11.7

8.2 8.2 8.5 8.6

9.0 9.0 9.2

9.6 9.5 9.7

10.1

7.7 7.8 8

8.2 8.6 8.6

8.8 9.1 9.1

9.5 9.9

全国 広島県 三原市

(人口千対)

平成13(2001)年 平成14(2002)年 平成15(2003)年 平成16(2004)年 平成17(2005)年 (2006)年平成18 平成19(2007)年 平成20(2008)年 平成21(2009)年 平成22(2010)年 平成23(2011)年

不慮の事故自殺

老衰

図:3大死因別死亡割合の推移

0% 20% 40% 60% 80% 100%

平成19(2007)年 平成20(2008)年 平成21(2009)年 平成22(2010)年 平成23(2011)年 がん 心疾患 脳血管疾患 肺炎 その他

(人)

[資料:人口動態統計年報]

363 358 346 354 360

192 179 185 236 193

113 162 139 118 122

379 371 406 374 372

143 139 145 126 125

(5)

図:3大死因別死亡率 <がん (悪性新生物) >

200 240 280 320 360

全国 広島県 三原市

(人口10万対)

平成13(2001)年 平成14(2002)年 平成15(2003)年 平成16(2004)年 平成17(2005)年 (2006)年平成18 平成19(2007)年 平成20(2008)年 平成21(2009)年 平成22(2010)年 平成23(2011)年 304 295 322

331 316

279

348.9 346.8 337.3 345.0 353.8

257 255 254 263 265 266 271

281.9 273.7 284.2 288.6

239 242 245 254

258 261 266.9 272.3 273.5

279.7 283.2

[資料:人口動態統計年報]

図:3大死因別死亡率 <心疾患>

80 120 160 200 240

全国 広島県 三原市

(人口10万対)

平成13(2001)年 平成14(2002)年 平成15(2003)年 平成16(2004)年 平成17(2005)年 (2006)年平成18 平成19(2007)年 平成20(2008)年 平成21(2009)年 平成22(2010)年 平成23(2011)年 139

185 183

164 180 170 184.5 173.4 180.3

230.0

189.7

126 124 134 137

142 148 155.5 156.5

165.6 168.9

118 121 127 127

137 137 139.2 144.4 143.7 149.8 154.5 148

図:3大死因別死亡率 <脳血管疾患>

30 70 110 150 190

全国 広島県 三原市

(人口10万対)

平成13(2001)年 平成14(2002)年 平成15(2003)年 平成16(2004)年 平成17(2005)年 (2006)年平成18 平成19(2007)年 平成20(2008)年 平成21(2009)年 平成22(2010)年 平成23(2011)年 100

104

131

100

142 126 137.4 134.7 141.3 122.8 122.9

105 103 106 102 105 100.8 100.9 98.1

89.8 94.6 103 102 105

98 105

102

100 100.1 97.2

97.7 98.2 101

[資料:人口動態統計年報]

[資料:人口動態統計年報]

[資料:人口動態統計年報]

図:自殺死亡率

全国 広島県 三原市

(人口10万対)

16.0 20.0 24.0 28.0 32.0

平成13(2001)年 平成14(2002)年 平成15(2003)年 平成16(2004)年 平成17(2005)年 (2006)年平成18 平成19(2007)年 平成20(2008)年 平成21(2009)年 平成22(2010)年 平成23(2011)年 28.5

23.8

20.2

26.0

24.1

27.2

24.5

27.3 27.1

21.0 24.5

21.8 22.0 22.8

22.4 21.9

22.9 22.3 23.6

23.4 22.9 23.3 23.8

25.5 24.0 24.2

23.7 24.4 24.0 24.4 21.5

19.6

(6)

(5)特定健診

結果

⃝ 平成23(2011)年度の特定健診対象者17,218人のうち受診者は3,643人(21.2%)で,未受診者は 13,575人(78.8%)となっています。未受診者のうち約半数は未治療者となっています。

⃝ 平成23(2011)年度の特定保健指導対象者515人のうち6か月の指導を終了した者は81人 (15.7%)となっています。

平成20(2008)年度

平成20(2008)年度 平成21(2009)年度平成21(2009)年度 平成22(2010)年度平成22(2010)年度 平成23(2011)年度平成23(2011)年度 対象者数 17,235人 17,183人 17,042人 17,218人

受診者数 3,707人 3,458人 3,550人 3,643人

受診率 21.5% 20.1% 20.8% 21.2%

表:特定健診の実績

平成20(2008)年度

平成20(2008)年度 平成21(2009)年度平成21(2009)年度 平成22(2010)年度平成22(2010)年度 平成23(2011)年度平成23(2011)年度

対象者数 558人 509人 534人 515人

修了者数 95人 101人 79人 81人

終了率 17.0% 19.8% 14.8% 15.7%

表:特定保健指導の実績

※特定健診・特定保健指導=メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に着目して,将来の病気のリスク の有無を検査する健診で,保険者が実施する。健診結果をもとに,メタボの状態である者及び予備群の者 を選び出し,リスクに合わせて食生活や運動習慣などの生活習慣改善のための保健指導を受ける。

(7)

(6)国保医療の状況

⃝ 受診件数の上位は,第1位「循環器系の疾患(18.6%)」,第2位「歯科診療(15.7%)」,第3位

「内分泌,栄養及び代謝疾患(10.3%)」の順となっています。

⃝ 虚血性心疾患や脳血管疾患を持つ患者が併せ持つリスク因子についてみると,高血圧,糖尿 病,脂質異常症のリスク因子を重複して持っているほど,重症化した疾患にかかりやすい 傾向があります。

⃝ 年齢とともに生活習慣病で治療をする人は増えており,特に60歳代に入ると重症化した疾患 の発症が増加しています。

⃝ 費用額の上位は,第1位「循環器系の疾患(17.1%)」,第2位「新生物(14.9%)」,第3位「精神 及び行動の障害(12.9%)」の順となっています。

⃝ 一人当たりの国民健康保険医療費は,平成23(2011)年度で287,541円で県内市町で13位と なっています。

表:国保医療の状況【平成23(2011)年5月診療分】 受診件数

受診件数 受診件数

受診件数 費用額費用額費用額費用額

順位 疾患名 件数 割合 順位 疾患名 費用額(円) 割合

1 循環器系の疾患 4,031 18.6% 1 循環器系の疾患 99,166,050 17.1% 2 歯科診療 3,403 15.7% 2 新生物 86,554,740 14.9% 3 内分泌,栄養及び代謝疾患 2,239 10.3% 3 精神及び行動の障害 74,744,900 12.9%

図:重症化した疾患を持つ患者が併せ持つリスク因子

0 15 30 45 60 75 90

虚血性心疾患 脳血管疾患 透析治療 35 50

90

43 45 64

46 51 73

高血圧 糖尿病 脂質異常症

(人)

(主病)

(副病)

※:脂質異常症=血液中の悪玉(LDL)コレステロール,中性脂肪のいずれか,または両方が多くなってい る,もしくは善玉(HDL)コレステロールが少ない状態をいう。

[三原市国民健康保険平成23(2011)年5月診療分]

図:生活習慣病の有病者数

6000 被保険者数

(有病者数)

5000

1,746 (1,410)

5,622 (1,594)

1,714 (200)

885 (48)

1,523 (21) 1,394

(1,162)

4,956 (1,346)

1,321 (185)

913 (56)

1,627 (23)

女 性 男 性

[三原市国民健康保険平成23(2011)年5月診療分] 70∼74歳

60∼69歳

50∼59歳

40∼49歳

20∼39歳

(人)

(8)

糖尿病

糖尿病 高血圧症高血圧症 脂質異常症脂質異常症 脳血管疾患脳血管疾患 虚血性心疾患虚血性心疾患 合計合計

30∼34歳 3 2 3 1 3 12

35∼39歳 7 7 3 0 3 20

40∼44歳 13 15 6 0 2 36

45∼49歳 24 21 8 2 5 60

50∼54歳 36 48 18 7 5 114

55∼59歳 72 118 43 4 16 253

60∼64歳 243 550 208 14 61 1,076

65∼69歳 388 957 348 45 119 1,857

70∼74歳 484 1,235 425 82 161 2,387

図:国保年齢別生活習慣病受診件数からみた疾病状況 (件数)

(7)介護認定者の状況

⃝ 要支援・要介護認定者数は,年々増加しており,第4期三原市高齢者福祉計画・三原市介護 保険事業計画期間中の平成21(2009)年度から平成23(2011)年度の3年間で742人増加してい ます。今後,第5期三原市高齢者福祉計画・三原市介護保険事業計画期間中の平成24(2012) 年度から平成26(2014)年度には,さらに673人増加すると見込まれます。

図:要支援・要介護度別認定者数の実績と推計

要支援1 要支援2 要介護1 要介護2

要介護3 要介護4 要介護5

0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000

平成18 平成19 平成20 平成21 平成22 平成23 平成24 平成25 平成26 926 986

790 849 604 687

551 581 553

654 651 655 648

695 721 611 655

590

741 740 732 745

759 723 719 765

617 856 860 869 873

839 855 796 859

669 1170 1235

1016 1094 855 904

709 721

939 979 999 1072 1139

887 844 897

493 843

990 1017 940 954

750 895 781 748

1008

(人)

第3期計画 第4期計画 第5期計画

(2011) 年度 (2010) 年度

(2009) 年度 (2008) 年度

(2007)年度

(2006)年度 (2012) 年度 (2013) 年度 (2014) 年度 4,869 5,010 5,226 5,389

5,629 5,968

6,149 6,422

6,641

[資料:第5期三原市高齢者福祉計画・介護保険事業計画]

[三原市国民健康保険平成23(2011)年5月診療分]

(9)

3 第1次計画の総括

健康みはら21計画では,健康づくりの領域を「栄養・食生活」「運動・身体活動」「休養・心 の健康づくり」「たばこ」「アルコール」「歯と口の健康」「循環器疾患・糖尿病」「がん(悪 性新生物)」「心安らぐきれいなまち」の9領域に分け,それぞれ計画を推進しました。

また,食育推進計画では,「家庭で食育をすすめよう」「保育所・幼稚園・小中学校で食育を すすめよう」「高校や大学で食育をすすめよう」「地域で食育をすすめよう」「職場で食育をす すめよう」「生産者と消費者の交流をすすめよう」「三原市の食文化を守り,そだてよう」「食 の安全・安心をまもろう」の8つの領域を定め,健康みはら21計画の「栄養・食生活」と関連性 を持たせながら,計画を推進しました。

各領域の取り組み状況及び達成状況は,以下のとおりです。

(1)栄養・食生活・食育

「栄養・食生活」においては,健康みはら21計画及び三原市食育推進計画を一体的に推進する ことで,効果的な事業展開を心がけました。

食生活は子どものときからの習慣が大きく影響することから,幼児(3∼6歳)及びその保護者を 対象とした「キッズチャレンジ事業※1」や,小・中学生,高校生及び18∼29歳の若者を対象とし た「ヤング朝食&お弁当クッキングコンテスト」などを開催し,子どもや若者が食について学ん だり興味を持つような機会を提供したほか,個別栄養相談や食をテーマとした健康教育などによ り,正しい食生活の実践を働きかけました。

また,食育について,郷土料理の推進を目的に「ふるさとみはらの味」レシピ集を作成・配布 したり,食育講演会の開催,「食育の日」「食育月間」※2の普及啓発などにも力を入れました。

市民レベルで食育を推進する食生活改善推進員の養成や活動支援にも継続して取り組みまし た。

取り組みの状況

健康みはら21計画においては,平成20(2008)年度に実施した中間見直しにおける領域別目標値の達成状 況を,また,食育推進計画においては,計画策定時の目標値の達成状況を下記の評価基準で示しました。

【評価基準】

◎:目標を達成した

⃝:目標は達成しなかったが,現状より改善した

▽:目標を達成しておらず,現状より悪化した

 ※「現状」は,健康みはら21計画では平成20(2008)年度の数値,食育推進計画では計画策定時の数値を使用

【評価について】 1 関連施策の評価

下記評価基準に従い,施策担当課による自己評価を行いました。

【評価基準】 A:期待以上の成果 B:ほぼ期待どおりの成果 C:期待をやや下回る成果 D:期待を大きく下回る成果

E:不明(目標と事業との関連性が乏しく,評価することができない) 2 計画達成状況の評価

(10)

事  業  名 評価 担当課

ふれあい訪問給食サービス事業 A

高齢者福祉課

はつらつ教室 B

高齢者福祉課

保育所,給食試食会 B 子育て支援課

離乳食講習会 B

保健福祉課

食生活改善推進員地域活動支援 B

保健福祉課

食生活改善推進員養成講座 C

保健福祉課

キッズチャレンジ事業 B

保健福祉課

食育の日 B

保健福祉課

伝統料理本の制作 C

保健福祉課

ヤング朝食クッキングコンテスト B

保健福祉課

食育講演会 C

保健福祉課

マタニティスクール B

保健福祉課

生活習慣病予防講座 B

保健福祉課

【評価ランク】 A:期待以上の成果     1事業(
7.7%)         B:ほぼ期待どおりの成果  9事業(69.2%)         C:期待をやや下回る成果  3事業(23.1%)         D:期待を大きく下回る成果 0事業(
0.0%)

事  業  名 事  業  名

平成21

平成21 平成22平成22 平成23平成23 事  業  名

事  業  名

(2009)年度

(2009)年度 (2010)年度(2010)年度 (2011)年度(2011)年度 ヤング朝食&お弁当クッキングコンテスト 応募件数 921件 1,327件 1,149件

キッズチャレンジ事業 参加人数 252人 185人 142人

郷土料理の推進 レシピ集配布数 500部 500部 ※メルマガ発行※メルマガ発行

食育講演会 参加人数 720人 340人 250人

食生活改善推進員の育成 養成講座受講者数 16人 17人 42人

 【※平成24(2012)年度の推進員数は177人】 推進員数 183人 171人 166人

食育・栄養指導事業 食育推進参加者数 45人 98人

健康教育参加者数 1,928人 778人 570人 栄養相談参加者数 1,459人 2,048人 普及啓発事業 ※平成21(2009)年度から「食育の日」(毎月19日)啓発開始※平成21(2009)年度から「食育の日」(毎月19日)啓発開始※平成21(2009)年度から「食育の日」(毎月19日)啓発開始※平成21(2009)年度から「食育の日」(毎月19日)啓発開始※平成21(2009)年度から「食育の日」(毎月19日)啓発開始※平成21(2009)年度から「食育の日」(毎月19日)啓発開始※平成21(2009)年度から「食育の日」(毎月19日)啓発開始

※平成22(2010)年度から「食育月間」啓発開始

※平成22(2010)年度から「食育月間」啓発開始

※平成22(2010)年度から「食育月間」啓発開始

※平成22(2010)年度から「食育月間」啓発開始

※平成22(2010)年度から「食育月間」啓発開始

※平成22(2010)年度から「食育月間」啓発開始

※平成22(2010)年度から「食育月間」啓発開始

食育標語の募集 ※平成23(2011)年度から小・中学生及び保護者対象※平成23(2011)年度から小・中学生及び保護者対象※平成23(2011)年度から小・中学生及び保護者対象※平成23(2011)年度から小・中学生及び保護者対象※平成23(2011)年度から小・中学生及び保護者対象 1,698件 表:栄養・食生活・食育に関する事業実績

関連施策の評価

関連13事業の担当課による自己評価結果は,「A:期待以上の成果」が1事業(7.7%),「B:ほ ぼ期待どおりの成果」が9事業(69.2%),「C:期待をやや下回る成果」が3事業(23.1%)となって います。

「A:期待以上の成果」だった事業は「ふれあい訪問給食サービス事業」,「C:期待をやや下 回る成果」だった事業は「食生活改善推進員養成講座」「伝統料理本の制作」「食育講演会」で した。

表:関連施策の事業別評価結果(栄養・食生活・食育)

<16ページ>

※1:キッズチャレンジ事業=幼児に対し「食(調理)体験」をとおして食に興味をもたせ,保護者に対し家 庭での調理体験の促進を図るための取り組み。

※2:食育の日,食育月間=食育推進運動を重点的かつ効果的に実施し,浸透を図るため,国においては毎年 6月を食育月間と定めている。広島県では,10月19日を食育の日と定めている。市では毎月19日を食育 の日とし,普及推進する。

(11)

栄養・食生活・食育に関する評価指標23項目の達成状況は,「目標を達成した」項目が6項目 (26.1%),「目標は達成しなかったが現状値より改善した」項目が6項目(26.1%)となってお り,12項目(52.1%)において改善傾向がみられましたが,11項目(47.8%)については現状値よりも 数値が悪化していました。

⃝ 自分にとって適切な食事の内容・量を知っている人

現状値64.4%に対して実績値66.3%で1.9ポイント増加しましたが,目標値には達しませ んでした。

⃝ 朝食を毎日食べている人の割合

現状値86.1%に対して実績値87.3%で1.2ポイント増加しましたが,目標値には達しませ んでした。性別・年代別では,男女とも20∼39歳の朝食を食べる割合が少なくなってい ます。朝食を毎日食べない理由の性別比較で「食べる習慣がないから」という回答が,女 性で23.7%と高率になっていました。

⃝ BMI25以上の人の割合

女性は現状値15.1%に対して実績値14.8%と0.3ポイント減少し,目標値の15%以下を達 成しましたが,男性は現状値23.2%に対して実績値25.4%となっており,BMI25以上の人 の割合が平成20(2008)年度よりも増加していました。

計画の達成状況

① 栄養・食生活

指    標

現  状 目  標 実  績

達成状況 達成状況 指    標

(平成20年度)(平成24年度)(平成24年度)

達成状況 達成状況 自分にとって適切な食事の内容・量を知っている人 64.4% 70%以上 66.3% 1.9%↑ 朝食を毎日食べている人の割合 86.1% 90%以上 87.3% 1.2%↑

BMI
25以上の人の割合 男性
23.2%

15%以下

25.4% 2.2%↑ 女性
15.1%

15%以下

14.8% 0.3%↓ 図:朝食を毎日食べている人の割合(性別・年代別)

表:栄養・食生活の目標値達成状況

全体(n=610) 15∼19歳(n=36) 20∼39歳(n=124) 40∼64歳(n=258) 65∼74歳(n=139) 75歳以上(n=44)

全体(n=705) 15∼19歳(n=41) 20∼39歳(n=170) 40∼64歳(n=291) 65∼74歳(n=132) 75歳以上(n=56)

0% 20% 40% 60% 80% 100%

94.6% 97.0% 92.1% 80.0%

90.2% 89.9%

97.7% 95.0% 83.7% 69.4%

94.4% 84.9%

男 性

女 性

[平成24(2012)年度 ]

(12)

図:朝食を毎日食べない理由上位3項目の性別比較

⃝ 朝食を毎日食べている人の割合

小学6年生で現状値96.0%に対して実績値93.8%(2.2ポイント減少),中学3年生で現状値 92.7%に対して実績値87.1%と5.6%減少しており,子どもの朝食を食べる率が減少していま した。しかし,小学6年生,中学3年生とも広島県平均と比較すると,若干高くなっていま す。20歳代の男性については,現状値47.8%に対して実績値65.4%と,朝食を食べる人が 17.6ポイント増加していました。

⃝ 家族と一緒に夕食を食べる割合

現状値68.9%に対して実績値71.3%(2.4ポイント増加)となっており,わずかながら増加傾向 にありました。家族と一緒に食事をする頻度を平成23(2011)年の全国調査と比較すると,朝 食,夕食とも全国調査を若干下回っている状況でした。家族と一緒に食事をしない理由とし ては,「家族と時間が合わない」という回答が朝食,夕食とも50%前後を占めており,家族 の中でのライフスタイルの違いが共食(きょうしょく)の障害になっていることがうかがえます。

⃝ 「食事バランスガイド※1」や「三原オリジナル手ばかり※2」を参考にする人の割合

「食事バランスガイド」については,現状値28.6%から実績値18.4%に,「三原オリジナル 手ばかり」についても現状値31.2%から実績値8.7%と大きく減少していました。特に「三原 オリジナル手ばかり」を参考にする人の減少が目立っていますが,これは高齢者に「手ばか り」を参考にする人が多く,今回の調査では前回調査と比較調査対象者に占める高齢者の割 合が減少したことも一因と考えられます。

② 食育: 家族で食育をすすめよう

指    標

現  状 目  標 実  績

達成状況 達成状況 指    標

(平成20年度) (平成24年度)(平成24年度)

達成状況 達成状況 朝食を毎日食べている人の割合 小学6年生
96.0% 100% 93.8% 2.2%↓

中学3年生
92.7% 100% 87.1% 5.6%↓ 20歳代男性
47.8% 75%以上 65.4% 17.6%↑ 家族と一緒に夕食を食べる割合 68.9% 80%以上 71.3% 2.4%↑

「食事バランスガイド」や「三原オリジナル手ばかり」 バランスガイド
28.6%

60%以上

18.4% 10.2%↓ を参考にする人を増やす

手ばかり
31.2%

60%以上

8.7% 22.5%↓ 表:食育「家族で食育をすすめよう」目標値達成状況

時間がないから 食欲がないから

食べる習慣がないから

0% 10% 20% 30% 40%

23.7%

33.9% 39.0%

13.9%

30.4%

39.2%

男性 女性

※1:食事バランスガイド=望ましい食事の組み合わせや1日に「何を」「どれだけ」食べたらよいか,およ その量をわかりやすくイラストで示したもの。

※2:三原オリジナル手ばかり=1回の食事に摂取する食品の量を手のひらではかる方法。「食事のバランス 感覚」を養う上ですべての世代が共有できるものさし。

[平成24(2012)年度 ]

(13)

図:家族と毎日食事をする頻度(全国との比較)

平成23(2011)年12月全国 平成24(2012)年度三原市

平成23(2011)年12月全国

平成24(2012)年度三原市

0% 20% 40% 60% 80%

71.3% 71.6% 57.7%

60.3%

朝 食

夕 食 小学6年生

中学3年生

0% 20% 40% 60% 80% 100%

87.1% 93.8% 85.8%

90.8%

広島県 三原市

図:朝食を毎日食べる人の割合

家族と時間が合わない 自分が忙しい 一緒に食べる習慣がない ひとりで食べたい

特に理由はない

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60%

7.1% 8.9% 7.1% 7.1%

48.2%

7.7% 1.5%

3.9% 12.0%

50.5%

朝食(n=259) 夕食(n=56) 図:家族と一緒に食事をしない理由

[平成24(2012)年度「基礎・基本」定着状況調査]

[平成24(2012)年度]

(14)

⃝ 給食における地場産物の使用割合

保育所は,現状値26.0%に対して実績値35.2%。小中学校は,現状値29.4%に対して実績値 50.0%となっており,いずれも目標値を達成しました。

③ 食育: 保育所・幼稚園・小中学校で食育をすすめよう

指    標

現  状 目  標 実  績

達成状況 達成状況 指    標

(平成20年度)(平成24年度)(平成24年度)

達成状況 達成状況 給食における地場産物の使用割合 保育所
26.0% 35%以上 35.2% 9.2%↑

小中学校
29.4% 35%以上 50%(H23) 20.6%↑

表:食育「保育所・幼稚園・小中学校で食育をすすめよう」目標値達成状況

⃝ 食育に関心を持っている人の割合

現状値77.7%に対して実績値67.0%となっており,平成20(2008)年度調査時と比較して10.7 ポイント低くなっていました。平成23(2011)年の全国調査結果では,食育に関心がある人の 割合72.4%となっており,全国と比較しても5.4ポイント低い状況です。年代別にみると,若 い人の関心が低い傾向にあり,今後若い年代層への普及啓発が課題と考えられます。

⃝ 食事バランスガイド等を参考にしている人の割合

現状値28.6%に対して実績値18.4%となっており,平成20(2008)年度調査時と比較して10.2 ポイント低くなっていました。

⃝ 食育の推進に関わるボランティア(食生活改善推進員)の数

現状値170人に対して実績値177人となっており,平成20(2008)年度調査時と比較して7人増 加しましたが,目標の220人には達しませんでした。

④ 食育: 地域で食育をすすめよう

指    標

現  状 目  標 実  績

達成状況 達成状況 指    標

(平成20年度)(平成24年度)(平成24年度)

達成状況 達成状況 食育に関心を持っている人の割合 77.7% 90%以上 67.0% 10.7%↓ 食事バランスガイド等を参考にしている人の割合 28.6% 60%以上 18.4% 10.2%↓ 食育の推進に関わるボランティア(食生活改善推進員) 170人 220人 177人 7人↑

表:食育「地域で食育をすすめよう」目標値達成状況

15∼19歳(n=77)

20∼39歳(n=295)

40∼64歳(n=549)

65∼74歳(n=271)

75歳以上(n=100)

0% 20% 40% 60% 80% 100%

15.0% 23.6% 32.4% 35.6% 50.7%

77.0% 73.8% 66.5% 64.1% 48.1%

関心がある(「関心がある」「どちらかといえば関心がある」) 関心がない(「関心がない」「どちらかといえば関心がない」) 無回答

図:食育に関心を持っている人の割合(年代別) [平成24(2012)年度]

(15)

⃝ 地産地消を実践している人の割合

現状値44.7%に対して実績値40.6%となっており,平成20(2008)年度調査時と比較して4.1ポ イント低くなっていました。

⃝ 「やっさ農業塾」の受講者数

現状値23人に対して実績値151人と128人増加し,目標値の150人を超えました。

⑤ 食育:生産者と消費者の交流をすすめよう

指    標

現  状 目  標 実  績

達成状況 達成状況 指    標

(平成20年度)(平成24年度)(平成24年度)

達成状況 達成状況 地産地消を実践している人の割合 44.7% 60%以上 40.6% 4.1%↓

「やっさ農業塾」の受講者数 23人 延べ150人 延べ151人 128人↑ 表:食育「生産者と消費者の交流をすすめよう」目標値達成状況

⃝ 三原市の郷土料理を知っている人の割合

現状値28.2%に対して実績値26.8%となっており,平成20(2008)年度調査時と比較して1.4ポ イント低くなっていました。

⃝ 三原市の特産物を知っている人の割合

現状値60.2%に対して実績値71.6%と11.4ポイント増加しましたが,目標値には達しません でした。

⃝ 「三原オリジナル手ばかり」を知っている人の割合

現状値31.2%に対して実績値28.7%となっており,平成20(2008)年度調査時と比較して2.5ポ イント低くなっていました。「オリジナル手ばかり」を参考にしている人は75歳以上の人が 多く,若い世代にはあまり普及していない状況です。

⑥ 食育:三原市の食文化をまもり,そだてよう

指    標

現  状 目  標 実  績

達成状況 達成状況 指    標

(平成20年度)(平成24年度)(平成24年度)

達成状況 達成状況 三原市の郷土料理を知っている人の割合 28.2% 60%以上 26.8% 1.4%↓ 三原市の特産物を知っている人の割合 60.2% 80%以上 71.6% 11.4%↑

「三原オリジナル手ばかり」を知っている人の割合 31.2% 40%以上 28.7% 2.5%↓ 表:食育「三原市の食文化をまもり,そだてよう」目標値達成状況

平成23(2011)年12月全国

平成20(2008)年度三原市

平成24(2012)年度三原市

0% 20% 40% 60% 80% 100%

30.9% 16.3% 26.2%

67.0% 77.7% 72.4%

関心がある(「関心がある」「どちらかといえば関心がある」) 関心がない(「関心がない」「どちらかといえば関心がない」) 無回答

図:食育に関心を持っている人の割合(全国との比較)

※やっさ農業塾=新規就農や生産販売をめざす人を対象に,野菜を中心とした栽培技術講座。

(16)

⃝ 栄養成分表示を参考にしている人の割合

現状値27.2%に対して実績値45.8%と18.6ポイント増加し,目標値を達成しました。

⃝ 食品選びの際に添加物や安全性に気をつけている人の割合

現状値64.9%に対して実績値49.1%で15.8ポイント減少しました。

⃝ 農地・水・環境保全向上対策に取り組んでいる地区の数

現状値10地区に対して実績値30地区と20地区増加し,目標値の15地区を越えました。

⑦ 食育:食の安全・安心をまもろう

指    標

現  状 目  標 実  績

達成状況 達成状況 指    標

(平成20年度)(平成24年度)(平成24年度)

達成状況 達成状況 栄養成分表示を参考にしている人の割合 27.2% 40%以上 45.8% 18.6%↑ 食品選びの際に食品添加物や安全性に気をつけている人

64.9% 75%以上 49.1% 15.8%↓ の割合

64.9% 75%以上 49.1% 15.8%↓ 農地・水・環境保全向上対策に取り組んでいる地区の数 10地区 15地区 30地区 20地区↑

表:食育「食の安全・安心をまもろう」目標値達成状況

ま と め

健康みはら21計画の栄養・食生活の領域と食育推進計画の8本の柱について,食育についての 全市的な啓発活動と,幼児・生徒・学生を主なターゲットにした事業展開をすすめてきました。

また,地産地消の推進や食の安心安全への環境整備などにも取り組みました。しかしながら, 目標を達成した項目は約26%にとどまりました。これは,家族と時間が合わない・夜型生活な ど,多様化している生活スタイルや世帯構成の変化による一人暮らし世帯の増加が影響しているこ と,食に関する社会情勢の変動も市民の食育への関心に大きく影響していると考えられます。

また,近年,偏食や食物アレルギーなど個人に関わる食をめぐる課題への取り組みも必要と なっています。

食育を知識として理解しているだけでなく,それぞれの生活スタイルに応じたより良い食生活の 実践へとつなげるため,食育の意義,共食(きょうしょく)の大切さ,朝食の必要性,良い食事が 自らの健康をつくり生活習慣病を予防することなどを体験できるような活動を展開し,食育が実 践できる環境づくりに取り組む必要があります。

図:「三原オリジナル手ばかり」を参考にしている人の割合(年代別)

15∼19歳(n=8) 20∼39歳(n=29) 40∼64歳(n=62) 65∼74歳(n=48)

75歳以上(n=21)

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60%

52.4% 20.8%

11.3% 13.8% 12.5%

[平成24(2012)年度 ]

(17)

事  業  名 事  業  名

平成21 平成22 平成23 事  業  名

事  業  名

(2009)年度 (2010)年度 (2011)年度 ラジオ体操de健康づくり(市内巡回ラジオ体操) 参加人数 350人 350人 1,100人

市長と歩こうウォーキング大会 参加人数 467人 1,010人 345人

ウォーキング講習会 ※正しく安全なウォーキングについての普及啓発を年1回実施※正しく安全なウォーキングについての普及啓発を年1回実施※正しく安全なウォーキングについての普及啓発を年1回実施※正しく安全なウォーキングについての普及啓発を年1回実施

運動普及リーダー育成講座 育成講座受講者数 26人 23人 28人

【※平成24(2012)年度時点の延べ登録者数は91人】 登録者数 26人 22人 27人

(2)運動・身体活動

「運動・身体活動」においては,「ラジオ体操とウォーキングのまち三原」をキャッチフレー ズに,ラジオ体操とウォーキングの普及に取り組みました。

地域ぐるみのラジオ体操の推進では,「ラジオ体操de健康づくり」と題して,年1回市内巡回 方式でラジオ体操会を実施したほか,自治組織と協働した取り組みや,NHK夏季巡回ラジオ体操 会を招聘するなど,市民がラジオ体操を通じて運動や身体を動かすことに関心を持ち,併せて健 康づくり・地域づくりの輪を広げていけるように取り組みました。

ウォーキングでは,市長と歩こうウォーキングを年1回実施したほか,ウォーキング講習会を 開催するなど,誰でも気軽に取り組める運動の普及推進に取り組みました。

また,平成20(2008)年度からは運動普及リーダー育成講座を開催し,平成24(2012)年現在91人 の運動普及リーダーが登録されるなど,人材育成に力を入れてきました。登録された運動普及リ ダーは,夏休み前に「ラジオ体操・ウォーキング・ストレッチ」をPRする目的で1週間の普及活動 を行うほか,ウォーキングコースを設定してウォーキング大会を実施するなど,運動普及に大きく 貢献しています。

取り組みの状況

関連施策の評価

表:運動・身体活動に関する事業実績

関連20事業の担当課による自己評価結果は,「A:期待以上の成果」が3事業(15.0%),「B:ほ ぼ期待どおりの成果」が16事業(80.0%),「C:期待をやや下回る成果」が1事業(5.0%)となって います。

「A:期待以上の成果」だった事業は「さわやか広場健康体操」「トライアスロンさぎしま大 会」「白竜湖ふれあいグリーンマラソン大会」,「C:期待をやや下回る成果」だった事業は「生 活習慣病予防講座」でした。

(18)

事  業  名 評価 担当課

さわやか広場健康体操 A

高齢者福祉課

介護予防自主グループ支援事業 B

高齢者福祉課

パワーリハビリ一般講習会 B

高齢者福祉課

楽々貯筋クラブ B

高齢者福祉課

自主運動グループへの支援 B

保健福祉課

生活習慣病予防講座 C

保健福祉課

ラジオ体操de健康づくり B 保健福祉課

ウォーキング大会 B

保健福祉課

運動普及リーダー育成講座 B

保健福祉課

機能訓練自主グループ支援事業 B 高齢者福祉課

蛍光たすき貸与 B

保険医療課

歩いて健康の旅 B 保険医療課

万歩計の貸し出し B

保険医療課

老人大学(健康体操,3B体操,太極拳,舞踊の各コース) B 生涯学習課

公立学校体育施設開放事業 B 教育振興課

スポーツ推進員の活動支援 B

スポーツ振興課

各種スポーツ教室の開催 B

スポーツ振興課

市民体育大会等開催事業 B スポーツ振興課

トライアスロンさぎしま大会 A

スポーツ振興課

白竜湖ふれあいグリーンマラソン大会 A

スポーツ振興課

【評価ランク】 A:期待以上の成果     3事業(15.0%)         B:ほぼ期待どおりの成果 
16事業(80.0%)         C:期待をやや下回る成果  1事業(
5.0%)         D:期待を大きく下回る成果 0事業(
0.0%) 表:担当課による事業別評価結果(運動・身体活動)

運動・身体活動に関する評価指標の達成状況は,「目標は達成しなかったが現状値より改善し た」項目が1項目,「目標値を達成しておらず,現状値より悪化した」項目が1項目でした。

⃝ 意識的に身体を動かすことを心がけている人の割合

現状値75.6%に対して実績値73.0%(2.6ポイント減少)となっており,実績値が現状値を下回 る結果となりました。性別・年代別でみると,20∼39歳女性で身体を動かすことを心がけて いる人の割合が最も低く(57.7%),男女とも20∼64歳までの働きざかり年代で低い傾向がみ られます。

⃝ 定期的に運動やスポーツをしている人の割合

現状値36.8%に対して実績値37.5%(0.7ポイント増加)となっており,平成20年度の計画見直 し時点とほぼ同様の結果でした。性別年代別でみると,20∼39歳女性で定期的にスポーツを している人の割合が最も低く(24.7%),男女とも20∼64歳までの働きざかり年代で低い傾向 がみられます。実施している運動の種類では「ウォーキング(40.4%)」が最も高く,次いで

「バレーボール,野球,テニス,ゴルフなど(30.0%)」「ラジオ(テレビ)体操,ストレッチ 体操(22.9%)」となっており,ウォーキングやラジオ体操が上位となっています。運動をしな い理由としては,「時間に余裕がない(50.9%)」「めんどうくさい,おっくう(28.3%)」とい う意見が多くみられました。

計画の達成状況

指    標

現  状 目  標 実  績

達成状況 達成状況 指    標

(平成20年度)(平成24年度)(平成24年度)

達成状況 達成状況 意識的に身体を動かすことを心がけている人の割合 75.6% 80%以上 73.0% 2.6%↓ 定期的に運動やスポーツをしている人の割合 36.8% 45%以上 37.5% 0.7%↑

表:運動・身体活動の目標値達成状況

(19)

15∼19歳(n=36) 20∼39歳(n=124) 40∼64歳(n=258) 65∼74歳(n=139) 75歳以上(n=44)

15∼19歳(n=41) 20∼39歳(n=170) 40∼64歳(n=291) 65∼74歳(n=132) 75歳以上(n=56)

0% 20% 40% 60% 80% 100%

51.8% 53.8% 64.9% 75.3%

39.0% 56.8%

51.8% 69.4%

63.7%

30.6%

37.5% 46.2% 35.1% 24.7%

61.0% 43.2%

48.2% 30.2%

36.3%

69.4%

行っている 行っていない 無回答

図:運動やスポーツの実施の有無(性別・年代別比較) 男 性

女 性

15∼19歳(n=36) 20∼39歳(n=124) 40∼64歳(n=258) 65∼74歳(n=139) 75歳以上(n=44)

15∼19歳(n=41) 20∼39歳(n=170) 40∼64歳(n=291) 65∼74歳(n=132) 75歳以上(n=56)

0% 20% 40% 60% 80% 100%

92.8% 88.6% 73.2% 57.7%

65.9% 88.6% 84.2% 66.3%

68.5% 75.0%

心がけている(「常に心がけている」「できるだけ心がけている」) 心がけていない(「あまり心がけていない」)

無回答

図:健康のために身体を動かす意識(性別・年代別比較)

男 性

女 性

1.8% 10.6% 26.1% 41.8%

34.1% 11.4% 15.8% 32.6%

31.5% 22.2%

[平成24(2012)年度]

[平成24(2012)年度]

参照

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