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レポート 2011年度情報科教育法(Ⅱ)

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Academic year: 2018

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全回の振り返り

情10−506 王 雅林

この授業に通じて、「参加型学習」は身を持って体験しました。学習者である私たちが「みる、 聞く、話す、つくる、考える、書く、読む、調べる、動く」などの直接的な活動を通じた学習方 法を習って、参加型学習を理解しました。「参加型学習」では、学習者間の対話や交流がベース となる相互学習、相互作用によって理解を深め、自分で気付く、そして他人と分かち合うことが 重視していると私は思います。私はこの授業に通じて、一番高まった能力はプレゼン力だと思い ます。以前の私は出来るだけ自分で発表しない方針でしたが、この授業のおかげで、自分に対す る自信を持ちになって、前に立って発表することが光栄だと思い始めました。しかも、様々な学 習方法を習い、自分の視野を広げることができたと思います。将来、私は先生になったら、是非 こういう学習方法を授業の中に取り組みたいです。以下はこの授業を通して、習った学習方法で す。

最初の授業でグループを分けました。チームワークは導入部分であるアイスブレイクのうち、 映像の作りや情報科指導案の作成などの中心的なアクティビティが展開され、最後にまとめとし て、私たち学習者自身による「ふりかえり」と「わかちあい」が行われました。またディベート も行われました。あるテーマについて相対する2組が、一定のルールに従って討論を行い、主張 の論理性、実証性を競うゲーム的な討議法です。テーマの設定、資料や情報の 収集・検討、討 論の論理の構築、討論会の実施、評価で全体が構成されました。そして、ロールプレイもやりま した。学習の内容に応じた場面設定をし、その中で参加者が役割を持って演技をすることにより 学習目的に迫る方法で実際に体験しました。現実の問題を模擬的に演ずることにより、自分の心 を感情のままに自由に表現することができ、人間関係の改善などに迫ることができます。「ロー ル」は役割で、「プレイ」は演技の意味です。 実際に経験したことがない場合でも、様々な場 面を想定して実施することにより、他者の立場に立って考えたり、感じたりすることができ、共 感的な理解を図ることができました。他にブレーンストーミングもやってみました。自由な発想 で討議し、創造的に問題解決を目指す代表的手法です。特定の目標の実現のためにアイデアを出 し合ったり、様々な考え方ができる事柄についてグループとしての行動方針を設定したりしまし た。その際「他者の意見を正誤の判断をせずに受け入れる」「自由奔放な型破りなアイデアを奨 励する」「どんな意見でも多数出す」「他人のアイデアを活用したり組み合わせたりする」 こ とを原則として進めることができました。ブレーンストーミング法の上にKJ法も行いました。 参加者すべてのどのような意見も大切に扱われ、集団で創造的に問題解決が図られる点に特徴が あります。 収集した膨大なデータを整理するためにカードを使って一枚の図に収め、全体を見 ながら討議しました。収集したデータがすべて生かされて、全体図の中で 自己主張 してい ることで思わぬ発想につながります。 情報をカード化して整理するので、参加者すべての意見 を集約していけるし、カードの匿名性から自由な発想や、本音の意見を引き出すこともできまし た。最近にパネルでスカッションも行いました。ある特定のテーマについて、専門的知識を持っ ている人や、その問題について代表的意見を持っている人がパネルメンバーとして登壇し、司会 の進行に基づき意見発表や討議を行い、私たちとの意見 交換・討議も行いました。多人数の参 加者が効果的に研修することができ、意見を発表することで研修の成就感を高めることができあ した。その他に情報科指導案の作り方、ポスターセッション、交流学習などの学習方法も習いま した。

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従来の授業では「教わる」が主流となっていて、以前の私もそれは当然なことと思いました。 この授業に通じて、参加型学習で自分は参加または体験することが出来て、授業の仕方が「教わ る」だけではない事に気付きました。その上に、参加型の方が楽しいし、勉強に対する意欲がわ いてくることが出来ると実感しました。また、このような授業のメリットがたくさんあります。 例えば、ディベートをやる時、一人一人の生徒が傍観者ではなく、当事者になっていて、色々な 立場で物事を考えさせることが出来て、より良い勉強になれると思います。そして、生徒たちの 間に相互作用により、学習促進もできるでしょうか。学習活動の中、すべてのものが自分自身で やらなければならないため、最初から最後までの充実感を達成することもできるでしょう。参加 型学習は量より質の方が重視しているから、その面も非常に期待できるではないかと私は思いま した。それ以外に参加型学習は学習意欲及び参加意欲を引き出し高める点でも多くの可能性を持 っています。例をあげてみると、最初の出発点における意欲の喚起が出来ると私は思います。何 か起きるのか分からないから、ドキドキ感が生じて、やる気につながることが見られます。学習 の過程において、すべての事を自分で企画し、自分の思い通りにすることでその内容に対する勉 強の意欲を高まりやすいでしょう。学習の結果において、自分たちが最初から最後まで全部自分 自身でやったため、普通の授業のように、ただ重要なポイントを教えてくれるより満足度が高い ではないかと思いました。つまり、参加型学習を用いて、想像できる効果を期待することが私た ちの楽しみでしょう。

しかし、この前のパネルセッションで、私のグループではゲストの先生に「参加型学習の授業 を今通勤している学校に導入しましたか」という質問をしましたが、「したいですが残念ながら まだ実現されていません」と答えられました。やはり、一人の力は足りないだと感じましたが、 参加型学習は本当に優れているので、いつか必ず高校で普及すると私は信じています。また、他 の大学との学習交流によって、私たちではなく、教育専攻の人がほとんど参加型学習を触れてい ることが分かりました。ですから、高校で参加型学習を導入する事がいずれはできるでしょう。 そして、私は将来、この参加型学習をどこで活かしたいというと、国際交流の中に活かしたいと 思います。

教育における国際交流の最終的な目的はコミュニケーション能力の育成であり、その目標の下、 それぞれの現場における取り組みが展開されていることが明らかになっています。コミュニケー ションを取るとき、お互いの姿と音声が双方に届けられることであるが一番重要で、それはIC T技術によって簡単にできました。ICT技術の恩恵を受けて可能となった遠隔交流は、グロー バル時代にふさわしい開放性と柔軟性を兼ねて、国際感覚を育成する活動として効果が著しいで す。そして、生徒達の異文化に関する好奇心を持続させ続けることができるため、定期的な交流 活動は不可欠であると私は思いました。一方で、総合的な学習の時間も重要な役割を果たしてい ます。変化の激しい社会に対応して、自ら課題を見付け、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、 より良く問題を解決する資質や能力を育てることなどを狙いとする事から、思考力、判断力、表 現力など育成が期待されます。ICT教育に通じて、多様な学習者が主体的に学ぶことを実現する ことができるでしょう。また、参加型学習にある学習方法を総合的な学習に導入し、ICTを活か して、 交流学習の中で取り組みたいです。交流対象としては、私は中国人ですので、出来れば 中国の生徒にしたいと私は考えています。

中国からきた私は中国と日本の教育方法の違いがよく理解していますから、どちらも優れてい る点があると思いました。また、日本と中国の間では歴史的な原因でお互いに偏見がたくさんも

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っていて、代わりに経済的な面でお互いに必要としています。テレビで両国友好になるため、ど んな努力をしたのかをいつも報道していましたが、その効果がそんなに著しくないと思いました。 ここで、両国の関係をよくする方法が私は教育上で努力するべきだと考えています。子どもは国 の将来とも言えるでしょう。ですから、国の根本である子どもたちから何かをするべきだと私は 考えています。まだ若いうちに、色々な知識を教えたほうが覚えやすいし、受け入れることも速 いでしょう。両国の生徒のお互いの文化を分かち合い、お互いの良いところを勉強し、お互いの 国に対する興味を持ち、お互いの国が好きになるまで至って、 本質的な関係良好な国になるの が実現することが可能でしょう。

今、中国ではたくさんの高校科目に日本語の授業を開設しているので、そのような学校と連携 して、様々な交流を行ったら有利だと思います。国の紹介とか、日常生活の違いとか様々な方面 について交流を展開できると考えられ、得るものがたくさんあると私は信じています。英語を勉 強するため、母語が英語である人々と交流するのが一番理想的ですが、中国人との交流も英語の 勉強が出来ます。中国では、小学校一年生から、英語を必修授業として導入しているため、英語 の勉強方法をアドバイスしてもらえるかもしれません。しかも、今の日本にも中国語を勉強して いる人がたくさんいて、これからもその数が増える一方だと考えられます。このような交流学習 により、中国語の勉強の効果も可能になるでしょう。生徒にとって、非常に貴重な経験になるに 違いないでしょう。一方で、中国の教育方法は「暗記」がメインとなっているので、毎日の勉強 がとても辛いです。もし日本の生徒と同じ目標を完成したかったら、必ず中国の生徒の方が苦労 します。つまり、日本の優れている教育方法を中国側に伝えたいです。少しでも、私を育てた中 国に自分の力を入れたいです。そして、どういうふうに交流するというと、例えば、日本で英語 の授業をする時、スカイプを利用して、中国の生徒にも参加させることによって、日本の授業の 雰囲気を実際的に体験することができます。代わりに、日本の生徒に中国の授業の雰囲気を感じ させ、生徒にとって、とても貴重な経験を積むことができるでしょう。放課後、生徒たちにスカ イプを利用させて、さらに交流を深めたら異文化理解の実現にもつながるでしょう。こういう交 流学習によってどういう効果を期待されるというと、まず、外国や世界を知ることではなく、外 国と自分の地域とのつながりを実感することができます。自分の存在が世界の中に位置づき、 人々の協調、協力の必要性を実感します。また、先に述べたようにグローバル感覚が育ってくる ことで、外国の人々のものの見方、考え方も自分つなげてとらえられるようになってきます。例 え、中国また日本で事件を起こったら、自分たちにとってだけでなく、他人の意見を聞いて、他 角度の考え方からもとらえることができるようになり、新たな価値観を得ることができます。理 解の幅が広がることもできるでしょう。そして、外国とのつながりを意識し、より関わりを深め ようとするとき、学習の必要性が生じます。そうしらた、学習に対するモチベーションの向上に も促進するでしょう。世界とつながっているという感覚が、より緊密なつながりを求めたり、よ り他の人々の考え方を知りたくなったりとすると、自らの学習課題を見つけられることも可能に なると私は思います。最後に偏見や差別を無くすこともできるでしょう。交流することによって、 中国の文化の違いを理解し、多角的、多面的な物事の見方や考え方を理解する同時に偏見や差別 という感覚を持たなくなることも実現できるでしょう。

以上は私の考えでした 。参加型学習は初めて勉強しましたが、従来の授業と違って、とても 新鮮感があります。これからもこの授業で習った学習方法を活かして、色々な課題で取り組みた いと思います。そして、私だけではなく、他の人にもこういう学習方法を教えたいです。最後に

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上に述べたような国際交流を実現するため、私は頑張りたいと思っています。

参照

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