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緊急時マニュアルpdf 最近の更新履歴 和光学園アーカイブス

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Academic year: 2018

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緊急事態発生時マニュ アル

家庭版

● 「東日本大震災」は、地震と津波により沿岸部を中心に大きな被害をもたらす とともに、福島原発事故を誘発し近隣地域では避難を余儀なくされているなどの 被害ももたらしました。和光小学校では、こうした事態も踏まえて、今まで教職 員の中で確認されてきていた「安全マニュアル」を見直し、新たに「緊急事態発 生時マニュアル 教職員版」を作成しました。

しかしながら、緊急事態発生は登下校中に発生する場合もありますし、校内で 対処出来ても引き取りを要する場合も考えられます。そうしますと、子どもたち や保護者の皆様にも、緊急事態発生時には学校と共同して冷静に対処してもらえ るように、家庭用にも「緊急事態発生時対応マニュアル」を作っておく必要が出 来ていました。そこで今回初めて「家庭版」を作成し、ここに提示するものです。

なお、この「マニュアル」は、今後とも文部科学省・東京都・世田谷区の通達、 並びに他私学のマニュアル、親の立場からの声なども汲んで、さらに検討を加え、 改善していくものとします。

● 緊急事態発生時には何よりも子どもたちの冷静な判断能力が問われます。 1つ目には、子どもたちの声を受け止めながらともに考えつくっていく姿勢を 大事にしながら、大切な教師や親の指示にはしっかり耳を傾け受け入れられる子 どもにしていきましょう。

2つ目に、教師や親がそばにいなくても、「こういうときはどうするのか」を、 日頃の学級指導のみならず、各家庭の実態に即して話し合っておくことを大切に しましょう。

● この「マニュアル」を熟読していただくとともに、万が一の際にすぐに活用で きるような場所に保管しておいて下さい。

和光小学校

2 0 1 1 . 5 . 1 2 発行

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第1 章 子ど も たち が校舎内にいる 際の緊急事態発生時対応

1.教職員が初期対応します

初期消火・不審者侵入阻止・警察や消防署など関係機関への通報等

2.正確な情報を全校・全園に流し、教師がついて冷静な行動をとらせます

● 朝の会の前・休み時間・放課後など、教師がそばにいない場合も考えられます。 その場合は、すぐに子どもたちが集まっている場所を想定して教師を配置し、 子どもたちが安心・安全に行動できるようにします。

● しかし、大地震発生時には教師がすぐに動けない場合もあります。そこで、子 どもたちには、教師がそばにいなくても、高学年の子どもがそばにいる子に冷 静に指示したり、学年に関わらず1人ひとりの子どもが冷静に自己判断して対 応できたりするように、日頃の学級指導や特別な想定訓練活動を進めていきま す。

@「緊急放送・緊急放送」とアナウンスされたら活動を止めて黙って放送を聞 く。

@どこで何が起きたのかをつかむ。 ・火災か地震予知か不審者侵入か

・不審者侵入の場合には「花が届きました」の隠語を使う。

@勝手に活動場所や学校外に飛び出さない。 ・震災の際はすぐに

「校舎内では机の下」

「体育館は入口キャットウォーク」

「校舎外では建物を離れた真ん中」

「屋上では屋根より高い構造物がない真ん中」 に移動し身を低くして待つ。

・不審者侵入の際にはドアのある部屋にすぐに避難する。

3.避難指示が出たら「おかしも」で避難させます

● 火災の場合は、有毒ガスを吸わないようにさせて、機敏に避難させます。

● 地震の場合は、慌てて避難させると続いて起こる余震で負傷する場合がありま す。耐震構造の構造物内では、慌てて外へ出ない方がむしろ安全です。余震が 一定おさまり、避難通路が安全であることが確認できたら校庭に避難させます。 教室内で一斉に「防災ずきん」を被らせることが可能なときは素早く被らせて

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避難させます。休み時間等で素早く被ることが困難な場合は、まずは避難を優 先させます。

● 素早く歩行することが困難な状態の子がいた場合には、教職員が背負うなどし て逃げおくれることがないようにします。

● 避難したらすぐに個々の子どもが確実に避難できているかを担任が確認します。

4.家庭への連絡または指示を入れます(「まち comi 」「防災サイト」)

● 引取りをお願いする場合は、防災備品を活用して過ごしたり、子どものケアに 努めたりします。全員の引取りが完了するまで教職員は残って対応しますので、 保護者の方も自身の安全も大事にしながら引取りの体制をとって下さい。

● 一旦避難したものの、平常な生活ができることが確認できた場合は、平常の生 活に戻します。その場合も必ず学校から連絡を入れます。

5.家庭への引取が必要な場合は以下の体制をとります

● 受付で「引取カード」を記入して下さい。

● 「引取カード」を持って担任のところまでお願いします。

● 子どもと引取者を顔合わせし間違えなく引取者であることを確認します。 子どもの知らない人には「引取者」と名乗っても絶対に引き渡しません。

● 確認できたら「カード」を担任に渡して引取って下さい。

● 引き取りが夜にかかりそうな場合、引取りが困難な場合は、通信が可能であれ ば担任と適宜連絡を取り合って、子どもに状況を伝えられるようにして下さい。 連絡が取れない場合も、子どもが不安にならないように教師がついてケアにあ たります。

6.最後の子が引取られるまで非常時体制をとります

● 防災倉庫備品・調理室道具・高学年キャンプ用品等の準備をします。

● 停電の際には発電の準備をします。

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● 夕食時間にかかるような場合は食料配布や炊き出しの体制を早急にとります。 近隣にお住まいでお手伝いが可能な方はご協力をお願いします。

● 就寝時間にかかるような場合は寝具、寒いときには暖房具も用意します。

● 紙芝居・折紙・お絵かきなど待つ間に気晴らし出来ることも施します。

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第2 章 子ど も が登下校中に緊急事態が発生し た時の対応

● 登下校中は、教師や親がそばにはいないことを前提に、自己判断し対応でき る子にしておくことが大切です。そのためにも、「こういう場所でこういうこ とが起きたときにはこうする」ということを、具体的な場面を想定して話し 合っておいたり、1度は実際に親子で家庭と学校までの道を通ってみて確か めておいたりする機会を設けるなどして下さい。

● しかし、低学年の子が正しく自己判断したり対応したりすることは難しいと 考えておかなくてはなりません。親が毎日ついて登下校することは自立を遅 らせてしまうこともありますので、なるべく同じ方面の子(なるべく上級学 年を含んで)と一緒に登下校できる関係をつくっておくこと、高学年は自分 のことだけではなく、そばにいる低中学年の子も面倒がみられる子であるよ うに育てていくことが大切です。

● 登下校中の判断として、次のことを学級指導しますので、各家庭でもそれぞ れの実態に合わせて、繰り返し確認しておいて下さい。

@通信が可能であればまずは家庭に連絡を入れて指示を求めるようにしま す。

@家庭の指示、もしくは通信不可能な場合の自己判断としては以下をお願い します。

・自宅と最寄りの駅・バス停との間で発生したならは、近くの一時避難場 所に助けを求めるか、確実に安全と判断できるなら家庭に帰る

・車内にいる場合はそのまま待機し、車掌の指示に従う。

・経堂駅・農大バス停から学校までで発生したならば、駅かバス停で先生が 来るのを待つか、和光小のポスターのあるお店や農大に助けを求めるか、 確実に安全と判断できるならば学校に向かうかする。

● 緊急事態発生によって、結果として登校しなかった場合は、「欠席」とはせず に、「出席停止」扱いとしますので、決して無理をして登校させることがない ようにして下さい。

● 電車やバスが止まってしまった場合、不審者が発生した場合には、学校に一 報を寄せてもらえるように関係機関に要請しています。しかしながら、緊急 時は復旧や混乱回避を優先するためになかなか難しいようです。万が一子ど もから緊急事態発生の知らせが入りましたら、我が子への対応と共に、学校 にもお知らせいただけると混乱を最小限におさえることができますので、ご 協力をお願いします。

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● 子どもの登校がしっかり確認できるように、欠席・遅刻が明らかな場合は、 必ず8時半までに学校に連絡をいれるように、改めてお願いします。

1.担任は子どもの居場所を把握します

● 校内にいる子どもを至急指定の場所に集めます。

● 担任はすぐに、学校にいる子・確実な欠席の子・登下校途中の子を把握します。

2.経堂駅・農大バス停にそれぞれ複数の専科の教師を派遣します

● 学校からの指示が出るまで、子どもたちを集めて待機させます。

● 駅やバス停に向かう途中の子は、安全な歩行が確認できれば、そのまま駅やバ ス停に向かわせて、そこで待機させます。ただし、駅やバス停に帰り途中で、 学校を出て間もない子には、学校へ戻らせることもあります。

● 派遣された教師と学校とで連絡を取り合って、安全が確認できるまで駅やバス 停に集団で待機させるか、復旧が難しい場合には派遣された教師が引率して学 校に戻します。

● 学校に戻る指示を出す場合には、学校までの道が安全であること、落下物がな いように道の真ん中を周囲にも気を配りながら歩くこと、列を作って「お・か・ し・も」で歩くことを守らせます。

3.学校側で居場所を確認できない子の保護に努めます

● 学校と家庭で連絡を取り合って登下校途中の子どもの居場所の把握に努めます。

● 子どもから連絡が入った場合は、

@自宅と最寄りの駅・バス停との間で発生したならは、近くの一時避難場所に 助けを求めるか、確実に安全と判断できるなら家庭に帰る。

@車内にいる場合はそのまま待機し、車掌の指示に従う。

@経堂駅・農大バス停から学校までで発生したならば、

・駅かバス停で先生が来るのを待つか

・和光小のポスターのあるお店や農大に助けを求めるか

・確実に安全と判断できるならば学校に向かうか で指示をして下さい。

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● 自宅に戻るか、電車やバスに乗ったままで止まっているかがつかめた場合は、 学校に知らせて下さい。

4.駅とバス停の子どもを安全に誘導します

● 確実に安全が確かめられるまではその場に待機させます。

● 登校時

@安全に通学できるのを確かめたら、教師が先頭で一集団になって並んで学校 へ向かいます。

@教師が1人以上は残って後から下車してくる子どもを把握します。

@乗車が確実な子が確実に下車するまで教師1人はその場の残って対応しま

● 下校時

@安全・確実に交通機関が運行を開始したら改札を通過させます。

@交通機関の運行が見通せない場合については、教師がついて並んで学校に戻 らせて引取り体制をとります。

@学校からの指示があるまで教員1人は最後までその場に残って対応します。

5.家庭に連絡または指示を入れます(「まち comi 」「防災サイト」)

● 現在の子どもの状況と学校の対応をまず知らせます。

● 引取りが必要かどうかお知らせします。

● 登校時でも下校時でも直接帰宅した子の家庭は学校へ報告をお願いします。

6.引取りが必要と判断した場合は引取・非常時体制をとります

● 第1章と同じです。

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第3 章 校外活動中に緊急事態が発生し た時の対応

● 校外活動する場合には、活動場所の安全を十分確認して行います。今までも事前 に「活動計画書(しおり)」を作成し、必ず事前に実踏をして来た上で、天候や 子どもたちの状況、引率体制を組んだ上で実施して来ました。今後は加えて、「広 域避難所」「救急医療機関」も事前に確認しておくようにします。

● 緊急事態の対応も考えて、今まで以上に引率のお願いをすることになるかと思い ます。ご協力をお願いします。

● 引率の際には、教員は必ず「緊急連絡先カード」と、確実に通信できるものを持 ちます。

● 学校集合・学校解散でない場合は、事前に「集合・解散の仕方アンケート」をと ります。子どもが安全に指定場所に集合したり、自宅まで安全に帰宅したりでき るように、必ず期日を守って担任に提出して下さい。

1.活動を即座に中止し安全な場所に避難させます

2.安全を確認します

● 参加した子ども・引率した父母・教員が全員いるか確認します。

● 公共交通機関が運行しているか確認します。

● 家までの経路の安全を学校で確認してもらいます。

3.今後の対応を確認します

● 安全・確実に帰れる状況が確認できたら、なるべく手早く荷物をまとめて、予 定通りの経路で帰す体制をとります。

● 安全・確実に帰れる状況にない場合は、その場または一時避難所に移動して待 機の体制をとります。

4.家庭に連絡または指示を入れます(「まち comi 」「防災サイト」)

● 現在の子どもの状況と学校の対応をまず知らせます。

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● 引取りが必要かどうかお知らせします。

5.引取りが必要と判断した場合は引取・非常時体制をとります

● 現地に引き取りをお願いする場合は、「広域避難場所」に移動して、万が一の物 資を利用させてもらいます。

● 学校から教職員を派遣し応援する体制も考えます。しかし、交通機関がマヒし ていますとすぐには対応できません。校外活動で緊急事態が発生した場合は、 預けているような小さな子がいる家庭を除いた引率父母にお手伝いをお願いし ます。

参照

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