日揮グループは、地球規模で資源開発、石
油、天然ガス、石油化学をはじめ、環境、
ケミカル、医薬、水資源、新エネルギー
など幅広い分野においてプロジェクトを
遂行し、これらプロジェクトの全体を通し
て常に HSE(健康・安全・環境)への配慮
を心掛けています。HSE 配慮は、プラント
の EPC(設計、機材調達、建設工事)活動
はもちろんのこと、それ以前の営業活動や
事業化調査段階からメンテナンス、プラ
ントの解体、さらに EPC 以外の投資事業
やサービスビジネスにおいても欠かすこと
はできません。日揮グループは、エンジニ
アリング力とマネジメント力に高次元の
HSE 配慮を加えることで、持続可能な社
会の実現を目指します。
近年はエネルギープラントなど大型プラント設備の 設計・建設や操業に対し、事業者や社会による健康・ 安全・環境に対する関心が高まっており、コント ラクターへの要求も厳しくなっています。日揮は 「HSE No.1 コントラクター」を目指し、その達成 に向けて努力することで顧客の信頼を得るととも に、企業の社会的責任を果たしたいと考えています。
大型プラント設備においては稼働安定性やメンテナ ンス性などが操業時の経済性に大きく影響します。 日揮は事業者である顧客の理解と協力のもと、プラ ント立地国の法制や顧客の要求事項を満たしつつ、 自社の高い HSE スタンダードを適用させ、経済性 と HSE 配慮を併せ持ったプラント設備の提供を心 掛けています。
世界中のエネルギー・インフラ設備は、たとえ最新 の技術を駆使したとしても長期的視野で評価すると 環境に何らかの影響を与える存在です。だからこそ、 これら設備のコンセプトや詳細仕様を決定し、ある いは建設に従事する者は、その場限りの経済合理性 だけでなく長期的視野での環境への影響を常に意識 しながら事前評価する必要があります。全ての関係 者が HSE の本質を理解し全体最適化を達成できれ ば、顧客と社会の評価も得られます。日揮は短期と 長期の二つの異なる視点の必要性を深く認識し、こ れらの調和・融合を図る企業を目指しています。