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2014年度vol.3 「東京23区における上場企業の本社移転動向」 SPECIAL REPORT|株式会社 都市未来総合研究所

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(1)

S

PECIAL

R

EPORT

Special Report の中で示された内容や意見は、都市未来総合研究所の公式見解を示すものではありません。

上場企業の本社移転動向

2014 年 11 月

湯目健一郎(Ken-ichiro Yunome)

yunome@tmri.co.jp

概要

・本稿は上場企業の本社移転に関する継続的な情報が得られる適時開示情報お よび株式会社東洋経済新報社「会社四季報」(以下、「会社四季報」という。) に収録の本社所在地情報を用いて、東京 23 区への移転(23 区内での移転含む) を中心に上場企業の本社移転動向を分析したものである※1。過去 5 年間(2009

年~ 2014 年上期)における上場企業の本社移転動向の要旨は以下のとおり である。

 ※ 1 上場企業の本社移転を対象とした分析であり、テナント移転全般の傾向を示すものではない。

1. 全国の上場企業の本社移転動向(会社四季報データによる)

・全国ベースでは毎年 5 ~ 7%の上場企業が本社移転を行っており、うち約 7 割が東京 23 区への移転(23 区内での移転含む)。2013 年は東京 23 区以外 から東京 23 区へ移転した事例が目立つのが特徴的。

2. 上場企業による東京 23 区への本社移転の動向(適時開示情報による) (1)移転動向

・2011 年以降、景気回復に伴って業容拡大目的の移転が増加、2012 年下期に は経費削減目的の移転割合を逆転。また、東日本大震災以降は BCP(事業継 続計画)を意識した移転が毎年一定割合以上で推移。移転件数は 2012 年下 期以降、減少基調。賃貸オフィスビルの空室減少により、上場企業本社の移 転条件に見合う物件が減少してきたことが要因の可能性も。

(2)移転先ビルの属性

・築年数:築浅ビル(築 10 年以内)への移転割合は 34%、築古ビル(築 31 年以上) への移転割合は 15%(過去 5 年間の全期間対象。以下同じ。)。

・建物規模(基準階貸室床面積):大規模ビル(200 坪以上)への移転割合は 63%、中小ビル(100 坪未満)への移転割合は 14%。

・築浅(築 10 年以内)かつ大規模(200 坪以上)ビルへの移転割合は 25%。 (3)移転理由と移転先ビルの属性の関係

・移転理由と築年の関係では、築年数が新しいほど、業容拡大目的の割合が高く、 築年数が古いほど、経費削減目的の割合が高い。建物規模との関係では、規 模が大きいほど、業容拡大、執務環境整備などの目的の割合が高く、規模が 小さいほど、経費削減目的の割合が高いという結果が得られた。実データに 基づいたこれらの結果は移転先オフィスビルの選定のイメージに合致するも のである。

公開

株式会社都市未来総合研究所

(2)

※ 2 上場企業は外国会社を除き、 REIT を含む。会社四季報の各年 3 集 夏号を使用し、 証券コー ドをキーとして、当該企業の本社所在地(実質上の本社所在地) が前年と異なる場合、本 社移転を実施したと判断した。同一企業が複数回移転している可能性があるが移転件数は 1 件とカウントしている。住所の突合は M i c r o s o f t E x c e l により機械的に行った。なお、政令指 定都市移行に伴う地名変更は考慮した。また、地名は相違するが、住居表示の実施や単に 「字」 が抜けている等で移転していないと目視で判断できたものは移転件数にカウントしてい ない。対象は上場企業本社であり、後出の適時開示情報と異なり、グループ会社の本社移 転は含まない (ホールディングカンパニーの場合は当該企業が対象)。

1. 全国の上場企業の本社移

転動向

 全国の上場企業の本社移転動向を

会社四季報データにより概観する※ 2

1.1 全国の上場企業数の推移

  全 国 の 上 場 企 業 数 は 2009 年 か ら 2012 年にかけて減少が目立つ。 2009 年から 2012 年の 3 年間で全 国の上場企業数は 247 社減少、うち、 東京 23 区所在の上場企業は 136 社

減少した[図表 1]※ 3。2013 年以降

は全国ベースではほぼ横ばいで推移 しているが地域により推移が異なり、 2013 年から 2014 年にかけては東京 23 区で上場企業が 22 社増加したの に対し、都下、首都圏(東京都除く 3 県)、首都圏以外はいずれも減少し ている[図表 2]。

1.2 全国の上場企業の本社移転

件数

 全国の上場企業の本社移転件数は、 2009 ~ 2010 年 の 1 年 間 は 約 270 件、上場企業総数に対する移転実施 企 業 割 合(2009 年 及 び 2010 年 の 調査時点とも存在する上場企業数に 対する移転件数の割合)は 7%と、 2010 年以降と比較して高水準である [図表 3]。2010 年以降は 200 件前後、

移転実施企業割合 5 ~ 6%で推移し ている。2009 年以前の移転件数は集 計していないが、後述する東京 23 区 への移転事例(東京 23 区での移転を 含む)における移転理由から推察す ると、2009 ~ 2010 年は前年の金融 危機の影響による業績悪化が背景と なった移転が増加したことが一因と

図表 1 全国の上場企業数

図表 2 地域別の上場企業数の対前年増減数・増減率

図表 3 全国の上場企業の本社移転件数・移転実施企業割合

図表 4 東京 23 区に所在する上場企業数(期末)と上場企業数(期末)に対す る東京 23 区への本社移転件数の割合

2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年

東京23区 1854 1793 1744 1718 1719 1741

都下 73 73 67 66 64 61

首都圏(東京都除く3県) 330 326 325 316 316 305

首都圏以外 1588 1545 1518 1498 1492 1481

全国 3845 3737 3654 3598 3591 3588

 全国の対前年増減数 -108 -83 -56 -7 -3

 全国の対前年増減率 -2.8% -2.2% -1.5% -0.2% -0.1%

データ出所:図表 1 ~ 4 とも株式会社東洋経済新報社「会社四季報」より都市未来総合研究所作成

0.0% 2.0% 4.0% 6.0% 8.0%

0 100 200 300 400

2009~2010年 2010~2011年 2011~2012年 2012~2013年 2013~2014年

全国の上場企業の本社移転件数・移転実施企業割合

移転件数(左軸)

移転実施企業割合(2時点とも 存在す る上場企業数に対す る移転件数の割合)(右軸)

0% 2% 4% 6% 8% 10% 12%

0 40 80 120 160 200 240

2009~2010年 2010~2011年 2011~2012年 2012~2013年 2013~2014年

上場企業による東京23区への本社移転件数(23区内移転含む) と 東京23区所在の上場企業数(期末)に対する東京23区への本社移転件数割合

東京23区への移転件数(左軸)

東京23区の上場企業数(期末)に対す る東京23区への移転件数の割合(右軸)

-10% -8% -6% -4% -2% 0% 2% 4%

-100 -80 -60 -40 -20 0 20 40

2010年 2011年 2012年 2013年 2014年

地域別の上場企業数の対前年増減数・増減率

東京23区

( 対前年増減数)

都下 ( 対前年増減数)

首都圏( 東京都除く3県)

( 対前年増減数)

首都圏以外 ( 対前年増減数)

東京23区

( 対前年増減率)

都下 ( 対前年増減率)

首都圏( 東京都除く3県)

( 対前年増減率)

首都圏以外 ( 対前年増減率)

(3)

考えられる。2010 年以降の移転件数、 移転件数割合に大きな変化は見られ ないが、「2. 上場企業による東京 23 区への本社移転の動向」で分析した とおり、2012 年ころからは業容拡大 目的の移転が増加してきたこと、ま た、2011 年の東日本大震災発生を受 け、築古ビルからの移転など、BCP (事業継続計画)を意識したオフィス 移転の動きが目立ち始めたことなど、 内容は大きく変化している。

 なお、全国の移転件数の約 7 割が 東京 23 区への移転(東京 23 区での 移転を含む)のため[図表 5]、東京 23 区への移転件数は全国の上場企業 の移転件数と同様の動きを示してい る[図表 4]。東京 23 区に所在する 上場企業数(期末)に対する東京 23 区への本社移転件数の割合は全国よ り高く、2010 年以降は 6 ~ 9%で推 移している[図表 4]。

1.3 全国の上場企業の本社移動

状況

 全国の上場企業の本社移転事例に ついて、移転元、移転先の所在地を 東京 23 区、都下、首都圏、その他地 域に区分し、移動状況(どこからど こに移転したか)を集計すると、全 国の上場企業の本社移転のうち、23 区への移転(「東京 23 区→東京 23 区」 および「東京 23 区以外→東京 23 区」) が全国の移転件数の約 7 割を占めて いる[図表 5]。

 移動状況の構成割合に大きな変化 は な い が、2009 ~ 2010 年、2010 ~ 2011 年は東京 23 区から東京 23 区以外への移転割合が若干高い。逆

※3  株 式 会 社 大 和 総 研 「 上 場 会 社 数 の 減 少 が 続 く 国 内 証 券 取 引 所 」(2011年12月27日 ) に よれば、2009年以降、新規上場企業数が 50社以下にとどまる一方、同期間に上場廃止し た企業は約100~150社程度で推移しており、結果、上場企業数が減少した。また、同レ ポートでは東証における上場廃止事例の廃止理由を集計しており、企業組織再編 (子会社化、 合併) が大半を占め、倒産理由は少ない。

に、2013 年 は 東 京 23 区 以 外 か ら 東京 23 区へ本社を移転した事例が 目立った。後者の具体例としては、 国内外での営業拡大に伴う拠点構 築、営業上の有用な情報をいち早く

キャッチできること、顧客の利便性 向上など、東京立地の優位性を認識 し、本社機能を東京都心部に移転し た事例がみられることが特徴的であ る[図表 6、図表 7]。

図表 5 全国の上場企業の本社移転事例における移転元の割合

図表 6 上場企業による都心 3 区への本社移転事例における移転元の割合

図表 7 上場企業による東京 23 区以外から東京 23 区への本社移転事例

時期 業種

移転理由

(東京23区への移転理由について適時開示情報や各社公表資料から抜粋)

2013~2014年 建設業

当社グループの営業エリア及び事業領域拡大に伴い、持株会社としてグループ会社全般の管理

機能を強化するため

2013~2014年 卸売業 グループの収益の柱である2社が拠点を持つ東京へ移転

2013~2014年 情報・通信業

部門間の連携強化と業務効率の向上をはかることで、事業拡大を加速させるため、本社機能を東

京に集約

2013~2014年 電気機器 本社機能を集約し業務効率化を図る

2013~2014年 電気機器 業務の効率化

2013~2014年 電気機器 事業環境の変化への対応、顧客・社員の利便性向上を図ることにより、事業力強化を図る

2013~2014年 不動産業

資本業務提携先の企業及びそのグループ企業との間での協業を効率的かつ迅速に実施し最大限

の効果を発揮するため

2013~2014年 情報・通信業 業容拡大への対応と一層の業務効率化を図るため

2013~2014年 卸売業

日本経済の中心地である東京は、高度な情報環境下にあり、外部要因及び新規市場開拓をはじ

めとする営業戦略等による経営環境の変化に敏速な対応が可能となるとともに、本社機能の集約

化に伴う業務効率の改善が図れるため

2012~2013年 サービス業

グローバル企業に成長したが、更なる成長に向け事業環境の再整備を行い、業務効率化を図ると

ともに、グローバル化が進行する事業環境においてより有用な情報をより早く得るため

2012~2013年 情報・通信業 お客様との交通利便性の向上を図るため

データ出所:図表 5、6 とも株式会社東洋経済新報社「会社四季報」より都市未来総合研究所作成

データ出所:適時開示情報、各社公表資料より都市未来総合研究所作成

0% 20% 40% 60% 80% 100%

2009~2010年(N=266) 2010~2011年(N=194) 2011~2012年(N=210) 2012~2013年(N=195) 2013~2014年(N=175)

全国の上場企業の本社移転事例における移転元の割合

東京23区

→東京23区

東京23区以外

→東京23区

東京23区

→東京23区以外

東京23区以外

→東京23区以外

0% 20% 40% 60% 80% 100%

2009~2010年(N=102)

2010~2011年(N=91)

2011~2012年(N=87)

2012~2013年(N=86)

2013~2014年(N=82)

上場企業による都心3区への本社移転事例における移転元の割合

都心3区 都心6区( 都心3区除く) 東京23区( 都心6区除く) 東京23区以外

(4)

2. 上場企業による東京 23

区への本社移転の動向

 上場企業による東京 23 区への本社 移転(23 区内での移転含む)(以下、 単に「東京 23 区への本社移転」とい う。)動向を考察する。以下では移転 理由を含めた分析を行うため、主に 適時開示情報から収集した移転事例

を基に分析を行った※ 4。なお、会社

四季報データによる移転件数は上場 企業全社を対象に移転があった上場 企業(グループ企業を含まない)を 集計しているのに対し、適時開示情 報による移転件数は適時開示を行っ た企業を対象にグループ企業の移転

事例※ 5が含まれている。また、移転

の認識時点や集計期間の区切りも会 社四季報ベースの集計と異なるため、 両者の移転件数の推移を比較したと ころ、適時開示情報ベースの移転件 数[図表 8]は会社四季報ベース[図 表 4]の 7 ~ 8 割の範囲で推移して おり、傾向はおおむね一致している。

2.1 本社移転件数・移転理由・

移動状況

 上場企業による東京 23 区への本 社移転件数は 2009 年上期から 2010 年上期にかけて高水準である[図表 9]。この時期は経費削減目的の移転 が多く[図表 10]、2008 年の金融危 機の影響による業績悪化を背景とし た移転の増加が背景と考えられる。

 2011 年下期から 2012 年上期は企

業業績が回復に向かう中※ 6、「2012

年問題」と言われたオフィスビルの 大量供給があり[図表 11]、移転需 要が喚起された面があること、また、

2011 年に発生した東日本大震災によ り、耐震性が劣る築古ビルからの移 転など、BCP を意識したオフィス移 転の動きが目立ち始めたことなどを 背景に移転件数が増加したと考えら れる。なお、BCP を意識した移転割 合は 2012 年上期以降も 10%以上で 推移しており、BCP を意識した移転 が根付いている状況がうかがえる。

 その後、企業業績の回復が鮮明に なり、2012 年下期には業容拡大目的 の移転割合が経費削減目的の移転割

合を上回った。その後も業容拡大目 的の移転が多く、移転需要は拡大し ているものと考えられるにもかかわ らず、移転件数は対前年同期比マイ ナス基調で推移している。2012 年下 期以降はオフィスビルの新規供給が 低調な中、企業業績の回復により移 転需要が増加し、賃貸オフィスビル の空室率が急速に低下(改善)した 時期にあたり[図表 11]、上場企業 各社の選定条件(エリア・物件属性) に見合う物件の空室が少なくなって

※ 4 適時開示情報により、移転対象が本社・本部 (支店・営業所クラス・店舗・生産設備等を除外) かつ移転先が東京 23 区の事例を抽出。グループ会社の移転事例も含む (複数のグループ 会社が集約移転する等の場合は 1 件とカウント)。集計時点は開示日ベース。

※ 5 グループ企業の移転事例にはホールディングカンパニーが開示するグループ会社の事例など が含まれる。2009 年上期~ 2014 年上期の全期間では移転事例の 7%がグループ企業の移 転事例である。

※ 6 法人企業統計では金融業、保険業を除く全産業の経常利益は 2012 年 1 - 3 月期に対前年 同期比プラスに転じ、その後、最新調査時点 2014 年 4 - 6 月期まで連続してプラスで推移。

図表 8 適時開示ベースの上場企業による東京 23 区への本社移転件数(上場企 業のグループ企業含む)および四季報データの件数に対する比率

図表 9 上場企業による東京 23 区への本社移転件数・対前年同期比 (図表 8 を 上期・下期別に集計)

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200

2009年 2010年 2011年 2012年 2013年

適時開示ベース の上場企業による東京23区への本社移転件数(23区内移転含む)

(上場企業のグループ企業含む)

および四季報データの件数に対する比率

移転件数( 左軸) 四季報ベースの移転件数に対 する 比率( 右軸)

-50% -40% -30% -20% -10% 0% 10% 20% 30% 40% 50%

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100

2

0

0

9

年上期

2

0

0

9

年下期

2

0

1

0

年上期

2

0

1

0

年下期

2

0

1

1

年上期

2

0

1

1

年下期

2

0

1

2

年上期

2

0

1

2

年下期

2

0

1

3

年上期

2

0

1

3

年下期

2

0

1

4

年上期

上場企業による東京23区への本社移転件数・対前年同期比(23区内での移転を含む)

件数(左軸) 対前年同期比(右軸)

(5)

きたことを示している可能性が考え られる。

 会社四季報データにより、東京 23 区への本社移転事例の移動状況(ど の地域から当該区へ移転してきたか) を確認すると、同一区内での移転が 3 ~ 4 割を占め[図表 12]、移転件 数が多い都心 3 区(千代田区、中央区、 港区)に関しては 5 割を超える年も 多い[図表 13]。また、都心 3 区は 都心 3 区内での移転がおおむね 7 割 を超えており、都心の限られたエリ アで移転先オフィスビルを選定する 志向が強い。さらに、「2.2 移転先 ビルの属性(築年数、建物規模)」で 分析したとおり、上場企業の本社移 転事例では築浅かつ大規模なビルへ の移転割合が高い。これらの分析結 果から、上場企業の本社移転におい てはエリア、物件属性の両面で条件 に合う物件は限定されており、現状 のように賃貸オフィスビルの空室が 減少している局面では、上場企業本 社の移転条件に見合う物件が減少し、 移転件数を押し下げる要因となって いる可能性が考えられる。

2.2 移転先ビルの属性(築年数、

建物規模)

 上場企業による東京 23 区への移転 事例を対象に、移転先ビルの築年数 と建物規模(基準階貸室床面積)を 分析した※ 7

(1) 移転先ビルの築年数

 上場企業による東京 23 区への本社 移転事例における移転先ビルの築年 別の構成割合は大きな変化はみられ

※ 7 適時開示情報 (※ 4 参照)に移転先ビルの名称が記載されていない場合は住所からビルを 特定。特定したビルについて、貸主 (デベロッパー) やオフィス仲介会社の H P により、竣 工年、物件規模 (基準階貸室床面積) を把握。竣工年は、不明の場合を除き、全事例を 対象とした。基準階貸室床面積は、貸主 (デベロッパー) やオフィス仲介会社の HP に基準 階貸室床面積の記載があれば当該面積 (面積に幅ある場合は小さい面積) を採用した。上 記 H P に基準階貸室床面積の記載がない場合、(1) 建物形状から各フロアの貸室床面積が ほぼ同じと考えられるケースは、① 1 フロアのみ面積が判明した場合は当該面積、②複数フ ロアの面積が判明した場合、各フロアとも同一面積であれば当該面積、面積に幅ある場合は

図表 10 上場企業による東京 23 区への本社移転理由の割合

図表 11 東京都心 5 区の賃貸オフィスビルの空室率・貸室面積の対前月差

図表 12 上場企業による東京 23 区への本社移転事例における同一区内での移転割合

図表 13 上場企業による都心 3 区への本社移転事例における移転元の割合

5 6 7 8 9 10

-40 -20 0 20 40 60

1月3月5月7月9月11月1月3月5月7月9月11月1月3月5月7月9月11月1月3月5月7月9月11月1月3月5月7月

2010年 2011年 2012年 2013年 2014年

東京都心5区の賃貸オフィスビルの貸室面積の対前月差と 新築ビルおよび既存ビルの空室率

貸室面積の前月差(坪):左軸 空室率/新築ビル:左軸

空室率/既存ビル:右軸 空室率/平均:右軸

新築ビルの空室率( %) および 貸室面積の対前月差( 千坪)

既存ビルの 空室率( %)

※貸室面積の増減は新規供給以外の要素(滅失、募集開始・募集中止等)も含まれる。

2009

~2010年

2010

~2011年

2011

~2012年

2012

~2013年

2013

~2014年

東京23区への移転事例における同一区内での移転割合 31% 29% 40% 38% 35%

30% 40% 50% 60% 70% 80% 90%

2009

~2010年 2010

~2011年 2011

~2012年 2012

~2013年 2013

~2014年

上場企業による都心3区(千代田区、中央区、港区)への本社移転事例における移転元の割合

千代田区(都心3区から の移転割合)

千代田区(同一区内での移転割合)

中央区(都心3区から の移転割合)

中央区(同一区内での移転割合)

港区(都心3区から の移転割合)

港区(同一区内での移転割合)

*都心3区から の移転は、

同一区内での移転を含む。

データ出所:適時開示情報より都市未来総合研究所作成

データ出所:三鬼商事株式会社「地域別オフィスデータ」より都市未来総合研究所作成

データ出所:図表 12、13 とも株式会社東洋経済新報社「会社四季報」より都市未来総合 研究所作成 0%

10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80%

2

0

0

9

年上期

2

0

0

9

年下期

2

0

1

0

年上期

2

0

1

0

年下期

2

0

1

1

年上期

2

0

1

1

年下期

2

0

1

2

年上期

2

0

1

2

年下期

2

0

1

3

年上期

2

0

1

3

年下期

2

0

1

4

年上期

上場企業による東京23区への本社移転理由の割合(23区内で の移転を含む)

業務効率化・経営効率化(集約/ 機能強化など )

業容拡大(手狭含む)

経費削減

BCP(耐震・安全)(老朽自社ビル 建て替え含む)

立地改善(交通利便性)

再開発・立ち退き・本社敷地の 開発

執務環境整備

縮小

(6)

ない[図表 14]。

 全期間(2009 年上期~ 2014 年上 期)では、築 10 年以内が 34%、こ れ に 11 ~ 20 年 の 26 % を 合 わ せ、 築 20 年 以 内 が 6 割 を 占 め て い る。 逆に、旧耐震ビル(1981 年 5 月 31 日以前に建築確認を受けた建物)に おおむね該当する築 31 年以上のビ ルへの移転割合(31 ~ 40 年および 41 年以上)は 15%にとどまってい る。一般財団法人日本不動産研究所 「全国オフィスビル調査(2014 年 1 月現在)」によれば、都心 5 区および その他 9 区に所在する延床面積 3,000 ㎡以上のビルのうち、1981 年以前に 竣工したビル(おおむね旧耐震ビル) は面積ベースで 26%を占めることか

ら※ 8、(移転件数割合と面積ベース

のストック割合の単純比較となるが) 上場企業の本社移転では築浅ビルを 選好する割合が高いと推察される。

(2) 移転先ビルの建物規模(基

準階貸室床面積)

 上場企業による東京 23 区への本社 移転事例における移転先ビルの建物 規模(基準階貸室床面積)別の構成 割合は(1)の築年数と比較し、ばら つきがみられ、傾向としては大規模 ビルへの移転割合が徐々に増加して いる[図表 15]。

  全 期 間(2009 年 上 期 ~ 2014 年 上期)では、500 坪以上が 25%、こ れに 200 ~ 500 坪の 38%を合わせ、 200 坪以上の大規模なビルが 6 割強 を占めている。逆に、100 坪未満(50 ~ 100 坪および 50 坪未満)の小規 模なビルへの移転割合は 14%にとど

まっている。建築着工統計データを 用いて、東京 23 区における延床面 積 3,000 ㎡未満(基準階貸室床面積

に換算すると約 90 坪未満※ 9)のビ

ルの構成割合(面積ベース)を試算

すると 31%と試算されることから※

10、(移転件数割合と面積ベースのス

トック割合の単純比較となるが)上 場企業の本社移転では大規模なビル を選好する割合が高いと推察される。

(3) 移転先ビルの築年数と建物

規模によるクロス集計

 以上、(1)、(2)から、上場企業

による東京 23 区への本社移転事例 では、築浅ビル、大規模なオフィス を選定する割合が高い傾向がみられ た。そこで、全期間(2009 年上期~ 2014 年上期)を対象に築年数と建物 規模によるクロス集計を行ったとこ

ろ※ 11、築 10 年以内かつ基準階貸室

床面積 200 坪以上の築浅・大規模ビ ルの割合が 1/4 を占めている[図表 16]。また、上記の築浅・大規模ビル の割合は 2011 年下期以降、増加し ており、築浅・大規模ビルへの移転 傾向が強まっている[図表 17]。

小さい面積を採用(面積が大きく異ならないことが前提)。建物形状から上層階はセットバック しているが下層に貸室床面積がほぼ同じと考えられるフロアが複数階ある場合は、下層階を 基準階とし、(1) と同様の扱いとした。セットバックが低層階から始まるビルや下駄ばき住宅 の下層階への移転、また、店舗兼本社の移転などの特殊事例は対象外とした。

※ 8  既往調査 (下記) によると、旧耐震ビルは相当の割合で耐震補強が進んでおり、耐震性能 に大きな問題があるビルは少ないと考えられるが、上場企業の本社移転では築浅ビルを選好 する割合が高い。

    (1) 一般社団法人日本ビルヂング協会連合会 「事務所ビルの耐震化を巡る課題と取組」 (2013

図表 14 上場企業による東京 23 区への移転事例における移転先ビルの築年別割合

図表 15 上場企業による東京 23 区への移転事例における移転先ビルの建物規 模(基準階貸室床面積)別割合

データ出所:図表 14、15 とも適時開示情報を基に各種公表資料により 都市未来総合研究所作成

33% 33% 34% 38% 27% 35% 33% 44% 33% 31% 41% 34% 26% 30% 35% 19%

25% 30% 18% 19% 22% 31% 25% 26% 26% 18% 22% 24% 27% 26%

30% 19% 28%

31% 18% 25% 8% 10% 6% 7% 16% 0%

8% 19% 13%

0% 14%

9% 7% 10% 3% 12% 5% 9% 11% 0% 4% 6% 2% 6%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 2 0 0 9

年上期

2

0

0

9

年下期

2

0

1

0

年上期

2

0

1

0

年下期

2

0

1

1

年上期

2

0

1

1

年下期

2

0

1

2

年上期

2

0

1

2

年下期

2

0

1

3

年上期

2

0

1

3

年下期

2

0

1

4

年上期 全期間

移転先ビルの築年別割合

41年以上

31-40年

21-30年

11-20年

10年以内

19% 22% 26% 32% 24% 25%

17% 20% 30% 22% 44%

25% 32% 36%

35% 21% 46% 50%

37%

47% 35% 47% 40% 38% 30% 19% 26% 34% 10% 20% 29% 30% 16% 16% 12% 22% 17% 19% 11% 13% 17% 5% 12% 0% 9% 13% 2% 11% 2% 5% 2% 0% 2% 0% 5% 3% 9% 3% 2% 3%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 2 0 0 9

年上期

2

0

0

9

年下期

2

0

1

0

年上期

2

0

1

0

年下期

2

0

1

1

年上期

2

0

1

1

年下期

2

0

1

2

年上期

2

0

1

2

年下期

2

0

1

3

年上期

2

0

1

3

年下期

2

0

1

4

年上期 全期間

移転先ビルの規模(基準階貸室 床面 積)別 割合

50坪未満

50~100坪

100~200坪

200~500坪

(7)

2.3 移転理由と移転先ビルの属

性(築年数、建物規模)の関係

(1) 移転理由と築年数の関係

 上場企業による東京 23 区への本 社移転事例について、全期間(2009 年上期~ 2014 年上期)を対象に、 移転理由と移転先ビルの築年数のク ロス集計を行った。その結果、築年 数をキーにすると、築浅ビルほど、 業容拡大目的の移転割合が高く、築 古ビルほど、経費削減目的の移転割 合が高いとの結果が得られた[図表 18]。また、移転理由をキーとし、業 容拡大、BCP、立地改善、執務環境 改善の前向きな理由と経費削減、縮 小の後ろ向きな理由を比較すると、 前向き理由では築浅ビルの割合が高 い結果が得られた[図表 19]。これ らの結果は、移転先オフィスビルの 選定における「築浅ビルは業容拡大 を目的とした移転先となりやすく、 築古ビルは業績悪化局面での移転の 受け皿となりやすい」とのイメージ に合致するものである。

(2) 移転理由と建物規模の関係

 上場企業による東京 23 区への本社 移転事例について、全期間(2009 年 上期~ 2014 年上期)を対象に、移 転理由と移転先ビルの建物規模(基 準階貸室床面積)のクロス集計を行っ た。その結果、建物規模をキーにす ると、大規模ビルほど、業務効率化・ 経営効率化、業容拡大、執務環境改 善の移転割合が高く、小規模ビルほ ど、経費削減目的の移転割合が高い との結果が得られた[図表 20]。ま た、移転理由をキーとし、業容拡大、

年11月)によれば、全国の同連合会加盟ビルを対象とした 2013年日本ビルヂング協会連 合 会 「 耐 震 性 に 関 す る 調 査 」 で は、旧 耐 震 ビ ル559棟 の う ち、82 % が 耐 震 診 断 を 実 施 し、 耐震上の問題ありと診断された 317 棟のうち 89%が耐震補強を実施済みとなっている。     (2) シービーアールイー株式会社 「B C P 対応を企図した上場企業の本社移転および、オフィ

スビルにおける B C P 対策についての考察」 によれば、東京都心 5 区所在の延床面積 3,000 坪以上の旧耐震ビルにおける耐震リニューアル済みの割合はおおむね 8 割となっている。 ※9 J - R E I T が保有 (100%所有物件) する延床面積2,500~3,500㎡のオフィスビル約100棟

図表 16 上場企業による東京 23 区への移転事例における移転先ビルの築年数 と建物規模(基準階貸室床面積)のクロス集計(構成割合)

図表 17 上場企業による東京 23 区への移転事例における、築 10 年以内かつ基 準階貸室床面積 200 坪以上のビルへの移転件数割合

BCP、立地改善、執務環境改善の前 向きな理由と経費削減、縮小の後ろ 向きな理由を比較すると、前向き理 由では大規模ビルの割合が高い結果 が得られた[図表 21]。これらの結 果は、移転先オフィスビルの選定に おける「大規模なビルは業務効率化・ 経営効率化や業容拡大などを目的と

した移転先となりやすく、小規模な ビルは業績悪化局面での移転の受け 皿となりやすい」とのイメージに合 致するものである。

0% 5% 10% 15% 20% 25% 30% 35% 40% 45%

2

0

0

9

年上期

2

0

0

9

年下期

2

0

1

0

年上期

2

0

1

0

年下期

2

0

1

1

年上期

2

0

1

1

年下期

2

0

1

2

年上期

2

0

1

2

年下期

2

0

1

3

年上期

2

0

1

3

年下期

2

0

1

4

年上期

移転先ビルのうち、築10年以内かつ基準階 貸室床 面積200坪以 上の移 転件数 割合

データ出所:図表 16、17 とも適時開示情報を基に各種公表資料により 都市未来総合研究所作成 500坪以

上N=128

200~500

坪N=194

100~200

坪N=114

100坪未

満N=74

0% 5% 10% 15%

10年以内N=169

11-20年N=135

21-30年N=132

31年以上N=74

13% 12%

移転先ビルの築年数と建物規模(基準階貸室床面積)のクロス 集計(構成割合)

*2009年上期 から

2014年上期の全期間

の移転事例のうち、築

年数、建物規模とも に

(8)

の基準階貸室床面積(一部当社推定値含む) の平均値は 92 坪。

※10 1971年以降の各年の着工床面積を累積。1970年以前に着工したビルや取り壊しは考慮し ていない。課税資料や民間調査機関の公表資料から築年別のオフィスストック状況を把握す ることはできるが規模別の把握はできないため、上記手法により試算した。2012 年時点。 ※11 2009年上期 から 2014年上期の全期間の移転事例のうち、築年数、建物規模ともに判明

した事例を対象にした構成割合。なお、築年数のうち築 41 年以上はサンプル数が少ないた め、31 ~ 40 年と合わせて、築 31 年以上と区分して集計した。同様に、建物規模のうち 50 坪未満はサンプル数が少ないため、50 ~ 100 坪と合わせて、100 坪未満と区分して集計した。

図表 18 上場企業による東京 23 区への移転事例におけ る移転先ビルの築年別にみた移転理由割合

図表 19 上場企業による東京 23 区への移転事例におけ る移転理由別にみた移転先の築年別割合

図表 20 上場企業による東京 23 区への移転事例における移転 先ビルの建物規模(基準階貸室床面積)別にみた移転理由割合

図表 21 上場企業による東京 23 区への移転事例における移転 理由別にみた移転先の建物規模(基準階貸室床面積)別割合

データ出所:図表 18 ~ 21 とも適時開示情報を基に各種公表資料により都市未来総合研究所作成

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70%

10年以内 N=186

11-20年 N=140

21-30年 N=133

31年以上 N=83

移転先ビルの築年別にみた移転理 由割合

(2009年上期から2014年上期の全期間対象)

業務効率化・ 経営 効率化( 集約/機 能強化など ) 業容拡大( 手狭含 む)

経費削減

BCP(耐震・ 安全) (老朽自社ビ ル建 て替え含む) 立地改善( 交通利 便性)

再開発・ 立ち 退き・ 本社敷地の開発

執務環境整備

縮小

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70%

500坪以上 N=128

200~500坪 N=194

100~200坪 N=114

100坪未満 N=74

移転先ビルの建物規模( 基準階貸室床 面積) 別に みた移

転理由割合(2009年上期から2014年上期の全期間対象)

業務効率化・ 経営 効率化( 集約/機 能強化など ) 業容拡大( 手狭含 む)

経費削減

BCP(耐震・ 安全) (老朽自社ビ ル建 て替え含む) 立地改善( 交通利 便性) 再開発・ 立ち 退 き・ 本社敷地の開 発

執務環境整備

縮小

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

業務効率化・

経営効率

化(

集約

/

機能

強化な

) N = 3 1 5

業容拡大(

手狭含む

) N = 1 2 1

経費削減

N

=162

B

CP

(

耐震・

安全)

(

老朽自

社ビ

ル建て

替え

N

=

3

3

立地改善(

交通利便性

N

=

3

4

再開発・

立ち

退き

本社敷

地の開

N

=

2

3

執務環境整備

N

=

4

5

縮小

N

=

5

移転理由別にみた移転先の建物規 模( 基準階 貸室床 面

積) 別割合(2009年上期 から2014年上期の全期間対象)

100坪未満

100~200坪

200~500坪

500坪以上

は前向き理由

は後向き理由

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

業務効率化・

経営効率

化(

集約

/

機能

強化な

) N = 3 3 3

業容拡大(

手狭含む

) N = 1 2 2

経費削減

N = 1 7 9 B CP (

耐震・

安全)

(

老朽自

社ビ

ル建て

替え

N

=

3

5

立地改善(

交通利便性

N

=

36

再開発・

立ち

退き

本社敷

地の開

N

=

3

0

執務環境整備

N

=

4

8

縮小

N

=

5

移転理由別にみた移転先の築年別 割合

(2009年上期 から2014年上期の全期間対象)

31年以上

21-30年

11-20年

10年以内

(9)
(10)

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