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岡山市水道事業会計決算及び岡山市工業用水道事業会計決算審査意見書 決算審査一覧平成15年度から平成25年度|岡山市|市政情報|政策・企画

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全文

(1)

17

岡 山 市 水 道 事 業 会 計 決 算 及 び 岡 山 市

工 業 用 水 道 事 業 会 計 決 算 審 査 意 見 書

(2)

1

8

8

1

岡 山 市 長

岡 山 市 監 査 委 員

源 十 郎

平 成 1 7 年 度 岡 山 市 水 道 事 業 会 計 決 算 及 び 岡 山 市

工 業 用 水 道 事 業 会 計 決 算 審 査 意 見 に つ い て

(3)

1 第 1 審 査 の 対 象

1 第 2 審 査 の 期 間

1 第 3 審 査 の 方 法

1 第 4 審 査 の 結 果

3 1 業 務 の 概 要

6 2 予 算 の 執 行 状 況

8 3 経 営 成 績

11 4 財 政 状 態

15 5 む す び

17

資 料

33 1 業 務 の 概 要

34 2 予 算 の 執 行 状 況

36 3 経 営 成 績

38 4 財 政 状 態

41 5 む す び

43

資 料

( 注 ) 1 文 中 の 金 額 は , 原 則 と し て 万 円 単 位 で 表 示 し , 端 数 は 切 り 捨 て た 。 こ の た め 計 数 が 一 致 し な い 場 合 が あ る 。

2 文 中 の 比 率 及 び 各 表 中 の 数 値 は , 原 則 と し て 表 示 の 1 桁 下 位 で 四 捨 五 入 し た 。 こ の た め 計 数 が 一 致 し な い 場 合 が あ る 。

(4)

平 成 1 7 年 度 岡 山 市 水 道 事 業 会 計 決 算 及 び

岡 山 市 工 業 用 水 道 事 業 会 計 決 算 審 査 意 見

第 1 審 査の 対 象

平 成 17年 度 岡 山 市 水 道 事 業 会 計 決 算

平 成 17年 度 岡 山 市 工 業 用 水 道 事 業 会 計 決 算 第 2 審 査の 期 間

平 成 18年 6 月 12日 か ら 平 成 18年 7 月 28日 ま で 第 3 審 査の 方 法

審 査 に 当 た っ て は , 平 成 17年 度 岡 山 市 水 道 事 業 決 算 報 告 書 , 平 成 17年 度 岡 山 市 工 業 用 水 道 事 業 決 算 報 告 書 及 び 財 務 諸 表 並 び に 証 書 類 , 事 業 報 告 書 及 び 収 益 費 用 明 細 書 , 固 定 資 産 明 細 書 , 企 業 債 明 細 書 が 関 係 法 令 に 準 拠 し て 作 成 さ れ て い る か , 事 業 の 経 営 成 績 及 び 財 政 状 態 を 適 正 に 表 示 し て い る か ど う か に つ い て 審 査 す る と と も に , 関 係 者 か ら の 説 明 を 聴 取 し , 会 計 帳 票 , 証 拠 書 類 と の 照 合 及 び 経 営 内 容 の 動 向 を 把 握 す る た め 計 数 の 分 析 を 行 い , 年 次 比 較 等 の 検 討 を 加 え た 。

な お , 年 次 比 較 等 の 検 討 は , 原 則 と し て , 平 成 16年 度 及 び 平 成 17年 度 岡 山 市 水 道 事 業 会 計 決 算 書 , 岡 山 市 工 業 用 水 道 事 業 会 計 決 算 書 に 示 さ れ て い る 数 値 に よ り 行 っ た 。 貸 借 対 照 表 を 用 い て の 比 較 に つ い て は , 平 成 16年 度 末 は 1市 2町 合 併 後 の 数 値 に よ り 行 っ た 。

第 4 審 査の 結 果

審 査 に 付 さ れ た 決 算 書 類 及 び 決 算 附 属 書 類 は , い ず れ も 関 係 法 令 に 準 拠 し て 作 成 さ れ て お り , 関 係 諸 帳 簿 等 と 照 合 審 査 の 結 果 , 計 数 は 正 確 で あ り , か つ , 本 年 度 の 経 営 成 績 及 び 財 政 状 態 を 適 正 に 表 示 し て い る も の と 認 め た 。

(5)
(6)

( 1) 業務実 績

業務の 実績は, 次のとお りである。(資料 第1参照)

本年度 末の給水 戸数は269, 749戸で, 前年度に 比べ3, 975戸( 1. 5% ) の 増加, 給 水人 口は665, 492人で,前 年度に比 べ2, 069人(0. 3% )の増加と なってい る。

また, 水道普及 率は前年 度と同率 の99. 8% となって いる。

年間総 配水量は 96, 248, 560m で 前年度 に比べ3, 211, 661m 3. 5% の増加 年間

3 3

, ( ) ,

, ( ) 。

総有収水 量は85, 142, 821m で 前年度に 比べ854, 827m 1. 0% の 減少とな っている

3 3

これは ,平成17年度の料 金改定に おいて, 有収水量 の捉え方 を平成16年度まで の基 本料金に 相当する (0m ∼ 16m ) 水量をそ の使用に かかわら ず最大水 量として いた

3 3

ことから ,実際の 使用水量 に改めた ためであ る。

また,水道事業 における 本年度末 の配水管 総延長は,前年度に 比べ46. 99㎞延 長され 3, 942. 90㎞となっ ている。

( 2) 建設改 良事業

本年度 に実施し た主な建 設改良事 業は,次 のとおり である。 ア 基幹 施設整備 事業につ いて

本格 的な維持 管理時代 の中,幹 線の整備 と安定し た給水体 制の確保 ,安全で 良質 な水の 供給,渇 水や地震 に強い水 道づくり を行うた め,老朽 施設の更 新及びク リプ トスポ リジウム 対策事業 (集団的 下痢症状 を発生さ せる病原 性原虫対 策)など の事 業を柱 とする基 幹施設整 備事業に 着手して いる。

浄水 場関係と しては, 老朽化が 進む浄水 施設の代 替施設の 確保とク リプトス ポリ ジウム 対策とし て急速ろ 過池(濁 質除去の 向上)の 増設に着 手してい る。

配水 池関係と しては, 岡山市で 最も重要 な配水施 設である 矢坂山配 水池を現 在の 耐震基 準を満た すべく耐 震補強工 事に着手 している 。

国土 交通省が 事業主体 で施工し ている共 同溝関係 としては,一般国道 2号岡 南共同 溝及び 一般国道 180号岡山西 共同溝建 設工事の 本年度予定 分を完了 している 。

配水 管として は,共同 溝等にお いて,配 水管延長 2, 576m(口径 φ 1200mm∼φ 100 mm)を 布設して いる。

イ 配水 管整備事 業につい て

給水 の円滑化 ,有収率 の向上を 図るため ,配水管 布設工事 を52, 371m( 口 径φ 400 mm∼φ 25mm)実 施してい る。

ウ 管路 近代化事 業につい て

石綿 セメント 管の早期 解消のた め,国庫 補助事業 として平 成12年度 から事業 に着 手し, 本年度は 配水管延 長5, 878m( 口径φ 350mm∼ φ 75mm) を布設し ている。 ( 3) 施設の 利用状況

(7)

施 設 の 利 用 状 況

(単位:%) 1 7 年 度 1 6 年 度

区 分 備 考

A B

1 日 平 均 配 水 量 1 日 配 水 能 力 施 設 利 用 率 76. 4 72. 3

1 日 平 均 配 水 量 1 日 最 大 配 水 量 負 荷 率 88. 5 85. 9

1 日 最 大 配 水 量 1 日 配 水 能 力 最 大 稼 働 率 86. 2 84. 1

, ,

施設の 利用状況 を示す施 設利用率 は76. 4% であり これは1日平均 配水量が 増加し 1日 配水能力 が減少し たことに より前年 度に比べ 4. 1ポ イント増 加してい る。

負荷率 は88. 5% であり, これは1日平 均配水量 の増加が, 1日 最大配水 量の増加 を上 回ったた め前年度 に比べ2. 6ポ イント増 加してい る。

最大稼 働率は86. 2%であ り,これ は1日最大配 水量が増加 し,1日配水 能力が減 少し たため前 年度に比 べ2. 1ポイン ト増加し ている。

m m 2. 1% の減少と なって なお,1日配水 能力は345, 367 で,前年度に 比べ7, 400

3 3

( ) いる。こ れは浄水 場の休止 により, 1日 配水能力 が減少した ためであ る。 ( 4) 労働生 産性の状 況

労働生 産性の状 況は,次 表のとお りである 。

労 働 生 産 性 の 状 況 1 7 年 度 1 6 年 度 増,減 (△)

区 分 備 考

A B A − B

現 在 給 水 人 口 職 員 1 人 当 た り

38

損 益 勘 定 所 属 職 員 給 水 人 口( 人)

2, 287 2, 249

年間総有 収水量 職 員 1 人 当 た り

1, 070

損 益 勘 定 所 属 職 員 有 収 水 量 (m3)

292, 587 291, 517

営 業 収 益 − 受 託 工 事 収 益 職 員 1 人 当 た り

49, 104 43, 322 5, 782

損 益 勘 定 所 属 職 員 営 業 収 益(千円)

労働生 産性は, 前年度に 比べ,職 員1人当たり 給水人口, 職員1人当た り有収水 量, 職員1人当た り営業収 益ともに 上回って いる。こ れは,主に 損益勘定 所属職員 4名 の減 員と料金 改定によ る増収の 影響によ るもので ある。

( 5) 有収率 の状況

(8)

有 収 率 の 状 況 1 7 年 度 1 6 年 度 増 ,減(△)

区 分 備 考

A B A − B 年 間 総 配 水 量(m 96, 248, 560 93, 036, 899 3, 211, 661

3

年間総有収 水量(m 85, 142, 821 85, 997, 648 △ 854, 827

3

年間総 有収水量 年 間 総 配 水 量 有 収 率(%) 88. 5 92. 4 △ 3. 9

(参 考)

労働生産性及び有収率の類似13団体の状況(平成16年度)

平成16年度「水道事業経営指標」及び平成16年度「地方公営企業年鑑」による。

(注)・

・類似13団体とは,表流水(ダムを除く)を主な水源とする事業のうち,給水人口30万人以上の団体

をいい,上記のうち,富山市∼大津市は有収水量密度が全国平均以上の団体であり,郡山市∼秋田

市は全国平均未満の団体である。(全国平均値1. 60千m ) 3

/ ha

なお,岡山市については,平成16年度は合併後の数値となっている。

都市名

現在給水人口 ( 人)

職員1人当たり の給水人口

(人)

職員1人当たり の有収水量

(m

3

職員1人当たり の営業収益

(千円)

有収率 ( %)

富山市 322, 308 4, 029 490, 056 66, 997 91. 8

岡崎市 354, 662 3, 224 377, 872 51, 591 95. 0

枚方市 407, 714 2, 851 331, 086 51, 584 93. 2

鹿児島市 532, 076 2, 397 271, 449 49, 774 92. 4

宮崎市 306, 235 2, 392 302, 526 44, 564 91. 6

大津市 305, 365 1, 851 244, 484 28, 563 90. 6

郡山市 318, 844 2, 277 269, 049 56, 815 90. 2

八戸圏域 水道企業団

337, 284 2, 069 184, 943 50, 481 87. 8

大分市 447, 370 1, 997 210, 794 48, 914 87. 9

いわき市 342, 363 1, 765 217, 927 45, 898 89. 0

岡山市 663, 423 2, 249 300, 109 44, 599 91. 8

新潟市 772, 365 2, 022 264, 058 41, 858 92. 3

秋田市 328, 465 1, 835 208, 315 40, 620 88. 3

(9)

予 算 の 執 行 状 況

( 1) 収益的 収入及び 支出

収益的 収入及び 支出の予 算執行状 況は,次 表のとお りである。(資料 第2参照) 収 益 的 収 入 及 び 支 出 の 予 算 執 行 状 況

予算額に比し増 減( )

B , △

又 は 不 用 額

区 分 予 算 額 A 決 算 額 B 執行率

円 円 % 円

収 益 的 収 入 15, 151, 873, 000 15, 067, 910, 050 99. 4 △ 83, 962, 950

収 益 的 支 出 14, 741, 112, 000 14, 530, 592, 534 98. 6 210, 519, 466

(注)決算額のうち収益的収入における仮受消費税及び地方消費税は687, 725, 596円,収益的支 出における仮払消費税及び地方消費税は255, 335, 321円である。

収益的 収入決算 額150億6, 791万円 は,予算 額151億5, 187万円 に対し99. 4%の執 行 率,また ,収益的 支出決算 額145億3, 059万円 は,予算 額147億4, 111万円 に対し98. 6 %の執行 率となっ ている。

( 2) 資本的 収入及び 支出

資本的 収入及び 支出の予 算執行状 況は,次 表のとお りである。(資料 第3参照) 資 本 的 収 入 及 び 支 出 の 予 算 執 行 状 況

翌年度への財源 予算額に比し増,

繰越又は繰越額 減( ) 又は 不用 額

区 分 予 算 額 A 決 算 額 B 執行率

A △

円 円 % 円 円

資本的収入 3, 459, 185, 859 3, 044, 654, 763 88. 0 446, 507, 951 31, 976, 855

資本的支出 8, 612, 156, 110 7, 213, 872, 100 83. 8 1, 328, 128, 709 70, 155, 301

(注)決算額のうち資本的収入における仮受消費税及び地方消費税は43, 600, 239円,資本的支 出における仮払消費税及び地方消費税は210, 871, 966円である。

, ,

資本的 収入決算 額30億4, 465万円は 予算額34億5, 918万円に 対し88. 0%の執行 率 また,資 本的支出 決算額72億1, 387万円 は,予算 額86億1, 215万 円に対し 83. 8%の 執 行率とな っている 。

資本的 収入の内 訳の主な ものは, 負担金16億8, 435万円, 企業債12億6, 240万円 で あり,資 本的支出 の内訳は ,建設改 良費50億 4, 385万円,企 業債償還 金21億7, 001万 円である 。

(10)

万円で そ の内訳は 継 続費逓次 繰越額と して 基幹 施設整備 費3億 371万 円及

2, 812 , , ,

費2億9, 012万円 で び予算繰 越額とし て,基幹 施設整備 費7億3, 428万円, 配水管整 備

ある。

予算繰 越は,主 として, 他事業又 は他工事 との関連 による工 程調整及 び地元関 係 者との協 議,調整 に日時を 要したた めである 。

(11)

( 1 ) 総 合 成 績

( 資 料 第 4 参 照 ) 総 合 成 績 は , 次 表 の と お り で あ る 。

総 合 成 績

総 収 支 比 率

総 収 益 総 費 用

損益(△ 損失)

年度 A

金 額 A 前 年 度 比 指 数 金 額 B 前 年 度 比 指 数 A−B

% % %

円 円 円

98. 2 100. 0 74, 785, 033 100. 6

13 13, 437, 524, 500 13, 362, 739, 467 102. 0 100. 0

14 12, 997, 771, 135 96. 7 96. 7 13, 135, 850, 797 98. 3 98. 3 △138, 079, 662 98. 9

15 12, 905, 063, 094 99. 3 96. 0 12, 727, 579, 959 96. 9 95. 2 177, 483, 135 101. 4

16 12, 889, 880, 898 99. 9 95. 9 12, 788, 283, 702 100. 5 95. 7 101, 597, 196 100. 8

17 14, 380, 184, 561 111. 6 107. 0 13, 970, 129, 061 109. 2 104. 5 410, 055, 500 102. 9

総 収 益 は 1 4 3 億 8 , 0 1 8 万 円 で , 前 年 度 に 比 べ 1 4 億 9 , 0 3 0 万 円 ( 1 1 .6 % ) の 増 収 となり,総費用は139億7, 012万円で,前年度に比べ11億8, 184万円(9. 2%)の増費とな っ て い る 。 そ の 結 果 , 総 収 支 比 率 は 1 0 2 . 9 % ( 前 年 度 1 0 0 .8 % ) を 示 し , 4 億

1 , 0 0 5 万 円 の 純 利 益 を 生 じ , 黒 字 決 算 と な っ て い る 。

総 収 益 ・ 総 費 用 の 推 移

134.3 129.9 129.0 128.8 133.6 131.3 127.2

1 4 3 .8

127.8

1 3 9 .7

70 80 90 100 110 120 130 140 150

13 14 15 16 17 (年度)

(億円)

(12)

( 2 ) 経 常 収 支

( 資 料 第 4 , 5 参 照 ) 経 常 収 支 は , 次 表 の と お り で あ る 。

経 常 収 支

17 年 度 16 年 度 増,減(△ ) C

金 額 A 構成比 金 額 B 構成比 C(A−B) B

% % %

円 円 円

営 業 収 益 14, 330, 768, 598 99. 7 12, 838, 386, 026 99. 6 1, 492, 382, 572 11. 6

営 業 外 収 益 47, 997, 422 0. 3 49, 985, 806 0. 4 △ 1, 988, 384 △ 4. 0

計 ( 経 常 収 益) 14, 378, 766, 020 100. 0 12, 888, 371, 832 100. 0 1, 490, 394, 188 11. 6

営 業 費 用 12, 461, 573, 975 89. 7 11, 249, 248, 224 88. 3 1, 212, 325, 751 10. 8

営 業 外 費 用 1, 430, 611, 637 10. 3 1, 490, 233, 159 11. 7 △ 59, 621, 522 △ 4. 0

計 ( 経 常 費 用) 13, 892, 185, 612 100. 0 12, 739, 481, 383 100. 0 1, 152, 704, 229 9. 0

経 常 収 益 は 1 4 3 億 7 , 8 7 6 万 円 で , 前 年 度 に 比 べ 1 4 億 9 , 0 3 9 万 円 ( 1 1 . 6 % ) の

, ( )

増 収 経 常 費 用 は 1 3 8 億 9 , 2 1 8 万 円 で , 前 年 度 に 比 べ 1 1 億 5 , 2 7 0 万 円 9 .0 % の 増 費 で , そ の 結 果 , 経 常 利 益 4 億 8 , 6 5 8 万 円 と な っ て い る 。

営 業 収 益 の 増 収 は , 前 年 度 に 比 べ 主 に 給 水 収 益 が 増 加 し た た め で あ る 。 営 業 外 収 益 の 減 収 は , 主 に 配 水 施 設 維 持 管 理 負 担 金 は 皆 増 し た が , 他 会 計 繰 入 金 が 減 少 し た た め で あ る 。

営 業 費 用 の 増 費 は , 前 年 度 に 比 べ 主 に 給 水 費 , 原 水 及 び 浄 水 費 , 受 託 工 事 費 は 減 少 し た が , 受 水 費 , 減 価 償 却 費 及 び 業 務 費 が 増 加 し た た め で あ る 。

営 業 外 費 用 の 減 費 は , 主 に 支 払 利 息 及 び 企 業 債 取 扱 諸 費 ( 企 業 債 利 息 ) が 減 少 し た た め で あ る 。

( 3 ) 特 別 損 益

特 別 損 益 は , 次 表 の と お り で あ る。( 資 料 第 4 , 5 参 照 )

特 別 損 益

17 年 度 16 年 度 増,減(△ ) C

金 額 A 金 額 B C(A−B) B

%

円 円 円

特 別 利 益 1, 418, 541 1, 509, 066 △ 90, 525 △ 6. 0

特 別 損 失 77, 943, 449 48, 802, 319 29, 141, 130 59. 7

特 別 利 益 の 減 収 は , 前 年 度 に 比 べ 過 年 度 損 益 修 正 益 は 増 加 し た が , 固 定 資 産 売 却 益 が 皆 減 し た た め で あ る 。

(13)

消 滅 時 効 を 5 年 か ら 2 年 に 変 更 し た こ と に よ り 過 年 度 損 益 修 正 損 が 増 加 し た た め で あ る 。

( 4 ) 供 給 単 価 と 給 水 原 価 の 状 況

供 給 単 価 と 給 水 原 価 の 状 況 は , 次 表 の と お り で あ る 。 供 給 単 価 と 給 水 原 価 の 状 況 ( 1 m 当 た り )

備 考

区 分

17年度 16年度 15年度 増,減(△ )

E D−E

C D C−D

給水収益

供給単価 A

円 円 円 円 円

年 間 総 有 収 水 量

156. 99 138. 43 138. 66 18. 56 △ 0. 23

総 原 価 給水原価 B 162. 77 147. 47 147. 90 15. 30 0. 43

年 間 総 有 収 水 量

△ 5. 78 △ 9. 04 △ 9. 24 3. 26 0. 20

差 異

A−B

供 給 単 価 は 前 年 度 に 比 べ 18. 56円 上 が っ て 156. 99円 , 給 水 原 価 は 前 年 度 に 比 べ 円 上 が っ て 1 6 2 . 7 7 円 で , 本 年 度 も 供 給 単 価 が 給 水 原 価 を 5 . 7 8 円 下 回 っ 15. 30

て い る 。

給 水 原 価 が 増 加 し た 主 な 理 由 は , 1 m 当 た り の 単 価 で , 人 件 費 に お い て 給

(14)

財政状態 は,次の とおりで ある。(資料第6, 7参 照)

なお,平 成16年度 の数値に ついては ,合併後 の財務諸 表に基づ いている 。 ( 1) 年度末 現在の財 政状態

ア 資産 について

資産 総額は1, 291億604万円であ り,前年 度末に比 べて10億 2, 929万円(0. 8% )の 増 加 と な っ て いる 。 こ れ は ,固 定 資 産 が 5億 998万 円 ( 0. 4% ) 増 加 し ,流 動 資 産 が 5億1, 931万円( 5. 9%)増加 したため である。

固定 資産の増 加は,配 水管整備 事業等建 設改良事 業の進捗 に伴い, 構築物( 主に 配水設 備)等が 増加した ためであ る。固定 資産の総 資産にお ける割合 は92. 8% で, 前年度 末に比べ 0. 4ポイント の減少と なってい る。

流動 資産の増 加は,主 に現金預 金が増加 したため である。 流動資産 の総資産 にお ける割 合は7. 2%で ,前年度 末に比べ 0. 4ポ イントの 増加とな っている 。

イ 負債 及び資本 について

資産 の調達資 金源を示 す負債, 資本の構 成は,固 定負債が 3億9, 427万円(構 成比 0. 3%),流動負 債が23億1, 096万円(構 成比1. 8%),資本金 が529億9, 825万円(構成 比41. 1%), 剰余金が 734億 255万円(構成 比56. 9% )となっ ている。

これ らを前年 度末と比 べてみる と,固定負債 は5, 093万円(14. 8%)の増加,流動 負債は 3億 5, 958万円(13. 5%)の減少,資本 金は8億9, 449万円(1. 7%)の減少,剰 余金は 22億3, 244万 円(3. 1%)の 増加とな っている 。

固定 負債の増 加は,退 職給与引 当金が増 加したた めである 。

流動 負債の減 少は,主 に未払金 及び預り 金が減少 したため である。

資本 金の減少 は,主に 企業債償 還額が新 規発行額 を上回っ たため, 借入資本 金が 減少し たことに よるもの である。

剰余 金の増加 は,負担 金(主に 加入負担 金及び工 事負担金 )等によ り,主に 資本 剰余金 が増加し たためで ある。

(15)

ウ 財務 比率につ いて

財務 比率は, 次表のと おりであ る。

財 務 比 率

(単位:%)

分 析 項 目 17年度 16年度 算 式

95. 2 × 100

固 定 資 産 対 長 期 資 本 比 率 固 定 資 産

94. 5

資 本 金 + 剰 余 金 + 固 定 負 債 (望ましい比率100%以下)

327. 4 × 100

流 動 比 率

400. 9

流動資産 流動負債 ( 理 想 比 率 2 0 0 %以 上 )

現金預金+未収金 × 100

当 座 比 率

398. 2 320. 4

( 理 想 比 率 1 0 0 %以 上 ) 流 動 負 債

× 100

負 債 比 率 負 債

44. 0 46. 5

自己資本 ( 理 想 比 率 1 0 0 %以 下 )

固定 資産とそ の調達資 金源との 関係をみ る固定資 産対長期 資本比率 は94. 5% で, 前年度 末に比べ 0. 7ポイント 向上して おり, 固 定資産の調 達が資本 金,剰余 金,固定 負債の 範囲内で 行われて いるもの と認めら れる。

短期 の支払能 力をみる 流動比率 は400. 9%で,前年度末 に比べ73. 5ポイント 向上し ており , 理想と される比 率を示し ている。

当座 の支払能 力をみる 当座比率 は398. 2%で , 前年 度末に比 べ77. 8ポ イント向 上し ており ,理想と される比 率を示し ている。

経 営 の 健 全 性 を み る負 債 比 率 は 44. 0% で , 前 年 度 末 に 比べ 2. 5ポ イ ント 向 上 し て おり, 理想とさ れる比率 を示して いる。

( 2) 収入状 況

流 動 資 産 の う ち未 収 金 の 年 度末 現 在 高 は 14億 8, 991万 円 で, こ の う ち 主な も の は , 給水収益 12億1, 488万 円(給水 収益の平 成18年2, 3月期 調定分10億4, 347万円を 含む), 下水道使 用料等徴 収受託手 数料9, 506万 円並びに 加入負担金 及び工事 負担金5, 815万円 である。

給水収 益等の収 入状況は 次表のと おりで, 現年度分 と過年度 繰越分を 合わせた 収入 率は91. 2%で,前 年度と同 じとなっ ており, 収入未済 額は前年 度に比べ 1億6, 661万円 (13. 8% )の増加 となって いる。

(16)

, , , さ ら に 収 益 の 大 部 分 を 占 め る 給 水 収 益 に 限 っ て 収 入 率 を み る と 現 年 度 分 91. 6% 過 年 度 繰 越 分 91. 6% と な っ て お り,前 年 度 末 に 比 べ 現 年 度 分 は 0. 4ポ イ ン ト 向 上 し て お り , 過 年 度 繰 越 分 は 0. 2ポ イ ン ト 向 上 し て い る 。

な お , 未 収 金 に つ い て は , 今 後 と も 収 入 率 の 向 上 に 努 め ら れ た い 。

収 入 状 況

17 年 度 16年度

科 目

調 定 額 収 入 額 収入率 不納欠損額 収 入 未 済 額 収入率

A B B/A C A−B−C

% %

円 円 円 円

14, 034, 053, 174 12, 853, 279, 937 91. 6 0 1, 180, 773, 237 91. 2

給 水 収 益

99. 4 99. 9

受 託 工 事 収 益 41, 968, 300 41, 717, 600 0 250, 700

942, 170, 564 787, 219, 911 83. 6 0 154, 950, 653 1. 3

その他営業収益 度

48, 291, 765 46, 120, 943 95. 5 0 2, 170, 822 98. 5

営業外収益

15, 066, 483, 803 13, 728, 338, 391 91. 1 0 1, 338, 145, 412 91. 1

1, 213, 783, 709 1, 112, 187, 769 91. 6 67, 484, 942 34, 110, 998 91. 4

給 水 収 益

85, 500 85, 500 0 0

受 託 工 事 収 益 100. 0

23, 758, 147 23, 758, 147 0 0 100. 0

その他営業収益 100. 0

1, 595 1, 595 100. 0 0 0

越 営業外収益

1, 237, 628, 951 1, 136, 033, 011 91. 8 67, 484, 942 34, 110, 998 91. 6

16, 304, 112, 754 14, 864, 371, 402 91. 2 67, 484, 942 1, 372, 256, 410 91. 2

合 計

( 注 ) 平 成 16年 度 は , そ の 他 営 業 収 益 等 の う ち , 消 火 栓 維 持 負 担 金 な ど 水 道 料 金 等 の 収 益 に 直 接 関 係 し な い も の は 除 い て い た が , 平 成 17年 度 は , 全 て を 計 上 し 決 算 額 と し た 。

(17)

( 3) 借 入 資 本 金 ( 企 業 債 )

建 設 改 良 事 業 の 財 源 に 充 て る 企 業 債 の 残 高 状 況 は , 次 表 の と お り で あ る 。 企 業 債 の 残 高 状 況

増加率

年度 前 年 度 末 残 高 本 年 度 末 残 高

本 年 度 中

A 増 加 高 ( 借入 ) 減 少 高 (償 還 ) 差 引 増 加 高 B A

円 円 円 円 % 円

16 37, 400, 208, 302 1, 461, 300, 000 1, 865, 469, 961 △ 404, 169, 961 △ 1. 1 36, 996, 038, 341

17 37, 621, 482, 976 1, 262, 400, 000 2, 170, 016, 512 △ 907, 616, 512 △ 2. 4 36, 713, 866, 464

( 注 ) 平 成 16年 度 の 本 年 度 末 残 高 は 合 併 前 の 岡 山 市 の も の で あ り , 平 成 17年 度 の 前 年 度 末 残 高 は

( ) 。

合 併 に よ る 引 継 分 御 津 町 585, 888, 466円 及 び 灘 崎 町 39, 556, 169円 を 含 ん だ も の で あ る

本 年 度 末 残 高 は 3 6 7 億 1 , 3 8 6 万 円 で,前 年 度 末 に 比 べ 9 億 7 6 1 万 円 ( 2 .4 %)の 減 少 と な っ て い る 。

, 。( )

(18)

本事業の運 営状況の 概要は, 以上のと おりであ る。

本年度 は,水 道料 金の改 定,岡山 市水道局 集中改革 プランの 策定を行 ったほか, 主な事 業 と し て , 三 野 浄 水 場 3号 急 速 ろ 過 池 築 造 工事 な ど の 基 幹施 設 整 備 事 業, 給 水 の 円 滑化 や 有 収率の 向上を 図る ための 配水管整 備事業, 石綿セメ ント管の 早期解消 を図るため の管路 近 代化事業な ど施設の 維持・更 新を柱と する事業 に取り組 んでいる 。

業 務 実 績に つ い て み ると , 給 水 人 口は 665, 492人 で, 前 年 度よ り 2, 069人 ( 0. 3% )増 加 し ,普及 率は前 年度 と同じ 99. 8%と なってい る。また ,有収率 は88. 5% で,本年度 の料金 改 定 に 伴 い 基 本 水 量 を 廃 止 し ,実 際 の 使 用 水量 に 改 め た こと に よ り , 前年 度 に 比 べ 3. 9ポ イ ント低下し ている。 引き続き 有収率の 向上に努 められた い。

次に経 営成績 につ いてみ ると,総 収益は143億8, 018万円で, 主に料金 改定により ,前年

( ) 。 , ,

度 に比べ14億 9, 030万円 11. 6% 増収とな っている 一 方 総費用は 139億 7, 012万円で 主 に料金 改定の 要因 となっ た受水費 の増加に より,前 年度に比 べ11億8, 184万 円(9. 2%) 増 費となり, 差し引き 4億 1, 005万円の純 利益を計 上してい る。

また, 企業の 体力 を見る 際に参考 となる本 年度の財 務比率に ついては ,固定資産 とその 調 達資金 源との 関係 を示す 固定資産 対長期資 本比率, 短期の支 払能力を 示す流動比 率,当 座 の支払 能力を 示す 当座比 率,経営 の健全性 を示す負 債比率の 各指標と もおおむね 健全な 数 値を示して いる。

今後の 経営見 通し につい てみると ,給水人 口の増加 は見込ま れるが, 生活様式の 変化, 節 水意識 の定着 等に より, 料金収入 の増加は 多くを期 待できな い状況に ある。一方 ,総延 長 3, 900k m余 の 配水 管 の 維 持 管理 , 老 朽 配 水管 そ の 他 諸 施設 の 更 新 及 び合 併 地 区 の 施設 整 備 事業等 の財政 需要 が山積 しており ,水道事 業を取り 巻く環境 は,依然 として厳し い状況 に あると予測 される。

(19)
(20)

業務の実 績は,次 のとおり である。(資料第 1参 照) 本年度の 給水対象 事業所は 14か所で ある。

年間契約 水量は10, 835, 200m で,前年 度に比べ 2, 288, 610m ( 17. 4%) の減少と なっ

3 3

ている。

年間総配 水量は9, 340, 217m で 前年 度に比べ 2, 470, 020m 20. 9% の減少と なって

3 3

, ( )

おり,年間総有 収水量は 8, 491, 584m で,前年 度に比べ 2, 192, 510m(20. 5%)の 減少と

3 3

なっている 。

, 。

こうした 水量減少 の主な原 因は 岡山市水道 事業への 供給契約 を解消し たためで ある また,有 収率は90. 9%で, 前年度に 比べ0. 4ポイ ント増加し ている。

調定水量 (料金算 定の基礎 となる水 量)の状 況は,次 表のとお りである 。 調 定 水 量 の 状 況

区 分 17 年 度 16 年 度

調 定 水 量(m) 11, 034, 194 13, 208, 346

3

前 年 度 調 定 水 量 に 比 べ た

△ 2, 174, 152 △ 31, 175 増 水 量(減△ )(m)

3

前 年 度 調 定 水 量 に 比 べ た

△ 16. 5 △ 0. 2 増 水 量 の 割 合(減△ )(%)

調定水量 は11, 034, 194mで ,前年度に 比べ2, 174, 152m(16. 5%)の減 少となっ てい

3 3

る。

岡山工業 用水道は,昭和41年4月 から給水 を開始し て以来,おおむね 順調に推移 してき たが,本格 的な更新 事業を行 っていな いため, 配水管の 漏水が発 生するな ど老朽化 が進 んでいる。

(21)

予 算 の 執 行 状 況

( 1) 収益的 収入及び 支出

収益的 収入及び 支出の予 算執行状 況は,次 表のとお りである。(資料 第2参照) 収 益 的 収 入 及 び 支 出 の 予 算 執 行 状 況

予算額に比し増,減( )

B △

又 は 不 用 額

区 分 予 算 額 A 決 算 額 B 執行率

円 円 % 円

収 益 的 収 入 307, 774, 000 308, 520, 559 100. 2 746, 559

収 益 的 支 出 284, 447, 000 263, 178, 624 92. 5 21, 268, 376

(注)決算額のうち収益的収入における仮受消費税及び地方消費税は14, 633, 628円,収益的支 出における仮払消費税及び地方消費税は2, 692, 664円である。

, , ,

収益的 収入決算 額3億852万円は 予算額3億777万円 に対し100. 2%の執行 率 また 収益的支 出決算額 2億 6, 317万円は, 予算額2億8, 444万 円に対し 92. 5%の 執行率と な っている 。

( 2) 資本的 収入及び 支出

資本的 収入及び 支出の予 算執行状 況は,次 表のとお りである。(資料 第3参照) 資 本 的 収 入 及 び 支 出 の 予 算 執 行 状 況

翌年度への財源 予算額に比し増,

繰越又は繰越額 減( ) 又は 不用 額

区 分 予 算 額 A 決 算 額 B 執行率

A △

円 円 % 円 円

△ 980 資本的収入 48, 573, 000 33, 572, 020 69. 1 15, 000, 000

資本的支出 322, 789, 000 210, 254, 982 65. 1 110, 339, 817 2, 194, 201

(注)決算額のうち資本的収入における仮受消費税及び地方消費税は0円,資本的支出におけ る仮払消費税及び地方消費税は9, 378, 936円である。

資本的 収入決算 額3, 357万円 は,予算 額4, 857万円に 対し69. 1%の執行 率,また , 資本的支 出決算額 2億 1, 025万円は, 予算額3億2, 278万 円に対し 65. 1%の 執行率と な っている 。

資本的 収入の内 訳の主な ものは,企業債2, 500万 円であり,資本的 支出の内訳 の主 なものは ,建設改 良費1億9, 168万円 ,他会計 長期借入 金償還金 1, 000万円であ る。

(22)

予算繰 越は,主 として, 道路管理 者との協 議,工程 調整及び 受給者と の施工方 法 の調整に 日時を要 したため である。

(23)

( 1 ) 総 合 成 績

( 資 料 第 4 参 照 ) 総 合 成 績 は , 次 表 の と お り で あ る 。

総 合 成 績

総収支比率

総 収 益 総 費 用

損益(△ 損失)

年度 A

B 金 額 A 前 年 度 比 指 数 金 額 B 前 年 度 比 指 数 A−B

% % %

円 円 円

13 306, 184, 041 99. 4 100. 0 277, 401, 974 96. 8 100. 0 28, 782, 067 110. 4

41, 595, 475 116. 1 14 299, 995, 934 98. 0 98. 0 258, 400, 459 93. 2 93. 2

294, 022, 503 98. 0 96. 0 263, 931, 162 102. 1 95. 1 30, 091, 341 111. 4 15

16 296, 486, 119 100. 8 96. 8 264, 915, 476 100. 4 95. 5 31, 570, 643 111. 9

17 293, 886, 931 99. 1 96. 0 257, 923, 932 97. 4 93. 0 35, 962, 999 113. 9

総 収 益 ・ 総 費 用 の 推 移

総 収 益 は 2 億 9 , 3 8 8 万 円 で , 前 年 度 に 比 べ 2 5 9 万 円 ( 0 .9 % ) の 減 収 と な り , 総 費 用 は 2 億 5 , 7 9 2 万 円 で,前 年 度 に 比 べ 6 9 9 万 円(2 .6 %)の 減 費 と な っ て い る 。

そ の 結 果,総 収 支 比 率 は 1 1 3 .9 %(前 年 度 1 1 1 .9 %)を 示 し,3 , 5 9 6 万 円 の 純 利 益 を 生 じ , 黒 字 決 算 と な っ て い る 。

3. 06

2. 99

2. 94 2. 96

2. 77

2. 58

2. 63 2. 64

2 .9 3

2 .5 7

1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5

1 3 1 4 1 5 1 6 1 7

( 年 度 ) ( 億 円 )

総収益

(24)

ア 総 収 益

総 収 益 は , 次 表 の と お り で あ る。( 資 料 第 4参 照 )

総 収 益

17 年 度 16 年 度 増 減 △ C

, ( )

金 額 A 構成比 金 額 B 構成比 C(A−B) B

% % %

円 円 円

293, 192, 902 99. 8 295, 393, 523 99. 6 △ 2, 200, 621 △ 0. 7

営 業 収益

営 業 外 収 益 694, 029 0. 2 1, 076, 596 0. 4 △ 382, 567 △ 35. 5

特 別 利 益 0 0 16, 000 0. 0 △ 16, 000 △ 100. 0

計 293, 886, 931 100. 0 296, 486, 119 100. 0 △ 2, 599, 188 △ 0. 9

営 業 収 益 の 減 収 は , 前 年 度 に 比 べ 主 に 給 水 収 益 が 減 少 し た た め で あ る 。 営 業 外 収 益 の 減 収 は , 前 年 度 に 比 べ 主 に 受 取 利 息 及 び 配 当 金 が 減 少 し た た め で あ る 。

イ 総 費 用

総 費 用 は , 次 表 の と お り で あ る。( 資 料 第 4, 5参 照 )

総 費 用

17 年 度 16 年 度 増 減 △ C

, ( )

金 額 A 構成比 金 額 B 構成比 C(A−B) B

% % %

円 円 円

営 業 費 用 252, 349, 898 97. 8 262, 890, 476 99. 2 △ 10, 540, 578 △ 4. 0

営 業 外 費 用 5, 574, 034 2. 2 2, 025, 000 0. 8 3, 549, 034 175. 3

計 257, 923, 932 100. 0 264, 915, 476 100. 0 △ 6, 991, 544 △ 2. 6

営 業 費 用 の 減 費 は,前 年 度 に 比 べ 主 に 資 産 減 耗 費,減 価 償 却 費 は 増 加 し た が , 総 係 費 , 原 水 費 が 減 少 し た た め で あ る 。

(25)

財 政 状 態 は , 次 の と お り で あ る。( 資 料 第 6, 7参 照 )

な お , 平 成 16年 度 の 数 値 に つ い て は , 合 併 後 の 財 務 諸 表 に 基 づ い て い る 。 ( 1) 年 度 末 現 在 の 財 政 状 態

ア 資 産 に つ い て

資 産 総 額 は 13億 7, 868万 円 で,前 年 度 末 に 比 べ 5, 321万 円(4. 0%)の 増 加 と な っ て い る。こ れ は,流 動 資 産 は 7, 682万 円(11. 0%)減 少 し た が,固 定 資 産 が 1億 3, 004万 円 ( 20. 8% ) 増 加 し た た め で あ る 。

固 定 資 産 の 増 加 は , 主 に 諸 施 設 整 備 事 業 等 建 設 改 良 事 業 の 進 捗 に 伴 い , 機 械 及 び 装 置 ( 主 に 電 気 設 備 ) が 増 加 し た た め で あ る 。 固 定 資 産 の 総 資 産 に お け る 割 合 は 54. 8% で , 前 年 度 に 比 べ 7. 6ポ イ ン ト 増 加 し て い る 。

流 動 資 産 の 減 少 は , 主 に 現 金 預 金 が 減 少 し た た め で あ る 。 流 動 資 産 の 総 資 産 に お け る 割 合 は 45. 2% で , 前 年 度 末 に 比 べ 7. 6ポ イ ン ト 減 少 し て い る 。

イ 負 債 及 び 資 本 に つ い て

資 産 の 調 達 資 金 源 を 示 す 負 債 , 資 本 の 構 成 は , 固 定 負 債 が 6, 365万 円 ( 構 成 比 4. 6

), ( ), ( )

% 流 動 負 債 が 4, 884万 円 構 成 比 3. 5% 資 本 金 が 8億 4, 238万 円 構 成 比 61. 1% 剰 余 金 が 4億 2, 378万 円 ( 構 成 比 30. 7% ) と な っ て い る 。

こ れ ら を 前 年 度 末 と 比 較 し て み る と,固 定 負 債 は 1, 044万 円(14. 1%)の 減 少,流 動 負 債 は 1, 269万 円(35. 1%)の 増 加,資 本 金 は 802万 円(1. 0%)の 増 加,剰 余 金 は 4, 293万 円 ( 11. 3% ) の 増 加 と な っ て い る 。

固 定 負 債 の 減 少 は , 退 職 給 与 引 当 金 が 減 少 し た た め で あ る 。

流 動 負 債 の 増 加 は , 主 に 預 り 金 は 減 少 し た が , 未 払 金 が 増 加 し た た め で あ る 。 資 本 金 の 増 加 は , 主 に 企 業 債 の 新 規 発 行 額 が 企 業 債 償 還 額 と 他 会 計 借 入 金 償 還 額 を 上 回 っ た こ と か ら , 借 入 資 本 金 が 全 体 と し て 増 加 し た た め で あ り , 剰 余 金 の 増 加 は , 当 年 度 純 利 益 が 生 じ , 利 益 剰 余 金 が 増 加 し た た め で あ る 。

(26)

ウ 財 務 比 率 に つ い て

財 務 比 率 は , 次 表 の と お り で あ る 。

財 務 比 率

( 単 位 : % )

分 析 項 目 17年 度 16年 度 算 式

固 定 資 産

固 定 資 産 対 長 期 資 本 比 率

56. 8 48. 5 × 100

( 望 ま し い 比 率 100%以 下 ) 資 本 金 + 剰 余 金 + 固 定 負 債

流 動 資 産

流 動 比 率

1, 275. 0 1, 935. 4 × 100

( 理 想 比 率 2 0 0 %以 上 ) 流 動 負 債

現 金 預 金 + 未 収 金

当 座 比 率

1, 246. 8 1, 932. 7 × 100

( 理 想 比 率 1 0 0 %以 上 ) 流 動 負 債

負 債

負 債 比 率

19. 8 19. 9 × 100

( 理 想 比 率 1 0 0 %以 下 ) 自 己 資 本

固 定 資 産 と そ の 調 達 資 金 源 と の 関 係 を み る 固 定 資 産 対 長 期 資 本 比 率 は 56. 8% で , 前 年 度 末 に 比 べ 8. 3ポ イ ン ト 低 下 し て い る が,固 定 資 産 の 調 達 が 資 本 金,剰 余 金,固 定 負 債 の 範 囲 内 で 行 わ れ て い る も の と 認 め ら れ る 。

短 期 の 支 払 能 力 を み る 流 動 比 率 は 1, 275. 0% で , 前 年 度 末 に 比 べ 660. 4ポ イ ン ト 低 下 し て い る が , 理 想 と さ れ る 比 率 を 示 し て い る 。

当 座 の 支 払 能 力 を み る 当 座 比 率 は 1, 246. 8% で , 前 年 度 末 に 比 べ 685. 9ポ イ ン ト 低 下 し て い る が , 理 想 と さ れ る 比 率 を 示 し て い る 。

経 営 の 健 全 性 を み る 負 債 比 率 は 19. 8% で , 前 年 度 末 に 比 べ 0. 1ポ イ ン ト 向 上 し て お り , 理 想 と さ れ る 比 率 を 示 し て い る 。

( 2) 収 入 状 況

(27)

( 3) 借 入 資 本 金 ( 企 業 債 )

建 設 改 良 事 業 の 財 源 に 充 て る 企 業 債 の 残 高 状 況 は , 次 表 の と お り で あ る 。 企 業 債 の 残 高 状 況

増加率

年度 前 年 度 末 残 高 本 年 度 末 残 高

本 年 度 中

A 増 加 高 ( 借入 ) 減 少 高 (償 還 ) 差 引 増 加 高 B A

円 円 円 円 % 円

― ― ― ― ― ―

16

17 99, 358, 449 25, 000, 000 8, 572, 020 16, 427, 980 16. 5 115, 786, 429

(注)平 成 17年 度 の 前 年 度 末 残 高 は 合 併 に よ り,御 津 町 分 99, 358, 449円 を 引 継 い だ も の で あ る。

本 年 度 末 残 高 は 1億 1, 578万 円 で , 前 年 度 末 に 比 べ 1, 642万 円 ( 16. 5% ) の 増 加 と な っ て い る 。

, 。( )

利 子 負 担 率 は 4 . 9 % で 前 年 度 に 比 べ 1 . 9 ポ イ ン ト 増 加 し て い る 資 料 第 7 参 照 ( 4) 一 般 会 計 か ら の 繰 入 金

(28)

本事業の運 営状況の 概要は, 以上のと おりであ る。

本年度 は, 工業用 水の安 定供給を はかるた め,工業 用水道料 金を改定 し,配水管 の整備 等 施設の 更新事 業に 取りか かった ところ であ る。ま た, 調 定水 量は11, 034, 194mで 前年度

3

に 比べ2, 174, 152m(16. 5%)減少 している 。

3

次に, 経営 成績に ついて みると, 総収益2億9, 388万 円に対し , 総費用 は2億 5, 792万円で 差 し 引 き 3, 596万 円の 純 利 益 を 生じ て お り , 前年 度 に 比 べ 439万 円 増 加し て い る。 こ れは , 調 定水量 の減少 に伴 う営業 収益の減 少額より ,人件費 等営業費 用の減少 額が上回っ たため で ある。

今後の 経営見 通し につい てみると , 営業収 益の大部 分を占め る給水収 益は, 企業 の節水 対 策など による 調定 水量の 伸び悩み から大幅 な増加は 見込めな い状況に ある。一方 , 地盤 の 悪い南 部地域 にお いて配 水管等経 年化施設 の更新事 業に取り 組むなど ,本事業の 経営は 厳 しさを増す ものと考 えられる 。

参照

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その他、2019

第16回(2月17日 横浜)

(単位:千円) 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 1,772 決算 2,509 2,286 1,891 1,755 事業費 予算 2,722 2,350 2,000. 1,772 決算

 「事業活動収支計算書」は、当該年度の活動に対応する事業活動収入および事業活動支出の内容を明らか

 「事業活動収支計算書」は、当該年度の活動に対応する事業活動収入および事業活動支出の内容を明らか

企業会計審議会による「固定資産の減損に係る会計基準」の対象となる。減損の兆 候が認められる場合は、

自主事業 通年 岡山県 5名 岡山県内住民 99,282 円 定款の事業名 岡山県内の地域・集落における課題解決のための政策提言事業.

「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号