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第4章5施策の展開 第2期熊本県高齢者居住安定確保計画(くまもと・長寿・あんしん・住まいプラン) 熊本県

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(1)

-0.20 -0.10 0.00 0.10 0.20 0.30 0.40 0.50 0.60 0.70 0.80

鹿

西

75歳以上の高齢者数のピーク時期

を色で示す。

(青)平成42年以降も増加する

(緑)平成42年~平成47年頃にピークを迎える

(赤)既にピークを迎え今後減少する

後期高齢者が長期的に増加していくことが見込まれる地域(市町村)

後期高齢者数が中期的に増加するこ

とが見込まれる地域(市町村)

後期高齢者数が既にピーク を迎え、今後減少していく地

域(市町村)

-

地域別の施策の方向性

本県は、熊本市を中心とした都市部や過疎化の進んだ中山間地域等があり、

高齢化や地域コミュニティの活動、住まい、在宅サービス等の状況がそれぞ

れ大きく異なることから、地域の実情に応じた必要な施策を組み合わせ、課

題解消に向けた取組みを進める必要があります。

サービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームなどの高齢者向け住まい

では 75 歳以上の高齢者の入居割合が高く、今後も入居割合がさらに高くな

ることが予想されます。75 歳以上の高齢者は要介護者の割合が高いことか

らも、今後の高齢者住宅施策においては 75歳以上の高齢者への対策は重要

となります。

図 4-14 及び表 4-1に示すとおり、将来の 75 歳以上の高齢者数の推移

に着目し、増加のピークを迎える市町村が最も多い平成 42 年において地域

(市町村)の特性を見ると、表 4-2 のように類型化することができます。

図 4-14 平成 42 年における各市町村の 75 歳以上の高齢者人口の平成 27 年比

(資料:国立社会保障・人口問題研究所による推計値(平成 25 年 3 月))

(2)

菊 陽 町 3, 405 3,7 19 4 ,368 5,5 70 6 ,43 7 6, 879 7,17 5

熊 本 市 86 ,419 90,5 60 100 ,186 1 17,0 61 127 ,43 1 1 31, 885 13 3,58 3

大 津 町 3, 467 3,5 00 3 ,629 4,2 56 4 ,83 2 5, 293 5,53 3

西 原 村 1, 049 1,0 81 1 ,120 1,3 01 1 ,47 1 1, 574 1,59 3

宇 土 市 5, 263 5,5 38 5 ,929 6,5 52 6 ,89 7 7, 063 7,12 4

合 志 市 6, 122 6,3 78 7 ,186 8,7 93 9 ,93 1 10, 257 1 0,21 9

益 城 町 4, 393 4,5 91 5 ,021 5,9 12 6 ,57 4 6, 788 6,59 9

長 洲 町 2, 462 2,5 53 2 ,721 3,1 96 3 ,61 8 3, 538 3,19 0

御 船 町 2, 880 2,8 74 2 ,976 3,3 83 3 ,66 4 3, 642 3,38 7

錦 町 1, 648 1,6 03 1 ,589 1,7 77 1 ,98 3 1, 994 1,87 9

荒 尾 市 8, 850 8,8 88 9 ,211 10,3 70 10 ,91 3 10, 342 9,32 7

南 阿 蘇 村 2, 220 2,2 27 2 ,300 2,5 61 2 ,72 8 2, 787 2,64 7

宇 城 市 10 ,064 10,2 12 10 ,593 11,6 57 12 ,47 0 12, 416 1 1,90 5

玉 名 市 11 ,284 11,4 97 11 ,867 12,7 95 13 ,45 9 13, 395 1 2,74 4

菊 池 市 8, 173 8,3 11 8 ,359 9,0 57 9 ,61 2 9, 789 9,31 3

嘉 島 町 1, 275 1,2 87 1 ,300 1,4 13 1 ,47 5 1, 475 1,47 3

八 代 市 21 ,783 22,0 40 22 ,711 24,4 08 25 ,19 2 24, 674 2 3,34 3

氷 川 町 2, 317 2,3 23 2 ,322 2,5 13 2 ,62 2 2, 561 2,42 5

山 鹿 市 10 ,314 10,4 92 10 ,493 11,2 24 11 ,66 4 11, 431 1 0,62 8

阿 蘇 市 5, 524 5,5 91 5 ,594 5,9 38 6 ,19 6 6, 033 5,66 0

あ さ ぎ り 町 3, 031 3,0 48 2 ,997 3,1 86 3 ,37 1 3, 323 3,07 8

甲 佐 町 2, 255 2,2 71 2 ,260 2,4 26 2 ,50 7 2, 449 2,31 3

人 吉 市 6, 559 6,5 34 6 ,525 6,9 62 7 ,17 8 7, 099 6,80 1

玉 東 町 946 9 82 1 ,025 1,0 62 1 ,07 5 1, 016 99 3

南 小 国 町 920 9 10 862 9 32 99 5 1, 005 93 6

山 江 村 626 6 44 619 6 52 70 1 716 66 3

水 俣 市 5, 156 5,1 74 5 ,233 5,4 90 5 ,61 9 5, 396 4,87 4

小 国 町 1, 581 1,5 91 1 ,560 1,6 54 1 ,71 7 1, 660 1,54 9

相 良 村 957 9 53 921 9 82 1 ,01 8 990 91 3

高 森 町 1, 429 1,4 61 1 ,398 1,4 51 1 ,51 4 1, 522 1,43 5

多 良 木 町 2, 166 2,1 38 2 ,052 2,1 34 2 ,20 1 2, 118 1,92 7

上 天 草 市 5, 904 5,7 98 5 ,623 5,8 48 5 ,96 4 5, 924 5,47 9

天 草 市 17 ,936 17,7 58 17 ,299 17,7 39 18 ,25 8 17, 903 1 6,56 1

苓 北 町 1, 768 1,7 17 1 ,646 1,6 67 1 ,72 4 1, 715 1,60 1

芦 北 町 4, 145 4,1 48 4 ,033 4,0 71 4 ,14 2 3, 954 3,63 5

和 水 町 2, 486 2,5 82 2 ,485 2,5 05 2 ,54 9 2, 531 2,42 7

山 都 町 4, 280 4,2 73 4 ,035 4,0 54 4 ,18 6 4, 004 3,65 3

南 関 町 2, 044 2,0 51 1 ,938 1,9 73 2 ,00 6 1, 979 1,86 6

美 里 町 2, 776 2,7 65 2 ,588 2,6 07 2 ,66 8 2, 657 2,47 7

津 奈 木 町 1, 060 1,0 76 1 ,054 1,0 23 1 ,03 7 1, 030 96 8

産 山 村 372 3 65 348 3 49 34 4 329 30 8

湯 前 町 963 1,0 09 940 9 41 89 0 844 78 7

球 磨 村 985 9 54 855 8 28 82 4 771 70 2

五 木 村 306 3 00 281 2 68 24 8 228 19 2

水 上 村 599 5 95 532 5 12 49 0 465 43 1

県 計 270, 162 27 6,3 62 288 ,584 3 21,0 53 342 ,39 5 3 45, 444 33 6,31 6

( 平 成 5 2 年 ) ( 平 成 2 5 年 ) ( 平 成 2 7 年 ) ( 平 成 3 2 年 ) ( 平 成 3 7 年 ) ( 平 成 4 2 年 ) ( 平 成 4 7 年 )

表 4-1 各市町村の 75 歳以上の高齢者人口推移(単位:人)

(資料:平成 25 年は熊本県統計調査課「熊本県推計人口調査」、平成 27 年以降は

(3)

地域類型 地域の特性

(1)

熊 本 市 及 び そ の

周辺地域

・現在の人口構成から見て、将来に渡って長期的に後

期高齢者数が増加していくことが見込まれる地域

【想定地域:熊本市、宇土市、大津町、菊陽町、西原

村】

(2)

地 方 都 市 及 び そ

の周辺地域

・現在の人口構成から見て、将来に渡って中期的に後

期高齢者数が増加することが見込まれる地域

【想定地域:八代市、人吉市、荒尾市、水俣市、玉名

市、天草市、山鹿市、菊池市、上天草市、宇城市、

阿蘇市、合志市、玉東町、長洲町、南小国町、小国

町、高森町、南阿蘇村、御船町、嘉島町、益城町、

甲佐町、氷川町、錦町、多良木町、相良村、山江村、

あさぎり町】

(3)

中山間地域など

・後期高齢者数が既にピークを迎え、または迎えつつ

あり、今後減少していく地域

・人口減少及び高齢化の著しい地域

【想定地域:美里町、南関町、和水町、産山村、山都

町、芦北町、津奈木町、湯前町、水上村、五木村、

球磨村、苓北町】

表 4-2 75 歳以上の高齢者数の将来推計からみた地域類型

(1)熊本市及びその周辺地域

この地域は、今後後期高齢者が増加し、平成 42 年以降も引き続き増

加していくことが見込まれます。

【施策の方向性】

将来の高齢者人口の長期的かつ大幅な増加を見越し、高齢者向け住ま

いについて供給必要量及び配置について計画的に供給を促進していくこ

とが必要です。

また、今後多様な高齢者向け住まい等がこれらの地域を中心に増加し

ていくことが見込まれることから、高齢者がそれぞれの状況に応じた住

まいを適切に選択できるように、情報提供の充実等の取組みを進める必

要があります。

【関連する主な施策】

(4)

②既存ストックの活用(P37)

(既存住宅(貸家)を有効活用した高齢者の住まいの供給促進)

③良質な有料老人ホームの確保(P34)

④高齢者の住まい等の普及啓発と情報提供の充実(P51)

⑤住宅資産を有効活用した住替え制度等の情報提供(P57) 等

(2)地方都市及びその周辺地域

この地域は、今後平成 42 年から平成 47年頃までは後期高齢者数が

増加していくことが見込まれます。

また、中には、現在の著しい人口流入により、将来局所的に高齢者数

が急激に増加していくことが見込まれる地域もあります。

【施策の方向性】

10 数年後に後期高齢者数のピークを迎えることを見据え、高齢者向

け住まいの現状やニーズを踏まえたうえで、良質なサービス付き高齢者

向け住宅や有料老人ホームをスピード感を持って、適正な数を適正な地

域に供給していくことが必要です。

また、高齢者の住まい等について、高齢者がそれぞれの状況に応じた

住まいを適切に選択できるように、情報提供の充実等の取組みを進める

必要があります。

【関連する主な施策】

①サービス付き高齢者向け住宅の供給促進(P33)

(医療・福祉・商業等の拠点機能が集約された地域(小さな拠点)にサ

ービス付き高齢者向け住宅の供給を誘導)

②民間賃貸住宅のバリアフリー化の促進(P39)

③住宅のバリアフリー化の促進(P38)

④高齢者の住まい等の普及啓発と情報提供の充実(P57) 等

(3)中山間地域など

この地域は、既に後期高齢者数がピークを迎え、又は迎えつつあり、

今後 75 歳以上の高齢者を含め高齢者数全体が減少していくことが見込

まれます。

中山間地域等においては、公共交通機関が整っていないことや日常生

活に必要な店舗等が無いなど、高齢者が生活するうえで非常に不便な地

域もあり、また住宅が点在している地域では、採算面から在宅サービス

(5)

【施策の方向性】

既存住宅(持家)のバリアフリー化や在宅サービス、生活支援サービ

ス等の充実を図るとともに、拠点機能を持った地域(小さな拠点)にサ

ービス付き高齢者向け住宅等を誘導します。

心身の状態や在宅サービスの不足により自宅で住み続けることが困難

な高齢者に対しては、近隣の集落内への円滑な住替えを誘導することも

選択肢の一つとして検討する必要が生じてくるものと考えられます。

【関連する主な施策】

①住宅のバリアフリー化の促進(P38)

②中山間地域等におけるサービス提供体制づくり(P46)

③サービス付き高齢者向け住宅の供給促進(P33)

(医療・福祉・商業等の拠点機能が集約された地域(小さな拠点)にサ

ービス付き高齢者向け住宅の供給を誘導)

※中山間地域など住宅が点

在する地域に住む高齢者

の拠点機能が集約された

地域(小さな拠点)への

住替えの検討

生活上不便な地域

拠点機能が集約された地域(小さな拠点)

参照

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