第二言語習得 2
英語教育方法論 3 ( 6/3 )
人文学部 英語英米文化学科 3 年 成岡 優
プラトンの問題
記憶システムの分類
Explicit/Implicit 知識( Bialystok モデル、 Ellis モデル)
Declarative/Procedural 知識( Anderson の ACT 理論)
Krashen のモニター理論と Natural Approach
プラトンの問題
「人間は経験できることが非常に限られているのに、なぜ経験した こと以上のことを知ることができるのだろうか」との疑問のこと。
この問題からチョムスキーは、「人間は生まれつき『言語獲得装 置』を持っている」と考えた。
記憶システムの分類
人間の記憶システムは大きく分けて 3 つに分類される。
感覚記憶 短期記憶 長期記憶
記憶システムの分類
長期記憶の性質の分類
長期記憶
宣言記憶
エピソード記
憶
手続き記憶 意味記憶
Explicit/Implicit 知識
明示的知識( Explicit knowledge )
・文法用語などを介した意識的な知識。
暗示的知識( Implicit knowledge )
・意識的に習ったわけではないのに知っている直感的な知識。
Explicit/Implicit 知識
明示的知識を暗示的知識に移行させる ことが第二言語習得における重要なポ イントとなる。
Declarative/Procedural 知識
ACT (Adaptive Control of Thought) 理論
・宣言的知識と手続き的知識の統合的なモデル。
宣言的知識( Declarative knowledge )
・言葉で説明できるような知識のこと。
手続き的知識( Procedural knowledge )
・やり方についての知識のこと。
Declarative/Procedural 知識
外国語学習における宣言的知識と手続き的知識や技能(例)
宣言的知識( Declarative knowledge )
・辞書的な情報の知識。
・「スキミングやスキャニング」を知っていること。
手続き的知識( Procedural knowledge )
・文脈に合わせて適切に理解したり、発したりすること。
・ 「スキミングやスキャニング」を実際に使えること。
Krashen のモニター理論と
Natural Approach
1970 年から 1980 年代初めにかけて、言語習得の分野に大きな影 響を与えた。
① 習得 - 学習仮説
・「習得」と「学習」を区別する。
② モニター仮説
・「学習」した知識をチェックする。
③ 自然順序仮説
・目標言語の習得順序は変わらない。
Krashen のモニター理論と
Natural Approach
④ インプット仮説
・理解できないインプットは習得に結び付かない。
⑤ 情意フィルター仮説
・情意フィルターの壁が低いと、インプットを取り入 れ やすくなる。