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声明・談話 鹿児島県保険医協会 110513介護要望書

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Academic year: 2018

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鹿保協発 11−05 号 2011 年 5 月 23 日 内閣総理大臣 菅 直人 様

厚生労働大臣 細川律夫 様

衆参厚生労働委員会委員 各位

鹿児島県保険医協会 会長 高岡 茂

介護保険法案の徹底審議と公費負担拡大による介護保険の拡充を求める要望

前略 介護保険制度の確立に向けたご尽力に敬意を表します。

さて、現在国会に提出されている介護保険法「改正」案について、衆参あわせて数回の 審議で成立を目指しているとの報道がされています。

しかし、同法案は、①新設される「介護予防・日常生活支援総合事業」や「複合型サー ビス」は、社会保障に対する国の責任を放棄し、自治体による介護給付格差を拡大する、 ②医療や介護の現場から強く求められている介護療養病床廃止撤回については6年間の廃 止延期に留める一方で、医療保険の病床削減や介護療養病床廃止を企図する、③介護職員 等による喀痰吸引・経管栄養を解禁する、④公費負担を増やさないことを前提にした財政 の枠組みを設ける、⑤医療と介護の連携を名目に医療保険・介護保険給付を制限する、⑥ 指導等の委託を拡大する、など様々な問題があります。

こうした問題を検討し、国民が求める介護保険制度を構築するためには、十分な審議が 必要です。介護保険法「改正」案は重要法案であり、法案の内容を広く知らせ、国民的な 議論についても保証されなければなりません。

以上のことから、鹿児島県保険医協会は、介護保険法案審議にあたって、次の点の実現 を強く求めるものです。

一、介護保険サービスの確保について、東日本大震災からの復旧・復興を優先すること。 一、法案審議にあたり、地方・中央で公聴会を開催するなど、様々な団体・市民の声を聞

き、徹底審議を行うこと。

一、利用料・保険料負担の拡大や給付の削減ではなく、政府が公約どおり公費負担を拡大 し、介護サービスの充実を行うこと。新たに必要となる財源は、消費税増税ではなく、 国と自治体の責任と負担で確保すること。

一、要支援者に対する予防給付の見直しを撤回し、訪問介護における生活援助を拡充する こと。介護予防事業・包括的支援事業等、介護の予防に対する事業は公衆衛生行政の一 環として自治体が全額公費負担で実施し、その費用は国が責任を持つこと。

一、医療系介護サービスは医療保険に戻して、医療保険で必要なサービスが受けられるよ う、給付制限をなくすこと。

一、介護療養病床は、廃止の延期ではなく、廃止そのものを撤回すること。

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