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提案理由の要旨 上越市議会提案議案及び資料 上越市ホームページ

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提 案 理 由 の 要 旨

本日ここに、平成 25 年第 2 回市議会定例会を招集し、新年度予算案を始めとする諸案件を 提案し、ご審議いただくに当たり、市政運営に対する私の所信と予算編成の基本的な考え方 及び重点施策などについて申し上げさせていただきます。

昨年を振り返りますと、記録的な豪雪に始まり、板倉区国川地内の地すべり、暴風、干ば つなど連続して大きな災害に見舞われた年でありました。改めまして、被災された皆様にお 見舞いを申し上げ、一日も早く平穏な生活を取り戻されますよう心からお祈り申し上げます とともに、今後も誠心誠意、必要な支援を継続してまいりたいと考えております。

市内は、昨年末から降雪が続き、山間部を中心に大雪となり、市では 1 月末に大雪災害警 戒対策本部を設置し、道路除排雪を始め要援護世帯の除雪費助成などの対応に努めてまいり ました。その後、さらに降雪が続いたことから、2 月 22 日には大雪災害対策本部へ移行し、 体制強化を図りました。この間、2 月 8 日には道路除排雪に係る経費を、また、2 月 25 日に は災害救助法の適用に伴う要援護世帯等の除雪に係る経費などの補正予算を専決処分するな ど、予算面でも必要な措置を講じたところであり、引き続き、市民生活の安全・安心の確保 を第一に、万全の対応を図ってまいります。

まず初めに、我が国の経済情勢についてであります。景気は世界景気の減速等を背景とし た弱い動きが続いているものの、一部に下げ止まりの兆しもみられるところであり、先行き についても、輸出環境の改善や経済対策の効果などを背景に、日本経済の再生、景気の回復 に向かうことの期待が高まりつつあります。しかし、一方で海外景気の下振れなど景気の下 押しリスクも存在し、貿易赤字の拡大、厳しさが残る雇用・所得環境や長期化するデフレ不 況の影響等に引き続き注意が必要となっています。

市内経済におきましても、製造業、小売業を中心に弱目の動きが続き、取引の減少や価格 競争が激化する傾向にあり、先行きの不安を払拭できない状況にあります。また、雇用情勢 は、数値的には改善傾向にあるものの、正規雇用の伸び悩みなど、いまだ楽観は許されず、 全体として引き続き厳しい状況にあるものと認識しております。

このような状況の中、国においては、昨年の10月及び11月に閣議決定した予備費を活用し た経済対策に引き続き、政権交代後の本年1月には、円高是正、デフレからの早期脱却を目標 に掲げ、経済の再生に向けた「大胆な金融政策」「機動的な財政政策」「民間投資を喚起する 成長戦略」を一体化して実行していく「日本経済再生に向けた緊急経済対策」を示すととも に、その実現を図る平成24年度の大型補正予算が成立したところであります。

当市におきましても、こうした動きに呼応し、年明けに開催した経済対策本部会議で、こ

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れら国の緊急経済対策を最大限に活用するとともに、市としても市民生活に直結し、中小・ 零細企業にも配慮した即効性、広がりのある事業を重点的に選択し、市内経済の好循環を促 進するよう取り組むことを確認いたしました。その上で、まずは第1弾の対応として、1月に 国の経済危機対応・地域活性化予備費で措置された補助金等を活用した補正予算を編成し、 現在その事業執行を進めておりますが、さらに、第2弾の対応として国の東日本大震災復興特 別会計予備費の活用を加えた補正予算を今定例会に提案しているところであります。

さらに、昨日成立いたしました平成 24 年度大型補正予算の活用につきましても、その趣旨 に鑑み、平成 25 年度当初予算と一体的となった「切れ目のない」対応を図ることができるよ う、鋭意準備を進めているところであり、平成 24 年度補正予算案として今定例会へ追加提案 させていただきたいと考えております。

また、本日、提案いたしました平成 25 年度当初予算案につきましても、財政計画に基づく 財政規律を確保しながら、可能な限りの一般財源を投入し、地域経済の活性化に資するよう 意を用いたところでありますが、さらに、国の大型補正予算の活用により新たに生み出され る一般財源を用いて、市独自の追加経済対策を準備しているところであり、あわせて今定例 会へ追加提案させていただく予定としております。これら追加提案いたします補正予算も含 め、いわゆる 15 か月予算として、措置した事業がもたらす経済対策の効果を早期に市内経済 へ波及することができるよう、速やかに関連事業の執行に当たってまいりたいと考えており ます。

さて、私は、市長就任後の所信の中で、市民のすこやかな暮らしと成長を育むために、目 指すべきまちの姿を「すこやかなまち」としてお示しし、まちづくりの羅針盤である第 5 次 総合計画において「『すこやかなまち』づくりへの取組」の強化を戦略的な視点での基本方針 として、3 年間その実現に向けて全力を傾注し、市政運営に当たってまいりました。

一方、平成 17 年 1 月の市町村合併から 8 年余りが経過し、今後の財政運営を展望いたしま すと、あと 2 年で実質的な普通交付税の段階的な縮小が始まることとなります。このため、 私は、基礎的な行政サービスの安定的な提供を堅持しつつ、強固な行財政運営の基盤を確立 していくことが、大きな課題であると強く認識してまいりました。

そのため、第 4 次行政改革大綱及び同推進計画、各種の個別計画並びにこれらを包括した 財政計画を策定し、強固な行財政基盤を確立するための素地を整えるとともに、長年の懸案 であった土地開発公社の解散による抜本的な債務整理や公の施設の再配置など、将来的な財 政負担の軽減を図る取組を進めてまいりました。また、地域事業費制度の見直し、総合事務 所のあり方の見直しなど、次の世代が受け継いでくれるまちづくりのために、避けては通れ

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ない課題への対応も進めてきたところであります。また、手厚い交付税措置のある合併特例 債の適用期間が延長されたことを受け、今後予定される事業へ有効に活用するため、新市建 設計画を変更することとし、今定例会へ提案させていただいております。

これらの取組の過程を振り返りますと、それぞれの課題や問題点について市民の皆さんへ 積極的に情報を開示し、丁寧な説明を心がけながら、一歩一歩を進めてきたものと認識して おりますが、その中には市民の皆さんに少なからず我慢をお願いしなければならないことや 時には苦渋の決断をしなければならない場面もありました。任期満了まで残り 8 か月余りと なりましたが、多様な価値観を持つ市民の皆さんの意見を取りまとめ、リードし、決断して いくことこそ、私に課せられた使命であります。市政を託していただいた市民の皆さんに情 報を詳らかにお伝えし、説明し、互いに必要とする議論を重ね、理解を深めていく取組と努 力を真摯に、また、粘り強く今後も続けることが何よりも大切であり、そのことが「すこや かなまちづくり」にとっても不可欠なものであると認識しております。

与えられた任期の仕上げの年である平成 25 年度は、2 年後の第 5 次総合計画の計画期間の 満了を見据え、政策目標の達成を図る上でも重要な 1 年であります。

まず、「3 つの約束と 10 の決意」の実現に向け、51 の項目を掲げた公約につきましては、 具体的に 76 の取組項目に整理し、ここまでおおむね順調に取組を進めてまいりました。平成 25 年度予算編成に当たりましては、これらの仕上げを意識し、必要な予算を計上できたもの と考えているところであり、任期中の達成に向け、しっかりと取り組んでまいります。

また、地域事業につきましては、各種整備計画に基づき全市的な優先度を考慮しながら、 平成 26 年度までに完遂できるよう着実に実施してまいりたいと考えております。

さらに、第 5 次総合計画の着実な進捗と「将来への『価値ある投資』」を実現するため、今 年度に引き続き「北陸新幹線開業に向けたまちづくり」、「災害に強いまちづくり」、「中山間 地域の振興」の三つを最優先の課題として重点テーマに据え、その取組を強化、充実するた めの事業と、「『すこやかなまち』づくりへの取組」による戦略的なアプローチから選定した 重点施策に基づく事業に予算を重点的に配分したところであります。

それでは、平成 25 年度における三つの重点テーマに関する取組について申し上げます。 一つ目のテーマは、「北陸新幹線開業に向けたまちづくり」であります。

新幹線の開業が 2 年後の平成 27 年春に迫り、新たな広域交流の玄関口として、駅舎や周辺 施設の整備も進んでおります。新幹線という高速鉄道網をいかして、このまちの暮らしを豊 かにし、地域の魅力を磨き上げ、全国へ向けて発信していくための取組について、官民 33 団体で構成する「新幹線まちづくり推進上越広域連携会議」を中核とし、これまでの「仕込

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み」の段階から本格的な「発信・PR」の段階へとステップアップしてまいります。

産業の分野では、時間距離が短縮される関西圏における当市の認知度の向上を図りながら、 市内企業の取引や技術提携の拡大を目指してまいります。また、観光の分野では、上越市な らではの着地型観光の商品化を推進する取組や、近隣市との広域連携により首都圏に加え新 たに関西圏へのPRを強化し、誘客を促進するとともに、市内経済への波及効果が期待でき る各種コンベンション誘致を支援する取組を進めてまいります。

さらに、平成 26 年に高田開府 400 年という大きな節目を迎える中で、新年度を市民の機運 醸成や市内外へのPRを図る重要な年として位置付け、様々なイベントの実施や諸準備を高 田開府 400 年祭実行委員会を中心に進め、当市の魅力を全国に向けて発信するとともに、新 幹線開業へつなげることにより、「選ばれるまち、住み続けたいまち」の実現に向けて取り組 んでまいります。

二つ目のテーマは、「災害に強いまちづくり」であります。

東日本大震災を始めとする地震や豪雨、豪雪、地すべりなど相次ぐ災害の経験と教訓を踏 まえ、市の総合的な防災対策を定める地域防災計画の見直しを鋭意進めているところであり ます。新しい地域防災計画では、「減災」の考え方を対策の基本に据え、新たな課題である津 波災害、原子力災害を想定し、津波から迅速に避難するための環境整備や、市民を被ばくか ら守る計画的な広域避難体制の整備など、防災計画の具体化に向けた取組を進めてまいります。 また、自主防災組織を始めとする皆さんへの防災教育や避難訓練の促進などを通じた防災 意識の向上と災害時に的確な対応ができる担い手の確保など、「減災」の要となる「自助・共 助」による地域の防災力向上に努めてまいります。

当市は、その地勢、気候上の特性から多種多様な自然災害の発生要因を有していることか ら、学校やライフライン等の公共施設の計画的な耐震化と砂防・治水対策など災害に強い都 市構造の構築を推進するとともに、県や医療機関との情報連絡体制の整備、避難所における 災害用資機材、医薬品及び医療資機材の備蓄、調達体制の整備、災害時におけるテレビ会議 システムの構築による本部機能の強化など、安全・安心のための取組を一層推し進めてまい ります。

三つ目のテーマは、「中山間地域の振興」であります。

市域の 68%を占める中山間地域の集落には、市民の 25%の皆さんが暮らしておられますが、 人口の減少と高齢化が進み、特に豪雪による冬期間のご苦労は切実であります。こうした皆 さんの安全・安心な暮らしを守り、日常生活に関する不安の解消を図る施策を最優先の課題

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として位置付け、13 区総合事務所からの地域の実情に応じた政策提言を踏まえた上で、地域 の共同作業や生活支援等に従事する地域おこし協力隊の新規導入や地域の支え合いを基本と した除雪支援体制づくり、集落づくり推進員や冬期集落保安要員の増員による日々の見守り 活動の充実など、支え合い体制づくりを支援するとともに、自主的、自発的な地域づくり活 動が継続的に行われるコミュニティ機能の強化に力を注いでまいります。

また、元気な農業づくり推進員を引き続き配置し、集落が抱える農業の課題を整理し、地 域農業を持続的に担う地域マネジメント組織の主体的な活動への支援を通して集落間連携の 更なる推進を図るほか、中山間地域が有する多様な資源を活用した特産品の開発や販売など、 地域農業の活性化と農業者の所得向上に努めてまいります。

ここまで、平成 25 年度における三つの重点テーマについての取組を申し上げました。さら に、これに並行して、「『すこやかなまち』づくりへの取組」につきましても、市民の皆さん のすこやかな暮らしの基礎となる各分野の連携と相乗効果の発揮に意を用いながら、一層の 推進を図ってまいります。

以下、それぞれの主な施策を中心に体系的にご説明いたします。

信頼のおけるセーフティネットの構築

「『すこやかなまち』づくりへの取組」の 1 点目は、「信頼のおけるセーフティネットの構 築」であります。市民のすこやかな暮らしを実現するためには、地域社会の暮らしを守り、 子育て、教育、健康、医療、福祉などを包括した信頼のおけるセーフティネットを構築して いく必要があります。

防災・減災の観点からは、大規模災害等に備えた防災体制を確保するため、「減災」の考え 方を基本に見直し作業を進めている上越市地域防災計画に基づき、防災対策の強化・推進に 努めてまいります。地域防災の要となる消防団の機動力を高めるため、引き続き消防資機材 の整備や更新を進め消防防災力の強化を図るほか、災害用資機材等の備蓄を進めるとともに、 市民防災ガイドブックを改訂し、防災に関する知識の普及を図ります。また、市民の安全・ 安心な住環境の整備を推進するため、木造住宅の耐震経費に対する補助を継続するとともに、 周辺への危害が懸念される老朽危険空き家の管理改善に向けた支援策を新設し、危険の除去 と市民の生命と財産の保護を図ります。

津波災害への対応では、その前提となる県の津波浸水想定の見直しや地域防災計画の修正 作業と歩調を合わせながら、引き続き地域防災計画「津波災害対策編」の見直しを進めると ともに、具体の津波避難対策について地域の皆さんとの協議を継続して進めてまいります。

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また、原子力災害への対応では、万一の災害・事故発生に備え、通信設備等の必要な資機 材を整備するとともに、県や関係市町村と連携し、広域的な避難計画の作成と初動体制の整 備を進めるほか、県が予定する原子力防災訓練にも積極的に参画してまいります。さらに、 原子力アドバイザーの活用により原子力災害発生時における情報分析体制を強化するととも に、災害対応を担う職員の育成や防災に関する市民への意識啓発を進めてまいります。

健康づくりの面では、妊娠期から高齢期まで、生涯を通じた保健指導体制のもと、産業保 健分野との連携、がん検診受診の推進等、様々な世代への健康診査を実施するとともに、ハ イリスク者を中心とした生活習慣病予防対策、公費負担による予防接種、妊婦検診の継続な ど、健康づくりの体制を強化してまいります。

子どもの育ち支援策では、引き続き通院医療費の助成及び児童手当や児童扶養手当の給付 による保護者の経済的負担の軽減に取り組むとともに、私立保育園の保育士等の処遇改善の ための支援の継続など、保育環境の整備に取り組んでまいります。また、現在改築工事を進 めております児童養護施設若竹寮につきましては、入寮する児童生徒へのきめ細かなケアに 配慮した小舎制による新たな運営を、本年 10 月から開始いたします。

さらに、障害のある人が住みなれた地域で安心して生活できるよう実態把握を進め、利用 者ニーズに基づく切れ目と隙間のない支援や必要なサービスの提供を行うとともに、障害者 の方々の緊急時等の受入れのため、福祉型の短期入所用の居室を確保するほか、上越地域医 療センター病院において医療行為が必要な重症心身障害者の方々の短期入所の受入れを開始 いたします。

中山間地域の振興に関しましては、平成 25 年度も引き続き地域の支え合いを基本とした各 種施策を実施してまいります。克雪対応として集落における除雪体制づくりを支援するため の除雪機の購入補助や各区の住民組織を活用した除雪ボランティアの派遣を実施するほか、 支え合いによる除雪支援が困難な状況となった際には、総合事務所長等の判断により除雪作 業員の派遣や重機の貸付けを行うなど、安心して安全に冬期間を過ごしていただけるよう意 を用いてまいります。このほか、集落づくり推進員の増員及び地域の共同作業や生活支援等 に従事する地域おこし協力隊の新規導入を始め、中山間地域振興基本条例の基本理念に基づ く振興施策を総合的かつ計画的に展開し、地域コミュニティの強化を図ってまいります。ま た、集落を超えて連携し中山間地域の課題に取り組む地域マネジメント組織が各地域の状況 に応じ、創意工夫し自ら主体的に取り組む活動を支援するため、中山間地域元気な農業・農 村づくり支援事業を創設し、組織の機能強化と充実を図り、中山間地域の農業・農村の活性 化に努めるとともに、農産物の庭先集荷サービスモデル事業を拡充し、過疎化、高齢化の進 む地域における生産者の所得向上と生きがい対策を支援してまいります。

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教育の充実に関しましては、児童生徒の学ぶ意欲と確かな学力、自分らしさに誇りや自信 を持てる豊かな心、たくましさや生き抜く力を持った健やかな体を育むことを主眼に、小・ 中学校の 9 年間を見通した一貫性ある教育を推進するとともに、子ども達の障害の有無にか かわらず、みんなが一緒に学び、過ごせる環境づくりに取り組んでまいります。また、平成 24 年度から全ての市立小・中学校でスタートしたコミュニティ・スクールを引き続き支援し、

「地域の子どもは地域で育てる」との理念の下、学校・家庭・地域が一体となって、目標を 共有し、共に考え、話し合いながら教育を推進していくよう取り組んでまいります。教育環 境の面では、学校等施設の耐震補強工事等を引き続き実施し、児童生徒の安全安心の確保に 努めるとともに、過大規模校となっている春日新田小学校の分離並びに隣接校との統合によ る適正配置を進めてまいります。

新しい産業・雇用の創出

2 点目は、「新しい産業・雇用の創出」であります。すこやかな暮らしを営む上で市民が暮 らしの糧を得ることができるという安心感と働くことを通じて生きがいを享受できる環境を 整えることが肝要であり、その基盤となる地域産業の振興が不可欠であります。

金融円滑化法の終了を見据え、市内中小企業者の経営改善計画の作成支援や新たな融資制 度の創設により、企業の経営力強化を図るほか、上越地域の資源と技術を結集しながら新分 野への進出を目指す中小企業を支援するとともに、新幹線の開業に向け、販路・販売先を見 据えた上で、地域の素材、技術等をいかした当市の特産といえる商品の開発を目指す「メイ ド・イン上越」推進事業を展開することにより、地域産業の活性化を支援いたします。また、 当市の地理的特性等をいかした企業誘致を引き続き展開するとともに、企業の大規模設備投 資に対する財政的支援を行い、地域経済の活性化及び雇用の創出に努めてまいります。

当市のまちの顔となる中心市街地におきましては、高田地区で、あすとぴあ高田とイレブ ンプラザの 2 核が間もなくオープンを迎えます。平成 25 年度においては、「2 核 1 モール」 全体で、にぎわいの創出と交流の拡大を図るため、商店街や地域住民、関係機関と連携した 取組を進めてまいります。さらに、あすとぴあ高田内の文化交流施設にコーディネーターを 配置し、施設を活用した市民の芸術文化活動の発表や交流を促すとともに、様々な催しを実 施するなど、中心市街地のにぎわい創出につなげてまいります。また、直江津地区において は、まちづくりを進めるリーダーとして、昨年に引き続き直江津まちなかアテンダントを配 置するとともに、地元関係者による新たな組織が実施するソフト事業を支援してまいります。

前段で触れましたとおり、当市は平成 26 年に高田開府 400 年を迎えます。平成 25 年度に おいては、高田開府 400 年祭実行委員会による機運醸成のためのイベントや総合博物館での

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企画展の開催などの取組を進めるほか、記念誌の作成など、当市の魅力を全国に広く発信す る機会と捉えた取組を展開してまいります。また、市民のふるさとへの理解と愛着を更に深 めていただくためのシンポジウムやパネル展なども開催しながら、実行委員会を中心に平成 26 年度事業の具体化に取り組んでまいります。

地域農業の振興につきましては、学校給食用の地場産野菜の更なる生産拡大を支援すると ともに、上越野菜の生産から加工・販売まで一連の取組を推進するなど、上越ならではの「食」 の創出を支援してまいります。

また、新水族博物館整備検討に関しましては、有識者検討委員会からの報告書を踏まえ、 平成 18 年度に作成した基本計画案の見直しを進めるための検討委員会や市民フォーラム等 を開催してまいります。

生活・都市基盤ネットワークの最適化

3 点目は、「生活・都市基盤ネットワークの最適化」であります。すこやかな暮らしを支え るためには、慣れ親しんだ土地や愛着のある土地で暮らしを営み、様々な人々と触れ合うこ とのできる場所の確保が必要であります。

平成 27 年春に開業を迎える新幹線新駅の周辺整備につきましては、新たな広域交流の玄関 口となる新駅の外装工事がほぼ終了するなど順調に進捗しております。引き続き、周辺の都 市基盤やアクセス道路の整備を着実に進めるとともに、官民 33 団体で構成する新幹線まちづ くり推進上越広域連携会議に参加し、JRによる「新潟デスティネーションキャンペーン」 などとの連携も図りながら、開業効果を最大限に発揮させ、地域で効果を享受できる取組を 進めてまいります。また、新幹線開業に伴いJRから経営分離される並行在来線は、地域経 済や市民の日常生活を支える重要な移動手段であることから、確実な維持・存続に向け、新 潟県や糸魚川市、妙高市及びえちごトキめき鉄道株式会社と連携しながら、引き続き、新潟 県並行在来線開業準備協議会において利用促進事業や開業に向けた準備に取り組んでまいり ます。

市民の日常生活を支える路線バス運行の維持と確保につきましては、新たな輸送形態であ る乗合タクシーの本格運行を開始するほか、試験運行及び検証の対象区域を広げるなど、地 域の実情に即した公共交通の再編に引き続き取り組んでまいります。

都市基盤インフラの維持管理に関しましては、経年劣化を見据えた長寿命化対策が共通の 課題となっております。都市公園及び橋梁の長寿命化計画を策定し、適切な維持管理と更新 に努めるとともに、震災発生時における緊急輸送路を確保するため、主要幹線の橋梁耐震化 工事に着手してまいります。また、道路、公共下水道及び農業集落排水施設、公営住宅施設

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等、市民生活の安全・安心を支える社会基盤につきましても、計画的整備と長寿命化の取組 を推進してまいります。また、接続促進のための推進員を 1 人増員するとともに、新たに排 水設備工事費に対する補助制度を設け、公共下水道及び農業集落排水への接続促進に努めて まいります。

新クリーンセンターの整備につきましては、引き続き環境影響評価を継続するとともに、 建設委員会での検討を踏まえ、実施方針、要求水準書の策定等を行った上で、事業者の募集 及び評価、選定を実施し、平成 26 年度の着工、平成 29 年度の施設稼働を目指してまいりま す。

また、高田開府 400 年に向けて、高田駅前雁木を「おもてなしと情報発信の空間」として 活用するための駅前の修景整備を行うほか、高田公園においては駐車場や施設案内看板の整 備を進めるとともに老朽化した桜の伐採等を実施するなど、利便性の向上と当市が誇る高田 公園を広く内外に周知してまいります。

また、市内住宅関連事業者への経済対策の一環として、市民が居住する住宅のリフォーム 補助事業を拡充し、新年度においても引き続き実施してまいります。

暮らしを通じた「生きる力」の習得

4 点目は、「暮らしを通じた『生きる力』の習得」であります。市民自らが、すこやかな暮 らしを育むために必要となる知識や感性、創造性などを習得し、生かしていくことができる よう支援していくことが大切であります。

地域ぐるみの学びの場の充実のため、生涯学習・社会教育の分野では、市内全ての中学校 区に組織された地域青少年育成会議を中核にして、学校・家庭・地域が一体となった様々な 活動に、多くの市民が関わる機会をつくり、明るい地域づくりを進めてまいります。また、 公民館の役割を見直し、公民館協力員を起点に、地域の学習機会の充実を図りながら地域課 題の解決に向けた取組を展開してまいります。

地域防災力の向上につきましては、自主防災組織の活動を活性化するため、防災アドバイ ザーの活動を拡充するほか、新たに防災訓練マニュアルを作成・配布し、現場の訓練に活用 することにより、地域の防災意識の向上に努めてまいります。また、安塚区など 4 区におい て防災行政無線戸別受信機を整備し、災害時における情報伝達を確保してまいります。

厳しい経済状況と雇用環境が続く中、就職支援として、ハローワーク上越など関係機関と の連携を強化しつつ、市内在住高校生の資格取得支援を継続するほか、県の緊急雇用創出事 業を活用し就業機会を確保するとともに、失業者を雇用した事業主に対する助成等を通じた 雇用安定施策も継続してまいります。

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当市の自然・歴史・文化資源の活用においては、雁木や町家を始めとする歴史的建造物の 保全と活用の取組を進めるとともに、高田開府 400 年及び新幹線開業に合わせ、春日山城三 の丸跡周辺の杉を伐採し、城跡の魅力を高めるほか、釜蓋遺跡を史跡公園として供用開始で きるよう引き続き整備を進めてまいります。

再生可能エネルギーの導入推進に関する施策につきましては、今年度中に策定する基本方 針に基づき、導入推進に向けた体制と方策を示す再生可能エネルギー導入計画を策定いたし ます。あわせて、市民への普及推進を図るため、太陽光発電システムとペレットストーブの 設置費補助金の拡充や温浴施設への木質ペレットボイラーの導入など、森林資源を活用した エネルギーの地産地消と低炭素社会づくりの推進による地域経済への貢献や環境配慮の啓発 に努めてまいります。

(仮称)厚生産業会館につきましては、基本構想を基に、建設着工に向け地質調査や基本 設計などを行ってまいります。

以上、三つの重点テーマと『すこやかなまち』づくりに向けた四つの取組項目について、 それぞれ概要をご説明いたしましたが、これらの実現に向けた様々な施策を効果的に実行し ていくためには、先ほども述べましたとおり、将来にわたる強固な行財政基盤の確立が不可 欠であります。

当市の財政状況につきましては、財政力指数、経常収支比率、経常一般財源比率などの指 標は、他の特例市に比べ必ずしも良好な水準にはなく、また、実質公債費比率を始めとする 財政健全化判断比率についても、改善は図られているものの、実質的な普通交付税の合併特 例措置が終了した段階では各比率が大きく悪化することが確実であります。

このため、平成 25 年度予算編成においては、昨年 10 月に改訂した財政計画を基本としつ つ、基礎的な行政サービスの提供と前段申し上げました重点施策を推進するために必要な経 費を計上する一方、計画的な財政運営と財源の有効活用、財政健全化に向けた将来への備え に意を用いたところであります。

具体的には、市の関与度合いが高い第三セクターの経営健全化、施設除却の推進や譲渡、 統廃合を主とした公の施設の再配置、市債の繰上償還、公債費に準ずる債務負担行為の繰上 返済など、第4次行政改革推進計画に基づいた将来負担の軽減を図る取組を確実に実施すると ともに、それらの成果等を踏まえつつ、取組の前倒しや、より踏み込んだ次期行政改革大綱 の検討に着手してまいりたいと考えおります。また、自ら創意工夫を凝らし立案した計画に 基づく事業に対して大きな支援を受けることができる、国の社会資本整備総合交付金の積極 的な活用など、有益な財源の確保にもこれまで以上に注力してまいります。

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市債残高につきましては、臨時財政対策債等を除く通常分の年度末残高は、平成 25 年度当 初予算時点で 820 億 6, 199 万円、前年度に比べて 49 億 887 万円余り減少する見込みであり、 第三セクター等改革推進債を除いた比較では 661 億 557 万円、前年度に比べて35 億 3, 619 万円余り減少する見通しとなっております。

また、財政調整基金は、今冬の大雪対応で措置した 2 回の専決補正予算の財源として 9 億 3, 300 万円余りを活用しましたが、決算剰余金が当初見込みを大幅に上回る見込みとなった こと及び当初予算において繰入れを行わなかったことから、平成 25 年度当初予算時点におけ る年度末残高は 75 億 9, 100 万円余りとなり、財政計画で計上した平成 25 年度末の残高見込 みとほぼ同規模を確保したところであります。

それでは、平成 25 年度予算について、その概要をご説明いたします。

〇 まず、議案第 4 号は、平成 25 年度上越市一般会計予算であります。

歳入歳出の予算規模は、1, 052 億 5, 080 万円(以下、万円未満省略)であります。 これは、第三セクター等改革推進債を財源とする土地開発公社の債務整理事業補償金 174 億 2, 511 万円を計上しておりました前年度当初予算に比べて 188 億 7, 475 万円、15. 2% の減となりますが、年度間において変動する要素の大きい制度融資預託金、市債借換えに 伴う償還元金及び公社の債務整理費用を除いた実質的な歳出予算規模は 945 億 4, 391 万円 で、前年度当初予算に比べて 19 億 8, 876 万円、2. 1%の増となっております。

また、平成 23 年度末に措置した経済対策補正予算を含めた平成 24 年度予算と、本年 1 月に措置した経済対策及び今定例会に提案させていただいている経済対策に係る補正予算 を含めた平成 25 年度予算、いわゆる 15 か月予算を実質的な予算規模で比較すると、平成 25 年度は 960 億 4, 398 万円、前年度に比べて 24 億 303 万円、2. 6%の増となっております。

続いて、主な事業を中心にその概要を申し上げます。 まず、歳入についてであります。

歳入の根幹を成す市税は、前年度当初予算に比べて 6. 4%増の総額 283 億 4, 585 万円を 計上いたしました。

主な税目の現年課税分の概要をご説明いたします。

個人市民税は、社会保険料控除の増加や国家公務員給与の削減措置の影響が見込まれる ことから、前年度を若干下回る 0. 3%減の 87 億 6, 059 万円を計上いたしました。

法人市民税は、法人税減税に伴う減少はあるものの、引き続き大手製造業を中心に業績 回復の傾向が見られることから、9. 5%増の 28 億 5, 264 万円を計上いたしました。

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固定資産税は、土地の課税では地価の下落が続いているため、1. 9%減の 39 億 3, 623 万 円を、また、家屋の課税では、新増築家屋の増加が見込まれることから、2. 6%増の 50 億 8, 530 万円を、償却資産の課税では、上越火力発電所の一部稼働に伴う新規資産の大幅な 増加が見込まれることから、38. 7%増の 43 億 4, 011 万円を、それぞれ計上いたしました。

軽自動車税は、燃費の良い軽四輪乗用車の増加傾向が引き続き見込まれることから、 3. 1%増の 4 億 9, 498 万円を計上いたしました。

市たばこ税は、消費量は減少傾向にあるものの、法人市民税の減少分を補てんするため の県たばこ税からの税源移譲による増額分が見込まれることから、15. 6%増の 14 億 5, 105 万円を計上いたしました。

地方譲与税は、平成 24 年度の決算見込み及び地方財政対策の伸び率等を基に積算し、 8. 0%減の 10 億 2, 560 万円を計上いたしました。

地方交付税は、5. 4%減の 270 億 4, 000 万円であります。このうち普通交付税は市税の増 加の影響などにより、前年度当初予算比で 6. 0%減、また、前年度交付決定額比で 5. 3%減 となる 242 億 5, 000 万円を計上いたしました。また、特別交付税は、前年度とほぼ同額の 27 億 9, 000 万円といたしました。

分担金及び負担金は、都市開発事業分担金の減少などにより、3. 8%減の 17 億 4, 456 万 円を計上いたしました。

使用料及び手数料は、前年度とほぼ同額の 19 億 693 万円を計上いたしました。

国庫支出金は、障害者自立支援給付費負担金などの増に伴い 2. 3%増の 104 億 8, 703 万 円を計上いたしました。

県支出金は、介護基盤緊急整備臨時特例補助金の増などにより、4. 5%増の 59 億1, 488 万円を計上いたしました。

財産収入は、土地売払収入など、6 億 952 万円を計上いたしました。

繰入金は、特定目的基金から繰り入れてそれぞれの事業財源とするほか、土地開発公社 から承継した土地の前年度売却金を第三セクター等改革推進債の繰上償還に充てるために 減債基金から 4 億 9, 502 万円の繰入れを行いますが、財政調整基金からの財源調整のため の繰入れを行わないことから、17. 7%減の 8 億 6, 401 万円を計上いたしました。

繰越金は、前年度の実質収支の見込額 20 億円であります。

諸収入は、貸付金の元利収入の減を見込んだことから、11. 9%減の 129 億 966 万円を計 上いたしました。

市債は、臨時財政対策債を 2. 1%増の 46 億 4, 190 万円を見込んだところでありますが、 第三セクター等改革推進債 174 億 1, 510 万円が皆減したため、市債全体では前年度比

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65. 4%減の 98 億 4, 385 万円となりました。また、通常分の市債発行額の比較においても前 年度比 78. 0%減の 49 億 8, 010 万円となりました。市債の発行に当たりましては、従来ど おり普通交付税措置がある優良市債を中心とした活用に努めてまいります。

次に、歳出の概要について款を追ってご説明いたしますが、ここでは、前段の重点テーマ 及び重点施策においてご説明いたしました取組以外の事業を中心に申し述べさせていただき ます。

〇 議会費は、4 億 4, 684 万円で 11. 9%の減であります。

更に開かれた議会運営の実現に向けた委員会のインターネット中継に係る経費を新たに 計上するほか、政務活動費、視察関係経費などの議会活動に必要な経費を計上いたしまし た。

〇 総務費は、132 億 8, 853 万円で 56. 5%の減であります。

現在の第 5 次総合計画が 2 年後に期間満了となることを見据え、新たなまちづくりの指 針となる次期総合計画の策定に着手いたします。また、第 4 次行政改革大綱及び同推進計 画の進捗管理を徹底するとともに、財政の健全化に資する重要な取組である「公の施設の 再配置計画」に基づく適正な施設配置に引き続き努めてまいります。

安全・安心なまちづくりへの取組では、上越市みんなで防犯安全安心まちづくり条例及 び推進計画に基づき、安全教室や防犯啓発活動などの各種事業を継続するほか、本年 1 月 1 日に施行した上越市暴力団の排除の推進に関する条例の市民周知・啓発に取り組み、犯 罪の防止に配慮した安全で安心な地域社会の実現に努めてまいります。

市民対話事業では、引き続きキャッチボールトークを各地域で開催し、市民ニーズの把 握に努め、市政運営に反映してまいります。

新幹線開業に向けて、新駅周辺地区におけるまちなみ形成構想の具体的な取組を進める とともに、土地利用方針に位置付けた「質の高い新都市空間」の形成を図るため、引き続 き地権者組織によるまちづくりを支援してまいります。

また、引き続き地域協議会の活動を支援するとともに、地域住民の発意に基づく地域課 題の解決や活力向上を図るため、各区に地域活動資金を配分し、自主的、自立的なまちづ くりを推進してまいります。

自主財源確保の取組といたしましては、コンビニエンスストアにおける収納業務の対象 税目を市・県民税、固定資産税及び国民健康保険税に拡大し、納税者の利便性を高め、あ わせて納期限内の納付を促進するものであります。

〇 民生費は、263 億 1, 560 万円で 2. 6%の増であります。

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「すこやかなまちづくり」を進めるため、市と協働して福祉のまちづくりを進める上越 市社会福祉協議会の地域福祉活動を支援するとともに、引き続き支援のあり方について見 直しを行います。

世帯単位で包括的な支援を行うために平成 24 年度に導入した福祉総合相談窓口システ ムを活用し、相談のワンストップ化を図るとともに、各種制度の対象とならない方々への 支援や健康福祉分野におけるきめ細かなサービスの提供に努めてまいります。

また、災害時や不慮の事故の際に、知的障害や聴覚障害をもつ人の安全・安心を確保す るため、必要な情報を記入できる「ヘルプカード」を新たに作成し配布するとともに、入 院したALS(筋萎縮性側索

そくさく

硬化症)等の重度の障害のある人と医療従事者との円滑なコ ミュニケーションを確保するためのヘルパー派遣に必要な経費を支援いたします。

さらに、高齢者に安心して住み慣れた地域で生活を送っていただくため、様々な相談に 対応し、個々の実態やニーズにあわせ、より公平で適正なサービス給付を行ってまいりま す。

子育てに対する不安感の解消や負担軽減を図り、子どもに対する虐待を未然に防止する ため、家庭相談員を増員して相談業務等を行うとともに、谷浜・桑取地区の統合保育園の 整備及び放課後児童クラブの新規開設など、安全・安心な子育て環境の確保に意を用いて まいります。

雇用や経済の状況は依然として不安定であり、生活保護世帯の増加傾向は続くものと予 測されることから、引き続き就労支援を進めるため、就職面接講座の回数を拡充し、被保 護世帯の早期自立に向けた支援をしてまいります。

災害救助費においては、東日本大震災により当市に避難している被災者のニーズ把握に 努め、各種制度を活用した生活支援を継続してまいります。また、昨年 3 月に発生した板 倉区国川地内の地すべり災害に係る被災者の支援を引き続き全庁体制で取り組み、特に避 難生活が続く 4 世帯の早期の生活再建に向けた支援に努めてまいります。

〇 衛生費は、76 億 4, 271 万円で 3. 6%の増であります。

健康づくりの推進につきましては、子宮頸がん予防ワクチン、ヒブワクチン及び小児用 肺炎球菌ワクチンの予防接種と妊婦検診に係る公費助成を継続するほか、産業保健分野と 連携し、様々な世代への健康診査を実施するとともに、ハイリスク者を中心に生活習慣病 予防のための訪問指導を充実するなど、生涯を通じた健康づくりの体制を強化してまいり ます。

環境施策につきましては、前段にご説明いたしました再生可能エネルギーの普及拡大を 確実に進めるとともに、小・中学校の環境教育に資するため上越市レッドデータブックを

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小学校 4 年生に配布し、環境保護の意識を育んでまいります。また、ツキノワグマなどの 大型野生動物から市民の安全を確保するため、有害鳥獣捕獲態勢を強化してまいります。

ごみ処理の関係では、新クリーンセンターの整備に向けた検討を進めるほか、引き続き ごみの減量と資源化に取り組むほか、し尿処理の関係では、汚泥リサイクルパークの改修 を行い、施設の延命化と管理経費の削減を図ってまいります。

〇 労働費は、10 億 3, 499 万円で 14. 2%の減であります。

ハローワーク上越管内の有効求人倍率は、昨年末に 1. 03 倍とリーマンショック前の水準 までに回復する場面もありましたが、パート従業員の求人割合が 4 割を占め、常用雇用も 有資格者や経験者といった即戦力を求める傾向が強いなど、現在も楽観できる状況にはあ りません。引き続き、高校生やその保護者を対象に職業能力開発や職業意識の形成を図る とともに、地域若者サポートステーション事業によるニート・フリーター対策の強化など、 若年者を中心に、就職、正社員化を支援してまいります。

〇 農林水産業費は、44 億 1, 606 万円で 11. 4%の減であります。

園芸部門では、農業者が行う機械・設備の導入にかかる経費を支援するとともに、生産 物の安定生産と品質確保に必要な技術力向上を図るため、農業者団体が行う園芸塾の開催 を支援し、生産拡大及び収益性の高い園芸産地の育成に努めてまいります。

中山間地域等の活性化につきましては、地域マネジメント組織への支援を通して集落間 連携の更なる推進を図るとともに、中山間地域等直接支払交付金の活用により、農地の保 全と農業生産活動の維持継続を図ってまいります。

担い手の育成と確保では、引き続き、地域における農業のあり方を定める「人・農地プ ラン」の作成を推進し、地域の中心となる担い手への農地集積や新規就農者の確保・育成 を図るなど、総合的な取組を実施してまいります。

アグリビジネス創出支援事業では、寿司に向く米の新品種である「笑

みの 絆

きずな

」の栽培実 証試験を行い、栽培技術を確立するとともに、利用拡大に向け、広く情報発信に努めてま いります。

畜産振興に関しましては、新幹線開業に向けて「くびき牛」、「くびき短角牛」を地域ブ ランド牛肉として定着・浸透させるため、消費者への認知度向上、消費拡大及び市外・県 外への販路拡大等の取組を支援してまいります。

土地改良事業は、農業の生産性向上と農業構造の改善に資する農業施策の根幹を成すこ とから、意欲ある経営体の育成・確保及びその条件整備のため、引き続き県営経営体育成 基盤整備事業を推進するほか、県営中山間地域総合農地防災事業など中山間地域対策も含 めた農業生産基盤の整備に努めてまいります。

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林業分野では、国県補助事業を活用し、間伐を始めとする森林整備に必要な経費を助成 することにより、良質な地域材の生産と豊かな森林づくりの推進に努めてまいります。ま た、水産業分野においては、市内の漁業協同組合が行う種苗放流に対する助成を継続し、 水産資源の維持と有効利用を推進してまいります。

〇 商工費は、115 億 5, 231 万円で 19. 4%の減であります。

新幹線の開業に向け、上越のものづくり技術・製品の関西圏等への販路開拓を支援する ほか、市内産業の活性化に結び付く企業等の立地に向けた誘致活動を精力的に展開いたし ます。

直江津港の利用促進に向けては、外貿定期コンテナ利用促進支援事業補助金を拡充する とともに、市内企業を始め、引き続き長野県など後背圏の企業に対するポートセールスを 行い、新規荷主の発掘や増加傾向にある貨物の更なる拡大に努めてまいります。

観光面では、第四次観光振興 5 か年計画に基づき、当市への集客に向け、外国語ガイド や有償ボランティアガイドの育成による受入体制の充実、長野県北部地域・妙高市等との 連携による効果的なプロモーションや広域観光ルートの発信などに引き続き注力していく とともに、新潟県大阪事務所に職員1人を新たに派遣し、新幹線開業を見据えた関西圏と の交流促進及びPR強化を図ってまいります。

休館中の大島あさひ荘につきましては、施設・設備の修繕など、7 月からの営業再開に 向け必要な準備を進めてまいります。また、宿泊・温浴施設等の運営を委託する第三セク ターで構成する持株会社の将来にわたる健全かつ安定的な経営に資するため、会社の設立 後に出資を行うとともに、各施設の管理運営に不可欠な資産を買い取り、所有の適正化を 図ってまいります。

〇 土木費は、136 億 6, 608 万円で 5. 2%の増であります。

市道につきましては、老朽化が進む 13 区を中心に、継続的な補修や清掃などの維持管理 を確実に行うとともに、昨年、実施した通学路の緊急合同点検の結果を踏まえ、児童生徒 のほか一般歩行者の安全を確保するため、安全・安心な道路環境の維持に努めてまいりま す。

市道の新設及び改良につきましては、道路整備計画に基づき、新幹線新駅周辺へのアク セス道路や生活関連道路の整備を計画的に進めるほか、八千浦地区では、防災機能の強化 と生活環境の向上を図るため、周回道路の整備を継続してまいります。

除雪対策では、近年続く大雪への対応として、市道等の除排雪経費を増額するとともに、 老朽化した消雪パイプや消融雪施設集中管理システムを更新するほか、引き続きGPS端 末を利用した道路除雪管理システムを活用し、効率的かつ効果的な除雪作業に努め、冬期

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間の道路交通の確保を図ってまいります。

砂防関連では、地すべり災害の未然防止を図るため、地すべり巡視員を増員し、兆候の 早期発見に努めてまいります。

都市計画区域における土地利用方針等を定める都市計画マスタープランにつきましては、 都市計画区域検討委員会の提言を踏まえ、策定作業を進めてまいります。

土地区画整理事業につきましては、良好で健全な市街地の形成を図るため、新たに平成 25 年度から事業着手を予定している( 仮称) 土橋第一地区土地区画整理組合設立準備委員 会に対する支援を行ってまいります。

新幹線新駅周辺整備事業では、平成 26 年度の信越本線の切替えに向けて、引き続き軌道 及び駅舎工事を進めるとともに、新幹線新駅東西昇降施設等の整備の進捗も図ってまいり ます。

都市公園につきましては、高田公園で利用者の利便性の向上のための基盤整備を進める ほか、たにはま公園においてはドッグランや多目的広場の整備を、また、柿崎総合運動公 園においては憩いの広場の整備を、それぞれ進めてまいります。

〇 消防費は、30 億 3, 276 万円で 6. 7%の増であります。

地域防災の要である消防団の機動力の向上のため、消防資機材や水利施設等の計画的な 更新、整備を進めるとともに、当市で開催される県消防大会を通じて、団員の士気高揚を 図りながら消防防災力の強化に努めてまいります。

水防対策では、地域防災計画の見直しなどを受けて水防計画を見直すほか、関係機関と 連携した水防訓練の実施や資材の整備を進めてまいります。

災害対策では、自主防災組織の育成と活動を引き続き支援するとともに、避難所におけ る資機材、応急医薬品等を整備し、機能強化を図ります。

津波避難対策では、これまでの地域の皆さんとの検討経過を踏まえ、避難訓練の確実な 実施に向けての支援を継続いたします。

原子力災害対策については、万一の原子力災害・事故発生時に備え、県や関係市町村と ともに広域的な避難体制の整備を進めるほか、市民への周知・啓発の促進を始め、原子力 アドバイザーの活用による災害発生時の情報分析体制の強化、災害対応を担う職員の育成 など、市民の皆さんの安全と安心の確保を図るための取組を進めてまいります。

〇 教育費は、96 億 52 万円で 0. 3%の減であります。

小学校と中学校が目指す子どもの姿を共有しながら、9 年間の教育課程を編成し、一貫 した教育を実践するため、モデル校を指定して小中一貫の教育に取り組むほか、新たに教 科指導講師を配置し、特別な支援を必要とする子どもが他の子どもと一緒に学ぶという「包

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容する教育」を進めるための手立てを研究してまいります。また、教育補助員や介護員を 引き続き配置するほか、生徒指導支援員を新たに配置し、問題を抱える生徒に適切に対応 してまいります。

私学助成では、新たに上越高等学校の建設費に対する補助を行うとともに、私立高等学 校の運営費補助を拡充することによって保護者の負担軽減を図ってまいります。

学校建設事業では、望ましい教育環境を整備するための学校等施設整備計画に基づき、 耐震補強工事や大規模改造工事を始め、必要な整備を引き続き進めてまいります。

生涯学習の推進では、名立総合文化施設の 7 月供用開始に向けて事業の進捗を図るほか、 上越科学館においては、環境エネルギー学習施設の整備を進めてまいります。

社会体育の振興では、競技力の向上を目的としたスポーツ振興報償金制度を新設し、青 少年のスポーツ活動を更に活性化させるとともに、地域スポーツの普及を目指したスポー ツ推進委員の活動への支援拡充を図ってまいります。

〇 公債費は、140 億 8, 934 万円で 1. 7%の増であります。

定時償還元金は 117 億 3, 659 万円、借換えに伴う償還元金は 2 億 2, 185 万円、第三セク ター等改革推進債の繰上償還金は 4 億 9, 502 万円を計上いたしました。

〇 諸支出金は、6, 500 万円で 13. 3%の減であります。

ガス水道局が実施する経年管更新工事を支援するため、繰り出すものであります。

〇 債務負担行為は、谷浜・桑取地区新保育園整備事業など、新たに 10 件を設定するもので あります。

一般会計は、以上であります。続きまして、特別会計の予算についてご説明申し上げます。

○ 議案第 5 号は、平成 25 年度上越市国民健康保険特別会計予算であります。 予算規模を 0. 8%増の 213 億 8, 907 万円といたしました。

歳出では、一人一日当たりの保険給付費を 3. 0%増で見込むこととし、歳入では、繰越 財源などを活用し、国民健康保険税の適用税率を現行どおり据え置くこととしました。

〇 議案第 6 号は、平成 25 年度上越市診療所特別会計予算であります。 予算規模を 1. 8%減の 5 億 1, 736 万円といたしました。

国民健康保険診療所がそれぞれの地域の「かかりつけ医」としての役割を担うとともに、 市内の病院と連携を図りながら、地域住民が安心して生活を送ることができるよう、引き 続き安定的な運営に努めてまいります。

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〇 議案第 7 号は、平成 25 年度上越市索道事業特別会計予算であります。

予算規模を 14. 2%減の 3, 981 万円とし、金谷山スーパーボブスレー及びリフトの運行等 に要する経費を計上いたしました。

〇 議案第 8 号は、平成 25 年度上越市下水道事業特別会計予算であります。 予算規模を 1. 2%減の 122 億 4, 137 万円といたしました。

公共下水道の整備につきましては、市民生活に密着したライフラインの一つとして着実 な整備を行ってまいります。さらに、公共下水道への接続促進を図るため、接続推進員を 1 人増員するとともに、排水設備工事費に対する補助制度を設けるほか、引き続き新幹線 新駅地区の雨水、汚水管渠工事を進めてまいります。

平成 25 年度末の整備面積は 3, 412. 1ha、全体計画に対する人口ベースの進捗率は 76. 0% となる見込みであります。

また、大潟浄化センター整備事業について、債務負担行為の設定を行うものであります。

〇 議案第 9 号は、平成 25 年度上越市農業集落排水事業特別会計予算であります。 予算規模を 3. 5%減の 24 億 3, 635 万円といたしました。

農業集落排水事業につきましては、平成 19 年度で全ての整備が完了しており、平成 25 年度末の水洗化率を 93. 1%と見込んでおります。

引き続き、適切な施設の維持管理を行うとともに、公共下水道と同様に接続促進を図る ための補助制度を設けるほか、生活環境の改善及び公衆衛生の向上並びに良好な農村環境 の形成に努めてまいります。

〇 議案第 10 号は、平成 25 年度上越市介護保険特別会計予算であります。 予算規模を 2. 6%増の 220 億 1, 045 万円といたしました。

保険給付費は、引き続き要介護認定者数が増加していることから 2. 2%増で見込んだほ か、地域支援事業費では、新たに認知症対応型グループホーム利用者への助成制度を設け ることとし、低所得者の負担軽減を図ってまいります。また、歳入では、高齢者人口の増 加に伴い、保険料を 2. 7%の増で見込んでおります。

〇 議案第 11 号は、平成 25 年度上越市地球環境特別会計予算であります。 予算規模を 15. 8%増の 8, 212 万円といたしました。

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引き続き、風力発電施設の稼働率の向上に努め、適切な管理運用を図ってまいります。

〇 議案第 12 号は、平成 25 年度上越市新幹線新駅地区土地区画整理事業特別会計予算であ ります。

予算規模を 30. 8%減の 12 億 9, 536 万円といたしました。

新幹線開業に向けて、引き続き道路や駅前広場などの公共施設整備を進めてまいります。 また、新幹線新駅東西駅前広場等の整備について、債務負担行為の設定を行うものであ ります。

〇 議案第 13 号は、平成 25 年度上越市浄化槽整備推進事業特別会計予算であります。 予算規模を 3. 6%増の 2, 461 万円といたしました。

西部中山間地区における生活環境の改善及び公共用水域の水質保全を図るため、合併処 理浄化槽の整備促進に努めてまいります。

〇 議案第 14 号は、平成 25 年度上越市住宅団地事業特別会計予算であります。 予算規模を 56. 7%減の 2, 105 万円といたしました。

浦川原顕聖寺第 2 住宅団地は、平成 24 年度末までに完売する見込みでありますが、売買 契約が確定していないことから、売払収入及び維持管理経費等を計上しております。なお、 完売した場合には、他の市有財産と一括管理するため特別会計を廃止し、一般会計へ移管 することといたします。

〇 議案第 15 号は、平成 25 年度上越市後期高齢者医療特別会計予算であります。

予算規模を 0. 9%増の 18 億 1, 305 万円といたしました。新潟県後期高齢者医療広域連合 と連携を図りながら、きめ細かな対応と円滑な運営に努めるとともに、高齢者のための新 たな医療制度の動向について情報収集を行ってまいります。

〇 議案第 16 号は、平成 25 年度上越市病院事業会計予算であります。

上越地域医療センター病院において、北病棟に整備した緩和ケア対応病床を活用した専 門的な診療を行うとともに、訪問看護ステーションの体制を拡充するなど、地域に必要な 慢性期医療の中核を担う病院として市民生活の安全・安心の確保に努めてまいります。

収益的収入では 5. 4%増の 22 億 8, 501 万円を、収益的支出では 5. 1%増の 22 億 7, 501 万円を、それぞれ計上いたしました。

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また、資本的収入では 30. 6%減の 1 億 4, 077 万円を、資本的支出では 20. 4%減の 2 億 1, 297 万円を計上し、第3 病棟屋外排水改修などの施設整備のほか、医療機器の更新など を進めてまいります。

○ 議案第 17 号は、平成 25 年度上越市ガス事業会計予算であります。

経年管の更新や施設整備を行うなど、安全で安定した供給体制を目指すとともに、引き 続き都市ガスの販売促進を図ってまいります。

収益的収入では総額 62 億 171 万円を、また、収益的支出では総額 59 億 9, 848 万円をそ れぞれ計上し、1 億 4, 009 万円の純利益を予定するものであります。このほか、資本的収 入では総額 6 億 1, 514 万円を、また、資本的支出では総額 19 億 7, 435 万円をそれぞれ計上 し、不足する 13 億 5, 921 万円は内部留保資金などで補てんすることといたしました。

○ 議案第 18 号は、平成 25 年度上越市水道事業会計予算であります。

経年管の更新や浄水場などの施設整備を行い、災害に強い安全な水道を目指すとともに、 平成 25 年度から上越地域水道用水供給企業団の水道用水供給事業を引き継ぎ、より一層の 安定給水に努めてまいります。

収益的収入では総額 52 億 3, 945 万円を、また、収益的支出では総額 48 億 2, 735 万円を それぞれ計上し、3 億 2, 140 万円の純利益を予定するものであります。このほか、資本的 収入では総額 14 億 2, 714 万円を、また、資本的支出では総額 37 億 8, 452 万円をそれぞれ 計上し、不足する 23 億 5, 738 万円は内部留保資金などで補てんすることといたしました。

○ 議案第 19 号は、平成 25 年度上越市簡易水道事業会計予算であります。

水道事業会計と同様に、経年管の更新や浄水場などの施設整備を行い、より一層安全で 安定した給水体制の確立を目指してまいります。

収益的収入では総額 6 億 6, 497 万円を、また、収益的支出では総額 6 億 5, 012 万円をそ れぞれ計上し、103 万円の純利益を予定するものであります。このほか、資本的収入では 総額 3 億 7, 789 万円を、また、資本的支出では総額 6 億 7, 878 万円をそれぞれ計上し、不 足する 3 億 89 万円は内部留保資金で補てんすることといたしました。

○ 議案第 20 号は、平成 25 年度上越市工業用水道事業会計予算であります。

より一層安定した給水を目指し、収益的収入では総額 1, 661 万円を、また、収益的支出 では総額 1, 535 万円をそれぞれ計上し、58 万円の純利益を予定するものであります。この

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ほか、資本的支出では総額 1, 542 万円を計上し、財源として内部留保資金で補てんするこ とといたしました。

次に、新年度の行政組織について申し上げます。

総合事務所の産業建設グループ業務の集約につきましては、平成 24 年 7 月の総務常任委員 会所管事務調査を皮切りに、13 区の地域協議会、さらには各区の町内会長協議会や地区懇談 会等の開催の機会をとらえ、議会及び地域の皆さんに説明してまいりました。当初は厳しい ご意見もありましたが、丁寧な説明と真摯な議論を重ねるごとに建設的な意見や提言が寄せ られるなど、取組について地域のご理解をいただくまでに至ったところであります。

こうした状況を踏まえ、13 区の総合事務所の産業建設グループが担う業務の集約を本年 4 月 1 日から試行的に実施いたします。

集約先の総合事務所では、関係区を含む産業建設関係の業務を 2 つのグループ、4 つの班 で担うこととし、担当職員の専門性の向上を始め、職員資質の向上を図る中で、機動力と業 務対応力を高めるとともに、広域的な政策や新たな地域振興策の展開にも努めてまいります。 あわせて、集約先以外の総合事務所におきましても、市民サービスが低下することのないよ う、人員配置を含め、的確な体制を整えてまいります。

また、木田庁舎におきましては、自治・地域振興課内に新たに「連携調整室」を設け、木 田庁舎に集約する区の窓口機能や調整機能を補完するとともに、13 区の総合事務所全体の調 整役として、市民の皆さんの声をお聴きしながら、業務の集約による効果や課題等を確認・ 検証し、平成 26 年度の本実施に向け、必要に応じて改善策を講じてまいりたいと考えており ます。この産業建設グループの集約では、職員一人一人が、市民の皆さんからの相談や問合 せに対して、しっかりとお答えを返すという意識を持ち、的確に実践することが重要であり、 組織全体に徹底してまいります。

このほか、木田庁舎では、厳しい財政状況を見据える中で、次期総合計画の策定と政策調 整機能の充実を図るため、企画政策部内の企画課と政策調整課を統合し、新たに企画政策課 を設置するとともに、土地開発公社の解散を受け、普通財産の運用や処分を強力に推進する ため、用地管財課の財産運用担当を拡充し、新たに「財産運用室」を設置するなど、将来に わたって安定的・持続的に行政サービスを提供することができるよう、今後のまちづくりへ の対応と今求められる課題に即応するための組織に改編し、より機動的、効率的な行政運営 を行ってまいります。

特別会計を含む新年度予算などの説明は、以上であります。

(23)

私がまちづくりの基本理念として「すこやかなまち」づくりを掲げ、思いを馳せながら、 市民の皆さんと議論し、語り合い、歩を進めてきた様々な取組も任期の最終にあたる 4 年目 を迎えることとなりました。市民の皆さんには、多様な価値観の中から生まれてくる多様な ご意見があります。私は、今、この時代においては、多様な正しい価値観や意見の中から最 適と考えるものを信念を持って選択し、スピード感を持って確実に実践していくことが必要 であると考えております。次の時代に向き合い、そこへ向かうための第一歩を進めようとす る時には、必ず新たな課題に直面します。しかし、私たちは決してそれに目をそむけること なく、議論を重ねることによって方向性を導き出していくことが必要であり、それは私の掲 げる「すこやかなまち」づくりの理念とも合致するものと確信しております。

幸い、私たちには、小さな力ではありますが、それを結集し、最大限に発揮することによ って、いかなる困難であろうと乗り越えていくことができる力が備わっていることは、この 間の災害対応が実証してくれたところであります。

新年度予算も、このような思いの中で編成し、提案申し上げたところであり、最大限その 効果が発現するよう、執行に当たりましても十分に意を尽くし、市民の皆さんと力を合わせ、 また、共に寄り添いながら全力をあげて取り組んでまいる所存であります。

続いて、補正予算案件についてご説明申し上げます。

○ 議案第 21 号は、平成 24 年度上越市一般会計補正予算であります。

歳入歳出予算総額から 3 億 77 万円を減額し、予算規模を 1, 275 億 2, 772 万円とするもの であります。

今回の補正は、1 月臨時会に続き、昨年 10 月及び 11 月の国の閣議決定に呼応した経済 対策として実施する、ほ場整備や学校耐震補強事業などを計上するほか、主に事業費の決 定や決算見込み等に基づき予算を整理するものであります。

歳入では、収入見込みに基づき市税や国庫支出金等の補正を行うものであります。

それでは、歳出予算から款を追って、概要をご説明いたします。

○ 総務費は、1 億 1, 674 万円の減額補正であります。

解散した土地開発公社から引き継いだ土地に係る売払収入等を減債基金に積み立てるほ か、来年度実施することとした(仮称)厚生産業会館の地質調査及び基本設計に係る経費 を減額補正するものであります。

○ 民生費は、3 億 8, 376 万円の減額補正であります。

篤志家からの寄附金を社会福祉施設整備基金へ積み立てるほか、生活保護費を始めとす

参照

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