vStandbyは、対象の仮想サーバーに待機用の仮想スタンバイレプリカを構成します。そして、障害発生
時にはこの仮想スタンバイレプリカを起動することにより、業務を継続できます。vStandbyのスケジュ ール機能を使い、ソースマシンの更新状態を仮想スタンバイレプリカにブートポイントとして追加しま す。適切にブートポイントを設定・管理することで、障害直前の状態に復帰させることができます。
また、vStandbyの仮想変換機能を使えば、レガシー物理サーバーをESXiまたはHyper-Vサーバーの仮 想マシンへ簡単に移行することもできます。これにより、レガシー物理サーバーを仮想環境に移行する場 合でも、システムのダウンタイムを最小限にすることができます。
詳しいシステム要件などは、ネットジャパンのホームページを参照してください。
1. 仮想スタンバイレプリカの作成を開始するには、左のメニューから[vStandby]をクリックしま す。ようこそ!画面が表示されますので。[仮想スタンバイレプリカの作成]をクリックします。
2. ソースディスクの選択になります。ここで選択したディスクのレプリカが仮想マシン上に作成され ます。ディスクマップ、またはリストでバックアップ対象にするディスクのチェックボックスをオ ンにします。[次へ]をクリックします。
3. 仮想スタンバイレプリカの作成ターゲットをESXi、Hyper-Vから選択します。この例では
[Hyper-V]を選択し[接続先:]には、「192.168.123.25」を入力して[接続]をクリックし ます。
4. 認証画面となりますので、Hyper-Vホストの認証情報を入力します。[ユーザー名:]に
「Administrator」、[パスワード:]に設定されたパスワードを入力します。
5. Hyper-Vの「ホスト情報」が表示されます。[次へ]をクリックします。
6. スタンバイレプリカの構成になります。仮想マシンの各種設定を行います。[仮想マシン名:]、
[仮想ディスク名:]、[ボリュームの選択:]、[ディスクタイプ:]、ハードウェアリソース を設定します。ネットワーク設定では、[仮想スイッチ]、[IPアドレス]設定を行います。[次 へ]をクリックします。[仮想スイッチ]ホスト側に作成した仮想スイッチ、IPアドレスはソース マシンの設定を引き継ぐを設定しておきます。
7. 仮想スタンバイレプリカの増分ブートポイントを作成するためのスケジュールを、週単位、もしく は月単位で設定します。以下は、週単位での設定画面です。スケジュールを設定したら、[次へ]
をクリックします。
8. オプションの設定をします。ブートポイントは最大30個作成できます。ブートポイントが指定し た数に達すると、いちばん古いものと2番目に古いものがマージされます。パフォーマンスは、
CPUやネットワーク状況を見て判断するとよいでしょう。設定が完了したら、[次へ]をクリック します。
9. サマリーが表示されますので、内容を確認し、[終了]をクリックします。
10. 仮想スタンバイレプリカの作成が開始されます。作成が完了したら、すぐさまタスクを実行する場 合、[OK]をクリックします。
11. ダッシュボードには、実行中のスケジュールが表示されます。
12. 仮想スタンバイレプリカが完成すると、以下のようになります。
13. Hyper-Vホストでは、以下のように仮想スタンバイレプリカが確認できます。
10.ImageBoot
ImageBootは、ネットジャパンの仮想化変換技術を応用したもので、バックアップイメージファイルか
ら、リカバリーや仮想化変換をしないで仮想マシンとして起動するテクノロジーです。一般的に、1TB程 度のバックアップイメージファイルのリカバリーには、数時間を必要とします。しかし、ImageBoot は、2分程度でバックアップイメージから仮想マシンとして、起動・実行させることができます。
対応する仮想化アプリケーションは、Hyper-V、VMware Workstation/Player等です。
ImageBootの活用事例として、以下のような事例があります。
作成されたバックアップファイルによるディザスターリカバリーの信頼性のテストが必要になるこ とは少なくありません。しかし、バックアップの度にそのテストを行うには多くの人手と時間を要 します。ImageBootを使えば、その手間から開放されます。
増分イメージを使えば、一定期間毎のサーバーの不具合の原因を調査できます。しかし、すべての 増分ファイルに対し、原因調査を行う必要があり、毎回リカバリー作業があると時間がかかりま
す。ImageBootを使えば、リカバリーする必要がないため、短時間で行うことができます。
仮想化への移行を行う際に、すべての環境でテストを行うことはとても大変です。そこで、
ImageBootを使用すれば、バックアップイメージから移行化の確認を行うことができます。
前節のvStandbyも、即時起動の仕組みです。ImageBootがvStandbyと異なるのは、イメージ
ファイルをベースしているところです。そのため、実行環境やバックアップイメージに変更を加え ることなく、ソースマシンと同じ環境を仮想環境として実行できる点です。アプリケーションのバ ージョンアップ、サービスの更新等の確認にも利用可能です。
1. ImageBootを使用するには、製品メディア、またはダウンロードしたセットアップファイルから インストールする必要があります。インストールのランチャーからは[ImageBootのインストー ル]を選択します。
セットアップウィザードが起動します。
2. ライセンス契約書、インストール先の選択、言語パックでは、適切に設定をしてください(ほとん どの項目は、変更しなくても問題ありません)。
3. 次の画面でインストールは完了です。[閉じる]をクリックして、インストールウィザードを終了 します。
4. ImageBootを起動します。
Windows Server 2008 R2以前のサーバーOSの場合:
[スタート]→[すべてのプログラム]→[NetJapan]→[ImageBoot]をクリックします。
Windows 7以前のデスクトップOSの場合:
[スタート]→[すべてのプログラム]→[NetJapan]→[ImageBoot]をクリックします。
Windows Server 2012以降のサーバーOSの場合:
[スタート]→[アプリ]→[NetJapan]→[ImageBoot]をクリックします。
Windows 8以降のデスクトップOSの場合:
[スタート]→[アプリ]→[NetJapan]→[ImageBoot]をクリックします。
5. ImageBootが起動します。ここでは[ActiveImage Protectorのイメージから新規仮想マシンと して起動する]を選択し、[次へ]を選択します。
6. [イメージファイルの選択:]に、ActiveImage Protectorでバックアップされたイメージファイ ルを指定します。[ディスクの選択:]では「ディスク0」のチェックボックスをオンにします。
そして、[ブート]が「はい」になっていることを確認し、[次へ]をクリックします。
7. 次に、仮想化アプリケーションであるハイパーバイザー等を選択します。この例では、
「Microsoft Hyper-V」を選択しています。同様にCPU数、メモリ量、ネットワーク接続の設定 を行います。必要に応じて[仮想マシン名:]も変更してもよいでしょう。[起動]をクリックしま す。
8. P2V 処理が、開始されます。
9. 仮想マシン、仮想ネットワークアダプター等の作成が行われます。
10. その後、Windowsシステムが起動します。
起動時には、デバイスの準備が行われることがあります。
11. この例では、Windows Server 2016のバックアップイメージから仮想マシンとして起動させまし た。