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uClinux-dist のインストール

ドキュメント内 小林 哲則 教授 (ページ 54-60)

第 4 章 結論 39

A.2 SUZAKU 開発環境の構築

A.2.3 uClinux-dist のインストール

SUZAKUの開発はuClinux-distというLinuxディストリビューション上で行な います.実際にはDebian GNU/Linux上での作業ですが,以下の作業で展開され るディレクトリが仮想的に閉じた一つのディストリビューションのように扱えます.

なお,以下の作業はホスト側OSであるDebian GNU/Linux環境を破壊しない ために,必ず一般ユーザで行なってください.

uClinux-distの展開

付属CDからuClinux-distのディストリビューションファイルを展開します.こ こでは展開先を/home/sd/work/として,以下のコマンドを実行します.

³

[PC ~]$ cd data/cdrom/suzaku_CD/suzaku/dist

[PC dist]$ tar zxf uClinux-dist-YYYYMMDD-suzakuX.tar.gz\

-C /home/sd/work/

µ ´

ここでファイル名のYYYYMMDDはバージョンを示す年月日,Xは変更履歴を表 していますが,通常は最新のものを使ってください.

uClinux-distのコンフィギュレーション

ディストリビューションの初回設定を行ないます.以下のようにタイプしてく ださい.

A.2 SUZAKU開発環境の構築 47

³

[PC ~]$ cd ~/work/uClinux-dist-YYYYMMDD-suzakuX [PC uClinux-dist-YYYYMMDD-suzakuX]$ make menuconfig

µ ´

図A.1の画面が出てきます.まずは使用する製品のベンダーと製品名を選択し ます.「Vender/Product Selection」にカーソルを合わせ,Enterキーを押します.

すると図A.2の画面になるので,まず「Select the Vender you wish to target」に カーソルを合わせEnterを押し,続いて出てくる図A.3の画面で「AtmarkTechno」

にカーソルを合わせEnterを押します.すると図A.3の画面に戻るので,今度は

「Select the Product you wish to target」にカーソルを合わせEnterを押し,続い て出てくる図A.4の画面で「SUZAKU-V.SZ310」にカーソルを合わせEnterを押 します.再度図A.5の画面に戻るので,→キーを押して<Exit>を選択し,図A.1 の画面に戻ります.

続いて「Kernel/Library/Defaults Selection」を選択しEnterを押してください.

すると図A.6の画面になるので,「default all settiongs (lose changes)」にカーソル を合わせスペースキーを押して,この項目のみマークされた状態にします.この 状態で<Exit>を押し,図A.1の画面に戻り再度<Exit>を押します.図A.7の ように設定を保存するか聞かれるので,<Yes>を選びます.すると画面に大量の メッセージが出た後,プロンプトに戻ります.

最後にプロンプトで

³

[PC uClinux-dist-YYYYMMDD-suzakuX]$ make dep all

µ ´

とタイプすることで,SUZAKUのイメージ(image.bin)がビルドされます.これ には多少時間がかかります.

作成されたイメージは以下の方法で確認できます.

48 付 録A SUZAKU開発環境の構築および開発

³

[PC uClinux-dist-YYYYMMDD-suzakuX]$ cd images [PC images]$ ls

image.bin linux.bin romfs.img [PC images]$

µ ´

図 A.1 make menuconfig実行直後の画面

図 A.2 最初にVenderとProductを決定

A.2 SUZAKU開発環境の構築 49

図 A.3 VenderにAtmarkTechnoを選択

図 A.4 ProductにSUZAKU-V.SZ310を選択

A/D変換ボードを使うためのコンフィギュレーション

上で説明した方法でSUZAKU用イメージファイルの作成ができますが,このイ メージではA/D変換ボード(SID00-U00)の機能を利用することができません.こ のため,以下の手順でA/D変換ボードのドライバをイメージに組み込みます.

まず,以下のコマンドで画面A.1を呼び出します。

50 付 録A SUZAKU開発環境の構築および開発

図 A.5 VenderとProduct選択完了

図 A.6 Default all settingsを選択

³

[PC ~]$ cd ~/work/uClinux-dist-YYYYMMDD-suzakuX [PC uClinux-dist-YYYYMMDD-suzakuX]$ make menuconfig

µ ´

ここで「Kernel/Library/Defaults Selection」を選び図A.6 の画面で「Customize Kernel Settings」上でスペースキーを押下し、これのみをマークして2回<Exit>

A.2 SUZAKU開発環境の構築 51

図 A.7 カーネル設定を保存

すると,画面A.7 が出るので<Yes>を押下します.

すると画面A.8が出るので,ここで「Character Devices」を選択します.その 後,画面A.9で「SUZAKU I/O A/D Board Support」にマークし,全て<Exit>

で設定画面を抜けます.画面A.7 が出てきたら<Yes>を押下します.

図 A.8 Character Devicesを選択

以上でA/D変換ボードを使用するための設定は完了です.再度make dep all で

52 付 録A SUZAKU開発環境の構築および開発

図 A.9 SUZAKU I/O A/D Board supportにマーク

A/D変換ボードのドライバが組み込まれたイメージが作成されます.

イメージの焼きこみについてはA.4節で述べます.またイメージファイル中に IPアドレスを設定する手順はA.5.1節で述べます.

ドキュメント内 小林 哲則 教授 (ページ 54-60)

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