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no switchport mode {access | dynamic | trunk}

構文の説明

デフォルト デフォルトモードは dynamic auto です。

コマンドモード インターフェイスコンフィギュレーション

コマンド履歴

使用上のガイドライン access または trunk キーワードによる設定が有効となるのは、switchport mode コマンドを使用して、

適切なモードでポートを設定した場合のみです。スタティックアクセスおよびトランクの設定は保存 されますが、同時にアクティブにできるのはいずれかの設定だけです。

access モードを開始すると、インターフェイスは永続的な非トランキングモードになり、ネイバーイ

ンターフェイスがリンクから非トランクリンクへの変換に合意しない場合でも、この変換を行うよう にネゴシエートします。

trunk モードを入力すると、インターフェイスは永続的なトランキングモードになり、接続先のイン

ターフェイスがリンクからトランクリンクへの変換に合意しない場合でも、この変換を行うようにネ ゴシエートします。

access アクセスモード(switchport access vlan インターフェイスコンフィギュレー ションコマンドの設定に応じて、スタティックアクセスまたはダイナミック アクセスのいずれか)を設定します。ポートは無条件にアクセスするように設 定され、非カプセル化(タグなし)フレームを送受信する単一の非トランク

VLAN インターフェイスとして動作します。アクセスポートを割り当てるこ

とができるのは、1 つの VLAN だけです。

dynamic auto インターフェイストランキングモードダイナミックパラメータを auto に設

定して、インターフェイスがリンクをトランクリンクに変換するように指定 します。これがデフォルトのスイッチポートモードになります。

dynamic desirable インターフェイストランキングモードダイナミックパラメータを desirable に設定して、インターフェイスがリンクをトランクリンクにアクティブに変 換するように指定します。

trunk 無条件にポートをトランクに設定します。ポートは VLAN レイヤ 2 インター

フェイスをトランキングします。ポートは、送信元の VLAN を識別するカプ セル化(タグ付き)フレームを送受信します。トランクは、2 つのスイッチ 間、またはスイッチとルータ間のポイントツーポイントリンクです。

リリース 変更箇所

12.2(25)FX このコマンドが追加されました。

第 2 章 Catalyst 2960 および 2960-S スイッチ Cisco IOS コマンド switchport mode

dynamic auto モードを入力した場合に、近接インターフェイスが trunk または desirable モードに設 定されると、インターフェイスはリンクをトランクリンクに変換します。

dynamic desirable モードを入力した場合に、近接インターフェイスが trunk、desirable、または

auto モードに設定されると、インターフェイスはトランクインターフェイスになります。

トランキングを自動ネゴシエーションするには、インターフェイスが同じ VLAN Trunking Protocol

(VTP; VLAN トランキングプロトコル)ドメインに存在する必要があります。トランクネゴシエー

ションは、ポイントツーポイントプロトコルである Dynamic Trunking Protocol(DTP; ダイナミック トランキングプロトコル)によって管理されます。ただし、一部のインターネットワーキングデバイ スによって DTP フレームが不正に転送されて、矛盾した設定となる場合があります。この事態を避け るには、DTP をサポートしない装置に接続されたインターフェイスが DTP フレームを転送しないよう に、つまり DTP をオフにするように設定する必要があります。

これらのリンク上でトランキングを行わない場合は、switchport mode access インターフェイス コンフィギュレーションコマンドを使用して、トランキングをディセーブルにします。

DTP をサポートしていない装置でトランキングをイネーブルにするには、switchport mode trunk および switchport nonegotiate インターフェイスコンフィギュレーションコマンドを使用して、

インターフェイスがトランクになっても DTP フレームを生成しないように設定します。

アクセスポートとトランクポートは、相互に排他的な関係にあります。

IEEE 802.1x 機能は、次の方法でスイッチポートモードに作用します。

トランクポートで IEEE 802.1x をイネーブルにしようとすると、エラーメッセージが表示され、

IEEE 802.1x はイネーブルになりません。IEEE 802.1x 対応ポートのモードをトランクに変更しよ うとしても、ポートモードは変更されません。

ポート設定で IEEE 802.1x を dynamic auto または dynamic desirable にイネーブルにしようとす ると、エラーメッセージが表示され、IEEE 802.1x はイネーブルになりません。IEEE 802.1x 対応 ポートのモードを dynamic auto または dynamic desirable に変更しようとしても、ポートモード は変更されません。

ダイナミックアクセス(VLAN Query Protocol(VQP))ポートで IEEE 802.1x をイネーブルにし ようとすると、エラーメッセージが表示され、IEEE 802.1x はイネーブルになりません。IEEE

802.1x 対応ポートを変更してダイナミック VLAN を割り当てようとしても、エラーメッセージが

表示され、VLAN 設定は変更されません。

例 次の例では、ポートをアクセスモードに設定する方法を示します。

Switch(config)# interface gigabitethernet2/0/1 Switch(config-if)# switchport mode access

次の例では、ポートを dynamic desirable モードに設定する方法を示します。

Switch(config)# interface gigabitethernet2/0/1 Switch(config-if)# switchport mode dynamic desirable

次の例では、ポートをトランクモードに設定する方法を示します。

Switch(config)# interface gigabitethernet2/0/1 Switch(config-if)# switchport mode trunk

設定を確認するには、show interfaces interface-id switchport 特権 EXEC コマンドを入力して、

Administrative Mode 列および Operational Mode 列を調べます。

第 2 章 Catalyst 2960 および 2960-S スイッチ Cisco IOS コマンド

switchport mode

コマンド 説明

ポートブロッキング、ポート保護設定など、スイッチングポート の管理ステータスおよび動作ステータスを表示します。

switchport access ポートをスタティックアクセスポートまたはダイナミックアクセ スポートとして設定します。

switchport trunk インターフェイスがトランキングモードの場合、トランクの特性を 設定します。

第 2 章 Catalyst 2960 および 2960-S スイッチ Cisco IOS コマンド