財務ハイライト
単位:百万円
2009/3 2010/3 2011/3 2012/3 2013/3 2014/3 2015/3
¥1,865,802 ¥1,347,965 ¥1,543,661 ¥1,435,221 ¥1,509,194 ¥1,729,452 ¥1,817,070 1,564,486 1,228,479 1,328,960 1,368,795 1,432,014 1,587,902 1,683,795
104,105 98,547 91,300 90,886 92,946 100,458 116,025
197,211 20,939 123,401 (24,460) (15,766) 41,092 17,250
204,511 24,235 121,622 (24,320) (28,568) 54,986 51,330
197,732 27,776 95,367 (33,516) (137,939) 71,710 58,332
126,988 12,722 58,277 (26,009) (178,847) 57,394 42,356
(71,038) (40,055) 46,970 (129,298) (25,285) (25,615) (66,656)
118,984 93,428 181,755 5,014 78,956 94,256 92,495
(190,022) (133,484) (134,785) (134,313) (104,241) (119,871) (159,151)
78,156 88,366 77,446 85,624 94,685 83,984 87,804
1,807,080 1,861,312 1,868,741 1,946,162 2,164,611 2,364,695 2,624,050 1,106,746 1,209,176 1,257,823 1,293,803 1,303,967 1,379,245 1,498,028 702,617 775,114 724,259 869,619 1,046,865 1,094,081 1,183,401
695,022 735,702 740,247 717,909 619,493 783,549 892,435
623,714 659,507 660,795 637,422 535,423 679,160 782,557
単位
:
円¥106.13 ¥10.63 ¥48.75 (¥21.76) (¥149.57) ¥47.99 ¥ 35.42
521.23 551.70 552.83 533.27 447.76 567.90 654.26
31.00 3.00 10.00 5.00 − 5.00 7.00
113 118 110 136 196 161 151
99 105 100 123 158 135 135
34.5 35.4 35.4 32.8 24.7 28.7 29.8
11.0 1.3 6.5 (1.3) (1.4) 2.4 2.1
19.5 2.0 8.8 (4.0) (30.5) 9.5 5.8
29.2 28.2 20.5 − − 10.4 19.8
10,012 9,707 9,438 9,431 9,465 10,289 10,508
2020
MOL ADVANCE GEAR UP! MOL RISE 2013
経営戦
略
造製造資本人的資本知的・社会・環境資本財務資本経営戦略
(単位:億円)
4,000
3,000
2,000
1,000 20,000
15,000
10,000
5,000
–5,000 0
–1,000 0
11/3
10/3 12/3 13/3 14/315/3 営業収益/経常損益
■営業収益(左目盛)
■経常損益(右目盛)
2014年度
営業収益
1
兆8,170
億円経常損益
513
億円円安・燃料油安・油送船市況上昇の追い風があっ たものの、コンテナ船運賃下落、自動車船における 生産地移転、ドライバルク船市況低迷等の影響を 受け、経常損益は前期比36億円減となりました。
(単位:円)
150 100 50
–50 –100
–150 0
11/3
10/3 12/3 13/3 14/315/3 1株当たり当期純損益/配当金
■ 1株当たり当期純損益
■ 1株当たり配当金
2014年度
1株当たり当期純損益
35.42
円1株当たり配当金
7
円当期純損益は、関係会社株式売却等により大きな 特別利益を計上した前期に比べ150億円減とな りました。年間配当は、前期比2円増配の1株当 り7円(中間配当3円を含む)を実施しました。
(単位:%)
30
0 10 20
11/3
10/3 12/3 13/3 14/315/3 配当性向
2014年度
配当性向
19.8
%配当性向は、年間配当金を2円増配したことによ り、前期の10%から当面の目安である20%に改 善しました。中長期的課題として30%への引き 上げを目指します。
(単位:億円)
10,000
8,000
6,000
4,000 30,000
24,000
18,000
12,000
0 6,000
0 2,000
11/3
10/3 12/3 13/3 14/315/3 総資産/純資産
■総資産(左目盛)
■純資産(右目盛)
2014年度末
総資産
2
兆6,240
億円純資産
8,924
億円総資産は船隊整備に伴う船舶及び長期貸付金増で 前期末比2,593億円増加しました。純資産は、主 に利益剰余金や繰延ヘッジ損益等の増加で前期末 比1,088億円増加しました。
(単位:億円)
2,000 1,500 1,000 500
–500 –1,000 –1,500 –2,000 0
11/3
10/3 12/3 13/3 14/315/3 キャッシュ・フロー
■営業活動によるキャッシュ・フロー
■投資活動によるキャッシュ・フロー フリー・キャッシュ・フロー
2014年度 営業活動による
キャッシュ・フロー
924
億円投資活動による
キャッシュ・フロー
▲ 1,591
億円営業活動で得られた資金は前期比17億円減の 924億円となった一方、投資活動で支出された資 金は積極的な設備投資の継続により前期比392億 円増の1,591億円となり、フリーキャッシュフ ローは引き続きマイナスになりました。
(単位:億円)
1,800
1,200
600
0
-600 10/311/312/3 13/3 14/315/3 セグメント別経常損益
■不定期専用船事業
■コンテナ船事業
■その他の事業等
2014年度
不定期専用船事業
541
億円コンテナ船事業
▲ 241
億円その他の事業等
213
億円不定期専用船事業は、油送船部門は大幅増益とな りましたが、ドライバルク船・自動車船部門等が減 益となりました。コンテナ船事業は、運賃の下落や 消席率の低下等により、損失が拡大しました。
主要指標
(単位:億円)
12,000
8,000 6,000 4,000
0 2,000 10,000
11/3
10/3 12/3 13/3 14/315/3 有利子負債/ネット有利子負債/自己資本
■有利子負債
■ネット有利子負債
■自己資本
2014年度末
有利子負債
1
兆1,834
億円ネット有利子負債(*)
1
兆546
億円自己資本(**)
7,825
億円フリーキャッシュフローのマイナスに対し、銀行借 入等で資金調達を進めたことから、有利子負債は前 期末比893億円増の1兆1,834億円となりました。
(単位:%)
200
150
50
0 0
100
11/3
10/3 12/3 13/3 14/315/3
40
30
20
10
ギアリングレシオ/ネットギアリングレシオ/自己資本比率
ギアリングレシオ(左目盛)
ネットギアリングレシオ(左目盛)
自己資本比率(右目盛)
2014年度末
ギアリングレシオ
151
%ネットギアリングレシオ
135
%自己資本比率
29.8
%前期末比で有利子負債は893億円増、総資産は 2,593億円増、自己資本は1,033億円増となりま した。その結果、ギアリングレシオは10ポイント 改善し、自己資本比率は1ポイント改善しました。
格付(2015年6月現在)
日本格付研究所
(JCR)
A
格付投資情報センター
(R&I)
BBB+
Moody s
Ba1
当面設備投資が膨らむものの、この裏には強固な長 期契約があり、将来のキャッシュフロー創出が約束さ れている投資であること等を格付機関に対し丁寧に 説明し、格付の改善を目指していきます。
種類 格付け
日本格付 研究所
(JCR)
短期格付け
(コマーシャルペーパー) J-1 長期優先債務
(発行体)格付け A
長期格付け A
格付投資 情報センター
(R&I)
発行体格付け BBB+
短期格付け
(コマーシャルペーパー) a-2 長期個別債務格付け A–
Moody s コーポレート・ファミ リー・レーティング Ba1
(単位:億円)
400
300
200
100
0 目標 実績
コスト競争力強化
■目標 ■実績
2014年度
コスト削減目標
300
億円コスト削減実績
300
億円減速航海の深度化による一層の燃料費削減や配 船効率改善、大型コンテナ船竣工などにより、
2014年度期初目標300億円のコスト競争力強化 を達成しました。
(単位:億円)
2,500
1,500
1,000
500
0 2,000
11/3
10/3 12/3 13/3 14/315/3 設備投資額
2014年度
設備投資額
1,642
億円この設備投資額は、有価証券報告書に掲載の有形 及び無形固定資産の増加額から竣工時売船収入 を控除した実質的な設備投資額です。
(単位:%)
20 10
–10 –20 –30 –40 0
11/3
10/3 12/3 13/3 14/315/3
ROA/ROE
2014年度
ROA
2.1
%ROE
5.8
%経常損益・当期純損益が市況連動損益の悪化と特 別利益の減により低下したこと、将来の安定利益 に向けた先行投資により総資産が増加したこと等 から、ROA、ROEともに前期比で低下しました。
ROA ROE
(*)有利子負債−現金及び現金同等物
(**)貸借対照表上の「 株主資本 」と
「 その他の包括利益累計額 」の合計額
経営戦
略
造製造資本人的資本知的・社会・環境資本財務資本経営戦略
特に下期において、円安、燃料油価格の下落が進み、当社に とって大きな追い風となりましたが、通期決算実績数値におい ては、遺憾ながらこの恩恵を十分に活かしきれたとは言えず、
連結経常利益は513億円と、前期比7%の減益となりました。
不定期専用船事業では、ドライバルク船市況がブラジル出し 鉄鉱石荷動きの伸び悩みや、中国の石炭輸入量減少により低調 に推移しました。一方、油送船市況は秋口まで低調でしたが、そ の後は冬季需要に加え、原油価格下落やそれに伴う備蓄需要な どにより高い水準で推移しました。全体としては、ドライバル ク船・油送船・LNG船の中長期契約による安定利益に支えられ、
前期では若干減益ながら541億円の経常利益を確保しました。
コンテナ船事業は、期初想定では黒字化を目指したものの、経 常損益は241億円の赤字と大きく下振れし、他社業績と比較し ても劣後する結果となりました。これには一時的要因、構造的要 因の両方があります。一時的要因を速やかに解消すると同時に、
構造的要因についての対策を実行しつつあるところです。
「STEER FOR 2020」に掲げた3つの変革の一つである「 事業 ポートフォリオの変革 」の計画に従って、主としてLNG船・海
洋事業等の、将来において長期安定収益を生む分野で新造投資 を積極的に行っています。長期輸送契約を獲得した上で船舶建 造を発注するわけですが、これら船舶が実際に竣工して収益に 貢献するまでには3年程度のギャップがあることもあり、投資 のリターンとしての営業キャッシュフローが大きく伸びてくる のは少し先、2017年度以降となります。従い、2014〜16年度 合計での投資キャッシュフローは営業キャッシュフローを上回 る予定です。2013年度末に1兆940億円だった有利子負債も 2014年度末には1兆1,834億円と、893億円増加しました。
2015年単年度は、建造期間中の造船所宛支払いの端境期に あたり、投資キャッシュフローは営業キャッシュフロー内に収 まる見込みですが、LNG船・海洋事業等への投資は今後も継続 していきます。有利子負債の増加をなるべく抑えられるよう、
案件によってはパートナーを招聘したり、船舶を保有せず傭船 とするなどのオフバランス化の施策を取っていく所存ですが、
先にも述べた通り、これは将来の安定収益の為の先行投資であ り、中長期的に株主価値の向上に繋がるものと考えております ので、ご理解をお願いいたします。
格付機関とは従前より緊密に情報交換を行っていますが、ここ でも、有利子負債の増加に対する懸念を格付機関に指摘される ことがあります。まずは利益計画を確実に達成していくこと
Q.1
田邊 昌宏
専務執行役員
2014 年度業績の評価について お聞かせください。
Q.2 LNG 船・海洋事業への先行投資により 有利子負債が増加している点について お聞かせください。
Q.3 格付けに対する考えを聞かせて下さい。
CFO インタビュー
米ドル・円為替変動影響
(イメージ図)当社為替感応度は1+2により算出
燃料油価格変動影響
(イメージ図)
セグメント別連結経常損益
(億円)(*)2015年4月30日時点
ドル収入 収入
1
2
ドル費用 費用
円収入
円費用 利益
当社
エクスポージャー
ヘッジ部分
総消費量 燃料油価格変動の影響を受ける部分
運賃転嫁部分
円収入・
費用インバランス
2014年度 実績
2015年度
見通し(*) 不定期専用船事業 541 380 コンテナ船事業 △241 50
フェリー・内航事業 44 60
関連事業 109 100
その他 41 30
調整(消去・全社) 18 △20
合計 513 600
為替 ¥108.34/$ ¥118.00/$
燃料油価格 $529/MT $380/MT で、当社の成長戦略、それに伴う財務体質改善に向けての確固
たる道筋を示すことが必要だと考えますが、同時に強調したい のは、この有利子負債増加の裏には、信用力の高い顧客との強 固な長期輸送契約がある、ということです。将来のキャッシュ フロー創出が約束されている投資であり、市況の波に晒され損 益の安定しないスポット運航船への投資と性質が大きく異な る、ということを丁寧に説明しているところです。
当面、投資が営業キャッシュフローを上回ることもあります が、これについては銀行借り入れを主とした調達で問題なく賄 えると考えています。長期契約の裏付けがあるLNG船・海洋事 業分野での投資のための調達となりますので、案件によっては プロジェクト・ファイナンスの組成等により、当社コーポレー トとしての信用力の維持にも注力していきます。
為替については、当社業績は主にドル・円為替レートに影響を 受けます。海上運賃が主にドル建てであることに加え、当社の コストに円部分が一定程度あるためです。2015年度連結経常 損益に対する影響額は、前提としている年間平均レート118円 に対し、1円/ドルの変動ごとに年間で18億円(円安で損益改 善)と試算しています。
燃料油価格については、同様に前提としている年間平均価格 380ドルに対し、1ドルの変動で年間1.9億円の影響(価格低下
で損益改善)と期初に試算していますが、これは今後の燃料油 価格ヘッジ(固定化)の状況により小さくなる可能性がありま す。2014年度は期初に一定部分実行済みであったヘッジに対 して、その後燃料油価格が大きく低下したことにより、結果と して約130億円のヘッジ損を計上しました。このうちの大部 分はコンテナ船事業に関わるもので、これが同事業において他 社に対して劣後した要因の一つでもありました。ただ、2014 年度は損失となったものの、今後も燃料油価格の変動影響をコ ントロールするため、機動的にヘッジを行っていく考えです。
ヘッジの進捗により、燃料油価格変動の影響度も小さくなって いくことになります。
連結経常利益600億円(前期比+17%)、当期純利益430億円
(+2%)を見込んでいます。為替・燃料油価格については前述 した118円/ドル、380ドル/トンを前提としています。
不定期専用船事業ではドライバルク船市況の低迷を織り込 み、前期から減益を余儀なくされる一方、コンテナ船事業につ いては黒字復帰を目指す計画です。特にコンテナ船事業につい ては前期比291億円の改善となりますが、燃料油価格ヘッジ損 を含む2014年度の一時的要因が解消し、当社固有の構造的要 因については現在取っている対策の実効を上げることで、達成 可能な目標であると考えています。